JP3035715U - 保温手袋 - Google Patents

保温手袋

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JP3035715U
JP3035715U JP1996009299U JP929996U JP3035715U JP 3035715 U JP3035715 U JP 3035715U JP 1996009299 U JP1996009299 U JP 1996009299U JP 929996 U JP929996 U JP 929996U JP 3035715 U JP3035715 U JP 3035715U
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sheet
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hand
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JP1996009299U
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Inventor
征四郎 小舘
Original Assignee
株式会社ギャロップ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱体の発熱の外部への逃げ、手袋内への伝
わり難さをなくし、冷え易い手の指先への加熱の増加を
図る。 【解決手段】 裏面に発泡ラテックスのような発泡シー
ト12が貼着された表地部材1と、裏面に発泡シート2
2が貼着された裏地部材2と、前記表面部材と裏地部材
との間に介在された防水シート3とで構成した手袋主体
Aであって、前記手袋主体の手の甲から指先までの形状
と略一致する形状の可撓性シート51に発熱プリント5
2が形成された面状発熱体5を、前記手袋主体の前記防
水シートと裏地部材との間に挿入し、また、この面状発
熱体と電気的に接続される電池収容部6を手袋主体の手
挿入口の内側に近い個所に設けた保温手袋である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冬季にオートバイに乗る際、或いはスキー等で滑る際に手に嵌めて 手を暖め、寒さから手を守る保温手袋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冬季において手袋に発熱体と電源電池を取付け、これを手に嵌めること で手袋内を暖めて、寒さから手を守る保温手袋は実用新案登録第3018843 号公報記載の手袋、靴等の保温装置において知られている。
【0003】 同公報掲載の手袋の保温装置の発熱体は、炭素繊維を分散させて紙状に漉き込 んだ面状発熱体を、ファスナーで開閉できる手の甲から手首部分に跨がる収容室 の手の甲の部分に収容したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成した従来の保温手袋は、面状発熱体が手の甲の部分の外側に設 けられているので、その発熱による暖かさが伝達されるのは手の甲部分に限定さ れ、しかも手袋自体として外部の寒さを手に伝えないために断熱性の強い材料で 形成されるので、面状発熱体の発熱は手袋内部に伝達され難く、更にこの面状発 熱体の収容室は手袋の外側に設けられているので、熱が外部に逃げ易い欠点があ る。
【0005】 一方、冬季において手の最も冷え易いのは指先部分であるにも拘らず、指先に 対して暖める手段は取られておらず、従って手を暖める手袋の保温効果としては 、充分な効果が得られない欠点があった。
【0006】 本考案においては、内部への断熱性が高いにも拘らず、手や指を曲げる際に曲 げ易く、指先を暖めると共に、外部への熱の逃げるのを高い効率で阻止し、充分 な保温効果を有する保温手袋を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案は従来の保温手袋の前述の問題点を解決するための保温手袋の手段に関 し、請求項1記載の手段は、裏面に発泡ラテックスのような発泡シートが貼着さ れた表地部材と、裏面に発泡シートが貼着された裏地部材と、前記表面部材と裏 地部材との間に介在された防水シートとで構成した手袋主体であって、 前記手袋主体の手の甲から指先までの形状と略一致する形状の可撓性シートに 発熱プリントが形成された面状発熱体を、前記手袋主体の前記防水シートと裏地 部材との間に挿入し、また、この面状発熱体と電気的に接続される電池収容部を 手袋主体の手挿入口の内側に近い個所に設けたことを特徴とする。
【0008】 又、本考案においては請求項2記載のように、前記手袋主体の手のひら部分か ら指先端、および指先端の爪部分に摩擦係数の大きい布に凹凸加工を施した滑り 止めシートを縫着することによって、オートバイに乗った時にハンドルが滑るこ となく操作でき、或いはスキーの際にはストックが手から滑らないようにするす ることもできる。
