JP2595025Y2 - 鉄筋網状体の移替装置 - Google Patents

鉄筋網状体の移替装置

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JP2595025Y2
JP2595025Y2 JP1992035552U JP3555292U JP2595025Y2 JP 2595025 Y2 JP2595025 Y2 JP 2595025Y2 JP 1992035552 U JP1992035552 U JP 1992035552U JP 3555292 U JP3555292 U JP 3555292U JP 2595025 Y2 JP2595025 Y2 JP 2595025Y2
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hook
hooks
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rebar
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JPH0586925U (ja
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禎宏 石田
徳哉 豊田
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Tsubaki Nakashima Co Ltd
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Tsubaki Nakashima Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、高速道路等の
コンクリート道路内に埋め込まれる鉄筋網状体をUター
ン搬送させたり、搬送経路を切換えたりするとき、鉄筋
網状体を第1搬送経路から第2搬送経路へ円滑に移替え
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋網状体の製造工程において、
鉄筋網状体を第1搬送経路から第2搬送経路へ移替える
装置の一例として、特公昭52−27755号公報に記
載の金網反転組合せ装置がある。この金網反転組合せ装
置は、図6に示すように、立設されたラック10と、こ
のラック10に噛合しシリンダ11によって昇降させら
れるピニオン12と、このピニオン12に一体に取付け
られた旋回アーム13と、この旋回アーム13に傾動自
在に設けられシリンダ14,15によって互いに逆方向
に傾動する一対のフック16,17とを有している。金
網反転組合せ装置18は、図6の左側の第1搬送経路
(例えば、ローラコンベヤ)にある鉄筋網状体Aに一対
のフック16,17を下方から係合させ、そのまま、ピ
ニオン12の上昇回転を利用して旋回アーム13を18
0度旋回させ、右側の第2搬送経路へ鉄筋網状体Aを移
替えるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の装置
下記のような問題点を有してい。 (1)ラックとピニオンとによって旋回アームを旋回さ
せるため、旋回アームを旋回させる構造が複雑であ
。 (2)旋回アームの基端部が昇降回転するピニオンに設
けられているため、旋回アームの旋回動作が不安定であ
った(3)一対のフックは、それぞれ独立したシリンダによ
って傾動されるため、 タイムラグが生じて、フックが
同時に傾動しないことがあった。 各シリンダに供給さ
れる流体圧の差により、フックの鉄筋網状体係合力に強
弱が生じることがあった。 旋回アームが旋回している
間に、一方のシリンダ圧力が低下して、鉄筋網状体がフ
ックから外れ落下することがあった。 (4)鉄筋網状体の幅または鉄筋の本数が異なる場合に
は、一方のフックを含むシリンダの位置を変更しなけれ
ばならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、固定部材に軸
支された回転軸を中心に縦旋回する複数の旋回アーム
と、旋回アームの長手方向に並べて設けられ長手方
向に傾動して鉄筋網状体の筋に係合する互いに逆向き
の一対のフックと、前記旋回アームに設けられ前記一対
のフックを互いに逆方向へ傾動させるフック傾動機構と
を有する鉄筋網状体の移替装置であって、前記フック傾
動機構は、エアーシリンダと、前記一対のフックのうち
一方のフックが回動自在に連結されたフック作動板と、
前記旋回アーム上の支持板に傾動自在に設けられるとと
