JP2599043Y2 - 建築用造作材の接合部構造 - Google Patents
建築用造作材の接合部構造Info
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- JP2599043Y2 JP2599043Y2 JP1992032265U JP3226592U JP2599043Y2 JP 2599043 Y2 JP2599043 Y2 JP 2599043Y2 JP 1992032265 U JP1992032265 U JP 1992032265U JP 3226592 U JP3226592 U JP 3226592U JP 2599043 Y2 JP2599043 Y2 JP 2599043Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巾木又は回縁よりなる
帯板状の建築用造作材同士の接合部の構造に関する。
帯板状の建築用造作材同士の接合部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物における壁と床との接合部
に取り付けられる巾木或いは壁と天井との接合部に取り
付けられる回縁よりなる帯板状の建築用造作材の長辺方
向を突き付け構造等で連結して施工すると、継目部が外
観的に目立って見映えが良くないので、継目部の数を減
らすことが望まれ、従来の建築用造作材は長さが3.6
m〜4.0m程度の1本ものの長尺状に形成されてい
る。
に取り付けられる巾木或いは壁と天井との接合部に取り
付けられる回縁よりなる帯板状の建築用造作材の長辺方
向を突き付け構造等で連結して施工すると、継目部が外
観的に目立って見映えが良くないので、継目部の数を減
らすことが望まれ、従来の建築用造作材は長さが3.6
m〜4.0m程度の1本ものの長尺状に形成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
に従来の建築用造作材は長尺状であるため、運搬(輸
送)をする際に荷物の納まりが悪い上に荷積みや荷下ろ
しの作業がし難く、また運搬中に損傷し易いという欠点
を有している。
に従来の建築用造作材は長尺状であるため、運搬(輸
送)をする際に荷物の納まりが悪い上に荷積みや荷下ろ
しの作業がし難く、また運搬中に損傷し易いという欠点
を有している。
【0004】また、施工時においては、長尺材であるた
め、施工現場において振り回し難いので作業性が悪いと
共に施工現場で損傷し易く、さらに作業の安全性の面で
も問題を有している。
め、施工現場において振り回し難いので作業性が悪いと
共に施工現場で損傷し易く、さらに作業の安全性の面で
も問題を有している。
【0005】もっとも、建築用造作材を短く例えば従来
の2分の1程度の長さにすると、前記の問題点は解消す
るが、継目部の数が増えるため、従来の建築用造作材で
は施工後の美観が損なわれるという問題がある。
の2分の1程度の長さにすると、前記の問題点は解消す
るが、継目部の数が増えるため、従来の建築用造作材で
は施工後の美観が損なわれるという問題がある。
【0006】さらには、建築用造作材が湿気の吸放湿や
温度変化によって伸縮する木質材等からなる場合には、
継目部における建築用造作材同士の隙間が拡大する等に
より、施工後の外観がいっそう見苦しくなるという危惧
を有している。
温度変化によって伸縮する木質材等からなる場合には、
継目部における建築用造作材同士の隙間が拡大する等に
より、施工後の外観がいっそう見苦しくなるという危惧
を有している。
【0007】前記に鑑みて、本考案は、継目部の美観を
向上させることにより、建築用造作材の長さを短くして
も施工後の見映えが損なわれないようにし、これによ
り、運搬性、作業の安全性及び作業能率性を向上させる
ことを目的とする。
向上させることにより、建築用造作材の長さを短くして
も施工後の見映えが損なわれないようにし、これによ
り、運搬性、作業の安全性及び作業能率性を向上させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の考案は、建築用造作材の長辺方向の端部
における上側部分同士の接合部と下側部分同士の接合部
との構造を互いに異ならせ、上側部分同士の接合部は上
方から見たときに隙間が見えないように接合部に隙間が
生じない構造にし、下側部分同士の接合部は正面から見
たときに接合部が目立たないように接合部の表面部に上
下方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されている構造に
するものである。
め、請求項1の考案は、建築用造作材の長辺方向の端部
における上側部分同士の接合部と下側部分同士の接合部
との構造を互いに異ならせ、上側部分同士の接合部は上
方から見たときに隙間が見えないように接合部に隙間が
生じない構造にし、下側部分同士の接合部は正面から見
たときに接合部が目立たないように接合部の表面部に上
下方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されている構造に
するものである。
【0009】具体的に請求項1の考案が講じた解決手段
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の長辺
方向の端部における上側部分には、長辺方向に突出する
凸状部からなる第1の雄部が形成されており、第1の建
築用造作材の長辺方向の端部における下側部分には、長
辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形成され
ており、第2の建築用造作材の長辺方向の端部における
上側部分及び下側部分には、第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、第1の建築用造作材の第1の
雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間に隙間
が形成されないように互いに嵌合しており、第1の建築
用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部と
は、接合部の表側部分に短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成され、第2の雄部が雌部の突出部によって覆わ
れるように、互いに嵌合している構成とするものであ
る。
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の長辺
方向の端部における上側部分には、長辺方向に突出する
凸状部からなる第1の雄部が形成されており、第1の建
築用造作材の長辺方向の端部における下側部分には、長
辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形成され
ており、第2の建築用造作材の長辺方向の端部における
上側部分及び下側部分には、第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、第1の建築用造作材の第1の
雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間に隙間
が形成されないように互いに嵌合しており、第1の建築
用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部と
は、接合部の表側部分に短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成され、第2の雄部が雌部の突出部によって覆わ
れるように、互いに嵌合している構成とするものであ
る。
【0010】請求項2の考案は、請求項1の解決手段に
加えて、下側部分同士の接合部に形成される短辺方向凹
条溝を長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹条溝と
連続させることにより、下側部分同士の接合部をいっそ
う目立たなくするものである。
加えて、下側部分同士の接合部に形成される短辺方向凹
条溝を長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹条溝と
連続させることにより、下側部分同士の接合部をいっそ
う目立たなくするものである。
【0011】具体的に請求項2の考案が講じた解決手段
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の短辺
方向の央部の表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第
1の長辺方向凹条溝が形成されており、第1の建築用造
作材の長辺方向の端部における第1の長辺方向凹条溝の
上側部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1
の雄部が形成されており、第1の建築用造作材の長辺方
向の端部における第1の長辺方向凹条溝の下側部分に
は、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形
