JPH09192557A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH09192557A
JPH09192557A JP3864596A JP3864596A JPH09192557A JP H09192557 A JPH09192557 A JP H09192557A JP 3864596 A JP3864596 A JP 3864596A JP 3864596 A JP3864596 A JP 3864596A JP H09192557 A JPH09192557 A JP H09192557A
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JP
Japan
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coating liquid
gravure roll
elastic plate
chamber
outer peripheral
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JP3864596A
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English (en)
Inventor
Susumu Takahashi
進 高橋
Takashi Onishi
隆 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グラビアロール外周面に対して、高速移動する
塗布液を1回通過で接触させることができる塗布装置。 【解決手段】グラビアロール2と、グラビアロール2の
長手方向に沿つて延設した掻取板26と堰板27との間
に、グラビアロール外周面2aに面する塗布液室29を
形成した塗布具23とを備え、塗布液室29を上流室3
2と下流室33とに分割する弾性板31をグラビアロー
ル2の長手方向に沿つて延設し、上流室32に、弾性板
31とグラビアロール外周面2aとの間に形成した楔状
空間Bに近接する塗布液供給口34aを開設し、下流室
33に塗布液流出口36を開設し、塗布液供給口34a
から楔状空間Bへ導かれた塗布液が、塗布液の圧力で撓
み変形した弾性板31の先端31aとグラビアロール外
周面2aとの間に形成した隙間Gを通過するようにした
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビアロールの
ロール外周面に凹設された複数のセルの内部に、塗布液
を確実に充填するための塗布装置であつて、殊に微粒子
等を含む分散型の塗布液に適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗布装置1には、図9及
び図10に示す如く、矢符A方向へ強制回転するグラビ
アロール2と、グラビアロール2の外側に配設した塗布
具3と、グラビアロール2の外周面2aに向かつて押圧
するバツクアツプロール4とを備えたものがある。塗布
具3は、ケーシング5と、ケーシング5に取付けられて
グラビアロール2の長手方向である左右方向に延設する
掻取板6及び堰板7と、ケーシング5の左右両端に設け
た端板8,8とを備え、掻取板6と堰板7との間に、グ
ラビアロール外周面2aに面する塗布液室9を形成した
ものである。ケーシング5は、塗布液室9の室内下方に
塗布液供給口10を開設すると共に、室内上方に塗布液
排出口11を開設してある。
【0003】圧送されて来る塗布液は、塗布液供給口1
0から塗布液室9に供給されて塗布液排出口11へ排出
される間に、強制回転するグラビアロール2の外周面2
aと接触し、ロール外周面2aに凹設された複数のセル
2b,2b,…の内部に浸入する。グラビアロール2の
回転に伴い掻取板6を通過するロール外周面2aは、ロ
ール外周面2aに付着している余分な塗布液を掻取板6
で掻取られ、複数のセル2b,2b,…の内部にのみ塗
布液を保持する。セル2b,2b,…の内部に保持され
た塗布液は、バツクアツプロール4に支持されて送行す
るウエブWの表面に転写するように塗布する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、塗布液供給
口10から塗布液室9に供給された塗布液は、大きな塗
布液室9で拡散してその流速が低下する。そのため、微
粒子等の重たい分散成分は、塗布液中の液体成分から分
離して、塗布液供給口10と掻取板6との間に堆積して
堆積物Bとなることがある。この堆積物Bは、塗布液の
進行の障害となり、ロール外周面2aに到達する塗布液
の流速を極端に低下させることになり、ロール外周面2
aに対して分散成分の量が少ない塗布液を接触させる結
