JPH0751745A - 自動間紙連続供給方法 - Google Patents

自動間紙連続供給方法

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JPH0751745A
JPH0751745A JP19973293A JP19973293A JPH0751745A JP H0751745 A JPH0751745 A JP H0751745A JP 19973293 A JP19973293 A JP 19973293A JP 19973293 A JP19973293 A JP 19973293A JP H0751745 A JPH0751745 A JP H0751745A
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strip
slip sheet
interleaf
coil
sheet
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Application number
JP19973293A
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English (en)
Inventor
Tomoharu Kanamaru
智春 金丸
Kazumitsu Sanbondake
一光 三本竹
Eisuke Kawasumi
英輔 河澄
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップの連続処理ラインを停止させるこ
となく間紙の切り換え,幅変更を好適に行うことができ
る自動間紙連続供給方法を提供すること。 【構成】 ストリップの連続処理ライン出側でストリッ
プを巻き取るとともに、このストリップの層間に払出し
側間紙を供給する一方、この払出し側間紙の残量減少時
及びストリップの幅変更時に、払出し側間紙と待機側間
紙とを接続して連続的に供給するようにした自動間紙連
続供給方法において、払出し側間紙の残量減少に伴うこ
の払出し側間紙と待機側間紙との同幅接続部と、この同
幅接続部より後のストリップの幅変更に伴う払出し側間
紙との異幅接続部と、の間を巻き取る時間が、待機側間
紙を設置する時間より短いときに、異幅接続部より前の
ストリップ接続点で同幅の間紙の接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属あるいはプラスチ
クス等のストリップを連続処理するライン、例えばステ
ンレス鋼の連続焼鈍酸洗ラインあるいは完全連続タンデ
ム冷間圧延ラインの出側において、ストリップを巻き取
る際に行われる擦り疵防止用の間紙の挿入作業を、この
ラインを停止することなく連続的に実施できるようにし
た自動間紙連続供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば冷延ステンレス鋼板等のよ
うに表面品質,表面光沢が重要視されるストリップを、
このストリップの処理ラインの出側で巻き取る際に、ス
トリップ層間に間紙を挿入することが行われている。こ
こで、間紙をストリップ層間に挿入する目的を列記する
と、以下のようになる。 (1)ストリップの巻き取り時に、ストリップが擦れて
表面に擦り疵が発生することを防止する。 (2)巻き取ったコイルを次工程やコイル置場等に運搬
する時に、コイルが巻き緩み、ストリップ同士が擦れて
疵が発生するのを防止する。 (3)次工程でコイルを巻き戻して通板するとき、スト
リップが擦れて表面に擦り疵が発生することを防止す
る。 (4)処理ラインが例えば圧延ラインである場合、圧延
油のワイピングが不十分であると、巻き取り時にこの残
存した圧延油によりストリップが横ずれすることがある
ので、過剰の圧延油を間紙により吸い取って横ずれを防
止する。 (5)特にステンレス鋼板の圧延の場合、例えば大容量
のタンデム圧延機で高粘度の圧延油を使用して中間厚さ
まで高速圧延を行った後、小径ロールの圧延機で低粘度
の圧延油を使用して製品厚さまで仕上げ圧延を行うプロ
セスがある。そのタンデム圧延時に、板表面にオイルピ
ットが発生してピット内に高粘度の圧延油が残存する