成されており、第2の建築用造作材の短辺方向の央部の
表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向
凹条溝が形成されており、第2の建築用造作材の長辺方
向の端部における第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び
第2の長辺方向凹条溝の下側部分には、第1の雄部及び
第2の雄部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部
又は凹部からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突
出部を有する雌部が形成されており、第1の建築用造作
材の第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者
の間に隙間が形成されないように互いに嵌合しており、
第1の建築用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材
の雌部とは、接合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝
及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延び
る短辺方向凹条溝が形成され、第2の雄部が雌部の突出
部によって覆われるように、互いに嵌合している構成と
するものである。
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の短辺
方向の央部の表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第
1の長辺方向凹条溝が形成されており、第1の建築用造
作材の長辺方向の端部における第1の長辺方向凹条溝の
上側部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1
の雄部が形成されており、第1の建築用造作材の長辺方
向の端部における第1の長辺方向凹条溝の下側部分に
は、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形
成されており、第2の建築用造作材の短辺方向の央部の
表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向
凹条溝が形成されており、第2の建築用造作材の長辺方
向の端部における第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び
第2の長辺方向凹条溝の下側部分には、第1の雄部及び
第2の雄部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部
又は凹部からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突
出部を有する雌部が形成されており、第1の建築用造作
材の第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者
の間に隙間が形成されないように互いに嵌合しており、
第1の建築用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材
の雌部とは、接合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝
及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延び
る短辺方向凹条溝が形成され、第2の雄部が雌部の突出
部によって覆われるように、互いに嵌合している構成と
するものである。
【0012】請求項3の考案は、請求項1の解決手段に
加えて、下側部分同士の接合部の裏側部分に建築用造作
材の伸縮を吸収するための隙間を設けるものである。
加えて、下側部分同士の接合部の裏側部分に建築用造作
材の伸縮を吸収するための隙間を設けるものである。
【0013】具体的に請求項3の考案が講じた解決手段
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の長辺
方向の端部における上側部分には、長辺方向に突出する
凸状部からなる第1の雄部が形成されており、第1の建
築用造作材の長辺方向の端部における下側部分には、長
辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形成され
ており、第2の建築用造作材の長辺方向の端部における
上側部分及び下側部分には、第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、第1の建築用造作材の第1の
雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間に隙間
が形成されないように互いに嵌合しており、第1の建築
用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部と
は、接合部の表側部分に短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成され、接合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙
間が形成され、第2の雄部が雌部の突出部によって覆わ
れるように、互いに嵌合している構成とするものであ
る。
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の長辺
方向の端部における上側部分には、長辺方向に突出する
凸状部からなる第1の雄部が形成されており、第1の建
築用造作材の長辺方向の端部における下側部分には、長
辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形成され
ており、第2の建築用造作材の長辺方向の端部における
上側部分及び下側部分には、第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、第1の建築用造作材の第1の
雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間に隙間
が形成されないように互いに嵌合しており、第1の建築
用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部と
は、接合部の表側部分に短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成され、接合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙
間が形成され、第2の雄部が雌部の突出部によって覆わ
れるように、互いに嵌合している構成とするものであ
る。
【0014】請求項4の考案は、請求項1の解決手段に
加えて、下側部分同士の接合部に形成される短辺方向凹
条溝を長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹条溝と
連続させることにより下側部分同士の接合部をいっそう
目立たなくすると共に、下側部分同士の接合部の裏側部
分に建築用造作材の伸縮を吸収するための隙間を設ける
ものである。
加えて、下側部分同士の接合部に形成される短辺方向凹
条溝を長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹条溝と
連続させることにより下側部分同士の接合部をいっそう
目立たなくすると共に、下側部分同士の接合部の裏側部
分に建築用造作材の伸縮を吸収するための隙間を設ける
ものである。
【0015】具体的に請求項4の考案が講じた解決手段
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の短辺
方向の央部の表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第
1の長辺方向凹条溝が形成されており、第1の建築用造
作材の長辺方向の端部における第1の長辺方向凹条溝の
上側部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1
の雄部が形成されており、第1の建築用造作材の長辺方
向の端部における第1の長辺方向凹条溝の下側部分に
は、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形
成されており、第2の建築用造作材の短辺方向の央部の
表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向
凹条溝が形成されており、第2の建築用造作材の長辺方
向の端部における第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び
第2の長辺方向凹条溝の下側部分には、第1の雄部及び
第2の雄部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部
