JP4226857B2 - エスカレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエスカレータに関し、特に機械室内に収容した制御盤の放熱性の向上を図ったエスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の一般的なエスカレータの上部の概略構成図である。同図において、1は階床間に架け渡された主枠としてのトラスで、その上階側端部には機械室2が設けられている。この機械室2には、エスカレータ全体の制御を司る制御盤3や、モータ、減速機等の駆動装置(図示せず)等が収容されている。4は乗降板、5は機械室2とトラス中間部1aの境界部に設けられた仕切部材としての踏段カバー、6は移動手すりである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、エスカレータを屋外に設置する場合には、外気温が高くなったり、乗降板4が日光で加熱されたりすることによって機械室2内が高温になり、制御盤3で発生する熱が放熱されにくくなるため、制御盤3の電子部品に悪影響を及ぼすという問題点が有った。
【0004】
そのため、インバータを搭載したエスカレータ等では、機械室2内を冷却する空調装置7を設けている場合が有るが、機械室2は狭いために制御盤3の廃熱が放散しにくく、これによって空調装置7の熱交換効率が下がるという問題点が有った。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、機械室内に収容した制御盤の放熱性の向上を図ったエスカレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、階床間に架け渡されたトラスの一端に設けられた機械室と、この機械室内に収容された制御盤と、この制御盤を冷却する空調装置と、前記機械室とこの機械室に連なるトラス中間部との境界部に設けられた仕切部材と、この仕切部材に設けられ、前記機械室内の空気と前記機械室に連なるトラス中間部内の空気とを循環させる送風手段とを備えることを特徴とするエスカレータである。
【0007】
このような構成によれば、仕切部材に設けられた送風手段により機械室内の空気と機械室に連なるトラス中間部内の空気とを循環させることにより、制御盤の廃熱が機械室内に滞留することがないので、空調装置の熱交換効率が下がることがない。よって制御盤の放熱が向上し、制御盤の電子部品への悪影響を防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。図1は本発明の一実施形態であるエスカレータの上部の概略構成図、図2は図1のA−A’線矢視図である。
【0009】
なお、本実施形態において、図3に示す従来例と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略してある。
【0010】
本実施形態では、図1に示すように、紙面に直交する方向に配置された複数個の踏段カバー5のうちの一つのトラス中間部1a側の面に機械室2内の空気をトラス中間部1a内に向けて送る第1のファン8が取り付けられている。
【0011】
また、第1のファン8が取り付けられた踏段カバー5とは異なる踏段カバー5,5のうちの一つのトラス中間部1a側の面にトラス中間部1a内の空気を機械室2内に向けて送る第2のファン9が取り付けられている。
【0012】
これら第1及び第2のファン8,9は踏段カバー5に形成された開口部5aに臨むように取り付けられており、踏段カバー5における機械室2側の面には、この開口部5aを取り囲むように角筒状のカバー10が取り付けられている。このカバー10の機械室2側の端面には格子状の網11が取り付けられていて、作業者の手が第1及び第2のファン8,9に巻き込まれるのを防止している。
【0013】
また、本実施形態では、制御盤3と空調装置7の間に機械室2内の室温を検知するセンサ12が設けられており、このセンサ12の検知温度が所定値(例えば45℃)以上の場合に、第1及び第2のファン8,9を駆動する制御手段13を設けている。この制御手段13は、制御盤3のマイクロコンピュータのメモリに格納されたプログラムにより構成されている。
【0014】
このような構成によれば、機械室2内の温度が上昇してセンサ12の検知温度が所定値以上になると、第1及び第2のファン8,9が作動して機械室2内の空気とトラス中間部1a内の空気とを循環させる。これによって、制御盤3で生じる廃熱が放散し、機械室2内に滞留することがないので、空調装置7の熱交換効率が下がることがない。よって、制御盤3の放熱性を向上することができ、制御盤3の電子部品が悪影響を受けることがない。
【0015】
なお、本実施形態のように、センサ12の検知温度に基づいて送風手段としての第1及び第2のファン8,9を作動させるようにすると、常時送風手段を駆動する場合に比べて消費動力を低減することができるという利点が有る。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエレベータは、機械室とこの機械室に連なるトラス中間部との境界部に設けられた仕切部材に、機械室内の空気と機械室に連なるトラス中間部内の空気とを循環させる送風手段を備えているので、制御盤の廃熱が機械室内に滞留することがなく、空調装置の熱交換効率が下がることがない。よって、制御盤の放熱性が向上し、電子部品への悪影響を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるエスカレータの上部の概略構成図である。
【図2】図1のA−A’線矢視図である。
【図3】従来のエスカレータの上部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 トラス
2 機械室
3 制御盤
7 空調装置
8 第1のファン(送風手段)
9 第2のファン(送風手段)
12 センサ
13 制御手段
Claims (3)
- 階床間に架け渡されたトラスの一端に設けられた機械室と、
この機械室内に収容された制御盤と、
この制御盤を冷却する空調装置と、
前記機械室とこの機械室に連なるトラス中間部との境界部に設けられた仕切部材と、
この仕切部材に設けられ、前記機械室内の空気と前記機械室に連なるトラス中間部内の空気とを循環させる送風手段とを備えることを特徴とするエスカレータ。 - 前記送風手段は、前記機械室内の空気を前記トラス中間部内に向けて送る第1のファンと、前記トラス中間部内の空気を前記機械室内に向けて送る第2のファンとから成ることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ。
- 前記機械室の室温を検知するセンサと、このセンサの検知温度が所定値以上である場合に前記送風手段を駆動する制御手段とを具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエスカレータ。
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