JP2600265Y2 - ディストリビュータカバー - Google Patents

ディストリビュータカバー

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JP2600265Y2
JP2600265Y2 JP1992055020U JP5502092U JP2600265Y2 JP 2600265 Y2 JP2600265 Y2 JP 2600265Y2 JP 1992055020 U JP1992055020 U JP 1992055020U JP 5502092 U JP5502092 U JP 5502092U JP 2600265 Y2 JP2600265 Y2 JP 2600265Y2
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distributor cover
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JP1992055020U
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JPH0617219U (ja
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浩 羽佐田
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Nifco Inc
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内燃機関のディスト
リビュータを保護するためのディストリビュータカバー
に関し、例えば自動車のエンジンルーム内に配置される
ディストリビュータに取り付けられて、その電気コード
の接続部を熱、塵埃、水、損傷等から保護するために使
用される。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディストリビュータカバ
ーとしては、ゴム、合成樹脂等で略カップ状に一体的に
形成し、該カップの開口周辺に弾性変形可能な内向きの
係止爪を複数個設けた構造が知られていた(例えば実公
昭59-30500号公報)。上記従来のディストリビュータカ
バーは、電装部品の上から被せて押し込むようにして取
り付けられ、その際に係止爪が電装部品の外形に沿って
外側に撓曲して、該電装部品の外周に設けられた段部又
は突部等に係合することによって、取外可能に固定され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述したディ
ストリビュータカバーでは、該カバーを電装部品から取
り外す際に、複数の係止爪を同時に外側に撓曲させて、
係合を解除させる必要があるため、特に作業空間が狭く
かつ複雑な自動車のエンジンルーム内に配置されるディ
ストリビュータの場合には、取外作業が極めて困難にな
るという問題があった。
【0004】そこで、請求項1記載のディストリビュー
タカバーは、上記した従来技術が有する問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、ディス
トリビュータへの取り付け、並びに取り外しが比較的簡
単に行えるディストリビュータカバーを提供しようとす
るものである。これに加え、請求項1記載のディストリ
ビュータカバーは、そのクランプ部をディストリビュー
タの端子部に、ワンタッチで取り付けられるようにし、
一層、取り付け、並びに取り外しが容易なディストリビ
ュータカバーを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載のディス
トリビュータカバーは、その内部に、イグニッションコ
イル又はスパークプラグ(図示せず)に接続されるハイ
テンションコード(30,31)を接続するための複数の端子
部(22〜26)の少なくとも1個の端子部に対応する位置に
設けられ、該端子部の外周に上方よりはまり込み、且つ
該端子部の外周に保持されるクランプ部(40〜60)を備え
たことを特徴とする。
【0006】これに加え、請求項1記載のディストリビ
ュータカバーは、クランプ部(40〜60)が、下面が開放さ
れた断面が略C字形を成し、その内径が端子部(22〜26)
の外径より小さく、かつ弾性変形可能に形成されたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】したがって、請求項1記載のディストリビュー
タカバーによれば、前記カバーをディストリビュータに
上方から被せることにより、そのクランプ部(40〜60)が
ディストリビュータの端子部(22〜26)にはまり込み、該
端子部の外周に保持されることで、クランプ部を介して
前記カバーがディストリビュータに取り付く。
【0008】これに対し、前記カバーを外す際にも、単
にその外側を把持して上方に引き抜くだけで、クランプ
部がディストリビュータの端子部から上方に抜け、前記
カバーがディストリビュータから外れる。これに加え、