もに長孔とピンを介して他方のフックに連結された反転
リンクと、前記フック作動板を前記エアーシリンダに連
結する第1連結杆と、前記反転リンクを前記フック作動
板に連結する第2連結杆とからなり、前記エアーシリン
ダの作動により、前記一対のフックが同時に傾動する鉄
筋網状体の移替装置により、前記の課題を解決した。
【0005】
【作用】一対のフックは、フック傾動機構によって同時
傾動、第1搬送経路上の鉄筋網状体の筋に係合す
る。旋回アームは、一対のフックに鉄筋網状体が係合し
たままの状態で、軸を中心にして第1搬送経路から第2
搬送経路へ縦旋回する。第2搬送経路へ旋回アームが縦
旋回した後に、フック傾動機構は一対のフックを解放傾
動させ鉄筋網状体を解放する。これによって、鉄筋網状
体は第1搬送経路から第2搬送経路へ移替えられたこと
になる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。移替装置20は、図1、図2に示す第1ローラコ
ンベヤ21によって搬送されてきた鉄筋網状体Aを第2
ローラコンベヤ22に移替える装置である。鉄筋網状体
Aは、図5に示すように、互いに直交した縦筋Bと横筋
Cとで構成されており、例えば、高速道路等のコンクリ
ート道路内に埋め込まれて使用されるようになってい
る。縦筋Bと横筋Cは溶接によって一体化されている。
【0007】図1、図2に示すように、移替装置20と
第1ローラコンベヤ21と第2ローラコンベヤ22は、
同一のフレーム(固定部材)23に設けられている。第
1ローラコンベヤ21と第2ローラコンベヤ22は構造
が同一である。第1、第2ローラコンベヤ21,22
は、フレーム23に互いに平行に回転自在に軸支された
複数のローラ24,25を各々有している。
【0008】第1、第2ローラコンベヤ21,22の各
ローラ24,25は、ローラ24,25と交差する方向
にフレーム23に設けられた1本の駆動軸26,27か
らプーリ28,29とベルト30,31を介して回転力
を受け、同期回転するようになっている。プーリ28,
29は、各ローラ24,25に対応して駆動軸26,2
7に設けられている。駆動軸26,27はモータ32,
33に接続されている。
【0009】第1ローラコンベヤ21のローラ24は常
時回転しているが、第2ローラコンベヤ22のローラ2
5は鉄筋網状体Aを受取ったときのみ回転するようにな
っている。又、第1ローラコンベヤ21は鉄筋網状体A
を図2において矢印D方向へ搬送するが、第2ローラコ
ンベヤ22は鉄筋網状体Aを矢印E方向へ搬送するよう
になっている。従って、ローラ24,25は互いに逆方
向に回転するようになっている。ローラ24,25の外
周には等間隔に複数本の溝34,35が各々形成されて
いる。この溝34,35には、鉄筋網状体Aの縦筋Bが
入り込むようになっている。
【0010】移替装置20(図1、図2参照)は、複数
本の旋回アーム40と、各旋回アーム40毎に設けられ
た複数のフック41,42及びフック傾動機構43とを
具えている。複数の旋回アーム40は回転軸44に略々
直角に設けられている。回転軸44はフレーム23上の
軸受60,60(一方の軸受60は図示省略)に回転自
在に軸支され、モータ46によって回転するようになっ
ている。従って、回転軸44は一定の位置に回転自在に
設けられている。
【0011】各旋回アーム40は、第1、第2ローラコ
ンベヤ21,22のローラ24,25間に入る位置に設
けられている。旋回アーム40は、鉄筋網状体Aの最大
長さに対応する数だけ設けられている。各旋回アーム4
0には、重量バランスを取るバランスウエイト45が設
けられている。このバランスウエイト45によって、旋
回アーム40の旋回が円滑になるとともに、モータ46
の回転駆動力を小さくすることができる。
【0012】フック41,42は、図3に示すように、
旋回アーム40の長手方向に並べて突設された複数の軸
61,62に傾動自在に設けられ、旋回アーム40の長
手方向に沿って傾動するようになっている。各フック4
1,42は、鉄筋網状体Aの縦筋BのピッチP(図5参
照)に対応して設けられている。複数のフック41,4
2(図3参照)の内、旋回アーム40の先端に設けられ
たフック41は、他のフック42とは向きが逆になって
いる。すなわち、先端に設けられたフック41と他のフ
ック42は、互いに外向きになっている。
【0013】他のフック42が複数設けられている理由
は、鉄筋網状体Aの幅W(図5参照)や、縦筋Bの本数
が異なる鉄筋網状体Aに対応するためである。従って、
先端に設けられたフック41は、常時、一番端の縦筋B
