JP2599913Y2 - L型、t型エルボ用ソケットレンチ - Google Patents
L型、t型エルボ用ソケットレンチInfo
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- JP2599913Y2 JP2599913Y2 JP1991087013U JP8701391U JP2599913Y2 JP 2599913 Y2 JP2599913 Y2 JP 2599913Y2 JP 1991087013 U JP1991087013 U JP 1991087013U JP 8701391 U JP8701391 U JP 8701391U JP 2599913 Y2 JP2599913 Y2 JP 2599913Y2
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- locking
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、L型、T型エルボを嵌
挿して回動操作するソケットレンチの改良に関するもの
である。
挿して回動操作するソケットレンチの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、L型、T型エルボを嵌挿して回動
操作するソケットレンチとしては、本出願人が実公昭5
2−55706号公報に提案したものがある。このソケ
ットレンチaは、図4に示すように全体を円筒状体のも
のから構成し、左端面側にハンドルhに係止されるハン
ドル係止部bを備え、右端面側にL型、T型エルボを係
止するエルボ係止部を備え、そして、このエルボ係止部
を、右端面から軸方向に穿設される軸孔cと、周面上方
に軸孔cと連通し右端面から軸方向に沿う所定間エルボ
外周を通せるように開口しエルボを出し入れする開口部
dと、周面下方に軸孔cと連通しエルボを貫通する円孔
fと、軸孔c内に嵌挿したエルボを開口部dから軸孔c
外に出さないように抜け止めする抜け止め手段とから構
成し、又、この抜け止め手段を右端面近傍の外周面に周
方向に沿って設けたバネ溝eと、開口部dの幅と同程度
の幅に開口されバネ溝eに嵌挿される開口リングバネg
とから構成したものである。そして、図5に示すように
例えばL型エルボEを軸孔cと開口部dとに嵌挿する際
は、開口リングバネgの開口iと開口部dとを位置合わ
せして行い、嵌挿後は、開口リングバネgをバネ溝eに
沿って周方向に回動し、開口部dを開口リングバネgに
よって塞ぐようにしてものである。こうすることによっ
て、一旦嵌挿したL型エルボEを開口部dから抜け出な
いようにしたものである。一方、L型エルボEを取り出
す際は開口リングバネgの開口iと開口部dとを再度位
置合わせすることにより取り出せるようにしたものであ
る。
操作するソケットレンチとしては、本出願人が実公昭5
2−55706号公報に提案したものがある。このソケ
ットレンチaは、図4に示すように全体を円筒状体のも
のから構成し、左端面側にハンドルhに係止されるハン
ドル係止部bを備え、右端面側にL型、T型エルボを係
止するエルボ係止部を備え、そして、このエルボ係止部
を、右端面から軸方向に穿設される軸孔cと、周面上方
に軸孔cと連通し右端面から軸方向に沿う所定間エルボ
外周を通せるように開口しエルボを出し入れする開口部
dと、周面下方に軸孔cと連通しエルボを貫通する円孔
fと、軸孔c内に嵌挿したエルボを開口部dから軸孔c
外に出さないように抜け止めする抜け止め手段とから構
成し、又、この抜け止め手段を右端面近傍の外周面に周
方向に沿って設けたバネ溝eと、開口部dの幅と同程度
の幅に開口されバネ溝eに嵌挿される開口リングバネg
とから構成したものである。そして、図5に示すように
例えばL型エルボEを軸孔cと開口部dとに嵌挿する際
は、開口リングバネgの開口iと開口部dとを位置合わ
せして行い、嵌挿後は、開口リングバネgをバネ溝eに
沿って周方向に回動し、開口部dを開口リングバネgに
よって塞ぐようにしてものである。こうすることによっ
て、一旦嵌挿したL型エルボEを開口部dから抜け出な
いようにしたものである。一方、L型エルボEを取り出
す際は開口リングバネgの開口iと開口部dとを再度位
