JPH11144839A - プラグキャップ着脱用ホルダ - Google Patents

プラグキャップ着脱用ホルダ

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JPH11144839A
JPH11144839A JP30286497A JP30286497A JPH11144839A JP H11144839 A JPH11144839 A JP H11144839A JP 30286497 A JP30286497 A JP 30286497A JP 30286497 A JP30286497 A JP 30286497A JP H11144839 A JPH11144839 A JP H11144839A
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Kunihiko Akamatsu
邦彦 赤松
Kenichi Kosaka
賢一 向坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグに対するプラグキャップの着脱性
を向上させるばかりでなく、点火ケーブルが延びる方向
を最適に案内することができ、さらにはプラグキャップ
に容易に組み付けることができるプラグキャップ着脱用
ホルダを提供する。 【解決手段】 本発明のプラグキャップ着脱用ホルダ1
00は、プラグキャップ20に外嵌されて、プラグキャ
ップ20を点火プラグ1に着脱する方向にプラグキャッ
プ20と係合する嵌合部30と、着脱作業を行う作業者
が手で把持してプラグキャップを点火プラグに着脱する
方向に着脱力を加えることができる、前記嵌合部に連設
された把持部40と、点火ケーブル2に係合して点火ケ
ーブル2がプラグキャップ20から延び出る方向を案内
する案内部50とを備える。そして、前記案内部50は
前記把持部40とは別個に前記嵌合部30に連設される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの点火プ
ラグに点火ケーブルを接続するプラグキャップを、点火
プラグに対して容易に着脱できるようにするプラグキャ
ップ着脱用ホルダに関し、より詳しくは、プラグキャッ
プの着脱性を向上させるばかりでなく、点火ケーブルが
延びる方向を最適に案内することができ、さらにはプラ
グキャップに容易に組み付けることができるプラグキャ
ップ着脱用ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車エンジンの点火プラ
グに点火ケーブルを接続するためにプラグキャップが用
いられるが、このプラグキャップは一般に絶縁性のゴム
材料から成形され、点火プラグと点火ケーブルとの接続
部分から高圧電流が周囲に漏れ出さないように絶縁して
いる。しかし、絶縁性のゴム材料は剛性が低く柔らかい
ため、プラグキャップを点火プラグに着脱する際には、
プラグキャップが容易に湾曲したり伸びたりするため、
着脱作業を容易に行うことができない場合があった。そ
こで、プラグキャップ全体の剛性を向上させ、点火プラ
グに対するプラグキャップの着脱性を改良したプラグキ
ャップが種々提案されている。
【0003】例えば特開平1-161688号公報に記載された
プラグキャップにおいては、図9に示したように、点火
プラグ1に点火ケーブル2を接続する部分の周囲は絶縁
性ゴム材料から成形された筒状本体3によって覆われ、
高圧電流が点火プラグ1の周囲に漏れることがないよう
に絶縁されている。また、前記筒状本体3にはエラスト
マ製の外皮4が外嵌され、このプラグキャップ5全体の
剛性を向上させている。さらに、このプラグキャップ5
には作業者が把持することができるフランジ6が設けら
れ、作業者がこのプラグキャップ5を点火プラグ1に対
して着脱する作業を容易なものとしている。
【0004】また、特開平1-161689号公報に記載された
プラグキャップにおいては、図9に示したように、絶縁
ゴム製の筒状本体11にエラストマ製の外皮12を外嵌
することにより、プラグキャップ13全体の剛性を向上
させている。さらに、点火プラグ1とは反対側の端部1
4をT字形に形成し、このプラグキャップ13を点火プ
ラグ1から引き抜く際に、作業者がこのプラグキャップ
13を容易に把持できるようになっている。加えて、T
字形に形成された端部14内に点火ケーブル2を挿通す
ることにより、点火ケーブル2がエンジンヘッドと平行
に延びるように、このプラグキャップ13から点火ケー
ブル2が延び出る方向を案内している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の自動
