JPH0230075A - 抜け外れを防止したケーブルコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用中のケーブルコネクタが、衝撃を受けた
り、ケーブルが引っ張られたりしても。

コネクタのプラグをプラグ受けが、みだりに抜け外れな
いようにする装置の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

ケーブルコネクタのプラグの抜け外れを防止するために
、プラグとプラグ受けの対両面に設けたフランジの端部
同士をねじ止めすることが、一般に行われている。

しかし、このようにすると、プラグの着脱が面倒であり
、また締めねじを紛失することがある。

これを解消するために、たとえば第７図と第８図に示す
ような装置が知られている。

第７．８図において、（１）は、ケーブルコネクタのプ
ラグ受け、（・２）は、プラグ受は本体、（３）は、プ
ラグ受は本体（２）に設けたフランジ、（４）は電気導
線である。

フランジ（３）の背面の両側端には１合成樹脂製の係止
具（５）がねじ止めされている。係止具（５）の外側面
には、図面において上下方向を向く係合溝（６）が形成
されている。

（７）は、ケーブルコネクタのプラグ、（８）はプラグ
本体、（９）はビン、（１０）はフランジ、（１１）は
ケーブルで、プラグ（７）には、プラグ本体（８）の側
面より若干離間しかつそれと平行をなす、左右１対のス
プリングラッチ（１２）が止着されている。

両スプリングラッチ（１２）　（１２）の前端には、フ
ランジ（１０）より若干前方に突出し、かつ互いに対向
する方向に折曲されて、上記係合溝（６）に係合しうる
フック（１３）が連設されている。

第８図に示すように、上述のコネクタのプラグ（７）と
プラグ受け（１）を嵌合させれば、スプリングラッチ（
１２）が弾性屈撓して、そのフック（１３）が係合溝（
６）に係合し、プラグ（７）の抜け外れが防止される０
手指等で両スプリングラッチ（１２）の後端を、互いに
対向する方向に押圧すれば、フック（１３）が係合溝（
６）より離脱するので、プラグ（７）を引き抜くことが
できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の装置は、プラグ（７）の抜け外れ防止には効果が
あるが、スプリングラッチ（１２）の製作が面倒でああ
り、コネクタが高価になる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記スプリングラッチ（１２）と同様の作用
を有する簡単な合成樹脂製のラッチを１合成樹脂製のプ
ラグカバーに一体的に連設するか、もしくはラッチとカ
バーを別体に成形して、それらを係着することにより、
上述の課題の解決を図ったものである。

〔作　用〕

本発明の装置によると、上記スプリングラッチと同様、
プラグに設けた合成樹脂製のラッチ前端のフックが、プ
ラグ受けの係合溝に係合して、プラグの抜け外れを防止
する。

しかも、ラッチが合成樹脂製であるため、製作が容易で
あり、かつコネクタの組立ても簡単である。

〔実施例〕

第１図〜第３図は１本発明の第１実施例を示すもので、
第７図と第８図に示す従来のコネクタと同一の部材には
、同一の符号を付して説明を省略する。

本発明を適用したプラグ（７）のプラグ本体（８）の中
央部には、角筒状の合成樹脂製カバー（２１）が嵌着さ
れている。カバー（２１）の両側面後部には、前後方向
を向く合成樹脂製のラッチ（２２）の中央部が、薄肉の
可撓部（２３）を介して、一体的に連結されている。

各ラッチ（２２）の前端には、カバー（２１）より若干
前方に突出し、かつ互いに対向する方向を向くとともに
、プラグ受け（１）の係合溝（６）に係合しうるラッチ
（２４）が連設されている。

第３図に示すように、プラグ（７）とプラグ受け（１）
を嵌合させて行けば、可撓部（２３）が弾性屈撓して、
各ラッチ（２２）のフック（２４）は外側方へやや拡開
し、フック（２４）が係止具（５）の外角部を乗り越え
て係合溝（６）に係合する。かくして、プラグ（７）の
抜け外れは防止される。

プラグ（７）とプラグ受け（１）を嵌合した状態におい
て９両ラッチ（２２）　（２２）の後端を、手指等で互
いに近接する方向に押圧すれば、各ラッチ（２４）は外
向回動して、係合溝（６）より離脱するので、プラグ（
７）を引き抜くことができる。

カバー（２１）は、プラグ（７）の前端部を残し、プラ
グ本体（８）の後部全体を覆うように、ケーブル（１１
）を含めてインサート成形されることもある。

この場合、ラッチ（２２）は、カバー（２１）のインサ
ート成形的に同時に成形され、プラグ本体（８）と−体
構造になる。

第４図〜第６図は、本発明の第２実施例を示すもので、
第７図と第８図に示すコネクタと同一の部材には、同一
の符号を付して説明を省略する。

本実施例においては、プラグ本体（８）の中央部に外嵌
した角筒状の合成樹脂製カバー（３１）の両測部中央に
、孔の側部がカバー（３１）の外側面に開口し、孔が上
下方向を向く係合孔（３２）がそれぞれ穿設されている
。

各係合孔（３２）には、前後方向を向き、かつ外向きへ
字形に屈曲する合成樹脂製のラッチ（３３）の内側中央
部に突設された上下方向の枢軸（３４）が、回動自在に
嵌合している。

各ラッチ（３３）の前端には、前実施例同様に、力、＜
−（３１）より若干前方に突出し、かつ互いに対向する
方向を向くとともに、プラグ受け（１）の係合溝（６）
に係合しうるフック（３５）が連設されている。

