JPH0738093Y2 - 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置 - Google Patents

多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置

Info

Publication number
JPH0738093Y2
JPH0738093Y2 JP1987192597U JP19259787U JPH0738093Y2 JP H0738093 Y2 JPH0738093 Y2 JP H0738093Y2 JP 1987192597 U JP1987192597 U JP 1987192597U JP 19259787 U JP19259787 U JP 19259787U JP H0738093 Y2 JPH0738093 Y2 JP H0738093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
partition
support
binding
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987192597U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0196806U (ja
Inventor
立示 堀井
Original Assignee
滝川工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 滝川工業株式会社 filed Critical 滝川工業株式会社
Priority to JP1987192597U priority Critical patent/JPH0738093Y2/ja
Publication of JPH0196806U publication Critical patent/JPH0196806U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0738093Y2 publication Critical patent/JPH0738093Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Relays Between Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、移送コンベアによって移送されてくる多数の
小径棒材を、大結束機に一括供給する装置に関する。
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
従来、棒鋼材などの棒材を出荷する場合、一般には、太
い棒材も細い棒材も、最終の出荷荷姿として大結束単位
で出荷して、ハンドリングが容易になるようにしてあ
る。 上記太い棒材を大結束した大結束体については、結束本
数が少ないとともに、材自体が太いことから、棒材の曲
がり、ねじれ、棒材間のクロスなどが生じ難く、結束の
まとまりが良い。ところが、細い棒材(通常直径16mm以
下のもの,以下「小径棒材」という)の大結束体につい
ては、多数本を一度にまとめて結束すると、小径棒材の
曲がり、ねじれ、小径棒材間のクロスなどが発生するた
め、解束の際に絡み合って、トラブルを生じ、かつ荷姿
が悪くなる。特に、結束機に小径棒材をまとめて送り込
む際に、どうしてもまとまりが悪くなるので、結束後の
荷姿も不安定な状態となって、搬送が困難となったり、
端面ずれを起こしたりし易い。 そこで、上記小径棒材を所定本数ずつ小結束した上で大
結束する装置が提供されている。実公昭54−40394号公
報には、この種の結束装置の一例が開示されている。こ
の結束装置は、搬送チエンに、「U」字状を形成し得る
複数個の受け具を取り付け、小径棒材の小結束体を、シ
ュートなどを介して上記受け具内に順次落下供給して集
積し、所定束数集積された時点で、各小結束体を大結束
した後、搬送チエンの進行方向端部で、上記受け具を逆
「ハ」字状に開いて、大結束体を斜方向に落下させて取
り出すものである。 しかしながらこの結束装置では、上記「U」字状の受け
具に小結束体を落下供給する際に、当該小結束体が曲が
ったり、ねじれたり、クロスしたりすることがあり、こ
の場合には、ユーザが大結束体を小結束体に解束する際
に、小結束体どうしが絡み合って分離し難くなるという
問題があった。 また、特公昭53−17958号公報には、小径棒材を小結束
して小結束体とした後、当該小結束体を大結束装置に一
括供給する結束装置が開示されている。この結束装置
は、小径棒材を所定本数ずつ小結束する小結束装置と、
この小結束装置によって小結束された小結束体を、マグ
ネットで吊り上げて、凹形の棒材受けに順次移載する移
載装置とを備えるものであり、上記小結束体を、移載装
