JP2594805Y2 - 農業用被覆材 - Google Patents

農業用被覆材

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JP2594805Y2
JP2594805Y2 JP7081793U JP7081793U JP2594805Y2 JP 2594805 Y2 JP2594805 Y2 JP 2594805Y2 JP 7081793 U JP7081793 U JP 7081793U JP 7081793 U JP7081793 U JP 7081793U JP 2594805 Y2 JP2594805 Y2 JP 2594805Y2
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寿 中原
慎吾 中西
一郎 花森
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は農業用ハウスに使用する
被覆材に関するもので、特にハウス天井部は農業用フィ
ルムにより保温及び防雨、サイド(裾)部はメッシュ状
織編物により通気性、防虫性をもたせ、かつ展張時及び
その後の管理が非常に容易な農業用被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農業用ハウスに用いられる被覆材
は農業用フィルムが主体であったが、最近天井部はフィ
ルム、裾部分はメッシュ織物にした構造のものが使用さ
れ、両者はそれぞれ独立してハウスを構成する支柱et
cの構造物に治具を用いて固定されたもの(図4参照)
であった。このように、フィルムとメッシュ状織編物を
別々に固定する場合には、両者を隙間なく固定するため
には多大な時間と労力を要する。また農業用フィルムは
展張後の張力により応力緩和を起こし、フィルムが伸長
してフィルムにたるみが生じ、その結果フィルムが風に
よりはためき、破れを生じるという問題を有している。
それを防止するため押さえテープ等を使用してフィルム
に張力を与えていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の農業
用フィルムとメッシュ織物を併用した農業用ハウスにお
いて、該フィルムと該織物を接合一体化することにより
固定する作業が容易であり、かつ固定後の応力緩和が非
常に少いため、保守・管理が非常に容易な農業用被覆材
を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者等は農業用フィ
ルムとメッシュ状織編物の組み合せ及びそれらの接合方
法について鋭意検討を行った結果、本考案を完成させる
に至った。
【0005】すなわち本考案は、緯方向の収縮率が2%
以上のメッシュ状織編物と農業用フィルムが緯方向に繋
ぎ合わされている農業用被覆材であり、好ましくは該メ
ッシュ状織編物と該農業用フィルムがターポリンを介し
て繋ぎ合わされ、該メッシュ状織編物と該ターポリンは
縫糸により縫製接合され、該ターポリンと該フィルムは
熱融着されている農業用被覆材である。
【0006】本考案ではメッシュ状織編物として緯方向
の収縮率が2%以上のものが必要である。該収縮率が2
%未満の場合には被覆材を構成するフィルムの応力緩和
を吸収することができず、フィルムの伸長によるフィル
ムの風によるはためきを止めることが難く、フィルムが
破れやすい。該メッシュ状織編物として、少くとも緯糸
にビニロン糸を用いたいわゆる寒冷紗が好適に使用でき
る。ビニロン糸は紡績糸、マルチフィラメント糸、モノ
フィラメント糸のいずれでも良いが、収縮率及び織物構
成の点から、パーロック紡績糸の20番手〜30番手が
より好ましい。
【0007】ここでいう収縮率とは被覆材の実使用状態
での収縮をモデル化したもので、水浸(20℃)×16
時間→乾燥(40℃)×7時間の操作を5回繰り返した
時の寸法変化を下記式により算出したものである。 収縮率(%)={(初期長さ−繰り返し後の長さ)/初期長さ}×100
【0008】メッシュ状織編物と農業用フィルムの繋ぎ
合わせ方法は、そのまま両者を接着剤ではり合せるとか
ミシン縫製する方法でも可能であるが、接着剤で直接接
着させる場合は十分な接着力が得られず、またミシン縫
製する場合は農業用フィルムにミシン針による穴があく
ため、フィルム強力が低下する欠点がある。フィルムと
メッシュ状織編物を重ねることなく両者を並べ、両者の
両端部上にターポリンで代表される接合シートを重ね合
わせ、接合シートを介して両者を接合すれば、上記した
ような問題は生じない。もっとも好ましい繋ぎ合わせ状
態としては、緯方向の収縮率が2%以上のメッシュ状織
編物と農業用フィルムがターポリンを介して接合され、
該メッシュ状織編物と該ターポリンは縫糸によりミシン
縫製され、該ターポリンと該フィルムは熱融着されてい
る場合である。繋き合わせは、農業用フィルムの緯方向
端部とメッシュ織編物端部が接合される方向となるよう
に、すなわち緯方向に行なわれる。
【0009】農業用フィルムは従来農ビと称されるポリ
塩化ビニルフィルムが使用されている。本考案には該農
ビも使用できるが、近年プラスチックスの廃棄燃焼に関
する問題から脱塩ビが進められつつあり、ポリエチレン
系のフィルムも使用されるようになってきており、該フ
ィルムも好適に使用できる。ポリエチレン系フィルムは
ポリエチレンそのものからなるものはもちろんのこと、
エチレン−酢酸ビニル共重合物も用いられる。またエチ
レン−ビニルアルコール共重合物、ポリビニルアルコー
ル等は遠赤外線のふく射率が高く、夜間の保温性にすぐ
れているため、これらをポリエチレンに混合して用いて
も良い。さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合物、エチ
レン−ビニルアルコール共重合物、ポリビニルアルコー
ル、ポリアミド、ポリエステル、セルロース等遠赤外線
ふく射率の高いポリマーからなるフィルムの片面又は両
面にポリエチレンフィルムを共押し出し、はり合せ等に
