JP2597622B2 - 回転電機の結露防止装置 - Google Patents

回転電機の結露防止装置

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JP2597622B2
JP2597622B2 JP63014511A JP1451188A JP2597622B2 JP 2597622 B2 JP2597622 B2 JP 2597622B2 JP 63014511 A JP63014511 A JP 63014511A JP 1451188 A JP1451188 A JP 1451188A JP 2597622 B2 JP2597622 B2 JP 2597622B2
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賢一 中川
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、回転電機の停止中の結露防止装置に関す
る。
(従来の技術) 回転電機は、運転中発熱するため高温となる。運転を
停止すると熱の発生がなくなるため、周囲の外気で冷却
されるが、熱帯低気圧下にある気候など周囲の湿度が高
い場合には、回転電機各部に結露することが多い。回転
電機は多くの絶縁物を使用して構成されているため、絶
縁部分に結露が発生すると絶縁抵抗が低下したり、絶縁
劣化の進行が促進するため、運転不能に陥いることがあ
る。そのため、一般の回転電機では、停止中にフレーム
下部に取り付けたヒータに通電し、フレーム内部を温度
をあげ、湿度を下げて結露防止をはかっている。この手
段では、ヒータを回転電機の停止中通電するため、電力
費が増大することと、回転電機の内部構造が複雑なた
め、ヒータにより加熱された空気の自然対流では回転電
機各部が均一に加熱されない欠点があった。それに対
し、実開昭62−26165号公報では、第4図及び第5図に
示すようにフレーム(1)内の湿度をフレーム(1)内
に取り付けた湿度センサ(2)で感知し、規定値以上に
なった時ファンヒータボックス(3)内のヒータ(4)
及びファン(5)を運転し、フレーム(1)内へ加熱さ
れた乾燥用空気を送り込み、実線で示した吸気は破線で
示した排気に変え、実線で示した排気はそのままの方向
に通風し、フレーム(1)内の湿度を低下させる提案が
出た。尚(6)及び(7)は運転時の吸気口及び排気口
である。これはかなり有効と思われたが、元来熱エネル
ギへの変換効率の悪い電気エネルギを使用するヒータの
電力費の改善はなされず、完全な解決案とはなっていな
かった。
(発明が解決しようとする課題) 前記のように構成された従来の回転電機の結露防止装
置では、回転電機の停止中の、しかも湿度が規定値以上
になった時だけヒータ(4)に通電し、フレーム(1)
内に加熱した空気を送り込んでフレーム(1)内の湿度
を低下させるが、ヒータ(4)に通電する電力は本来回
転電機の運転には直接必要としない電力であるため、入
力電力に対する出力で示す運転効率はその分だけ悪くな
り、現在志向されている省エネルギ機器に反し、結露防
止装置に使用する電力を少なくする装置が望まれてい
た。
本発明の目的は、結露防止用電力を少なくし、省エネ
ルギ志向の回転電機の結露防止装置を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 第1図及び第2図を用いて説明する。排気口(7)に
熱交換器(8)を取り付け、回転電機が運転中に発生す
る熱損失を熱交換器(8)に蓄え、回転電機が停止しフ
レーム(1)内の湿度が規定値以上になった時、通風用
ファン(9)を逆転運転し、フレーム(1)外の空気に
熱交換器(8)で蓄えられた熱を加え、フレーム(1)
内に供給してフレーム(1)内の湿度を低下させる。
(作 用) 排気口(7)に取り付けられた熱交換器(8)に回転
電機が運転中に発生する熱を蓄える。回転電機が停止し
フレーム(1)内の湿度が規定値以上になった時、排気
口(7)から外気を機内に取り込むように通風用ファン
(9)が逆転動作するが、従来のヒータの代わりに設け
た熱交換器(8)に蓄えられた熱が外気の温度を上げ、
熱エネルギに変換する電気エネルギなしで、結露防止機
能をはたすことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図により
説明する。この実施例は回転電機の点検扉(10)に排気
口(7)がある例である。排気口(7)の外側の上下に
