JP2598996B2 - 擁壁構造体形成方法及び装置 - Google Patents

擁壁構造体形成方法及び装置

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JP2598996B2
JP2598996B2 JP1115250A JP11525089A JP2598996B2 JP 2598996 B2 JP2598996 B2 JP 2598996B2 JP 1115250 A JP1115250 A JP 1115250A JP 11525089 A JP11525089 A JP 11525089A JP 2598996 B2 JP2598996 B2 JP 2598996B2
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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    • E02D29/00Independent underground or underwater structures; Retaining walls
    • E02D29/02Retaining or protecting walls
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリート要素と控壁との接合、すなわ
ち、擁壁構造体とその形成又は組立方法に関する。
鉄筋コンクリート構造の通常の組立において、構成要
素を相互に固定する場合、例えば控壁などの突出する補
強筋を有する一要素を打設した後、表面パネルなどの他
の要素を打設して該突出する補強筋を埋め込むようにす
る。これによってコンクリート要素は相互に緊結される
と同時に、補強筋はコンクリート製カバーによって雨
水、地下水等から保護される。
別の接合法としては、ボルトを用いてコンクリート要
素同士の固定、あるいはコンクリート要素を鋼製ガーダ
に接続する。この簡便なボルト接合の問題点は金属ボル
トの部分に雨水が侵入して腐蝕問題を生じることがあ
る。すなわち、コンクリートは限られた量の水分を吸収
して時間の経過に伴ってそれをボルトの周囲空間に放出
し理想的な腐蝕条件を与える。さらに、コンクリート要
素に表面むらがあると、当接面の隆起部に過大圧力が生
じるのを回避したり若しくはこのようなコンクリート要
素を正確な位置関係で他の要素にボルトで付けすること
が困難になる。この種のボルト接合部は、ボルトの周辺
に圧力集中が起りかつ構造物の安全性はボルトの継続的
引張強さに依存しているために、概して一体打設式接合
と比べて強度及び剛性が劣ると考えられる。したがっ
て、ボルトのあらゆる腐蝕は構造物の重大な劣化につな
がる。
本発明に関連する技術として、本出願人による特開昭
62−202140号公報に、湾曲コンクリート分割要素のプレ
ハブ製造法および同製造装置が開示されている。同発明
は湾曲したプレハブ・コンクリート要素の製造、特にト
ンネルまたは暗渠のようなアーチ形構造の建設に用いる
プレハブ要素の製造に関するものである。
第一面において本発明は、穴を有するコンクリート要
素を形成し、該穴を通して控壁からのボルトを突出させ
るようにし、該コンクリート要素と該控壁とを固定する
ために該ボルト上に固定装置を装着し、該ボルト及び該
固定装置間にスペーサを挟着させるようにすることから
成る、該ボルトの該控壁側端に弾性環状プラグを嵌着し
て該ボルトを被包することにより防水性の第1シールを
形成させるようにし、該ボルトの該控壁側と反対端に防
水性の第2シールを形成させるようにした擁壁構造体形
成方法を提供する。
他の面において本発明は、コンクリート要素を控壁に
固定した擁壁構造体であって、該控壁から突出し、該コ
ンクリート要素に設ける穴を貫通するボルトと、該コン
クリート要素を該控壁に固定するために該ボルト上に装
着される固定装置と、該コンクリート要素と該控壁の間
