JP2594177B2 - 植物栽培方法およびその装置 - Google Patents

植物栽培方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、温室等で野菜などの植物を栽培する方法お
よびその装置に関するものである。
(従来の技術) 温室などの温度、湿度、光、雰囲気などを人工的に制
御した培養室内で野菜などの植物を栽培することは既に
知られている。
栽培方法としては種々の方法が提案されているが、主
として、栽培用のトレイに人工土壌と培養液を入れ、こ
の人工土壌に所定の間隔で植物を植え付けて栽培する方
法によっている。
栽培用のトレイは、場合によってはコンベア等の上に
配置し、栽培室内を移動させて、成長した植物を順次収
穫するなどの方法によって、栽培効率を高めるようにし
ている。
しかしながら、これら栽培トレイによる方法では、ト
レイ内の培養液を適当なときに補給するとか入れ替える
とかしないと、液中の培養成分や溶存酸素が不足した
り、また場合によっては培養液の腐敗やユスリガなどの
虫が発生したりすることがある。また、水垢などのスラ
イム状物がトレイや人工土壌に付着して植物の成長を妨
げるほか、植物病害の発生などを生じさせるなどの問題
があった。
上記の問題を避けるために培養液をポンプで循環させ
たり、また培養液に空気を吹き込んだりしているが、充
分な解決方法ではなかった。
また、スライムの付着したトレイ等を洗浄するものも
容易でなく、そのため生産コストを高くしていた。
本発明者は種々研究した結果、栽培用のトレイをチャ
ンネル(樋)状に形成し、これを傾斜させて培養液を流
すことによって上記問題を解決し得ることを見出して本
発明を完成した。
(発明が解決しようとする課題) したがって本発明は、装置自体が簡便で、装置の洗浄
等の手間を要せず、かつ培養液の管理が容易な、植物栽
培方法を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の植物栽培方法は、長方形のプラスチック等の
シートの幅方向の一方又は両方の端部に沿って発泡プラ
スチック等の人工土壌を固定した人工土壌付シートを用
い、該人工土壌付シートを幅方向に二つ折りにして人工
土壌とシート又は人工土壌と人工土壌を合わせて樋状ト
レイを形成し、該人工土壌の合わせ目に種子を播種又は
植物を植えて、該樋状トレイ内に培養液を流して栽培す
ることを特徴とする方法である。
又、本発明は、前記栽培方法に使用するための、長方
形のプラスチックフィルム等のシートの幅方向の両端部
に発泡プラスチック、不織布等の人工土壌を縫付け等に
よって固定してなり、該シートを幅方向に二つ折りして
人工土壌と人工土壌を合わせることによって植物栽培地
と培養液の通路が形成できるようにしたことを特徴とす
る植物栽培用シートに関するものである。
本発明において樋状トレイを形成するための人工土壌
付き植物栽培用シートなどに使用されるシートは、黒色
のポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィ
ルムとか、又これらをラミネートした紙などが使用でき
る。これらは日光を避けるために黒色とするため、光を
遮ることができる着色部材や非透光性のものであれば、
黒色でなくともよいことは勿論である。
人工土壌(人工培地)としては、通常この種の用途に
用いれられているものが使用できる。例えば、発泡ポリ
ウレタン、不織布等が挙げられる。
樋状トレイに人工土壌を配置するには、シート状物と
して用いると有利である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する
が、本発明はこれらに限られるものではない。
第1図は、本発明の樋状トレイの一例を示す図で、人
工土壌1として2枚の発泡プラスチックシートをを使用
し、樋状トレイ用のシート2としてプラスチックフィル
ムを用いて樋状トレイを形成した例である。本例の場合
には、人工土壌1とトレイ用のシート2は糸4で縫い付
けてある。人工土壌1と人工土壌1との間に種子3を播
いて使用する。
第2図および第3図は、第1図の樋状トレイの使用方
法を示す図で、第2図に示すように2本の棒5、5の間
に網状の支持部材6を張った支持具内に樋状トレイを保
持させて適当に傾斜させて使用する。植物の成長に応じ
て棒5の間隔を拡げてトレイ用シート2が人工土壌1又
は植物の根に当たるのを調節することによって培養液の
流量を調節することができる。
植物が成長した後は、第4図で示すように支持具より
取り出し、適当な長さに切断して市場に出すなり、第5
図に示すように鉢10に植えるなりする。
第6図は栽培方法の概略を示す図で、樋8に人工土壌
を適当な間隔で配置して栽培している状態を示す。11は
流下してきた培養液を受ける培養液受器、12は培養液貯
留槽、13は循環パイプ、14は吐出ノズルを示す。樋状ト
レイの傾斜角度は任意に選択できるが、好ましくは2〜
15度程度である。
第7図は、第2図および第3図の支持具を使用した場
合の使用例の一例を示す図で、植物の成長に合わせてレ
ール7上の棒5の間隔を拡げることによって植物同士の
