JP3271245B2 - 押圧位置検出パネル装置 - Google Patents

押圧位置検出パネル装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通称アナログ抵抗
膜式タッチパネルと言われている装置に関し、指または
スタイラス状のものが、長方形又は正方形のパネル面上
で軽く押した時に、その押圧点のパネル上の位置をX,
Y座標値で検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2層の均一な抵抗膜の一方にX方向のD
C電圧勾配を作り、他方にY方向のDC電圧勾配を作
り、時分割で押圧点の電位を検出するもの。また、下面
の均一な抵抗膜のみに時分割でX方向及びY方向のDC
電位勾配をダイオードまたはトランジスタによるスイッ
チング回路で作り、上面の導電膜で押圧点の電位を検出
するもの。更に、類似のものとして特許第153672
3号に示された、単層の抵抗膜を基本構造とし、AC信
号を使用して指等の導電体のみのパネル面への接触位置
を検出するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術で述
べた最初のものは、上面の可撓板の下側に形成された抵
抗膜が、押圧を繰り返される度に劣化し易く、その為抵
抗膜の均一性が乱れ易く、長期使用で検出位置ずれが発
生し易い。また第二に述べたものは、長期使用での検出
位置ずれは少ないが、下面抵抗膜の向き合う両辺に電圧
印加し、電流を流し電位勾配を作るので、その駆動電流
消費が1〜20mAと多い。この点は最初に述べた装置
でも同様であり、特開平8−63274号公報及び特開
平9−152940号公報等でも低消費電流化と高精度
化のために膜抵抗値の高抵抗化の方法が述べられてい
る。
【0004】また前記特許第1536723号に示され
たものを、2層抵抗膜構成とし上面から下面抵抗膜へD
C電流を印加すれば、低消費電流の押圧位置検出パネル
装置とすることが出来そうな予想をつけることは本技術
分野の当業者には可能と思われる。しかし、当該特許の
中では、二次元の電流配分を一次元に無理に圧縮したモ
デルで説明している為に、曖昧さを含む位置検出手法と
なっている。本出願において、二次元のままの電流配分
の基本方程式を求め、それより得られる高精度の押圧位
置算出手法を開示することも課題である。更に、位置算
出の為のDC信号レベル計測の低コスト化も課題とし
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】長方形又は正方形の2層
の導電膜が押圧点で互いに接触し導通するパネル構造と
する。この2層の導電膜の一方を均一な抵抗膜とし、
他方を、押圧点から抵抗膜に電流を印加するための導電
膜として、抵抗膜の周辺を取り囲む抵抗性周囲電極を配
設する。この周囲電極の4頂点を、所定の同一入力電圧
を保持する電流入力/電圧出力変換回路に接続する。こ
れらの4頂点に配分される各電流値から次の計算式を使
用しパネル上の押圧点(位置を算出する押圧位置検出
パネル装置とする。 正規化 X=(iB+iC−iA−iD)/(iA+iB+iC+iD) 正規化 Y=(iC+iD−iA−iB)/(iA+iB+iC+iD) ここでiA,iB,iC,iDは、前記パネルの左上から時
計廻り方向の各頂点に流れる電流値である。
【0006】また、長方形又は正方形の2層の導電膜が
押圧点で互いに接触し導通するパネル構造の押圧位置検
出パネル装置において、押圧点(位置を算出する為の
信号レベル計測手段を、被計測電圧にアナログ/デジタ
ル変換器の2LSB以上の振幅の階段状三角波を重畳さ
せる手段と、この階段状三角波の各段における前記アナ
ログ/デジタル変換器の出力を加算する手段とを備えた
A/D手段とする。