車においては、乗員スペースを拡大するためにエンジン
ルームをできるだけ小型化する傾向が強まっている。こ
れに伴い、エンジンの周囲には機器類や配線等が極めて
接近して配置されるため、点火プラグを点検する際等に
プラグキャップを点火プラグから取り外す作業、および
プラグキャップを再び点火プラグに取り付ける作業が極
めて困難なものとなっている。これにより、プラグキャ
ップを着脱する際に作業者がプラグキャップを把持する
部分は、着脱作業を最も容易にする部分に設ける必要が
ある。また、点火ケーブルが周囲の機器類や配線等に擦
れて損傷することを回避するため、点火ケーブルがエン
ジンヘッドの表面に沿って延びるように、点火ケーブル
がプラグキャップから延び出る方向をより厳密に案内す
る必要が生じている。
【0006】しかしながら、上述の特開平1-161688号公
報に記載されたプラグキャップ5は、作業者が把持する
フランジ6を有し、このプラグキャップ5を点火プラグ
1に対して着脱する際の作業性を向上させてはいるもの
の、点火ケーブル2がエンジンヘッドの表面に沿って延
びるように、点火ケーブル2がこのプラグキャップ5か
ら延び出る方向を案内してはいない。また、このプラグ
キャップ5を組み立てる際には、エラストマ製の外皮4
内に絶縁ゴム製の筒状本体3を挿入しなければならず、
組立作業が困難である。
【0007】また、上述の特開平1-161689号公報に記載
されたプラグキャップ13においては、作業者がこのプ
ラグキャップ13を把持するためのT字形端部14内に
点火ケーブル2が挿通されるため、点火ケーブル2はエ
ンジンヘッドの表面からかなり離れた位置に配置されて
しまう。
【0008】そこで、本発明は、点火プラグに対するプ
ラグキャップの着脱性を向上させるばかりでなく、点火
ケーブルが延びる方向を最適に案内することができ、さ
らにはプラグキャップに容易に組み付けることができる
プラグキャップ着脱用ホルダを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、エンジンの点火
プラグに点火ケーブルを接続する部分の周囲を覆って絶
縁するプラグキャップに取り付けられて、前記点火プラ
グに対する前記プラグキャップの着脱作業を容易にする
プラグキャップ着脱用ホルダであって、前記プラグキャ
ップに外嵌されて、前記プラグキャップを前記点火プラ
グに着脱する着脱方向に前記プラグキャップと係合する
嵌合部と、着脱作業を行う作業者が手で把持して前記着
脱方向に力を加えることができる、前記嵌合部に連設さ
れた把持部と、前記点火ケーブルに係合して前記点火ケ
ーブルが前記プラグキャップから延び出る方向を案内す
る案内部とを備える。そして、前記把持部は、前記案内
部とは別個に前記嵌合部に連設される。
【0010】すなわち、本発明のプラグキャップ着脱用
ホルダは、その嵌合部がプラグキャップに外嵌してプラ
グキャップの剛性を増加させるので、点火プラグに対し
てプラグキャップを着脱する作業の作業性を向上させる
ことができる。また、プラグキャップの着脱作業を行う
作業者は、把持部を把持することによりプラグキャップ
に対して容易に着脱力を加えることができる。このと
き、本発明においては把持部と案内部とが別個に設けら
れるので、作業者が把持しやすい位置に把持部を設ける
ことができるばかりでなく、プラグキャップから延び出
る点火ケーブルを最適に案内することができる位置に案
内部を設けることができる。
【0011】好ましくは、本発明のプラグキャップ着脱
用ホルダは、少なくとも前記嵌合部が複数の部分に分割
されるとともに、前記複数の部分を一体に組み付けた状
態に保持する保持手段を有する。これにより、本発明の
プラグキャップ着脱用ホルダは、プラグキャップに容易
に外嵌することができるばかりでなく、保持手段を用い
ることによりプラグキャップに対して確実に組み付ける
ことができる。
【0012】そして、前記複数の部分はヒンジ部分を介
して相互に接続される。これにより、複数の部分が四散
することがないから、作業者による着脱作業の作業性を
向上させることができる。なお、前記ヒンジ部は、本発
明のプラグキャップ用着脱ホルダを樹脂材料から一体に
射出成形したときには、樹脂材料から薄肉に成形された
薄肉ヒンジとすることができる。
【0013】また、前記複数の部分は、プラグキャップ
に組み付けられたときに、プラグキャップを点火プラグ
に着脱する方向に相互に係合させることができる。これ
により、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダを複数の
