JP2599422B2 - 金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法 - Google Patents
金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法Info
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- JP2599422B2 JP2599422B2 JP9127988A JP9127988A JP2599422B2 JP 2599422 B2 JP2599422 B2 JP 2599422B2 JP 9127988 A JP9127988 A JP 9127988A JP 9127988 A JP9127988 A JP 9127988A JP 2599422 B2 JP2599422 B2 JP 2599422B2
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- metal strip
- degreasing
- inspection
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄や非鉄金属条の脱脂工程と表面検査工程と
スリッター工程をタンデム化した金属条の連続脱脂・検
査・スリッター方法に関するものである。
スリッター工程をタンデム化した金属条の連続脱脂・検
査・スリッター方法に関するものである。
一般に鉄や非鉄金属条の脱脂・検査・スリッター方法
としては、第2図に示すようにアンコイラー(1)より
繰出した金属条(a)を脱脂槽(2)に通し、前工程で
付着した圧延油等を除去し、続いてワイパー(3)を通
して表面の脱脂液切りを行なって脱脂液によるストップ
マークの発生を回避し、脱脂した金属条(a′)をリコ
イラー(10)に巻取る。次に第3図に示すように脱脂し
た金属条(a′)をアンコイラー(1)より繰出し、光
学表面検査機(4)を通して表面欠陥を記録し、次にブ
ライドルロール(5)、カッター(7)、ピンチロール
(8)及びループピット(12)を順次通して金属条
(a′)をスリッターした後、張力発生装置(9)を通
してリコイラー(10)に巻取っている。アンコイラー
(1)、ブライドルロール(5)、カッター(7)及び
ピンチロール(8)での金属条繰出走行制御は、ループ
ピット(12)内で金属条(a′)が他に接触しないよう
に一定の位置を保つためのコントロール機能のみを有し
ている。
としては、第2図に示すようにアンコイラー(1)より
繰出した金属条(a)を脱脂槽(2)に通し、前工程で
付着した圧延油等を除去し、続いてワイパー(3)を通
して表面の脱脂液切りを行なって脱脂液によるストップ
マークの発生を回避し、脱脂した金属条(a′)をリコ
イラー(10)に巻取る。次に第3図に示すように脱脂し
た金属条(a′)をアンコイラー(1)より繰出し、光
学表面検査機(4)を通して表面欠陥を記録し、次にブ
ライドルロール(5)、カッター(7)、ピンチロール
(8)及びループピット(12)を順次通して金属条
(a′)をスリッターした後、張力発生装置(9)を通
してリコイラー(10)に巻取っている。アンコイラー
(1)、ブライドルロール(5)、カッター(7)及び
ピンチロール(8)での金属条繰出走行制御は、ループ
ピット(12)内で金属条(a′)が他に接触しないよう
に一定の位置を保つためのコントロール機能のみを有し
ている。
このように金属条のスリッターラインでは前工程で付
着した圧延油等を除去する脱脂工程とスリッター工程を
分離することで脱脂のストップマークの発生を回避し、
スリッター工程で光学表面検査を行ない、欠陥の程度に
応じてラインを停止し、目視によって再検査と処置を施
し、最終の表面品質を保証している。
着した圧延油等を除去する脱脂工程とスリッター工程を
分離することで脱脂のストップマークの発生を回避し、
スリッター工程で光学表面検査を行ない、欠陥の程度に
応じてラインを停止し、目視によって再検査と処置を施
し、最終の表面品質を保証している。
一方脱脂工程とスリッター工程をタンデム化したライ
ンにおいては、スリッター工程中に光学表面検査の記録
を行ない、ラインを停止させることなく巻取った後、欠
陥コイルを次の検査工程で再検査を行なっている。
ンにおいては、スリッター工程中に光学表面検査の記録
を行ない、ラインを停止させることなく巻取った後、欠
陥コイルを次の検査工程で再検査を行なっている。
スリッター工程の検査ラインにおいては、表面品質保
証の上から欠陥の程度の確認と処置を行なうため、ライ
ンを停止させる必要がある。しかし脱脂工程と検査工程
とスリッター工程をタンデム化したラインにおいて、ラ
インを停止させると脱脂液切れのため、ワイパーの所で
ストップマークという新たな表面欠陥が発生する。その
結果表面品質が要求される通常の製品に対しては、脱脂
工程と検査及びスリッター工程とのタンデム化ができな
かった。
証の上から欠陥の程度の確認と処置を行なうため、ライ
ンを停止させる必要がある。しかし脱脂工程と検査工程
とスリッター工程をタンデム化したラインにおいて、ラ
インを停止させると脱脂液切れのため、ワイパーの所で
ストップマークという新たな表面欠陥が発生する。その
結果表面品質が要求される通常の製品に対しては、脱脂
工程と検査及びスリッター工程とのタンデム化ができな
かった。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、脱脂工程と表面
検査及びスリッター工程をタンデム化した金属条の連続
脱脂・検査・スリッター方法を開発したものである。
