JP2597338Y2 - ピット式立体駐車装置の上昇システム - Google Patents

ピット式立体駐車装置の上昇システム

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JP2597338Y2
JP2597338Y2 JP1993075953U JP7595393U JP2597338Y2 JP 2597338 Y2 JP2597338 Y2 JP 2597338Y2 JP 1993075953 U JP1993075953 U JP 1993075953U JP 7595393 U JP7595393 U JP 7595393U JP 2597338 Y2 JP2597338 Y2 JP 2597338Y2
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parking
switch
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誠 中沢
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Tokyu Car Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車パレットを有する
昇降体を地下駐車用ピットから地上に昇降しうるように
したピット式立体駐車装置において、地下火災時におけ
る消火措置などを迅速に行うためのピット式立体駐車装
置の上昇システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地下駐車用ピット内で発生し
た火災を消火するために、そのピット内に消火用配管を
設け、火災時にその消火用配管を通して流れる水をスプ
リンクラーなどにより散水し、消火を行うシステムが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
消火用配管を通じてピット内に自動散水を行うシステム
は、例えば商用電源を利用して制御される電気装置によ
って構成されているため、上記地下駐車用ピット内の火
災時にあっては、上記商用電源の配線系統が焼損または
焼失することによって、上記電気装置が作動せず、消火
動作が行われない場合があるという危惧があった。
【0004】本発明は上記のような従来の問題点に着目
してなされたものであり、地下駐車用ピット内における
火災時などには、その火災によって通電が妨げられない
補助電源設備を用いて、駐車パレットをモータにより確
実に地上に上昇可能にし、以って消防車などによる地上
消火を効果的かつ確実に実現できるピット式立体駐車装
置の上昇システムを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるピット式
立体駐車装置の上昇システムは、商用電源に接続された
駐車機用ブレーカとともに地下駐車用ピット内に設けら
れ、上記駐車機用ブレーカを介して電力を受けて駆動さ
れる駐車パレット駆動用のモータと、上記商用電源に接
続され、かつ地上に設置されて、非常時にオン操作され
る非常切替えスイッチと、該非常切替えスイッチの操作
により上記商用電源を受けて付勢され、上記駐車機用ブ
レーカをトリップさせるトリップ回路と、上記非常切替
えスイッチのオン状態においてなされる上記駐車パレッ
トの上昇指令に従ってオン切替えされる上昇スイッチ
と、上記非常切替えスイッチのオン状態においてなされ
る駐車パレットの特定指令に従ってオン切替えされるパ
レット特定スイッチと、上記非常切替えスイッチのオン
状態においてなされるリレー動作によって、上記パレッ
ト特定スイッチおよびモータを結ぶ回路を接続して、該
モータに上記商用電源を供給するとともに、上記駐車機
用ブレーカおよび上記モータを結ぶ回路を遮断するリレ
ースイッチとを備え、上記地下駐車用ピット内に設置さ
れた上記トリップ回路の一部と上記パレット特定スイッ
チおよび上記モータ間とを結ぶ回路を耐火ケーブルとし
たものである。
【0006】
【作用】本発明におけるピット式立体駐車装置の上昇シ
ステムは、通常の運転時には、商用電源を駐車機用ブレ
ーカおよびリレースイッチなどを介して地下駐車用ピッ
ト内の駐車パレット駆動用のモータに供給し、駐車パレ
ットを上昇または下降可能にしている。
【0007】一方、地下駐車用ピット内で火災が発生し
た場合には、パレット運転操作者は非常切替えスイッチ
を操作することによってトリップ回路を作動させて、上
記駐車機用ブレーカをトリップさせ、ピット内配線を介
した上記モータへの電源供給を遮断するとともに、別系
統で耐火ケーブル処理された回路を通じて、上昇スイッ
チ,パレット特定スイッチおよびリレースイッチを介し
て、上記商用電源を上記モータに供給するようにし、こ
れにより、上記パレットを地上に上昇させて、消火処理
を容易に実施可能にする。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の一実施例を図について説明する。図2に
はピット式立体駐車装置の一例が示されている。すなわ
ち、地下駐車用ピット30から駐車パレット31を三段
に構成した昇降体32を地上33に昇降し得るように構
成している。
【0009】図1はピット式立体駐車装置の上昇システ
ムを示す回路図であり、同図において、1a,1b,1
cは8連用の駐車パレットのブロック単位ごとに設けら
れた駐車機用ブレーカで、これが3相の商用電源ライン
2に分岐接続されている。
【0010】また、これらの駐車機用ブレーカ1a,1
b,1cには、それぞれ駐車パレットを特定してオン,
オフ操作されるスイッチ3a〜3hが図示のように接続
され、さらにこれらにリレースイッチ4a〜4hを介し
て駐車パレット駆動用のモータ5a〜5hが接続されて
いる。
【0011】さらに、6は上記電源ライン2に別系統で
分岐接続された、各駐車パレットに共通のブレーカ、7
a,7bはこのブレーカ6に接続された駐車パレットの
上昇用および下降用スイッチ、8a〜8hはこれらの上
昇用および下降用スイッチ7a,7bに接続されたパレ
ット特定スイッチ、9a〜9hはこれらの各パレット特
定スイッチ8a〜8hに接続されたリレースイッチで、
これのリレースイッチ9a〜9hはそれぞれ上記リレー
スイッチ4a〜4hに対し連動関係にあり、一方のリレ
ースイッチ4a〜4hがオンのとき対応する他方のリレ
ースイッチ9a〜9hがオフとなるように切替えられ
る。
【0012】なお、上記各駐車機用ブレーカ1a〜1c
から各リレースイッチ4a〜4hに至るケーブルは、通
常、地下駐車用ピット30内に設けられているが、上記
駐車パレットの昇降用スイッチ7a,7bからパレット
特定スイッチ8a〜8h,リレースイッチ9a〜9hを
介して各モータ5a〜5hに至るケーブルは、地上33
を中心に、各モータ5a〜5hがある位置まで耐火ケー
ブルとされている。
【0013】また、図示しないが、これらの各回路の途
中には、電流検出用の変流器11a〜11dや各種変成
器などが接続されており、商用電源ライン2の一部には
電源ランプ12が接続されている。
【0014】次に継電回路について述べる。図1におい
て、15は非常切替えスイッチとしての操作スイッチ1
4を介して上記電源ライン2から電圧(必要に応じ整流
して用いる)が印加される継電回路で、これには上記各
パレット特定スイッチ8a〜8hをそれぞれ作動するパ
レット特定リレー16a〜16hが保護スイッチ17a
〜17hを介して互いに並列接続されている。
【0015】また、上記継電回路15には、上記昇降用
スイッチ7a,7bのそれぞれをオン,オフする上昇操
作スイッチ18a,下降操作スイッチ18bおよび上昇
用リレー19a,下降用リレー19bが接続され、さら
に上記各リレースイッチ4a〜4h,9a〜9hを切替
える切替えリレー20a〜20hが図示のように並列接
続されている。
【0016】さらに、上記継電回路15には3つのブレ
ーカ用リレー21a,21b,21cが図示のように互
いに並列接続されており、これらは上記各駐車機用ブレ
ーカ1a〜1cを制御するブレーカ回路22a〜22c
の作動接点23a〜23cをオン,オフするように機能
する。
【0017】かかる構成になるピット式立体駐車装置の
上昇システムでは、通常の運転状態においては、各駐車
機用ブレーカ1a〜1cが閉じられており、従って、駐
車パレットを特定するスイッチ3a〜3hのうち、例え
ばスイッチ3bがオン操作されると、商用電源が、商用
電源ライン2から駐車機用ブレーカ1a,スイッチ3
b,リレースイッチ4bを介して駐車パレット駆動用の
モータ5bに入力される。
【0018】このため、このモータ5bは予め制御され
た方向,速さ,回転数に応じて正転または逆転され、駐
車パレットを図示しないチェーンやスプロケットなどを
介して、所定の高さに昇降させ、車両の格納,入庫また
は出庫を可能にする。
【0019】一方、地下駐車ピット内に車両火災などに
よる火災が発生した場合には、運転者(オペレータ)は
これを発見して上記操作スイッチ14をオン操作する。
これにより、上記継電回路15には電圧が印加され、直
ちにブレーカ用リレー21a〜21cが付勢されるとと
もに、操作ランプ25が点灯する。
【0020】このため、このリレー21a〜21cの付
勢によってブレーカ回路22a〜22cの各作動接点2
3a〜23cがそれぞれオンとなり、この各ブレーカ回
路22a〜22cに接続されたソレノイド(図示しな
い)が付勢されて、駐車用ブレーカ1a〜1cが遮断動
作する。このため、これらのブレーカ1a〜1cからモ
ータ5a〜5hを結ぶ回路への電力供給は停止され、こ
れらの回路が火災により焼失して、短絡事故などが発生
した場合にも、そのモータ5a〜5hの誤動作を防止す
る。
【0021】また、同時に、上記継電回路15の切替え
