JP3724280B2 - 写真処理機における感光材料収容マガジン。 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マガジン本体を第1ケースと第2ケースとから成る開閉可能な分割構造に構成し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させた状態で、前記巻き芯を回転自在に両持ち支持及び支持解除可能な巻き芯支持部を前記第1ケースと第2ケースとの分割部に設け、前記ロール状の感光材料をその幅方向外方側から受け止める位置決め作用体を、前記第2ケースにその底部側から前記巻き芯支持部を越える箇所まで立ち上がる状態に設けてある写真処理機における感光材料収容マガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の写真処理機における感光材料収容マガジンにオペレータがロール状の感光材料を装着する場合、暗袋内に第1及び第2ケース・ロール状の感光材料・巻き芯を収容し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させ、第1ケースを第2ケースに対して開放させるとともに、第2ケースをその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に嵌合支持させ、その後に第1ケースを閉塞している。
【0003】
従来、第2ケース側の巻き芯支持部部分に前記巻き芯を嵌合させるのに、オペレータが暗袋内の前記巻き芯支持部部分の位置を手さぐりで探し出し、巻き芯を巻き芯支持部部分に上方から下ろして嵌合支持させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、前記巻き芯支持部部分に巻き芯を嵌合させる作業を暗袋内で手さぐりで行うために、巻き芯を巻き芯支持部部分に嵌合支持させるのに手間がかかっていた。
【0005】
本発明の目的は、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業を簡単に行うことができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0007】
[構成]
冒頭に記載した写真処理機における感光材料収容マガジンにおいて、前記第1ケースを第2ケースに対して開放するとともに、前記第2ケースをその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な案内面を前記位置決め作用体に形成してある。
【0008】
[作用]
オペレータが感光材料収容マガジンにロール状の感光材料を装着する場合、例えば、暗袋内に第1及び第2ケース・ロール状の感光材料・巻き芯を収容し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させ、感光材料収容マガジンを前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯を位置決め作用体側の案内面に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができる(なお、第1及び第2ケース等を暗袋に収容することなく、上記の作業を暗室内で行うこともできる)。
【0009】
前記位置決め作用体は、第2ケースの分割部よりもケース内方側に位置しているから、例えば第2ケースの分割部に前記案内面を形成した構造に比べると、巻き芯の長手方向中央部側を案内することができて、巻き芯を安定的に案内することができる。
【0010】
[効果]
従って、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を位置決め作用体側の案内面に安定的に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができるから、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業を簡単に行うことができるようになった。
【0011】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0012】
[構成]
請求項1による発明の構成において、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0013】
[作用]
請求項1の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0014】
前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記案内面は、その上端側ほど第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してあるから、オペレータが巻き芯を第2ケースの巻き芯支持部部分の上方側から下ろしたときに、巻き芯が巻き芯支持部部分の真上から横方向に位置ずれすると位置決め作用体の案内面に当たりやすい。
【0015】