に挟着されるスペーサと、該穴内に位置付けられる環状
プラグであって、該プラグが該ボルトを被包して該穴の
該控壁側端で第1防水シールを形成すると共に該穴の該
控壁側と反対端で第2防水シールを形成するプラグとか
ら成る擁壁構造体を提供する。
構造物の接合部を上記のように構成すると、穴の両端
部が防水シールされるので、水が穴に侵入せず、よって
腐蝕問題も起らない。弾性環状プラグが穴に当接するこ
とによってコンクリート要素を控壁に関して位置決めす
ると共にコンクリート要素と控壁の間に挟着されたスペ
ーサでこれらの構成要素間の直接当接を回避させること
によって、コンクリート要素の表面不整による接合上の
妨害なしに両要素が所定位置で結合されることが保証さ
れる。この結果、控壁の表面パネルなどのコンクリート
要素は、防水接合部によって迅速かつ効果的に控壁と結
合することができる。
コンクリート要素と控壁間に挿着するスペーサは、接
合部の他の部品の取付位置から離隔して配置してもよい
が、スペーサはプラグを包囲するリング状に形成され、
少なくともプラグの周囲に所定間隙が保持されるように
するのが望ましい。スペーサは例えば別構造のリング形
に構成してプラグの周囲に配置してよいが、好ましいス
ペーサは穴の防水ばかりでなくコンクリート要素を控壁
から離隔させるようにプラグと一体構造に構成されてお
り、この種の一体構造ユニットは密閉及び離隔の両面で
特に有用である。
プラグはボルトが突設されるコンクリート要素の表面
と嵌合し、該表面で封止するように構成してもよい。好
ましい実施例における控壁は、プラグの先端を収容する
凹所を有する。この凹所を設けることによりプラグは控
壁に対して正確に配置され、極めて有効な封止面を形成
することが保証される。また控壁をコンクリート製にす
る場合には、プラグの一部分をコンクリート中に埋込み
かつその一部を突出させてコンクリート要素の穴に嵌挿
可能にして打設してもよい。この場合ボルトは、コンク
リートの打設時に埋込まれるベース部を有し、このベー
ス部はボルトの定着効果を確保するために好ましくは一
度、より好ましくは二度曲げられて強固に定着するよう
にされる。
プラグは円筒形などの適当な形状とし、通常圧力嵌め
で穴に圧入される。この結果、プラグの弾性材料は穴の
側面ばかりでなくボルトの外側面に圧接されるので、効
果的な防水シールが得られる。プラグはテーパを有し、
穴に突入する箇所は最小で、控壁のに向けて漸増するよ
うに設けるのが望ましい。テーパ付きプラグでは、コン
クリート要素に開口した穴に圧入するのが容易になり、
さらに上記の通りプラグを控壁の凹所内に延在させると
き凹所内に定着させるのを助長する。
好ましい実施例において穴の側面は、ボルトの外周を
被包すると共に控壁に面する穴の端部で拡大された直径
を有するプラスチック製スリーブで裏打ちされ、プラグ
は、ボルトとスリーブの間に挟着される。
例えば塩ビスリーブはボルトに対する防水効果を高め
ると同時に、スリーブの大径部にはプラグを挿入するた
めの穴が開口形成してある。スリーブの別の利点とし
て、コンクリート要素の穴の側面とボルトとが直接接触
しないのて、、構造体の組立時にコンクリート要素と控
壁を同時に移動させてもボルト周辺部のコンクリートに
チッピングやクラックが生じない。
穴の控壁の遠隔端における第二防水シールは多種多様
な形状に構成でき、例えば固定装置とボルトの突出部と
を適当な防水材で被覆するだけで済む。好ましいボルト
固定装置はナットで、かつ該ナット自体とナット周辺の
コンクリート要素の部分とに防水性接着剤を塗布した
後、キャップを嵌め込んで該接着剤で所定位置に固定す
る。キャップは接合部の別の保護装置として働くが、装
飾要素の役割を併せて果すことが多い。
弾性プラグの使用材料は任意適当なものを使用できる
が、ネオプレンを用いれば特に封止効果が向上する。ま
たボルトは通常、鋼製とし、防錆のため亜鉛めっき加工
したものが好ましい。
以上の説明から、従来提案された単純なボルト接合部