と、次の小径ロールでの圧延時に、前記ピット内に封入
されているオイルがピットの潰れを阻害し、最終製品の
表面性状に悪影響を及ぼすことがある。そこで、タンデ
ムミル出側で間紙を挿入し、このオイルピット内に残留
する高粘度圧延油を間紙により吸収して除去しておく。
【0003】以上のような目的で行うストリップ層間へ
の間紙供給のための従来例としては、例えば図5に示す
ような基本的なものが知られている。図5は、金属スト
リップ処理ラインの出側設備を模式的に示したものであ
り、圧延,焼鈍,酸洗等の処理を施された金属ストリッ
プmは、デフレクターロール1を経て巻取りリール2に
巻き取られてコイル3になる。その際、既に巻き取られ
た金属ストリップとその外側に巻かれる金属ストリップ
との間には間紙pが挿入される。すなわち、間紙供給装
置の間紙アンワインダ5によって間紙コイル4から巻き
戻された間紙pは、金属ストリップmのコイル3の層間
に挿入され、金属ストリップmとともに巻き取られる。
【0004】間紙pとともに巻き取られた金属ストリッ
プmのコイル3が所定の大きさになると、ラインは一旦
停止する。そして、シャー6により金属ストリップmを
切断するとともに、間紙pもカッターナイフ等で切断さ
れる。次いで、間紙pと金属ストリップmが巻き重さね
られているコイル3を巻取りリール2からコイルカー7
で抜き出す。その後、ラインの低速運転を再開し、後続
ストリップmの先端を新たにセットした巻取りリール2
に巻き付けながら、同時に間紙pの先端を巻き付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
にあっては、間紙コイル4の残長がなくなった場合、あ
るいは金属ストリップmの幅変更に合わせて間紙pの幅
変更を行う場合には、間紙コイル4を間紙アンワインダ
5から取り外した後、新たな間紙コイル4を間紙アンワ
インダ5に装着し直して間紙pの先端を巻取り装置の巻
取りリール2まで誘導する必要があった。そして、この
作業を行う間、間紙pの供給は行えないから金属ストリ
ップmの処理ラインを停止せざるを得ず、能率の低下を
もたらすという問題があった。
【0006】これに対して本発明者等は、例えば特願平
4─147614号において、二軸以上の間紙アンワイ
ンダに複数の間紙コイルを装着し、一方の間紙コイルか
ら他方の間紙コイルに切り換える際に、ストリップの分
割点及び幅変更点をトラッキングした情報に基づき、間
紙接続装置及び間紙カッタによって自動的に間紙の切断
ならびに接続を行う間紙連続供給装置及び方法を提供し
た。これによれば、ラインを停止させることなく間紙を
安定して連続的に供給することが可能であり、その性能
及び作用には何ら問題点はないが、特に、間紙を同一幅
同士で接続した直後に、異なる幅同士で接続する場合に
おいて、払出し側の間紙コイルの残長がなくなり、待機
側の間紙コイルに接続する場合の間紙接続点と、巻取り
装置に巻き取られるストリップの幅変更に伴い間紙幅を
切り換える場合の間紙幅変更点との距離が短いとき、払
出し側間紙コイルの紙管(間紙コイルの芯)を間紙アン
ワインダから抜き出し、さらに新しい間紙コイルを装着
するといった一連の作業が間に合わなくなり、一旦ライ
ンを停止させるか、さもなくば間紙の接続が良好になさ
れないといった不都合が生じる。したがって、上記のよ
うな特殊な場合にも、ラインを停止せずに良好な間紙の
供給を行う手段の提供が要請されているのが現状であ
る。
【0007】本発明は、上記の問題を解決し得るもので
あって、その目的は、ストリップの連続処理ラインを停
止させることなく間紙の切り換え,幅変更を好適に行う
ことができる自動間紙連続供給方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動間紙連続供
給方法は、ストリップの連続処理ライン出側で前記スト
リップを巻き取るとともに、このストリップの層間に払
出し側間紙を供給する一方、この払出し側間紙の残量減
少時及び前記ストリップの幅変更時に、払出し側間紙と
待機側間紙とを接続して連続的に間紙を供給するように
した自動間紙連続供給方法において、前記払出し側間紙
の残量減少に伴う前記払出し側間紙と待機側間紙との同