巻き芯が案内面に当たると、そのまま巻き芯を案内面に案内させて、第2ケース側の巻き芯支持部部分側に送り込むことができる。
【0016】
[効果]
従って、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を位置決め作用体側の傾斜した案内面に安定的に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができるから、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業をより簡単に行うことができるようになった。
【0017】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0018】
[構成]
請求項2による発明の構成において、前記巻き芯支持部を挟んで前記位置決め作用体の案内面とは反対側の第2ケースの分割部に、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な補助案内面を形成し、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記補助案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0019】
[作用]
請求項2の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0020】
前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記補助案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してあるから、オペレータが巻き芯を第2ケースの巻き芯支持部部分の上方側から下ろしたときに、巻き芯が巻き芯支持部部分の真上から横方向に位置ずれすると、位置決め作用体側の案内面か前記補助案内面に当たりやすい。
【0021】
巻き芯が前記案内面か補助案内面に当たると、そのまま巻き芯を案内面か補助案内面に案内させて、第2ケース側の巻き芯支持部分側に送り込むことができる。
【0022】
[効果]
従って、請求項2の構成による効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0023】
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0024】
[構成]
請求項1,2,3のいずれか一つによる発明の構成において、前記位置決め作用体は、その底部を前記マガジン本体の底部に取り付け、前記位置決め作用体の立ち上がり方向で前記位置決め作用体の底部とは離れた所定の位置決め作用体部分を前記マガジン本体に支持させてある。
【0025】
[作用]
請求項1,2,3のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0026】
位置決め作用体の底部をマガジン本体の底部に取り付け、位置決め作用体の立ち上がり方向で前記位置決め作用体の底部とは離れた所定の位置決め作用体部分を前記マガジン本体に支持させてあるから、巻き芯の重さで位置決め作用体が感光材料の幅方向に対応する方向にたわみむのを抑制することができ、安定的に案内することができる。
【0027】
[効果]
従って、請求項1,2,3のいずれか一つの構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、位置決め作用体の耐久性を向上させることができるとともに、位置決め作用体による感光材料の位置決め精度の低下を抑制することができた。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1に写真処理機1を示してある。この写真処理機1は、マガジン台3を写真処理機本体4に設け、ロール状の印画紙2(感光材料に相当)を収容する第1マガジン5と第2マガジン6(共に感光材料収容マガジンに相当)とをマガジン台3に横方向に並設するとともに、印画紙2を搬送する搬送装置8を設け、印画紙2を第1マガジン5から繰り出す状態と、第2マガジン6から繰り出す状態とに切り換え自在に構成し、第1マガジン5と第2マガジン6からの印画紙2を切断するカッター23を設け、切断された印画紙2を焼付処理する画像形成部7を第1マガジン5の下方側に配設して構成してある。
【0030】
前記画像形成部7は、印画紙2を一定速度で搬送させながらデジタル画像を1ラインごとに順次露光形成していくもので、DMD(デジタル・ミラー・デバイス)やレーザー露光装置やCRT露光装置などがある。
【0031】
次に、前記第1マガジン5について説明する(第2マガジン6は第1マガジン5と同一構造であるのでその説明は省略する)。
【0032】
図2,図3,図4に示すように、前記第1マガジン5はマガジン本体36を上ケース20(第1ケースに相当)と下ケース19(第2ケースに相当)とに分割するとともに、上ケース20と下ケース19とを印画紙排出口11側の横軸芯P周りに揺動開閉自在に連結した2分割構造に構成してある。