検査及びスリッター工程をタンデム化した金属条の連続
脱脂・検査・スリッター方法を開発したものである。
即ち本発明は、アンコイラーより繰出す金属条をブラ
イドルロールとカッターとピンチロールとループピット
を順次通してスリッターした後、張力発生装置を通して
リコイラーに巻取るスリッター方法において、アンコイ
ラーとブライドルロール間に脱脂槽と脱脂液ワイパーと
アキュームレートと光学表面検査機を順次設け、ピンチ
ロールとループピット間に再検査テーブルを配置し、ア
ンコイラーに徐動機能を付加すると共に、ブライドルロ
ール以降に停止機能を付加し、光学表面検査機により検
出した金属条の欠陥部を再検査テーブル上に停止するよ
うにブライドルロール以降を停止させ、欠陥部を処理す
る間、アンコイラーとアキュームレートによって脱脂槽
内の金属条を停止させることなく低速走行させて金属条
をアキュームレート内にアキュームさせ、再検査テーブ
ル上で欠陥部の処置が完了したときブライドルロール以
降を再起動させると共に、アンコイラーを定常状態まで
加速することを特徴とするものである。
イドルロールとカッターとピンチロールとループピット
を順次通してスリッターした後、張力発生装置を通して
リコイラーに巻取るスリッター方法において、アンコイ
ラーとブライドルロール間に脱脂槽と脱脂液ワイパーと
アキュームレートと光学表面検査機を順次設け、ピンチ
ロールとループピット間に再検査テーブルを配置し、ア
ンコイラーに徐動機能を付加すると共に、ブライドルロ
ール以降に停止機能を付加し、光学表面検査機により検
出した金属条の欠陥部を再検査テーブル上に停止するよ
うにブライドルロール以降を停止させ、欠陥部を処理す
る間、アンコイラーとアキュームレートによって脱脂槽
内の金属条を停止させることなく低速走行させて金属条
をアキュームレート内にアキュームさせ、再検査テーブ
ル上で欠陥部の処置が完了したときブライドルロール以
降を再起動させると共に、アンコイラーを定常状態まで
加速することを特徴とするものである。
本発明は脱脂工程と表面検査工程とスリッター工程を
タンデム化したスリッター方法において、カッターを停
止させても脱脂工程における金属条を停止させることな
く、徐動走行させて金属条をアキュームレート内にアキ
ュームさせることにより脱脂ストップマークの発生を防
止し、その間にブライドルロール以降を停止させてスリ
ッター後の金属条の表面欠陥を再検査して処置すること
ができる。即ち光学表面検査機の検出結果により、走行
中の金属条の欠陥部がカッター後方の再検査テーブル上
に位置するようにブライドルロール以降を急停止し、ス
リッターされて停止している金属条の表面を再検査して
処置する間、金属条の脱脂工程のみ停止することなく徐
動し、これをアキュームレート内にアキュームするもの
である。
タンデム化したスリッター方法において、カッターを停
止させても脱脂工程における金属条を停止させることな
く、徐動走行させて金属条をアキュームレート内にアキ
ュームさせることにより脱脂ストップマークの発生を防
止し、その間にブライドルロール以降を停止させてスリ
ッター後の金属条の表面欠陥を再検査して処置すること
ができる。即ち光学表面検査機の検出結果により、走行
中の金属条の欠陥部がカッター後方の再検査テーブル上
に位置するようにブライドルロール以降を急停止し、ス
リッターされて停止している金属条の表面を再検査して
処置する間、金属条の脱脂工程のみ停止することなく徐
動し、これをアキュームレート内にアキュームするもの
である。
第1図に示すようにアンコイラー(1)とリコイラー
(10)の間に脱脂槽(2)、脱脂液ワイパー(3)、ア
キュームレート(6)、光学表面検査機(4)、ブライ
ドルロール(5)、カッター(7)、ピンチロール
(8)、再検査テーブル(11)、出側ループピット(1
2)、張力発生装置(9)を順次タンデムに設け、アン
コイラー(1)に徐動機能を付加し、ブライドルロール
(5)、カッター(7)、ピンチロール(8)、張力発
生装置(9)、リコイラー(10)に急停止機能を付加す
る。このようにしてアンコイラー(1)より繰出された
金属条(a)を脱脂槽(2)内に通し、ワイパー(3)
により脱脂液切りを行なう。続いて脱脂した金属条
(a′)をアキュームレート(6)と光学表面検査機
(4)を通し、走行中の金属条(a′)の表面を連続的
に検査記録する。これをカッター(7)に供給し、ピン
チロール(8)を通して金属条(a′)をスリッター
し、再検査テーブル(11)上を通してループピット(1
2)内にアキュームし、これを張力発生装置(9)を通
してリコイラー(10)に巻取る。
(10)の間に脱脂槽(2)、脱脂液ワイパー(3)、ア
キュームレート(6)、光学表面検査機(4)、ブライ
ドルロール(5)、カッター(7)、ピンチロール
(8)、再検査テーブル(11)、出側ループピット(1
2)、張力発生装置(9)を順次タンデムに設け、アン
コイラー(1)に徐動機能を付加し、ブライドルロール
(5)、カッター(7)、ピンチロール(8)、張力発
生装置(9)、リコイラー(10)に急停止機能を付加す
る。このようにしてアンコイラー(1)より繰出された
金属条(a)を脱脂槽(2)内に通し、ワイパー(3)
により脱脂液切りを行なう。続いて脱脂した金属条
(a′)をアキュームレート(6)と光学表面検査機
(4)を通し、走行中の金属条(a′)の表面を連続的
に検査記録する。これをカッター(7)に供給し、ピン
チロール(8)を通して金属条(a′)をスリッター
し、再検査テーブル(11)上を通してループピット(1
2)内にアキュームし、これを張力発生装置(9)を通