又は凹部からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突
出部を有する雌部が形成されており、第1の建築用造作
材の第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者
の間に隙間が形成されないように互いに嵌合しており、
第1の建築用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材
の雌部とは、接合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝
及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延び
る短辺方向凹条溝が形成され、接合部の裏側部分に短辺
方向へ延びる隙間が形成され、第2の雄部が雌部の突出
部によって覆われるように、互いに嵌合している構成と
するものである。
は、巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建築用造作材
と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築用造作材と
の接合部の構造を対象とし、第1の建築用造作材の短辺
方向の央部の表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第
1の長辺方向凹条溝が形成されており、第1の建築用造
作材の長辺方向の端部における第1の長辺方向凹条溝の
上側部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1
の雄部が形成されており、第1の建築用造作材の長辺方
向の端部における第1の長辺方向凹条溝の下側部分に
は、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄部が形
成されており、第2の建築用造作材の短辺方向の央部の
表面に、長辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向
凹条溝が形成されており、第2の建築用造作材の長辺方
向の端部における第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び
第2の長辺方向凹条溝の下側部分には、第1の雄部及び
第2の雄部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部
又は凹部からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突
出部を有する雌部が形成されており、第1の建築用造作
材の第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者
の間に隙間が形成されないように互いに嵌合しており、
第1の建築用造作材の第2の雄部と第2の建築用造作材
の雌部とは、接合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝
及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延び
る短辺方向凹条溝が形成され、接合部の裏側部分に短辺
方向へ延びる隙間が形成され、第2の雄部が雌部の突出
部によって覆われるように、互いに嵌合している構成と
するものである。
【0016】
【作用】請求項1の構成により、第1の建築用造作材の
第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間
に隙間が形成されないように嵌合しているため、上側部
分同士の接合部を上方から見たときに隙間が見えない。
第1の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、両者の間
に隙間が形成されないように嵌合しているため、上側部
分同士の接合部を上方から見たときに隙間が見えない。
【0017】また、第1の建築用造作材の第2の雄部と
第2の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に短
辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されるように嵌合
しているため、短辺方向凹条溝に釘を打ち込むことによ
り釘の頭部を目立たせないで建築用造作材を取り付ける
ことができる。
第2の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に短
辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されるように嵌合
しているため、短辺方向凹条溝に釘を打ち込むことによ
り釘の頭部を目立たせないで建築用造作材を取り付ける
ことができる。
【0018】さらに、第1の建築用造作材の第2の雄部
と第2の建築用造作材の雌部とは、第2の雄部が雌部の
突出部によって覆われるように嵌合しているため、第2
雄部の先端は、雌部の突出部に覆われているので正面か
らは見えない。
と第2の建築用造作材の雌部とは、第2の雄部が雌部の
突出部によって覆われるように嵌合しているため、第2
雄部の先端は、雌部の突出部に覆われているので正面か
らは見えない。
【0019】請求項2の構成により、請求項1の作用に
加えて次の作用が得られる。すなわち、第1の建築用造
作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、接
合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝及び第2の長辺
方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成されるように嵌合しているため、長辺方向凹条
溝と短辺方向凹条溝との一体感が得られ、装飾性が向上
するので、建築用造作材同士の接合部が目立たなくな
る。
加えて次の作用が得られる。すなわち、第1の建築用造
作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、接
合部の表側部分に第1の長辺方向凹条溝及び第2の長辺
方向凹条溝と連続し且つ短辺方向へ延びる短辺方向凹条
溝が形成されるように嵌合しているため、長辺方向凹条
溝と短辺方向凹条溝との一体感が得られ、装飾性が向上
するので、建築用造作材同士の接合部が目立たなくな
る。
【0020】請求項3の構成により、請求項1の作用に
加えて次の作用が得られる。すなわち、第1の建築用造
作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、接
合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙間が形成されるよ
うに嵌合しているため、第1又は第2の建築用造作材の
長辺方向の伸縮を吸収することができる。
加えて次の作用が得られる。すなわち、第1の建築用造
作材の第2の雄部と第2の建築用造作材の雌部とは、接
合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙間が形成されるよ
うに嵌合しているため、第1又は第2の建築用造作材の
長辺方向の伸縮を吸収することができる。
【0021】請求項4の構成により、請求項1の作用に
加えて、請求項2及び3の作用が得られる。
加えて、請求項2及び3の作用が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0023】図1〜図3は本考案の第1実施例に係る建
築用造作材同士の接合構造を示し、図1は分解した状態
の斜視図、図2は接合した状態の斜視図、図3(a)は
接合した状態の上側部分の横断面図、図3(b)は接合
した状態の下側部分の横断面図である。
築用造作材同士の接合構造を示し、図1は分解した状態
の斜視図、図2は接合した状態の斜視図、図3(a)は
接合した状態の上側部分の横断面図、図3(b)は接合
した状態の下側部分の横断面図である。
【0024】本考案に係る建築用造作材は、建築物にお
ける壁と床との接合部に取り付けられる帯板状の巾木或
いは壁と天井との接合部に取り付けられる帯板状の回縁
であって、その材質は特に限定されるものではなく、合
板、繊維板、木材板、パーティクルボード、無機質板、
合成樹脂板、発泡合成樹脂板、或いはこれらの複合材料
等を使用することができる。さらには、これらの表面に
突板、化粧プラスチックシート或いは化粧紙等が貼着さ
れたもの、彫刻模様が刻設されたもの或いは塗装が施さ
れたものであってもよい。
ける壁と床との接合部に取り付けられる帯板状の巾木或
いは壁と天井との接合部に取り付けられる帯板状の回縁
であって、その材質は特に限定されるものではなく、合
板、繊維板、木材板、パーティクルボード、無機質板、
合成樹脂板、発泡合成樹脂板、或いはこれらの複合材料
等を使用することができる。さらには、これらの表面に
突板、化粧プラスチックシート或いは化粧紙等が貼着さ