リレー20a〜20hが付勢され、これにより対応する
リレースイッチ9a〜9hのそれぞれがオンになり、リ
レースイッチ4a〜4hがオフになる。そこで、さら
に、運転者は上昇操作スイッチ18aをオン操作し、続
いて保護スイッチ17a〜17hのうち例えば保護スイ
ッチ17bをオン操作する。
【0022】この保護スイッチ17bのオン操作によ
り、パレット特定リレー16a〜16hのうち、例えば
パレット特定リレー16bが付勢され、これによりパレ
ット特定スイッチ8bがオンとなり、モータ5bに対し
上記ブレーカ6および耐火ケーブルを介して商用電源が
供給される。
【0023】つまり、モータ5bには非常用の系統回路
を通して安全に電力が供給され、上記上昇指定に従って
モータ5bが例えば正転駆動され、駐車パレットが地下
駐車用ピットから地上へ引き上げられる。このため、こ
の状態にてピット内火災や車両火災に対して、地上から
容易かつ安全に消火活動を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば商用電源
に接続された駐車機用ブレーカとともに地下駐車用ピッ
ト内に設けられ、上記駐車機用ブレーカを介して電力を
受けて駆動される駐車パレット駆動用のモータと、上記
商用電源に接続され、かつ地上に設置されて、非常時に
オン操作される非常切替えスイッチと、該非常切替えス
イッチの操作により上記商用電源を受けて付勢され、上
記駐車機用ブレーカをトリップさせるトリップ回路と、
上記非常切替えスイッチのオン状態においてなされる上
記駐車パレットの上昇指令に従ってオン切替えされる上
昇スイッチと、上記非常切替えスイッチのオン状態にお
いてなされる駐車パレットの特定指令に従ってオン切替
えされるパレット特定スイッチと、上記非常切替えスイ
ッチのオン状態においてなされるリレー動作によって、
上記パレット特定スイッチおよびモータを結ぶ回路を接
続して、該モータに上記商用電源を供給するとともに、
上記駐車機用ブレーカおよび上記モータを結ぶ回路を遮
断するリレースイッチとを備え、上記地下駐車用ピット
内に設置された上記トリップ回路の一部と上記パレット
特定スイッチおよび上記モータ間を結ぶ回路とを耐火ケ
ーブルとしたので、地下駐車用ピット内における火災時
などには、その火災によって通電が妨げられない補助電
源設備を用いて、駐車パレットをモータにより確実に地
上に上昇可能にし、以って消防車などによる地上消火を
効果的かつ確実に実現できるものが得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるピット式立体駐車装置
の上昇システムを示す回路図である。
【図2】ピット式立体駐車装置の要部側面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 駐車機用ブレーカ 5a〜5h モータ 7a 上昇スイッチ 8a〜8h パレット特定スイッチ 4a〜4h,9a〜9h リレースイッチ 14 非常切替えスイッチ 22a〜22c トリップ回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源に接続された駐車機用ブレーカ
    と、該駐車機用ブレーカとともに地下駐車用ピット内に
    設けられ、上記駐車機用ブレーカを介して電力を受けて
    駆動される駐車パレット駆動用のモータと、上記商用電
    源に接続され、かつ地上に設置されて、非常時にオン操
    作される非常切替えスイッチと、該非常切替えスイッチ
    の操作により上記商用電源を受けて付勢され、上記駐車
    機用ブレーカをトリップさせるトリップ回路と、上記非
    常切替えスイッチのオン状態においてなされる上記駐車
    パレットの上昇指令に従ってオン切替えされる上昇スイ
    ッチと、上記非常切替えスイッチのオン状態においてな
    される駐車パレットの特定指令に従ってオン切替えされ
    るパレット特定スイッチと、上記非常切替えスイッチの
    オン状態においてなされるリレー動作によって、上記パ
    レット特定スイッチおよびモータを結ぶ回路を接続し
    て、該モータに上記商用電源を供給するとともに、上記
    駐車機用ブレーカおよび上記モータを結ぶ回路を遮断す
    るリレースイッチとを備え、上記地下駐車用ピット内に
    設置された上記トリップ回路の一部と上記パレット特定
    スイッチおよび上記モータ間を結ぶ回路とを耐火ケーブ
    ルとしたピット式立体駐車装置の上昇システム。
JP1993075953U 1993-12-28 1993-12-28 ピット式立体駐車装置の上昇システム Expired - Lifetime JP2597338Y2 (ja)

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