果となる。更に、流速が低下した塗布液は、旋回しなが
らロール外周面2aと接触することがあり、セル2b,
2b,…の内部に浸入させるべき分散成分の量が不十分
となる場合がある。このようにセル2b,2b,…に対
する分散成分の不十分な浸入は、塗布の欠陥を招くこと
になる。
【0005】そこで、請求項1〜3記載の発明は、上記
問題を解決するために、グラビアロール外周面に対し
て、高速移動する塗布液を1回通過で接触させることが
できる塗布装置の提供を目的とする。請求項2記載の発
明は、グラビアロール外周面のセル内の空気を円滑に排
出することにより、セル内への塗布液の十分な浸入を促
進させることができる塗布装置の提供を目的とする。更
に、請求項3記載の発明は、高速移動する塗布液が確実
にセル内に浸入する機会を多くすることができる塗布装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、グラビアロールと、グラビアロールの長手方向
に沿つて延設した掻取板と堰板との間に、グラビアロー
ル外周面に面する塗布液室を形成した塗布具とを備えた
塗布装置において、前記塗布液室を上流室と下流室とに
分割する弾性板を前記グラビアロールの長手方向に沿つ
て延設し、該上流室に、該弾性板と前記グラビアロール
外周面との間に形成した楔状空間に近接する塗布液供給
口を開設し、該下流室に塗布液流出口を開設し、該塗布
液供給口から該楔状空間へ導かれた塗布液が、該塗布液
の圧力で撓み変形した弾性板の先端と前記グラビアロー
ル外周面との間に形成した隙間を通過するようにしたこ
とを特徴とする塗布装置である。
【0007】請求項1記載の本発明において、塗布液供
給口から供給された塗布液は、塗布液供給口に近接する
楔状空間へ導かれると共にその液圧力で弾性板を撓ま
せ、撓み変形した弾性板の先端とグラビアロール外周面
との間に形成した隙間を高速状態で1回通過する。塗布
液は、塗布液供給口が楔状空間に近接するため、塗布液
供給口から楔状空間に至るまでの間に、分散成分が分離
することはない。更に、塗布液は、弾性板の先端とグラ
ビアロール外周面との間の隙間を高速状態で塗布液が通
過するため、グラビアロールのセル内部に分散成分を十
分に浸入させることができる。
【0008】請求項2記載の本発明の要旨は、グラビア
ロールと、グラビアロールの長手方向に沿つて延設した
掻取板と堰板との間に、グラビアロール外周面に面する
塗布液室を形成した塗布具とを備えた塗布装置におい
て、前記塗布液室を三室に分割する二枚の弾性板を前記
グラビアロールの長手方向に沿つて延設し、該三室の内
の両弾性板の間に形成した上流室に、各弾性板と前記グ
ラビアロール外周面との間に形成した楔状空間に近接す
る塗布液供給口を開設し、他の二室である下流室の夫々
に塗布液流出口を開設し、該塗布液供給口から各楔状空
間へ導かれた塗布液が、該塗布液の圧力で撓み変形した
各弾性板の先端と前記グラビアロール外周面との間に形
成した隙間を通過するようにしたことを特徴とする塗布
装置である。
【0009】請求項2記載の本発明において、塗布液供
給口から供給された塗布液は、塗布液供給口に近接する
楔状空間へ導かれると共にその液圧力で弾性板を撓ま
せ、撓み変形した弾性板の先端とグラビアロール外周面
との間に形成した隙間を高速状態で1回通過する。塗布
液は、塗布液供給口に楔状空間が近接するため、塗布液
供給口から楔状空間に至るまでの間に、分散成分が分離
することはない。更に、塗布液は、弾性板の先端とグラ
ビアロール外周面との間の隙間を高速状態で塗布液が通
過するため、グラビアロールのセル内部に分散成分を十
分に浸入させることができる。更に、堰板が設けられた
側の弾性板の先端とグラビアロール外周面との間の隙間
を、塗布液が高速状態で通過するときには、セル内の空
気を円滑に排出しつつ、セル内に塗布液を確実に浸入さ
せることができる。
【0010】請求項3記載の本発明の要旨は、前記弾性
板より下流室側に、前記弾性板と並列する第2弾性板を
延設し、前記隙間を通過して前記弾性板と第2弾性板と
の間の中間室に流入した塗布液が、中間室に流入した塗
布液の圧力で撓み変形した第2弾性板の先端と前記グラ
ビアロール外周面との間に形成した隙間を通過するよう
にした請求項1又は2記載の塗布装置である。
【0011】請求項3記載の本発明において、弾性板の
先端とグラビアロール外周面との間の隙間を高速状態で
1回通過した塗布液は、中間室を経て、第2弾性板の先
端とグラビアロール外周面との間の隙間を高速状態で更
に1回通過する。従って、高速移動する塗布液が確実に
セル内に浸入する機会を多くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る塗布装置(以