置合わせすることにより取り出せるようにしたものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のにおいてはエルボEを軸孔c、開口部dあるいは円孔
fに嵌挿する際、嵌挿後、更にはエルボEを外す際毎に
開口リングバネgをバネ溝eに沿って周方向に回動操作
しなければならない。このため、セットするのに時間を
要し、面倒なものであるという課題を有する。本考案
は、以上の実情に鑑み提案されたものでその目的とする
ところは、L型あるいはT型エルボを容易に短時間で抜
け止め可能にセットできるとともに、セットしたエルボ
を外すことのできるものであって、簡単に低コストで製
作し得るソケットレンチを提供することにある。
のにおいてはエルボEを軸孔c、開口部dあるいは円孔
fに嵌挿する際、嵌挿後、更にはエルボEを外す際毎に
開口リングバネgをバネ溝eに沿って周方向に回動操作
しなければならない。このため、セットするのに時間を
要し、面倒なものであるという課題を有する。本考案
は、以上の実情に鑑み提案されたものでその目的とする
ところは、L型あるいはT型エルボを容易に短時間で抜
け止め可能にセットできるとともに、セットしたエルボ
を外すことのできるものであって、簡単に低コストで製
作し得るソケットレンチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】一端側にハンドル係止部
を有し、他端側にL型あるいはT型エルボを係止するエ
ルボ係止部を有し、エルボ係止部に取り付けたハンドル
を回動することによりエルボ係止部に係止したエルボを
回動しエルボとパイプとを着け外しするソケットレンチ
において本考案は、次の特徴を有するL型、T型エルボ
用ソケットレンチを提供することにより上記課題を解決
する。本考案のソケットレンチは、エルボ係止部が、エ
ルボを内部に嵌挿して係止する係止用孔と、この係止用
孔に係止したエルボを外れないようにするための外れ止
め手段とを有する。係止用孔は、エルボの外周を通せる
程度に開口され係止用孔内にエルボを嵌挿し得るため
の、又は係止用孔内からエルボを出すための開口部32
を備える。外れ止め手段は、弾性力を有する板バネ5を
備える。この板バネ5の両端側には、板バネ5の端部を
巻回することにより形成した巻回部51、51が夫々備
えられる。巻回部51、51の間は、湾曲状に形成され
ることにより、巻回部51、51同士がエルボの外径幅
より狭い間隔だけ隔てられて配位されるとともに、巻回
部51、51の間がソケットレンチの外周に嵌まり込ん
で取り付けられるようになされる。そして、この板バネ
5の巻回部51、51の間が、ソケットレンチの外周に
巻回されるようにして取り付けられることにより、巻回
部51、51各々が係止用孔の開口部32に突出すると
ともに、その突出状態を維持し得るようになされる。
又、この巻河部51、51各々の突出によって開口部3
2にエルボの外径幅より狭い幅狭部50が形成されたも
のである。
を有し、他端側にL型あるいはT型エルボを係止するエ
ルボ係止部を有し、エルボ係止部に取り付けたハンドル
を回動することによりエルボ係止部に係止したエルボを
回動しエルボとパイプとを着け外しするソケットレンチ
において本考案は、次の特徴を有するL型、T型エルボ
用ソケットレンチを提供することにより上記課題を解決
する。本考案のソケットレンチは、エルボ係止部が、エ
ルボを内部に嵌挿して係止する係止用孔と、この係止用
孔に係止したエルボを外れないようにするための外れ止
め手段とを有する。係止用孔は、エルボの外周を通せる
程度に開口され係止用孔内にエルボを嵌挿し得るため
の、又は係止用孔内からエルボを出すための開口部32
を備える。外れ止め手段は、弾性力を有する板バネ5を
備える。この板バネ5の両端側には、板バネ5の端部を
巻回することにより形成した巻回部51、51が夫々備
えられる。巻回部51、51の間は、湾曲状に形成され
ることにより、巻回部51、51同士がエルボの外径幅
より狭い間隔だけ隔てられて配位されるとともに、巻回
部51、51の間がソケットレンチの外周に嵌まり込ん
で取り付けられるようになされる。そして、この板バネ
5の巻回部51、51の間が、ソケットレンチの外周に
巻回されるようにして取り付けられることにより、巻回