に係合する基準フックであり、他のフック42は、選択
的に使用される選択フックである。
【0014】フック傾動機構43(図3参照)は、各フ
ック41,42を同時に傾動させる機構であり、エアー
シリンダ50と、全部の選択フック42回動自在
結された選択フック作動板51と、基準フック41に長
孔52とピン53を介して連結された反転リンク54
と、選択フック作動板51をエアーシリンダ50に連結
する第1連結杆55と、反転リンク54を選択フック作
動板51に連結する第2連結杆56とから構成されてい
る。また、反転リンク54は旋回アーム40上の支持
板57に軸63によって傾動自在に設けられている。
お、エアーシリンダ50には、フック41,42が縦筋
正確に係合しなかった場合、縦筋Bを曲げないよう
するため、エアー圧力を調整する圧力調整バルブ(図
示省略)が設けられている。
【0015】次に、移替装置20の動作を説明する。図
5において、矢印D方向から搬送されてきた鉄筋網状体
Aを、矢印E方向へUターン搬送する場合について説明
する。予め、旋回アーム40は、第1ローラコンベヤ2
1によって搬送されてくる鉄筋網状体Aと接触しないよ
うに、第1ローラコンベヤ21の上方に待機している。
第1ローラコンベヤ21(図2参照)によって搬送され
てきた鉄筋網状体Aは、第1ローラコンベヤ21の終端
に設けられた停止板58に突当てられて停止する。停止
板58に鉄筋網状体Aが突当ったときの衝撃力は、停止
板58に接続されたショックアブソーバ59によって吸
収される。第1ローラコンベヤ21のローラ24は、鉄
筋網状体Aを停止板58に突当てた状態で鉄筋網状体A
に対してスリップ回転を継続する。
【0016】次に、移替装置20は、旋回アーム40を
鉄筋網状体Aに接近旋回させ、さらに、フック傾動機構
43を作動させる。フック傾動機構43のエアシリンダ
50図3矢印F方向に作動することにより、基準フ
ック41と選択フック42が同時に傾動して縦筋Bに係
合する
【0017】旋回アーム40は、図1において、フック
41,42に鉄筋網状体Aが係合したまま、回転軸44
を中心にして第1ローラコンベヤ21から第2ローラコ
ンベヤ22へと左旋回する。第2ローラコンベヤ22ま
で縦旋回した旋回アーム40は、ローラ25間に入り、
鉄筋網状体Aをローラ25上に置く。ローラ25上に鉄
筋網状体Aが置かれると、フック傾動機構43は、各フ
ック41,42を縦筋Bから離れる方向に傾動させ、鉄
筋網状体Aを解放する。
【0018】これによって、鉄筋網状体Aは、第1ロー
ラコンベヤ21から第2ローラコンベヤ22へ移された
ことになり、図5において矢印E方向へ第2ローラコン
ベヤ22上をUターン搬送されていく。旋回アーム40
は、鉄筋網状体Aが全部の旋回アーム40の上を通過し
た時点で、図1において右旋回し、第1ローラコンベヤ
21の上方で停止し、次に送り込まれてくる鉄筋網状体
Aを移替えるべく、待機状態になる。なお、鉄筋網状体
Aは、第1ローラコンベヤ21から第2ローラコンベヤ
22へ移される間に、図5に示すように、裏返しにな
る。
【0019】なお、第2ローラコンベヤ22のローラ2
5の回転方向を第1ローラコンベヤ21のローラ24の
回転方向と同一にすると、鉄筋網状体Aは、図5におい
て、矢印D方向の搬送経路から矢印K方向の搬送経路へ
搬送経路を変更して搬送される。又、基準フック41と
選択フック42は、互いに外向きになっているが、互い
に内向きになっていてもよい。この場合のフックは、縦
筋に係合する部分が互いに接近する方向に傾動したとき
鉄筋網状体Aに係合し、互いに離れる方向に傾動したと
き鉄筋網状体Aを解放するようになっている。
【0020】以上の移替装置20は、高さが略々同一の
第1、第2ローラコンベヤ21,22間で鉄筋網状体A
の移替を行なう構造になっているが、図4に示す移替装
置120のように、旋回アーム140の旋回基端部16
0を旋回方向へ屈曲させた形状にすることによって、高
さの低い第1ローラコンベヤ121から高さの高い第2
ローラコンベヤ122へ鉄筋網状体Aを移替えることが
できる。
【0021】この移替装置120も、図5において、矢
印G方向のUターン搬送と、矢印H方向の搬送路変更搬
送における鉄筋網状態Aの移替えを行なうことができ
る。なお、移替装置120は、旋回アーム140以外の
部分は図1に示す移替装置20の構造と同一であるの
で、同一部分には、図1の符号の先頭に1を付して示
し、その構造の説明は省略することとする。
【0022】旋回アームは、さらに、図4中、符号で2
