JP2992969B2 - ヘルメットのブレスガード取付構造 - Google Patents

ヘルメットのブレスガード取付構造

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JP2992969B2 JP4103898A JP10389892A JP2992969B2 JP 2992969 B2 JP2992969 B2 JP 2992969B2 JP 4103898 A JP4103898 A JP 4103898A JP 10389892 A JP10389892 A JP 10389892A JP 2992969 B2 JP2992969 B2 JP 2992969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂フルフェイスタイ
プのヘルメットにおけるブレスガード(呼気案内板)の
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車等に乗る際に着用する
ヘルメットとして、走行中に風雨や埃等からライダーの
顔面を保護するために本体の前部開口部を透明なシール
ドで覆ったフルフェイスタイプのものが知られている。
【0003】斯かるフルフェイスタイプのヘルメットに
は、ライダーの呼気によってシールド内面が曇らないよ
うに前部開口部の下部周縁内側に沿ってブレスガードが
設けられ、ヘルメット装着時に該ブレスガードがライダ
ーの鼻を覆うようになっているが、該ブレスガードはマ
ジックテープ等の面ファスナーや単なる差し込み等によ
って着脱可能に取り付けられるのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ライダー等
がヘルメットを持ち運ぶ場合、シールドを開けた状態で
前部開口部をブレスガードと共に手で掴んでヘルメット
を持つことが多く、斯かる場合には着脱可能なブレスガ
ードが外れたり、外れない場合でも当該ブレスガードに
無理な力が掛かってこれが損傷する虞れがある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ブレスガードに手を掛けてヘ
ルメットを持った場合でも、ブレスガードが外れたり、
これに無理な力が掛かったりしないヘルメットのブレス
ガード取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、周縁がトリムによって縁取られた前部開
口部を有する本体の前記トリムの内側に沿ってデフロス
タを取り付け、本体の前記開口部を開閉自在なシールド
で覆うとともに、同開口部の下部周縁から内方へ延在す
るブレスガードを設け、本体の内側にライナーを取り付
けて成るヘルメットの前記ブレスガードの取付構造とし
て、前記ブレスガードの柔軟な可撓性本体の前部周縁に
該可撓性本体よりも硬質のベースを固着するとともに、
同可撓性本体の両端部に該可撓性本体よりも硬質の矩形
プレート状ガイドを重ねてこれを縫製によって取り付
け、前記デフロスタに形成された孔にブレスガードの前
記ベースに突設された突起を上方から嵌め込むことによ
って該ブレスガードを前記デフロスタに取り付けるとと
もに、ブレスガードの可撓性本体の両端部分を前記ガイ
ドと共に折り曲げてヘルメット本体内の前記トリムと前
記ライナーとの間に差し込んで固定するよう構成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、ブレスガードは嵌め込み式に
よってデフロスタに取り付けられるため、従来の取付構
造に比して取付強度が高められ、これを手で掴んだ場合
であっても、当該ブレスガードが容易に外れることがな
い。
【0008】又、ブレスガードの両端の固定には差し込
み式を採用しているため、ヘルメットを持ち運ぶ際にブ
レスガードを手で掴んでも、該ブレスガードの両端部の
差し込みが緩んで該両端部に無理な力が作用するのが防
がれ、当該ブレスガードが損傷することがない。尚、ブ
レスガードの両端に取り付けられたガイドの長さ(差し
込み長さ)を十分長くしておけば、ライダーがヘルメッ
トを持つ際にブレスガードを手で掴んでも、該ブレスガ
ードの両端部が外れることがなく、ヘルメットを着用す
る際にはライダーは浮き上った両端部をそのまま差し込
んでこれを容易に元の状態に戻すことができる。
【0009】そして、ブレスガードの可撓性本体の両端
部にガイドを重ねてこれを縫製によって取り付け、ブレ
スガードの可撓性本体の両端部分をガイドと共に折り曲
げてヘルメット本体内のトリムとライナーとの間に差し
込んで固定するようにしたため、ブレスガードの両端部
の縫製部がトリムとライナーの間に挟まれて収納される
こととなり、該縫製部分にこれを引き裂く力が作用せ
ず、縫製部分の耐久性が高められる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】先ず、ヘルメット1の概略構成を図6の側
面図及び図7の正面図に基づいて説明すると、該ヘルメ
ット1は所謂フルフェイスタイプのものであって、これ
の本体2はFRP等のプラスチックで成形され、その前
部開口部3は透明樹脂で成形された開閉自在なシールド
4によって覆われている。又、ヘルメット本体2の内側
には発泡スチロール等の衝撃吸収材から成るライナー5