【0009】 更に、本考案においては請求項3記載のように、前記手袋主体の手首の該当す る位置に、伸縮シートを収縮状態で縫着し、更に一端にスライド環を取り付ける と共に、他端を前記スライド環に挿通して、重ねることで結合状態となる面ファ スナー(マジックシート)を取り付けた手首締めバンドの一部を前記伸縮シート 付近の手袋主体に取り付けることで、手袋の挿着時に手袋が手から抜け出さず、 且つ手首締めバンドを締めることで、手への挿着時に手袋と手との間で滑りを生 じないよう一層確実なものにすることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図面について、以下に説明する。 この実施の形態において、手袋主体Aは布地11の裏面にラテックススポンジ のような発泡シート12を貼着した表地部材1、同様に布地21の裏面にラテッ クススポンジのような発泡シート22を貼着した裏地部材2と、前記表面部材と 裏地部材との間に介在された防水シート3とを手袋形に縫製したものである。
【0011】 この手袋主体Aには、ケブラーのような摩擦係数が大きい布に凹凸を形成して 滑り難くした滑り止めシート4が、手のひらから指先の先端付近まで、および指 先の先端付近の手の甲面側に、その周縁を手袋主体Aに縫着することで取り付け られている。
【0012】 面状発熱体5は、親指を除いて他の4本の指と手の甲とを連続させた形状にポ リエステル等の可撓性シート51を裁断し、その一面に図4に示すような発熱プ リント52が直列状態で印刷されている。
【0013】 この発熱プリント52は指先では1mm程度の幅でジグザグ状に、前記のジグ ザグ状の部分の端を連結する部分では5mm程度の幅で、指とは反対側の甲の中 心付近に形成された端子と指の端とを連結する部分も5mm程度の幅で印刷した ものである。
【0014】 この発熱プリント52は印刷の幅の広い場所では電気抵抗が少ないために殆ど 発熱せず、幅の細い場所では電気抵抗が高くなるために発熱するもので、この発 熱体5は防水シート3の内側において、手袋主体A内の人指し指から小指に跨が る各指の先端と手の甲部分にかけて収容される。
【0015】 手袋主体Aには、手袋の手挿入口に近い内側に布帛で形成した電池収容室6が 取り付けられていて、この電池収容室6内にはバッテリーを装着するバッテリー ケース61が収容されるようになっている。そして、このバッテリーケース61 には図示しない接続端子が形成されていて、この接続端子を介してリード線7が 着脱自在に接続される。
【0016】 そして、表地部材1には、手袋主体Aの手首に該当する位置において、ゴムを 編み込んだ伸縮紐8が収縮状態で縫着されており、この保温手袋の手首の部分が 自動的に締めつけられるようになっている。
【0017】 更に、一端に手首締めバンド9を挿通することが可能なスライド環91が縫着 され、該スライド環91に挿通する手首締めバンド9の他端には、重ねて押しつ けることで接合する面ファスナー92、93が縫着されている。
【0018】 この手首締めバンド9は、その他端をスライド環91に挿通した後、手首締め バンド9の他端をスライド環91からできるだけ多く引き出して、スライド環9 1に挿通されていない面ファスナー93と、スライド環91に挿通した面ファス ナー92とを重ねて押しつけ、面ファスナー92、93を結合状態にするもので ある。
【0019】 前記のように構成した本実施の形態の手袋主体Aは、表裏地部材11、21の 裏側に、断熱性の高いラテックススポンジ等の高い断熱性を有する発泡シート1 2、22を貼着した表地部材1、裏地部材2の縫合で形成されているので、外部 からの寒さを手に伝えるのがなくなり、暖かさを保つことができる。
【0020】 そして、前記の表地部材1、裏地部材2の発泡シート12、22の間には雨等 のときに、内部に水滴が侵入しないように防水シートが収容されているので、水 による温度の低下と漏電の防止を行える。
【0021】 この表地部材1の内側に面状発熱体5を収容したので、表地部材1の発泡シー ト12の断熱性で、面状発熱体5からの発熱が外部に逃げるのを高い効率で阻止 し、手袋主体A内に熱を伝達し、手の暖かさを維持できる。
【0022】 そして、冬季において最も冷え易い指先の部分で面状発熱体5の発熱プリント 52が細く印刷されているので、この部分での発熱量が高くなり、指先の保温が 確実に行われるために、寒さでのハンドル操作やストック操作が思うように行わ れなくなるのを未然に防止できる。
【0023】 この保温手袋を装着する場合には、手袋主体A内に手を差し入れれば、伸縮紐 8の収縮力で手首の部分が締められ、手袋主体Aの抜け出すのが防止されて容易 に装着できるものであるが、手首締めバンド9を引っ張って手袋主体Aの手首部 分を一層締めつけて、面ファスナー92と面ファスナー93を接合することで、 手首の締め付けが確実になり、保温手袋が手から抜け出さず、又手と手袋主体A との間で滑りを生じないようにすることができる。