してリコイラー(10)に巻取る。
このようにして光学表面検査機(4)により欠陥部を
検出すると、欠陥部が再検査テーブル(11)に停止する
ようにブライドルロール(5)以降を急停止すると同時
にアンコイラー(1)を徐動させ、脱脂槽(2)内の金
属条(a)を停止することなく徐動走行させてアキュー
ムレート(6)内にアキュームする。この間に再検査テ
ーブル(11)上の金属条(a′)の欠陥部を目視により
再検査して判定処理する。再検査判定処置が完了すれ
ば、再びブライドルロール(5)以降を再起動させ、ス
リッターを再開すると同時にアンコイラー(1)を定常
状態にまで加速する。その結果ブライドルロール(5)
以降が停止しても金属条(a)は脱脂液ワイパーの所を
低速通過するため、ストップマークの発生が防止され、
表面品質の高いものが得られる。
検出すると、欠陥部が再検査テーブル(11)に停止する
ようにブライドルロール(5)以降を急停止すると同時
にアンコイラー(1)を徐動させ、脱脂槽(2)内の金
属条(a)を停止することなく徐動走行させてアキュー
ムレート(6)内にアキュームする。この間に再検査テ
ーブル(11)上の金属条(a′)の欠陥部を目視により
再検査して判定処理する。再検査判定処置が完了すれ
ば、再びブライドルロール(5)以降を再起動させ、ス
リッターを再開すると同時にアンコイラー(1)を定常
状態にまで加速する。その結果ブライドルロール(5)
以降が停止しても金属条(a)は脱脂液ワイパーの所を
低速通過するため、ストップマークの発生が防止され、
表面品質の高いものが得られる。
このように本発明によれば、脱脂工程と検査工程とス
リッター工程をタンデム化するも、高い表面品質を有す
るものが得られ、かつ大幅な加工費とリードタイムの低
減を計ることができる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
リッター工程をタンデム化するも、高い表面品質を有す
るものが得られ、かつ大幅な加工費とリードタイムの低
減を計ることができる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
第1図は本発明スリッター方法の一実施例を示す説明
図、第2図は従来の脱脂工程の一例を示す説明図、第3
図は従来のスリッター工程の一例を示す説明図である。 1……アンコイラー 2……脱脂槽 3……脱脂液ワイパー 4……光学表面検査機 5……ブライドルロール 6……アキュームレート 7……カッター 8……ピンチロール 10……リコイラー 11……再検査テーブル 12……ループピット a……金属条 a′……脱脂金属条
図、第2図は従来の脱脂工程の一例を示す説明図、第3
図は従来のスリッター工程の一例を示す説明図である。 1……アンコイラー 2……脱脂槽 3……脱脂液ワイパー 4……光学表面検査機 5……ブライドルロール 6……アキュームレート 7……カッター 8……ピンチロール 10……リコイラー 11……再検査テーブル 12……ループピット a……金属条 a′……脱脂金属条
Claims (1)
- 【請求項1】アンコイラーより繰出す金属条をブライド
ルロールとカッターとピンチロールとループピットを順
次通してスリッターした後、張力発生装置を通してリコ
イラーに巻取るスリッター方法において、アンコイラー
とブライドルロール間に脱脂槽と脱脂液ワイパーとアキ
ュームレートと光学表面検査機を順次設け、ピンチロー
ルとループピット間に再検査テーブルを配置し、アンコ
イラーに徐動機能を付加すると共に、ブライドルロール
以降に停止機能を付加し、光学表面検査機により検出し
た金属条の欠陥部を再検査テーブル上に停止するように
ブライドルロール以降を停止させ、欠陥部を処理する
間、アンコイラーとアキュームレートによって脱脂槽内
の金属条を停止させることなく低速走行させて金属条を
アキュームレート内にアキュームさせ、再検査テーブル
上で欠陥部の処置が完了したときブライドルロール以降
を再起動させると共に、アンコイラーを定常状態まで加
速することを特徴とする金属条の連続脱脂・検査・スリ
ッター方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127988A JP2599422B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127988A JP2599422B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01266919A JPH01266919A (ja) | 1989-10-24 |
JP2599422B2 true JP2599422B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=14022020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9127988A Expired - Fee Related JP2599422B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599422B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP9127988A patent/JP2599422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01266919A (ja) | 1989-10-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |