JP2598046Y2 - ヘッドレストの前後調節装置 - Google Patents

ヘッドレストの前後調節装置

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JP2598046Y2
JP2598046Y2 JP1993073144U JP7314493U JP2598046Y2 JP 2598046 Y2 JP2598046 Y2 JP 2598046Y2 JP 1993073144 U JP1993073144 U JP 1993073144U JP 7314493 U JP7314493 U JP 7314493U JP 2598046 Y2 JP2598046 Y2 JP 2598046Y2
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JP
Japan
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side plate
bolt
stay
headrest
plate
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JP1993073144U
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JPH0736790U (ja
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中 之 夫 田
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シートに用い
て好適であるヘッドレストの前後調節装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、実公昭6
0−36111号公報,実開平2−22151号公報,
実開平2−61253号公報及び実開平3−53154
号公報に開示されているものが知られている。このう
ち、実開平2−22151号公報や実開平2−6123
5号公報に開示されているものは、逆U字形のヘッドレ
ストステーの中央水平部(回転中心)を挾持用ブラケッ
トや締付枠板で挟み、これをボルト、ナットを用いて締
付けることにより摩擦抵抗によるトルクを得ているもの
である。また、実公昭60−36111号公報に開示さ
れているものは、アッパロッドと左右のステーが別体で
あり、ステーに対してねじ締結されたアッパロッドと一
体のクッション体がアッパロッド及びストッパプレート
と共に前後に動くものである。さらに、実開平3−53
154号公報に開示されたものは、ヘッドレスト本体
(クッション体)と一体の支持部材(アッパロッド)と
左右のステーが別体であり、支持部材とステーとの間の
摩擦力は、枢ピンの先端部をかしめるときの圧力を調整
して得るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術のうち、実開平2−22151号公報,実開
平2−61235号公報及び実公昭60−36111号
公報に開示されているものは、ねじ締めでトルクを得て
いるため組み付け時に安定した締付けトルクを得ること
が可能であるが、ステーに対するクッション体(ヘッド
レストパッド)の動きのためにクッション体に設ける長
孔が大きくなり、この長孔のためヘッドレストカバーの
まとめとして樹脂カバー等が必要となりコスト高となる
という問題がある。また、長孔があまり大きく取れない
関係から前後移動量が十分に確保できないという問題も
ある。また、実開平3−53154号公報に開示されて
いるものにおいては、構成部品を枢ピンでかしめるタイ
プであり、構成部品の板厚のバラツキに応じてかしめ圧
力を調整することは困難であるという問題が生じる。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、安価な構成にできると共に前後の移動量も大きく
設定でき、しかも組み付け時の安定した締付けトルクが
得られるのみならず、長期に亘って所定の締付けトルク
が維持できて調整操作性の優れたものとすることができ
るヘッドレストの前後調節装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ヘッドレストパッドの芯となるパイプフ
レームと、このパイプフレームの両端にそれぞれ固着さ
れ、両側に鍔部を有するサイドプレートと、このサイド
プレートに挿通されたボルトと、このボルトの軸部に取
り付けられ、前記サイドプレートの鍔部間に回転不能に
配設されたプレートと、前記ボルトの軸部に取り付けら
れ、その上端側が前記サイドプレートの鍔部間に配設さ
れたステーとを備え、このステーを前記プレートを介し
て前記サイドプレートに前記ボルトを用いて所定トルク
にて締め付けてなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成とすることにより、ステーをねじ締結
により構成部品の板厚のバラツキに関係なく所定トルク
にてパイプフレーム側にセットできると共に、サイドプ
レートに対して回転不能に配設されたプレートによって
ねじ締結が緩まないため長期に亘って安定した前後調節
操作性が得られる。また、回転中心となるボルトはヘッ
ドレストパッドの下側に配設できるので、ヘッドレスト
パッドの下側に長孔は小さく設定できると共に、前後調
節移動量を大きく取ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る実施例を図に基づいて説
明する。図1は本考案に係る一実施例の分解斜視図、図
2は本考案に係る一実施例の正面図、図3は本考案に係
る一実施例の要部の断面側面図、図4は本考案に係る一
実施例の作用を説明するための側面図、図5は本考案に
係る他の実施例の要部の断面側面図である。
【0008】図1乃至図4において、本考案に係るヘッ
ドレストの前後調節装置1は、ヘッドレストパッド2の
芯となるパイプフレーム3と、このパイプフレーム3の
両端3a,3bにそれぞれ溶着され、両側に鍔部4a,
4bを有するサイドプレート4と、このサイドプレート
4に溶着されたボルト5と、このボルト5の軸部5aに
取り付けられ、サイドプレート4の鍔部4a,4b間に
回転不能に配設された合成樹脂又は金属よりなるプレー
ト6,7と、ボルト5の軸部5aに取り付けられ、その
