JP2594637B2 - 感光性プレートオートフイーダ - Google Patents

感光性プレートオートフイーダ

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JP2594637B2
JP2594637B2 JP1018173A JP1817389A JP2594637B2 JP 2594637 B2 JP2594637 B2 JP 2594637B2 JP 1018173 A JP1018173 A JP 1018173A JP 1817389 A JP1817389 A JP 1817389A JP 2594637 B2 JP2594637 B2 JP 2594637B2
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和治 市川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感光材料を次工程へ送り込むための感光材
料用オートフイーダに関する。
[従来の技術] 感光材料には感光性プレート、X線フイルム、写真製
版用フイルム等があるが、自動現像機を用いて、例えば
感光性プレート(光照射によって溶解性が変化する感光
層がアルミ板、亜鉛板、鉄板、紙、プラスチック板等の
支持板の両面又は片面に適宜塗布されているもの)を処
理するに際して、多数枚の感光性プレートを連続的に処
理する場合は、自動現像機に連結した感光材料用オート
フイーダによって送り込まれる。
従来の感光材料用オートフイーダとしては、特開昭63
-171728号や、特開昭63-106245号で、感光性プレートを
載置台に複数枚縦方向に載置して、離反手段によって感
光性プレートを載置台から離反させて支持手段に下端部
を支持させ、この支持手段を移動手段によって移動し感
光性プレートを自動現像機へ送り込む構造の感光材料用
オートフイーダが提案されている。この装置によれば載
置台が支持手段、移動手段からなる送り込み手段に対向
して配置され、感光性プレートを縦方向に載置するの
で、小さな設置スペースで迅速に感光性プレートを自動
現像機へと供給することができる。
この場合、載置台へ露光済の感光性プレートを供給す
るには、送り込み手段に対向している載置台を、送り込
み手段の前方が開放するように手動で移動し、載置台の
前方を開放させて、感光性プレートを載置台へ供給して
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、感光性プレートの版の大きさが小さい
場合には、操作員は感光性プレートを持ったまま容易に
載置台を送り込み手段の前方から移動することが出来る
が、版の大きさが大きくなると、操作員は両手で感光性
プレートを持たなければならず、この状態では、載置台
を手動で移動することが困難である。また感光性プレー
トを両手で持った状態で無理に載置台を移動させようと
すると感光性プレートを変形させてクニツクを発生させ
るおそれもある。
本発明は上記事実を考慮し、感光材料を変形させるこ
となく、載置台を容易に移動することが出来る感光材料
用オートフイーダを提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、自動現像機に感光材料を送り込む送り込み
手段と対面配置され、感光材料が立て掛けて載置される
載置台を備えた感光材料用オートフィーダにおいて、前
記送り込み手段に前記載置台を連結し載置台が床面に沿
って片開き可能とする連結手段と、前記載置台の下面に
設けられた駆動輪と、前記駆動輪を回転させる駆動手段
と、前記駆動手段を正転逆転させるフットスイッチと、
を有することを特徴としている。
また、前記載置台の下面に補助輪が設けられたことを
特徴としている。
さらに、前記載置台の自由端側に突設された位置決め
突起と、前記送り込み手段に形成され前記位置決め突起
が挿入される凹部と、を有することを特徴としている。
[作用] 本発明では、載置台へ感光材料を供給するときには、
足でフットスイッチを押すせば、駆動手段が正転して、
載置台の下面に設けられた駆動輪が回転する。これによ
って、連結手段を中心として載置台が床面に沿って開方
向へ回動して、載置台の前方が開放される。また、載置
台の開放状態で足でフットスイッチを押せば、駆動手段
が逆転して、載置台が床面に沿って閉方向へ回動する。
このため、載置台を手で開放する必要がなく、両手で
感光材料を持ったまま足で載置台を開放操作することが
できる。従って、大きいサイズの感光材料であっても安
全確保に両手で把持して、載置台に容易に供給すること
ができ、大きいサイズの感光材料を両手で持ったまま腕
等で無理に載置台を回動させることがないので、感光材
料を変形させてしまうことがない。
また、補助輪を設けることによって、駆動輪への荷重
負担が軽減される。さらに、載置台が閉じられるとき、
位置決め突起が送り込み手段に形成された凹部へ挿入さ
れ、載置台と送り込み手段とが正確に位置決めされる。
[実施例] 第1図乃至第3図には本発明に係る感光材料用オート
フイーダ10の実施例が示されている。この感光材料用オ
ートフイーダ10は自動現像機12に隣接配置された感光性
プレート14の送り込み手段である送り込み装置16と、こ
の送り込み装置16と対向して配置された載置台18とで構
成されており、載置台18へ複数枚載置された感光性プレ
ート14のうちで最も上に置かれたつまり最上層の感光性
プレート14を送り込み装置16へ受け渡して、自動現像機
12内へ感光性プレート14を送り込むための装置である。
載置台18は、第3図に示されるように、台形状の一対
の側板20が底板24の両側から立設されており、これらの
側板間には、前部中間部に載置板22が配置されている。
この載置板22はL字状に折り曲げられており、載置部22
Aが形成されている。この載置部22A上には露光済の感光
性プレート14が縦方向に複数枚載置される。
底板24の下部にはキヤスタ25が底板24の4隅に配置さ
れて取り付けられている。また底板24の送り込み装置16
に対向する前面には、第1図に示されるように、一方の
側部にヒンジ26の上ヒンジ26Aが取り付けられている。
このヒンジ26の下ヒンジ26Bは送り込み装置16の前面に
取り付けられている。したがって、載置台18はこのヒン
ジ26を中心に第1図矢印A方向(第1図P方向からみた
状態を正面とした場合に右開きとする方向)へ回転移動
可能になっている。
第1図に示されるように、底板24の前面には、突起28
が略水平に突出しており、載置台18が送り込み装置16と
対向した位置では、送り込み装置16の底板の前面に設け
られた凹部30内へ挿入される。この挿入によって載置台
18と送り込み装置16との位置決めがなされる。
また底板24の前面には、中間部にマグネツト32が取り
付けられている。このマグネツト32は載置台18が送り込
み装置16と対向した状態では、送り込み装置16の底板へ
吸着して、載置台18と送り込み装置16との位置決めをす
る。
第4図乃至第6図には、駆動手段である自動開き装置
34が示されている。この自動開き装置34は、底板24上に
ヒンジ26が配置されている側と反対側に配置され、載置
台18をヒンジ26を中心に回転移動させる装置である。
自動開き装置34には、筒状で上下が開放され、断面形
状が矩形状のハウジング36の下端部に外周の一部が突出
したゴムローラー38がシヤフト40で軸支されている。こ
のゴムローラー38が軸支されたハウジング36の下端部は
底板24を貫通して底板24の下部へ突出しており、中間部
が、ブラケット44で底板24へ固定されている。
シヤフト40にはスプロケツト42がゴムローラ38と同軸
的に固定されている。このスプロケツト42にはハウジン
グ36の上部で、モータ46の駆動軸46Aに固定されたスプ
ロケツト48との間にチエンベルト50が巻き掛けられてい
る。モータ46はハウジング36の上部外側に固定されてお
り、駆動軸46Aはハウジング36を貫通してハウジング36
内へ突出している。
したがってモータ46の駆動力がチエンベルト50を介し
てシヤフト40へ伝達され、ゴムローラ38が回転駆動す
る。
モータ46はフツトスイツチ52と接続されている。この
フツトスイツチ52が踏まれている間は、モータ46がオン
状態となって作動し、踏まれていない状態では、モータ
46はオフ状態となって、作動が停止している。
またモータ46が作動して、ゴムローラー38が回転する
と、載置台18はヒンジ26を中心に回転移動し、第1図に
示されるように、載置台18のヒンジ26と反対側の側部を
送り込み装置16から離して、載置台18の前面を開放す
る。
載置台18の回転移動の範囲は、載置台18の側方に配置
されたリミツトスイツチ64で、制限されており、所定回
転角度がリミツトスイツチ64で検出されると、モータ46
の作動が停止される。またこの状態でフツトスイツチ52
が操作されると、モータ46は逆回転して、載置台18を送
り込み装置16と対向する位置へ移動させるが、操作員が
手動で移動することも出来る。
また、モータ46の作動を時間で制御して、所定回転角
度に載置台18を移動させても良い。
さらに、本実施例では、送り込み装置16の作動にかか
わらず、フツトスイツチ52を操作することによって、載
置台18を移動することができるが、送り込み装置16の作
動中には、フツトスイツチ52を操作しても載置台18が移
動しないようにしても良い。この場合には、送り込み装
置16が停止している状態にかぎり、フツトスイツチ52の
操作によって載置台18が移動する。
一方、送り込み装置16は、第3図に示されるように、
載置板22と対向してフツク54が下部に配置されており、
その上部には受け渡し装置56が配置されている。この受
け渡し装置56は載置板22上の感光性プレート14の最上層
の感光性プレート14の下端部を吸着盤58によって吸着
し、この吸着盤58を移動させて、感光性プレート14の下
端部をフツク54内へ挿入する構成である。
フツク54の下部にはガイドリング60が配置されてお
り、このガイドリング60は感光性プレート14の下端部が
フツク54内へ挿入された後に図示しない駆動手段によっ
て上方へ移動し、載置板22上の最上層の感光性プレート
14を次層の感光性プレート14から離反させて、送り込み
装置16へ感光性プレート14を移動させる。この状態でフ
ツク54は図示しない駆動手段の駆動力で、上方へ移動
し、感光性プレート14が、第1図矢印B方向へ持ち上げ
られ自動現像機12内へ送り込まれる。
次に本実施例の作用について説明する。
載置台18の載置板22上へ露光済の感光性プレート14を
供給するには、フツトスイツチ52を操作して、自動開き
装置34を作動させる。
自動開き装置34の作動によって、載置台18はヒンジ26
を中心に回転移動(第P方向矢視を正面とした時右開
き)し、送り込み装置16の前方から退避して、載置台18
の前方が開放される。この状態では、載置台18の載置板
22の前方が開放されており、操作員は容易に感光性プレ
ート14を載置板22上に載置し、供給することが出来る。