【0007】
【作用】上記の計算式は、押圧点(2層の接触点)から
均一な抵抗膜に流入する電流の、4頂点への配分比率か
ら押圧位置(座標)を算出するものなので、パネルに流
れる総電流値に依存せず、少電流でも高精度の押圧位置
算出が可能であり、更に上面(可撓板側)の膜抵抗値が
長期使用で劣化しても電流さえ流れれば算出位置ずれ要
因とはならない。
【0008】また、階段状三角波を被計測アナログ電圧
に重畳し、各段におけるアナログ/デジタル変換器の各
出力を加算すると平均化しなくても、A/Dのリニアリ
ティは向上しないが、分解能が等価的に向上する作用が
ある。それと同時にノイズ成分を抑圧する作用もある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、長方形または正方形
の、透明または不透明の2層の導電膜が押圧点で互いに
接触し導通するパネル構造の、押圧位置検出パネル装置
としたものに関する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図を参照して説明
する。図1は、均一な抵抗膜を有するパネルを使用した
押圧位置検出パネル装置の概要説明図である。パネル部
1の構造から先ず説明する。可撓板2は透明または不透
明の樹脂フィルムまたは0.2mm厚程度の薄手のガラ
スの下側(内面側)に導電膜3が成膜されている。導電
膜3は抵抗性である必要はなく、抵抗性であっても均一
な抵抗値分布の必要性はない。この導電膜3の少なくと
も1ヶ所に引き出し線8が接続されている。
【0011】下面の構成は、透明または不透明な絶縁基
板またはガラス基板の上側(内面側)に均一な抵抗膜5
が成膜されている。抵抗膜5は不透明なカーボン膜また
は透明なITO(インジウム錫酸化物)膜、NESA
(酸化錫)膜等であり、本実施例では面抵抗値を約1k
Ω/□とした。抵抗膜5を取り囲む抵抗性周囲電極7を
配設し、その4頂点にそれぞれ引き出し線8が接続され
ている。周囲電極7はカーボンまたは銀カーボンによる
均一な線状抵抗電極であり、本実施例において、各辺の
両端間抵抗値を約35Ωとした。
【0012】有効押圧検出エリアは周囲電極7の内側全
域である。これら上面及び下面の導電膜3及び5は、実
際には図2の横から見た部分断面図に示すように、互い
に狭い間隔で平行に配置されている。通常は互いに接触
しない様にドットスペーサ4で離されている。指または
スタイラス状の押圧物25が可撓板2上の一点(P)を
押圧するとP点を中心に可撓板が撓み、その点の導電膜
3が抵抗膜5のp点に接触し、その点で上下2層の導電
膜3及び5が導通する。上下2層の導電膜3及び5の配
置を入れ替えても可能であるが、耐久性は図示の配置の
方が良い。
【0013】次にパネル部1を使用する動作について説
明する。本実施例では演算増幅器12により、周囲電極
7の4頂点を同一の一定電位(本実施例では電源15に
よる1.5V)に保持している。周囲電極7の4頂点を
一定電位に保持することの詳細説明は後述する。スイッ
チ11がONしている時に、パネル部1上のP点が押圧
されると、電流印加抵抗9(例えば75kΩ)を介して
抵抗膜5にDC電流(本実施例では約20μA)を流入
る。この約20μAのDC電流は周囲電極7の4頂点
に配分されて、フィードバック兼電流/電圧変換抵抗1
4(例えば150kΩ)により前記配分電流に比例した
電圧出力となる。これらの電圧出力はアナログマルチプ
レクサ16により、ADC19(10ビットのアナログ
/デジタル変換器)に順次印加される。本出願におい
て、“配分電流”または“電流配分”は特別の意味があ
り、抵抗膜の各頂点を異なる電圧で強制駆動する多くの
方式と違い、抵抗膜5の1点に電流が与えられて、それ
を4頂点に“配分”する(4頂点の電圧差はない)方式