間隔を拡げた状態を示す。
第8図および第9図は本発明の樋状トレイの他の実施
例で、トレイ用シート2の上部開口内に1枚のシートの
人工土壌1を折り込み、クリップ20で固定する。このよ
うにして人工土壌1を留めた樋状トレイを第9図に示す
ように適当な固定具で保持棒15に固定して使用する。
本例の場合、人工土壌1をシート2に留めるには、図
示したクリップに限られることなく、他のものでもよい
ことは勿論である。クリップはプラスチック製のものが
好ましい。
第10図は、第9図に示したように保持棒15に固定した
樋状トレイ内の植物が成長した時に、植物の成長に合わ
せて樋状トレイと樋状トレイの間を広げられるようにし
たものの例である。図では保持棒15だけで樋状トレイが
記載されてないが、各保持棒15にそれぞれ係止棒18を植
設しておき、この係止棒18にチエン17の輪を掛けて互い
の間隔を保持するようにしたもので、チエン17の輪を選
択することによって保持棒15と15の間隔を調節できる。
第11図および第12図は本発明の更に別の実施例を示す
図で、図からわかるようにトレイ用シートとしてプラス
チックフィルムの円筒状シート21を使用し、2本の保持
用丸棒22を円筒状シート21内に挿入し、そしてこの2本
の保持用丸棒22の間に円筒状シート21の一部を押し込ん
で形成される丸棒22間の空間に人工土壌1を位置させ、
植物の成長にあわせて第12図(a)から(b)となるよ
うに、保持用丸棒22を回転させて円筒状シート21の残り
の部分を丸棒22間に送り込み人工土壌1の下のスペース
を大きくする。このようにすることによって、棒22の間
隔を広げる必要がなくなる。
(効果) 本発明は上記のように、樋状トレイとして人工土壌と
トレイ用シートとで構成したので、植物成育御は樋状ト
レイを適当な長さに切断してそのまま出荷できる。この
ように、安価な材料よりなる樋状トレイを用い、毎回新
しい樋状トレイで行うため、従来生じていた汚れや、植
物病害の発生もない。また、培養液は樋状トレイの一方
向から流して使用するため、常に調整された培養液を使
用できる、などの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を説明するため
の斜視図および断面模式図、 第6図は本発明装置の一例を示す模式図、 第7図は使用状態を示す模式図、 第8図および第9図は樋状トレイの更に他の例を示す斜
視図、 第10図は保持棒の間隔を調整する装置を示す斜視図、 第11図および第12図は樋状トレイの別の例を示す斜視図
および端面図である。 図中、 1……人工土壌 2……トレイ用シート 3……種子 5……棒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形のプラスチック等のシートの幅方向
    の一方又は両方の端部に沿って発泡プラスチック等の人
    工土壌を固定した人工土壌付シートを用い、該人工土壌
    付シートを幅方向に二つ折りにして人工土壌とシート又
    は人工土壌と人工土壌を合わせて樋状トレイを形成し、
    該人工土壌の合わせ目に種子を播種又は植物を植えて、
    該樋状トレイ内に培養液を流して栽培することを特徴と
    する植物栽培方法。
  2. 【請求項2】長方形のプラスチックフィルム等のシート
    の幅方向の両端部に発泡プラスチック、不織布等の人工
    土壌を縫付け等によって固定してなり、該シートを幅方
    向に二つ折りにして人工土壌と人工土壌を合わせること
    によって植物栽培培地と培養液の通路ができるようにし
    たことを特徴とする植物栽培用シート。
  3. 【請求項3】プラスチックフィルム製の筒状シート内に
    二本の保持用丸棒を挿入し、該筒状シートの一方の側面
    から該シートを二本の保持用丸棒の間に挿入した状態に
    したときにできる空間内に人工土壌を配設して植物を植
    え、二本の保持用丸棒を回転可能にスペーサを兼ねた固
    定具で把持し、植物の成長に応じて保持用丸棒を回転さ
    せて筒状シートの残りの部分を保持用丸棒間内送り込ん
    で前記空間を大きくするようにしたことを特徴とする植
    物栽培方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6117941B2 (ja) * 1982-10-29 1986-05-09 Kitanippon Seisakusho Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117941U (ja) * 1984-07-07 1986-02-01 太洋興業株式会社 培地ブロツク

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JPS6117941B2 (ja) * 1982-10-29 1986-05-09 Kitanippon Seisakusho Kk

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