JP2595403B2 - タッチパネルおよびタッチパネル装置 - Google Patents

タッチパネルおよびタッチパネル装置

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JP2595403B2 JP6190692A JP6190692A JP2595403B2 JP 2595403 B2 JP2595403 B2 JP 2595403B2 JP 6190692 A JP6190692 A JP 6190692A JP 6190692 A JP6190692 A JP 6190692A JP 2595403 B2 JP2595403 B2 JP 2595403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
等における入力装置として用いられ、指やペン状の部材
が接触した位置を検出するためのタッチパネルおよびタ
ッチパネル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、面状の抵抗部材に所定の電位
勾配を持たせ、スタイラスペン等が接触した位置の電位
によって、その接触位置を検出するタッチパネル装置が
知られている。この種のタッチパネル装置は、より具体
的には、例えば図6に示すように、四角形状の面状抵抗
部材1における対辺にそれぞれ電極2・3を設け、この
電極2・3に所定の電圧を印加した状態でスタイラスペ
ン4により面状抵抗部材1を押圧すると、電極2とスタ
イラスペン4との間に押圧位置に応じた電位差が生じる
という原理を用いている。
【0003】この種のタッチパネル装置では、電極2・
3に電圧を印加する電源や、スタイラスペン4の電位を
検出する電位検出回路の精度、また、面状抵抗部材1の
面抵抗のばらつき等に起因して、押圧位置を正確に検出
できないことがある。そこで、従来のタッチパネル装置
では、電極2・3に電圧を印加する電源や、電位検出回
路のA/D変換器に基準電圧を与える電源に安定化電源
を用い、かつ、これらの電源の出力電圧を精密にキャリ
ブレーションすることにより、押圧位置の検出精度を高
くするようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のタッチパネル装置では、製造時に各装置ごとに精密
なキャリブレーションを行う必要があるうえ、経時変化
が生じた場合などにはその都度キャリブレーションを行
う必要があり、手間がかかるという問題点を有してい
た。
【0005】なお、電気回路等を直接調整するのに代え
て、ソフトウェアによって制御されるD/A変換器を用
い、面状抵抗部材1における所定の領域を押圧すること
により、対話的にキャリブレーションを行い得るように
したタッチパネル装置も知られているが、この場合でも
キャリブレーションに要する手間を解消できるものでは
ない。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、キャリブレーシ
ョンの手間を要することなく、常に正確な押圧位置の検
出を行うことができるタッチパネル装置の提供を目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のタッチパネル装置は、電圧が印加され、
所定の方向に電位勾配が形成される面状抵抗部材と、押
圧操作により、前記面状抵抗部材の押圧相当位置に電気
的に接触する接触電極と、前記面状抵抗部材の縁部より
も内側に位置する領域である押圧位置検出領域におい
て、電位勾配方向の両端部に電気的に接続された少なく
とも2つの固定電極と、前記固定電極の間の電位差と、
何れか一方の固定電極及び接触電極の間の電位差との比
に基づいて、押圧位置を検出する押圧位置検出手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2のタッチパネル装置は、さらに、
前記固定電極の間の電位差に基づいて、前記面状抵抗部
材に印加する電圧を制御する電圧制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1のタッチパネル装置においては、固定
電極の電位と接触電極の電位との相対関係は、抵抗部材
に印加される電圧の変動等に係らず、押圧位置のみに応
じたものになる。また、固定電極の電位によって、抵抗
部材の印加される電圧の変動等を常にモニタすることも