置によって棒材受けの内部に順次積み重ねて、大結束で
きる状態にすることができる。 ところが、この結束装置においては、上記小結束体を棒
材受けに移載する際に、磁力を利用して小結束体を吊り
上げるので、その際に、小径棒材特有のトラブルであ
る、曲がり、ねじれ、クロスなどが助長される結果、ユ
ーザが大結束体を小結束体に解束する際に、小結束体ど
うしが絡み合って分離し難くなるという問題があった。 さらに、特公昭56−38453号公報には、管類の小結束体
を大結束する前に、対向配置した一対の半円形の揺動ア
ームの相互間で、上記小結束体を複数個挟み込んで、そ
の外周がほぼ円形になるように整形する装置が記載され
ている。 ところが、上記整形装置によって、小径棒材の小結束体
を整形しようとすると、小結束体の相互間で前記絡み現
象を生じ、その解束に際し、小結束体を分離し難くなる
という問題があった。 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
小径棒材およびその小結束体の、曲がり、ねじれ、クロ
スなどが生じ難く、解束時に小結束体や小径棒材を容易
に分離することができる多数の小径棒材を大結束機に一
括供給する装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の多数の小径棒材を
大結束機に一括供給する装置は、小径棒材(a)を移送
する移送コンベア(30)と、 上記移送コンベア(30)の移送方向先端の下部にあっ
て、複数本の小径棒材(a)を小結束機(40)に掬い上
げ、当該小結束機(40)による小結束後、小結束体
(A)を支承し、下降させる結束アーム(35)と、 上記結束アーム(35)の下方にあって、区画片(25′)
によって区画され、上向きに開口しているとともに、上
記結束アーム(35)によって下降させた小結束体(A)
を、順次載置して整列させる複数の区画部(K)を有す
る区画受支台車(25)およびその支持フレーム(22)
と、上記区画受支台車(25)を進退駆動させる駆動機構
(27)とを有する小径棒材区画支持体(20)と、 上記小結束機(40)の下方に位置し、大結束機に多数の
小結束体(A)を一括して搬送する横行コンベア(1)
と、 横行コンベア(1)の側方位置に位置し、その上部に上
記小径棒材区画支持体20を進退自在に支持する受支台
(11)と、 受支台(11)を支柱(3)に沿って昇降させる昇降駆動
機構(13)とを備え、 上記小結束機(40)により結束された小結束体(A)
が、上昇位置にある上記小径棒材区画支持体(20)の上
記区画部(K)の各々に順次載置された後、上記受支台
(11)が下降し、これにより小径棒材区画支持体(20)
の区画部(K)の各々に載置された小結束体(A)が、
上記横行コンベア(1)上に支承されることを特徴とす
るものである。
【作用】
この考案の多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装
置によれば、上記移送コンベア(30)によって移送され
てくる小径棒材(a)を、移送コンベアの移送方向先端
の下部において、結束アーム(35)により小結束機(4
0)に掬い上げて、当該小結束機(40)により小結束す
ることができる。この際、小径棒材(a)の結束本数が
少ないので、その曲がり、ねじれ、クロスなどを極力抑
えた状態で結束することができる。また、上記小結束に
際しては、小径棒材区画支持体(20)を上昇させて、結
束アーム(35)の下方に区画受支台(25)の所定の区画
部Kを待機させておく。 次いで、上記小結束機(40)によって小結束した小結束
体(A)を、結束アーム(35)によって支承して下降さ
せて、その下方の区画受支台車(25)の所定の区画部
(K)内に、当該小結束体(A)を載置する。以後同様
にして、上記区画部(K)内に、小結束体(A)を順次
載置して整列させる。 そして、上記区画部(K)内に所定数の小結束体(A)
を載置した時点で、たとえば区画受支台車(25)を駆動
機構(27)によって所定量水平移動させることにより、
上記と同様にして、他の区画部(K)内にも小結束体
(A)を順次載置する。 区画部(K)の各々に対して小結束体(A)を所定量ず
つ載置し終わると、昇降駆動機構(13)によって受支台
(11)を下降させて、上記小径棒材区画支持体(20)を
下降させると、その区画受支台車(25)の区画部(K)
の各々に載置した小結束体(A)を、上記横行コンベア
(1)上に支承することができ、この支承した複数個の
小結束体(A)を、上記横行コンベア(1)によって、
大結束装置に供給することができる。 このように、本考案によれば、小結束機(40)によって
小結束した小結束体(A)を、一旦区画受支台車(25)
の区画部(K)に載置して整列させた状態で、横行コン
ベア(1)に移載するので、大結束時に各小結束体
(A)に、曲がり、ねじれ、クロスなどが生じるのを防
止することができる。