部分に分割しても各部分に着脱力を作用させることがで
きるから、着脱力は確実にプラグキャップに伝達され、
プラグキャップの着脱作業に支障を来すことはない。
【0014】また、前記保持手段は、前記複数の部分の
いずれか一つに形成された係止用突起と、この係止用突
起と係合する、前記複数の部分の他の部分に形成された
係止部とから構成することができる。これにより、前記
複数の部分をプラグキャップに組み付けた後に係止部を
係止用突起に係止させれば、前記複数の部分を容易にプ
ラグキャップに保持することができる。
【0015】また、本発明のプラグキャップ着脱用ホル
ダは、プラグキャップを形成する材料よりも剛性の高い
材料から形成することが好ましい。これにより、本発明
のプラグキャップ着脱用ホルダの嵌合部をプラグキャッ
プに外嵌させることにより、プラグキャップの全体的な
剛性を向上させ、プラグキャップの着脱作業性をより一
層向上させることができる。なお、本発明のプラグキャ
ップ着脱用ホルダを絶縁材料から成形すれば、点火ケー
ブルを案内する案内部を介して高圧電流がリークするこ
とを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプラグキャッ
プ着脱用ホルダの各実施形態を、図1乃至図3を参照し
て詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る一実施
形態のプラグキャップ着脱用ホルダをプラグキャップに
組み付けた状態で示す全体縦断面図、図2は図1に示し
たプラグキャップの全体斜視図、図3は図1に示したプ
ラグキャップ着脱用ホルダを分解した状態で示す斜視
図、図4は図1に示したA−A矢視線に沿った水平断面
図、図5は本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ
着脱用ホルダを示す水平断面図、図6は本発明に係る他
の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す水平断
面図、図7は本発明に係る他の実施形態のプラグキャッ
プ着脱用ホルダを示す分解斜視図、図8は本発明に係る
他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを3体式プ
ラグキャップに組み付けた状態を示す全体縦断面図であ
る。
【0017】まず最初に、本実施形態のプラグキャップ
着脱用ホルダを組み付けるプラグキャップの構造につい
て、図1および図2を参照して説明する。
【0018】図1に示したように、本実施形態のプラグ
キャップ20は、自動車エンジンの点火プラグ1に点火
ケーブル2を接続する部分の周囲を覆って絶縁する、絶
縁性ゴム材料から一体に成形された略有底円筒状の本体
部分21を有している。この本体部分21の点火プラグ
1側の端部は点火プラグ1の絶縁碍子部分1aに外嵌
し、高圧電流のリークと点火プラグ1側からの雨水等の
侵入を防止している。また、前記本体部分21は、点火
プラグ1側の端部21aから反対側の端部21bに延び
る点火ケーブル挿通孔22を有している。そしてこの点
火ケーブル挿通孔22内には、点火ケーブル2の先端部
分2aと、この先端部分2aに接続された金属製の接続
端子3とが挿通されている。一方、前記本体部分21の
他方の端部21bには、前記点火ケーブル挿通孔22の
軸線に対して半径方向外側に延びる筒状の密着部23が
連設されている。この密着部23は点火ケーブル2の外
側表面に密着し、点火ケーブル挿通孔22内への雨水等
の侵入を防止している。さらに、図2に示したように、
前記本体部分21の外周面にはその軸線に対して円周方
向に延びる上下一対のフランジ24,25が突設されて
いる。なお、点火ケーブル2の曲げ剛性が高いため、プ
ラグキャップ20内で略直角に湾曲している点火ケーブ
ル2は、図2に示したようにプラグキャップ単品状態で
は斜め上方に延びている。
【0019】次に、図1および図3を参照し、本実施形
態のプラグキャップ着脱用ホルダ100について説明す
る。
【0020】図1に示した本実施形態のプラグキャップ
着脱用ホルダ100は、絶縁性の樹脂材料から射出成形
された部材で、前記プラグキャップ20に外嵌される略
有底円筒状の嵌合部30と、プラグキャップ20を点火
プラグ1に対して着脱する際に作業者が手で把持する、
略T字形に成形された把持部40と、点火ケーブル2が
プラグキャップ20から延び出る方向を案内する案内部
50とを備えている。
【0021】前記嵌合部30は、図3に示したように、
