JP2596069B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2596069B2
JP2596069B2 JP63161612A JP16161288A JP2596069B2 JP 2596069 B2 JP2596069 B2 JP 2596069B2 JP 63161612 A JP63161612 A JP 63161612A JP 16161288 A JP16161288 A JP 16161288A JP 2596069 B2 JP2596069 B2 JP 2596069B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、均一安定薄膜塗工を実現する塗布装置に改
良に関するものである。
従来の技術 磁気テープ製造に代表される薄膜塗工においては、薄
いフィルム状のウェブを一定速度で走行させ、これに対
し何らかの計量手段で計量した塗料を塗工する工程があ
る。上記の代表的塗工手段として、グラビア方式,リバ
ース方式,ダイ方式等があげられるが、例えばダイ方式
(フローテイングダイ方式)の塗布装置は、第5図のよ
うに構成されている(例えば特開昭58−104666号公
報)。この装置は第5図に示すようにブロック状のダイ
1中に設けられた塗料だまり2に供給装置(図示せず)
から塗料が供給されると、流れ溝3を介してノズル4か
ら外へ塗料が吐出される。ノズル4の先端部には塗布さ
れるべきウェブ5が一定速度で一方向に走行しており塗
料が転移されて塗布が完了する。ダイ方式は、他のグラ
ビア又はリバース方式等に比較して、塗料の計量時のか
き取り回収工程が無く、塗料品質の安定性に優れてい
る。また回転ロールを用いないために、塗工速度の高速
化に伴う遠心力増大効果で塗液が飛散してウェブ等に再
付着する事故が無い。従って高速化に対して最も信頼性
の高い手法として最近注目を集めるに至っている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、塗料混練時や塗料移送中に塗料の一部
が固化したり、異物が混入する場合が生じる。これらの
固化粒子や異物は、塗液の流れに従って、順次ダイ1の
ノズル4へと流され、例えば、塗料だまり2や、流れ溝
3の壁面に付着する。あるいは、連続的な塗工が一段落
し、一旦塗液の吐出を止めて、一定時間間隔の後、塗工
を再開しようとする時、有機溶剤を主として構成される
塗料では、ノズル4の先端部から固化が進展し、例えば
数分後に塗工を再開した塗膜には目づまりによるたてす
じ等の塗工ムラが著しくなる。従って、上記の現象が生
じた場合には、ダイ1を一旦分解して、その内壁部を洗
浄し、再組立する必要があり、実生産においては、ダイ
塗工本来の高速塗工特性を大きく阻害する要因となって
いる。
本発明は、上記課題に鑑み、流れ溝中の壁面に付着し
た塗料の固化粒子および異物、そしてノズル先端部に発
生する目づまりを、ダイ本体を分解すること無く、短時
間に除去することが出来、信頼性・生産性の高い塗膜塗
工を実現する塗布装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明の技術的な第1の手段
は、ダイ本体内部に設けられた略円筒またはこれに準ず
る形状のキャビティから成る塗料だまりの内部の塗料
を、略薄板状キャビティから成る流れ溝を通してダイの
ノズル先端部から連続的に押し出し、ノズル先端面に沿
って連続走行するウェブに塗布を行なうダイ塗工方式の
塗布装置において、前記塗料だまりまたは前記流れ溝を
いずれか一方ないしは両方を流体を用いて洗浄する洗浄
手段を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の第2の技術的な手段は、ダイ本体内部
に設けられた略円筒またはこれに準ずる形状のキャビテ
ィから成る塗料だまりの内部の塗料を、略薄板状キャビ
ティから成る塗料だまりの内部の塗料を、略薄板状キャ
ビティから成る流れ溝を通してダイのノズル先端部から
連続的に押し出し、ノズル先端面に沿って連続走行する
ウェブに塗布を行なうダイ塗工方式の塗布装置におい
て、前記ウェブを前記ノズル先端部から着脱するウェブ
着脱手段と、前記ノズル先端部に着脱可能な異物吸引手
段とを設けたことを特徴とするものである。
そして、本発明の第3の技術的な手段は、ダイ本体内
部に設けられた略円筒またはこれに準ずる形状のキャビ