れたもの、彫刻模様が刻設されたもの或いは塗装が施さ
れたものであってもよい。
【0025】また、その形状は、巾木や回縁に一般に使
用される矩形断面、台形断面、三角形断面等で、薄板状
から棒状形状までを含むものである。
用される矩形断面、台形断面、三角形断面等で、薄板状
から棒状形状までを含むものである。
【0026】図1〜図3において、Aは長辺方向である
左右方向に延びる長さ2m程度の一方の建築用造作材で
あり、Bは前記一方の建築用造作材Aの右側に接合され
る左右方向に延びる長さ2m程度の他方の建築用造作材
である。
左右方向に延びる長さ2m程度の一方の建築用造作材で
あり、Bは前記一方の建築用造作材Aの右側に接合され
る左右方向に延びる長さ2m程度の他方の建築用造作材
である。
【0027】一方の建築用造作材Aの長辺方向の端部つ
まり右側の端部には、表側部分における長辺方向の所定
長さ部分が上下方向である短辺方向の全体に亘って切欠
されることにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構
造の第1雄部10A(上側部分)及び第2雄部12A
(下側部分)がそれぞれ形成されている。
まり右側の端部には、表側部分における長辺方向の所定
長さ部分が上下方向である短辺方向の全体に亘って切欠
されることにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構
造の第1雄部10A(上側部分)及び第2雄部12A
(下側部分)がそれぞれ形成されている。
【0028】他方の建築用造作材Bの長辺方向の端部す
なわち左側の端部の上側部分には、裏側部分が第1雄部
10Aの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてなる第1雌
部14Aが形成されている。また、他方の建築用造作材
Bの左側の端部の下側部分には、裏側部分が第2雄部1
2Aの突出長さと同じ寸法だけ切欠されていると共に突
出する表側部分の先端が所定長さ分だけ切除されてなる
第2雌部16Aが形成されている。
なわち左側の端部の上側部分には、裏側部分が第1雄部
10Aの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてなる第1雌
部14Aが形成されている。また、他方の建築用造作材
Bの左側の端部の下側部分には、裏側部分が第2雄部1
2Aの突出長さと同じ寸法だけ切欠されていると共に突
出する表側部分の先端が所定長さ分だけ切除されてなる
第2雌部16Aが形成されている。
【0029】従って、一方の建築用造作材Aの右端部と
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、長さ4
m程度の建築用長尺造作材が形成され、そして、第1雄
部10Aと第1雌部14Aとの間には、図2及び図3
(a)に示すように隙間が形成されず、第2雄部12A
と第2雌部16Aとの間には、図2及び図3(b)に示
すように、短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹条
溝18Aが形成されていると共に第2雄部12Aの先端
は第2雌部16Aによって覆い隠されている。
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、長さ4
m程度の建築用長尺造作材が形成され、そして、第1雄
部10Aと第1雌部14Aとの間には、図2及び図3
(a)に示すように隙間が形成されず、第2雄部12A
と第2雌部16Aとの間には、図2及び図3(b)に示
すように、短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹条
溝18Aが形成されていると共に第2雄部12Aの先端
は第2雌部16Aによって覆い隠されている。
【0030】このため、一方の建築用造作材Aと他方の
建築用造作材Bとの継目部を上方から見ると隙間が見え
ず、正面から見ると短辺方向凹条溝18Aが見える一方
第1雄部10Aと第1雌部14Aとの継ぎ目が見えない
ので、外観の良い施工状態を得ることができる。また、
短辺方向凹条溝18Aが継目部の下部部分にのみ形成さ
れるので、上方から見たときの継目部の外観が良いと共
に継目部に埃等が溜まる恐れがない。
建築用造作材Bとの継目部を上方から見ると隙間が見え
ず、正面から見ると短辺方向凹条溝18Aが見える一方
第1雄部10Aと第1雌部14Aとの継ぎ目が見えない
ので、外観の良い施工状態を得ることができる。また、
短辺方向凹条溝18Aが継目部の下部部分にのみ形成さ
れるので、上方から見たときの継目部の外観が良いと共
に継目部に埃等が溜まる恐れがない。
【0031】また、短辺方向凹条溝18Aに釘等を打ち
込むことにより、建築用造作材A,Bを壁面に取り付け
ることができるので、釘等の頭部が目立ち難くなり、継
目部の外観が向上する。
込むことにより、建築用造作材A,Bを壁面に取り付け
ることができるので、釘等の頭部が目立ち難くなり、継
目部の外観が向上する。
【0032】前記のように一方の建築用造作材Aと他方
の建築用造作材Bとの継目部の外観が良いため、継目部
が多く設けられていても美観を損なうことがないので、
建築用造作材A,Bの長さを従来の2分の1程度にして
運搬上及び施工上の不便を解消することができる。ま
た、建築用造作材A,Bの長さを従来の3分の1〜4分
の1程度にして建築用造作材A,Bを施工現場で3本繋
ぎ或いは4本繋ぎにすることもでき、このようにすると
運搬上及び施工上の不便はいっそう解消する。
の建築用造作材Bとの継目部の外観が良いため、継目部
が多く設けられていても美観を損なうことがないので、
建築用造作材A,Bの長さを従来の2分の1程度にして
運搬上及び施工上の不便を解消することができる。ま
た、建築用造作材A,Bの長さを従来の3分の1〜4分
の1程度にして建築用造作材A,Bを施工現場で3本繋
ぎ或いは4本繋ぎにすることもでき、このようにすると
運搬上及び施工上の不便はいっそう解消する。
【0033】尚、図1〜図3においては、図示は省略し
たが、短辺方向凹条溝18A同士の間における建築用造
作材A,Bの表面に短辺方向凹条溝18Aと同様形状の
凹条溝を設けると、短辺方向凹条溝18Aが装飾性を帯
びて目立ち難くなると共に釘の頭部を目立たさずに釘打
ちできる箇所を確保できる。
たが、短辺方向凹条溝18A同士の間における建築用造
作材A,Bの表面に短辺方向凹条溝18Aと同様形状の
凹条溝を設けると、短辺方向凹条溝18Aが装飾性を帯
びて目立ち難くなると共に釘の頭部を目立たさずに釘打
ちできる箇所を確保できる。
【0034】また、前記第1実施例においては、短辺方
向凹条溝18Aの断面形状は矩形状であったが、これに
代えて、V字状、U字状或いは将棋の駒のような五角形
状等の断面形状にしてもよい。
向凹条溝18Aの断面形状は矩形状であったが、これに
代えて、V字状、U字状或いは将棋の駒のような五角形
状等の断面形状にしてもよい。
【0035】図4は第1実施例の第1変形例に係る建築
用造作材同士の接合構造を示し、図4(a)は上側部分
の横断面図、図4(b)は下側部分の横断面図である。
用造作材同士の接合構造を示し、図4(a)は上側部分
の横断面図、図4(b)は下側部分の横断面図である。
【0036】該第1変形例においては、一方の建築用造
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表裏方
向の中央部が突出してなる本実構造の第1雄部10Bが
形成されており、下側部分には、表裏方向の中央部が突
出すると共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘
って矩形状に切欠されてなる第2雄部12Bが形成され
ている。
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表裏方
向の中央部が突出してなる本実構造の第1雄部10Bが
形成されており、下側部分には、表裏方向の中央部が突
出すると共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘
って矩形状に切欠されてなる第2雄部12Bが形成され
ている。
【0037】他方の建築用造作材Bの左側の端部には、
表裏方向の中央部が第1雄部10Bの突出分だけ上下方
向の全体に亘って窪む第1雌部14B(上側部分)及び
第2雌部16B(下側部分)がそれぞれ形成されてい
る。
表裏方向の中央部が第1雄部10Bの突出分だけ上下方
向の全体に亘って窪む第1雌部14B(上側部分)及び
第2雌部16B(下側部分)がそれぞれ形成されてい
る。
【0038】従って、一方の建築用造作材Aの右端部と
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Bと第1雌部14Bとの間には、図4(a)に示
すように隙間が形成されず、第2雄部12Bと第2雌部
16Bとの間には、図4(b)に示すように、短辺方向
へ延びる矩形状断面の短辺方向凹条溝18Bが形成され
ていると共に第2雄部12Bの先端は第2雌部16Bに
よって覆い隠されている。