【0024】 そして、手袋主体Aのオートバイのハンドル、或いはスキーのストックを握る 手のひらから指先にかけて滑り止めシート4が縫着されているので、手袋主体A とハンドル、ストックとの間で滑りを生ぜず、手袋主体Aの曲がり易さ、手袋主 体Aと手との間の滑りがないこととが相まって、これらの操作を確実に行うこと ができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案は叙上のような構成からなるので、裏側に断熱性の高い発泡シートを貼 着した表地部材と裏地部材を用いたので、外気温度を内部に伝えず、手袋主体内 に収容した面状発熱体の発熱は表地の内側に収容されているので、表地の断熱性 で外部に逃げるのが低減できると共に防水シートによって雨等が内部に入り込ま ないので防水効果が得られる。
【0026】 そして、面状発熱体の発熱印刷は指先部分で大きいように印刷されているため 、冬季において最も冷え易い指先の保温を充分に行うことができ、寒さでのハン ドル操作、ストック操作の支障を未然に防止でき、事故を減らすことができる。
【0027】 一方、ハンドルやストックを握る手のひらから指先にかけて、滑り止めシート が縫着されているので、不織布による表地と裏地の発泡シートのくっつき易さの 遮断による曲がり易さ、手首締めバンドでの手首の保持、滑り止めシートの3者 によるこれらの握り易さと滑り難さとが相まって、これらの操作が確実に行える という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の縦断面図である。
【図2】図1の手の甲側の平面図である。
【図3】発熱体の平面図である。
【符号の説明】
A 手袋主体 1 表地部材 11 布地 12 発泡シート 2 裏地部材 21 布地 22 発泡シート 3 防水シート 4 滑り止めシート 5 面状発熱体 51 可撓性シート 52 発熱プリント 6 電池収容室 61 バッテリーケース 7 リード線 8 伸縮紐 9 手首締めバンド 91 スライド環 92、93 面ファスナー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に発泡ラテックスのような発泡シー
    トが貼着された表地部材と、裏面に発泡シートが貼着さ
    れた裏地部材と、前記表面部材と裏地部材との間に介在
    された防水シートとで構成した手袋主体であって、 前記手袋主体の手の甲から指先までの形状と略一致する
    形状の可撓性シートに発熱プリントが形成された面状発
    熱体を、前記手袋主体の前記防水シートと裏地部材との
    間に挿入し、また、この面状発熱体と電気的に接続され
    る電池収容部を手袋主体の手挿入口の内側に近い個所に
    設けたことを特徴とする保温手袋。
  2. 【請求項2】 前記手袋主体の手のひら部分から指先
    端、および指先端の爪部分に摩擦係数の大きい布に凹凸
    加工を施した滑り止めシートを縫着したことを特徴とす
    る請求項1記載の保温手袋。
  3. 【請求項3】 前記手袋主体の手首の該当する位置に、
    伸縮シートを収縮状態で縫着し、更に一端にスライド環
    を取り付けると共に、他端を前記スライド環に挿通し
    て、重ねることで結合状態となる面ファスナーを取り付
    けた手首締めバンドの一部を前記伸縮シート付近の手袋
    主体に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の保温
    手袋。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229614A (ja) * 2009-03-02 2010-10-14 Ebansu:Kk 冷却手袋
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JP2016213016A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 ミズホクラフト株式会社 ラバーヒータ及びその製造方法
JP2018076631A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 ロイシュ・インターナショナル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングReusch International GmbH 手袋
JP2020045594A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 株式会社リブレ 作業用手袋
KR102311305B1 (ko) * 2021-02-26 2021-10-12 김병욱 마그네틱 커넥터 구조 및 전력공급모듈을 포함하는 발열장갑

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