【実施例】
以下本考案の実施例について、添付図面を参照しながら
詳述する。 第1図は、本考案の多数の小径棒材を大結束機に一括供
給する装置(以下「本考案装置」という)の一実施例を
示す正面図である。本考案装置は、小径棒鋼などの小径
棒材aを移送する移送コンベア30と、この移送コンベア
30の移送方向先端部に対向配置された複数台の小結束機
40(図3参照)と、上記移送コンベア30の移送方向先端
の下部にあって、当該移送コンベア30によって搬送され
てきた小径棒材aを、上記小結束機40に掬い上げ、当該
小結束機40による小結束後、小結束体Aを支承して下降
させる結束アーム35と、所定間隔離してベース4上に立
設した一対の支柱3と、この支柱3に沿って昇降可能な
受支台11と、この受支台11に連結されたリンク式の昇降
駆動機構13と、受支台11上に所定間隔毎に搭載された複
数台の小径棒材区画支持体20と、大結束機へ小結束体A
を送り込む横行ローラコンベア1とによって主要部が構
成されている。 上記移送コンベア30は、前工程において所定本数ずつま
とめた小径棒材aを、所要間隔毎にて間欠的に移送する
ものであり、その移送方向先端には、移送コンベア30に
て搬送されてきた小径棒材aを、上記結束アーム35に引
き渡すための中継機構32が設けられている。この中継機
構32は、移送コンベア30の移送方向先端において、小径
棒材aを凹部33′内に受け止める中継アーム33を備えて
いる。この中継アーム33は、所定タイミング毎に結束ア
ーム35側へ進出可能である。 結束アーム35は、上記中継機構32に対向させた状態で、
小径棒材aの長手方向に沿って所定間隔毎に複数個設け
られている。各結束アーム35は、小径棒材aを導入して
掬い上げるための凹溝35′を有するものであり、その上
部が、回動軸35″に固着されており、この回動軸35″を
図示しない駆動装置によって回動させることにより、所
定角度一斉に回動させることができる。この結束アーム
35は、第1図において時計回りに回動させることによ
り、中継アーム33から小径棒材aを掬い上げて、小結束
機40の結束環に導入することができる。また、小結束機
40によって小径棒材aを小結束した後、反時計回りに回
動させることにより、小結束体Aを落下させて区画受支
台車25に載置することができる。なお、上記小結束体A
の落下は、落下補助板37によって補助される。 上記受支台11は、横行ローラコンベア1とほぼ平行に配
置された長尺の桁状のものであり、図5に示すように、
支柱3に沿って転走可能なローラ11aを介して当該支柱
3に昇降可能に支持されている。この受支台11の下面に
は、適宜間隔でもって複数のブラケット11′が固着され
ており、このブラケット11′と、ベース4上に設置され
た昇降駆動機構13の中間リンク15の先端とが、ピン15′
によって回動自在に連結されている(第1図参照)。ま
た、上記中間リンク15の基端は、昇降駆動機構13の揺動
リンク14の先端に、ピン14′により回動自在に連結され
ている。さらに、ベース4上には、軸受16′を介して駆
動軸16が配設されており、この駆動軸16に対して、上記
揺動リンク14の基端が固着されている。 上記昇降駆動機構13は、駆動軸16を回動させる駆動源を
備えており、この駆動軸16を所要回転角だけ回動駆動さ
せて、揺動リンク14を、第1図において実線で示す
(ア)位置から、鎖線で示す(イ)位置の範囲で揺動さ
せることにより、受支台11を昇降させることができる。
なお、上記受支台11は、その下降端においてショックを
受けないように、ベース4上に設けられた緩衝器6にて
受け止められるようなっている。 各小径棒材区画支持体20は、第2図に示すように、横行
ローラコンベア1のローラスタンド2の相互間に配設さ
れており、それぞれ一斉に作動するように制御系により
駆動が制御されている。各小径棒材区画支持体20は、前
記受支台11の長手方向に対して直交した状態で配設され
ており、第5図にも示すように、受支台11上面に所定間
隔離して固定された一対の主フレーム21に、ローラ21a
を介して、図1の左右方向にスライド自在に支持された
支持フレーム22と、この支持フレーム22にローラ25″を
介して図1の左右方向にスライド自在に支持された区画
受支台車25と、この区画受支台車25を結束アーム35の下
方に進出させたり、結束アーム35の下方から退避させた
りする駆動機構としての流体圧シリンダ27とをそれぞれ
備えている。 各小径棒材区画支持体20の支持フレーム22のそれぞれの
基端部22′は、上記受支台11と平行に配設された長尺の
横部材22′に連結されている。また、上記受支台11に
は、所定間隔離した状態で、一対の流体圧シリンダ24が
固定されており、各流体圧シリンダ24のピストンロッド
24′は、上記横部材22′に連結されている。従って、各
支持フレーム22は、上記流体圧シリンダ24によって、仮