幅接続部とこの同幅接続部より後の前記ストリップの幅
変更に伴う払出し側間紙と待機側間紙との異幅接続部
と、の間を巻き取る時間が、前記待機側間紙を設置する
時間より短いときに、前記異幅接続部より前のストリッ
プ接続点で同幅の間紙の接続を行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の自動間紙連続供給方法によれば、払出
し側間紙コイルから間紙を払い出し、この払い出された
間紙は、処理ラインの出側で巻き取られているストリッ
プの層間に挿入され、このストリップとともに巻き取ら
れていく。そして、払出し側間紙コイルの残量が僅かに
なったとき、この払出し側間紙コイルの後端と、待機側
間紙コイルの先端とを接続し、連続して間紙を供給す
る。この場合、前記ストリップの幅に変更がないとき
は、払出し側間紙コイルの幅と、待機側間紙コイルの幅
は同じでよい。
【0010】また、ストリップの幅が途中で変更された
場合には、払出し側間紙コイルが未だ充分残っていて
も、変更後のストリップの幅に合わせた待機側間紙コイ
ルに切り換える。すなわち、払出し側間紙コイルに新た
な幅の待機側間紙コイルの先端を接続した後、払出し側
間紙コイルを切断する。このようにして、新たな間紙コ
イルから所定幅の間紙が供給される。
【0011】一方、払出し側間紙コイルの残量減少に伴
って接続した払出し側間紙コイルと待機側間紙コイルと
の同幅接続部と、ストリップの幅変更に伴って接続した
払出し側間紙コイルと待機側間紙コイルとの異幅接続部
との間を巻き取る時間が、前記待機側間紙コイルを設置
する時間より短いとき、つまり払出し側間紙コイルがな
くなった直後にストリップの幅変更がある場合は、前記
異幅接続部より前のストリップ分割点で払出し側間紙コ
イルと待機側間紙コイルとの接続を行う。これによっ
て、元の払出し側間紙コイルの取り替え作業等に要する
時間を確保することができ、したがって取り替え作業等
のためにストリップの処理ラインを停止させる必要がな
く、ライン稼働率を向上させ、良好な生産性を実現する
ことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図6は、本発明の一実施例を示
すものであって、図1は完全連続タンデム圧延機を使用
して冷延ステンレス鋼の金属ストリップmを製造する場
合の装置を模式的に示したものである。
【0013】金属ストリップ巻取り装置として、タンデ
ム圧延機の出側でカローゼル式巻取り装置8(以下、巻
取り装置8と略称する)が設置されている。カローゼル
式巻取り装置は、ストリップmの巻き取りが終わったコ
イル3を巻取りリール2bから取り外すとともに、新た
な巻取りリール2aに自動的に切り換えることにより、
連続的にストリップmの巻き取りが続行できるものであ
る。すなわち、回転円盤の回転軸を挟んで対称位置に、
二本のストリップ巻取りリール2a,2bが配置されて
いる。一方のリール2bへのコイル巻き取り中に、他方
のリール2aは軸回転する(ベルトラッパ8Aを駆動す
る)。そして、リール2bへのコイル巻きが終わると、
圧延機出側に設けてある走間シャー9により圧延機から
送り出されてくるストリップmが切断されて、後続のス
トリップ先端がベルトラッパ8Aのベルトと待機中のリ
ール2aとの間に挿入され、巻き取りが開始される。巻
き終わったコイル3は、コイルカー7でリール2bから
外して搬出するとともに、回転円盤が反時計方向に公転
してリール2aがリール2bに代わって定常巻取り位置
に移動するようになっている。
【0014】上記巻取り装置8に隣接して、間紙連続供
給装置10が設置されている。この間紙連続供給装置1
0には、間紙アンワインダ装置11と、間紙接続装置1
8と、間紙カッタ19とが設けてあり、さらにこの間紙
連続供給装置10に隣接して走行可能な移動装置17が
設けてある。間紙アンワインダ装置11は、回転軸11
aを挟む対称位置に、二軸の間紙アンワインダを有して
いる。図1で左方の間紙アンワインダ12aは払出し
側、右方の間紙アンワインダ12bは待機側である。払
出し側間紙アンワインダ12aの間紙pは、ガイドロー
ル13a,13bに案内されて待機側間紙アンワインダ
