JPS6024541B2 - 電球ソケツト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、突出する接触ワイヤを備えるたぐいの電球を
収容するためのソケットに関し、また該ソケットに装着
されるこの種の電球組立体に関する。

蓋なし、またはくさびベースの電球として知られている
ものは、多く用いられていた。

この種の電球は、断面が長方形で、かつ電気フィラメン
トを容する電球のガラスェンベロープと一体に形成され
たベースを備えている。フィラメントに接続されるコン
タクトは、ベース端の外にのび、かつ互にオフセット関
係でベースの両側に重なり合うように曲げられたワイヤ
からなっている。この種の電球の接触ワイヤは、輸送中
および取扱時に、いよいよ曲がって整合しなくなってい
た。

これは、電球の接触ワイヤとソケットの接触子間の適切
な後触を保つのに問題となっていた。この種の電球とな
すために、ソケットを構成する際に、電球がソケットに
挿入されるとき電球のベースを掴んで中心にもつてくる
ための弾性弧状部材と、電球のベースを把持し、接触ワ
イヤと弾性接触させるための弧状部材の各側面に１つの
弾性金属接触子を設けることは、英国特許第１３２３６
０１号明細書によって知られている。

しかしこの種のソケット構造は、電球がソケットに挿入
される前に、若し電球の接触ワイヤが曲げられて整合し
ない場合に生ずる問題には何ら対処できないのである。
従って、本発明の目的は、電球がソケットに挿入される
とき、電球の接触ワイヤを接触子に自動的に整合させる
ための手段をソケット内に備えた蓋なしまたはくさび状
ベースの電球ソケットを提供するにある。本発明に基づ
くくさびベースの蓋なし電球ソケットは、絶縁村本体と
、電球のベースを受入れ、かつ電球のベースを掴むよう
になされた弾性のリブをもつ側壁および端壁によって規
定されるソケット本体の空洞と、電球の接触ワイヤと接
触する電球のベースの両側を把持するようになっている
弾性の接触子と、電球のベースが空洞に挿入される際に
接触子とほぼ平行な空洞壁の案内面とを備えている。

望ましくは、空洞の端壁のおのおのは１対の煩斜案内面
を備え、該傾斜案内面のおのおのは、側壁であり、空洞
の内方で、空洞の口から対面する側壁に向けられ、さら
に、接触子は、端壁に隣接する側壁に位置決めされ、か
つ傾斜案内面に面しているのがよい。

使用に際し、若し電球の接触ワイヤが、曲げられて整合
していなければ、接触ワイヤは電球のベースがソケット
に挿入されるとき、ソケットの案内面と係合し、かつ接
触ワイヤがソケットの接触子と平行な接触関係に位置す
る適正な整合位置に案内されて良好な電気接触を行うよ
うになっている。

以下、本発明の詳細を図面を参照しながら説明する。

図示のくさびベースの蓋なし電球は全体を符号１０で示
され、第１図から第３図にあって、この電球は、全体を
符号１１で示されるソケットに鉄めこまれる。

この種の電球１０は、中央部分が円筒かつ対称的に隆起
する２つのリブ１３，１４をもつ断面が長方形のベース
１１を備えている。

このベースは、フィラメント１６，１７を内蔵するガラ
スのヱンべロープ１５と一体に形成される。フィラメン
トは、ベース１２の一端から外方にのびる接触ワイヤ１
８，１９に接続され、かつ互いにオフセット関係をなし
てベースの両側に沿って後にのびるように折曲げられる
。通常、接触ワイヤは、平行にベース１２に沿って後に
のびるが、比較的柔軟にされているので、第８図の点鎖
線で示すように整合することなく折曲げられる。電球１
０のベース１２を収納するように構成されたソケット１
１は、絶縁材、例えば合成樹脂材料でできている横断面
がおおむね長方形の本体２０からなっている。

