JP2597647B2 - リールロックの解除機構 - Google Patents

リールロックの解除機構

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JP2597647B2 JP63109067A JP10906788A JP2597647B2 JP 2597647 B2 JP2597647 B2 JP 2597647B2 JP 63109067 A JP63109067 A JP 63109067A JP 10906788 A JP10906788 A JP 10906788A JP 2597647 B2 JP2597647 B2 JP 2597647B2
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伊和男 小幡
良治 角井
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はリールロックの解除機構に関し、詳しくは、
テープレコーダーやビデオテープ等に用いられるテープ
カセットに係り、そのカセット内に設けられるリールロ
ックの解除機構に関する。
[発明の概要] 本発明は、リールロックを解除する解除機構におい
て、リールカセットに軸支される軸ピンの周りに回動自
在に支承され、ばねのばね力により一端に設けた係止爪
がリールに偏倚されてリールをロックするロックレバー
と、ばねのばね力によりロックレバーの他端が偏倚され
る楔面の形成された楔部を有し、リールカセットの母体
装置への装填時に母体装置の側に設けられた押棒により
回動させられる押圧部材とを具えたことにより、押棒に
よって押圧部材が回動させられると、その楔部の楔面に
接するロックレバーの圧接腕を介して、ロックレバーが
ばね力に抗して回動させられ、ロックレバーの係止爪が
リールから引外されるようにしたもので、押棒による押
込み力が小さくてすみ、押棒に差程の強度を要せず、し
かも安定したロック解除状態を保持させることができ
る。
[従来の技術] 従来のこの種のリールロックとその解除機構の構成を
第4図〜第6図に示す。この種のリールロック装置では
そのテープリールを収納しているカセットの壁面1(第
6図参照)にロック解除用押棒2が挿入可能な挿入孔3
が設けられていて、テープカセットをテープレコーダ等
母体の装置に装填すると、その装填時に付加される押圧
力により押棒2が挿入孔3に挿入されるように構成され
ている。
これらの図において、4は支点軸5の周りに回動自在
に保たれ、押棒2が挿入されたときに第6図で矢印方向
に回動する押圧部材、6および7は第4図に示すように
それぞれ軸ピン8の周りに回動自在に保たれ、それらの
一端に設けられた係止爪6Aおよび7Aをばね9のばね力に
よりリール10の一部に係止させた状態に保つロックレバ
(以下でロック部材という)である。
ロック部材6および7の他端にはそれぞれ押圧部材4
の作動片4Aにばね9のばね力で圧接する圧接腕6Bおよび
7Bが形成されていて、カセット装填前では第4図および
第5図に示すようなロック状態に保たれている。
このように構成されたリールロックの解除機構では、
カセットの母体装置への装填によって押棒2が挿入孔3
に挿入されると押圧部材4が支点軸5の周りに回動さ
れ、押圧部材4の作動片4Aによりばね9のばね力に抗し
てロック部材6および7が第4図に示すようにそれぞれ
反対方向に回動させられる。よって、ロック部材6およ
び7の係止爪6Aおよび7Aをリール10から引離し、リール
ロック状態が解除される。また、リールカセットを母体
装置から取外す場合には押棒2が挿入孔3から引抜かれ
ることによってばね9のばね力でロック部材6および7
が回動させられリール10をロック状態とすることができ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したような従来のリールロック解
除機構では、そのロック解除動作に際して、ばねのばね
力に抗して押棒を挿入孔に強く押込む必要があり、ま
た、そのようなロック解除状態においても押棒には常に
ばねによる押戻しの力が作用する。従って押棒に十分な
強度を持たせる必要があり、また押棒による十分な押付
力が保持されないとロック状態に引戻されてしまう虞が
あった。
本発明の目的は、上述した従来の課題に鑑み、その解
決を図るべく、楔の原理を応用し、小さい押圧力で押棒
によるロック解除動作が可能であり、しかも安定したロ
ック解除状態が保たれるリールロック解除機構を提供す
ことにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、リールカセ
ットに軸支される軸ピンの周りに回動自在に支承され、
ばねのばね力により一端に設けた係止爪がリールに偏倚
されてリールをロックするロックレバーと、ばねのばね
力によりロックレバーの他端が偏倚される楔面の形成さ
れた楔部を有し、リールカセットの母体装置への装填時
に母体装置の側に設けられた押棒により回動させられる
押圧部材とを具え押棒により押圧部材を回動させたとき
に、押圧部材の楔部を介してロックレバーを回動させ、