できる。押圧位置検出手段は、2つの固定電極の間の電
位と、何れか一方の固定電極および接触電極の間の電圧
との比に基づいて、押圧位置を算出する。
【0010】請求項2のタッチパネル装置においては、
電圧制御手段は、2つの固定電極の間の電圧に基づい
て、前記抵抗部材の印加す1電圧を制御する。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例を図1に基づ
いて説明する。図1はタッチパネル11、および制御回
路31から成るタッチパネル装置の構成を示す構成図で
ある。
【0012】同図に示すように、タッチパネル11は、
面状抵抗部材12と、面状抵抗部材12の4辺に設けら
れた電圧印加電極13〜16と、面状抵抗部材12にお
ける押圧位置検出領域12a(同図に2点鎖線で示す領
域)の対角部に設けられた参照電位検出電極17・18
とから構成されている。ここで、上記押圧位置検出領域
12aはタッチパネル11の図示しないケーシングによ
って規定される領域でもよいし、また、仮想的な領域で
もよい。
【0013】上記面状抵抗部材12は、全面にわたって
単位長さおよび単位幅あたりの抵抗値(以下面抵抗と称
する)が均一な材料から成り、例えばMichiganのDonnel
ly of Holland 社製のものなどが用いられる。より具体
的には、例えばプラスチックまたはガラス等から成る基
板に、インジウム−すず酸化物、すず酸化物、すず−ア
ンチモニー酸化物、インジウム酸化物等の半導体金属酸
化物から成る厚膜抵抗コーティングや、スパッタまたは
蒸着フィルム等の薄膜抵抗が形成されて成っている。
【0014】これらの材料は、面抵抗が例えば200〜
500Ωになるように選択される。また、面状抵抗部材
12をCRTの前面に装着して用いる場合などには、透
明なものを選択する必要があるが、ディジタイザなどに
用いる場合には、不透明なものを選択してもよい。電圧
印加電極13〜16は、それぞれ端部に電圧印加用の配
線21〜24が接続され、長手方向に所定の抵抗値を有
することにより、例えば電圧印加電極13・14間に電
圧が印加された場合に電圧印加電極15・16を介して
リークする電流を小さく抑えるようになっている。
【0015】制御回路31は、電圧印加用電源32と、
スイッチ33a〜33dと、A/Dコンバータ34とが
設けられて構成されている。上記スイッチ33a〜33
dは、同図に示すように結線されることにより、スイッ
チ33a・33bがONになったときに、面状抵抗部材
12にX軸方向の電位勾配が形成される一方、スイッチ
33c・33dがONになったときに、Y軸方向の電位
勾配が形成されるようになっている。ここで、上記のよ
うに各電圧印加電極13〜16が直線状に形成されてい
る場合には、面状抵抗部材12の周辺部で等電位線が厳
密には直線にならないが、これを防止するために、面状
抵抗部材12の周辺部に緩衝領域を設けたり、各電圧印
加電極13〜16を放物線状に形成したりしてもよい。
【0016】A/Dコンバータ34は、マイナス側参照
電位の入力端子34b(Vref−)、およびプラス側
参照電位の入力端子34a(Vref+)に、それぞれ
参照電位検出電極17・18が接続されるとともに、押
圧位置検出電位の入力端子34c(Vin)にスタイラ
スペン35が接続されるようになっている。このA/D
コンバータ34としては、最高電位と最低電位との2つ
の参照電位に基づいてA/D変換を行うものであれば、
逐次比較型や並列比較型など、種々のものが適用可能で
ある。
【0017】なお、上記スタイラスペン35に代えて、
可撓性を有し、面状抵抗部材12と所定の間隔を空けて
設けられた面状電極や抵抗膜等を用いてもよい。また、
参照電位検出電極17・18およびスタイラスペン35
とA/Dコンバータ34とを接続する配線は、電流がほ
とんど流れないので、配線21〜24に比べて線径の小
さいものを用いることができる。
【0018】上記の構成において、A/Dコンバータ3
4は、参照電位検出電極17・18の電位を参照電位と
して、スタイラスペン35の電位をA/D変換するの
で、押圧位置検出領域12aの外縁が押圧された場合に
は、正確に最小値または最大値のディジタル信号がA/
Dコンバータ34から出力される。また、電圧印加用電
源32の出力電圧が変化したとしても、スタイラスペン
35からA/Dコンバータ34の入力端子34cに入力
される電位の変化とともに入力端子34a・34bに入
力される電位も変化し、両者の比例関係は常に一定にな
るので、正確な押圧位置が検出される。すなわち、電圧
印加用電源32の出力電圧を精密に調整する必要はない
うえ、高度に平滑化する必要もない。さらに、入力端子
34a〜34cに同相ノイズが重畳する場合でも、同様
に、正確に押圧位置の検出が行われる。
【0019】したがって、高精度で高価な部品を使用し
たりキャリブレーションの手間を要したりすることな
く、電圧印加用電源32の出力電圧の精度やノイズ等に
起因する誤差が自動的に補償され、正確な検出結果を得
ることができる。なお、上記の例では、押圧位置の検出
だけを行うように構成した例を示したが、押圧操作の有
無も検出するようにしてもよい。これは、例えば、定期
的に参照電位検出電極18よりも充分に高い電圧をA/
Dコンバータ34の入力端子34aに与えるとともに、
上記電圧を所定の抵抗を介して入力端子34cに与える
ことにより実現できる。これにより、押圧の有無の検出
時には、スタイラスペン35が面状抵抗部材12に接触
していなければ上記高電圧が検出される一方、接触して
いれば高くとも参照電位検出電極18以下の電位が検出
されるので、押圧の有無を検出することができる。押圧
状態であることが検出された際には、上記電圧を切り離
して、押圧位置の検出を行えばよい。 (実施例2)以下、本発明の第2実施例を図2に基づい
て説明する。
【0020】本第2実施例のタッチパネル装置は、上記
第1実施例と同一のタッチパネル11に制御回路41が
接続されて構成されている。なお、本第2実施例におい
て、前記第1実施例と同様の機能を有する構成部分につ
いては同一の番号を付して説明を省略する。制御回路4
1には、プラス側参照電位の入力端子42a〜44a
(Vref+)に例えば電圧印加用電源32の電位より
も高い同一の参照電位が与えられる3つのA/Dコンバ
ータ42〜44が設けられている。各A/Dコンバータ
42〜44の検出電位の入力端子42b〜44b(Vi
n)には、それぞれ参照電位検出電極18、スタイラス
ペン35、または参照電位検出電極17が接続されてい
る。上記A/Dコンバータ42〜44としては、積分型
A/Dコンバータなど、絶対電位を検出するものを用い
てもよいし、相対的な電位を検出するものを用いてもよ
い。また、平衡入力のA/Dコンバータを用いる場合に
は、2つのA/Dコンバータで、直接、参照電位検出電
極17・18間の電位差、および参照電位検出電極1
7、スタイラスペン35間の電位差を検出するようにし
てもよい。
【0021】上記A/Dコンバータ42〜44から出力
されるディジタル値は、それぞれ、演算装置45に入力
されるようになっている。上記の構成において、A/D
コンバータ42〜44は、それぞれ、同一の参照電位に
基づいて参照電位検出電極18、スタイラスペン35、
または参照電位検出電極17の電位をA/D変換する。
それゆえ、A/Dコンバータ42・44から出力される
ディジタル値の差と、A/Dコンバータ43・44から
出力されるディジタル値の差との比を演算装置45によ
って求めることにより、第1実施例と同様の原理で、正
確な押圧位置が検出される。
【0022】なお、上記のように3つのA/Dコンバー
タ42〜44を設けずに、1つのA/Dコンバータを切
り換えて用いるようにしてもよい。この場合、周期の短
い同相ノイズの除去には有効ではないが、温度や湿度な
どの環境変化等に起因する電源電圧の変動や面状抵抗部
材12の抵抗特性の変化など、比較的長周期の要因に対
しては充分補償することが可能である。
【0023】また、参照電位検出電極17・18の電位
の検出は、常時行うものに限らず、例えば起動時など定
期的に行うようにしてもよい。さらに、上記A/Dコン
バータ42・44から出力されるディジタル値を演算装
置45に入力し、これに応じて出力される値をD/Aコ
ンバータで電圧に変換して、第1実施例のA/Dコンバ
ータ34における参照電圧として与えるようにしてもよ
い。この場合には、演算装置45によって上記ディジタ
ル値に所定の変換を施すことにより、例えばA/Dコン
バータ34の参照電圧を所定倍したり所定のオフセット
を持たせたりすることも容易にできる。 (実施例3)以下、本発明の第3実施例を図3に基づい
て説明する。
【0024】本第3実施例のタッチパネル装置は、第1
実施例と同一のタッチパネル11に制御回路51が接続
されて構成されている。なお、本第3実施例において