部51、51各々が係止用孔の開口部32に突出すると
ともに、その突出状態を維持し得るようになされる。
又、この巻河部51、51各々の突出によって開口部3
2にエルボの外径幅より狭い幅狭部50が形成されたも
のである。
【0005】
【作用】本考案においては、抜け止め手段を、弾性力を
有する板バネ5を備えたものとし、この板バネ5の両端
に板バネ5の端部を巻回することによって形成した巻回
部51、51を備え、巻回部51、51の間を、湾曲状
に形成することにより、巻回部51、51同士をエルボ
の外径幅より狭い間隔だけ隔てて配位させるとともに、
巻回部51、51の間をソケットレンチの外周に嵌まり
込んで取り付けられるようにしたものとする。こうする
ことにより、板バネ5の巻回部51、51の間を、ソケ
ットレンチの外周に嵌めれば、板バネ5をソケットレン
チに簡単に取付けることができるともに、巻回部51、
51各々を係止用孔の開口部32に突出させて開口部3
2にエルボの外径幅より狭い幅狭部50を形成できる。
又、板バネ5を取り付けた後は、板バネ5がソケットレ
ンチの外周に沿って回動しようとしても巻回部51、5
1各々が開口部32の端面に当たってその回動が阻止さ
れ、巻回部51、51の突出状態を維持させておくこと
ができ、開口部32に常時幅狭部50を形成しておくこ
とができる。そして、エルボを係止用孔に入れる場合
は、幅狭部50にエルボを押し込めば、板バネ5の巻回
部51、51の間がその押圧力によって撓んで幅狭部5
0の幅が広くなり、係止用孔内に入れることができる。
又、その際、幅狭部50を構成した板バネ5の両端側の
巻回部51、51を、板バネ5の端部を巻回することに
より形成しているため、エルボを巻回部51、51に沿
って滑らせながら押し入れることができ、押し入れる際
の抵抗を少なくできる。一方、係止用孔にエルボを嵌め
入れた後は、板バネ5の弾性力により元の状態に戻り、
幅狭部50の幅がエルボの外径幅より狭くなり、エルボ
が係止用孔外に出るのを阻止することができる。エルボ
を係止用孔から外す際も、エルボを係止用孔から外方向
に押圧することにより板バネ5がその押圧力によって撓
んで幅狭部50の幅が広くなり、係止用孔外に出すこと
ができる。又、この場合においても、巻回部51、51
によってエルボを巻回部51、51に沿って滑らせなが
ら押し出すことができ、押し出す際の抵抗を少なくでき
る。一方、製作に際しては、一枚の板バネ5の両端を巻
回して巻回部51、51を形成するとともに、巻回部5
1、51の間を湾曲状に形成すれば良く、一枚の板バネ
5のみで構成でき、部品点数を少なくできるとともに、
容易に低コストで製作できる。
有する板バネ5を備えたものとし、この板バネ5の両端
に板バネ5の端部を巻回することによって形成した巻回
部51、51を備え、巻回部51、51の間を、湾曲状
に形成することにより、巻回部51、51同士をエルボ
の外径幅より狭い間隔だけ隔てて配位させるとともに、
巻回部51、51の間をソケットレンチの外周に嵌まり
込んで取り付けられるようにしたものとする。こうする
ことにより、板バネ5の巻回部51、51の間を、ソケ
ットレンチの外周に嵌めれば、板バネ5をソケットレン
チに簡単に取付けることができるともに、巻回部51、
51各々を係止用孔の開口部32に突出させて開口部3
2にエルボの外径幅より狭い幅狭部50を形成できる。
又、板バネ5を取り付けた後は、板バネ5がソケットレ
ンチの外周に沿って回動しようとしても巻回部51、5
1各々が開口部32の端面に当たってその回動が阻止さ
れ、巻回部51、51の突出状態を維持させておくこと
ができ、開口部32に常時幅狭部50を形成しておくこ
とができる。そして、エルボを係止用孔に入れる場合
は、幅狭部50にエルボを押し込めば、板バネ5の巻回
部51、51の間がその押圧力によって撓んで幅狭部5
0の幅が広くなり、係止用孔内に入れることができる。
又、その際、幅狭部50を構成した板バネ5の両端側の
巻回部51、51を、板バネ5の端部を巻回することに
より形成しているため、エルボを巻回部51、51に沿
って滑らせながら押し入れることができ、押し入れる際
の抵抗を少なくできる。一方、係止用孔にエルボを嵌め
入れた後は、板バネ5の弾性力により元の状態に戻り、
幅狭部50の幅がエルボの外径幅より狭くなり、エルボ