に比べて、コンクリート要素と控壁間に防水性ボルト継
手を用いれば様々な利点が生じることが明らかであろ
う。実際に、特定型式のコンクリート構造物すなわち擁
壁を組立てる際に、予め打設した一方のコンクリート要
素から補強鋼筋を突出させて次のコンクリート要素とを
接合することによって、ボルト継手を用いること自体が
当業界では主要な進歩である。従来行われている方法と
して、控壁(通常一対の控壁)の打設時に補強筋を埋込
んで突出させ、次いでコンクリートの硬化後に、控壁と
一体になる表面パネルを成型する。この場合、表面パネ
ルの型枠は正確に配置することが必要で、時間のかかる
作業であるが、これに加えて表面パネルのコンクリート
が硬化し、型枠を除去するまでに時間がかかる。さら
に、代表的な控壁の高さは10mであるため、コンクリー
ト打ちは通常、最終使用状態で実施されず、従って各控
壁は通常水平に配置しながら表面パネルを打設し、最終
的に重量物である一体ユニットをクレーンで持上げて鉛
直位置にする。このとき、構造物が荷役中に小さいノッ
クを受け、コンクリートの隅や縁部が小さく欠落し、ク
ラックなどの破損の原因になることは避けられない。こ
の破損が過大になるとユニット全体を廃棄することが多
く、しかし控壁と表面パネルが一体化して鉄筋コンクリ
ート体となる型式の完全な構造物を組立するためには不
可避な問題と考えられていた。
1個又は複数個のプレハブ表面パネルを控壁にボルト
で緊結して仕上面を形成することにより、従来技術の多
くの問題点が実質的に解消されることが判明した。従っ
て本発明の第三の面においては、基礎と、少なくとも1
つの控壁及び互いに上方に設ける複数の表面パネルから
成るプレハブコンクリート要素とを有する擁壁構造体で
あって、各表面パネルが少なくとも1つのボルト継手に
より控壁に取り付けられ、各継手が予め形成されたコン
クリート要素の1つに打設されかつ他の該要素に形成さ
れるる穴を通して該要素の1つから突出するボルトから
成り、プレハブコンクリート要素を共に連結するため
に、固定装置がボルトの自由端に装着される擁壁構造体
を提供することである。表面パネルは通常、少なくとも
2個のほぼ平行な控壁にボルトで緊結されている。各々
が控壁に取り付けられた複数のパネルを用い、各個々の
パネルの重量を低減させるようにするのが望ましい。
このように構成されたプレハブコンクリートの表面パ
ネルは組立現場で比較的素早くかつ正確に控壁に固着で
きると同時に、所要の強度と剛性を持つ接合部が得られ
る。一般に本発明に係わるプレハブコンクリート要素の
現場組立は、現場打ちコンクリート法の場合と比べて、
型枠が不要なので場所も少なくて済み、さらに概して個
々の要素がすべて平坦なので、一体式控壁ユニットと比
較して運搬が極めて容易に行える。
表面パネルは最終的な使用状態である垂直位置にして
控壁に固着することも可能であるが、実際には控壁は通
常、水平にした状態で表面パネルを装着される。全ユニ
ットがクレーンなどを用いて垂直位置揚げられた時もし
表面パネルが破損するなら、ユニット全体を廃棄するよ
りは破損した個々のパネルを必要に応じて取り替えるこ
とができる。
通常パネルは現場から離れた工場でプレハブ加工さ
れ、適切な包装により輸送と保管中に受けるノック(打
撃)に対し保護される。擁壁構造体は一般に連続的な複
数個の控壁から成り、これらの控壁は同一の方法でプレ
ハブ加工されかつ包装してもよい。
本発明の構造体のさらなる利点は、同型式の表面パネ
ルを大量にプレハブ生産すると共に様々な高さの控壁と
して用いることができることにある。例えば構造体の最
上部のパネルのような、極く僅かな枚数の表面パネルだ
けを異なった構成にすればよい。表面パネルには溝部、
平行みぞ、カラーなどのマーキングを施し、複数個のパ
ネルで仕上面を構成したとき模様などの美観を呈するよ
うにすることも可能である。代表的なパネルは長方形で
(例えば2.0m×1.0m)かつその隣接する端縁は防水シー
ル片で分離されており、またこれらの端縁は水の侵入を