上端側8aがサイドプレート4の鍔部4a,4b間に配
設されたステー8と、ステー8をプレート6,7に挟ま
れる如くしてサイドプレート4にワッシャ9を介して所
定トルクで締付けるボルト5の軸部5aに螺合するナッ
ト10とから構成されている。
【0009】ナット10を所定トルクにて締付けること
により、ステー8の枢支中心付近のつぶし平坦部8b
は、合成樹脂又は金属より成るプレート6,7と所定圧
力にて圧接状態で組み付けられる。即ち、ステー8とプ
レート6,7との間に所定の摩擦力が生ぜせしめられる
ように構成される。着座者が好みに応じてヘッドレスト
パッド2の傾きを調整するときは、ステー8とプレート
6,7との間に作用する摩擦力に打ち勝つだけの力で、
ヘッドレストパッド2を前傾又は後傾方向に押すだけで
よい。これにより、ヘッドレストパッド2は前傾又は後
傾し、着座者が所望の位置で手を離せば、ステー8とプ
レート6,7との間に作用する摩擦力によってその位置
で該ヘッドレストパッド2は保持される。また、ステー
8のつぶし平坦部8bの端末コーナー部にサイドプレー
ト4の鍔部4a,4bの内壁が当接することにより、最
前傾位置及び最後傾位置が決定されるようになってい
る。
【0010】以上のような実施例においては、ボルト、
ナットの締め付け力によって自在に締付けトルクを設定
できる従来品の利点を残しつつ、デザイン上のヘッドレ
ストパッド2の中央下部の凹形状に対しても回転中心を
低く設定できるため、ヘッドレストパッド2のステー8
の突出部(開口部)の長孔を小さくできてヘッドレスト
パッド2のまとめとしての樹脂カバー等の工夫が不要と
なって安価な構造となると共に、ヘッドレストパッド2
の前後移動量も十分に確保することが可能となる。ま
た、サイドプレート4にボルト5を溶接により固着する
と共に、プレート6,7をサイドプレート4の鍔部4
a,4bに当接させて回転不能に組み付ける構成である
ため、ヘッドレストパッド2と一体のパイプフレーム3
におけるステー8に対する回転によってもナット10に
緩みが発生しないので、長期に亘って所定の締付けトル
クを維持することができる。
【0011】また、枢ピンを用いたヘッドレストも公知
であるが(例えば、実開平3−53154号公報参
照)、構成部品の板厚のバラツキに対して、枢ピンをか
しめるタイプでは板厚のバラツキに応じてかしめ圧力を
調整することは困難である。これに対して、本実施例で
はボルト、ナットの締付けトルクで管理するため構成部
品の板厚のバラツキの影響を受けることなく、所定の前
後調節操作力にて安定して生産することが可能である。
さらに、本実施例におけるヘッドレストの前後調節装置
においては、部品点数が少なく且つ部品構成が簡単であ
るため、組み付け作業が容易となると共に、この面から
も安価なものとすることができる。
【0012】図5は本考案に係る他の実施例の断面側面
図であるが、この図5に示すように、パイプフレーム3
に溶着されたサイドフレーム4にブッシュ12を固着
し、このブッシュ12の雌ねじ穴にワッシャ9付きのボ
ルト13をねじ込むことによってステー8への所定の締
付けトルクを得るようにしてもよい。このような実施例
においても、前述した実施例と同等の作用効果が得られ
ることは勿論である。
【0013】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案によれば、組み
付け時に安定した締付けトルクが容易に得られるのみな
らず、長期に亘ってその締付けトルクが維持できて操作
フィーリングが良好な前後調節を行うことができ、しか
も前後調節量を大きく取れると共に安価なものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る一実施例の正面図である。
【図3】本考案に係る一実施例の要部の断面側面図であ
る。
【図4】本考案に係る一実施例の作用を説明するための
側面図である。
【図5】本考案に係る他の実施例の要部の断面側面図で
ある。
【符号の説明】
2 ヘッドレストパッド 3 パイプフレーム 4 サイドプレート 4a,4b 鍔部 5 ボルト 5a 軸部 6,7 プレート 8 ステー 9 ワッシャ 10 ナット 12 ブッシュ 13 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/38 B60N 2/48

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストパッドの芯となるパイプフ
    レームと、このパイプフレームの両端にそれぞれ固着さ
    れ、両側に鍔部を有するサイドプレートと、このサイド
    プレートに挿通されたボルトと、このボルトの軸部に取
    り付けられ、前記サイドプレートの鍔部間に回転不能に
    配設されたプレートと、前記ボルトの軸部に取り付けら
    れ、その上端側が前記サイドプレートの鍔部間に配設さ
    れたステーとを備え、このステーを前記プレートを介し
    て前記サイドプレートに前記ボルトを用いて所定トルク
    にて締め付けてなることを特徴とするヘッドレストの前
    後調節装置。
JP1993073144U 1993-12-21 1993-12-21 ヘッドレストの前後調節装置 Expired - Lifetime JP2598046Y2 (ja)

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JP1993073144U JP2598046Y2 (ja) 1993-12-21 1993-12-21 ヘッドレストの前後調節装置

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JP1993073144U JP2598046Y2 (ja) 1993-12-21 1993-12-21 ヘッドレストの前後調節装置

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Publication Number Publication Date
JPH0736790U JPH0736790U (ja) 1995-07-11
JP2598046Y2 true JP2598046Y2 (ja) 1999-07-26

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