JP2596873Y2 - 額縁用押え具 - Google Patents
額縁用押え具Info
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- JP2596873Y2 JP2596873Y2 JP1993073419U JP7341993U JP2596873Y2 JP 2596873 Y2 JP2596873 Y2 JP 2596873Y2 JP 1993073419 U JP1993073419 U JP 1993073419U JP 7341993 U JP7341993 U JP 7341993U JP 2596873 Y2 JP2596873 Y2 JP 2596873Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばアルミニウム
製またはアルミ合金製の額縁のコーナ部分に取付けて、
該額縁の裏板を押圧するような額縁用押え具に関する。
製またはアルミ合金製の額縁のコーナ部分に取付けて、
該額縁の裏板を押圧するような額縁用押え具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、額縁用押え具としては、例えば、
実公平3−35186号公報に記載のものがある。すな
わち、外片と内片との間に押え具取付溝を有し、外片内
端に係止突条が一体形成された額縁に取付けられ、額縁
の裏板を押圧する額縁用押え具であって、上述の取付溝
の内部に挿入される横向きU字状の頭部と、上述の係止
突条を係合する凹状の係合部とを押え具本体に一体形成
すると共に、この押え具本体の反頭部側には裏板を弾性
的に押圧する押圧片を一体形成し、押え具本体の全体が
額縁の裏側へ突出しないように構成された額縁用押え具
である。
実公平3−35186号公報に記載のものがある。すな
わち、外片と内片との間に押え具取付溝を有し、外片内
端に係止突条が一体形成された額縁に取付けられ、額縁
の裏板を押圧する額縁用押え具であって、上述の取付溝
の内部に挿入される横向きU字状の頭部と、上述の係止
突条を係合する凹状の係合部とを押え具本体に一体形成
すると共に、この押え具本体の反頭部側には裏板を弾性
的に押圧する押圧片を一体形成し、押え具本体の全体が
額縁の裏側へ突出しないように構成された額縁用押え具
である。
【0003】この従来の額縁用押え具によれば、使用者
が上述の押え具本体をその指先で押圧して上述の頭部を
額縁の取付溝内部に圧入すると、外片の内端に形成され
た係止突条が凹状の係合部に係合し、かつ押え具本体の
反頭部側に設けられた押圧片で額縁の裏板を前面側へ押
圧して、裏板とガラス板との間の作品を保持することが
できる。
が上述の押え具本体をその指先で押圧して上述の頭部を
額縁の取付溝内部に圧入すると、外片の内端に形成され
た係止突条が凹状の係合部に係合し、かつ押え具本体の
反頭部側に設けられた押圧片で額縁の裏板を前面側へ押
圧して、裏板とガラス板との間の作品を保持することが
できる。
【0004】しかし、このような従来の額縁用押え具に
おいては次のような問題点があった。つまり、上述の額
縁を額縁吊下用の紐等を用いて室内の壁面に吊下支持さ
せた場合、外気風もしくは空調風により上述の額縁が揺
れ動く問題点があり、加えて、上述の額縁用押え具は額
縁の裏板へ突出しないように構成されている関係上、押
圧片の変位置が規制されて、充分な裏板押圧力を確保す
ることができず、さらに額縁のコーナ部分において裏板
を押圧するためには1つのコーナ当り2つの押え具を必
要とする問題点があった。
おいては次のような問題点があった。つまり、上述の額
縁を額縁吊下用の紐等を用いて室内の壁面に吊下支持さ
せた場合、外気風もしくは空調風により上述の額縁が揺
れ動く問題点があり、加えて、上述の額縁用押え具は額
縁の裏板へ突出しないように構成されている関係上、押
圧片の変位置が規制されて、充分な裏板押圧力を確保す
ることができず、さらに額縁のコーナ部分において裏板
を押圧するためには1つのコーナ当り2つの押え具を必
要とする問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案の請求項1記
載の考案は、額縁の1つのコーナ部分に対して単一の押