下、「本発明装置」という)を図面に示す実施の形態に
基づいて説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1〜4は本発明装
置の第1の実施の形態を示すものであり、図1は全体の
右側面図、図2は塗布具を拡大した右側断面図、図3は
塗布具の正面図、図4は塗布液を供給している状態下の
要部を拡大した右側断面図である。
【0014】本実施の形態に係る本発明装置21は、図
1に示す如く、矢符A方向へ強制回転するグラビアロー
ル2と、グラビアロール2の外側に配設した塗布具23
と、グラビアロール2の外周面2aに向かつて押圧する
進退自在なバツクアツプロール4とを備えたグラビア塗
布形式のものである。なお、本発明装置21は、グラビ
アロール2とバツクアツプロール4との間に、トランス
フアーロール(図示省略)を備えたオフセツトグラビア
塗布形式とすることも可能である。
【0015】上記塗布具23は、図2及び図3に示す如
く、ケーシング25と、グラビアロール2の長手方向で
ある左右方向に延設するようにケーシング25に交換可
能に取付けられた掻取板26及び堰板27と、ケーシン
グ25の左右両端に設けた端板28,28とを備え、掻
取板26と堰板27との間に、グラビアロール外周面2
aに面する塗布液室29を形成してある。塗布具23
は、固定フレーム24に案内させてグラビアロール2の
半径方向に沿つて進退自在に設けると共に、グラビアロ
ール2の外周面2aに向かつてエアーシリンダ等の押圧
具(図示省略)で押圧することにより、グラビアロール
外周面2aに掻取板26及び堰板27の夫々の先端を適
度の線圧で接触させるようにしてある。
【0016】前記塗布液室29は、左右方向へ延設した
片持状態の弾性板31で、上流室32と下流室33とに
分割してある。上流室32には、塗布液供給路34の塗
布液供給口34aを上流室32の左右全体幅に亘つて開
設し、弾性板31とグラビアロール外周面2aとの間に
形成した楔状空間Bに、塗布液供給口34aを近接する
ようにしてある。ここで近接するとは、塗布液供給口3
4aから噴出した塗布液が楔状空間Bに至る前に、塗布
液中の分散成分を液体成分から分離させない程度の距離
をいう。塗布液供給路34は、ケーシング25に接合し
た外部供給管35から供給される塗布液を、コートハン
ガー状等の絞り通路34bで分配させ、塗布液供給口3
4aの左右全域から均一速度で噴出するように形成して
ある。前記下方の下流室33には、塗布液流出口36を
開設し、ケーシング25に接合した外部排出管37に連
通してある。
【0017】前記弾性板31は、合成樹脂板等から成形
され、図4に示す如く、塗布液供給口34aから楔状空
間Bへ導かれた塗布液の圧力で撓み変形して、その先端
31aとグラビアロール外周面2aとの間に適度の隙間
Gを形成するような曲げ剛性に設定してある。
【0018】次に、本実施の形態に係る本発明装置21
の動作を説明する。塗布液供給口34aの左右全体から
均一速度で噴出した塗布液は、楔状空間Bへ直ちに導か
れると共にその液圧力で弾性板31を撓ませ、撓み変形
した弾性板31の先端31aとグラビアロール外周面2
aとの間に隙間Gを形成し、この隙間Gをグラビアロー
ル外周面2aの接線方向又は接線方向に近似する方向へ
高速状態で1回だけ通過する。塗布液は、塗布液供給口
34aが楔状空間Bに近接するため、塗布液供給口34
aから楔状空間Bに至るまでの間に、分散成分が分離す
ることもなく、更に隙間Gを高速状態で通過するため、
グラビアロール2のセル2b,2b,…内部に分散成分
を十分に浸入させることができる。
【0019】上記隙間Gを通過した塗布液は、下流室3
3へ導かれ、塗布液排出口36を介して外部排出管37
へ排出する。
【0020】グラビアロール2の回転に伴い掻取板26
を通過するロール外周面2aは、塗布液室29を通過す
るときに表面に付着した余分な塗布液が掻取板26で掻
取られ、複数のセル2b,2b,…の内部にのみ塗布液
を保持する。セル2b,2b,…の内部に保持された塗
布液は、バツクアツプロール4(図1参照)に支持され
て送行する紙,合成樹脂フイルム等のウエブWの表面に
転写するように均一に塗布される。
【0021】(第2の実施の形態)図5〜6は本発明装
置の第2の実施の形態を示すものであり、図5は塗布具
を拡大した右側断面図、図6は塗布液を供給している状
態下の要部を拡大した右側断面図である。
【0022】本実施の形態に係る本発明装置41が図1
〜4に示す前記本発明装置21と相違する所は、弾性板
31と並列する第2弾性板42を、塗布液室29の左右
全域に亘つて延設した点である。本発明装置41におい
て、この相違点以外の構成は、図1〜4に示す前記本発
