JP2593475Y2 - タイヤウォーマー - Google Patents

タイヤウォーマー

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JP2593475Y2
JP2593475Y2 JP1993013208U JP1320893U JP2593475Y2 JP 2593475 Y2 JP2593475 Y2 JP 2593475Y2 JP 1993013208 U JP1993013208 U JP 1993013208U JP 1320893 U JP1320893 U JP 1320893U JP 2593475 Y2 JP2593475 Y2 JP 2593475Y2
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JP
Japan
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tire
heating element
warmer
belt
bag
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JP1993013208U
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JPH0665010U (ja
Inventor
連二 唯内
雅博 福山
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、二輪車および四輪車
の自動車レースの際に、スタート時点まで自動車のタイ
ヤを温めておくのに用いるタイヤウォーマーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車は、路面に対するタイヤのグリッ
プ力が大きい程制動力が高く、コーナー部を高速で走る
ことができる。また、タイヤのグリップ力は、タイヤの
接地面積が大である程大きくなる。
【0003】ところで、自動車タイヤは、走行時におけ
る路面とタイヤとの摩擦熱により温度が上昇し、タイヤ
のゴムが軟らかくなって接地面積が大になる。したがっ
て、タイヤのグリップ力は、走行開始時のタイヤ温度が
低い時点では小さく、ある程度走行した後のタイヤ温度
が高くなった時点で大きくなる。
【0004】そこで従来にあっては、帯状体の内側に発
熱体を設けたタイヤウォーマーを、発熱体を内側にして
タイヤの外周面に巻き、それにより走行開始までタイヤ
を温めることが提案されている(実開平1−87905
号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記のタイヤ
ウォーマーにあっては、発熱体の熱が外部に逃げやすく
効率よくタイヤを温められない問題がある。また、前記
発熱体は、空気中の酸素と反応して発熱するタイプのも
のが多用される。しかし、前記のタイヤウォーマーにあ
っては、発熱体がタイヤ外周面と帯状体間に挟まれるた
め、酸素供給不足を生じ易く完全に発熱しない恐れがあ
る。
【0006】そこで、この考案は前記の点に鑑みなされ
たもので、発熱不良を生じず、効率よくタイヤを温める
ことのできるタイヤウォーマーを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、空気中の酸
素と反応して発熱する発熱体を帯状体の片側面に着脱可
能に設け、前記発熱体を内側にして帯状体をタイヤの外
周面に巻き付けるタイヤウォーマーにおいて、前記帯状
体が、発熱体側の面および使用時に外側となる面の一部
を通気性材質で形成した袋体と、前記袋体内に配設した
断熱材とよりなることを特徴とするタイヤウォーマーに
係る。
【0008】
【作用】この考案のタイヤウォーマーは、帯状体の袋体
内に配設した断熱材によって保温が図られる。また、袋
体の外側の面および発熱体側の面の一部が通気性材質に
より構成されるため、使用時にタイヤ表面と帯状体の袋
体間に挟まれた発熱体が、前記通気性材質を通過してく
る空気中の酸素と反応することができ、良好に発熱す
る。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案の一実施例を示す平面図、図2
はその裏面図、図3はその3−3線に沿って切断した拡
大断面図、図4は使用時の斜視図である。この実施例の
タイヤウォーマー10は、帯状体20とその片側に取り
付けられた発熱体40とよりなる。
【0010】帯状体20は、タイヤ外周に巻き付いてタ
イヤを覆うことができる長さ及び幅からなる袋体21内
に、軟質ウレタンフォーム、綿、化繊綿、グラスウール
等の断熱材30が配設されている。袋体21は、使用時
に外側となる外側部材22と発熱体側(内側)部材24
とより構成されている。
【0011】外側部材22は、空気及び雨水を通しにく
い非通気性および非透水性材質からなる。たとえば、カ
ーボンフィルム、防水処理した布材、アルミ箔をコーテ
ィングしたフィルム等が好適である。またこの外側部材
22の一部、この実施例では中央部は通気性材質23で
構成されている。通気性材質としては、編目生地、不織
布、あるいは微細な孔をあけたフィルム等を使用でき
る。
【0012】発熱体側部材24は、綿布、ナイロン繊
維、アクリル繊維、テトロン繊維等のような軟らかく、
しかも保温性のある布材、フィルム、シート材等からな
る。この発熱体側部材24の一部、この実施例では中央
部分は通気性材質25から構成されている。この通気性
材質25は、前記と同様のものが用いられる。なお、雨
水の侵入防止、および熱の逃散防止のため、発熱体側部
材の通気性材質25よりも前記外側部材の通気性材質2
3は小とされている。
【0013】この発熱体側部材24には、発熱体40を
着脱可能に取付けるための取付け部材26が所定位置に
設けられる。この取付け部材26としては、ボタン等の
フック、両面接着テープ、両面接合テープ等適宜選択さ
れる。
【0014】また、この袋体21には、タイヤへの巻付