え具により額縁の裏板を押圧保持することができる額縁
用押え具の提供を目的とする。
載の考案は、額縁の1つのコーナ部分に対して単一の押
え具により額縁の裏板を押圧保持することができる額縁
用押え具の提供を目的とする。
【0006】この考案の請求項2記載の考案は、上記請
求項1記載の考案の目的と併せて、額縁を額縁吊下用の
紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた時、外気風や
空調風により額縁が揺れ動くのを防止することができる
額縁用押え具の提供を目的とする。
求項1記載の考案の目的と併せて、額縁を額縁吊下用の
紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた時、外気風や
空調風により額縁が揺れ動くのを防止することができる
額縁用押え具の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1記載
の考案は、外片と内片との間に押え具取付溝を有し、外
片内端に係止突条が一体形成された額縁のコーナ部に取
付けられ、額縁の裏板を押圧する額縁用押え具であっ
て、平面視L字状の押え具本体と、上記押え具本体の両
外側に一体形成されて上記外片の裏側に位置するリヤ突
片と、上記押え具本体の両外側に一体形成されて上記押
え具取付溝内に位置するフロント突片とを備え、これら
リヤおよびフロントの両突片間に上記係止突条に着脱可
能に係合する係合溝を形成し、上記押え具本体の両内側
には上記裏板を弾性的に押圧する各押圧片を一体形成し
た額縁用押え具であることを特徴とする。
の考案は、外片と内片との間に押え具取付溝を有し、外
片内端に係止突条が一体形成された額縁のコーナ部に取
付けられ、額縁の裏板を押圧する額縁用押え具であっ
て、平面視L字状の押え具本体と、上記押え具本体の両
外側に一体形成されて上記外片の裏側に位置するリヤ突
片と、上記押え具本体の両外側に一体形成されて上記押
え具取付溝内に位置するフロント突片とを備え、これら
リヤおよびフロントの両突片間に上記係止突条に着脱可
能に係合する係合溝を形成し、上記押え具本体の両内側
には上記裏板を弾性的に押圧する各押圧片を一体形成し
た額縁用押え具であることを特徴とする。
【0008】この考案の請求項2記載の考案は、上記請
求項1記載の考案の構成と併せて、上記リヤ突片の少な
くともコーナ部分外表面に壁面に対して摩擦抵抗となる
凹凸部を形成した額縁用押え具であることを特徴とす
る。
求項1記載の考案の構成と併せて、上記リヤ突片の少な
くともコーナ部分外表面に壁面に対して摩擦抵抗となる
凹凸部を形成した額縁用押え具であることを特徴とす
る。
【0009】
【考案の効果】この考案の請求項1記載の考案によれ
ば、上述のリヤ突片が一体形成される押え具本体に対し
て上述の裏板を弾性的に押圧する押圧片を一体形成する
ので、この押圧片の充分な変位量を確保することがで
き、このため、充分な押圧力で裏板を押圧することがで
きる効果がある。
ば、上述のリヤ突片が一体形成される押え具本体に対し
て上述の裏板を弾性的に押圧する押圧片を一体形成する
ので、この押圧片の充分な変位量を確保することがで
き、このため、充分な押圧力で裏板を押圧することがで
きる効果がある。
【0010】しかも、平面視L字状の押え具本体の両外
側にはリヤ突片およびフロント突片をそれぞれ一体形成
し、両内側には押圧片をそれぞれ一体形成して額縁のコ
ーナ部分に対応させたので、額縁の1つのコーナ部分に
対して単一の押え具により額縁の裏板を押圧保持するこ
とができる効果がある。
側にはリヤ突片およびフロント突片をそれぞれ一体形成
し、両内側には押圧片をそれぞれ一体形成して額縁のコ
ーナ部分に対応させたので、額縁の1つのコーナ部分に
対して単一の押え具により額縁の裏板を押圧保持するこ
とができる効果がある。
【0011】この考案の請求項2記載の考案によれば、
上記請求項1記載の考案の効果と併せて、上述のリヤ突
片の少なくともコーナ部分外表面には壁面に対して摩擦
抵抗となる凹凸部を形成したので、額縁を額縁吊下用の
紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた時、外気風や