抑制するインタロック面を呈するようにキー締めにして
もよい。
表面パネルは後方に延出するボルトを備え、控壁はそ
の前端部に、側方から手のとどく凹所となる穴を設け、
パネルのボルトにナットを装着できるようにしてもよ
い。しかし好ましくはボルトは控壁の前縁部から突出さ
せ、パネル側に穴を開口し、パネルの前面でナットをボ
ルトに装着するのが好ましい。各パネルと各控壁間に2
個の接合部があれば通常十分である。
表面パネルと控壁間の接合部は前述した特徴のうち任
意のものを備えることができる。
本発明の好ましい実施例につき添付図面を参照して以
下に説明する。
第1図を参照すると、図示の擁壁構造体(1)は複数
個の表面パネルをボルト継手(4)で固着した控壁
(2)と、該構造体(1)を支持する基礎(5)とを備
えている。基礎(5)は最下部の表面パネル(3)と係
合する配力板、すなわち、底板(6)に載置されてい
る。底板(6)と控壁(2)の間には組立ボルト(7)
が延在しており、構造体(1)の組立時に該ボルト
(7)上のナットを上下方向に回転させると控壁(2)
とパネル(3)とを含む構造体の方向が調整できるよう
になっている。方向の調整が正確に行われると基礎
(5)のコンクリートを打設し、控壁(2)の底部から
突出する補強筋(図示省略)を埋込む。控壁(2)の背
面にはコンクリートの使用量節約のためにベンド(40)
が設けてある。
第2図は控壁(2)と表面パネル(3)間のボルト接
合部の詳細を示しており、ボルト(8)の基底部(9)
は控壁(2)に予め埋込まれると共に90゜ずつ2回折曲
げて強固に定着されている。ボルト(8)は控壁(2)
から外方へ突出しかつその自由端にナット(11)を螺入
するためのねじ付き部分(10)を備えている。また控壁
(2)の打設中に弾性環状プラグ(12)がボルト(8)
の外周に嵌装される。該プラグ(12)の全長にわたり大
径部(肩部)(13)が設けてあり、控壁(2)の打設時
にプラグ(12)を正確に案内する役割を果す。プラグ
(12)の埋込みによって控壁(2)のコンクリート打設
時に凹所(14)を形成するほか、プラグ(12)はテーパ
ーが付けられているのでコンクリートが硬化するとプラ
グ(12)は凹所(14)中に定着する。
さらにプラグ(12)は控壁(2)とパネル(3)とを
相互に離隔させるための環状スペーサ(15)を肩部(1
3)の付近に連接している。
表面パネル(3)は塩ビスリーブ(17)などのプラス
チックライニングを施した孔(16)を穿設していて、こ
の孔(16)の直径はボルト(8)より僅かに大きくして
ある。塩ビスリーブ(17)は控壁(2)側の孔(16)の
端部に漏斗(ろうと)状部分を有し、従ってプラグ(1
2)ろ受容するた部分で開口部(18)が拡大されてい
る。この開口部(18)はプラグ(12)部分より僅かに小
さくしてあるので、プラグ(12)に弾性変形を生じさせ
ると共に封止性が向上する。
表面パネル(3)の前面に形成された凹所(20)には
座金(19)が嵌入され、ナット(11)を締めて座金(1
9)に圧接させるとパネル(3)と控壁(2)とが緊結
する。このようなナット締めはトルクレンチ等を用いて
行う。さらに、防水シールを形成するために、エポキシ
樹脂(41)をナット(11)、ボルト(8)のねじ付突出
部(10)及びパネル(3)の前面のボルト周辺の環状部
上に塗布して被覆層をつくる。エポキシ樹脂(41)の被
覆層には飾りキャップ(21)を接着して防水性を高め
る。
第3図及び第4図について説明する。図示の本発明の
別の実施例において、構造物ユニット(22)は複数個の
プレハブ表面パネル(3)をボルト(8)によって一対
の控壁(24)に緊結しており、またボルト(8)は互い
に控壁(24)の前面(25)に間隔を置いて突設されてい
る。各控壁は(24)は鉄筋コンクリート構造とし、かつ
後部厚肉フランジ(42)と薄肉ウェッブ(43)とを一体
に連接している。また控壁(24)はそのフランジ(42)