【0033】
そして、ロール状の印画紙2の中空芯材17(図2参照)に巻き芯18を挿通させた状態で、巻き芯18を回転自在に両持ち支持及び支持解除可能な巻き芯支持部12を上ケース20と下ケース19との分割部に設けてある。
【0034】
前記巻き芯18は、支軸(図示せず)の両端部に六角形状の嵌合体42をそれぞれ同芯状に設け、印画紙2側の中空芯材17に対する外筒を支軸に対して回転自在に設けて構成してある。
【0035】
前記巻き芯支持部12は、上ケース20の左右一対の分割部の内壁側に、嵌合体42の2分の1の大きさの嵌合体部分を嵌合させる嵌合凹部43(巻き芯支持部部分に相当)をそれぞれ形成するとともに、下ケース19の左右一対の分割部の内壁側に、嵌合体42の2分の1の大きさの嵌合体部分を嵌合させる嵌合凹部43(巻き芯支持部部分に相当)をそれぞれ形成して構成してある。
【0036】
つまり、写真処理機本体4から取り外した第1マガジン5にオペレータがロール状の印画紙2を装着する場合、暗袋内に上下のケース20,19・ロール状の印画紙2・巻き芯18を収容し、ロール状の印画紙2の中空芯材17に巻き芯18を挿通させ、上ケース20を下ケース19に対して開放させるとともに、下ケース19をその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態(図3,図4参照)で、巻き芯18の嵌合体42の下半分を下ケース19側の嵌合凹部43に嵌合支持させ、その後に上ケース20を閉塞して、巻き芯18の嵌合体42の上半分を上ケース20側の嵌合凹部43に嵌合支持させる。
【0037】
前記印画紙排出口11側に第1駆動ローラ9と第1圧着ローラ10とから成る第1ローラ機構24を設け、第2駆動ローラ32をロール状の印画紙2の外周に当てつけた状態で駆動回転させる第2ローラ機構33を、ロール状の印画紙2の縮径に伴ってその径方向内方側に追従移動可能に設けて、第1及び第2ローラ機構24,33のローラの正逆の回転で印画紙2を繰り出し・巻き戻すよう構成してある。
【0038】
前記第2駆動ローラ32は、ベルト伝動機構35を介して第1ローラ機構24と共通の駆動部により駆動回転する。また、第2駆動ローラ32はばね(図示せず)によりロール状の印画紙2の外周部に圧接させてある。
【0039】
前記下ケース19の印画紙排出口11の近傍に、前記印画紙排出口11に印画紙2を案内するガイドベース15(感光材料ガイド部材に相当)を取り付けてある。
【0040】
図2,図3,図4,図5に示すように、前記上下のケース20,19内のロール状の印画紙2をその幅方向外方側から受け止める左右一対の板状のロールペーパーガイド16(位置決め作用体に相当)を、位置変更機構21を介して印画紙2の幅方向に対応する方向に位置変更調節可能に下ケース19に、その底部から前記巻き芯支持部12を越える箇所まで立ち上がる状態に設けて、幅の異なった複数の印画紙2ごとに、ロールペーパーガイド16の位置を変更調節することで、前記複数の印画紙2をその幅方向で位置決め可能に構成してある。
【0041】
前記ロールペーパーガイド16は、ロール状の印画紙2の印画紙排出口11に近い側の側面部分(全側面の約3分の1の大きさである)に対応させて円弧状に形成してあり、印画紙2に対する板状の印画紙受け止め部22を、下ケース19の底部26に対する板状の取り付け部25(底部に相当)から立ち上げ形成して、前記取り付け部25を下ケース19の底部26にボルト28で固定してある。
【0042】
前記ロールペーパーガイド16の形状と、上下のケース20,19の分割部の形状とについては後でさらに詳しく説明する。
【0043】
前記ロールペーパーガイド16の立ち上がり方向でロールペーパーガイド16の取り付け部25とは離れたロールペーパーガイド部分27(位置決め作用体部分に相当)を、前記ガイドベース15を介して下ケース19に支持させてある。
【0044】
前記ガイドベース15とロールペーパーガイド部分27との支持連結構造は係合連結構造に構成してある。
【0045】
詳しくは、ガイドベース15の後端部の左半分側と右半分側とに、複数の三角溝状の係合溝29を、印画紙2の幅方向に対応する方向に並ぶ状態に形成し、前記複数の係合溝29のうちの選択された一つの係合溝29に係合する三角係合凸部30(図6,図7参照)を前記ロールペーパーガイド部分27に形成してある。
【0046】
前記下ケース19の底部26の左半分側と右半分側とに、前記ボルト28に対する複数の雌ねじ部31を、印画紙2の幅方向に対応する方向にほぼ一列に並ぶ状態に形成してある。
【0047】
前記下ケース19の底部26の左半分側と右半分側とに、印画紙2の長手方向に対応する方向に沿う複数の溝部38から成る溝群をそれぞれ形成するとともに、ロールペーパーガイド16の取り付け部25の低面側に、いずれかの溝部38を選択してその溝部38の内壁に当接する係止凸部37(図7参照)を、印画紙2の長手方向に対応する方向に沿う状態に突設してある。
【0048】
前記複数の雌ねじ部31と複数の係合溝29と複数の溝部38とで前記位置変更機構21を構成している。
【0049】
つまり、ロールペーパーガイド16を位置変更調節するときは、複数の溝部38から一つの溝部38を選択して、その内壁に前記係止凸部37を当接させ、前記一つの溝部38に対応する一つの雌ねじ部31を複数の雌ねじ部31から選択して、これにボルト28を螺合させるとともに、前記一つの溝部38及び一つの雌ねじ部31に対応する一つの係合溝29を複数の係合溝29から選択して、これに三角係合凸部30を係合させる。
【0050】
図2,図3,図6,図7に示すように、前記ロールペーパーガイド16の取り付け部25を下ケース19の底部26に取り付けた状態で、ロールペーパーガイド16がその取り付け部25側の軸芯Q(この軸芯Qは、ロール状の印画紙2の軸芯Oに沿い、かつ、固定状態のボルト28を通る)周りに浮き上がり回転するのを係合溝29と三角係合凸部30との係合で防止可能に、前記係合溝29と三角係合凸部30とを、ロール状の印画紙2の軸芯方向に沿う方向から見て、下ケース19の底面に対して傾斜した方向で互いに係合するように形成してある。
【0051】
図3,図4に示すように、前記上ケース20を下ケース19に対して開放するとともに、下ケース19をその底部26側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18を下ケース19側の嵌合凹部43に案内可能な案内面40をロールペーパーガイド16に形成してある。
【0052】
上記のように、巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18の軸芯方向に対応する方向から見て(巻き芯18の軸芯はロール状の印画紙2の軸芯Oと同一軸芯である)、前記案内面40は、その上端側ほど下ケース19の嵌合凹部43の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
また、前記嵌合凹部43を挟んでロールペーパーガイド16の案内面40とは反対側の下ケース19の分割部に、巻き芯18を下ケース19側の嵌合凹部43に案内可能な補助案内面41を形成し、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18の軸芯方向に対応する方向から見て、補助案内面41は、その上端側ほど下ケース19の嵌合凹部43の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0053】
前記案内面40と補助案内面41とを上記のような傾斜面に形成してあるから、オペレータが第1マガジン5にロール状の印画紙2を装着する場合、印画紙2を装着した巻き芯18をオペレータが下ケース19の嵌合凹部43の上方側から下ろしたときに、巻き芯18が嵌合凹部43の真上から横方向に位置ずれすると、ロールペーパーガイド16側の案内面40か、下ケース19側の補助案内面41に当たりやすい。
【0054】
前記巻き芯18が前記案内面40か補助案内面41に当たると、そのまま巻き芯18を案内面40か補助案内面41に案内させて、下ケース19側の嵌合凹部43に送り込むことができる。
【0055】
[別実施形態]
上記の実施形態におけるロールペーパーガイド部分27以外のロールペーパーガイド部分を前記ガイドベース15に支持させてあってもよい。
【0056】
前記ロールペーパーガイド部分27を下ケース19の内壁に直接支持させてあってもよい。
【0057】
前記感光材料は印画紙以外のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の縦断正面図
【図2】マガジンの縦断面図
【図3】開放状態のマガジンの縦断面図
【図4】マガジンに巻き芯を装着している状態を示す図
【図5】ロールペーパーガイドの取り付け構造を示す平面図
【図6】三角係合凸部と係合溝との係合構造を示す図
【図7】ロールペーパーガイドを示す斜視図
【符号の説明】
2 感光材料
12 巻き芯支持部
16 位置決め作用体
17 中空芯材
18 巻き芯
19 第2ケース
20 第1ケース
25 位置決め作用体の底部
26 マガジン本体の底部
27 位置決め作用体部分
36 マガジン本体
40 案内面
41 補助案内面
43 巻き芯支持部部分
【発明の属する技術分野】
本発明は、マガジン本体を第1ケースと第2ケースとから成る開閉可能な分割構造に構成し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させた状態で、前記巻き芯を回転自在に両持ち支持及び支持解除可能な巻き芯支持部を前記第1ケースと第2ケースとの分割部に設け、前記ロール状の感光材料をその幅方向外方側から受け止める位置決め作用体を、前記第2ケースにその底部側から前記巻き芯支持部を越える箇所まで立ち上がる状態に設けてある写真処理機における感光材料収容マガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の写真処理機における感光材料収容マガジンにオペレータがロール状の感光材料を装着する場合、暗袋内に第1及び第2ケース・ロール状の感光材料・巻き芯を収容し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させ、第1ケースを第2ケースに対して開放させるとともに、第2ケースをその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に嵌合支持させ、その後に第1ケースを閉塞している。
【0003】
従来、第2ケース側の巻き芯支持部部分に前記巻き芯を嵌合させるのに、オペレータが暗袋内の前記巻き芯支持部部分の位置を手さぐりで探し出し、巻き芯を巻き芯支持部部分に上方から下ろして嵌合支持させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、前記巻き芯支持部部分に巻き芯を嵌合させる作業を暗袋内で手さぐりで行うために、巻き芯を巻き芯支持部部分に嵌合支持させるのに手間がかかっていた。
【0005】
本発明の目的は、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業を簡単に行うことができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0007】
[構成]
冒頭に記載した写真処理機における感光材料収容マガジンにおいて、前記第1ケースを第2ケースに対して開放するとともに、前記第2ケースをその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な案内面を前記位置決め作用体に形成してある。
【0008】
[作用]
オペレータが感光材料収容マガジンにロール状の感光材料を装着する場合、例えば、暗袋内に第1及び第2ケース・ロール状の感光材料・巻き芯を収容し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させ、感光材料収容マガジンを前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯を位置決め作用体側の案内面に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができる(なお、第1及び第2ケース等を暗袋に収容することなく、上記の作業を暗室内で行うこともできる)。
【0009】
前記位置決め作用体は、第2ケースの分割部よりもケース内方側に位置しているから、例えば第2ケースの分割部に前記案内面を形成した構造に比べると、巻き芯の長手方向中央部側を案内することができて、巻き芯を安定的に案内することができる。
【0010】
[効果]
従って、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を位置決め作用体側の案内面に安定的に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができるから、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業を簡単に行うことができるようになった。
【0011】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0012】
[構成]
請求項1による発明の構成において、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0013】
[作用]
請求項1の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0014】
前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記案内面は、その上端側ほど第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してあるから、オペレータが巻き芯を第2ケースの巻き芯支持部部分の上方側から下ろしたときに、巻き芯が巻き芯支持部部分の真上から横方向に位置ずれすると位置決め作用体の案内面に当たりやすい。
【0015】
巻き芯が案内面に当たると、そのまま巻き芯を案内面に案内させて、第2ケース側の巻き芯支持部部分側に送り込むことができる。
【0016】
[効果]
従って、感光材料の中空芯材に挿通させた巻き芯を位置決め作用体側の傾斜した案内面に安定的に案内させながら、第2ケース側の巻き芯支持部部分に送って支持させることができるから、巻き芯を第2ケース側の巻き芯支持部部分に支持させる作業をより簡単に行うことができるようになった。
【0017】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0018】
[構成]
請求項2による発明の構成において、前記巻き芯支持部を挟んで前記位置決め作用体の案内面とは反対側の第2ケースの分割部に、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な補助案内面を形成し、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記補助案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0019】
[作用]
請求項2の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0020】
前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記補助案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してあるから、オペレータが巻き芯を第2ケースの巻き芯支持部部分の上方側から下ろしたときに、巻き芯が巻き芯支持部部分の真上から横方向に位置ずれすると、位置決め作用体側の案内面か前記補助案内面に当たりやすい。
【0021】
巻き芯が前記案内面か補助案内面に当たると、そのまま巻き芯を案内面か補助案内面に案内させて、第2ケース側の巻き芯支持部分側に送り込むことができる。
【0022】
[効果]
従って、請求項2の構成による効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0023】
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0024】
[構成]
請求項1,2,3のいずれか一つによる発明の構成において、前記位置決め作用体は、その底部を前記マガジン本体の底部に取り付け、前記位置決め作用体の立ち上がり方向で前記位置決め作用体の底部とは離れた所定の位置決め作用体部分を前記マガジン本体に支持させてある。
【0025】
[作用]
請求項1,2,3のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0026】
位置決め作用体の底部をマガジン本体の底部に取り付け、位置決め作用体の立ち上がり方向で前記位置決め作用体の底部とは離れた所定の位置決め作用体部分を前記マガジン本体に支持させてあるから、巻き芯の重さで位置決め作用体が感光材料の幅方向に対応する方向にたわみむのを抑制することができ、安定的に案内することができる。
【0027】
[効果]
従って、請求項1,2,3のいずれか一つの構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、位置決め作用体の耐久性を向上させることができるとともに、位置決め作用体による感光材料の位置決め精度の低下を抑制することができた。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1に写真処理機1を示してある。この写真処理機1は、マガジン台3を写真処理機本体4に設け、ロール状の印画紙2(感光材料に相当)を収容する第1マガジン5と第2マガジン6(共に感光材料収容マガジンに相当)とをマガジン台3に横方向に並設するとともに、印画紙2を搬送する搬送装置8を設け、印画紙2を第1マガジン5から繰り出す状態と、第2マガジン6から繰り出す状態とに切り換え自在に構成し、第1マガジン5と第2マガジン6からの印画紙2を切断するカッター23を設け、切断された印画紙2を焼付処理する画像形成部7を第1マガジン5の下方側に配設して構成してある。
【0030】
前記画像形成部7は、印画紙2を一定速度で搬送させながらデジタル画像を1ラインごとに順次露光形成していくもので、DMD(デジタル・ミラー・デバイス)やレーザー露光装置やCRT露光装置などがある。
【0031】
次に、前記第1マガジン5について説明する(第2マガジン6は第1マガジン5と同一構造であるのでその説明は省略する)。
【0032】
図2,図3,図4に示すように、前記第1マガジン5はマガジン本体36を上ケース20(第1ケースに相当)と下ケース19(第2ケースに相当)とに分割するとともに、上ケース20と下ケース19とを印画紙排出口11側の横軸芯P周りに揺動開閉自在に連結した2分割構造に構成してある。
【0033】
そして、ロール状の印画紙2の中空芯材17(図2参照)に巻き芯18を挿通させた状態で、巻き芯18を回転自在に両持ち支持及び支持解除可能な巻き芯支持部12を上ケース20と下ケース19との分割部に設けてある。
【0034】
前記巻き芯18は、支軸(図示せず)の両端部に六角形状の嵌合体42をそれぞれ同芯状に設け、印画紙2側の中空芯材17に対する外筒を支軸に対して回転自在に設けて構成してある。
【0035】
前記巻き芯支持部12は、上ケース20の左右一対の分割部の内壁側に、嵌合体42の2分の1の大きさの嵌合体部分を嵌合させる嵌合凹部43(巻き芯支持部部分に相当)をそれぞれ形成するとともに、下ケース19の左右一対の分割部の内壁側に、嵌合体42の2分の1の大きさの嵌合体部分を嵌合させる嵌合凹部43(巻き芯支持部部分に相当)をそれぞれ形成して構成してある。
【0036】
つまり、写真処理機本体4から取り外した第1マガジン5にオペレータがロール状の印画紙2を装着する場合、暗袋内に上下のケース20,19・ロール状の印画紙2・巻き芯18を収容し、ロール状の印画紙2の中空芯材17に巻き芯18を挿通させ、上ケース20を下ケース19に対して開放させるとともに、下ケース19をその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態(図3,図4参照)で、巻き芯18の嵌合体42の下半分を下ケース19側の嵌合凹部43に嵌合支持させ、その後に上ケース20を閉塞して、巻き芯18の嵌合体42の上半分を上ケース20側の嵌合凹部43に嵌合支持させる。