想線(ウ)で示す最終退位置と実線で示す最前進位置
(エ)とに一斉に進退させることができる。 さらに、上記支持フレーム22には、駆動機構としての流
体圧シリンダ27が、ブラケット26を介して取り付けられ
ており、この流体圧シリンダ27のピストンロッド27′
は、上記区画受支台車25に連結されている。従って、各
区画受支台車25は、上記流体圧シリンダ27によって、第
4図の仮想線で示す最後退位置と、同図の実線で示す最
前進位置とに進退させることができる。なお、上記支持
フレーム22の内部には、区画受支台車25の下部に設けら
れた上記ローラ25″の転走をガイドする一対のガイドレ
ール23が設けられている。 上記区画受支台車25は、小径棒材aの小結束体Aを、整
列させた状態順次載置できるように、複数の区画片25′
により区画されている。この区画片25′により区画され
た各区画部Kは、結束アーム35から落下した小結束体A
を導入できるように、上部が開口されている。また、各
区画部Kの底部は、支持フレーム22の上面よりもやや上
側位置になるように設定されている。さらに、各区画片
25′の仕切り面には、区画部Kの底部側の幅が上部の開
口側の幅よりも漸次狭くなるように、勾配が付されてい
る。 なお、上記中継機構32の下部には、結束アーム35から落
下した小結束体Aの落下を案内するための案内片36が設
けられている。この案内片36は、上端部を中心に回動可
能に設けられており、その回動角度を任意に調整可能に
なっている。 以上の構成の本考案装置の動作は次のとおりである。 まず、移送コンベア30上の小径棒材aが、その移送方向
先端位置に達すると、中継機構32の中継アーム33が、コ
ンベア30上から小径棒材aを受け取って、結束アーム35
側に前進する。すると、結束アーム35が時計回りに回動
して、中継アーム33上の小径棒材aを掬い上げて、小結
束機40に送り込む。この小結束機40によって小径棒材a
が小結束されると、再び結束アーム35が小結束体Aを受
け止めてそのまま反時計回りに回動する。この際、上記
中継アーム33は後退している。また、上記小結束に際し
ては、小径棒材aの結束本数が少ないので、小径棒材a
に曲がり、ねじれ、クロスなどが生じるのを抑制するこ
とができる。 以上の動作中において、上昇位置にある各小径棒材区画
支持体20は、先づ流体圧シリンダ24によって、支持フレ
ーム22が横行ローラコンベア1上に突き出され、次いで
流体圧シリンダ27によって、区画受支台車25が所定量前
進駆動された、第1図の鎖線(オ)で示すように、その
最左端の区画部Kが結束アーム35の直下で待機してい
る。また、上記案内片36は、区画受支台車25の上記最左
端の区画部Kに小結束体Aを導入すべく、結束アーム35
側に大きく突き出ている。 そして、上記小結束が完了した後、結束アーム35が反時
計回りに所定角度回動すると、当該結束アーム35によっ
て受け止められている小結束体Aは、自重によって落下
し、案内片36によってガイドされて、区画受支台車25の
最左端の区画部K内に載置される。このようにして、上
記区画部Kに小結束体Aを順次載置することにより、各
小結束体Aを、当該区画部Kにおいて整列した状態で、
積み重ねることができる。 次に、上記区画部Kに所定束数の小結束体Aが載置され
ると、当該区画部Kに隣接する区画部Kが結束アーム35
の直下に位置するように、流体圧シリンダ27によって区
画受支台車25を移動させる。そして、上記と同様にして
当該区画部Kに、小結束体Aを順次載置する。 以後上記動作を繰り返すことにより、各区画部Kに所望
量の小結束体Aが載置されると、昇降駆動機構13を作動
させて、支柱3に沿って受支台11を下降させる。する
と、この受支台11に搭載されている区画支持体20はその
ままの姿勢で下降し、区画受支台車25上に区分けされて
受支されている小結束体Aが、横行ローラコンベア1の
ローラ1′上に受け止められる。なお、受支台11が最下
位(イ′)に達すると、区画受支台25の各区画片25′の
上端が、横行ローラコンベア1の搬送面より下側に位置
する。 この状態で、区画支持体20の流体圧シリンダ24を逆作動
させて、支持フレーム22を後退させると、支持フレーム
22と共に区画受支台車25も横行ローラコンベア1から離
れる。そこで、昇降駆動機構13を逆作動させて、受支台
11を上昇位置まで戻し、再び前記した要領で区画受支台
車25を待機位置へ戻す。以後この動作を繰返し行う。な
お、横行ローラコンベア1上に移載された小結束体A
は、そのローラ1′と、両側に配されたサイドローラ
1″1″とによって、整列された状態のまま、大結束機
に送られて大結束される。 このように、本考案装置によれば、小結束体Aを区画受
支台25の各区画部Kにて整列した状態で、横行ローラコ
ンベア1に移載することができるので、その曲がり、ね
じれ、クロスなどを生じることなく、当該小結束体Aを