空調風により額縁が揺れ動くのを上述の凹凸部の摩擦抵
抗により防止することができる効果がある。
上記請求項1記載の考案の効果と併せて、上述のリヤ突
片の少なくともコーナ部分外表面には壁面に対して摩擦
抵抗となる凹凸部を形成したので、額縁を額縁吊下用の
紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた時、外気風や
空調風により額縁が揺れ動くのを上述の凹凸部の摩擦抵
抗により防止することができる効果がある。
【0012】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は額縁のコーナ部分に取付けられて同額縁
の裏板を押圧する額縁用押え具を示し、まず図1に基づ
いて額縁1の構成について述べると、この額縁1は同図
に断面で示す如くアルミニウム、またはアルミ合金で構
成されたフレーム2の表側にはガラス板3を保持する保
持部4を有し、フレーム2の裏側には外片5と内片6と
の間に押え具取付溝7を有すると共に、上述の外片5の
内端には係止突条8を一体形成している。また上述のフ
レーム2の内側にはゴム部材9を配設すると共に、表面
側のガラス板3と裏面側の裏板10との間には絵画や写
真その他の作品Aを挟持させる。また上述の額縁1は図
6に示すように方形枠状に組付けられている。
述する。図面は額縁のコーナ部分に取付けられて同額縁
の裏板を押圧する額縁用押え具を示し、まず図1に基づ
いて額縁1の構成について述べると、この額縁1は同図
に断面で示す如くアルミニウム、またはアルミ合金で構
成されたフレーム2の表側にはガラス板3を保持する保
持部4を有し、フレーム2の裏側には外片5と内片6と
の間に押え具取付溝7を有すると共に、上述の外片5の
内端には係止突条8を一体形成している。また上述のフ
レーム2の内側にはゴム部材9を配設すると共に、表面
側のガラス板3と裏面側の裏板10との間には絵画や写
真その他の作品Aを挟持させる。また上述の額縁1は図
6に示すように方形枠状に組付けられている。
【0013】次に図1乃至図3を参照して額縁用押え具
について詳述する。この額縁用押え具11は、平面視L
字状の押え具本体12と、この押え具本体12の両外側
に一体形成されて上述の額縁1のコーナ部分における外
片5,5の裏側に位置する平面視略L字状のリヤ突片1
3と、上述の押え具本体12の両外側に一体形成されて
上述の額縁1のコーナ部分おける押え具取付溝7内に位
置する平面視略L字状のフロント突片14とを合成樹脂
製により一体形成し、これらリヤおよびフロントの両突
片13,14間には上述の係止突条8に着脱可能に係合
する係合溝15を形成すると共に、上述の押え具本体1
2両内側には裏板10を弾性的に押圧する円弧状の押圧
片16,16を一体形成している。
について詳述する。この額縁用押え具11は、平面視L
字状の押え具本体12と、この押え具本体12の両外側
に一体形成されて上述の額縁1のコーナ部分における外
片5,5の裏側に位置する平面視略L字状のリヤ突片1
3と、上述の押え具本体12の両外側に一体形成されて
上述の額縁1のコーナ部分おける押え具取付溝7内に位
置する平面視略L字状のフロント突片14とを合成樹脂
製により一体形成し、これらリヤおよびフロントの両突
片13,14間には上述の係止突条8に着脱可能に係合
する係合溝15を形成すると共に、上述の押え具本体1
2両内側には裏板10を弾性的に押圧する円弧状の押圧
片16,16を一体形成している。
【0014】これら2つの各押圧片16,16はそれぞ
れの押圧力が裏板10に対して各別に作用するように互
に分離形成され、これらの各押圧片16,16における
押圧基部には額縁1の裏側方向において平面視コの字形
のリブ17,17をそれぞれ一体形成し、これらの各リ
ブ17,17で囲繞された部分を、使用者の指先を配置
する着脱操作部18,18に設定すると共に、上述のリ
ブ17,17の一体形成により押圧片16,16の強度
向上を図っている。
れの押圧力が裏板10に対して各別に作用するように互
に分離形成され、これらの各押圧片16,16における
押圧基部には額縁1の裏側方向において平面視コの字形
のリブ17,17をそれぞれ一体形成し、これらの各リ