より複合化させたフィルムも好適に使用できる。
【0010】ターポリンは農業用フィルムと熱融着させ
る。従ってターポリンの少くとも片面(熱融着させる
面)は農業用フィルムと類似のポリマーから構成される
ことが必要である。その具体例をあげると例えば次の通
りである。 (A)農業用フィルムとしてポリ塩化ビニル系フィルム
を用いる場合経糸、緯糸がポリエステル紡績糸、ポリエ
ステルフィラメント、ナイロンフィラメント等からなる
粗目の織布の両面に厚さ100〜200μの軟質ポリ塩
化ビニルフィルムを加熱圧着したいわゆるポリ塩化ビニ
ルターポリン。 (B)農業用フィルムとしてポリエチレン系フィルムを
用いる場合経糸、緯糸が高密度ポリエチレンからなる厚
さ50μ、巾4mm程度のフィルムヤーンを経糸、緯糸
共に密度6〜7本/インチに縫製したポリエチレン基布
の片面又は両面に50μ〜100μの低密度ポリエチレ
ンフィルムをはり合せたいわゆるポリエチレンターポリ
ン。
【0011】
【実施例】以下に本考案を具体的な実施例を用いて説明
するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、実施例及び比較例中、剥離強力は、繋ぎ合
わせ部を3cm幅で長手方向に剥離し、その時の強力を
測定したものであり、また剪断強力は、繋ぎ合わせ部を
3cm幅で幅方向に引張り、その時の強力を測定したも
のである。
【0012】 実施例1 経糸に30番手のポリエステル紡績糸を、緯糸に30番
手のビニロン紡績糸を用いた密度20×20本/インチ
の平織布(幅1cm)をポリビニルアルコールにより目
止めして寒冷紗を作製した。このものの緯方向の収縮率
は3.0%であった。この寒冷紗に幅5cmのポリエス
テルターポリン(経緯糸はともに厚さ50μ幅4mmの
高密度ポリエチレンフィルムヤーンで、経緯糸密度はと
もに6本/インチであり、この織布の両面に厚さ70μ
の低密度ポリエチレンフィルムを積層したもの)を縫い
目の間隔を4cmとした2列の縫い目により縫い付け、
ポリエチレンターポリン上にポリエチレン/エチレン−
酢酸ビニル共重合体/ポリエチレンの3層構造を有する
厚さ100μ、幅4mのポリエチレン系農業用フィルム
を130℃の熱プレスで、3cm幅を熱融着した。該フ
ィルムの他端も同様構造とし、幅約5.9mの農業用被
覆材を作製し、ハウスの骨格上に展張した。6カ月経過
後も農業用フィルムの「たるみ」はほとんど見られなか
った。またハウス骨格上に被覆材を展張する際の作業性
においても極めて優れていた。この農業用被覆材の繋ぎ
合わせ部の剥離強度は3.5kgf/3cm、剪断強力
は4.7kgf/3cmと極めて高い値であった。
【0013】 比較例1 緯糸を30番手のポリエスエル紡績糸とした他は、実施
例1と同様にして農業用被覆材を作製し、実施例1と同
様にハウス上に伸展した。6カ月経過後は農業用フィル
ムは大きく「たるみ」、風によるはためきのために、一
部骨格とのズレによるフィルムの破れが生じた。なおこ
の比較例に用いた寒冷紗の緯方向収縮率は0.1%であ
った。
【0014】 実施例2 ターポリンを用いないで、実施例1に示した寒冷紗と農
業用フィルムを直接130℃の熱プレスで5cm幅で熱
圧着した。このものの繋ぎ合わせ部は、剥離強力が1.
3kgf/3cm、剪断強力が1.5kgf/cmであ
り、実施例1よりかなり低い値であったが、張力が過度
にかからないように使用することにより農業用被覆材と
して使用する事ができた。ハウスに展張して農業用被覆
材としてしたところ、6カ月経過後も「たるみ」がほと
んど見られず展張の際の作業性においても優れていた。
【0015】
【考案の効果】本考案の農業用被覆材は農業用フィルム
とメッシュ状織編物が繋ぎ合わされ一体化されているた
めハウス骨格上に展張する際の作業性に優れ、かつ従来
のようにそれぞれを固定するための治具についても一部
省くことができ、さらに本考案では該メッシュ状織編物
が、緯方向収縮率2%以上のものであることより応力緩
和による該フィルムの「たるみ」が生じず、したがって
風によるはためきによりフィルムが破れることを大きく
防ぐ事が可能となる。さらに農業用フィルムとメッシュ
状織編物をターポリンを介して繋ぎ合わせ、かつ該メッ
シュ状織編物とターポリンとをミシン縫製により接合
し、該ターポリンと該フィルムを熱融着により接合する
ことにより、繋ぎ合わせ部の剥離強度および剪断強度が
格段に向上し、両者が剥離することを防ぐこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の農業用被覆材の繋ぎ合わせ部の構造の
一例を示す図である。
【図2】本考案の農業用被覆材を展張した状態の一例を
示す図である。
【図3】本考案の農業用被覆材を展張した状態の他の一
例を示す図である。
【図4】従来の展張方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:メッシュ状織編物 2:ターポリン 3:農業用フィルム 4:熱融着部(繋ぎ合わせ部) 5:縫製部(繋ぎ合わせ部) 6:メッシュ状織編物の裾定着部 7:繋ぎ合わせ部 8:ハウスを構成する骨格 9:止め治具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 9/14 A01G 13/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯方向の収縮率が2%以上のメッシュ状
    織編物と農業用フィルムが緯方向に繋ぎ合わされている
    農業用被覆材。
  2. 【請求項2】 メッシュ状織編物と農業用フィルムがタ
    ーポリンを介して緯方向に繋ぎ合わされ、該メッシュ状
    織編物と該ターポリンは縫糸により縫製接合され、該タ
    ーポリンと該フィルムは熱融着されている請求項1に記
    載の農業用被覆材。
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