を介して適当な支持体(26)上に保持されており、また
控壁(24)の前面(25)の間隔距離を一定に保つため仮
設ブレース(27)が架設され、さらに表面パネル(3)
はボルト(4)によって所定位置に、ボルト締めさせ
る。各表面パネル(3)はこの種のボルト継手を4箇所
設けかつ図示と実施例の表面パネル(3)は、粗面仕上
げにするために前面に溝(28)及び凹所(29)を有す
る。
組立完了した外装ユニット(22)はクレーンなどを用
いて持上げ第4図に示すように垂直位置にする。ユニッ
ト(22)を所定位置に配置した後、該ユニット(22)の
底部から突出する補強筋(30)をよう壁の基礎のコンク
リート中に埋込む。
好ましい実施例の控壁の高さは10mで、土砂(比重が
1.8でスラスト係数が0.33)に対する土どめ壁として働
く。したがって、最下部のパネルの1m2当りに受ける力
は F=0.33×10×1.8×9.8=58KNである。
またボルトとして、14mm径棒鋼でナット当接部の有効径
が12mmでかつ弾性限度が5100kg/cm2のものを用いると、
ボルトの弾性限度に達するのは要する力は普通56KNであ
り。標準パネルの寸法は2m×1.0mで、2個の控壁に対し
各控壁当り2本のボルトを用いて連結している。従っ
て、弾性限度に対する理論安全率は(56×2)/58であ
るので、控壁を3個に増やして合計6本のボルトを使用
すれば安全率は3になる。
上記の安全率は理論値で、実際に高さ10mの控壁は相
当大きい後端縁を有するので地盤中に一定のアーチ作用
を生じる結果、パネルに対する実際の土圧が減少する。
この計算を確認するための試験を繰返し行った。
【図面の簡単な説明】
第1図は控壁とこれに緊結した複数個の外装パネルとを
有する土どめ壁を含む構作物の部分断面側面図、第2図
はパネルと控壁間の代表的な接合部の断面図、第3図は
本発明の土どめ壁の別の実施例の組立中の一工程を示す
図面、そして第4図は第3図に示す土どめ壁を組立完了
後に吊上げて所定の垂直位置にする工程を示す図面であ
る。 1……擁壁構造体 2……控壁 3……表面パネル 4……ボルト継手 5……基礎 6……底板 7……組立ボルト 8……ボルト 12……弾性環状プラグ 15……環状スペーサ

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穴を有するコンクリート要素を形成し、該
    穴を通して控壁からのボルトを突出させるようにし、該
    コンクリート要素と該控壁とを固定するために該ボルト
    上に固定装置を装着し、該ボルト及び該固定装置間にス
    ペーサを挟着させるようにすることから成る、該コンク
    リート要素を該控壁に取り付けて擁壁構造体を形成する
    方法であって、該ボルトの該控壁側端に弾性環状プラグ
    を嵌着して該ボルトを被包することにより防水性の第1
    シールを形成させるようにし、該ボルトの該控壁側と反
    対端に防水性の第2シールを形成させるようにした擁壁
    構造体組立方法。
  2. 【請求項2】前記スペーサが前記プラグを包囲するリン
    グとして形成される、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】前記スペーサが前記プラグと単一構造体と
    して形成され、該構造体が該穴を封止すると共に該コン
    クリート要素を該控壁から離隔させるようにする、請求
    項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】前記控壁が前記プラグを嵌着するための凹
    所を有する、請求項1乃至3のいずれか1つの方法。
  5. 【請求項5】前記プラグはテーパを有し、前記穴に突出
    する部分の径が最小で、前記控壁に向けて径が漸増す
    る、請求項1乃至4のいずれか1つの方法。
  6. 【請求項6】前記穴は、前記穴の前記控壁側端で大きい
    径を有する、前記ボルトを被覆するためのプラスチック