であることを強調する意味でもある。
【0014】A/Dも高分解能化の工夫をしているが、
その説明は後述する。マイクロコンピュータ24はデジ
タル化された各電圧値(パネル部1から検出した各電流
値に比例)から押圧点Pの位置を算出する。ここまでに
説明した回路が線形性を有することから、入力電流に比
例した電圧値で計算することが可能である。算出するに
当たり、パネル部1が押圧されない時の基準値を差し引
いて、正味分から計算している。
【0015】スイッチ11をOFFすると、指またはス
タイラス状の押圧物での押圧入力を無効にする。抵抗1
0は導電膜3が静電気等により帯電することを防止する
高抵抗(例えば330kΩ)である。フィードバックコ
ンデンサ13は、不要なAC成分を少なくする事と、演
算増幅器12の安定動作のための、例えば680pFで
ある。
【0016】次に抵抗膜5及び周囲電極7による電流配
分と検出位置(座標)について説明する。パネル部1は
長方形または正方形なので座標系はX、Y直交座標とす
る。図3はパネル下面導電膜に流れる電流の4頂点への
電流配分説明図である。4頂点を図示するようにそれぞ
れA,B,C,D点とする。電流iがp(X,Y)点に
印加されているとする。A,B,C,D点に流れる電流
を計測できるようにし、しかしその計測部の抵抗値は零
とする。従ってA,B,C,D点は等電位に保持され
る。
【0017】中心部に対して上下、左右に対称性がある
ことから、中心部を座標原点と考える。また任意のパネ
ルサイズに容易に適応させるため、正規化したX,Y値
を使用する。すなわち、 −1≦X≦1 [式1] −1≦Y≦1 [式2] である。
【0018】この場合の電流配分の厳密解を求めること
は極めて難解であるが、しかし、限りなく近い近似式を
求めることは出来た。今、p点を通るX,Y軸に平行な
線により有効エリアを図示する様に4分割して考える。
その面積をそれぞれS1,S2,S3,S4とする。
【0019】ここでA,B,C,D点へ配分される電流
値は、その対角方向の面積に比例すると仮定してみる。
例えばA点に流れる電流値はS3に比例すると仮定す
る。すなわち、 iA=iS3/(S1+S2+S3+S4) [式3] iB=iS4/(S1+S2+S3+S4) [式4] iC=iS1/(S1+S2+S3+S4) [式5] iD=iS2/(S1+S2+S3+S4) [式6] また各面積は、 S1=(1+X)(1+Y) [式7] S2=(1−X)(1+Y) [式8] S3=(1−X)(1−Y) [式9] S4=(1+X)(1−Y) [式10] である。またX及びYが上記の様に正規化されているの
で、 S1+S2+S3+S4=4 [式11] である。
【0020】式3から式11までを使用し、多くのパラ
メータと、実験誤差を少なくするために同一パラメータ
により製作した多数個のパネルにより得た実験結果によ
ると、周囲電極7の各辺の両端間抵抗値が低くなるに従
い、実測iA〜iDは任意のp点について限りなく上記仮
定式の値に近づくことが判明した。(結果的に言うと、
実際位置と計算結果の湾曲生誤差が限りなく少なくな
る)。また、抵抗膜5の面抵抗値を低くした場合は、そ
れに比例して周囲電極7の抵抗値を低くすると、仮定式
による値と実測値の誤差範囲が同じになることも判明し
た。
【0021】因みに一例を上げると、抵抗膜5の面抵抗
値が1kΩ/□であり、周囲電極7の各辺の両端間抵抗
値が35Ωの場合、iA〜iDの仮定計算値と実測値との
差は、任意のp点位置で、最大でも1.5%であった。
本方式の良いところは、このように周囲電極7の抵抗値
を低くしても配分電流値が増加するわけではなく、配分
電流比が向上する。ここまで計算値が一致すると、実際
上は抵抗膜5の不均一性による誤差の方が多くなる。従
って、周囲電極7の抵抗値が抵抗膜5の面抵抗値に比