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Bと第1雌部14Bとの間には、図4(a)に示
すように隙間が形成されず、第2雄部12Bと第2雌部
16Bとの間には、図4(b)に示すように、短辺方向
へ延びる矩形状断面の短辺方向凹条溝18Bが形成され
ていると共に第2雄部12Bの先端は第2雌部16Bに
よって覆い隠されている。
【0039】図5は第1実施例の第2変形例に係る建築
用造作材同士の接合構造を示し、図5(a)は上側部分
の横断面図、図5(b)は下側部分の横断面図である。
用造作材同士の接合構造を示し、図5(a)は上側部分
の横断面図、図5(b)は下側部分の横断面図である。
【0040】該第2変形例においては、一方の建築用造
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表裏方
向の中央部が突出してなる本実構造の第1雄部10Cが
形成されており、下側部分には、表裏方向の中央部が突
出すると共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘
って台形状に切欠されてなる第2雄部12Cが形成され
ている。
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表裏方
向の中央部が突出してなる本実構造の第1雄部10Cが
形成されており、下側部分には、表裏方向の中央部が突
出すると共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘
って台形状に切欠されてなる第2雄部12Cが形成され
ている。
【0041】他方の建築用造作材Bの左側の端部の上側
部分には、表裏方向の中央部が第1雄部10Cの突出分
だけ窪む第1雌部14Cが形成されており、下側部分に
は、表裏方向の中央部が第2雄部12Cの突出分だけ窪
むと共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘って
台形状に切欠されてなる第2雌部16Cが形成されてい
る。
部分には、表裏方向の中央部が第1雄部10Cの突出分
だけ窪む第1雌部14Cが形成されており、下側部分に
は、表裏方向の中央部が第2雄部12Cの突出分だけ窪
むと共に表側部分が長辺方向の所定の長さ部分に亘って
台形状に切欠されてなる第2雌部16Cが形成されてい
る。
【0042】従って、一方の建築用造作材Aの右端部と
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Cと第1雌部14Cとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Cと第2雌部16Cとの間には短辺方
向へ延びる台形状断面の短辺方向凹条溝18Cが形成さ
れている。
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Cと第1雌部14Cとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Cと第2雌部16Cとの間には短辺方
向へ延びる台形状断面の短辺方向凹条溝18Cが形成さ
れている。
【0043】図6は第1実施例の第3変形例に係る建築
用造作材同士の接合構造を示し、図6(a)は上側部分
の横断面図、図6(b)は下側部分の横断面図である。
用造作材同士の接合構造を示し、図6(a)は上側部分
の横断面図、図6(b)は下側部分の横断面図である。
【0044】該第3変形例においては、一方の建築用造
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表側部
分が長辺方向の所定長さ部分だけ短辺方向に切欠される
ことにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造の第
1雄部10Dが形成されており、下側部分には、表側部
分が第1雄部10Dと同じ長さ分だけ短辺方向に切欠さ
れると共に突出した裏側部分の先端が所定長さ分だけ切
除されてなる第2雄部12Dが形成されている。
作材Aの長辺方向の右側の端部の上側部分には、表側部
分が長辺方向の所定長さ部分だけ短辺方向に切欠される
ことにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造の第
1雄部10Dが形成されており、下側部分には、表側部
分が第1雄部10Dと同じ長さ分だけ短辺方向に切欠さ
れると共に突出した裏側部分の先端が所定長さ分だけ切
除されてなる第2雄部12Dが形成されている。
【0045】他方の建築用造作材Bの左側の端部の上側
部分には、裏側部分が第1雄部10Dの突出長さと同じ
寸法だけ切欠されてなる第1雌部14Dが形成されてお
り、他方の建築用造作材Bの左側の端部の下側部分に
は、裏側部分が第1雄部12Dの突出長さと同じ寸法だ
け切欠されていると共に表側部分が所定長さ分だけ切除
されてなる第2雌部16Dが形成されている。
部分には、裏側部分が第1雄部10Dの突出長さと同じ
寸法だけ切欠されてなる第1雌部14Dが形成されてお
り、他方の建築用造作材Bの左側の端部の下側部分に
は、裏側部分が第1雄部12Dの突出長さと同じ寸法だ
け切欠されていると共に表側部分が所定長さ分だけ切除
されてなる第2雌部16Dが形成されている。
【0046】従って、一方の建築用造作材Aの右端部と
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Dと第1雌部14Dとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Dと第2雌部16Dとの間には、表側
部分において短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹
条溝18Dが形成されており、裏側部分において短辺方
向へ延びる矩形状断面の隙間20Dが形成されている。
このため、建築用造作材A,Bが長辺方向に伸長した場
合でも、その伸長分は隙間20Dによって吸収されるの
で、施工後の外観を良好に維持することができる。
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Dと第1雌部14Dとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Dと第2雌部16Dとの間には、表側
部分において短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹
条溝18Dが形成されており、裏側部分において短辺方
向へ延びる矩形状断面の隙間20Dが形成されている。
このため、建築用造作材A,Bが長辺方向に伸長した場
合でも、その伸長分は隙間20Dによって吸収されるの
で、施工後の外観を良好に維持することができる。
【0047】図7は本考案の第2実施例に係る建築用造
作材同士の接合構造の分解斜視図であって、該第2実施
例においては、建築用造作材A,Bの表面における短辺
方向の央部に長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹
条溝22,22が形成されている。
作材同士の接合構造の分解斜視図であって、該第2実施
例においては、建築用造作材A,Bの表面における短辺
方向の央部に長辺方向の全長に亘って延びる長辺方向凹
条溝22,22が形成されている。
【0048】一方の建築用造作材Aの右側の端部には、
表側部分が短辺方向の全体に亘って切欠されることによ
り裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造の第1雄部1
0E(上側部分)及び第2雄部12E(下側部分)が形
成されている。
表側部分が短辺方向の全体に亘って切欠されることによ
り裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造の第1雄部1
0E(上側部分)及び第2雄部12E(下側部分)が形
成されている。
【0049】他方の建築用造作材Bにおける長辺方向凹
条溝22よりも上側の部分には、裏側部分が第1雄部1
0Eの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてなる第1雌部
14Eが形成されており、長辺方向凹条溝22よりも下
側の部分には、裏側部分が第2雄部12Eの突出長さと
同じ寸法だけ切欠されていると共に表側部分が所定長さ
だけ切除されてなる第2雌部16Eが形成されている。
条溝22よりも上側の部分には、裏側部分が第1雄部1
0Eの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてなる第1雌部
14Eが形成されており、長辺方向凹条溝22よりも下
側の部分には、裏側部分が第2雄部12Eの突出長さと
同じ寸法だけ切欠されていると共に表側部分が所定長さ
だけ切除されてなる第2雌部16Eが形成されている。
【0050】従って、一方の建築用造作材Aの右端部と
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Eと第1雌部14Eとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Eと第2雌部16Eとの間に短辺方向