が係止用孔外に出るのを阻止することができる。エルボ
を係止用孔から外す際も、エルボを係止用孔から外方向
に押圧することにより板バネ5がその押圧力によって撓
んで幅狭部50の幅が広くなり、係止用孔外に出すこと
ができる。又、この場合においても、巻回部51、51
によってエルボを巻回部51、51に沿って滑らせなが
ら押し出すことができ、押し出す際の抵抗を少なくでき
る。一方、製作に際しては、一枚の板バネ5の両端を巻
回して巻回部51、51を形成するとともに、巻回部5
1、51の間を湾曲状に形成すれば良く、一枚の板バネ
5のみで構成でき、部品点数を少なくできるとともに、
容易に低コストで製作できる。
【0006】
【実施例】以下、図面を基に本考案の一実施例を具体的
に説明する。図1は、本考案のL型、T型エルボ用ソケ
ットレンチの一実施例の正面図であり、図2は板バネを
外した状態の底面図、図3は図1のA−A線断面図であ
る。本考案のソケットレンチ1は、円筒状体のものから
構成され、図2の一点鎖線で示すような縦パイプ部E1
と横パイプ部E1とで全体形状がL型あるいはT型をな
すエルボEを係止して回動操作するものである。このソ
ケットレンチ1の右端面には、ハンドル係止部2が備え
られ、左端面には、エルボEを係止するエルボ係止部が
備えられている。
に説明する。図1は、本考案のL型、T型エルボ用ソケ
ットレンチの一実施例の正面図であり、図2は板バネを
外した状態の底面図、図3は図1のA−A線断面図であ
る。本考案のソケットレンチ1は、円筒状体のものから
構成され、図2の一点鎖線で示すような縦パイプ部E1
と横パイプ部E1とで全体形状がL型あるいはT型をな
すエルボEを係止して回動操作するものである。このソ
ケットレンチ1の右端面には、ハンドル係止部2が備え
られ、左端面には、エルボEを係止するエルボ係止部が
備えられている。
【0007】エルボ係止部は、内部にエルボEを係止す
る係止用孔と、この係止用孔に係止したエルボEを外れ
ないようにするための外れ止め手段とを有してなる。
る係止用孔と、この係止用孔に係止したエルボEを外れ
ないようにするための外れ止め手段とを有してなる。
【0008】係止用孔は、左端面から軸方向に沿って穿
設される軸孔31と、周面前方に軸孔31と連通し左端
面から軸方向に沿う開口部32と、周面後方に軸孔31
と連通する貫通孔33とからなる。
設される軸孔31と、周面前方に軸孔31と連通し左端
面から軸方向に沿う開口部32と、周面後方に軸孔31
と連通する貫通孔33とからなる。
【0009】軸孔31は、エルボEの外径と略同程度の
径で穿設され、エルボEの縦パイプ部E1を嵌挿する部
分をなす。開口部32は、エルボEの外径と略同程度の
幅wで形成され、エルボEの出し入れ口をなすととも
に、横パイプ部E1を嵌挿する部分をなす。又、この開
口部32の終端部32aは、エルボEの外周を沿わせら
れるように半円形状に形成されている。一方、貫通孔3
3は、エルボEの外径と略同程度の円孔に形成され、エ
ルボEがT型である場合に縦パイプ部E1の一方側を開
口部32で嵌挿しその他端側をこの貫通孔33に挿通す
る部分をなす。従って、この貫通孔33は、L型のエル
ボEのみを使用する場合には軸孔31と開口部32とで
係止できるので設けなくとも差し支えない。
径で穿設され、エルボEの縦パイプ部E1を嵌挿する部
分をなす。開口部32は、エルボEの外径と略同程度の
幅wで形成され、エルボEの出し入れ口をなすととも
に、横パイプ部E1を嵌挿する部分をなす。又、この開
口部32の終端部32aは、エルボEの外周を沿わせら
れるように半円形状に形成されている。一方、貫通孔3
3は、エルボEの外径と略同程度の円孔に形成され、エ
ルボEがT型である場合に縦パイプ部E1の一方側を開
口部32で嵌挿しその他端側をこの貫通孔33に挿通す
る部分をなす。従って、この貫通孔33は、L型のエル
ボEのみを使用する場合には軸孔31と開口部32とで
係止できるので設けなくとも差し支えない。
【0010】外れ止め手段は、この実施例では左端面近
傍の外周に周方向に沿って形成されるバネ溝4(図2図
示)と、このバネ溝4に嵌まる弾力性を有する板バネ5
とから構成されている。この板バネ5は、図3に示すよ
うにバネ溝4に沿うように湾曲状に形成されているとと