12bに装着された控えの間紙コイル14bの上を通過
して下方に送り出され、巻取り装置8の入り側に近接配
置されている間紙進行方向変更装置としての間紙デフレ
クタ15で横方向に進行方向を変えられて巻取り装置8
に供給される。間紙デフレクタ15の出側には、回転駆
動式間紙カッタ16が配設されている。
【0015】間紙接続装置18は、前記待機側間紙アン
ワインダ12bの上方に配置され、払出し側間紙アンワ
インダ12aから払い出された間紙pを、予め接着剤を
貼り付けてある待機側間紙アンワインダ12bの間紙に
押し付けて接続する。そのため、間紙接続装置18は、
揺動アーム18aと、その先端に取り付けられて払い出
されてくる間紙を押さえるテンションロール18bと、
控えの間紙コイル14bに対し離接可能に上下動する間
紙接続ロール18cとを備えている。間紙カッタ19
も、同じく待機側間紙アンワインダ12bの上方に配置
され、間紙接続の際に払出し側間紙を切断する往復駆動
式である。
【0016】また、移動装置17は、昇降装置17a
と、この昇降装置17aの下部に設けた走行車輪17b
とから構成されており、走行車輪17bによって間紙コ
イル置場と間紙アンワインダ装置11との間を走行し、
上部に搭載した間紙コイル14cを昇降装置17aの昇
降によって間紙アンワインダ12aあるいは12bに装
着させ、かつ間紙アンワインダ12aあるいは12bに
装着してある間紙コイルを取り外すものである。
【0017】一方、ストリップmが前記巻取り装置8に
巻き取られるまでに経る工程は、以下の通りである。す
なわち、最初コイル状に巻かれた状態にある鋼板がペイ
オフリール21の心軸に嵌められ、このペイオフリール
21が外周の一端を取り出してコイル状の鋼板を回転さ
せ、端を引き出す。この鋼板は、溶接機22を通過し、
第一ブライドロール23、ルーパ24、続いて第二ブラ
イドロール25を経て圧延機26の圧延ロール26a〜
26eによって圧延され、巻取り装置8に巻き取られて
いく。
【0018】上記ストリップ処理ラインを構成する各装
置は、図1に示すプロセスコンピュータ41(以下、P
/Cと略称する)に直接ディジタル制御装置42(以
下、DDCと略称する)を介して接続され、これらに自
動的に制御されるようになっている。すなわち、P/C
41は、現工程で巻き取り中のストリップmの長さをセ
ットアップ情報として、内部に備えた演算手段(図2に
示すフローチャート)に基づき判断した結果をDDC4
2へ出力するものである。DDC42は、払出し側間紙
コイルの残量をP/C41へ出力するとともに、P/C
41からの演算結果の出力によって、上記各構成装置を
制御するものである。
【0019】次に、上記の各装置から構成されたストリ
ップ処理ラインにおける自動間紙連続供給方法を具体的
に説明する。先ず、図1において、最初コイル状に巻か
れてあった鋼板は、ペイオフリール21によって取り出
された後、溶接機22,第一ブライドロール23,ルー
パ24,第二ブライドロール25を通って完全連続タン
デム圧延機26の圧延ロール26a〜26eによって圧
延されてストリップmとなる。一つのコイル状鋼板の巻
き出しが終了して次のコイル状鋼板を取り出す際には、
最初のコイル状鋼板の後端と次のコイル状鋼板の先端と
が溶接機22によって溶接され、以て先の鋼板から後の
鋼板が連続的に供給されるようになっている。いま、こ
のストリップmは、圧延機出側のデフレクタロール1で
進行方向を変えられて、巻取り装置8の一方の巻取りリ
ール2bに巻き取られつつある。同時に、間紙連続供給
装置10の払出し側間紙コイル14aから払い出された
間紙pは、間紙デフレクタ15により進行方向を変えら
れて巻取り装置8の巻取りリール2bに供給され、スト
リップmのコイル3の層間に挿入されてストリップmと
ともに巻き取られている。
【0020】ここで、例えば図4に示すように、連続処
理ラインにおいて、現在巻き取られているストリップm
をm0 とし、次のコイル状鋼板が取り出されてストリッ
プm 0 の後端に溶接されたストリップm1 と、このスト
リップm1 の後端に溶接されたストリップm1 と同じ幅
のストリップm2 と、このストリップm2 の後端に溶接
されたストリップm0 〜m2 より小さい幅のストリップ
