JP2596423Y2 - インバータの同期制御回路 - Google Patents

インバータの同期制御回路

Info

Publication number
JP2596423Y2
JP2596423Y2 JP8924392U JP8924392U JP2596423Y2 JP 2596423 Y2 JP2596423 Y2 JP 2596423Y2 JP 8924392 U JP8924392 U JP 8924392U JP 8924392 U JP8924392 U JP 8924392U JP 2596423 Y2 JP2596423 Y2 JP 2596423Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
output
limiter
control circuit
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8924392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0657097U (ja
Inventor
吉秀 鎌仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP8924392U priority Critical patent/JP2596423Y2/ja
Publication of JPH0657097U publication Critical patent/JPH0657097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596423Y2 publication Critical patent/JP2596423Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、無停電電源装置などで
商用電源など他の電源にインバータを同期させて運転す
る場合のインバータの同期制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来バイパス無瞬断切換式の無停電電源
装置におけるインバータの同期制御回路を図3に示す。
同図において、1はインバータ、SW1はバイパス電源
とトランス2を介して出力されるインバータ出力を切換
えるスイッチ、3はバイパス電源Pの電圧V1とインバ
ータの出力電圧V2が入力するPLL同期制御回路、8
はPLL同期制御回路3の出力VPLLが入力しインバー
タ1のゲートを制御するインバータ周波数制御回路であ
る。
【0003】なお、PLL同期制御回路3において、4
1及び42は電圧V1及びV2が入力しその基本波と同相の
方形波に変換する基本波検出器、5は基本波検出器41
と42からの方形波の位相を検出する位相検出器、6は
位相検出器の出力が入力し出力VPLLを出す低減フィル
タを示す。
【0004】しかして、インバータ1はバイパス電源P
とPLL同期制御回路3にて同期運転をしており、万一
インバータに故障が発生した時にはバックアップ電源で
あるバイパス電源P(多くの場合は商用電源)へスイッ
チSW1により無瞬断で切換える方式となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記PLL同期制御回
路の出力VPLLは、インバータが同期運転することがで
きる周波数制御範囲(例えば、バイパス電源Pが50H
zの商用電源の場合、±2%(49〜51Hz))程度
に対応した出力である必要がある。例えば、出力VPLL
が0〜5V信号であれば、0Vで51Hz、5Vで49
Hzのインバータ出力になるというようなことである。
【0006】このような回路の場合、同期制御の応答は
低減フィルタの特性によってほぼ決まる。
【0007】従って、バイパス電源Pの周波数変動に追
従していく場合において、バイパスとインバータの位相
差が大きい場合(例えば、バイパス電源50Hz、イン
バータ50Hzでも位相差が180°以上もなるような
状態)には、インバータは位相を合わせるために、一旦
49Hz又は51Hzまで周波数を変えて位相を合わせ
ようとする。この時、連続的に周波数を変化させていく
過程で図4に示すように出力の同期Tが変化し、正弧波
の面積Sが変化するので、直流分SDC=(S1−S2)+
(S3+S4)が発生する。
【0008】このためにインバータに出力トランスがあ
る場合には、出力トランスに直流電流が流れて最悪の場
合にはトランスが飽和してしまうことがある。
【0009】本考案は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、同期
制御されるインバータの周波数が大きく変化する場合に
生ずる直流分を減少させインバータの出力トランスが飽
和することのないようにするインバータの同期制御回路
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的に達成するため
に、本考案のインバータの同期制御回路は、同期制御回
路の出力により周波数が制御されるインバータ装置にお
いて、同期制御回路にその周波数制御範囲に対してその
制御範囲よりも小さい範囲にリミッタが設定され且つリ
ミッタ出力を制御出力に応じて所定の時定数をもって変
動させるリミッタ回路を接続してなるものである。
【0011】
【作用】インバータの出力周波数が大きく変化し同期制
御回路からの出力が大きく変化すると、リミッタ回路は
この制御出力にリミッタをかけると共にそのリミッタ出
力を制御出力に応じて所定の時定数をもって変動させ
る。このためインバータの周波数変化速度が押えられ、
インバータの単位時間あたりの直流分の発生量が減少す
る。
【0012】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
する。
【0013】図1はバイパス無瞬断切換式の無停電電源
装置の回路を示し、図2は同装置におけるリミッタ回路
を示す。なお、図中従来図3に示したものと同一構成部
分は、同一符号を付してその重複する説明を省略する。
【0014】図2において、10は同期制御回路3の低
域フィルタ6に接続されインバータ周波数制御回路8に
出力するリミッタ回路で、低域フィルタ6に接続された
反転アンプ11及び抵抗R1と、反転アンプ11の出力
電圧VBと参照正電圧+Vrefを加算する加算器12
aとゲインG=−1の低域フィルタ13a及び順方向ダ
イオードDaが直列に接続され抵抗R1の出力側に接続
されたロー(Lo)リミッタ部と、反転アンプ11の出
力電圧VBと参照負電圧−Vrefを加算する加算器1
2bとゲインG=−1の低域フィルタ13b及び順方向
ダイオードDbが直列に接続され抵抗R1の出力側に接
続されたハイ(Hi)リミッタ部、及び抵抗R1の出力
側に抵抗R2を介して接続された緩衝アンプ14とから
構成されている。
【0015】リミッタ回路は上記のようにLoリミッタ
部及びHiリミッタ部から構成されているので、リミッ
タ値がハイ(Hi)とロー(Lo)と2つ得られる。こ
のリミッタ値HiとLoは入力電圧VAの大きさに応じ
て変動し、低域フィルタ13a,13bによる時定数T
Lを持っている。
【0016】このため、例えば、入力電圧VA(=
PLL)を0〜100%とした場合に、Hiリミッタ値
は入力+10%;Loリミッタ値は入力−10%という
具合になる。また、時定数TLは入力電圧VAがリミッタ
にかかった場合、リミッタを逃がしていくスピードにな
り、具体的には同期合わせを行う場合の周波数変化速度
になるように機能する。
【0017】リミッタ回路10は例えば、参照電圧+V
ref=1V,−Vref=−1Vで、入力電圧VA
1Vから目標値の3Vに変化する場合の各部電圧VA
E及び出力電圧VPLL′は表1に示すようになる。
【0018】
【表1】
【0019】この場合、フィルタ13aからの電圧VC
は時定数TLで0→2Vに変化するがLoリミッタにか
からない。またフィルタ13bからの電圧VDは時定数
Lで2→4Vに変化しHiリミッタにかかるので、電
圧VE,VPLL′はHiリミッタにかかりながら時定数T
Lで目標値の3Vまで増加していく。また、例えば入力
電圧VAが5Vから3Vに変化する場合は電圧VCが4→
2Vに変化し、Loリミッタが同様に機能する。
【0020】従って、インバータ1からトランス2を介
して出力される電圧V1の周波数が大きく変化する場合
には、同期制御回路3から出力される電圧VAはリミッ
タ回路10によりリミッタが働き、リミッタ回路10か
ら出力される同期制御出力電圧VPLL′の変化が緩やか
になるので、インバータの単位時間あたりの直流分の発
生量が減少し、出力トランス2の飽和が抑制される。
【0021】またインバータの同波数変化が小さく、電
圧VAの変化がリミッタ内である場合は、リミッタが働
かないので、同期制御回路3の低域フィルタ6の応答に
応じてインバータが制御されることになり、一旦同期状
態になれば、応答が遅くなることはない。
【0022】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものでなく、リミッタ回路は同期制御回路出力が大きく
変化した場合、インバータの周波数変化度を押えるうる
時定数を有するリミッタ回路であればよいことはいうま
でもない。
【0023】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0024】(1)インバータの出力周波数が大きく変
化する場合に、リミッタにより周波数変化速度が押えら
れるので、インバータの単位時間あたりの直流分の発生
量が減少し、出力トランスが飽和することがない。
【0025】(2)また周波数の変化がリミット内であ
れば位相制御回路の低域フィルタの応答に応じて制御さ
れるので、一旦同期状態になればリミット回路による応
答遅れは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック回路図。
【図2】実施例におけるリミッタ回路の詳細を示す回路
図。
【図3】従来例を示すブロック回路図。
【図4】位相合わせ時の周波数変化を示す波形図。
【符号の説明】
1…インバータ 2…出力トランス 3…同期制御回路 6,13a,13b…低域フィルタ 8…インバータ周波数制御回路 9…サイリスタスイッチ 10…リミット回路 11…反転アンプ 12a,12b…加算器 13a,13b…低域フィルタ(時定数TL) 14…緩衝アンプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期制御回路の出力により周波数が制御
    されるインバータ装置において、同期制御回路にその周
    波数制御範囲に対してその制御範囲よりも小さい範囲に
    リミッタが設定され且つリミッタ出力を制御出力に応じ
    て所定の時定数をもって変動させるリミッタ回路を接続
    し、周波数が大きく変化した場合インバータの周波数変
    化変度を押えることを特徴としたインバータの同期制御
    回路。
JP8924392U 1992-12-28 1992-12-28 インバータの同期制御回路 Expired - Fee Related JP2596423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8924392U JP2596423Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 インバータの同期制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8924392U JP2596423Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 インバータの同期制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657097U JPH0657097U (ja) 1994-08-05
JP2596423Y2 true JP2596423Y2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=13965315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8924392U Expired - Fee Related JP2596423Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 インバータの同期制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596423Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0657097U (ja) 1994-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2596423Y2 (ja) インバータの同期制御回路
JPH05127761A (ja) 安定化電源回路
JPH06233530A (ja) 負荷電流の検出を利用したdc/dcコンバータの可変ゲイン電圧制御系
JP3215127B2 (ja) スイッチング電源の制御回路
JP2580746B2 (ja) 無郊電力補償装置の制御方式
JPS61216859A (ja) ア−ク溶接用電源
JPH0583953A (ja) 無停電電源装置の出力電圧補正装置
JPH09140164A (ja) 偏磁抑制制御装置及びそれを用いた電力変換システム
JPS61142961A (ja) チヨツパ装置の制御方法
JP2838133B2 (ja) 電力変換装置
JP2735238B2 (ja) 無停電電源装置の制御方式
JP2816202B2 (ja) 電力供給装置の制御回路及び制御方法並びに電力供給装置
JPH0775379A (ja) 電圧型インバータ装置
JP2592523B2 (ja) 電源装置の制御装置
JPH0583052A (ja) 可変利得増幅装置
JPH0631391U (ja) 無停電電源装置の出力電圧波形歪補正回路
JPH0546089Y2 (ja)
JPH02193570A (ja) インバータの制御方法
JPH0145272Y2 (ja)
JPH0432633B2 (ja)
JPH0715973A (ja) 負荷急変検出機能と飽和制御機能を備えたpwmインバータ
JPS5895985A (ja) インバ−タ出力電圧制御装置
JP2805902B2 (ja) 警報信号送出機能を有するdc―dcコンバータ
JPH08251911A (ja) 定電圧制御回路
JPH0429527A (ja) 同期制御回路および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees