JP2595665Y2 - 導電性布体の接続装置 - Google Patents

導電性布体の接続装置

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JP2595665Y2
JP2595665Y2 JP1990129224U JP12922490U JP2595665Y2 JP 2595665 Y2 JP2595665 Y2 JP 2595665Y2 JP 1990129224 U JP1990129224 U JP 1990129224U JP 12922490 U JP12922490 U JP 12922490U JP 2595665 Y2 JP2595665 Y2 JP 2595665Y2
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雅澄 吉田
昌典 杉山
力士 高田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Aisin Seiki Co Ltd
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気信号導体又は電力導体として、或いは
静電気除電材,人もしくは導体の感知センサとして用い
られる導電性布体に関し、特に、当該布体を外部回路と
接続するためのターミナル部材が確実に布体に接触する
ようにしたものである。
(従来の技術) 本件出願人は、先に特開平1−10580号公報によっ
て、導電性布体に電気的コンタクトを行う接続装置の提
案をした。
第8図は上記公報に記載されている接続装置の一例を
示し、第9図はコンタクト状態を拡大して示す断面図で
ある。各図において、1は導電性布体(以下単に布体と
呼ぶ)、10は尖歯11を有する歯付き金属ボタン、40はタ
ーミナル20の付いたリード線、30は尖歯11を布体1に刺
入した歯付き金属ボタン10を布体1に固定するための止
め具であって、上記尖歯11と永久嵌着するスナップ溝31
を有している。
上記構成の接続装置は、歯付き金属ボタン10の尖歯11
を、布体1に刺入・貫通し、更にターミナル20の中央丸
孔21を抜けて、止め具30のスナップ溝31に進入させた
後、歯付き金属ボタン10と止め具30とを圧接する工具に
よってコーキングすると、尖歯11がスナップ溝31に沿っ
て折曲げられ、歯付き金属ボタン10と止め具30との間
で、布体1とターミナル20とを圧着することができる。
なお、第8図では、布体1を二重三重に折った部分で歯
付き金属ボタン10をコーキングしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記公報の接続装置は、第9図に示すよう
に、歯付き金属ボタン10と止め具30とのコーキングによ
る圧接力によって、布体1とターミナル20とをコンタク
トさせるとは言っても、一方が布であるため、両者の接
触抵抗は、金属同士の接触抵抗より大きくなる。このた
め、接触抵抗の小さい仕様が要求される場合は、コーキ
ングによる圧接力を大きくする必要があるが、これには
相手が布であるため、限界がある。また、止め具30は、
スナップボタンの雄側又は雌側(図は雌側を示す)とし
て構成されるされる場合もあり、その着脱時に圧接部分
にストレスがかかり、コンタクト性能に悪影響を及ぼす
可能性がある。本考案の目的は、金属によって導電性布
体に対するコンタクトをとる場合に、布体を圧着する圧
接力を強めることなく、コンタクト性能を高めるように
した導電性布体の接続装置の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、導電性布体に外部接続用ターミナルとのコ
ンタクトをとるにあたって、導電性布体に予め導電性接
着剤を付着させたものである。
(作用) このような構成によれば、導電性接着剤は、布体の繊
維性に起因するターミナル部材との間隙を埋め、布体と
ターミナル部材との接触抵抗を小さくする。
(実施例) 以下、本考案を実施例によって詳細に説明する。
第1図は本考案に係る導電性布体の接続装置の第一実
施例を示す断面図である。なお、第2図はコーキング前
の分解斜視図である。
第1図において、1は導電性布体であり、本実施例の
布体1は、コンタクトをとる前に、第2図に示すよう
に、コンタクト部分に予め導電性接着剤25を印刷,コー
テイング,塗布等の手段によって付着してある。コンタ
クトは、歯付き金属ボタン10とこれに嵌着する金属止め
具30によって行う。
歯付き金属ボタン10は、円形の平坦部12を基体とし、
その外周部は、平坦部12から一体に延出した部分が環状
の空洞を形成するように二重鍔部13を成し、更にその先
端は波形に切欠されて、複数の尖歯11,11,‥‥が形成さ
れている。尖歯11,11,‥‥は、平坦部12の円形と同心状
に所定間隔で略垂直に脚立いている。(第2図参照)。
そして、歯付き金属ボタン10は、尖歯11,11,‥‥がリ
ード線40の先端に取付けられたターミナル20の中央丸孔
21にそれぞれ挿通される。中央丸孔21から突出した尖歯
11,11,‥‥は、上記導電性接着剤25より布体1を刺入・
貫通され、更に、導電性接着剤25とは反対面側にスナッ
プ溝31を対面して設けられた金属止め具30の上記スナッ
プ溝31に嵌入されている。
金属止め具30は、雄形と雌形があり、ここでは雌形を
示すので、中央に雄形止め具の突起が嵌合する透孔33を
有している。上記スナップ溝31は、透孔33の周囲であっ
て、尖歯11,11,‥‥に対応した周回状に形成され、その
壁体であるリング状パイプ部32の空洞として形成されて
いる。
歯付き金属ボタン10と金属止め具30とは、両者を圧着
する工具によってコーキングされ、これにより、上記尖
歯11,11,‥‥は、スナップ溝31に深く進入し、開花状に
折り曲げられる。これによって上記二重鍔部13とリング