    スリーブによりライニングされ、前記プラグが該ボルト
    及び該スリーブ間に挟着される、請求項1乃至5のいず
    れか1つの方法。
  7. 【請求項7】前記固定装置がナットであり、該ナット
    が、該ナット及び該ナットの回りの前記コンクリート要
    素に塗布した防水封止接着剤で被覆され、キャップが該
    接着剤で所定の位置に結合される、請求項1乃至6のい
    ずれか1つの方法。
  8. 【請求項8】コンクリート要素を控壁に固定した擁壁構
    造体であって、該控壁から突出し、該コンクリート要素
    に設ける穴を貫通するボルトと、該コンクリート要素を
    該控壁に固定するために該ボルト上に装着される固定装
    置と、該コンクリート要素と該控壁の間に挟着されるス
    ペーサと、該穴内に位置付けられる環状プラグであっ
    て、該プラグが該ボルトを被包して該穴の該控壁側端で
    第1防水シールを形成すると共に該穴の該控壁側と反対
    端で第2防水シールを形成するプラグとから成る擁壁構
    造体。
  9. 【請求項9】スペーサが前記プラグを包囲するリングと
    して形成される、請求項8の擁壁構造体。
  10. 【請求項10】前記スペーサが前記プラグと単一構造体
    として形成され、該構造体が該穴を封止すると共に該コ
    ンクリート要素を該控壁から離隔させるようにする、請
    求項8又は9の擁壁構造体。
  11. 【請求項11】前記控壁が前記プラグを嵌着するための
    凹所を有する、請求項8乃至10のいずれか1つの擁壁構
    造体。
  12. 【請求項12】前記プラグはテーパを有し、前記穴に突
    出する部分の径が最小で、前記控壁に向けて径が漸増す
    る、請求項8乃至11のいずれか1つの擁壁構造体。
  13. 【請求項13】前記穴は、前記穴の前記控壁側端で大き
    い径を有する、前記ボルトを被覆するためのプラスチッ
    クスリーブによりライニングされ、前記プラグが該ボル
    ト及び該スリーブ間に挟着される、請求項8乃至12のい
    ずれか1つの擁壁構造体。
  14. 【請求項14】前記固定装置がナットであり、該ナット
    が、該ナット及び該ナットの回りの前記コンクリート要
    素に塗布した防水封止接着剤で被覆され、キャップが該
    接着剤で所定の位置に結合される、請求項8乃至13のい
    ずれか1つの擁壁構造体。
  15. 【請求項15】基礎と、少なくとも1つの控壁及び互い
    に上方に設ける複数の表面パネルを含むプレハブコンク
    リート要素を有する擁壁構造体であって、該各表面パネ
    ルが少なくとも1つのボルト継手により該控壁に取り付
    けられ、各継手が該プレハブコンクリート要素の1つに
    打設されかつ他の該要素に形成される穴を通して該要素
    の1つから突出するボルトから成り、該プレハブコンク
    リート要素を共に固定するために、固定装置が該ボルト
    の自由端に装着される擁壁構造体。
  16. 【請求項16】前記ボルトがそれぞれの表面パネルに打
    設されて該パネルから後方に突出する、請求項15の擁壁
    構造体。
  17. 【請求項17】前記表面パネルをボルト付けすべき前記
    各控壁の前記穴が、該控壁の前端に形成されると共に前
    記固定装置を前記ボルトに装着できるように側面から手
    のとどく凹所になるように設けられる、請求項16の擁壁
    構造体。
  18. 【請求項18】前記ボルトが、それぞれの表面パネルに
    打設されて該パネルの前端から突出し、前記穴が、前記
    控壁にボルト付けされた該それぞれの表面パネルに形成
    され、前記固定装置が、該表面パネルの前部で該ボルト
    に装着される、請求項15の擁壁構造体。
  19. 【請求項19】前記表面パネルの前面に、前記穴の径よ