へ延び上端で長辺方向凹条溝22と接続する矩形状断面
の短辺方向凹条溝(図示は省略している。)が形成され
ていると共に、第2雄部12Eの先端は第2雌部16E
によって覆い隠されている。
他方の建築用造作材Bの左端部とを接合すると、第1雄
部10Eと第1雌部14Eとの間には隙間が形成され
ず、第2雄部12Eと第2雌部16Eとの間に短辺方向
へ延び上端で長辺方向凹条溝22と接続する矩形状断面
の短辺方向凹条溝(図示は省略している。)が形成され
ていると共に、第2雄部12Eの先端は第2雌部16E
によって覆い隠されている。
【0051】また、長辺方向へ延びる長辺方向凹条溝2
2と短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝とによって建築用
造作材A,Bの表面の装飾効果が促進され美観がいっそ
う向上すると共に、長辺方向凹条溝22に釘等を打ち込
むことにより建築用造作材A,Bを釘等の頭部を目立た
せることなく取り付けることができる。
2と短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝とによって建築用
造作材A,Bの表面の装飾効果が促進され美観がいっそ
う向上すると共に、長辺方向凹条溝22に釘等を打ち込
むことにより建築用造作材A,Bを釘等の頭部を目立た
せることなく取り付けることができる。
【0052】さらに、図示はしていないが、建築用造作
材A,Bの表面における下側部分に適当な間隔で短辺方
向へ延びる凹条溝を設ける場合、長辺方向凹条溝22が
形成されていないときには、ルーターのように加工精度
は良いが加工に手間を要する加工装置が必要になるが、
長辺方向凹条溝22が形成されているため、カッターや
鋸等のように加工精度は良くないが加工に手間が掛から
ない加工装置を用いることもできるので、作業効率が向
上し、コストダウンを図ることができる。
材A,Bの表面における下側部分に適当な間隔で短辺方
向へ延びる凹条溝を設ける場合、長辺方向凹条溝22が
形成されていないときには、ルーターのように加工精度
は良いが加工に手間を要する加工装置が必要になるが、
長辺方向凹条溝22が形成されているため、カッターや
鋸等のように加工精度は良くないが加工に手間が掛から
ない加工装置を用いることもできるので、作業効率が向
上し、コストダウンを図ることができる。
【0053】図8及び図9は、第2実施例の第1変形例
に係る建築用造作材同士の接合構造を示し、図8は分解
斜視図、図9(a)は上側部分の横断面図、図9(b)
は下側部分の横断面図である。
に係る建築用造作材同士の接合構造を示し、図8は分解
斜視図、図9(a)は上側部分の横断面図、図9(b)
は下側部分の横断面図である。
【0054】右側に位置する一方の建築用造作材Aの左
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表側部分における長辺方向の所定長さ分が切欠さ
れることにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造
の第1雄部10Fが形成され、長辺方向凹条溝22より
も下側の部分には、表側部分が第1雄部10Fと同じ長
さ分だけ切欠されると共に突出する裏側部分の先端が所
定長さ分だけ切除されてなる第2雄部12Fが形成され
ている。
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表側部分における長辺方向の所定長さ分が切欠さ
れることにより裏側部分が突出してなる合決り継ぎ構造
の第1雄部10Fが形成され、長辺方向凹条溝22より
も下側の部分には、表側部分が第1雄部10Fと同じ長
さ分だけ切欠されると共に突出する裏側部分の先端が所
定長さ分だけ切除されてなる第2雄部12Fが形成され
ている。
【0055】左側に位置する他方の建築用造作材Bの右
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、裏側部分が第1雄部10Fの突出長さと同じ寸法
だけ切欠されてなる第1雌部14Fが形成されており、
長辺方向凹条溝22よりも下側の部分には、裏側部分が
第2雄部12Fの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてい
ると共に突出した表側部分が所定長さだけ切除されてな
る第2雌部16Fが形成されている。
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、裏側部分が第1雄部10Fの突出長さと同じ寸法
だけ切欠されてなる第1雌部14Fが形成されており、
長辺方向凹条溝22よりも下側の部分には、裏側部分が
第2雄部12Fの突出長さと同じ寸法だけ切欠されてい
ると共に突出した表側部分が所定長さだけ切除されてな
る第2雌部16Fが形成されている。
【0056】従って、一方の建築用造作材Aの左端部と
他方の建築用造作材Bの右端部とを接合すると、図9
(a)に示すように、第1雄部10Fと第1雌部14F
との間には隙間が形成されず、図9(b)に示すよう
に、第2雄部12Fと第2雌部16Fとの間には、表側
部分において短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹
条溝18Fが形成されており、裏側部分において短辺方
向へ延びる矩形状断面の隙間20Fが形成されている。
他方の建築用造作材Bの右端部とを接合すると、図9
(a)に示すように、第1雄部10Fと第1雌部14F
との間には隙間が形成されず、図9(b)に示すよう
に、第2雄部12Fと第2雌部16Fとの間には、表側
部分において短辺方向へ延びる矩形状断面の短辺方向凹
条溝18Fが形成されており、裏側部分において短辺方
向へ延びる矩形状断面の隙間20Fが形成されている。
【0057】図10及び図11は第2実施例の第2変形
例に係る建築用造作材同士の接合構造を示し、図10は
接合した状態の斜視図、図11(a)は接合した状態の
上側部分の横断面図、図11(b)は接合した状態の下
側部分の横断面図である。
例に係る建築用造作材同士の接合構造を示し、図10は
接合した状態の斜視図、図11(a)は接合した状態の
上側部分の横断面図、図11(b)は接合した状態の下
側部分の横断面図である。
【0058】左側に位置する一方の建築用造作材Aの右
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表裏方向の中央部が突出し裏側部分が表側部分よ
りも大きく切欠されてなる本実構造の第1雄部10Gが
形成されており、長辺方向凹条溝22よりも下側の部分
には、表裏方向の中央部が突出すると共に裏側部分が第
1雄部10Gと同じ長さだけ切欠され且つ表側部分が台
形状に切欠されてなる第2雄部12Gが形成されてい
る。
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表裏方向の中央部が突出し裏側部分が表側部分よ
りも大きく切欠されてなる本実構造の第1雄部10Gが
形成されており、長辺方向凹条溝22よりも下側の部分
には、表裏方向の中央部が突出すると共に裏側部分が第
1雄部10Gと同じ長さだけ切欠され且つ表側部分が台
形状に切欠されてなる第2雄部12Gが形成されてい
る。
【0059】右側に位置する他方の建築用造作材Bの左
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表裏方向の中央部が第1雄部10Gの突出分だけ
窪む第1雌部14Gが形成されており、長辺方向凹条溝
22よりも下側の部分には、表裏方向の中央部が第2雄
部12Gの突出分だけ窪むと共に表側部分が台形状に切
欠されてなる第2雄部12Gが形成されている。
側の端部における長辺方向凹条溝22よりも上側の部分
には、表裏方向の中央部が第1雄部10Gの突出分だけ
窪む第1雌部14Gが形成されており、長辺方向凹条溝
22よりも下側の部分には、表裏方向の中央部が第2雄
部12Gの突出分だけ窪むと共に表側部分が台形状に切
欠されてなる第2雄部12Gが形成されている。
【0060】従って、第1雄部10Gと第1雌部14G
との間には隙間が形成されず、第2雄部12Gと第2雌
部16Gとの間には短辺方向へ延びる三角形状断面の短
辺方向凹条溝18Gが形成されている。
との間には隙間が形成されず、第2雄部12Gと第2雌
部16Gとの間には短辺方向へ延びる三角形状断面の短
辺方向凹条溝18Gが形成されている。
【0061】
【考案の効果】請求項1の考案に係る建築用造作材の接
合部構造によると、第1の建築用造作材の第1の雄部と
第2の建築用造作材の雌部とが、両者の間に隙間が形成
されないように嵌合しているため、上側部分同士の接合
部を上方から見たときに隙間が見えない。
合部構造によると、第1の建築用造作材の第1の雄部と
第2の建築用造作材の雌部とが、両者の間に隙間が形成
されないように嵌合しているため、上側部分同士の接合
部を上方から見たときに隙間が見えない。
【0062】また、第1の建築用造作材の第2の雄部と