係止爪をリールから引外し可能にしたことを特徴とする
ものである。
[作 用] 本発明によれば、押圧部材に設けた楔部が押棒によっ
て押圧部材と共に回動させられ、楔部の両楔部でこれら
に接するロックレバーの圧接腕を押圧し、ロックレバー
をばねのばね力に抗して軸ピンの周りに回動させ、ロッ
クレバーの係止爪をリールから引外すように動作するの
で、押棒による押込み力が小さくてすみ、押棒の強度が
少なくてよく、しかも安定したロック解除状態を保持さ
せることができる。
[実施例] 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具
体的に説明する。
第1A図、第2図および第3図は本発明の一実施例を示
す。これらの図において、14はカセット壁面に支持され
る支点軸15の周りに回動自在な押圧部材であり、押圧部
材14は、第1B図に示すように押圧部14Aと、楔部14Bと、
支持部14Cとを有し、支持部14Cが支点軸15を介して、ブ
ラケット1Aに回動自在に支持される。
また、16および17はロック部材、16Aおよび17Aはそれ
ぞれの係止爪、16Bおよび17Bは圧接腕であって、これら
の圧接腕16Bおよび17Bがばね9のばね力によって楔部14
Bの両側の楔面18に、第1A図に示すようにして圧接して
いる。なお、その他の構成については第4図〜第6図に
示したところと変わらないのでその説明を省略する。
このように構成したリールロックの解除機構において
は、リールカセットの装填時に押棒2が挿入孔3に挿入
されることによって押圧部材14の押圧部14Aが押棒2に
より押圧され、部材14全体を第3図の矢印で示す方向に
回動させる。しかしてこの回動動作に協動して押圧部材
14の楔部14Bが回動し、楔動作をおこすことによりその
両側の楔面18に接しているロック部材16および17の圧接
腕16Bおよび17Bを第1A図で左右に押開くように動作さ
せ、ロック部材16を時計周りの方向に、またロック部材
17を反時計回りの方向に回動させて、リール10のロック
状態を解除する。
更にまた、リールカセットが母体装置から取外される
と、押棒2が挿入孔3から引き抜かれることによって、
ばね9のばね力によりロック部材16および17の回動動作
を介して、押圧部材14が元の状態に引戻され、リール10
が係止爪16Aおよび17Aによってロック状態とされる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、リールの
ロック状態を解除するときのロック部材の回動動作を押
圧部材に設けた楔部の楔動作を利用して行わせるように
したので、ロック解除に要する力が小さくてすみ、押棒
に従来のような強度を必要とせず、しかも安定したロッ
ク解除状態を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明リールロックの解除機構の構成の一例を
示す正面図、 第1B図は本発明に係る押圧部材の一例を示す斜視図、 第2図および第3図は第1A図に示すリールロック解除機
構のそれぞれ上面図および側面図、 第4図,第5図および第6図は従来のリールロックの解
除機構の構成の一例を示すそれぞれ正面図,上面図およ
び側面図である。 1……カセット壁面、 1A……ブラケット、 2……押棒、 3……挿入孔、 8……軸ピン、 9……ばね、 10……リール、 14……押圧部材、 14A……押圧部、 14B……楔部、 14C……支持部、 15……支点軸、 16,17……ロック部材、 16A,17A……係止爪、 16B,17B……圧接腕、 18……楔面。
フロントページの続き (72)発明者 角井 良治 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−84359(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リールカセットに軸支される軸ピンの周り
    に回動自在に支承され、ばねのばね力により一端に設け
    た係止爪がリールに偏倚されて該リールをロックするロ
    ックレバーと、 前記ばねのばね力により前記ロックレバーの他端が偏倚
    される楔面の形成された楔部を有し、前記リールカセッ
    トの母体装置への装填時に該母体装置の側に設けられた
    押棒により回動させられる押圧部材と を具え前記押棒により前記押圧部材を回動させたとき
    に、該押圧部材の楔部を介して前記ロックレバーを回動
    させ、前記係止爪を前記リールから引外し可能にしたこ
    とを特徴とするリールロックの解除機構。
JP63109067A 1988-05-06 1988-05-06 リールロックの解除機構 Expired - Lifetime JP2597647B2 (ja)

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JPH01279449A JPH01279449A (ja) 1989-11-09
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