ラッチ（３３）の外側面両端には、それぞれストッパ（
３６）が突設されている。

カバー（３１）と両ラッチ（３３）　（３３）には、ラ
ッチ（３３）の前後長の約半分の憂さの、角筒状の金属
製摺動筒（３７）が外嵌されている。

このコネクタにおいて、摺動筒（３７）を、後方のスト
ッパ（３６）に当接するまで後退させれば、両ラッチ（
３３）　（３３）は枢軸（３４）まわりに回動して、両
フック（３５）　（３５）は拡開する。かくして、プラ
グ（７）とプラグ受け（１）を結合することができる。

ついで、第６図に示すように、摺動筒（３７）を前方の
ストッパ（３６）に当接するまで前進させれば、両ラッ
チ（３３）　（３３）は内向回動して、各フック（３５
）が係合溝（６）に係合し、プラグ（７）の抜け外れは
防止される。

なお、この実施例の構造で、ラッチ（３３）をやや軟質
の合成樹脂で成形し、かつ枢軸（３４）を、係合孔（３
２）の径よりやや大としする。

このようにして、枢軸（３４）を係合孔（３２）に圧入
すると、ラッチ（３３）は、カバー（３１）に回転不能
に係合され、第１図及び第２図の実施例と同様に、ラッ
チ（３３）とカバー（３１）の連結部、すなわち、枢軸
（３４）の根元（３４ａ）の部分が、前記可撓部（２３
）と同様に弾性屈撓する部分となる。

この場合、プラグ本体（８）をインサートしてカバー（
８）をインサート成形すると、カバー（８）に硬質の材
料が使用できる。

枢軸（３４）と係合孔（３２）を回転不能に係合させる
のは、係合孔（３２）を角孔や非円形孔、及びあり溝構
造等とすることができる。

結合したプラグ（７）とプラグ受け（１）は、上述と逆
の操作により分離することができる。

なお、ラッチをプラグ受けに、係合溝をプラグに設けて
もよい。

〔発明の効果〕

本発明の装置は、性能は、従来装置に劣らず良好であり
、しかもラッチが合成樹脂製であるため、製作が容易で
、かつ組付けも簡単である。

従って、ケーブルコネクタを安価に製作することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例におけるケーブルコネク
タの分解平面図。 第２図は、第１図のＡ−Ａ線矢視図。 第３図は１本発明の第１実施例におけるケーブルコネク
タの結合時の平面図。 第４図は、同じく第２実施例におけるケーブルコネクタ
の分解平面図。 第５図は、第４図のＢ−Ｂ線矢視図。 第６図は１本発明の第２実施例におけるケーブルコネク
タの結合時の一部切欠平面図。 第７図は、従来のケーブルコネクタの分解斜視図。 第８図は、同じく結合時の平面図である。 （１）プラグ受け　　　　（２）プラグ受は本体（３）
フランジ　　　　　（４）電気導線（５）係止具　　　
　　　（６）係合溝（７）プラグ　　　　　　（８）プ
ラグ本体（９）ビン　　　　　　　（１０）フランジ（
１１）ケーブル　　　　　（１２）スプリングラッチ（
１３）フック　　　　　　（２１）筒状カバー（２２）
ラッチ　　　　　　（２３）可撓部（２４）フック　　
　　　　（３１）筒状カバー（３２）係合孔　　　　　
　（３３）ラッチ（３４）枢軸　　　　　　　（３４ａ
）根元（３５）フック　　　　　　（３６）ストッパ（
３７）摺動筒

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケーブルコネクタのプラグとプラグ受けのいずれ
   か一方の両外側面に係合溝を設け、かつ同じく他方の両
   外側面に、前後方向を向くとともに、前端に上記係合溝
   と対応するフックを連設した合成樹脂製のラッチの中央
   部を、可撓部を介して連設し、前記プラグをプラグ受け
   に結合した時、ラッチが弾性的に回動して、前記フック
   が係合溝に係合し、また両ラッチの後端を、互いに近接
   する方向に回動させると、フックが係合溝より離脱しう
   るようにしたことを特徴とするケーブルコネクタの抜け
   外れ防止装置。
2. （２）ラッチが、プラグ又はプラグ受けに外嵌された合
   成樹脂製筒状カバーの両外側面に連設されている請求項
   （１）記載のケーブルコネクタの抜け外れ防止装置。
3. （３）ケーブルコネクタのプラグとプラグ受けのいずれ
   か一方の両外側面に係合溝を設け、かつ同じく他方の両
   外側面に、前後、方向を向くとともに、前端に上記係合
   溝と対応するフックを備える外向きへ字形なすラッチの
   中央部を、上下軸まわりに回動しうるようにして取付け
   、前記プラグとプラグ受けを結合した時、前記ラッチの
   フックが、前記係合溝に対して係合離脱しうるようにし
   たことを特徴とするケーブルコネクタの抜け外れ防止装
   置。
4. （４）ラッチが、プラグ又はプラグ受けに外嵌された合
   成樹脂製筒状カバーの両外側面に枢支されている請求項
   （３）記載のケーブルコネクタ抜け外れ防止装置。
5. （５）ラッチの中央部が、上下方向の枢軸をもって、プ
   ラグ又はプラグ受けに取付けられている請求項（４）記
   載のケーブルコネクタ抜け外れ防止装置。
6. （６）ラッチの中央突出部が可撓部を介して、プラグ又
   はプラグ受けに取付けられている請求項（４）記載のケ
   ーブルコネクタの抜け外れ防止装置。
7. （７）両側のラッチ中央部に前後方向に摺動可能な摺動
   筒を外嵌し、この摺動筒の前後移動により、ラッチをそ
   の中央部まわりに回動させるようにしてなる請求項（４
   ）乃至（６）のいずれかに記載のケーブルコネクタにお
   ける抜け外れ防止装置。