【0037】
前記印画紙排出口11側に第1駆動ローラ9と第1圧着ローラ10とから成る第1ローラ機構24を設け、第2駆動ローラ32をロール状の印画紙2の外周に当てつけた状態で駆動回転させる第2ローラ機構33を、ロール状の印画紙2の縮径に伴ってその径方向内方側に追従移動可能に設けて、第1及び第2ローラ機構24,33のローラの正逆の回転で印画紙2を繰り出し・巻き戻すよう構成してある。
【0038】
前記第2駆動ローラ32は、ベルト伝動機構35を介して第1ローラ機構24と共通の駆動部により駆動回転する。また、第2駆動ローラ32はばね(図示せず)によりロール状の印画紙2の外周部に圧接させてある。
【0039】
前記下ケース19の印画紙排出口11の近傍に、前記印画紙排出口11に印画紙2を案内するガイドベース15(感光材料ガイド部材に相当)を取り付けてある。
【0040】
図2,図3,図4,図5に示すように、前記上下のケース20,19内のロール状の印画紙2をその幅方向外方側から受け止める左右一対の板状のロールペーパーガイド16(位置決め作用体に相当)を、位置変更機構21を介して印画紙2の幅方向に対応する方向に位置変更調節可能に下ケース19に、その底部から前記巻き芯支持部12を越える箇所まで立ち上がる状態に設けて、幅の異なった複数の印画紙2ごとに、ロールペーパーガイド16の位置を変更調節することで、前記複数の印画紙2をその幅方向で位置決め可能に構成してある。
【0041】
前記ロールペーパーガイド16は、ロール状の印画紙2の印画紙排出口11に近い側の側面部分(全側面の約3分の1の大きさである)に対応させて円弧状に形成してあり、印画紙2に対する板状の印画紙受け止め部22を、下ケース19の底部26に対する板状の取り付け部25(底部に相当)から立ち上げ形成して、前記取り付け部25を下ケース19の底部26にボルト28で固定してある。
【0042】
前記ロールペーパーガイド16の形状と、上下のケース20,19の分割部の形状とについては後でさらに詳しく説明する。
【0043】
前記ロールペーパーガイド16の立ち上がり方向でロールペーパーガイド16の取り付け部25とは離れたロールペーパーガイド部分27(位置決め作用体部分に相当)を、前記ガイドベース15を介して下ケース19に支持させてある。
【0044】
前記ガイドベース15とロールペーパーガイド部分27との支持連結構造は係合連結構造に構成してある。
【0045】
詳しくは、ガイドベース15の後端部の左半分側と右半分側とに、複数の三角溝状の係合溝29を、印画紙2の幅方向に対応する方向に並ぶ状態に形成し、前記複数の係合溝29のうちの選択された一つの係合溝29に係合する三角係合凸部30(図6,図7参照)を前記ロールペーパーガイド部分27に形成してある。
【0046】
前記下ケース19の底部26の左半分側と右半分側とに、前記ボルト28に対する複数の雌ねじ部31を、印画紙2の幅方向に対応する方向にほぼ一列に並ぶ状態に形成してある。
【0047】
前記下ケース19の底部26の左半分側と右半分側とに、印画紙2の長手方向に対応する方向に沿う複数の溝部38から成る溝群をそれぞれ形成するとともに、ロールペーパーガイド16の取り付け部25の低面側に、いずれかの溝部38を選択してその溝部38の内壁に当接する係止凸部37(図7参照)を、印画紙2の長手方向に対応する方向に沿う状態に突設してある。
【0048】
前記複数の雌ねじ部31と複数の係合溝29と複数の溝部38とで前記位置変更機構21を構成している。
【0049】
つまり、ロールペーパーガイド16を位置変更調節するときは、複数の溝部38から一つの溝部38を選択して、その内壁に前記係止凸部37を当接させ、前記一つの溝部38に対応する一つの雌ねじ部31を複数の雌ねじ部31から選択して、これにボルト28を螺合させるとともに、前記一つの溝部38及び一つの雌ねじ部31に対応する一つの係合溝29を複数の係合溝29から選択して、これに三角係合凸部30を係合させる。
【0050】
図2,図3,図6,図7に示すように、前記ロールペーパーガイド16の取り付け部25を下ケース19の底部26に取り付けた状態で、ロールペーパーガイド16がその取り付け部25側の軸芯Q(この軸芯Qは、ロール状の印画紙2の軸芯Oに沿い、かつ、固定状態のボルト28を通る)周りに浮き上がり回転するのを係合溝29と三角係合凸部30との係合で防止可能に、前記係合溝29と三角係合凸部30とを、ロール状の印画紙2の軸芯方向に沿う方向から見て、下ケース19の底面に対して傾斜した方向で互いに係合するように形成してある。
【0051】
図3,図4に示すように、前記上ケース20を下ケース19に対して開放するとともに、下ケース19をその底部26側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18を下ケース19側の嵌合凹部43に案内可能な案内面40をロールペーパーガイド16に形成してある。