請求項1記載のディストリビュータカバーによれば、前
記カバーをディストリビュータに上方から被せると、そ
のクランプ部(40〜60)の開放下面がディストリビュータ
の端子部(22〜26)に係合する。
【0009】ここで、前記カバーを下方に押さえ付ける
と、そのクランプ部の開放下面が端子部の外周に押され
て、クランプ部が弾性変形し、その内径が拡開される。
このため、端子部が、クランプ部の開放下面を通してそ
の内部にはまり込む。そして、端子部がクランプ部の内
部にはまり込むと、クランプ部が弾性的に復元すること
で、その内周面で端子部の外周面を保持することで、ク
ランプ部を介して前記カバーがディストリビュータに取
り付く。
【0010】これに対し、前記カバーを外す際には、単
にその外側を把持して上方に引き抜くだけで、クランプ
部の内径が、ディストリビュータの端子部の外周面に押
されて弾性変形することで、端子部がクランプ部の開放
下面から下方に抜け、前記カバーがディストリビュータ
から外れる。
【0011】
【実施例】図1〜図6は、本考案の一実施例を示すもの
であり、図1はディストリビュータとそのディストリビ
ュータカバーとを示す概略斜視図、図2はディストリビ
ュータカバーの平面図、図3はディストリビュータカバ
ーの正面図、図4はディストリビュータカバーの底面
図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は図4の
VI−VI線に沿う断面図である。
【0012】図1中、10は、自動車用エンジン(図示せ
ず)のディストリビュータ20に装着されるディストリビ
ュータカバーを示す。上記ディストリビュータカバー10
は、図1に示すように、ディストリビュータ20のキャッ
プ21に被装されてその全体を覆うように、下向きに開口
し、かつキャップ21の外郭に適合する略カップ状を成
し、適度な弾性と剛性を有する、例えばP.P.等の熱
可塑性樹脂で一体的に成形されている。
【0013】前記キャップ21は、通常合成ゴム等で一体
的に形成され、本実施例では、図1に示すように、イグ
ニッションコイル側の第1の端子部22と、エンジン側の
4個の第2〜5の端子部23〜26とが、互いに逆向きに横
方向に突設されている。第1の端子部22がキャップ21の
略中央に配置されるのに対して、第2〜5の端子部23〜
26は、キャップ21の左右側部に2個ずつそれぞれ上下位
置に配置されている。
【0014】上記各端子部22〜26は、図1に示すよう
に、略同一直径の円筒形状を成し、各端子部22〜26に
は、それぞれにイグニッションコイル及びエンジンの各
スパークプラグに接続されるハイテンションコード30,3
1の各接続端子32,33がそれぞれ接続されている。前記デ
ィストリビュータカバー10は、図1〜4に示すように、
第1の端子部22を覆う半円筒状部分と、第2〜5の端子
部23〜26を覆う箱状部分とから構成される。前記半円筒
状部分には、その側面中央に上下方向に延長するスリッ
ト11が、ハイテンションコード30を通過させるのに十分
な幅で設けられている。他方、前記箱状部分は、前記半
円筒状部分と反対側の側面が、4本のハイテンションコ
ード31・・・を十分に引き出すことができるように、全面
的に開放されている。
【0015】ディストリビュータカバー10の内部には、
図1,3〜5に示すように、その内壁面12から垂設し、
下面が開放された断面C字形を成す、3個の第1〜3の
クランプ部40〜60が一体的に形設されている。上記第1
のクランプ部40は、図1,3〜5に示すように、ディス
トリビュータカバー10を被装するキャップ21の第1の端
子部22に対応させて、前記半円筒状部分内の略中央位置
に配置されている。前記第2,3のクランプ部50,60
は、図1,4,5に示すように、キャップ21の上側の2
個の第2,3の端子部23,24に対応させて、前記箱状部
分内の左右両側にそれぞれ配置されている。
【0016】第1のクランプ部40は、図1,3〜5に示
すように、互いに向き合って断面が略C形を成し、その
内径がキャップ21の第1の端子部22の外径に対応し、本
実施例では略同一とした比較的肉薄の左右一対の挾持片
41,41と、両挾持片41の先端の間隔内に形成され、第1
の端子部22の外径より少し狭い下向きの開放下面42と、
両挾持片41の各先端からそれぞれ下向きに延長し、かつ
ハ字状に開いた左右一対のガイド部43,43とを備えてい
る。
【0017】第2,3のクランプ部50,60は、図1,
4,5に示すように、同様に、互いに向き合って断面が
それぞれ略C形を成し、各内径が対応する第2,3の端
子部23,24の外径にそれぞれ対応し、本実施例では略同
一とした比較的肉薄の左右一対の挾持片51,61と、各挾
持片51,61の両先端の間隔内に形成され、第2,3の端
子部23,24の各外径より少し狭い下向きの開放下面52,62
と、各挾持片51,61の両先端からそれぞれ下向きに延長
し、かつハ字状に開いた左右一対のガイド部53,63とを
備えている。そして、各挾持片51,61のディストリビュ
ータカバー10の内側壁13に近接する一方の挾持片51,61
が、それぞれ他方の挾持片51,61よりもさらに下方に延
長して、かつ前記内側壁13に一体的に結合している。
【0018】つぎに、ディストリビュータカバー10をデ
ィストリビュータ20に装着するときには、図1に矢印で
示されるように、第1の端子部22に接続されたハイテン
ションコード30がスリット11を通過し、かつ第2〜5の
端子部23〜26に接続された4本のハイテンションコード
31が、スリット11とは反対側の開放側面を通過するよう
に、ディストリビュータカバー10をキャップ21の上方か
ら被せる。
【0019】そして、各ガイド部43,53,63をそれぞれ対
応する端子部22〜24に整合させ、前記ガイド片の内側に
端子部の外周を当接させた状態で、上方から押圧する。
各クランプ部40〜60の挾持片41,51,61は、上述したよう
に肉薄に形成されているので、比較的小さな押圧力で容
易に弾性変形して、前記各開放下面42,52,62が前記端子
部22〜24の外周で外向きに押し広げられる。
【0020】このように拡大された前記開放下面42,52,
62を、各端子部22〜24がガイド部43,53,63に案内されて
通過し、それぞれ挾持片41,51,61内に嵌合保持される。
このようにして装着されたディストリビュータカバー10
をディストリビュータ20から取り外すときは、単にディ
ストリビュータカバー10を外側から把持して上方へ引き
抜くだけでよい。
【0021】この場合にも、各挾持片41,51,61は比較的
小さな引抜き力で容易に弾性変形し、前記開放下面42,5
2,62が押し広げられるので、各端子部22〜24を抜き出す
ことができる。したがって、ディストリビュータカバー
10の取外作業は片手でも極めて容易に行うことができ、
従来技術のように複数の係止爪を同時に開放させるよう
な複雑で面倒な作業を必要としない。
【0022】なお、クランプ部40,50,60の開放下面42,5
2,62の幅や肉厚等を変更することによって、各クランプ
部40,50,60が端子部22〜24を保持する力を簡単に調整す
ることができる。さらに、クランプ部40,50,60は、断面
C字形に限らず、他の様々な形状とすることができ、そ
の個数や配置等も、ディストリビュータカバー10を取り
付けるディストリビュータ20、又はキャップ21の形状等
によって、適当に変更することができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載のディストリビュータカバーによれば、ディストリ
ビュータへの取り付け、並びに取り外しが比較的簡単に
行えるディストリビュータカバーを提供することができ
る。
【0024】これに加え、請求項1記載のディストリビ
ュータカバーによれば、そのクランプ部をディストリビ
ュータの端子部に、ワンタッチで取り付けられるように
し、一層、取り付け、並びに取り外しが容易なディスト
リビュータカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディストリビュータとディストリビュータカバ
ーとを示す概略斜視図である。
【図2】ディストリビュータカバーの平面図である。
【図3】ディストリビュータカバーの正面図である。
【図4】ディストリビュータカバーの底面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ディストリビュータカバー 20 ディストリビュータ 22〜26 端子部 30,31 ハイテンションコード 40〜60 クランプ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のディストリビュータに上方よ
    り着脱自在に装着され、ディストリビュータの上方を覆
    うディストリビュータカバーにおいて、 上記ディストリビュータカバーの内部には、イグニッシ
    ョンコイル又はスパークプラグに接続されるハイテンシ
    ョンコードを接続するための複数の端子部の少なくとも
    1個の端子部に対応する位置に設けられ、該端子部の外
    周に上方よりはまり込み、且つ該端子部の外周に保持さ
    れるクランプ部を備え、 前記クランプ部が、下面が開放された断面が略C字形を
    成し、その内径が前記端子部の外径より小さく、かつ弾
    性変形可能に形成された ことを特徴とするディストリビ
    ュータカバー。
JP1992055020U 1992-08-05 1992-08-05 ディストリビュータカバー Expired - Lifetime JP2600265Y2 (ja)

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JPH0617219U JPH0617219U (ja) 1994-03-04
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Effective date: 19990715