JP2002210514A - 帯板処理用のブラシロール運転方法 - Google Patents

帯板処理用のブラシロール運転方法

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JP2002210514A
JP2002210514A JP2001005329A JP2001005329A JP2002210514A JP 2002210514 A JP2002210514 A JP 2002210514A JP 2001005329 A JP2001005329 A JP 2001005329A JP 2001005329 A JP2001005329 A JP 2001005329A JP 2002210514 A JP2002210514 A JP 2002210514A
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JP
Japan
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line
brush roll
strip
stopped
brush
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JP2001005329A
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Takeshi Sagisaka
剛 鷺坂
Junji Iimori
淳二 飯盛
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシ過研削により鋼板表面に発生する疵を
防止する帯板処理用のブラシロール運転方法を提供す
る。 【解決手段】 帯板連続処理ライン内にブラシロールを
設け、該ブラシロールを回転させることにより帯板表面
に付着している異物等を除去するものにおいて、ライン
停止時には前記ブラシロールを開放すること。前記ブラ
シロールの開放時、開放タイミングをライン停止前に設
定し、また圧下タイミングを前記ライン停止後で、か
つ、ライン運転の再開始後に設定すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、帯板連続処理ラ
インで帯板の表面をブラシロールで研削する工程におけ
るブラシロール運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、帯鋼板連続処理ラインでブラシ
ロールを用いて鋼板表面の鉄分等の異物除去を行う工程
で、入側溶接時及び出側カット時等で帯板を停止させる
際、ブラシロールを開放せず、ブラシロールを鋼板に接
して回転させたままにしていた。或いは、帯板停止後に
ブラシロールを開放させ、帯板送りの再開始前にブラシ
ロールを圧下させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ように入側溶接時及び出側カット時等のライン停止時に
ブラシロールが圧下されていると、その鋼板表面部分は
同一部分をブラシロールにより研磨されて過研削とな
り、その部分が研削疵となって製品としては不適であっ
た。また、ライン停止後にブラシロールを圧下開放した
場合、ライン停止の瞬間にブラシロールが圧下回転状態
にあると、微小な研削疵が鋼板表面に発生してしまう。
このような、研削疵の部分は、製品としては不適合であ
り、次工程の検査ラインで切り捨てられており、歩留ま
り低下を招いていた。本発明は上記課題を解決し、ブラ
シ過研削により鋼板表面に発生する疵を防止する帯板処
理用のブラシロール運転方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、帯板連続処理ライン内にブラシロールを設け、該ブ
ラシロールを回転させることにより帯板表面に付着して
いる異物等を除去するものにおいて、ライン停止時には
前記ブラシロールを開放することである。
【0005】第2構成は、第1構成に加え、前記ブラシ
ロールの開放時、開放タイミングをライン停止前に設定
し、また圧下タイミングを前記ライン停止後で、かつ、
ライン運転の再開始後に設定することである。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下に本発明の実施態様を図面
に示す一実施例にもとづき説明する。図1において、1
は連続鋼板処理設備であり、洗浄,焼鈍,メッキなどが
適用される。2は連続処理設備の後側に設置された洗浄
用ブラシロール2aを格納するスタンドである。3はペ
イオフリール、4はテンションリールである。
【0007】処理される鋼板Aは、ペイオフリール3で
巻き解かれ、連続鋼板処理設備1で連続処理が施され、
次にブラシロール2aで洗浄され、テンションリール4
で巻き取られる。
【0008】ブラシスタンドは処理設備1内に設置され
ていてもよいが、連続鋼板処理設備1で鋼板上に付着し
た異物等の除去を目的に設置されているため、少なくと
も連続鋼板処理設備1の後側に設置されていなければな
らない。5は帯板送り速度検出器であり、テンションブ
ライドルロールに設置されており、それからの電気信号
が図示外の速度制御盤に送られ、帯板の送り停止が制御
される。
【0009】図2はマイクロコンピュータによるブラシ
運転方法のフロー図を示し、本図をもとにブラシ運転方
法を説明する。ライン停止前において、定常速度500
m/min(mpm)で送られている帯鋼板の送り速度
を減少して行く。そして、ライン速度がX1(例えば、
10)mpmに到達した時点で、ブラシロール2aを開
放し、ブラシロール2aによる鋼板洗浄を中断する。こ
のX1mpmは0を越えて10までの値とする。ライン
停止中はブラシロール2aは開放状態で保持しておく。
次にライン運転の再スタート後のライン増速時、ライン
速度がX2(例えば、10)mpmに到達した時点で、
ブラシロール2aを圧下して帯板Aに接触させ、ブラシ
ロールによる洗浄を再開する。このX2mpmは0を越
えて10までの値とする。
【0010】このようにすることにより、ライン停止時
にはブラシロールは鋼板表面より離れるので、鋼板の同
一部分をブラシロールで研磨することがなくなり、ブラ
シ過研削による鋼板表面に疵の発生が防止される。
【0011】以下に本発明の一実施例における実験結果
を示す。次工程での鋼板切り捨て長を図3,4に示す。
図3は従来技術による切り捨て長を示し、図4は本発明
による切り捨て長を示し、切り捨て長は約20m減少し
ており、歩留まりの向上を図れた。
【0012】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0013】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されている
ので、ライン停止時のブラシロールの過研削による鋼板
表面に発生する疵がなくなり、次工程の検査ラインでの
切り捨て量の軽減を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による連続鋼板処理ライン
配置図である。
【図2】 ブラシ運転方法のフロー図である。
【図3】 次工程切り捨て長さの従来技術による実験結
果のグラフである。
【図4】 次工程切り捨て長さの本発明による実験結果
のグラフである。
【符号の説明】
A 帯板 1 連続鋼板処理設備 2 連続処理設備 2a ブラシロール 3 ペイオフリール 4 テンションリール 5 帯板送り速度検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板連続処理ライン内にブラシロールを
    設け、該ブラシロールを回転させることにより帯板表面
    に付着している異物等を除去するものにおいて、ライン
    停止時には前記ブラシロールを開放することを特徴とす
    る帯板処理用のブラシロール運転方法。
  2. 【請求項2】 前記ブラシロールの開放時、開放タイミ
    ングをライン停止前に設定し、また圧下タイミングを前
    記ライン停止後で、かつ、ライン運転の再開始後に設定
    することを特徴とする請求項1記載の帯板処理用のブラ
    シロール運転方法。
JP2001005329A 2001-01-12 2001-01-12 帯板処理用のブラシロール運転方法 Withdrawn JP2002210514A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100762489B1 (ko) * 2001-11-29 2007-10-02 주식회사 포스코 스트립 빌드 업 삼면 연마 장치
CN106272023A (zh) * 2016-07-28 2017-01-04 钟磊 一种清洁方便的打磨机
CN112960446A (zh) * 2021-03-31 2021-06-15 成渝钒钛科技有限公司 一种索氏体钢加工用卷取装置及其使用方法

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