第2の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に短
辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成され且つ第2の雄
部が雌部の突出部によって覆われるように嵌合している
ため、短辺方向凹条溝に釘を打ち込むことにより釘の頭
部を目立たせないで建築用造作材を取り付けることがで
きると共に第2雄部の先端は雌部の突出部に覆われて正
面から見えない。
第2の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に短
辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成され且つ第2の雄
部が雌部の突出部によって覆われるように嵌合している
ため、短辺方向凹条溝に釘を打ち込むことにより釘の頭
部を目立たせないで建築用造作材を取り付けることがで
きると共に第2雄部の先端は雌部の突出部に覆われて正
面から見えない。
【0063】請求項2の考案に係る建築用造作材の接合
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に第1の
長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ
短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されるように嵌
合しているため、長辺方向凹条溝と短辺方向凹条溝との
一体感が得られるので、請求項1の効果に加えて、短辺
方向凹条溝の装飾性が一層向上するので、建築用造作材
同士の接合部の美観が一層向上する。
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に第1の
長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ
短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されるように嵌
合しているため、長辺方向凹条溝と短辺方向凹条溝との
一体感が得られるので、請求項1の効果に加えて、短辺
方向凹条溝の装飾性が一層向上するので、建築用造作材
同士の接合部の美観が一層向上する。
【0064】請求項3の考案に係る建築用造作材の接合
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の裏側部分に短辺方
向へ延びる隙間が形成されるように嵌合しているため、
第1又は第2の建築用造作材を吸収性を有する木質材で
構成しても、その長辺方向の伸縮を吸収することができ
るので、建築用造作材を木質材で構成したときの建築用
造作材の接合部の美観が向上する。
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の裏側部分に短辺方
向へ延びる隙間が形成されるように嵌合しているため、
第1又は第2の建築用造作材を吸収性を有する木質材で
構成しても、その長辺方向の伸縮を吸収することができ
るので、建築用造作材を木質材で構成したときの建築用
造作材の接合部の美観が向上する。
【0065】請求項4の考案に係る建築用造作材の接合
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に第1の
長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ
短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されると共に、
接合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙間が形成される
ように、互いに嵌合しているため、請求項1の効果に加
えて、請求項2及び請求項3の効果を合わせて得ること
ができるので、建築用造作材の接合部の美観が極めて向
上する。
構造によると、第1の建築用造作材の第2の雄部と第2
の建築用造作材の雌部とは、接合部の表側部分に第1の
長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且つ
短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成されると共に、
接合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙間が形成される
ように、互いに嵌合しているため、請求項1の効果に加
えて、請求項2及び請求項3の効果を合わせて得ること
ができるので、建築用造作材の接合部の美観が極めて向
上する。
【0066】従って、請求項1〜請求項4の発明による
と、建築用造作材の接合部の美観が大きく向上するた
め、建築用造作材を従来よりも短尺にできるので、建築
用造作材の運搬性及び作業性が大きく向上する。
と、建築用造作材の接合部の美観が大きく向上するた
め、建築用造作材を従来よりも短尺にできるので、建築
用造作材の運搬性及び作業性が大きく向上する。
【図1】本考案の第1実施例に係る建築用造作材同士の
接合構造を示す分解斜視図である。
接合構造を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施例に係る建築用造作材同士の接合構造
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】第1実施例に係る建築用造作材同士の接合構造
を示し、(a)は上側部分の横断面図であり、(b)は
下側部分の横断面図である。
を示し、(a)は上側部分の横断面図であり、(b)は
下側部分の横断面図である。
【図4】第1実施例の第1変形例に係る建築用造作材同
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
【図5】第1実施例の第2変形例に係る建築用造作材同
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
【図6】第1実施例の第3変形例に係る建築用造作材同
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
【図7】本考案の第2実施例に係る建築用造作材同士の
接合構造の分解斜視図である。
接合構造の分解斜視図である。
【図8】第2実施例の第1変形例に係る建築用造作材同
士の接合構造を示す分解斜視図である。
士の接合構造を示す分解斜視図である。
【図9】第2実施例の第1変形例に係る建築用造作材同
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図であ
り、(b)は下側部分の横断面図である。
【図10】第2実施例の第2変形例に係る建築用造作材
同士の接合構造を示す斜視図である。
同士の接合構造を示す斜視図である。
【図11】第2実施例の第2変形例に係る建築用造作材
同士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図で
あり、(b)は下側部分の横断面図である。
同士の接合構造を示し、(a)は上側部分の横断面図で
あり、(b)は下側部分の横断面図である。
A 一方の建築用造作材 B 他方の建築用造作材 10A,10B,10C,10D,10E,10F,1
0G 第1雄部 12A,12B,12C,12D,12E,12F,1
2G 第1雌部 14A,14B,14C,14D,14E,14F,1
4G 第2雄部 16A,16B,16C,16D,16E,16F,1
6G 第2雌部 18A,18B,18C,18D,18F,18G 短
辺方向凹条溝 22 長辺方向凹条溝
0G 第1雄部 12A,12B,12C,12D,12E,12F,1
2G 第1雌部 14A,14B,14C,14D,14E,14F,1
4G 第2雄部 16A,16B,16C,16D,16E,16F,1
6G 第2雌部 18A,18B,18C,18D,18F,18G 短
辺方向凹条溝 22 長辺方向凹条溝
Claims (4)
- 【請求項1】 巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建
築用造作材と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築
用造作材との接合部の構造であって、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における上側
部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1の雄
部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における下側
部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄
部が形成されており、 前記第2の建築用造作材の長辺方向の端部における上側