もに、両端部間が開口されたものからなる。又、その両
端部には端部から巻回して形成した巻回部51、51が
備えられている。そして、この板バネ5は巻回部51、
51間がバネ溝4に沿って嵌挿されるとともに、巻回部
51、51が開口部32の上下の両端面32a、32a
に係止されて取り付けられる。この取り付け状態では板
バネ5の両巻回部51、51は、開口部32の上部及び
下部に、はみ出した状態になっており、この板バネ5の
部分では開口部32の幅wが両巻回部51、51の間隔
の幅となり、他の開口部32の幅wより幅の狭い幅狭部
50が形成されている。
傍の外周に周方向に沿って形成されるバネ溝4(図2図
示)と、このバネ溝4に嵌まる弾力性を有する板バネ5
とから構成されている。この板バネ5は、図3に示すよ
うにバネ溝4に沿うように湾曲状に形成されているとと
もに、両端部間が開口されたものからなる。又、その両
端部には端部から巻回して形成した巻回部51、51が
備えられている。そして、この板バネ5は巻回部51、
51間がバネ溝4に沿って嵌挿されるとともに、巻回部
51、51が開口部32の上下の両端面32a、32a
に係止されて取り付けられる。この取り付け状態では板
バネ5の両巻回部51、51は、開口部32の上部及び
下部に、はみ出した状態になっており、この板バネ5の
部分では開口部32の幅wが両巻回部51、51の間隔
の幅となり、他の開口部32の幅wより幅の狭い幅狭部
50が形成されている。
【0011】ハンドル係止部2は、四角筒状に穿設され
孔からなり、左端面から穿設された軸孔31に貫通して
形成されている。又、内周面には円形孔21…21が設
けられ、ラテェット式ハンドルHに設けたボールが嵌ま
り込み抜け止めできるようになされている。
孔からなり、左端面から穿設された軸孔31に貫通して
形成されている。又、内周面には円形孔21…21が設
けられ、ラテェット式ハンドルHに設けたボールが嵌ま
り込み抜け止めできるようになされている。
【0012】次に、このソケットレンチ1の使用方法に
ついて説明する。尚、以下の説明においてエルボEは、
L型のものとして説明する。先ず、従来と同様にソケッ
トレンチ1のハンドル係止部2にラテェット式ハンドル
Hを嵌合してセットする。そして、エルボEの縦パイプ
部E1を軸孔31に沿うようにし、図4に示すように板
バネ5によって形成された幅狭部50に縦パイプ部E1
外周を押し込む。これにより、板バネ5の両巻回部5
1、51が弾性力によって外方(図4のX方向)に逃げ
て幅狭部50の幅が広がり、縦パイプ部E1が軸孔31
に嵌まり込む。そして、嵌まり込むと板バネ5の両巻回
部51、51は、弾力性により元の幅の狭い状態に戻
り、軸孔31に嵌まり込んだエルボEの縦パイプ部E1
外周に当接する。この当接状態では板バネ5の両巻回部
51、51が縦パイプ部E1外周を付勢し、エルボEの
軸孔31外方向への動きを阻止する。従って、従来のよ
うにリングバネを回動操作することなく、縦パイプ部E
1外周を幅狭部50に押し込む操作だけでエルボEをセ
ットできるとともに抜け止め状態を得ることができ、容
易に短時間で行うことができる。尚、この実施例では、
板バネ5の両巻回部51、51を、軸孔31に嵌まり込
んだエルボEの縦パイプ部E1外周に当接するようにし
ているが、この態様のものに限らず、板バネ5の両巻回
部51、51とエルボEの縦パイプ部E1外周との間に
多少の隙間を設けるようにしても良い。
ついて説明する。尚、以下の説明においてエルボEは、
L型のものとして説明する。先ず、従来と同様にソケッ
トレンチ1のハンドル係止部2にラテェット式ハンドル
Hを嵌合してセットする。そして、エルボEの縦パイプ
部E1を軸孔31に沿うようにし、図4に示すように板
バネ5によって形成された幅狭部50に縦パイプ部E1
外周を押し込む。これにより、板バネ5の両巻回部5
1、51が弾性力によって外方(図4のX方向)に逃げ
て幅狭部50の幅が広がり、縦パイプ部E1が軸孔31
に嵌まり込む。そして、嵌まり込むと板バネ5の両巻回
部51、51は、弾力性により元の幅の狭い状態に戻
り、軸孔31に嵌まり込んだエルボEの縦パイプ部E1
外周に当接する。この当接状態では板バネ5の両巻回部
51、51が縦パイプ部E1外周を付勢し、エルボEの
軸孔31外方向への動きを阻止する。従って、従来のよ