3 とが連続的に処理されるものとした場合、これらの
ストリップm0 〜m3 に対応する間紙p0 〜p 3 の長さ
が以下のようであったとする。すなわち、間紙p0 は、
ストリップm1を巻き取っている途中で残量が零とな
り、間紙p1 は、ストリップm1 が巻き取られている途
中でその先端が間紙p0 に接続された後、ストリップm
2 の途中まで一緒に巻き取られ、このストリップm2
途中で残量が零となり、待機していた間紙p2 に接続さ
れる。間紙p2 は、前記ストリップm2 の途中で間紙p
1 に接続され、残りのストリップm2 とともに巻き取ら
れていく。
【0021】この後、ストリップm2 と間紙p2 は一緒
に巻き取られていくが、ストリップm2 とストリップm
3 との接続点になったとき、間紙p2 をストリップm3
の幅に合わせた間紙p3 に切り換える必要が生じる。し
かしながら、間紙p1 に接続されてから間紙p3 に切り
換えられるまでの間紙p2 の長さが、間紙アンワインダ
装置11において払出し側間紙コイル14aの紙管を間
紙アンワインダ12aから抜き出し、さらに新しい間紙
コイルを装着するといった一連の作業時間をストリップ
の巻取り長さに換算した値(x)よりも小さければ、前
記切り換えのために止むを得ず一旦ラインを停止させな
くてはならなくなる。そこで、このような状況の場合に
も、ラインを停止させず連続して間紙を供給するため、
図2に示すフローチャートに基づきP/C41が間紙の
強制切換を実行するか否かを判断する。
【0022】P/C41には、ペイオフリール21にコ
イル状の鋼板が設置された時点で、このペイオフリール
21からストリップの長さに関する情報が送られてい
る。そこで、ストリップm0 を巻き取っているときに、
次に巻き取られるストリップm 1 に、間紙p1 を供給す
る必要があるか、否かを判断し(ステップ51)、間紙
1 を供給する必要がある場合はk1 =1を,そうでな
ければk1 =0をDDC42へ出力する(ステップ5
2,53)。このとき、DDC42からは、P/C41
に間紙アンワインダ12aに装着されている間紙p1
長さ(z)に対応する信号が送られる。DDC42は、
P/C41からのk1 =1の出力によって、ストリップ
0 を巻き取り終わり、ストリップm1 を巻き取り始め
たときに、間紙アンワインダ12aから巻取り装置8へ
と間紙p1 を供給し、この後巻取り装置8は、ストリッ
プm1 と間紙p1 とを同時に巻き取っていく。
【0023】P/C41は、ステップ52でk1 =1と
の処理をした後、ストリップm1 の次に巻き取られるス
トリップm2 に対して間紙p2 が必要であるか否かを判
断する(ステップ54)。そして、必要であると判断し
た場合は、DDC42へk2=1を出力した後(ステッ
プ55)、後述するステップ56〜58の条件を判断
し、ステップ54で前記ストリップm2 に対して間紙p
2 が必要でないと判断したときはDDC42へk2 =0
を出力し、さらに間紙切換不要信号s=0を出力した後
(ステップ61,62)、ステップ60へ移る。ステッ
プ56〜58は、後工程でストリップm2 と間紙p2
が一緒に巻き取られ、それからストリップm2 とストリ
ップm3 との接続点になったとき、間紙p2 をストリッ
プm3 の幅に合わせた間紙p3 に切り換える場合、間紙
1 に接続されてから間紙p3 に切り換えられるまでの
間紙p2 の長さが、前記一連の作業時間をストリップの
巻取り長さに換算した値(x)よりも小さければ、強制
的にストリップm1 とストリップm2 との分割点で間紙
切り換えの命令を出力させる条件である。すなわち、ス
テップ56〜58は、以下の条件(1)〜(3)を全て
満たす場合に限り、DDC42へ間紙強制切換信号s=
1を出力する(ステップ59)。 (1)b1 =b2 (2)b2 ≠b3 (3)−t≦L1 ≦x 〔但し、L1 =(l1 +l2
y)−z〕 上式は、図3に示すように、b1 ,b2 ,b3 がそれぞ
れストリップm1 ,m 2 ,m3 の幅であり、l1 ,l2
がそれぞれストリップm1 ,m2 の長さであり、yはラ
イン上のセットアップ位置αにおいて検出している現在
巻き取り中のストリップm1 の長さであり、−tは間紙