も、前記第1実施例と同様の機能を有する構成部分につ
いては同一の番号を付して説明を省略する。制御回路5
1には、第2実施例の制御回路41における電圧印加用
電源32に代えて、演算装置45から出力されるディジ
タル値に応じた電圧を発生するD/Aコンバータ52が
設けられている。
【0025】また、演算装置45は、A/Dコンバータ
42・44から出力されるディジタル値の差が一定にな
るように、D/Aコンバータ52に出力するディジタル
値を増減させるようになっている。このように構成され
ていることにより、A/Dコンバータ42・44、演算
装置45、およびD/Aコンバータ52によってフィー
ドバックループが形成され、参照電位検出電極17・1
8間の電圧は常に一定に保たれるので、A/Dコンバー
タ43からは、正確な押圧位置に応じた値が出力され
る。
【0026】なお、さらに別のD/Aコンバータを設
け、A/Dコンバータ44から出力される値に応じて、
参照電位検出電極17の電位のオフセット(接地電位に
対する電位差)をも制御するようにしてもよい。 (実施例4)以下、本発明の第4実施例を図4に基づい
て説明する。
【0027】本第4実施例のタッチパネル装置は、第1
実施例と同一のタッチパネル11に制御回路61が接続
されて構成されている。なお、本第4実施例において
も、前記第1実施例と同様の機能を有する構成部分につ
いては同一の番号を付して説明を省略する。制御回路6
1には、第2実施例の制御回路41に加え、演算装置4
5から出力される値に応じてゲインおよびオフセットが
可変な増幅器62が設けられている。
【0028】また演算装置45は、上記増幅器62が、
A/Dコンバータ44から出力される値に応じたオフセ
ット、およびA/Dコンバータ42・44から出力され
る値の差に反比例する値に応じたゲインになるように制
御するようになっている。上記の構成により、参照電位
検出電極17の電位、および参照電位検出電極17・1
8間の電位差における変動の影響が増幅器62によって
打ち消されるので、A/Dコンバータ43には常に押圧
位置に応じた電位が入力され、正確な押圧位置の検出が
行われる。 (実施例5)以下、本発明の第5実施例を図5に基づい
て説明する。なお、本第5実施例においても、前記第1
実施例と同様の機能を有する構成部分については同一の
番号を付して説明を省略する。
【0029】本第5実施例のタッチパネル装置における
タッチパネル70は、可撓性あるいは弾力性を有する2
枚の面状の抵抗膜71・81が所定の間隔を空けるよう
に設けられ、押圧されたときにその押圧位置で互いに接
触するように構成されている。抵抗膜71・81には、
それぞれ両縁に電極72・73・82・83が設けられ
ている。また、抵抗膜71・81における押圧位置検出
領域71a・81aの対角部には、それぞれ参照電位検
出電極74・75・84・85が設けられている。
【0030】制御回路91は、電圧印加用電源32と、
A/Dコンバータ34と、スイッチ92〜96とが設け
られて構成されている。電圧印加用電源32は、スイッ
チ92・93を介して、抵抗膜71・81の電極72・
73または電極82・83に選択的に接続され、抵抗膜
71・81にX軸方向およびY軸方向の電位勾配が交互
に形成されるようになっている。
【0031】A/Dコンバータ34の入力端子34a・
34bは、それぞれ、スイッチ94・95を介して、参
照電位検出電極75・74または参照電位検出電極85
・84に選択的に接続されるようになっている。また、
入力端子34cは、スイッチ96を介して、選択的に電
極82または電極72に接続されるようになっている。
【0032】上記の構成において、スイッチ92〜96
が図示のように切り換わっている場合には、抵抗膜71
にX軸方向の電位勾配が形成されるとともに、抵抗膜8
1は押圧位置検出電極として作用し、押圧操作によって
抵抗膜71に接触すると、その位置の抵抗膜71の電位
がスイッチ96を介してA/Dコンバータ34の入力端
子34cに入力される。
【0033】その際、A/Dコンバータ34の入力端子
34a・34bには、スイッチ94・95を介して参照
電位検出電極75・74の電位が与えられるので、第1
実施例と同様に、電圧印加用電源32の出力電圧の変動
や同相ノイズの影響などを受けることなく、正確な押圧
位置の検出が行われる。一方、スイッチ92〜96が図
示と逆側に切り換わると、抵抗膜71・81が互いに逆