明装置21と実質的に同一であり、同一の符号は同一構
成部材等を示す。
【0023】第2弾性板42は、合成樹脂板等から成形
され、弾性板31との間に中間室43を形成する。中間
室43は、流入した塗布液の流速が、塗布液中の分散成
分を分離させる程まで減速しないような大きさとなつて
いる。第2弾性板42の曲げ剛性は、弾性板31の先端
31aとグラビアロール外周面2aとの間に形成した隙
間Gを通過して中間室43に流入した塗布液の圧力で撓
み変形して、その先端42aとグラビアロール外周面2
aとの間に適度の隙間Hを形成するように設定してあ
る。
【0024】本発明装置41は、弾性板31の先端31
aとグラビアロール外周面2aとの間の隙間Gを高速状
態で1回だけ通過した塗布液が中間室43を経て、第2
弾性板42の先端42aとグラビアロール外周面2aと
の間の隙間Hを高速状態で更に1回通過するため、高速
移動する塗布液が確実にセル内に浸入する機会を多くす
ることが可能となり、より均一な塗布が確保できる。
【0025】(第3の実施の形態)図7は本発明装置の
第3の実施の形態を示すものであり、塗布具を拡大した
右側断面図である。
【0026】本実施の形態に係る本発明装置51が図1
〜4に示す前記本発明装置21と相違する所は、塗布具
23の塗布液室29を二枚の弾性板31,31で分割し
て、中間に位置する上流室32と上下に位置する下流室
33,33とを形成した点である。本発明装置51にお
いて、この相違点以外の構成は、図1〜4に示す前記本
発明装置21と実質的に同一であり、同一の符号は同一
構成部材等を示す。
【0027】両弾性板31,31の間に形成した上流室
32には、各弾性板31とグラビアロール外周面2aと
の間に形成した楔状空間Bに近接する塗布液供給口34
aを開設してある。他の二室である下流室33,33の
夫々には、塗布液流出口36を開設してある。
【0028】次に、本実施の形態に係る本発明装置51
の動作を説明する。塗布液供給口34aの左右全体から
均一速度で噴出した塗布液は、楔状空間B,Bへ直ちに
導かれると共にその液圧力で弾性板31,31を撓ま
せ、撓み変形した弾性板31,31の先端31a,31
aとグラビアロール外周面2aとの間に隙間G,Gを形
成し、この各隙間Gをグラビアロール外周面2aの接線
方向へ高速状態で1だけ回通過する。各隙間Gを通過し
た塗布液は、下流室33へ導かれ、塗布液排出口36を
介して外部排出管37へ排出する。
【0029】堰板27が設けられた側の弾性板31の先
端31aとグラビアロール外周面2aとの間の隙間G
を、塗布液が高速状態で通過するときには、セル2b,
2b,…(図4参照)内の空気を円滑に排出しつつ、セ
ル内に塗布液を浸入させることができる。塗布液の浸入
に伴い塗布液と置換したセル内の空気は、上方の下流室
33の塗布液中に気泡となつて混入し、塗布液排出口3
6からて排出される。従つて、上流室32内の塗布液中
には、気泡の混入はない。
【0030】掻取板26が設けられた側の弾性板31の
先端31aとグラビアロール外周面2aとの間の隙間G
を、塗布液が高速状態で通過するときには、グラビアロ
ール2のセル2b,2b,…内部に分散成分を十分に浸
入させることができる。
【0031】グラビアロール2の回転に伴い掻取板26
を通過するロール外周面2aは、塗布液室29を通過す
るときに表面に付着した余分な塗布液が掻取板26で掻
取られ、複数のセル2b,2b,…の内部にのみ塗布液
を保持する。セル2b,2b,…の内部に保持された塗
布液は、バツクアツプロール4(図1参照)に支持され
て送行する紙,合成樹脂フイルム等のウエブWの表面に
転写するように均一に塗布される。
【0032】(第4の実施の形態)図8は本発明装置の
第4の実施の形態を示すものであり、塗布具を拡大した
右側断面図である。
【0033】本実施の形態に係る本発明装置61が図7
に示す前記本発明装置51と相違する所は、各下流室3
3側に、各弾性板31と並列する第2弾性板42を配設
し、前記第2の実施の形態(図5〜6参照)と同様に弾
性板31と第2弾性板42との間に中間室43を形成し
た点である。この相違点以外の構成は、図7に示す前記
本発明装置51と実質的に同一であり、同一の符号は同
一構成部材等を示す。
【0034】(その他の実施の形態)本発明装置は、前
記第1〜3の実施の形態に限定されるものではなく、塗
布液等の仕様変更に伴い実施の形態を適宜変更すること
が可能である。例えば、図示は省略したが、図5〜6に
示す弾性板31と並列する第2弾性板42を二枚以上配
設し、隣接する第2弾性板42,42の間に中間室43
を形成することもある。更に、図8に示す各下流室33
側に、各弾性板31と並列する第2弾性板42を二枚以