し、充分に低い場合、上記各式は非常に良い近似式と言
い得る。
【0022】式3〜式11からX、Yについて解き、i
A,iB,iC,IDで表現すると、一意的に求まり、 正規化 X=(iB+iC−iA−iD)/(iA+iB+iC+iD) [式 12] 正規化 Y=(iC+iD−iA−iB)/(iA+iB+iC+iD) [式 13] を得る。
【0023】この結果の意味するところは、A,B,
C,D点を流れる電流を計測すれば、それから正規化
X,Y値が求まる。i値(つまりiA+iB+iC
D)に依存しない。これは重要で、図1の上面の抵抗
値の変化及び電源15の電圧ドリフトに依存しない(影
響されない)。周囲電極7の抵抗値が低くても、従来
の装置のように大きな電流をパネル部に流す必要はな
い。ただし電流計測部の入力抵抗値は略零を必要とす
る。
【0024】周囲電極7の各辺の両端間抵抗値に比し、
電流計測部の入力抵抗値が充分に小さくないと、A,
B,C,D点への電流配分比が小さくなり(電流計測部
の入力抵抗値が等価的に4頂点付近の抵抗値として加算
されて)、検出位置が実際の押圧点よりも、内側(中央
寄り)に算出される誤差要因になる。つまり(従っ
て)、A,B,C,D点を等電位に保持する必要があ
る。
【0025】上記の電流iはDCに限らずACでも成立
する。また電流の向きは正でも負でも良い。図1の例
は、負の電流を印加する例である。注意すべきことは、
周囲電極7の抵抗値をあまり小さくすると、演算増幅器
12のオフセット電圧の小さいものが必要となる。さも
ないと動作が飽和してしまう。本実施例では、0.25
mV以下のオフセット電圧の演算増幅器12が必要であ
る。またフィードバック兼電流/電圧変換抵抗14の誤
差も算出結果に影響する。
【0026】次に、本実施例のような、2層の導電膜が
押圧点で互いに接触し導通するパネル構造を有する押圧
位置検出パネル装置において大変有効な、低コストで高
分解能のA/D手段について説明する。参照符号17〜
23がその構成部分である。抵抗20〜23がマイクロ
コンピュータ24の4ビットデジタル出力により、電流
出力型の4ビットD/Aになっている。この目的のため
にはマイクロコンピュータ24はCMOS型がよい。従
って抵抗17の右端へ16段階の電流(正及び負を含
む)を印加する。故に抵抗17は16段階(約20mV
振幅)の電位差を生じ、これがアナログマルチプレクサ
(MUX)16の出力電圧に重畳する。この電圧変化
(本実施例における10ビットADC19の入力)の様
子を図4に示す。各抵抗値については符号の説明の欄を
参照されたい。
【0027】図4の始めの16段階は上昇のスロープで
あり、後の16段階は下降のスロープとし、上昇時と下
降時の微妙な特性差を吸収させている。この階段状三角
波の振幅は本実施例では10ビットADC19(アナロ
グ/デジタル変換器)の約4LSB分に設定している。
2LSB分に設定しても可能であるがリニアリティが少
し劣るものとなる。その理由は一般にA/Dコンバータ
素子は最下位ビットはさほど信用できないためである
(図4では各1LSB分を理想的な等間隔で示した)。
図4に示す階段状三角波の各段において10ビットのA
/Dを行い計32回の10ビットA/Dし、各デジタル
出力を加算し、その15ビットデータを1サンプルのデ
ータ(A/D値)としている。しかし信頼できるのはこ
の構成において、上位約13ビットである。座標計算は
15ビットデータのままで行い、最終的な座標値で0.
1mm以下を丸めて出力している。ペンのようなスタイ
ラスで位置指示する場合でも、この分解能で充分であ
る。
【0028】以上の説明の通り、使用しているのは10
ビットADC19であるが、約13ビットの分解能を得
ている。A3サイズ相当のパネル部1の場合でも、0.