【0052】
上記のように、巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18の軸芯方向に対応する方向から見て(巻き芯18の軸芯はロール状の印画紙2の軸芯Oと同一軸芯である)、前記案内面40は、その上端側ほど下ケース19の嵌合凹部43の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
また、前記嵌合凹部43を挟んでロールペーパーガイド16の案内面40とは反対側の下ケース19の分割部に、巻き芯18を下ケース19側の嵌合凹部43に案内可能な補助案内面41を形成し、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、巻き芯18の軸芯方向に対応する方向から見て、補助案内面41は、その上端側ほど下ケース19の嵌合凹部43の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある。
【0053】
前記案内面40と補助案内面41とを上記のような傾斜面に形成してあるから、オペレータが第1マガジン5にロール状の印画紙2を装着する場合、印画紙2を装着した巻き芯18をオペレータが下ケース19の嵌合凹部43の上方側から下ろしたときに、巻き芯18が嵌合凹部43の真上から横方向に位置ずれすると、ロールペーパーガイド16側の案内面40か、下ケース19側の補助案内面41に当たりやすい。
【0054】
前記巻き芯18が前記案内面40か補助案内面41に当たると、そのまま巻き芯18を案内面40か補助案内面41に案内させて、下ケース19側の嵌合凹部43に送り込むことができる。
【0055】
[別実施形態]
上記の実施形態におけるロールペーパーガイド部分27以外のロールペーパーガイド部分を前記ガイドベース15に支持させてあってもよい。
【0056】
前記ロールペーパーガイド部分27を下ケース19の内壁に直接支持させてあってもよい。
【0057】
前記感光材料は印画紙以外のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の縦断正面図
【図2】マガジンの縦断面図
【図3】開放状態のマガジンの縦断面図
【図4】マガジンに巻き芯を装着している状態を示す図
【図5】ロールペーパーガイドの取り付け構造を示す平面図
【図6】三角係合凸部と係合溝との係合構造を示す図
【図7】ロールペーパーガイドを示す斜視図
【符号の説明】
2 感光材料
12 巻き芯支持部
16 位置決め作用体
17 中空芯材
18 巻き芯
19 第2ケース
20 第1ケース
25 位置決め作用体の底部
26 マガジン本体の底部
27 位置決め作用体部分
36 マガジン本体
40 案内面
41 補助案内面
43 巻き芯支持部部分
Claims (4)
- マガジン本体を第1ケースと第2ケースとから成る開閉可能な分割構造に構成し、ロール状の感光材料の中空芯材に巻き芯を挿通させた状態で、前記巻き芯を回転自在に両持ち支持及び支持解除可能な巻き芯支持部を前記第1ケースと第2ケースとの分割部に設け、前記ロール状の感光材料をその幅方向外方側から受け止める位置決め作用体を、前記第2ケースにその底部側から前記巻き芯支持部を越える箇所まで立ち上がる状態に設けてある写真処理機における感光材料収容マガジンであって、
前記第1ケースを第2ケースに対して開放するとともに、前記第2ケースをその底部側を下にした巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な案内面を前記位置決め作用体に形成してある写真処理機における感光材料収容マガジン。 - 前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある請求項1記載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
- 前記巻き芯支持部を挟んで前記位置決め作用体の案内面とは反対側の第2ケースの分割部に、前記巻き芯を前記第2ケース側の巻き芯支持部部分に案内可能な補助案内面を形成し、前記巻き芯装着用姿勢に設定した状態で、前記巻き芯の軸芯方向に対応する方向から見て、前記補助案内面は、その上端側ほど前記第2ケースの巻き芯支持部部分の横外方側に対応する側に離れて位置する傾斜面に形成してある請求項2記載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
- 前記位置決め作用体は、その底部を前記マガジン本体の底部に取り付け、前記位置決め作用体の立ち上がり方向で前記位置決め作用体の底部とは離れた所定の位置決め作用体部分を前記マガジン本体に支持させてある請求項1,2,3のいずれか一つに記載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
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