大結束装置に供給することができる。このため、小結束
体Aを大結束した大結束体を解束する際に、小結束体A
どうしが絡み合って、分離し難くなるという不都合が生
じるのを防止することができる。 また、本考案装置は、小径棒材区画支持体20を下降させ
た状態で、その支持フレーム22および区画受支台車25を
後退させて、横行ローラコンベア1から離すことができ
るので、横行ローラコンベア1上の小結束体Aの有無に
かかわらず、支持フレーム22および区画受支台車25を、
待機位置に復帰させることができる。このため、横行ロ
ーラコンベア1を共用した状態で、本考案装置を複数ラ
イン並列に設置した場合でも、小結束体Aを区画受支台
車25に支障なく載置することができる結果、大結束機へ
の小結束体Aの供給を能率的に行わせることができる。
さらに詳述すると、横行ローラコンベア1を共用した状
態で、本考案装置を複数ライン並列に設置した場合に
は、横行ローラコンベア1の搬送方向下流側の本考案装
置を、その上流側の本考案装置によって横行ローラコン
ベア1に移載された小結束体Aが順次横切ることになる
が、横行ローラコンベア1から支持フレーム22および区
画受支台車25を引き離すことができない場合には、上記
上流側の小結束体Aが下流側の本考案装置を通過するま
で、当該支持フレーム22および区画受支台車25を、横行
ローラコンベア1の搬送面の下部において待機させてお
く必要があるので、この間、区画受支台車25に小結束体
Aを載置することができず、大結束機への小結束体Aの
供給能率が大幅に低下する。しかし、本考案装置は、小
径棒材区画支持体20を下降させた状態で、その支持フレ
ーム22および区画受支台車25を横行ローラコンベア1か
ら離すことができるので、上記上流から横行ローラコン
ベア1によって搬送される小結束体Aが、下流側の本考
案装置を通過するのを待つことなく、支持フレーム22お
よび区画受支台車25を上昇させて、小結束体Aを当該区
画受支台車25に支障なく載置することができる結果、大
結束機へ小結束体Aを能率的に供給することができる。 なお、上記実施例において、取扱う棒材の都合で小結束
しない場合には、区画受支台25のみを後退させて支持フ
レーム22によって当該棒材を受け止めればよく、この場
合には、案内片36を回動させることにより、支持フレー
ム22上に小結束体Aを均等に振り分けることができる。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、移送コンベアによっ
て送られてくる小径棒材を、小結束機により小結束体と
した後、区画受支台車の各区画部に整列させた状態で載
置し、この整列状態を維持したまま、横行コンベアによ
り大結束機に供給することができるので、小径棒材およ
びその小結束体相互が絡み合うのを防止することができ
る。このため、解束作業を容易に行うことができるとい
う特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す要部正面図、 第2図は小径棒材区画支持体の配置態様を示す概略図、 第3図は小結束装置を含めた正面図、 第4図は作動態様を示す正面図、 第5図は要部断面図。 1…横行ローラコンベア、3…支柱 11…受支台、13…昇降駆動機構 20…小径棒材区画支持体、25…区画受支台車 25′…区画片、27…流体圧シリンダ(駆動機構) 30…移送コンベア、35…結束アーム 40…小結束機、a…小径棒材 A…小結束体、K…区画部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】小径棒材(a)を移送する移送コンベア
    (30)と、 上記移送コンベア(30)の移送方向先端の下部にあっ
    て、複数本の小径棒材(a)を小結束機(40)に掬い上
    げ、当該小結束機(40)による小結束後、小結束体
    (A)を支承し、下降させる結束アーム(35)と、 上記結束アーム(35)の下方にあって、区画片(25′)
    によって区画され、上向きに開口しているとともに、上
    記結束アーム(35)によって下降させた小結束体(A)
    を、順次載置して整列させる複数の区画部(K)を有す
    る区画受支台車(25)およびその支持フレーム(22)
    と、上記区画受支台車(25)を進退駆動させる駆動機構
    (27)とを有する小径棒材区画支持体(20)と、 上記小結束機(40)の下方に位置し、大結束機に多数の
    小結束体(A)を一括して搬送する横行コンベア(1)
    と、 横行コンベア(1)の側方位置に位置し、その上部に上
    記小径棒材区画支持体20を進退自在に支持する受支台
    (11)と、 受支台(11)を支柱(3)に沿って昇降させる昇降駆動
    機構(13)とを備え、 上記小結束機(40)により結束された小結束体(A)
    が、上昇位置にある上記小径棒材区画支持体(20)の上