の撓み等によって実際の間紙の残量に違いが生じ、また
1 の値が負になった場合を想定して設定した負の値で
ある。すなわち、(1)ではストリップm1 とストリッ
プm2 とで同じ幅の間紙が使用可能か否かを判断し(ス
テップ56)、(2)ではストリップm2 とストリップ
3 とで間紙の幅変更があるか否かを判断し(ステップ
57)、(3)ではストリップm1 のセットアップ位置
αからストリップm1 ,m2 を巻き取り終わるまでの間
紙の必要な長さ(l1 +l2 −y)が、払出している間
紙p1 の残長(z)より長いか否かを判断するものであ
る。つまり、図3に示すように、間紙p1 の残長がz1
であれば、L1 がxより長いから、間紙p1 の残量がな
くなった矢印βの位置において間紙p2 に切り換え、次
にストリップm2 とストリップm3 との幅変更に対応し
て間紙p2 を間紙p3 に切り換える間紙自動接続装置1
0の動作に対して、間紙アンワインダ装置11での間紙
の切り換え作業が間に合うが、間紙p1 の残長がz2
あれば、L1 がxより短いため、間紙p1 の残量がなく
なった矢印γの位置において間紙p2 に切り換えると、
上記の作業が間に合わなくなることを示している一方、
1 が負値であっても、ストリップm2 を巻き取り終わ
ってからある程度の範囲(t)まで間紙が残っていると
いう条件を示している(ステップ58)。
【0024】ここで、(1)の条件を満たさない場合
は、ストリップm1 とストリップm2とで幅変更がある
のだから、予め幅の異なる間紙を間紙アンワインダ12
bに待機させればよく、(2)の条件を満たさない場合
は、ストリップm2 とストリップm3 とで幅変更がない
のだから、同じ幅の間紙を使用すればよく、(3)の条
件を満たさない場合は、間紙アンワインダ装置11にお
ける前記取り替え作業を行うとよいから、それぞれのス
テップ56,57,58においてNOと判断した時点で
ステップ60へと移る。
【0025】これら(1)〜(3)の条件を満たしたな
らば、P/C41からDDC42へ間紙強制切換信号s
=1が出力され(ステップ59)、ストリップm1 とス
トリップm2 との接続点(図3の矢印δ)で強制的に間
紙の切り換えを行うようにする。すなわち、P/C41
からDDC42へ出力されると、DDC42は、間紙p
1 が充分に残っていたとしても、ストリップm1 とスト
リップm2 との分割点で間紙接続を行うように制御信号
を出力する。これによって、間紙接続装置18が間紙p
1 と間紙p2 とを接続し、間紙カッタ19によって間紙
1 を切断した後、間紙連続供給装置10は間紙p2
供給する。
【0026】一方、ステップ51において、ストリップ
1 に対して間紙p1 が必要でない場合、すなわちステ
ップ53でk1 =0をDDC42へ出力した場合は、次
にストリップm2 に対して間紙が必要であるか否かを判
断する(ステップ63)。そこで、ストリップm2 に対
して間紙が必要である場合は、ステップ64でk2 =1
を出力した後、次にステップ65,66の条件を判断
し、そうでなければDDC42へk2 =0を出力し、さ
らに間紙切換不要信号s=0を出力した後(ステップ6
8,69)、ステップ60へ移る。ステップ65,66
は、以下の条件(4),(5)を全て満たす場合に限
り、DDC42へs=1を出力する(ステップ67)。 (4)b2 ≠b3 (5)−t≦L2 ≦x 〔但し、L2 =(l2 −y)−
z〕 これらの記号の定義は上記と同様とする。つまり、この
場合は、ステップ56〜58において判断した内容のう
ち、k1 =0の信号からストリップm1 に間紙は不要な
のだから、このストリップm1 に関する条件を削除した
ものであって、(4)ではストリップm2 とストリップ
3 とで間紙の幅変更があるか否かを判断し(ステップ
65)、(5)ではセットアップ位置αがストリップm
1 とストリップm2 の接続点δとなってからストリップ
2 を巻き取り終わるまでの間紙の必要な長さ(l2
y)が、ストリップm2 の先端から払い出す間紙の残長
(z)より長いか否かを判断するものである(ステップ
66)。
【0027】このステップ65,66の場合も上記ステ