    り大きな径を有する凹所が形成され、座金が該表面パネ
    ルと前記固定装置との間で前記凹所内に位置付けられ
    る、請求項18の擁壁構造体。
  20. 【請求項20】前記控壁及び前記表面パネル間に位置す
    るスペーサと、前記穴内に位置する弾性環状プラグであ
    って、該プラグが該ボルトを被包して該穴の該控壁側端
    で第1防水シールを形成すると共に該穴の該控壁側と反
    対端で第2防水シールを形成するプラグとをさらに含
    む、請求項18又は19の擁壁構造体。
  21. 【請求項21】前記プレハブコンクリート要素間で共に
    固定されるリング状スペーサと、他の前記プレハブコン
    クリート要素及び前記固定装置間の座金とをさらに含
    む、請求項15の擁壁構造体。
  22. 【請求項22】前記基礎を載せる底板と、前記少なくと
    も1つの控壁と前記底板との間に伸びる、建設中に該控
    壁の方位を調節するための組立ボルトとをさらに含む、
    請求項15乃至21のいずれか1つの擁壁構造体。
  23. 【請求項23】前記少なくとも1つの控壁がベンドを含
    む後端を有し、該少なくとも1つの控壁の頂部における
    前記前端及び前記後端間の角度が底部における角度より
    小さくされるようにされる、請求項15乃至22のいずれか
    1つの擁壁構造体。
  24. 【請求項24】前記互いに上方に設ける複数の表面パネ
    ルが、垂直表面を形成する、請求項15乃至23のいずれか
    1つの擁壁構造体。
  25. 【請求項25】前記互いに上方に設ける複数の表面パネ
    ルの各々が一対の平行な横方向に隔置された控壁にボル
    ト付けされる、請求項15乃至24のいずれか1つの擁壁構
    造体。
  26. 【請求項26】前記控壁が、該控壁の底端後部から下方
    に伸びる補強筋及び前記底端前部から下方に伸びるコン
    クリート部を含み、該パネルの下端が前記下方に伸びる
    コンクリート部の底端の下端より高く位置するように、
    前記最下表面パネルが位置付けられる、請求項25の擁壁
    構造体。
  27. 【請求項27】前記最下表面パネルが、前記控壁の底端
    より下方に伸びる部分を有し、前記基礎が、該最下表面
    パネルの該下方に伸びる部分の後方に該パネルと係合し
    て打設される、請求項25の擁壁構造体。
  28. 【請求項28】近接パネルの当接端が防水封止材料で封
    止される、請求項15乃至27のいずれか1つの擁壁構造
    体。
  29. 【請求項29】基礎を供給し、少なくとも1つの控壁及
    び複数の表面パネルを含むプレハブコンクリート要素を
    供給し、該プレハブコンクリート要素を該基礎上に装着
    し、該表面パネルを互いに上方に設けると共に各表面パ
    ネルが少なくとも1つのボルト継手により該控壁に取り
    付けられるようにし、各継手が、該プレハブコンクリー
    ト要素の1つに打設されかつ他の該要素に形成する穴を
    通して該要素の1つから突出するボルトと、該プレハブ
    コンクリート要素を共に固定させるために該ボルトの自
    由端に装着される固定装置とから成るようにされる擁壁
    構造体組立方法。
  30. 【請求項30】一対の控壁を、仮設ブレースにより平行
    にかつ互いに横方向に離隔させて支持し、該控壁に前記
    複数の表面パネルをボルト付けし、前記ブレースを除去
    することをさらに含む、請求項29の方法。
  31. 【請求項31】前記表面パネルが、最終的に垂直位置で
    用いられる前記控壁に固定される、請求項30の方法。
  32. 【請求項32】前記表面パネルを前記控壁に固定する間
    該控壁が水平に配置される、請求項30の方法。
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