    記区画部(K)の各々に順次載置された後、上記受支台
    (11)が下降し、これにより小径棒材区画支持体(20)
    の区画部(K)の各々に載置された小結束体(A)が、
    上記横行コンベア(1)上に支承される、多数の小径棒
    材を大結束機に一括供給する装置。
JP1987192597U 1987-12-17 1987-12-17 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置 Expired - Lifetime JPH0738093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987192597U JPH0738093Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987192597U JPH0738093Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0196806U JPH0196806U (ja) 1989-06-27
JPH0738093Y2 true JPH0738093Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31483445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987192597U Expired - Lifetime JPH0738093Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0738093Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009298540A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Takigawa Kogyo Co Ltd 長尺材の集積装置
JP6086710B2 (ja) * 2012-12-04 2017-03-01 滝川工業株式会社 長尺材集積装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317958A (en) * 1976-08-03 1978-02-18 Fujitsu Ltd Resistor
JPS5440394U (ja) * 1977-08-25 1979-03-17
US4255187A (en) * 1979-08-29 1981-03-10 Inland Steel Company Bismuth-containing steel

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0196806U (ja) 1989-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5453555B2 (ja) 板材搬出入棚装置
CN108367862A (zh) 自动货仓系统和用于在所述货仓系统中存放挂装货物的方法
JP3807510B2 (ja) 昇降機構付き往復走行台車を使用したコイル梱包ライン
CN203343799U (zh) U形梁物料管理生产线
US4441847A (en) Method and apparatus for producing bundles of cast iron pipes
JPH0738093Y2 (ja) 多数の小径棒材を大結束機に一括供給する装置
CN213894097U (zh) 细络联系统用工作端设备
KR930000270B1 (ko) 정렬대에의 보강 철근골조의 옮겨싣기 방법과 그 장치
JP3141356B2 (ja) 棒鋼材自動供給装置
JPS6019602A (ja) 取扱物の移載装置
CN207463903U (zh) 双工位圆管冲弧机换位转臂
CN214454564U (zh) 一种冷弯管堆叠传输装置
JPH0656116A (ja) 管棒材の結束処理装置
JP2507429Y2 (ja) スリットコイルの結束ライン装置
CN205312655U (zh) 码瓶垛机的抓瓶移瓶机构
CN114599594B (zh) 棒材存储装置和方法
CN215554524U (zh) 一种多品种筒纱暂存及运输装置
CN212019226U (zh) 一种钢筋牵引机构
CN215089802U (zh) 一种棒材轧钢精整收集系统
CN111316822B (zh) 捆包机和组合机
CN207447176U (zh) 圆管冲弧机下料装置
JP2531347Y2 (ja) 粗糸搬送システム
JP2001130510A (ja) 棒材集積結束方法及び装置
JPH04223911A (ja) 丸棒材料の搬送装置
CN114940393A (zh) 一种自动下料的钢筋堆场