その軸線を含む平面によって二つ割りに分割されてお
り、その第1部分31と第2部分32とは上下一対の薄
肉ヒンジ33,33によって相互に接続されている。
【0022】前記第1および第2部分31,32には、
プラグキャップ20の上下一対のフランジ24,25を
受け入れる、上下一対の嵌合凹部34,35が形成され
ている。これにより、この嵌合部30をプラグキャップ
20に外嵌すると、嵌合部30とプラグキャップとは、
プラグキャップ20を点火プラグ1に着脱する方向(図
示上下)に係合する。
【0023】また、第1部分31の第2部分32と密着
する合わせ面31aの上端部には、半円盤状の空洞部3
6が凹設されている。これに対して、第2部分32の第
1部分31と密着する合わせ面32aの上端部には、前
記空洞部36内に嵌合する半円盤状の係合部37が突設
されている。これにより、第1部分31と第2部分32
とを互いに密着させると、両者はプラグキャップ20を
点火プラグ1に着脱する方向(図示上下方向)に係合す
る。
【0024】また、第1部分31の外側表面には、合計
3個の係止用突起38,38,38がそれぞれ突設され
るとともに、第2部分32の外側表面には前記係止用突
起38,38,38と係合可能なフック(係止部)3
9,39,39が、それぞれ設けられている。これによ
り、第1部分31および第2部分32をプラグキャップ
20に外嵌させて互いに密着させた後、前記フック3
9,39,39を係止用突起38,38,38にそれぞ
れ係合させると、第1部分31および第2部分32は、
プラグキャップ20に外嵌した状態に保持される。
【0025】一方、前記把持部40は、嵌合部30を形
成する前記第2部分32の上端部から嵌合部30の軸線
と同軸に上方に延びる軸部41と、この軸部41の上端
に連設されて軸部41と垂直に延びる板状部分42とか
ら形成されている。そして、前記板状部分42は、プラ
グキャップ20を点火プラグ1に着脱する作業者が容易
に把持することができる大きさとされる。また、前記軸
部41は、作業者が前記板状部分42を容易に把持でき
るようにその長さが決定される。
【0026】他方、前記案内部50は、前記嵌合部30
を形成する第1部分31および第2部分32にそれぞれ
形成された、第1の切欠51および第2の切欠52とか
ら構成されている。また、これら第1および第2の切欠
51,52の上部には、それぞれ第1および第2のフラ
ンジ53,54が設けられている。これにより、嵌合部
30を形成する第1部分31および第2部分32が一体
に組み付けられると、図1に示したように、前記第1お
よび第2の切欠51,52は点火ケーブル2が挿通され
る挿通孔55を形成する。そして、前記第1および第2
のフランジ53,54は、それぞれ点火ケーブル2に当
接し、点火ケーブル2がエンジンヘッドH側に湾曲する
ように案内する。
【0027】次に、上述のように構成された本実施形態
のプラグキャップ着脱用ホルダ100の作用について説
明する。
【0028】まず、本実施形態のプラグキャップ着脱用
ホルダ100は、その嵌合部30が第1部分31と第2
部分32とに2分割されているので、プラグキャップ2
0に対して容易に組み付けることができる。また、合計
3組の係止用突起38およびフック39を用いて第1部
分31と第2部分32とを一体化させることにより、嵌
合部30をプラグキャップ20に対してしっかりと外嵌
させることができる。これにより、プラグキャップ20
の全体的な剛性を大幅に向上させることができ、したが
って点火プラグ1に対するプラグキャップ20の着脱作
業性を向上させることができる。
【0029】また、本実施形態のプラグキャップ着脱用
ホルダ100は、作業者が把持部40を容易に把持でき
るように、その軸部41の長さを自由に設定することが
できる。これにより、プラグキャップ20の周囲に機器
類や配線等が近接して配置されている場合でも、作業者
はプラグキャップ20を点火プラグ1に対して容易に着
脱することができる。
【0030】さらに、嵌合部30を構成する第1部分3
1および第2部分32は、半円盤状の空洞部36および
係合部37が互いに嵌合することにより、プラグキャッ
プ20を点火プラグ1に対して着脱する方向に互いに係
合している。これにより、作業者が把持部40に加える
着脱力は、第2部分32から第1部分31にも確実に伝
達されるので、嵌合部30を2分割したことによって着
脱作業に支障を来すことはない。そして、プラグキャッ
プ20に形成された上下一対のフランジ24,25と、
嵌合部30に形成された上下一対の嵌合凹部34,35
とが互いに着脱方向に係合するので、嵌合部30に加え
