JPH07284712A - リップコータ型塗工装置 - Google Patents

リップコータ型塗工装置

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JPH07284712A
JPH07284712A JP8142894A JP8142894A JPH07284712A JP H07284712 A JPH07284712 A JP H07284712A JP 8142894 A JP8142894 A JP 8142894A JP 8142894 A JP8142894 A JP 8142894A JP H07284712 A JPH07284712 A JP H07284712A
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air
nozzle head
backup roll
lip coater
back plate
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Yoshitoshi Mitani
恵敏 三谷
Masami Nakamoto
政美 中本
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Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
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Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液溜め室への空気の混入を完全に
阻止できるリップコータ型塗工装置を提供する。 【構成】 バックアップロール12とノズルヘッド14
を有したリップコータ型塗工装置10において、液溜め
室18を設け、バックプレート22の上部に、空気排除
室30を形成し、空気排除室30内部の空気を吸引装置
32によって吸引するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム、布帛、紙な
どのウエブに塗工液を塗工するリップコータ型塗工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエブに塗工液を塗る装置として
リップコータ型塗工装置がある。
【0003】このリップコータ型塗工装置200は、図
6に示すように、バックアップロール12の下方にノズ
ルヘッド14を設けている。
【0004】バックアップロール12は、回転すること
によりウエブWを前方から後方に走行させる。
【0005】ノズルヘッド14は、その内部に液保持室
15を有している。そして、供給ポンプ13から圧力を
かけて塗工液が液保持室15に供給され、この液保持室
15から塗工液を上方に噴射する。そして、ノズルヘッ
ド14の上部にあるドクターエッジ16によって、ウエ
ブWに塗工液を塗工する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記リップコータ型塗
工装置100において、ドクターエッジ16によって塗
工液を塗工するのに液溜め室18が設けられている。こ
の液溜め室18は、バックアップロール12の下面と、
ノズルヘッド14の上面と、ノズルヘッド14の前面に
設けられたバックプレート20、両側壁40,40によ
って構成されている。
【0007】このように液溜め室18を設けるのは、塗
工液を塗工する際に、空気が混入しないようにするた
め、液溜め室18の内圧を高めて空気の混入を阻止する
ためである。
【0008】しかしながら、ウエブWの種類や塗工液の
種類及びウエブWの走行速度によっては、バックプレー
ト20の上端とバックアップロール12の下面との間か
ら空気が混入し、この空気が塗工液に気泡を形成して、
そのままウエブWに塗工される場合がある。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、液溜
め室への空気の混入を完全に阻止できるリップコータ型
塗工装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のリッ
プコータ型塗工装置は、バックアップロールの下方にノ
ズルヘッドを配し、前記バックアップロールによってウ
エブWを前方から後方へ走行させ、前記ノズルヘッドか
ら圧力をかけて噴射した塗工液を、前記ノズルヘッド上
部にあるドクターエッジによってウエブの下面に塗工す
るリップコータ型塗工装置において、前記ノズルヘッド
の前面にバックプレートを設け、前記ノズルヘッドの上
面、前記バックアップロールの下面、前記バックプレー
トの後面とによって液溜め室を形成し、前記バックプレ
ートの上部に、バックアップロールの軸方向に沿って溝
を設け、前記バックアップロールの下面と前記溝とによ
って空気排除室を形成し、前記空気排除室内部の空気を
排除するための空気排除口を設けたものである。
【0011】請求項2のリップコータ型塗工装置は、請
求項1のものにおいて、前記空気排除口に空気吸引手段
を接続したものである。
【0012】請求項3のリップコータ型塗工装置は、請
求項1のものにおいて、前記バックプレートが、前記ノ