載置板22上に感光性プレート14を載置した後に再びフ
ツトスイツチ52を作動させ、載置台18をヒンジ26を中心
に回転移動させて、送り込み装置16の前方に対向させ
る。
これによって、露光済の感光性プレート14を載置台18
から送り込み装置16を介して自動現像機12内へ供給する
ことが出来る。
このように、載置台18を自動的に送り込み装置16の前
方から移動することが出来るので、操作員は、感光性プ
レート14を両手で持ったまま、作業すること出来る。ま
たフツトスイツチ52は足で操作するので、両手に持った
感光性プレート14を変形させてクニツクを発生させるこ
とがなく、感光性プレート14を損なうことがない。
なお、本実施例では、載置台18が第1図矢視P方向を
正面とした時に右開きとする場合について説明したが、
感光材料用オートフイーダ10の設置場所によって、右開
きをすることが出来ない場合がある。この場合には、ヒ
ンジ26を反対側に配設し、載置台18と送り込み装置16を
上記実施例と反対側で連結し、自動開き装置34を上記実
施例と反対側に配置することによって、左開きとするこ
とができる。このため底板24には自動開き装置34を第4
図左側に設置することが出来るように、取り付けブラケ
ツト62が設けられて、右開きの場合の対称位置へ取り付
け孔が設けられている。これによって設置時に、設置条
件によって自動開き装置34の配置位置を選択することが
でき、感光材料用オートフイーダ10の設置スペース、設
置場所の制約がなくなり、自由な場所に設置することが
可能になる。
なおヒンジ26を反対側に配設する場合には、上ヒンジ
26Bを載置台18の底板24へ上下を逆にして取り付け、下
ヒンジ26Aを送り込み装置16の底板へ上下を逆にして取
り付けて両ヒンジを連結すれば、別のヒンジを用意する
必要がなく、一個のヒンジで右開き、左開き両方を兼用
することが出来る。
また、自動開き装置34と連結される信号用ケーブル66
(第4図参照)は、右開き、左開きで必要な長さが異な
るが必要最大限の長さに設定しておき、余ったケーブル
66は載置台18内へ収容される。このため余ったケーブル
66が収容可能なように載置台18の内部にはケーブル66収
容用のスペースが確保されている。
また本実施例では、連結手段として、ヒンジ26を用い
た例を示したが、これに限らず、載置台18が回転移動可
能な状態で、送り込み装置16と連結される連結手段であ
ればいかなるものであっても良い。
さらに、本実施例では自動開き装置の駆動源として、
モータ46を使用したが、エアーシリンダ等の他の駆動源
を使用しても良い。
[発明の効果] 以上に説明した通り本発明に係る感光材料用オートフ
イーダでは、載置台を送り込み手段に対して回動可能に
連結し、この連結手段を中心に載置台を自動的に回転移
動させるので、感光材料を両手で持った状態で、感光材
料を変形させることなく載置台へ供給することが出来る
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る感光材料用オートフイーダの実施
例を示す斜視図、第2図は感光材料用オートフイーダを
示し載置台が送り込み装置と対向した状態を示す斜視
図、第3図は感光材料用オートフイーダを示す断面図、
第4図は載置台の底板を示す平面図、第5図は第4図の
V-V線に沿って切断した断面図、第6図は第4図のVI-VI
線に沿って切断した断面図である。 10……感光材料用オートフイーダ、12……自動現像機、
14……感光性プレート、(感光材料)16……送り込み装
置、(送り込み手段)18……載置台、26……ヒンジ、34
……自動開き装置。(駆動手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を立て掛けて載置する載置台と、
    前記載置台の立て掛け面と対向して配置され、前記載置
    台に載置された感光材料を受け取って次工程へ送り込む
    送り込み手段からなる感光材料用オートフィーダにおい
    て、 前記送り込み手段に前記載置台を連結し前記載置台を床
    面に沿って回動させて前記送り込み手段に対して片開き
    可能とする連結手段と、前記載置台の下面に設けられた
    駆動輪と、前記駆動輪を回転させる駆動手段と、前記駆
    動手段を正転逆転させるフットスイッチと、を有するこ
    とを特徴とする感光材料用オートフィーダ。
  2. 【請求項2】前記載置台の下面に補助輪が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の感光材料用オートフィ
    ーダ。
  3. 【請求項3】前記載置台の自由端側に突設された位置決
    め突起と、前記送り込み手段に形成され前記位置決め突
    起が挿入される凹部と、を有することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の感光材料用オートフィーダ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397526A (ja) * 1986-10-13 1988-04-28 Canon Inc 給紙装置
JPS63171728A (ja) * 1987-01-07 1988-07-15 Fuji Photo Film Co Ltd シートオートフィーダ

Patent Citations (2)

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