られる着脱力を確実にプラグキャップ20に伝達するこ
とができる。
【0031】また、本実施形態のプラグキャップ着脱用
ホルダ100においては、点火ケーブル2がプラグキャ
ップ20から延び出る方向を案内する案内部50が、把
持部30とは別個に形成されている。これにより、把持
部40の位置に関わらず、点火ケーブル2がエンジンヘ
ッドHの表面に沿って延びるように、点火ケーブル2を
最適位置に案内することができるから、点火ケーブル2
が周囲の機器類や配線等に接触して損傷することを確実
に防止することができる。
【0032】次に、本発明に係る他の実施形態のプラグ
キャップ着脱用ホルダについて、図4乃至図8を参照し
て説明する。
【0033】図4に示したように、上述した実施形態の
プラグキャップ着脱用ホルダ100の嵌合部30は第1
部分31と第2部分32とに2分割されるとともに、薄
肉ヒンジ33によって互いに接続されてい。そして、第
1部分38に突設された係合突起38と第2部分に32
に設けられたフック39とが互いに係合することによ
り、第1部分31と第2部分32は一体に保持されてい
る。これに対して、図5に示した他の実施形態において
は、第1部分31の先端内周面には第1の鍵状部分31
bが設けられるとともに、第2部分32の先端外周面に
は第2の鍵状部分32bが設けられている。そして、第
1部分31と第2部分32とを組み合わせると、両方の
鍵状部分31b,32bが互いに係合し、第1部分31
と第2部分32とを一体に保持するようになっている。
【0034】また、図6に示した他の実施形態において
は、第1部分31と第2部分32とが薄肉ヒンジによっ
て接続されていない。そして、第1部分31と第2部分
32とょ組み合わせると、両端部にそれぞれ設けられた
一対の第1の鍵状部分31bおよび第2の鍵状部分32
bが互いに係合し、第1部分31と第2部分32とを一
体に保持するようになっている。
【0035】また、図3に示したプラグキャップ着脱用
ホルダ100においては、嵌合部30を構成する第1部
分31と第2部分32とが、上下一対の薄肉ヒンジ3
3,33によって一体に接続されていた。これに対し
て、図6に示した本発明に係る第2実施形態のプラグキ
ャップ着脱用ホルダ200においては、第1部分131
と第2部分132とに2分割されるとともに、把持部1
40を構成する一対の板状部分141,142が薄肉ヒ
ンジ143によって接続されている。なお、前記第1部
分131と第2部分132とは、図4乃至図6に示した
ような保持手段を用いることによって一体に組み付けた
状態に保持することができる。
【0036】また、図8に示した本発明に係る第3実施
形態のプラグキャップ着脱用ホルダ300は、絶縁樹脂
パイプ201,レインカバー202,先端キャップ20
3を有する、いわゆる3体式のプラグキャップ210に
装着するタイプのもので、前記レインカバー202に外
嵌する嵌合部230と、T字形の把持部240、および
レインカバー202から延び出る点火ケーブル2がエン
ジンヘッドHに沿って延びるように案内する案内部25
0とを備えている。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプラグキャップ着脱用ホルダは、その嵌合部がプラグ
キャップに外嵌してプラグキャップの剛性を増加させる
ので、点火プラグに対してプラグキャップを着脱する作
業の作業性を向上させることができる。また、プラグキ
ャップの着脱作業を行う作業者は、把持部を把持するこ
とによりプラグキャップに対して容易に着脱力を加える
ことができる。そして、把持部と案内部とが別個に設け
られているので、作業者が把持しやすい位置に把持部を
設けることができるばかりでなく、プラグキャップから
延び出る点火ケーブルを最適に案内することができる位
置に案内部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のプラグキャップ着脱
用ホルダをプラグキャップに組み付けた状態で示す全体
縦断面図。
【図2】図1に示したプラグキャップの全体斜視図。
【図3】図1に示したプラグキャップ着脱用ホルダを分
解した状態で示す斜視図。
【図4】図1に示したA−A矢視線に沿った水平断面
図。
【図5】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダを示す水平断面図。
【図6】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダを示す水平断面図。