うにリングバネを回動操作することなく、縦パイプ部E
1外周を幅狭部50に押し込む操作だけでエルボEをセ
ットできるとともに抜け止め状態を得ることができ、容
易に短時間で行うことができる。尚、この実施例では、
板バネ5の両巻回部51、51を、軸孔31に嵌まり込
んだエルボEの縦パイプ部E1外周に当接するようにし
ているが、この態様のものに限らず、板バネ5の両巻回
部51、51とエルボEの縦パイプ部E1外周との間に
多少の隙間を設けるようにしても良い。
【0013】次に、この状態からラテェット式ハンドル
Hを回動する。これにより、エルボEを回動操作するこ
とができ、他のパイプに接続あるいは他のパイプから外
すことができる。
Hを回動する。これにより、エルボEを回動操作するこ
とができ、他のパイプに接続あるいは他のパイプから外
すことができる。
【0014】一方、エルボEをソケットレンチ1から外
すには、エルボEを板バネ5の付勢力に抗して幅狭部5
0から引き抜く。これにより、ソケットレンチ1から外
すことができる。従って、ソケットレンチ1から外す際
も従来のようにリングバネを回動操作することなく容易
に短時間で行うことができる。以上が、ソケットレンチ
1の使用説明である。
すには、エルボEを板バネ5の付勢力に抗して幅狭部5
0から引き抜く。これにより、ソケットレンチ1から外
すことができる。従って、ソケットレンチ1から外す際
も従来のようにリングバネを回動操作することなく容易
に短時間で行うことができる。以上が、ソケットレンチ
1の使用説明である。
【0015】
【考案の効果】以上、実施例で述べたように本考案は、
板バネ5の巻回部51、51の間を、ソケットレンチの
外周に嵌め込めば、板バネ5をソケットレンチに取付け
ることができるともに、巻回部51、51各々を係止用
孔の開口部32に突出させて開口部32にエルボの外径
幅より狭い幅狭部50を形成できる。又、板バネ5を取
り付けた後は、板バネ5がソケットレンチの外周に沿っ
て回動しようとしても巻回部51、51各々が開口部3
2の端面に当たってその回動が阻止され、巻回部51、
51の突出状態を維持させておくことができ、常時幅狭
部50を形成しておくことができる。又、エルボを係止
用孔に出し入れする場合は、エルボを巻回部51、51
に沿って滑らせながら出し入れでき、出し入れする際の
抵抗を少なくできる。これにより、エルボの出し入れ操
作を容易なものにできる。しかも、一枚の板バネ5のみ
で構成でき、部品点数を少なくできるとともに、容易に
低コストで製作し得るものとなる。
板バネ5の巻回部51、51の間を、ソケットレンチの
外周に嵌め込めば、板バネ5をソケットレンチに取付け
ることができるともに、巻回部51、51各々を係止用
孔の開口部32に突出させて開口部32にエルボの外径
幅より狭い幅狭部50を形成できる。又、板バネ5を取
り付けた後は、板バネ5がソケットレンチの外周に沿っ
て回動しようとしても巻回部51、51各々が開口部3
2の端面に当たってその回動が阻止され、巻回部51、
51の突出状態を維持させておくことができ、常時幅狭
部50を形成しておくことができる。又、エルボを係止
用孔に出し入れする場合は、エルボを巻回部51、51
に沿って滑らせながら出し入れでき、出し入れする際の
抵抗を少なくできる。これにより、エルボの出し入れ操
作を容易なものにできる。しかも、一枚の板バネ5のみ
で構成でき、部品点数を少なくできるとともに、容易に
低コストで製作し得るものとなる。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の板バネを外した状態の平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】従来例にエルボを嵌め込んだ状態の説明図であ
る。
る。
1 ソケットレンチ 2 ハンドル係止部 4 バネ溝 5 板バネ 31 軸孔 32 開口部 33 円孔 51 巻回部 E エルボ H ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 一端側にハンドル係止部を有し、他端側
にL型あるいはT型エルボを係止するエルボ係止部を有
し、ハンドル係止部に取り付けたハンドルを回動するこ
とによりソケットレンチに係止したエルボを回動しエル