ブ17,17で囲繞された部分を、使用者の指先を配置
する着脱操作部18,18に設定すると共に、上述のリ
ブ17,17の一体形成により押圧片16,16の強度
向上を図っている。
【0015】さらに、上述のリヤ突片13および押え具
本体12の外表面全域には壁面に対して摩擦抵抗となる
凹凸部19を一体形成している。この実施例では四角錐
を密に配列して上述の凹凸部19を構成したが、これは
三角錐やナシ地その他により形成してもよく、また配列
構造は粗であってもよい。さらに上述の凹凸部19の配
列範囲はリヤ突片13および押え具本体12の外表面全
域に限定されるものではなく、少なくともリヤ突片13
のコーナ部分における外表面のみに平面視L字状に形成
すればよい。
本体12の外表面全域には壁面に対して摩擦抵抗となる
凹凸部19を一体形成している。この実施例では四角錐
を密に配列して上述の凹凸部19を構成したが、これは
三角錐やナシ地その他により形成してもよく、また配列
構造は粗であってもよい。さらに上述の凹凸部19の配
列範囲はリヤ突片13および押え具本体12の外表面全
域に限定されるものではなく、少なくともリヤ突片13
のコーナ部分における外表面のみに平面視L字状に形成
すればよい。
【0016】一方、上述の実施例においては額縁1の係
止突条8が図1からも明らかなように逆L字状であるた
め、フロント突片14の裏面側には、この係止突条8の
表面側端部を係止する係合部20に続いて山形状に突出
する突出部21を一体形成すると共に、押え具本体12
を額縁1のコーナ部分に取付完了した時点において、フ
ロント突片14の表面側(図1においては下面側)と額
縁1側の内片6との間に離脱用クリアランス22を形成
している。
止突条8が図1からも明らかなように逆L字状であるた
め、フロント突片14の裏面側には、この係止突条8の
表面側端部を係止する係合部20に続いて山形状に突出
する突出部21を一体形成すると共に、押え具本体12
を額縁1のコーナ部分に取付完了した時点において、フ
ロント突片14の表面側(図1においては下面側)と額
縁1側の内片6との間に離脱用クリアランス22を形成
している。
【0017】また上述の山形状に突出する突出部21の
斜面を押え具本体12挿入時の挿入ガイド部として有効
利用すると共に、リヤ突片13の表面側先端部分にはア
ール状もしくはテーパ状の何れかに形成された挿入ガイ
ド部23を設けている。
斜面を押え具本体12挿入時の挿入ガイド部として有効
利用すると共に、リヤ突片13の表面側先端部分にはア
ール状もしくはテーパ状の何れかに形成された挿入ガイ
ド部23を設けている。
【0018】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。額縁用押え具11を額縁1の
コーナ部分に取付けるには、まず、一方の着脱操作部1
8たとえば図4において左側の着脱操作部18に指先を
配置し、この押え具11を図4の矢印X方向へ押圧する
と、リヤ突片13およびフロント突片14が合成樹脂固
有の弾性力により開口した後に、係止突条8が図1に示
すように山形状突出部21を乗り越えた時点で、上述の
両突片13,14が元位置に復元し、この係止突条8の
表面側端部が係合部20で係合されると共に、円弧状の
押圧片16により裏板10がガラス板3方向へ押圧され
る。
て、以下作用を説明する。額縁用押え具11を額縁1の
コーナ部分に取付けるには、まず、一方の着脱操作部1
8たとえば図4において左側の着脱操作部18に指先を
配置し、この押え具11を図4の矢印X方向へ押圧する
と、リヤ突片13およびフロント突片14が合成樹脂固
有の弾性力により開口した後に、係止突条8が図1に示
すように山形状突出部21を乗り越えた時点で、上述の
両突片13,14が元位置に復元し、この係止突条8の
表面側端部が係合部20で係合されると共に、円弧状の
押圧片16により裏板10がガラス板3方向へ押圧され
る。
【0019】次に他方の着脱操作部18たとえば図5に
おいて右側の着脱操作部18に指先を配置し、この押え
具11を図5の矢印Y方向へ押圧すると、上述同様にリ
ヤ突片13およびフロント突片14が合成樹脂固有の弾
性力により開口した後に、係止突条8が山形状突出部2