40示す旋回アームのように、屈曲させる方向を上記
旋回アーム140とは逆にすると、高さの高い第1ロー
ラコンベヤ(図示省略)から高さの低い第2ローラコン
ベヤ(図示省略)へ鉄筋網状体Aを移替えることができ
る。
【0023】以上の実施例における移替装置は、鉄筋網
状体をローラコンベヤ間で移替えを行なう場合について
説明したが、第1ローラコンベヤ21の替わりに鉄筋網
状体を搬送する台車からでも移替えができることは勿論
である。
【0024】
【考案の効果】本考案の請求項1に係る移替装置は、固
定部材に軸支された回転軸を中心にして旋回アームが
旋回するようになっているため、旋回アームを旋回させ
る構造を簡素化することができるとともに、旋回アーム
の旋回動作を安定させることができる。また、エアーシ
リンダとリンクとからなる簡単なフック傾動機構によ
り、一対のフックは鉄筋網体の縦筋に同時に係合するこ
とができる。請求項2に係る移替装置のように、一対の
フックの内、フック傾動機構のフック作動板に回動自在
に連結されるフックを複数具えると、鉄筋網状体の鉄筋
の本数が変更になっても、その変更に対応することがで
きる。そして、請求項3に係る移替装置のように、旋回
アームの旋回基端部を旋回方向へ屈曲させた形状にする
と、高低差のある場所での鉄筋網状体の移替えを行
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移替装置を2台のローラコンベヤ間に
設置した場合の移替装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1における移替装置の主要部の拡大図であ
る。
【図4】他の実施例の移替装置の正面図であり、図1に
相当する図である。
【図5】鉄筋網状体の搬送状態を説明するための図であ
る。
【図6】従来の移替装置の正面図であり、図1に相当す
る図である。
【符号の説明】
A 鉄筋網状体 B 縦筋(鉄筋) C 横筋(鉄筋) 20,120 移替装置 23 フレーム(固定部材) 40,140,240 旋回アーム 41,42,141,142 フック 43,143 フック傾動機構 44,144 回転軸(軸) 160 旋回基端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/90 B25J 15/08

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に軸支された回転軸を中心に縦
    旋回する複数の旋回アームと、旋回アームの長手方向
    に並べて設けられ長手方向に傾動して鉄筋網状体の
    筋に係合する互いに逆向きの一対のフックと、前記旋回
    アームに設けられ前記一対のフックを互いに逆方向へ傾
    動させるフック傾動機構とを有する鉄筋網状体の移替装
    置であって、 前記フック傾動機構は、エアーシリンダと、前記一対の
    フックのうち一方のフックが回動自在に連結されたフッ
    ク作動板と、前記旋回アーム上の支持板に傾動自在に設
    けられるとともに長孔とピンを介して他方のフックに連
    結された反転リンクと、前記フック作動板を前記エアー
    シリンダに連結する第1連結杆と、前記反転リンクを前
    記フック作動板に連結する第2連結杆とからなり、 前記エアーシリンダの作動により、前記一対のフックが
    同時に傾動する ことを特徴とする、鉄筋網状体の移替装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フック作動板に連結された前記一方
    フックが、前記鉄筋網状体の縦筋のピッチに対応して
    複数具えられている、請求項1記載の鉄筋網状体の移替
    装置。
  3. 【請求項3】 前記旋回アームの旋回基端部旋回方向
    へ屈曲している、請求項1又は2記載の鉄筋網状体の移
    替装置。
JP1992035552U 1992-04-30 1992-04-30 鉄筋網状体の移替装置 Expired - Lifetime JP2595025Y2 (ja)

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JPS5340669A (en) * 1977-09-30 1978-04-13 Nippon Sharyo Seizo Kk Steel plate reversing device

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