部分及び下側部分には、前記第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の第1の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、両者の間に隙間が形成されないよ
うに互いに嵌合しており、 前記第1の建築用造作材の第2の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、前記接合部の表側部分に短辺方向
へ延びる短辺方向凹条溝が形成され、前記第2の雄部が
前記雌部の突出部によって覆われるように、互いに嵌合
していることを特徴とする建築用造作材の接合部構造。 - 【請求項2】 巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建
築用造作材と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築
用造作材との接合部の構造であって、 前記第1の建築用造作材の短辺方向の央部の表面に、長
辺方向の全長に亘って延びる第1の長辺方向凹条溝が形
成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第1の長辺方向凹条溝の上側部分には、長辺方向に突出
する凸状部からなる第1の雄部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第1の長辺方向凹条溝の下側部分には、長辺方向に突出
する凸状部からなる第2の雄部が形成されており、 前記第2の建築用造作材の短辺方向の央部の表面に、長
辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向凹条溝が形
成されており、 前記第2の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び前記第2の長辺方
向凹条溝の下側部分には、前記第1の雄部及び第2の雄
部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部
からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有
する雌部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の第1の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、両者の間に隙間が形成されないよ
うに互いに嵌合しており、 前記第1の建築用造作材の第2の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、前記接合部の表側部分に前記第1
の長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且
つ短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成され、前記第
2の雄部が前記雌部の突出部によって覆われるように、
互いに嵌合していることを特徴とする建築用造作材の接
合部構造。 - 【請求項3】 巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建
築用造作材と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築
用造作材との接合部の構造であって、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における上側
部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第1の雄
部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における下側
部分には、長辺方向に突出する凸状部からなる第2の雄
部が形成されており、 前記第2の建築用造作材の長辺方向の端部における上側
部分及び下側部分には、前記第1の雄部及び第2の雄部
が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部か
らなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有す
る雌部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の第1の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、両者の間に隙間が形成されないよ
うに互いに嵌合しており、 前記第1の建築用造作材の第2の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、前記接合部の表側部分に短辺方向
へ延びる短辺方向凹条溝が形成され、前記接合部の裏側
部分に短辺方向へ延びる隙間が形成され、前記第2の雄
部が前記雌部の突出部によって覆われるように、互いに
嵌合していることを特徴とする建築用造作材の接合部構
造。 - 【請求項4】 巾木又は回縁よりなる帯板状の第1の建
築用造作材と巾木又は回縁よりなる帯板状の第2の建築
用造作材との接合部の構造であって、 前記第1の建築用造作材の短辺方向の央部の表面に、長
辺方向の全長に亘って延びる第1の長辺方向凹条溝が形
成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第1の長辺方向凹条溝の上側部分には、長辺方向に突出
する凸状部からなる第1の雄部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第1の長辺方向凹条溝の下側部分には、長辺方向に突出
する凸状部からなる第2の雄部が形成されており、 前記第2の建築用造作材の短辺方向の央部の表面に、長
辺方向の全長に亘って延びる第2の長辺方向凹条溝が形
成されており、 前記第2の建築用造作材の長辺方向の端部における前記
第2の長辺方向凹条溝の上側部分及び前記第2の長辺方
向凹条溝の下側部分には、前記第1の雄部及び第2の雄
部が嵌合可能なように長辺方向に窪む切欠き部又は凹部
からなり且つ表側部分に長辺方向に突出する突出部を有
する雌部が形成されており、 前記第1の建築用造作材の第1の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、両者の間に隙間が形成されないよ
うに互いに嵌合しており、 前記第1の建築用造作材の第2の雄部と前記第2の建築
用造作材の雌部とは、前記接合部の表側部分に前記第1
の長辺方向凹条溝及び第2の長辺方向凹条溝と連続し且
つ短辺方向へ延びる短辺方向凹条溝が形成され、前記接
合部の裏側部分に短辺方向へ延びる隙間が形成され、前
記第2の雄部が前記雌部の突出部によって覆われるよう
に、互いに嵌合していることを特徴とする建築用造作材
の接合部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032265U JP2599043Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 建築用造作材の接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032265U JP2599043Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 建築用造作材の接合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589686U JPH0589686U (ja) | 1993-12-07 |
JP2599043Y2 true JP2599043Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=12354180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992032265U Expired - Fee Related JP2599043Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 建築用造作材の接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599043Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265957A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Setsunan Kasei Kk | 廻り縁 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992032265U patent/JP2599043Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589686U (ja) | 1993-12-07 |
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