状パイプ部32とは、ターミナル20と布体1とを弾性的に
圧着する。
なお、リード線40は、線材41とターミナル20とが一緒
に圧接固定され、線材41はターミナル20と半田付けされ
ている。
本実施例の接続装置は以上の如く構成される。
本実施例の接続装置は、布体1に導電性接続剤25が付
着されているので、歯付き金属ボタン10と金属止め具30
とが互いに圧接されることによって、導電性接着剤25
が、ターミナル20と布体1との間隙(布体1の繊維性に
起因したすきま)を埋める。これにより本接続装置は、
導電性接着剤25を設けない場合より、接触表面積が広く
なり、ターミナル20と布体1との接触抵抗をそれだけ小
さくすることができる。
また、本実施例は、リング状パイプ部32と二重鍔部13
との圧接面が鈍角同士であるため、コーキングによって
布体1を傷めることがない。また、上記リング状パイプ
部32と二重鍔部13との鈍角同士の圧接面により、線接触
となることがなく、安定した低接触抵抗を実現する。
次に、他の実施例を説明する。
第3図は本考案の第二実施例を示し、上記第一の実施
例の、歯付き金属ボタン10−ターミナル20−布体1−金
属止め具30という順序を、歯付き金属ボタン10−布体1
−ターミナル20−金属止め具30の組合せに変更したもの
である。即ち、第一の実施例では、ターミナル20の中央
丸孔21を通して尖歯11を布体1に刺入したが、本実施例
は、先に布体1に尖歯11を刺入し、布体1より貫通した
尖歯11をターミナル20の中央丸孔21に挿通して、金属止
め具30のスナップ溝31に嵌着したものである。
この場合も導電性接着剤25は、ターミナル20と布体1
との間隙を埋め、接触抵抗を小さくすることができる。
第4図に示す第三実施例は、尖歯11をターミナル20に
直に形成し(歯付きターミナル)、歯付き金属ボタン10
をターミナル20で兼用したものである。
このような実施例の場合は、導電性接着剤25を歯付き
ターミナル20と接触する面に付着して、第一実施例と同
様の効果がある。
第5a図および第5b図に示す第四実施例は、第一実施例
の歯付き金属ボタン10とターミナル20を用いたものであ
る。第5b図に示すように、導電性接着剤25を付着しない
布体1の裏面から尖歯11を布体1に刺し通し、更に、布
体1上のターミナル20の中央丸孔21に通し、次に、先端
が円錐状のポンチ(図示せず)を尖歯11の配列中心に差
し込んで尖歯11を外方に倒し、そしてプレス又は挟圧具
で尖歯11を歯付き金属ボタン10の平坦部12に圧接させる
ように圧下する。
この場合も、ターミナル側との接触面に導電性接着剤
25が付着された布体1は、歯付き金属ボタン10の平坦部
12とターミナル20の平坦部との間で挟圧される。
第6図a及び第6図bに示す第五実施例は、第四実施
例と同様に、歯付き金属ボタン10とターミナル20を用い
たものであるが、第四実施例の歯付き金属ボタン10−布
体1−ターミナル20の順を、歯付き金属ボタン10−ター
ミナル20−布体1の順序に変更している。そして、導電
性接着剤25は、ターミナル20との接触面に付着される。
これによれば、布体1はターミナル20の平坦部と尖歯11
の間に挟圧される。
本考案の第六実施例を第7a図に示す。この実施例は、
第三実施例(第4図)の歯付ターミナル20を用いたもの
である。第7b図に示すように、布体1の裏面から歯付き
ターミナル20の尖歯11の先端を布体1に刺し通し、次
に、ポンチ(図示せず)によって尖歯11を外方に倒し、
プレス又は挟圧具で尖歯11をターミナル20の平坦部に圧
接させる。導電性接着剤25は、ターミナル20との接触面
に付着され、これにより、布体1は、ターミナル20の平
坦部と尖歯11の間に挟まれ密着する。
なお、各実施例において、導電性布体1は、織物編物
不織布、布或いは布帛(ふはく)品或いは紙状の物を含
む。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、導電性接着剤
は、布体の繊維性に起因する対金属との間隙を埋め、接
触抵抗を小さくして、布体を傷めることなく、布体に金
属ターミナルを取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る導電性布体の接続装置の第一実施
例を示す断面図、第2図は第1図の分解斜視図、第3
図、第4図、第5a図及び第5b図、第6a図及び第6b図並び
に第7a図及び第7b図はそれぞれ本考案の第二,第三,第
四,第五実施例、第六実施例を説明する分解斜視図及び
平面図、第8図は従来の接続装置を示す分解斜視図、第
9図は布体のコンタクト状態を拡大して示す断面図であ
る。 1……布体、10……歯付き金属ボタン、11……尖歯、12
……平坦部、25……導電性接着剤、30……金属止め具。
フロントページの続き (72)考案者 高田 力士 東京都中央区京橋2丁目3番19号 三菱 レイヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−10580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性布体と、 平坦部から複数の尖歯を起立した金属部材を含み、前記
    尖歯を前記導電性布体に貫通して前記平坦部側に折り曲
    げることにより、前記導電性布体を外部接続用ターミナ
    ルにコンタクトさせる圧接手段と、 前記導電性布体に予め付着され、前記外部接続用ターミ
    ナルと導電性布体との間隙を埋める導電性接着剤と、 とを具備することを特徴とする導電性布体の接続装置。
JP1990129224U 1990-11-30 1990-11-30 導電性布体の接続装置 Expired - Lifetime JP2595665Y2 (ja)

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