上配設することもある。
【0035】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る塗布装置
は、次の如き優れた効果を有する。請求項1〜3記載の
本発明は、塗布液中の分散成分を分離させることなく、
弾性板の先端とグラビアロール外周面との間の隙間を高
速状態で塗布液を1回だけ通過させるため、グラビアロ
ールのセル内部に分散成分を十分に浸入させることが可
能となり、均一な塗布ができる。請求項2記載の本発明
は、堰板が設けられた側の弾性板の先端とグラビアロー
ル外周面との間の隙間を高速状態で塗布液を通過させる
ため、セル内の空気を円滑に排出しつつ、セル内に塗布
液を十分に浸入させることが可能となり、均一な塗布が
できる。請求項3記載の本発明は、高速移動する塗布液
の1回通過の機会を多くすることができるため、均一な
塗布が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施の形態を示すものであ
り、全体の右側面図である。
【図2】同実施の形態における塗布具を拡大した右側断
面図である。
【図3】同実施の形態における塗布具の正面図である。
【図4】同実施の形態において塗布液を供給している状
態下の要部を拡大した右側断面図である。
【図5】本発明装置の第2の実施の形態を示すものであ
り、塗布具を拡大した右側断面図である。
【図6】同実施の形態において塗布液を供給している状
態下の要部を拡大した右側断面図である。
【図7】本発明装置の第3の実施の形態を示すものであ
り、塗布具を拡大した右側断面図である。
【図8】本発明装置の第4の実施の形態を示すものであ
り、塗布具を拡大した右側断面図である。
【図9】従来の塗布装置の全体を示す右側面図である。
【図10】従来の塗布装置における塗布具を拡大した右
側断面図である。
【符号の説明】
2…グラビアロール 2a…グラビアロール外周面 23…塗布具 26…掻取板 27…堰板 29…塗布液室 31…弾性板 32…上流室 33…下流室 34a…塗布液供給口 36…塗布液流出口 42…第2弾性板 43…中間室 B…楔状空間 G,H…隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラビアロールと、グラビアロールの長手
    方向に沿つて延設した掻取板と堰板との間に、グラビア
    ロール外周面に面する塗布液室を形成した塗布具とを備
    えた塗布装置において、前記塗布液室を上流室と下流室
    とに分割する弾性板を前記グラビアロールの長手方向に
    沿つて延設し、該上流室に、該弾性板と前記グラビアロ
    ール外周面との間に形成した楔状空間に近接する塗布液
    供給口を開設し、該下流室に塗布液流出口を開設し、該
    塗布液供給口から該楔状空間へ導かれた塗布液が、該塗
    布液の圧力で撓み変形した弾性板の先端と前記グラビア
    ロール外周面との間に形成した隙間を通過するようにし
    たことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】グラビアロールと、グラビアロールの長手
    方向に沿つて延設した掻取板と堰板との間に、グラビア
    ロール外周面に面する塗布液室を形成した塗布具とを備
    えた塗布装置において、前記塗布液室を三室に分割する
    二枚の弾性板を前記グラビアロールの長手方向に沿つて
    延設し、該三室の内の両弾性板の間に形成した上流室
    に、各弾性板と前記グラビアロール外周面との間に形成
    した楔状空間に近接する塗布液供給口を開設し、他の二
    室である下流室の夫々に塗布液流出口を開設し、該塗布
    液供給口から各楔状空間へ導かれた塗布液が、該塗布液
    の圧力で撓み変形した各弾性板の先端と前記グラビアロ
    ール外周面との間に形成した隙間を通過するようにした
    ことを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】前記弾性板より下流室側に、前記弾性板と
    並列する第2弾性板を延設し、前記隙間を通過して前記
    弾性板と第2弾性板との間の中間室に流入した塗布液
    が、中間室に流入した塗布液の圧力で撓み変形した第2
    弾性板の先端と前記グラビアロール外周面との間に形成
    した隙間を通過するようにした請求項1又は2記載の塗
    布装置。
JP3864596A 1996-01-19 1996-01-19 塗布装置 Pending JPH09192557A (ja)

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