け固定を行うための面接合テープ27a,27bが長手
方向両端に設けられ、さらに幅方向両端には固定用の紐
28,28が通されている。29は、タイヤウォーマー
取付け時に紐28の緩みを防ぐための締め具である。
【0015】発熱体40は、酸素と接触して酸化発熱反
応を起こす公知の発熱組成物を不織布等からなる袋に収
容したものが用いられる。発熱組成物の一例として、鉄
粉等の金属粉と、塩化ナトリウム等の発熱促進剤と、水
分と、必要に応じて添加される炭素粉等の反応助剤とか
らなるものを挙げる。この発熱体40は、前記袋状のも
のが帯状体20の長さおよび幅に応じて所定数用いられ
る。またこの発熱体40には、係合部41が形成されて
いて前記帯状体20の取付け部材26と解除可能に係合
するようになっている。その係合部41は、前記帯状体
20の取付け部材26に応じたものとされ、この実施例
のように発熱体40外面を構成する袋の両端部に穴を設
けたもの、あるいは取付け部材が面接合ファスナーの場
合にはそれと係合する面接合ファスナーとされる。
【0016】このようにしてなるタイヤウォーマー10
は、発熱体40をタイヤ側として図4に示すようにタイ
ヤTの外周面に巻き付けられ、前記面接合テープ27
a,27bおよび紐28によりタイヤTに取付けられ
る。タイヤTに取付けられたタイヤウォーマー10は、
外側の空気が帯状体20の通気性材質23,25部分を
通ってタイヤ側に到り、発熱体40内に侵入する。それ
により発熱体40の組成物が酸化発熱反応を起こしてタ
イヤTを加熱する。またその際の熱は、帯状体20内の
断熱材30により外部へ逃げるのが防止される。さら
に、帯状体20の外面は、通気性材質23部を除き非通
気性および非透水性材質からなるため、保温性に優れ、
また雨降りの日でも雨水の侵入を少なくでき、常に優れ
た保温性を発揮する。実際にこのタイヤウォーマー10
をタイヤに装着して使用したところ、90℃を60分間
維持することができた。
【0017】なお、このタイヤウォーマー10は、次の
使用時には発熱体40だけが取り替えられて再使用され
る。
【0018】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
タイヤウォーマーによれば、タイヤ外周面と帯状体との
間にあって酸素不足を生じ易かった発熱体に、十分に酸
素を供給でき、発熱能力を最大限引き出すことができる
のみならず、その保温効果も優れたものであり、レース
開始までタイヤを効率良く温めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の平面図である。
【図2】その実施例の裏面図である。
【図3】その実施例を3−3線で切断した拡大断面図で
ある。
【図4】その実施例の使用時を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 タイヤウォーマー 20 帯状体 21 袋体 23 通気性材質 25 通気性材質 30 断熱材 40 発熱体 T タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−60996(JP,U) 実開 平4−22301(JP,U) 実開 平2−101494(JP,U) 実開 平1−87905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 23/00 B60C 23/20 B60C 19/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の酸素と反応して発熱する発熱体
    を帯状体の片側面に着脱可能に設け、前記発熱体を内側
    にして帯状体をタイヤの外周面に巻き付けるタイヤウォ
    ーマーにおいて、前記帯状体が、発熱体側の面および使
    用時に外側となる面の一部を通気性材質で形成した袋体
    と、前記袋体内に配設した断熱材とよりなることを特徴
    とするタイヤウォーマー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、袋体の外側面が、通
    気性材質部分を除き非透水性および非通気性材質からな
    ることを特徴とするタイヤウォーマー。
JP1993013208U 1993-02-26 1993-02-26 タイヤウォーマー Expired - Lifetime JP2593475Y2 (ja)

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JP1993013208U JP2593475Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 タイヤウォーマー

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JP1993013208U JP2593475Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 タイヤウォーマー

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Publication Number Publication Date
JPH0665010U JPH0665010U (ja) 1994-09-13
JP2593475Y2 true JP2593475Y2 (ja) 1999-04-12

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ID=11826740

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JP4057315B2 (ja) * 2002-03-07 2008-03-05 株式会社ブリヂストン タイヤの耐久試験方法

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