1を乗り越えた時点で、上述の両突片13,14が元位
置に復元し、この係止突条8の表面側端部が係合部20
で係合されると共に、円弧状の押圧片16により裏板1
0がガラス板3方向へ押圧される。
おいて右側の着脱操作部18に指先を配置し、この押え
具11を図5の矢印Y方向へ押圧すると、上述同様にリ
ヤ突片13およびフロント突片14が合成樹脂固有の弾
性力により開口した後に、係止突条8が山形状突出部2
1を乗り越えた時点で、上述の両突片13,14が元位
置に復元し、この係止突条8の表面側端部が係合部20
で係合されると共に、円弧状の押圧片16により裏板1
0がガラス板3方向へ押圧される。
【0020】このように額縁用押え具11をX方向へ押
圧操作した後にY方向へ押圧操作することで、額縁1の
1つのコーナ部分に対する同押え具11の取付けを完了
することができるので、図6に示すように合計4つのコ
ーナ部分に対して斯る操作によりそれぞれ押え具11…
を取付ける。
圧操作した後にY方向へ押圧操作することで、額縁1の
1つのコーナ部分に対する同押え具11の取付けを完了
することができるので、図6に示すように合計4つのコ
ーナ部分に対して斯る操作によりそれぞれ押え具11…
を取付ける。
【0021】逆に額縁1のコーナ部分に取付けた額縁用
押え具11を上述の額縁1から取外すには、上述の着脱
操作部18,18に順次指先を配置し、この押え具11
を例えば矢印Y方向と反対の方向へ引き抜いた後に、矢
印X方向と反対の方向へ引き抜くと、リヤ突片13およ
びフロント突片14が合成樹脂固有の弾性力により開口
し、係止突条8が山形状突出部21を乗り越えるので、
この額縁用押え具11を上述の額縁1のコーナ部分から
取外すことができる。
押え具11を上述の額縁1から取外すには、上述の着脱
操作部18,18に順次指先を配置し、この押え具11
を例えば矢印Y方向と反対の方向へ引き抜いた後に、矢
印X方向と反対の方向へ引き抜くと、リヤ突片13およ
びフロント突片14が合成樹脂固有の弾性力により開口
し、係止突条8が山形状突出部21を乗り越えるので、
この額縁用押え具11を上述の額縁1のコーナ部分から
取外すことができる。
【0022】ところで、上述の額縁用押え具11を額縁
1のコーナ部分に取付けた後に、この額縁1を額縁吊下
用の紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた場合、外
気風や空調風により額縁1が揺れ動くのを上述の凹凸部
19の摩擦抵抗により防止することができる効果があ
る。
1のコーナ部分に取付けた後に、この額縁1を額縁吊下
用の紐等を用いて室内の壁面に吊下支持させた場合、外
気風や空調風により額縁1が揺れ動くのを上述の凹凸部
19の摩擦抵抗により防止することができる効果があ
る。
【0023】加えて、上述のリヤと突片13が一体形成
される押え具本体12に対して、上述の裏板10を弾性
的に押圧する押圧片16を一体形成するので、換言すれ
ば、この額縁用押え具11はその一部が額縁1の裏板側
へ突出する構成であるから、上述の押圧片16の充分な
変位量を確保することができ、このため、充分な押圧力
で裏板10を押圧することができる効果がある。
される押え具本体12に対して、上述の裏板10を弾性
的に押圧する押圧片16を一体形成するので、換言すれ
ば、この額縁用押え具11はその一部が額縁1の裏板側
へ突出する構成であるから、上述の押圧片16の充分な
変位量を確保することができ、このため、充分な押圧力
で裏板10を押圧することができる効果がある。
【0024】しかも、上述の平面視L字状の押え具本体
12の両外側にはリヤ突片13およびフロント突片14
をそれぞれ一体形成し、該押え具本単位12の両内側に
は押圧片16,16をそれぞれ一体形成して、額縁1の
コーナ部分に対応させたので、単一の押え具11により
額縁1のコーナ部分において裏板10を押圧保持するこ
とができる効果がある。
12の両外側にはリヤ突片13およびフロント突片14
をそれぞれ一体形成し、該押え具本単位12の両内側に
は押圧片16,16をそれぞれ一体形成して、額縁1の
コーナ部分に対応させたので、単一の押え具11により
額縁1のコーナ部分において裏板10を押圧保持するこ