の作用をなし、同様にY軸方向の押圧位置が検出され
る。
【0034】なお、上記各実施例においては2次元方向
の押圧位置を検出するタッチパネル装置の例を示した
が、これに限らず、1次元方向の押圧位置を検出するタ
ッチパネル装置に適用してもよい。また、参照電位検出
電極は上記のように2つ設けるものに限らず、例えばゲ
インだけを補正する場合などには1つでもよいし、第2
〜第4実施例のような構成においては、3つ以上設け、
多点サンプリングして加重平均などの処理を行って検出
精度の一層の向上を図ったり、押圧位置と検出電位との
直線性を補償し得るようにしたりしてもよい。
【0035】以上説明したように、本発明によれば、面
状抵抗部材の縁部より内側に位置する領域である押圧位
置検出領域において、電位勾配方向の両端部に電圧印加
電極とは別に設けられているので、固定電極の電位と接
触電極の電位との相対関係が、面状抵抗部材に印加され
る電圧の変動等に係らず、押圧位置のみに応じたものに
なり、上記相対関係に基づいて押圧位置を検出すること
によって、キャリブレーションの手間を要することな
く、常に正確な押圧位置の検出を行なうことができると
いう効果を奏する。
【0036】また、固定電極の電位によって、面状抵抗
部材に印加される電圧の変動等を常にモニタし、これに
基づいて上記面状抵抗部材に印加される電圧を制御する
ことができるので、やはり、キャリブレーションの手間
を要することなく、常に正確な押圧位置の検出を行なう
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるタッチパネル装置の構成を
示す構成図である。
【図2】第2実施例におけるタッチパネル装置の要部の
構成を示す構成図である。
【図3】第3実施例におけるタッチパネル装置の要部の
構成を示す構成図である。
【図4】第4実施例におけるタッチパネル装置の要部の
構成を示す構成図である。
【図5】第5実施例におけるタッチパネル装置の構成を
示す構成図である。
【図6】従来のタッチパネル装置の構成を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
11 タッチパネル 12 面状抵抗部材 12a 押圧位置検出領域 13〜16 電圧印加電極 17・18 参照電位検出電極 21〜24 配線 31 制御回路 32 電圧印加用電源 33a〜33d スイッチ 34 A/Dコンバータ 34a〜34c 入力端子 35 スタイラスペン 41 制御回路 42〜44 A/Dコンバータ 42a〜44a 入力端子 42b〜44b 入力端子 45 演算装置 51 制御回路 52 D/Aコンバータ 61 制御回路 62 増幅器 70 タッチパネル 71・81 抵抗膜 71a・81a 押圧位置検出領域 72・73・82・83 電極 74・75・84・85 参照電位検出電極 91 制御回路 92〜96 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー・バレット アメリカ合衆国、テキサス州、オーステ ィン、ビーケーブスロード 5524番地 ザ・グラフィックス・テクノロジー・カ ンパニー内 (56)参考文献 特開 平3−134724(JP,A) 特開 昭62−189525(JP,A) 特開 昭63−266519(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧が印加され、所定の方向に電位勾配
    が形成される面状抵抗部材と、 押圧操作により、前記面状抵抗部材の押圧相当位置に電
    気的に接触する接触電極と、前記面状抵抗部材の縁部よりも内側に位置する領域であ
    る押圧位置検出領域において、電位勾配方向の両端部に
    電気的に接続された少なくとも2つの固定電極と、 前記固定電極の間の電位差と、何れか一方の固定電極及
    び接触電極の間の電位差との比に基づいて、押圧位置を
    検出する押圧位置検出手段と を備えたことを特徴とする
    タッチパネル装置。
  2. 【請求項2】 前記タッチパネル装置は、さらに、 前記固定電極の間の電位差に基づいて、前記面状抵抗部
    材に印加する電圧を制御する電圧制御手段と を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
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