ズルヘッドの前面に設けられるメインプレートと、前記
メインプレートの前面に取付けられるサブプレートとよ
りなり、前記メインプレートと前記サブプレートとを組
合わせて前記溝を形成するものである。
【0013】請求項4のリップコータ型塗工装置は、バ
ックアップロールの下方にノズルヘッドを配し、前記バ
ックアップロールによってウエブを前方から後方へ走行
させ、前記ノズルヘッドから圧力をかけて噴射した塗工
液を、前記ノズルヘッド上部にあるドクターエッジによ
ってウエブの下面に塗工するリップコータ型塗工装置に
おいて、前記ノズルヘッドの前面にバックプレートを設
け、前記ノズルヘッドの上面、前記バックアップロール
の下面、前記バックプレートの後面及び両側壁とによっ
て液溜め室を形成し、前記両側壁に空気を排除するため
の空気排除口を設けたものである。
【0014】
【作 用】請求項1記載のリップコータ型塗工装置につ
いて説明する。
【0015】バックアップロールによって、ウエブが前
方から後方に走行し、ノズルヘッドからは塗工液を圧力
をかけて噴射し、ドクターエッジによってウエブに塗工
液を塗工する。
【0016】この場合に、バックアップロールの下面と
バックプレートの上端から入り込もうとする空気は、塗
工液の液圧力により、自然に、または、強制的に空気排
除口から排除される。そのため、液溜め室に空気が混入
することがない。
【0017】請求項2記載のリップコータ型塗工装置に
ついて説明する。
【0018】バックアップロールによって、ウエブが前
方から後方に走行し、ノズルヘッドからは塗工液を噴射
し、ドクターエッジによってウエブに塗工液を塗工す
る。
【0019】この場合に、液溜め室に混入した空気は、
塗工液の液圧力と空気吸引手段によってより、両側壁の
空気排除口から排除される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例のリップコータ
型塗工装置10を図1〜図3に基づいて説明する。
【0021】なお、塗工装置10と従来技術におけるリ
ップコータ型塗工装置100と同じ構造については同じ
参照番号を使用する。
【0022】符号22は、ノズルヘッド14の前面に設
けられたバックプレートである。このバックプレート2
2は、メインプレート24とサブプレート26とより構
成される。
【0023】メインプレート24は、ノズルヘッド14
の上面にボルトによって着脱自在に取付けられ、メイン
プレート24の上端は、バックアップロール12の下面
近傍に配され、バックアップロール12とメインプレー
ト24との間をウエブWが走行する。また、メインプレ
ート24の上面前部は、凹部が形成されている。さら
に、この凹部には、空気排除口28が2個所開口してい
る。
【0024】サブプレート26は、メインプレート24
の前面にボルトによって着脱自在に取付けられる。そし
て、サブプレート26の上端は、バックアップロール1
2の下面近傍に配され、サブプレート26とバックアッ
プロール12との間をウエブWが走行する。また、サブ
プレート26をメインプレート24に取付けると、メイ
ンプレート24の凹部とサブプレート26の後面との間
で、溝上の空気排除室30が形成される。この空気排除
室30には、両側壁27,27が設けられている。な
お、メインプレート24の幅方向の大きさは、ノズルヘ
ッド14の幅方向と同じ大きさに形成されている。ま
た、サブプレート26の幅方向の大きさは、塗工するウ
エブWの幅方向の大きさに合わせるのがよい。すなわ
ち、サブプレート26は、ボルトによってメインプレー
ト24に対し着脱自在に設けられているため、塗工する
ウエブWの幅に合わせて、幅の異なるサブプレート26
を付け替えればよい。
【0025】符号32は、空気排除口28に取付けられ
たパイプ33を介して接続された吸引装置である。これ
は、空気排除室30内部の空気を吸引する。
【0026】上記構成のリップコータ型塗工装置10の
動作状態について説明する。
【0027】 バックアップロール12によってウエ
ブWが前方から後方へ走行する。
【0028】 ノズルヘッド14から塗工液を圧力を
かけて、液溜め室18に噴射し、ドクターエッジ16に
よって、ウエブWの下面に塗工する。
【0029】 ウエブWと共に混入しようとする空気
は、空気排除室30を通過する際に、空気排除口28か
ら空気吸引装置32によって吸引される。
【0030】 また、液溜め室18内部の空気は、塗
工液が圧力をかけて噴射されているため、液溜め室18
から、空気排除室30に至り、空気排除口28から吸引
される。
【0031】以上により、ウエブWと共に混入しようと
する空気や、液溜め室18内部の空気は、空気排除室3
0に至って、空気排除口28から吸引されるため、塗工
液に空気が混入することがない。
【0032】なお、上記実施例においては、空気排除口
28に空気吸引装置32を接続したが、吸引装置32を
接続せず、空気排除口28を開口状態にしてもよい、こ
の場合には、液溜め室18の塗工液の噴射圧力により、
液溜め室18の内圧が高くなるため空気排除室30に空
気が至り、また、その圧力によって、空気排除口28か
ら空気が排除される。
【0033】本発明の第2の実施例のリップコータ型塗
工装置100を図4,図5に基づいて説明する。