とができる効果がある。
【0025】すなわち、1つのコーナ部分に対して従来
構成のものでは2つの押え具が必要であったが、本実施
例においては1つのコーナ部分に対して1つの押え具1
1により対応することができる。
構成のものでは2つの押え具が必要であったが、本実施
例においては1つのコーナ部分に対して1つの押え具1
1により対応することができる。
【0026】なお、上記実施例においては額縁1の外片
5に逆L字状の係止突条8を形成したが、この係止突条
8に代えて断面円形または断面半円形の係止突条とする
場合には、押え具11側の係合溝15は斯る係止突条に
対応する形状に成せばよい。
5に逆L字状の係止突条8を形成したが、この係止突条
8に代えて断面円形または断面半円形の係止突条とする
場合には、押え具11側の係合溝15は斯る係止突条に
対応する形状に成せばよい。
【図1】本考案の額縁用押え具を額縁に取付けた状態で
示す断面図。
示す断面図。
【図2】額縁用押え具の平面図。
【図3】図1のB−B線に相当する額縁用押え具の断面
図。
図。
【図4】図1のB−B線に相当する額縁用押え具の取付
け順序説明図。
け順序説明図。
【図5】図1のB−B線矢視断面図。
【図6】額縁用押え具の使用部位を示す概略図。
1…額縁 5…外片 6…内片 7…押え具取付溝 8…係止突条 10…裏板 11…額縁用押え具 12…押え具本体 13…リヤ突片 14…フロント突片 15…係合溝 16…押圧片 19…凹凸部
Claims (2)
- 【請求項1】外片と内片との間に押え具取付溝を有し、
外片内端に係止突条が一体形成された額縁のコーナ部に
取付けられ、額縁の裏板を押圧する額縁用押え具であっ
て、平面視L字状の押え具本体と、 上記押え具本体の両外側に一体形成されて上記外片の裏
側に位置するリヤ突片と、 上記押え具本体の両外側に一体形成されて上記押え具取
付溝内に位置するフロント突片とを備え、 これらリヤおよびフロントの両突片間に上記係止突条に
着脱可能に係合する係合溝を形成し、 上記押え具本体の両内側には上記裏板を弾性的に押圧す
る各押圧片を一体形成した額縁用押え具。 - 【請求項2】上記リヤ突片の少なくともコーナ部分外表
面に壁面に対して摩擦抵抗となる凹凸部を形成した請求
項1記載の額縁用押え具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073419U JP2596873Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 額縁用押え具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073419U JP2596873Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 額縁用押え具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736825U JPH0736825U (ja) | 1995-07-11 |
JP2596873Y2 true JP2596873Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=13517681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073419U Expired - Lifetime JP2596873Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 額縁用押え具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596873Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP1993073419U patent/JP2596873Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736825U (ja) | 1995-07-11 |
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