本体２川ま、一端に円形ヘッド２１、他端には末端部２
２を備える。２つの弾性片２３，２４は、末端部２２に
隣接して本体の一端に連結されヘッド２１に向けてのび
る。

弾性片は、第３図に示す如き支持板２６の閉口２５を介
して所定位置に周知の要領でソケットにワンタッチで弾
性的に係合できるように弾力性に富み、かつ本体２０の
外方に垂れている。開口２５は長方形で、ヘッド２５の
直ぐそばにあり、また本体２川ま、開口２５において回
転しないで位置決めされるように外方で矩形状にされて
いる。ソケットの本体２川ま、本体の頭端はずれで開口
している中央の空洞２７と、この空洞２７の両側に長手
方向にのびる２つの貫通するみそ穴２８，２９とを備え
ている。

空洞２７は、ヘッド２１から離れた空洞端で底壁３川こ
より閉切られる。空洞２７の側壁３１，３２は、長手方
向にのびて中央に位置するリブ３３，３４をそれぞれも
つ弾性物質のウェブによって規定される。リブ３３，３
４は、オフセットつまり非対称にされ、かつ電球１０の
ベースのリブ１３，１４を弾性的に掴んで空洞内に電球
ベースを中央にもってきて支えるようになっている長手
方向にのびる部分的な円筒面をもつ。空洞２７の端壁３
５，３６は、実質的に剛性で、かつ傾斜した案内面３９
，４０，４１，４２をそれぞれもつ隆起するくさび型の
リブ３７，３８を設けている。案内面のおのおのは、隣
接する側壁に面し、かつ、底壁３０に向けて入口から空
洞口にのびるにつれて、入口の頂点から空洞口にかけて
外方に懐斜して対面する側壁に向けられる。全体が符号
４３，４４で示される２つの金属の接触子が、ソケット
１１に装着される。

接触子４３，４４は同じものであるので接触子４３のみ
にいて詳細に説明する。接触子４４は、おおむねＳ字形
で、端整３５とリブ３３，３４間の空洞２７内に位置決
めされ、かつ、側壁間に僅かに圧入される弾性のＵ字形
接触部４５を備えている。接触部４５は、逆ペンド‘こ
よって、末端部２２の長さにほぼ等しい間隔でみぞ穴２
９を貫通してソケットの本体２０から出るほぼ真直な脚
部４６に連結される。脚部４６には、みぞ穴２９の壁に
喰込んで脚部がみそ穴から抜けないようにしている突片
４７が設けられる。接触子４４と同機の接触子４３は、
同じ要領でソケット１１に装着されるが端整３６とリブ
３３，３４との間に位置決めされる。ソケット本体２０
の端部から突出する接触子４３，４４の脚部は、ワイヤ
または他の導電子に接続するようになっている。電球１
０のベース１２がソケット１１の空洞２７に挿入される
と、電球のベースのリプ１３，１４は、それにつれて正
しく電球のベースが位置決めされるようにリブ３３，３
４の弧状面と整合する。若し電球１０の接触ワイヤ１８
が、ベース１２の側面に対し平行な平らな部分に対し整
合しておかれるならば、これらは、接触子４３，４４と
良好な電気接触を行えるように接触子のＵ字形接触部４
５によって掴えられる。しかし、接触ワイヤ１８，１９
が曲げられて、第８図の符号１８ａ，１９ａで示す位置
によじられていくと、電球のベース１２の側緑の端壁３
５，３６と間でひっかかる危険がある。もし、これが起
きれば、接触子４３，４４との電気接触もなければ、あ
ってもたかだか不完全接触だけである。案内面３９，４
０，４１，４２はこういったことが起きる危険がないよ
うに、または殆んどその危険を減少させるようになって
いる。ベース１２の最大断面図寸法は、空洞の端壁３５
，３６間の距離にほぼ等しくされている。従って、ベー
ス１２が空洞２７に挿入されると、接触ワイヤ１８，１
９は曲げられて整合からはずれていれば、隣接する案内
面３９，４２と係合して、ベース１２が空洞に入るとき
、それでもとの通常の平行関係に入っていく。接触ワイ
ヤ１８，１９は電球のベース１２端部の中点から出てい
る。案内面のおのおのは、空洞の端壁に沿うほぼ中間の
点から空洞の内方にのびている。従って、ベース１２の
先端が空洞に入ると、ベース１２から出ている接触ワイ
ヤ１８，１９のいずれかは、曲げられて整合しなれば空
洞の案内面と側壁間の中間に位置しなければならない。
折曲した接触ワイヤ１８または１９は従って表面に係止
する。接触ワイヤが空洞の端整と電球のベース１２の側
緑間で引掛る危険は殆んどない。リブ３３，３４の弧状
面は非対称で、かつオフセットになっている。