液体タンク(11)を設け、液体タンク(11),(12)の
周囲は断熱材(13)でおおい上下の液体タンク(11),
(12)を複数本のパイプ(14)で接続した熱交換器
(8)を取り付け、フレーム(1)内には湿度センサ
(2)を取り付けておく。吸気口(6)には逆転によっ
て逆流可能な通風用ファン(9)を設ける。
このように構成した回転電機の結露防止装置では、回
転電機を運転すると、通風用ファン(9)により吸気口
(6)から外気を押込通風して発熱部を冷却し、昇温し
た空気が、第3図の矢印Aに示すように排気口(7)か
ら排出されるが、その際排気とパイプ(14)中の液体が
熱交換を行ない、液体の温度が上昇し第3図の矢印Cの
ように浮力により上昇し上部液体タンク(11)に入る。
他方排気口(7)から離れたパイプ(14)を通る空気
は、そこに到達するまでに熱交換が行なわれているため
排気口(7)側のパイプ(14)内の液体温度より低い温
度にしかならず、循環して両タンク(11),(12)の液
体に蓄熱する。一方回転電機が停止し、降温する際に機
内の湿度が規定値以上になると湿度センサ(2)が動作
し、前記通風用ファンが逆に回転し、矢印Bのように外
気をフレーム(1)内に吸引するが、その際パイプ(1
4)中の液体と熱交換を行ない、外気の温度を上げ、排
気口(7)に近づくにつれて、外気の温度は高くなる。
そのため、排気口(7)から離れたパイプ(14)内液体
と、外気の温度差は大で排気口(7)近くでは差が小さ
くなるため、パイプ(14)にも温度差が生じ、第3図の
矢印Cのように液体は循環され、上下の液体タンク(1
1),(12)に蓄えられた熱は有効に外気に熱交換され
る。このように加熱された外気がフレーム(1)内へ吸
引され、結露防止機能をはたすが、外気の加熱に使われ
る熱エネルギは、回転電機が運転中に発生した損失熱で
あり、本装置は結露防止に使用する電力を通風用ファン
(9)運転だけの極めて少ないものとすることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、運転中に発生する熱を熱交換器に蓄
積し、停止時の降温の際に機内が規定湿度以上になった
時、送り込む外気に蓄積した熱を放散して温度を上げる
ため、外気の加熱に必要な電気エネルギが不要となり、
結露防止に使用する電力を通風用ファン運転だけの極め
て少ないものとする回転電機の結露防止装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の回転電機の結露防止装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は、第1図のII−II線を含む垂直
平面に沿う矢視概略断面図、第3図は第2図の熱交換器
を示す拡大断面図、第4図は従来例を示す斜視図、第5
図は第4図のV−V線を含む垂直平面に沿う矢視概略図
である。 1……フレーム、2……湿度センサ、 6……吸気口、7……排気口、 8……熱交換器、9……通風用ファン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転電機のフレームの通風路に設けた逆転
    によって逆流可能な通風用ファンと、前記フレームの排
    気口に設けて蓄熱および放熱する熱交換器と、回転電機
    運転中に発生する高温の冷却気の熱を蓄積し、回転電機
    停止時の降温の際に機内の湿度が規定値以上になったと
    きに前記ファンを逆転させて、外気を前記熱交換器を通
    してその放熱により高温にし、機内に通風して湿度を低
    下させる制御用湿度センサとを備えたことを特徴とする
    回転電機の結露防止装置。
JP63014511A 1988-01-27 1988-01-27 回転電機の結露防止装置 Expired - Lifetime JP2597622B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50118553A (ja) * 1974-03-01 1975-09-17
JPS60200033A (ja) * 1984-03-22 1985-10-09 Nippon Ranko Kk 除湿システム

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JPH01194836A (ja) 1989-08-04

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