ボとパイプとを着け外しするソケットレンチにおいて、 エルボ係止部が、エルボを内部に嵌挿して係止する係止
用孔と、この係止用孔に係止したエルボを外れないよう
にするための外れ止め手段とを有し、 係止用孔が、エルボの外周を通せる程度に開口され係止
用孔内にエルボを嵌挿するための、又は係止用孔内から
エルボを出するための開口部(32)を備え、外れ止め
手段が、弾性力を有する板バネ(5)を備え、 この板バネ(5)の両端側には、板バネ(5)の端部を
巻回することにより形成した巻回部(51)(51)が
夫々備えられ、巻回部(51)(51)の間が、湾曲状
に形成されることにより、巻回部(51)(51)同士
がエルボの外径幅より狭い間隔だけ隔てられて配位され
るとともに、巻回部(51)(51)の間がソケットレ
ンチの外周に嵌まり込んで取り付けられるようになさ
れ、 この板バネ(5)の巻回部(51)(51)の間が、ソ
ケットレンチの外周に取り付けられることにより、巻回
部(51)(51)各々が係止用孔の開口部(32)に
突出するとともに、その突出状態を維持し得るようにな
され、この巻回部(51)(51)各々の突出によって
開口部(32)にエルボの外径幅より狭い幅狭部(5
0)が形成されたものであることを特徴とするL型、T
型エルボ用ソケットレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087013U JP2599913Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | L型、t型エルボ用ソケットレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087013U JP2599913Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | L型、t型エルボ用ソケットレンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537465U JPH0537465U (ja) | 1993-05-21 |
JP2599913Y2 true JP2599913Y2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=13903085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991087013U Expired - Lifetime JP2599913Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | L型、t型エルボ用ソケットレンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599913Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10400921B2 (en) | 2015-05-05 | 2019-09-03 | Aerofit, Llc | Axial swage tool |
EP3538323B1 (en) | 2016-11-09 | 2022-07-13 | Aerofit LLC | Axial swage tool |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1004839A (en) * | 1973-06-26 | 1977-02-08 | Henry W. Demler (Sr.) | Hand tool for assembling tubes |
JPS5255706Y2 (ja) * | 1975-05-12 | 1977-12-16 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP1991087013U patent/JP2599913Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537465U (ja) | 1993-05-21 |
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