JP2599421B2 - 金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法 - Google Patents

金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法

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JP2599421B2 JP8232188A JP8232188A JP2599421B2 JP 2599421 B2 JP2599421 B2 JP 2599421B2 JP 8232188 A JP8232188 A JP 8232188A JP 8232188 A JP8232188 A JP 8232188A JP 2599421 B2 JP2599421 B2 JP 2599421B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄や非鉄金属条の脱脂工程と表面検査工程と
スリッター工程をタンデム化した金属条の連続脱脂・検
査・スリッター方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に鉄や非鉄金属条のスリッター方法としては、先
ず第2図に示すようにアンコイラー(1)より繰出した
金属条(a)を脱脂槽(2)に通し、前工程で付着した
圧延油等を除去し、続いてワイパー(3)を通して表面
の脱脂液切りを行なって脱脂液によるストップマークの
発生を回避し、これをリコイラー(10)に巻取る。次に
第3図に示すように脱脂した金属条(a′)をアンコイ
ラー(1)より繰出し、光学表面検査機(4)により欠
陥を記録した後、ブライドルロール(5)、入側ループ
ピット(6)、カッター(7)及び出側ループピット
(8)を順次通して金属条(a′)を無張力の状態でス
リッターした後、張力発生装置(9)を通してリコイラ
ー(10)に巻取っている。
入側ループビットと出側ループビットの機能はカッタ
ーの前後で金属条の張力を零にするため、他に接触する
ことなくたるみを保つことであり、特に入側ループピッ
トはラインのたるみ位置制御性にもよるが、一般的には
浅いループピットで十分である。またアンコイラー、ブ
ライドルロール及びカッターでの金属条繰出制御につい
ても、ループピット内で金属条が他に接触しないように
一定の位置を保つためのコントロール機能のみを有して
いる。
このように金属条に前工程で付着した圧延油等を除去
する脱脂工程とスリッター工程を分離することで脱脂の
ストップマークの発生を回避し、スリッター工程で光学
表面検査を行ない、欠陥の程度に応じてラインを停止さ
せ、目視によって再検査と処置を施し、最終の表面品質
を保証している。
一方脱脂工程とスリッター工程をタンデム化したライ
ンにおいては、スリッター工程中に光学表面検査の記録
を行ない、ラインを停止させることなく巻取った後、欠
陥コイルを次の検査工程で再検査を行なっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
スリッター工程の検査ラインにおいては、表面品質保
証の上から欠陥の程度の確認と処置を行なうため、ライ
ンを停止させる必要がある。しかし脱脂工程と検査工程
とスリッター工程をタンデム化したラインにおいて、ラ
インを停止させた場合、樹脂液切れのためにワイパーの
所でストップマークといった新たな表面欠陥が発生する
ため、高い表面品質が要求されている通常の製品に対し
ては、脱脂と検査とスリッターのタンダム化ができなか
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、脱脂工程と表面
検査工程とスリッター工程をタンデム化した金属条の連
続樹脂・検査・スリッター方法を開発したものである。
即ち本発明方法は、アンコイラーより繰出す金属条を
ブライドルロールと入側ループピットとカッターと出側
ループピットを順次通し、無張力で金属条をスリッター
した後、張力発生装置を通してリコイラーに巻取るスリ
ッター方法において、アンコイラーとブライドルロール
間に脱脂槽と脱脂液ワイパーと光学表面検査機を順次設
け、カッターと出側ループピット間に再検査テーブルを
配置し、アンコイラーとブライドルロールに徐動走行機
能を付加すると共に、カッター以降に停止機能を付加
し、光学表面検査機により検出した金属条の欠陥部をカ
ッター後方の再検査テーブル上に停止するようにカッタ
ー以降を停止させ、欠陥部を処置する間アンコイラーと
ブライドルロールによって脱脂槽内の金属条を停止させ
ることなく低速走行させて金属条を入側ループピット内
にアキュームさせ、再検査テーブル上で欠陥部の処置が
完了したときカッター以降を再起動させると共に、アン
コイラーとブライドルロールを定常状態まで加速するこ
とを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明は脱脂工程と表面検査工程とスリッター工程を
タンデム化したスリッター方法において、カッターを停
止させても脱脂工程における金属条を停止させることな
く、徐動走行させて金属条を入側ループピット内にアキ
ュームさせることにより、脱脂ストップマークの発生を
防止し、その間にカッター以降を停止させてスリッター
後の金属条の表面欠陥を再検査して処置することができ
る。即ち光学表面検査機の検出結果により、走行中の金
属条の欠陥部がカッター後方の再検査テーブル上に位置
するようにカッターを急停止し、スリッターされて停止
している金属条の表面を再検査して処置する間、金属条
の脱脂工程のみ停止することなく徐動し、これを入側ル
ープピット内にアキュームするものである。
〔実施例〕
第1図に示すようにアンコイラー(1)とリコイラー
(10)の間に、脱脂液ワイパー(3)を設けた脱脂槽
(2)、光学表面検査機(4)、ブライドルロール
(5)、入側ループピット(6)、カッター(7)、再
検査テーブル(11)、出側ループピット(8)、張力発
生機(9)タンデムに設け、アンコイラー(1)とブラ
イドルロール(5)に徐動機能を付加し、カッター
(7)、張力発生機(9)、リコイラー(10)に急停止
機能を付加する。このようにしてアンコイラー(1)よ
り繰出された金属条(a)を脱脂槽(2)内に通し、ワ
イパー(3)により脱脂液切を行なう。これを光学表面
検査機(4)に通して走行中の金属条(a)の表面を連
続的に検査記録し、入側ループピット(6)内にアキュ
ームする。これをカッター(7)に供給し、再検査テー
ブル(11)上を通して出側ループピット(8)内にアキ
ュームすることにより、脱脂した金属条(a′)を無張
力の状態でスリッターする。このようにして張力発生機
(9)を通してリコイラー(10)に巻取る。
このようにして光学表面検査機(4)により欠陥部を
検出すると、欠陥部が再検査テーブル(11)上に停止す
るようにカッター(7)以降を急停止すると同時にアン
コイラー(1)とブライドルロール(5)を徐動させ、
脱脂槽(2)内の金属条(a)を停止することなく徐動
走行させて入側ループピット(6)内にアキュームす
る。この間に再検査テーブル(11)上の金属条(a′)
の欠陥部を目視により再検査して判定処置する。再検査
判定処置が完了すれば、再びカッター(7)以降を再起
動させてスリッターを再開すると同時にアンコイラー
(1)とブライドルロール(5)を定常状態にまで加速
走行させる。その結果カッター以降が停止しても金属条
は脱脂液ワイパーの所を低速通過するためストップマー
クの発生が防止され、表面品質の高いものが得られる。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、脱脂工程と検査工程とス
リッター工程をタンデム化するも、高い表面品質を有す
るものが得られ、かつ大巾な加工費とリードタイムの低
減を計ることができる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明スリッター方法の一実施例を示す説明
図、第2図は従来の脱脂工程の一例を示す説明図、第3
図は従来のスリッター工程の一例を示す説明図である。 1……アンコイラー 2……脱脂槽 3……脱脂液ワイパー 4……光学表面検査機 5……ブライドルロール 6……入側ループピット 7……カッター 8……出側ループピット 9……張力発生機 10……リコイラー 11……再検査テーブル a……金属条 a′……脱脂金属条

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンコイラーより繰出す金属条をブライド
    ルロールと入側ループピットとカッターと出側ループピ
    ットを順次通し、無張力で金属条をスリッターした後、
    張力発生装置を通してリコイラーに巻取るスリッター方
    法において、アンコイラーとブライドルロール間に脱脂
    槽と脱脂液ワイパーと光学表面検査機を順次設け、カッ
    ターと出側ループピット間に再検査テーブルを配置し、
    アンコイラーとブライドルロールに徐動走行機能を付加
    すると共に、カッター以降に停止機能を付加し、光学表
    面検査機により検出した金属条の欠陥部をカッター後方
    の再検査テーブル上に停止するようにカッター以降を停
    止させ、欠陥部を処置する間アンコイラーとブライドル
    ロールによって脱脂槽内の金属条を停止させることなく
    低速走行させて金属条を入側ループピット内にアキュー
    ムさせ、再検査テーブル上で欠陥部の処置が完了したと
    きカッター以降を再起動させると共に、アンコイラーと
    ブライドルロールを定常状態まで加速することを特徴と
    する金属条の連続脱脂・検査・スリッター方法。
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