【0034】塗工装置100は、液溜め室18を構成す
る両側壁40,40に空気排除口34,34を設け、こ
の空気排除口34,34から空気を排出するものであ
る。この空気を排出する原理は、液溜め室18の塗工液
の噴射圧力により、液溜め室18の内圧が高くなるた
め、その圧力によって、空気排除口34,34から空気
が排除される。
【0035】
【発明の効果】以上により、請求項1記載のリップコー
タ型塗工装置であると、空気排除室を設けてここから空
気を排除するため、塗工液に空気が混入することがな
く、ウエブに均等に、かつ、まんべんなく気泡のない塗
工液を塗工することができる。
【0036】請求項2記載のリップコータ型塗工装置で
あると、液溜め室の両側壁に空気を排除口を設けて設け
てここから空気を排除するため、塗工液に空気が混入す
ることがなく、ウエブに均等に、かつ、まんべんなく気
泡のない塗工液を塗工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すリップコータ型塗
工装置の側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく要部拡大側面図である。
【図4】第2の実施例を示すリップコータ型塗工装置の
側面図である。
【図5】同じく要部拡大側面図である。
【図6】従来のリップコータ型塗工装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
10 塗工装置 12 バックアップロール 14 ノズルヘッド 16 ドクターエッジ 18 液溜め室 22 バックプレート 24 メインプレート 26 サブプレート 28 空気排除口 30 空気排除室 32 吸引装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックアップロールの下方にノズルヘッド
    を配し、 前記バックアップロールによってウエブを前方から後方
    へ走行させ、 前記ノズルヘッドから圧力をかけて噴射した塗工液を、
    前記ノズルヘッド上部にあるドクターエッジによってウ
    エブの下面に塗工するリップコータ型塗工装置におい
    て、 前記ノズルヘッドの前面にバックプレートを設け、 前記ノズルヘッドの上面、前記バックアップロールの下
    面、前記バックプレートの後面及び両側壁とによって液
    溜め室を形成し、 前記バックプレートの上部に、バックアップロールの軸
    方向に沿って溝を設け、 前記バックアップロールの下面と前記溝とによって空気
    排除室を形成し、 前記空気排除室内部の空気を排除するための空気排除口
    を設けたことを特徴とするリップコータ型塗工装置。
  2. 【請求項2】前記空気排除口に空気吸引手段を接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のリップコータ型塗工装
    置。
  3. 【請求項3】前記バックプレートが、前記ノズルヘッド
    の前面に設けられるメインプレートと、前記メインプレ
    ートの前面に取付けられるサブプレートとよりなり、 前記メインプレートと前記サブプレートとを組合わせて
    前記溝を形成することを特徴とする請求項1記載のリッ
    プコータ型塗工装置。
  4. 【請求項4】バックアップロールの下方にノズルヘッド
    を配し、 前記バックアップロールによってウエブを前方から後方
    へ走行させ、 前記ノズルヘッドから圧力をかけて噴射した塗工液を、
    前記ノズルヘッド上部にあるドクターエッジによってウ
    エブの下面に塗工するリップコータ型塗工装置におい
    て、 前記ノズルヘッドの前面にバックプレートを設け、 前記ノズルヘッドの上面、前記バックアップロールの下
    面、前記バックプレートの後面及び両側壁とによって液
    溜め室を形成し、 前記両側壁に空気を排除するための空気排除口を設けた
    ことを特徴とするリップコータ型塗工装置。
JP08142894A 1994-04-20 1994-04-20 リップコータ型塗工装置 Expired - Lifetime JP3328721B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139009A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Osaka Sealing Printing Co Ltd シート状被着材への塗布装置およびその方法
JP2008073577A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Hirano Tecseed Co Ltd リップコータ型塗工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001139009A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Osaka Sealing Printing Co Ltd シート状被着材への塗布装置およびその方法
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