ップ56〜58と同様に、(4)の条件を満たさない場
合は、ストリップm2 とストリップm3 とで幅変更がな
いのだから、ストリップm2 の先端から払い出した間紙
をそのまま使用すればよく、(5)の条件を満たさない
場合は、間紙アンワインダ装置11における前記取り替
え作業を行うとよいから、それぞれのステップ65,6
6においてNOと判断した時点でステップ60へと移
る。そして、これら(4),(5)の条件を満たしたな
らば、P/C41からDDC42へ間紙強制切換信号s
=1が出力され(ステップ67)、P/C41からDD
C42へ出力されると、DDC42は、ストリップm1
が巻き取られている時点でストリップm2 の長さ
(l2 )より長い間紙コイルを間紙アンワインダ12a
に装着するように、移動装置17に出力信号を送出し、
ストリップm2 の先端からこの間紙を供給できるように
する。
【0028】このように、通常は現在払い出している間
紙の残量がなくなったとき、次の待機している間紙に接
続が行われるものを、前記L1 がxより短いときは、ス
トリップm1 とストリップm2 との分割点δにおいて間
紙の接続を行い、これによって、間紙アンワインダ装置
12における間紙コイル交換の時間を充分に確保するこ
とができる。したがって、間紙コイル交換作業のために
ストリップ連続処理ラインを一旦停止させることがなく
なるので、ラインの稼働率を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の自動間紙連続供給方法によれば、払出し側間紙コイル
の残量減少に伴って接続した払出し側間紙コイルと待機
側間紙コイルとの同幅接続部と、ストリップの幅変更に
伴って接続した払出し側間紙コイルと待機側間紙コイル
との異幅接続部との間を巻き取る時間が、前記待機側間
紙コイルを設置する時間より短いとき、つまり払出し側
間紙コイルがなくなる直後にストリップの幅変更がある
場合は、前記異幅接続部より前のストリップ分割点で払
出し側間紙コイルと待機側間紙コイルとの接続を行う。
これによって、なくなった払出し側間紙コイルの取り替
え作業等に要する時間を確保することができ、したがっ
て取り替え作業等のためにラインを停止させる必要がな
く、よってライン稼働率を向上させ、良好な生産性を実
現することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示したストリップ処理
ラインの模式図である。
【図2】本実施例において説明したプロセスコンピュー
タの制御内容を示すフローチャートである。
【図3】間紙の強制切換位置を明示する説明図である。
【図4】本実施例において説明した巻き取り装置に巻き
取られるストリップと間紙とを平面的に示す説明図であ
る。
【図5】従来の間紙供給装置の模式図である。
【符号の説明】
8 巻き取り装置 10 間紙連続供給装置 11 間紙アンワインダ装置 18 間紙接続装置 19 間紙カッタ 41 プロセスコンピュータ 42 直接ディジタル制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップの連続処理ライン出側で前記
    ストリップを巻き取るとともに、このストリップの層間
    に払出し側間紙を供給する一方、この払出し側間紙の残
    量減少時及び前記ストリップの幅変更時に、払出し側間
    紙と待機側間紙とを接続して連続的に間紙を供給するよ
    うにした自動間紙連続供給方法において、前記払出し側
    間紙の残量減少に伴う前記払出し側間紙と待機側間紙と
    の同幅接続部と、この同幅接続部より後の前記ストリッ
    プの幅変更に伴う払出し側間紙と待機側間紙との異幅接
    続部との間を巻き取る時間が、前記待機側間紙を設置す
    る時間より短いときに、前記異幅接続部より前のストリ
    ップ接続点で同幅の間紙の接続を行うことを特徴とする
    自動間紙連続供給方法。
JP19973293A 1993-08-11 1993-08-11 自動間紙連続供給方法 Pending JPH0751745A (ja)

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