ティから成る塗料だまりの内部の塗料を、略薄板状キャ
ビティから成る流れ溝を通してダイのノズル先端部から
連続的に押し出し、ノズル先端面に沿って連続走行する
ウェブに塗布を行なうダイ塗工方式の塗布装置におい
て、前記塗料だまりまたは前記流れ溝のいずれか一方な
いしは両方を流体を用いて洗浄する洗浄手段を、前記ダ
イ本体内部に設け、前記ウェブを前記ノズル先端部から
着脱するウェブ着脱手段と、前記ノズル先端部に着脱可
能な異物吸引手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
作用 これらの技術的手段による作用は、それぞれ以下のよ
うになる。
本発明の第1の技術的手段によれば、塗料の固化粒子
や異物が流れ溝に付着したり、ノズル先端部に目づまり
が発生して、塗膜にたてすじ等の塗工ムラが生じたと
き、洗浄手段によって流れ溝を流体で洗浄して、流れ溝
に付着した固化粒子や異物、そしてノズル先端部の目づ
まりをダイ外部へ洗い流すことにより、取り除くことが
できる。また、塗料だまり内部に付着する塗料の固化粒
子や異物についても、洗浄手段により、ダイ外部へ洗い
流すことにより取り除くことができる。
また、本発明の第2の技術的手段によれば、流れ溝に
おける塗料の固化粒子や異物の付着、ノズル先端での目
づまりが原因で塗膜にたてすじ等の塗工ムラが生じて
も、ウェブ着脱手段によってウェブをノズル先端部から
離した後、ノズル先端部に異物吸引手段を装着して、流
れ溝に付着した固体粒子や異物、そしてノズル先端部の
目づまりを、塗料共々異物吸引手段によって吸い取るこ
とにより、上記異物等を取り除くことができる。
そして、本発明の第3の技術手段によれば、流れ溝お
よび塗料だまりにおける塗料の固化粒子や異物の付着、
ノズル先端での目づまりが原因で塗膜にたてすじ等の塗
工ムラが生じても、洗浄手段によって流れ溝および塗料
だまりを流体で洗浄して、流れ溝および塗料だまりに付
着した固化粒子や異物、そしてノズル先端部の目づまり
をダイ外部へ洗い流すと同時に、これら異物等を流体共
々、異物吸引手段によって吸い取ることにより、上記異
物等を完全に取り除くことができる。また、本技術手段
によれば、流体および異物等を異物吸引手段で吸い取る
ため、ダイ本体周辺を、流体で汚すことがない。
実 施 例 以下、本発明の実施令の塗布装置について、図面を参
照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施例の塗布装置について、第
1図を参照しながら説明する。第1図は、この塗布装置
の断面図である。同図において、11はダイ本体、12はダ
イ本体11の中央部付近に設けられ略円筒またはこれに準
ずる形状の塗料だまり、13はダイ本体11の先端部に設け
られたノズル、14はノズル13と塗料だまり12を流体的に
連通する略薄板状キャビティから成る流れ溝である。15
は洗浄用の流体を圧送するための流体圧送ポンプ系であ
り、16はダイ本体11に近接して設けられた洗浄用の流体
のための流体タンク、17は流体タンク16と塗料だまり12
とを連通する塗料だまり洗浄用スリット、18は流体タン
ク16と流れ溝14とを連通する流れ溝洗浄用スリット、19
は流体タンク16からの洗浄用の流体の流れを分流調節す
る分流器である。本実施例では、流体圧送ポンプ15と、
流体タンク16と、塗料だまり洗浄用スリット17と、流れ
溝洗浄用スリット18と、分流器19から、塗料だまり12お
よび流れ溝14を洗浄するための洗浄手段を構成してい
る。
以上のように構成された第1の実施例による塗布装置
について、以下第1図〜第2図を用いてその動作を説明
する。第1図において、ダイ11を用いての本来の塗料塗
工は、外部の塗料供給系(図示せず)から塗料だまり12
に一旦新しい塗料が送り込まれ、この時の塗料の流体圧
力に応じた流量で流れ溝14を介し、ノズル13から塗料が
吐出される。この時分流器19は全閉状態で、流体タンク
16からは一切洗浄用の流体が漏出しないよう設定されて
いる。連続運転の際、異物混入トラブル等で、たてすじ
等の塗工ムラが著しくなり、ダイ本体11の内部洗浄の必
要が生じた時は、まず塗料供給系による塗料供給を停止
する。次に流体圧送ポンプ系15を作動させ、塗料の溶剤
を洗浄用の流体として流体タンク16を介してダイ本体11
内へ流入させる。第2図aは、分流器19によって洗浄用
の流体を塗料だまり洗浄用スリット17を介して塗料だま
り12に導通するときの、洗浄用の流体の流れる様子を示
す図である。第2図aより液圧に応じた流速で洗浄用の
流体が、塗料だまり12内部に噴流状に流入し、塗料だま
り12の内壁を洗浄する。塗料だまり12中での洗浄用の流
体の液圧を、ノズル13先端部の大気圧より高く設定する
ことにより、洗浄後の流体は、流れ溝14を通ってダイ11
の外部へ吐出される。実際問題として、特に異物等の付
着や目づまりが著しい流れ溝14中の洗浄に関しては、分
流器19の分流方向を、流れ溝14側に設定することによ
り、流れ溝14の洗浄を行なう。第2図bは、洗浄用の流
体を流れ溝洗浄用スリット18を介して流れ溝14に導通す
るときの、洗浄用の流体の流れる様子を示す図である。
第2図bより、流れ溝洗浄用スリット18が流れ溝14の主
流方向に対し一定の傾角をもって配されており、洗浄用
の流体は流れ溝14の上下壁に反射する形で効率洗浄を促
す。流速を十分上げることで乱流を形成すれば、更に洗
浄効率は向上する。また分流器19の設定によって、上記
第2図aとbの2つの作用を同時に満足させることも可
能である。上記の洗浄が終了すると、分流器19を全閉状
態にして洗浄用の流体の供給を停止し、塗料の供給を再
開して、塗工を開始する。以上のように本実施例の塗布
装置を使用することで、洗浄に要する時間が数十〜数百
秒以内で完了するため、従来の分解洗浄・組立再調整に
必要としていた約30〜60分の時間に比較し、大幅な時間
短縮が可能である。
以上詳述した形で、塗料だまり12または流れ溝14のい
ずれか一方ないしは両方を洗浄用の流体で洗浄すること
により、異物等の付着・目づまりが原因で塗膜にたてす
じ等の塗工ムラが生じても、ダイ本体を分解することな
く、短時間にダイ内部を洗浄して異物等を除去すること
ができ、結果として、信頼性・生産性の塗膜塗工を実現
することができる。
なお、本実施例では、分流器を設置して塗料だまりと
流れ溝の洗浄を切換えたが、各々独立に制御する2系統
の洗浄系を配しても良い。また、洗浄用の流体として必
ずしも塗料の溶剤を用いる必要はない。また、本実施例
では、異物等の洗浄手段を、流体圧送ポンプ,流体タン
ク,塗料だまり洗浄用スリット,流れ溝洗浄用スリット
および分流器から構成したが、同様の効果が得られる限
り、いかなる構成であっても構わないことは言うまでも
ない。更に、一般的にダイ中の塗料流れをなめらかに
し、異物等の付着を防止するには、流れ溝およびノズル
部および塗料だまり壁面を特に鏡面仕上するのが望まし
い。その意味において、材質を超硬合金等に選定するの
が効果的である。
次に第3図により本発明の第2実施例について説明す
る。第3図において、11はブロック状の本体、12はダイ
本体11の中央部付近に設けられた略円筒またはこれに準
ずる形状の塗料だまり、13はダイ本体11の先端部に設け
られたノズル、14はノズル13と塗料だまり12を流体的に
連通する略薄板状キャビティから成る流れ溝で、第1の
実施例と同一の構成である。この第2実施例が上記第1
実施例と異なる点は、以下の点である。21は、ノズル13
先端面に沿って連続走行するウェブ20を、ノズル13先端
部から着脱する手段であるウェブ着脱ブロックである。
22は、異物吸引ブロックで、23は異物吸引ブロック22に
設けられた異物吸引溝である。異物吸引溝23は、流れ溝
14と略同一の幅もしくは流れ溝14より若干広めの幅で設
けられている。24は、異物吸引ブロック22の中央部付近
に設けられ略円筒またはこれに準ずる形状の貫通穴で、
異物吸引溝23と略同一の幅である。25は、貫通穴24と異
物吸引ブロック22外部とを連通する連通穴である。26
は、異物を吸引するための吸引ポンプ系で、27は、吸引
ポンプ系26と連通穴25を連結するチューブである。28
は、異物吸引ブロック22をノズル13先端に着脱するとき
にノズル先端13をきずつけないよう、また異物吸引ブロ
ック22をノズル13先端に十分密着させることができるよ
うにするため、異物吸引ブロック22に設けられた耐塗料
性の材質から成る保護パッドである。本実施例では、異
物吸引ブロック22と、異物吸引溝23と、貫通穴24と、連
通穴25と、吸引ポンプ系26と、チューブ27と、保護パッ
ド28とから、異物吸引手段が構成されている。また、本
実施例では、ウェブ着脱自在であるウェブ着脱ブロック
21と異物吸引手段が一体で構成されている。
以上のように構成された第2の実施例による塗布装置
について、以下その動作を説明する。まずダイ11を用い
ての本来の塗料塗工は、ウェブ着脱ブロック21ならびに
異物吸引ブロック22がノズル先端13から離されており、
ウェブ20がノズル13先端面に沿って連続走行している状
態で、外部の塗料供給系(図示せず)から塗料だまり12
に一旦新しい塗料が送り込まれ、この時の塗料の流体圧
力に応じた流量で流れ溝14を介して、ノズル13から塗料
が吐出される。連続運転の際、異物混入トラブル等で、
たてすじ等の塗工ムラが著しくなり、ダイ本体11の内部
洗浄の必要が生じた時は、まず塗料供給系による塗料供
給を一旦停止し、ウェブ着脱ブロック21によって、ウェ
ブ20をノズル13先端から引き離し、同時に異物吸引ブロ
ック22を保護パッド23を介してノズル13先端に密着させ
る。次に塗料供給系による塗料供給を再開し、そして吸
引ポンプ系26を作動させる。供給する塗料の流量は通常
の塗工時の数倍に供給量に設定する。このとき塗料は第
3図に示した矢印の如く流れ、流れ溝14壁面に付着した
異物やノズル13先端部の目づまりを押し流すと共に、吸
引ポンプ系26で塗料共々異物を吸引することにより、異
物や目づまりを効率的に除去してダイ内部を洗浄するこ
とができる。上記の洗浄が終了すると、塗料供給を再び
停止し、異物吸引ブロック22をノズル13先端から引き離
すと同時に、ウェブ着脱ブロック21を取り除くことによ
ってウェブ20をノズル13先端面に沿って連続走行させ
る。そして、塗料の供給を再び再開して、塗工を開始す
る。本発明の第2の実施例の塗布装置を使用すること
で、洗浄に要する時間が数百秒以内ですみ、大幅な時間
短縮が可能である。
以上詳述した形で、ウェブ着脱ブロック21によってウ
ェブ20をノズル13先端部から離した後、ノズル13先端部
に異物吸引手段を装置して、流れ溝14に付着した異物や
ノズル13先端部の目づまりを、塗料共々異物吸引手段に
よって吸い取ることにより、異物等の付着・目づまりが
原因で塗膜にたてすじ等の塗工ムラが生じても、ダイ本
体を分解することなく、短時間にダイ内部を洗浄して異
物等を除去することができ、結果として、信頼性・生産
性の高い塗膜塗工を実現することができる。
なお、本実施例では、異物吸引手段を、異物吸引ブロ
ック22と、異物吸引溝23と、貫通穴24と、連通穴25と、
吸引ポンプ系26と、チューブ27と、保護パッド28とから
構成したが、同様の効果が得られる限り、いかなる構成
であっても構わないことは言うまでもない。また、本実
施例では、ウェブ着脱手段と、異物吸引手段を一体構成
としたが、別個に構成しても構わない。
次に第4図により本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は、ダイ塗工方式の塗布装置におい
て、上記第1実施例で示した塗料だまり12または流れ溝
14のいずれか一方ないしは両方を流体を用いて洗浄する
洗浄手段と、上記第2実施例で示したウェブ着脱手段お
よび異物吸引手段とを備えていることを特徴とする。
この場合も、既に詳述した如く、異物や目づまりが原
因でたてすじ等の塗工ムラが生じても塗料だまり12また
は流れ溝14のいずれか一方ないしは両方を洗浄用の流体
を用いて洗浄して、異物や目づまりをダイ外部へ洗い流
すと同時に、これら異物等を流体共々異物吸引手段によ
って吸い取ることにより、上記異物等を完全に取り除く
ことができ、その結果、異物等が原因で塗膜に塗工ムラ
が生じでも、ダイ本体を分解することなく、短時間にダ
イ内部の異物を取り除くことができ、信頼性・生産性の
高い塗膜塗工を実現することができる。また、本実施例
によれば、流体および異物等を異物吸引手段で吸い取る
ため、ダイ本体周辺を流体で汚すことがないという効果
をも有する。
発明の効果 以上のように本発明の塗布装置によれば、ダイ塗工方
式の塗布装置において、塗料だまりまたは流れ溝のいず
れか一方ないし両方を洗浄用の流体を用いて洗浄する洗
浄手段を設けることにより、異物等の付着・目づまりが
原因で塗膜にたてすじ等の塗工ムラが生じても、ダイ本
体を分解することなく、短時間にダイ内部を洗浄して異
物等を除去することができ、結果として信頼性・生産性
の高い塗膜塗工が実現され、その実用的効果は大なるも
のがある。
また本発明の塗布装置によれば、ダイ塗工方式の塗布
装置において、ウェブ着脱手段と、異物吸引手段とを設
けることにより、異物等の付着・目づまりが原因で塗膜
にたてすじ等の塗工ムラが生じても、ダイ本体を分解す
ることなく、ダイ内部の異物等を塗料共々吸引すること
により短時間に取り除くことができ、その実用的効果は
大なるものがある。
さらに本発明の塗布装置によれば、ダイ塗工方式の塗
布装置において、塗料だまりまたは流れ溝のいずれか一
方ないしは両方を洗浄用の流体を用いて洗浄する洗浄手
段と、ウェブ着脱手段と、異物吸引手段とを設けること
により、異物等の付着・目づまりが原因で塗膜にたてす
じ等の塗工ムラが生じても、ダイ本体を分解することな
く、ダイ内部の異物等を短時間に除去することができ、
またダイ本体周辺を洗浄用の流体で汚すことがないた
め、その実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の塗布装置の断面図、第
2図a,bは同装置の動作を説明するための図、第3図は
本発明の第2の実施例の塗布装置の断面図、第4図は本
発明の第3の実施例の塗布装置の断面図、第5図は従来
の塗布装置の断面図である。 11……ダイ本体、12……塗料だまり、13……ノズル、14
……流れ溝、15……流体圧送ポンプ系、16……流体タン
ク、17……塗料だまり洗浄用スリット、18……流れ溝洗
浄用スリット、19……分流器、21……ウェブ着脱ブロッ
ク、22……異物吸引ブロック、23……異物吸引溝、24…
…貫通穴、25……連通穴、26……吸引ポンプ系、27……
チューブ、28……保護パッド。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイ本体内部に設けられたキャビティから
    成る塗料だまりの内部の塗料を、略薄板状キャビティか
    ら成る流れ溝を通してダイのノズル先端部から連続的に
    押し出し、ノズル先端部に沿って連続走行するウェブに
    塗布を行なうダイ塗工方式の塗布装置において、前記塗
    料だまりまたは前記流れ溝を洗浄する洗浄手段を設けた
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】ダイ本体内部に設けられた略円筒またはこ
    れに準ずる形状のキャビティから成る塗料だまりの内部
    の塗料を、略薄板状キャビティから成る流れ溝を通して
    ダイのノズル先端部から連続的に押し出し、ノズル先端
    面に沿って連続走行するウェブに塗布を行なうダイ塗工
    方式の塗布装置において、前記ウェブを前記ノズル先端
    部から着脱するウェブ着脱手段と、前記ノズル先端部に
    着脱可能な異物吸引手段とを設けたことを特徴とする塗
    布装置。
  3. 【請求項3】ダイ本体内部に設けられた略円筒またはこ
    れに準ずる形状のキャビティから成る塗料だまりの内部
    の塗料を、略薄板状キャビティから成る流れ溝を通して
    ダイのノズル先端部から連続的に押し出し、ノズル先端
    面に沿って連続走行するウェブに塗布を行なうダイ塗工
    方式の塗布装置において、前記塗料だまりまたは前記流
    れ溝を洗浄する洗浄手段と、前記ウェブを前記ノズル先
    端部から着脱するウェブ着脱手段と、前記ノズル先端部
    に着脱可能な異物吸引手段とを設けたことを特徴とする
    塗布装置。
  4. 【請求項4】洗浄手段が、洗浄用の流体を圧送する流体
    圧送手段と、前記ダイ本体に近接して設けられた流体タ
    ンクと、前記流れ溝と前記洗浄用流体タンクとを流体的
    に導通する薄板キャビティ形状の流れ溝洗浄用スリット
    または前記塗料だまりと前記流体タンクとを流体的に導
    通する薄板キャビティ形状の塗料だまり洗浄用スリット
    とから構成され、前記流れ溝洗浄用スリットが、前記流
    れ溝に対し傾角を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】洗浄用の流体を、流れ溝または塗料だまり
    に導通させる分流手段を備えていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】洗浄用の流体が、塗料の溶剤から成ること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】ウェブ着脱手段と前記異物吸引手段が一体
    で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の塗布装置。
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