【図7】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダを示す分解斜視図。
【図8】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダを3体式プラグキャップに組み付けた状態を
示す全体縦断面図。
【図9】特開平1-161688号公報に記載されたプラグキャ
ップの全体縦断面図。
【図10】特開平1-161689号公報に記載されたプラグキ
ャップの全体縦断面図。
【符号の説明】
1 点火プラグ 2 点火ケーブル 20 プラグキャップ 21 筒状本体 22 点火ケーブル挿通孔 23 密着部 24,25 フランジ 30 嵌合部 31 第1部分 32 第2部分 33 薄肉ヒンジ 34,35 嵌合凹部 36 空洞部 37 係合部 38 係止用突起 39 フック 40 把持部 41 軸部 42 板状部分 50 案内部 51,52 切り欠き 53,54 フランジ 55 点火ケーブル挿通孔 100 本発明に係る一実施形態のプラグキャップ着脱
用ホルダ 200 本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダ 300 本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着
脱用ホルダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの点火プラグに点火ケーブルを
    接続する部分の周囲を覆って絶縁するプラグキャップに
    取り付けられて、前記点火プラグに対する前記プラグキ
    ャップの着脱作業を容易にするプラグキャップ着脱用ホ
    ルダであって、 前記プラグキャップに外嵌されて、前記プラグキャップ
    を前記点火プラグに着脱する着脱方向に前記プラグキャ
    ップと係合する嵌合部と、着脱作業を行う作業者が手で
    把持して前記着脱方向に着脱力を加えることができる、
    前記嵌合部に連設された把持部と、前記点火ケーブルに
    係合して前記点火ケーブルが前記プラグキャップから延
    び出る方向を案内する案内部とを備え、 前記案内部は、前記把持部とは別個に前記嵌合部に連設
    されることを特徴とするプラグキャップ着脱用ホルダ。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記嵌合部が複数の部分に分
    割されるとともに、前記複数の部分を一体に組み付けた
    状態に保持する保持手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記複数の部分は、ヒンジ部分を介して
    相互に接続されることを特徴とする請求項2に記載のプ
    ラグキャップ着脱用ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記複数の部分は、前記プラグキャップ
    に組み付けられたときに、前記プラグキャップを前記点
    火プラグに着脱する方向に相互に係合する係合部を有す
    ることを特徴とする請求項2または3に記載のプラグキ
    ャップ着脱用ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は、前記複数の部分のいず
    れか一つに形成された係止用突起と、この係止用突起と
    係合する、前記複数の部分の他の部分に形成された係止
    部とを有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれ
    かに記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記プラグキャップを形成する材料より
    も剛性の高い材料から形成されることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のプラグキャップ着脱用ホ
    ルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010129869A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用の点火コイル
JP2020008002A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 株式会社豊田自動織機 排気ガス浄化装置の取付構造

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