電球上でリブ１３，１４は対称的になっているので、電
球１川ま、第１図で見て反時計方向に回転を余儀なくさ
せられ、空洞２７に挿入されるときは、接触ワイヤを接
触子に向け、かつこれと良好な電気接触をさせるように
時計方向には回転できないようになっている。リブ３３
，３４は比較的弾性で、従って電球が空洞に挿入される
とき、電球のベース１２の弾性的な、把持を可能にする
側壁３１，３２のウェプと一体に形成される。蓋なしソ
ケット内には、電球の接触ワイヤがソケット内の接触子
との電気接触に支障を来たすおそれをなくし、または実
質的に減ずるための手段が設けられている。

本発明の好適な実施例では、ソケットの空洞の端壁に案
内面があって、その面は、空洞の側面に面し、かつ空洞
が内方にのびるにつれて側壁に向かって煩斜するように
なっている。しかしながら、本発明の範囲は、これまで
記載し、かつ図示してきた本発明の特定な実施例に限定
れるものではなく、特許請求の範囲内にある限り他の実
施例にも及ぶものとする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づくソケット内に装着されたくさ
びベースの蓋ないし電球の斜視図、第２図は、第１図の
電球とソケットの正面図、第３図は、第２図示の電球と
ソケットの側面図、第４図は、第１図から第３図まで示
したソケットの平面図、第５図は、第４図示のソケット
の下面図、第６図は、第４図のの−の線に沿った断面図
、第７図は、第１図から第３図までのソケットの部分断
面図、第８図は第１図から第３図までに示した電球を下
方から眺めた斜視図である。 １０・・・・・・電球、１２・・・・・・ベース、１
１・・・・・・ソケット、１３，１４・・・・・・リブ
、１８，１９・・・・・・接触ワイヤ、２０・・・・・
・本体、２７・・・・・・空洞、３３，３４・・・・・
・リブ。 々汐．ノ 々夕．２ 々？‐夕 々／，．〆 ケタ． 々／，．グ ん汐．７ 方汐．グ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ くさび状のベースと該ベースに設けられた弾性を有
   する接触ワイヤとを有する電球のためのソケツトであつ
   て、絶縁材から成る本体と、該本体に設けられ前記電球
   のベースを受入れ且つ電球のベースを掴むようになされ
   た弾性のリブを有する側壁と端壁とによつて限定された
   空洞と、前記端壁とリブとの間で前記電球の接触ワイヤ
   に接触状態で空洞内に位置決めされ電球のベースの両側
   を把持するように設けられた弾性の接触子と、前記空洞
   の壁に設けられ電球のベースが空洞に挿入される際に電
   球の接触ワイヤを前記接触子と接触状態に案内する案内
   面とを備えて成る電球ソケツト。 ２ 空洞の端壁の夫々は、１対の傾斜案内面を有し、該
   傾斜案内面のおのおのは、空洞の口から外方に傾斜して
   対向する側壁に向けられている特許請求の範囲第１項記
   載のソケツト。 ３ 接触子は、端壁に隣接する側壁に位置決めされ、か
   つ傾斜案内面に対向している特許請求の範囲第２項記載
   のソケツト。