1mmの分解能は12.1ビットに相当するのでこれで
ちょうどよい。コンデンサ18はマイクロコンピュータ
24の4ビットデジタル出力が変化した時の電圧ショッ
クを吸収するためと、被計測電圧に含まれるノイズの除
去効果を少し持たせている。
【0029】このような簡単なもので(マイクロコンピ
ュータ24も利用して)高分解能A/Dとしている。と
同時にS/N比向上効果も得た。この方式で総合的に1
80ポイント座標検出/秒のスピードを得ている。
【0030】ここで1つ注意すべきことがある。分解能
とS/N比は向上しているが、リニアリティは10ビッ
トADC19のままである。従ってA3サイズ相当のパ
ネル部1の場合、任意の位置で分解能0.1mmを得て
いるが、位置により絶対確度は0.4mm程度ずれる可
能性がある。指またはペン状スタイラスで位置指示する
押圧位置検出パネル装置において、これは許容される範
囲である。従って上記の高分解能化の方法は、一般的に
何にでも応用できるわけではなく、しかし本実施例のよ
うなパネル部1の引き出し線数の少ない押圧位置検出パ
ネル装置においては非常に有効な手段であることが判っ
た。
【0031】この高分解能化A/Dのための階段状三角
波を重畳させる回路上の位置は、MUX16(アナログ
マルチプレクサ)の前でも、または所定の電位源として
の電池15の位置でも、同様の効果を示すことは理解さ
れるであろう。
【0032】
【発明の効果】本発明は、周囲電極の抵抗値を大幅に小
さくしても、従来よりもはるかに少ないパネル部駆動電
流(省電力)にも係わらず高精度の押圧位置検出を得
た。また、上面(可撓板)導電膜が長期使用で劣化し易
いが、電流が流れさえすればよいので、長期間の安定動
作を得た。更にA/Dにおいては低コストでありながら
高分解能と高S/N比を得た。総合的に見て省電力化と
装置の確実性/信頼性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 均一な抵抗膜を有するパネルを使用した押圧
位置検出パネル装置の概要説明図
【図2】 パネル部の横から見た部分断面図
【図3】 パネルに流れる電流の4頂点への電流配分説
明図
【図4】 ADC(アナログ/デジタル変換器)への入
力波形
【符号の説明】
1 パネル部 2 可撓板 3 導電膜 4 ドットスペーサ 5 均一な抵抗膜 6 基板 7 均一な抵抗膜5を取り囲む低抵抗周囲電極 8 引き出し線 9 電流印加抵抗(例えば75kΩ) 10 抵抗(例えば330kΩ) 11 スイッチ 12 演算増幅器 13 フィードバックコンデンサ(例えば680pF) 14 フィードバック兼電流/電圧変換抵抗(例えば1
50kΩ) 15 所定の電圧源としての電池(例えば1.5V) 16 MUX(アナログマルチプレクサ) 17 抵抗(例えば4.7kΩ) 18 コンデンサ(例えば1000pF) 19 ADC(アナログ/デジタル変換器) 20 抵抗(例えば2.5MΩ) 21 抵抗(例えば5MΩ) 22 抵抗(例えば10MΩ) 23 抵抗(例えば20MΩ) 24 マイクロコンピュータ 25 指またはスタイラス状の押圧物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形又は正方形の相対する2層の導電
    膜が押圧点で互いに接触し導通するパネル構造を有する
    押圧位置検出パネル装置であって、前記2層の導電膜の
    一方は、均一な抵抗膜であり、前記2層の導電膜の他方
    は、前記押圧点から前記抵抗膜に電流を印加するための
    導電膜であって、前記抵抗膜の周辺を取り囲む抵抗性周
    囲電極が配設されており、該周囲電極の4頂点は所定の
    同一入力電圧を保持する電流入力/電圧出力変換回路
    接続され、前記4頂点に配分される各電流値から次の計
    算式を使用し前記パネル上の前記押圧点(位置を算出
    することを特徴とする押圧位置検出パネル装置。 正規化 X=(iB+iC−iA−iD)/(iA+iB+iC+iD) 正規化 Y=(iC+iD−iA−iB)/(iA+iB+iC+iD) ここでiA,iB,iC,iDは、前記4頂点すなわち前記
    パネルの左上から時計廻り方向の各頂点に流れる電流値
    である。
  2. 【請求項2】 前記2層の導電膜が、透明導電膜である
    請求項1記載の押圧位置検出パネル装置。
  3. 【請求項3】 長方形又は正方形の相対する2層の導電
    膜が押圧点で互いに接触し導通するパネル構造を有する
    押圧位置検出パネル装置であって、前記押圧点(位置
    を算出するための電圧計測手段が、被計測電圧にアナロ
    グ/デジタル変換器の2LSB以上の振幅の階段状三角
    波を重畳させる手段と、前記階段状三角波の各段におけ
    る前記アナログ/デジタル変換器の出力を加算する手段
    とを備えたA/D手段であることを特徴とする押圧位置
    検出パネル装置。
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