が取り付けられており、このライナー5の内側にはウレ
タンフォーム製の内装パッド6及びナイロンやエステル
のパイル地から成る内装シート7が張設されている。
【0012】ところで、ヘルメット本体2の前記前部開
口部3の下部周縁内側に沿ってブレスガード10が取り
付けられているが、ここで、このブレスガード10の構
成の詳細を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4
はブレスガード10の正面図、図5は同ブレスガード1
0の平面図である。
【0013】ブレスガード10は、円弧状に成形された
柔軟な可撓性本体11の前部周縁に、同じく円弧状に成
形された塩化ビニル樹脂製のベース12を固着し、同可
撓性本体11の両端部11aにポリエチレンシート製の
硬質な矩形プレート状ガイド13を重ねてこれを縫製に
よって取り付けて構成される。
【0014】上記可撓性本体11は、ポリエチレン発泡
材等で構成されるクッション材の表面を塩化ビニルレザ
ーで覆い、裏面をナイロンパイル地等のクロスで被覆し
て構成され、その中央部にはなだらか隆起部(ライダー
の鼻を隠す部分)11bが形成されており、ライダーの
鼻に当接する後縁部に沿って厚目のクッション材19が
内装されている。又、本体11の左右に延在する両端部
11aの端縁には突起11cが全幅に亘って形成されて
いる。
【0015】更に、前記ベース12は可撓性本体11よ
りも硬質な材質(塩化ビニル樹脂)で構成され、その中
央部と両端部に舌片12a,12b,12cが形成され
ており、これらの舌片12a,12b,12cの下面に
は突起14が突設されている。
【0016】次に、ブレスガード10の取付構造を図1
乃至図3に基づいて説明する。尚、図1はブレスガード
10の取付構造を示す分解斜視図、図2はブレスガード
10の取付状態を示す側断面図、図3はブレスガード1
0の本体両端部11aの差し込み状態を示す正断面図で
ある。
【0017】図1及び図2において、15は樹脂で円弧
状に一体成形されたコの字状断面を有するデフロスタで
あって、これはヘルメット本体2の前部開口部3の下部
周縁内側(前部開口部3の周縁を縁取るトリム16の内
側)に沿って取り付けられている。そして、該デフロス
タ15の上面中央部及び両端部には、ブレスガード10
のベース12に突設された前記突起14が嵌め込まれる
べき円孔17が穿設されており、これらの円孔17の間
には円弧状のエアー吹出口18が形成されている。
【0018】而して、ブレスガード10は、そのベース
12に突設された前記突起14を図2に示すようにデフ
ロスタ15の円孔17に嵌め込むことによってデフロス
タ15に取り付けられ、その本体11の両端部11aは
図1及び図3に示すようにガイド13と共に下方へ略直
角に折り曲げられて図3に示すようにトリム16とライ
ナー5との間に差し込まれて固定される。尚、ガイド1
3は可撓性本体11よりも硬質な材質で構成されている
ため、可撓性本体11の両端部11aはこのガイド13
に案内されてトリム16とライナー5の間に容易に差し
込まれ、図3に示すように本体両端部11aが差し込ま
れた状態では、該両端部11aの端縁に突設された前記
突起11cがトリム16に係合する。
【0019】以上のように、本実施例では、ブレスガー
ド10は嵌め込み式によってデフロスタ15に取り付け
られるため、従来の取付構造に比して取付強度が高めら
れ、これを手で掴んだ場合であっても、当該ブレスガー
ド10が容易に外れることがない。
【0020】又、ブレスガード10の本体両端部11a
はトリム16とライナー5の間に差し込んで固定される
ため、ヘルメット1を持ち運ぶ際にブレスガード10を
手で掴んでも、該ブレスガード10の本体両端部11a
の差し込みが緩んで該両端部11aに無理な力が作用す
るのが防がれ、当該ブレスガード10が損傷することが
ない。尚、ブレスガード10の本体両端部11aに取り
付けられたガイド13の長さ(差し込み長さ)を十分長
くしておけば、ライダーがヘルメット1を持つ際にブレ
スガード10を手で掴んでも、該ブレスガード10の本
体両端部11aが外れることがなく、ヘルメット1を着
用する際にはライダーは浮き上った本体両端部11aを
そのまま差し込んで容易に元の状態に戻すことができ
る。
【0021】そして、ブレスガード10の可撓性本体1
1の両端部11aにガイド13を重ねてこれを縫製によ
って取り付け、ブレスガード10の可撓性本体11の両
端部11aをガイド13と共に折り曲げてヘルメット本
体2内のトリム16とライナー5との間に差し込んで固
定するようにしたため、図3に示すようにブレスガード
10の両端部11aの縫製部がトリム16とライナー5
の間に挟まれて収納されることとなり、該縫製部分にこ
れを引き裂く力が作用せず、縫製部分の耐久性が高めら
れる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ブレスガードの柔軟な可撓性本体の前部周縁に
該可撓性本体よりも硬質のベースを固着するとともに、
同可撓性本体の両端部に該可撓性本体よりも硬質の矩形
プレート状ガイドを重ねてこれを縫製によって取り付
け、デフロスタに形成された孔にブレスガードの前記ベ
ースに突設された突起を上方から嵌め込むことによって
該ブレスガードを前記デフロスタに取り付けるととも
に、ブレスガードの可撓性本体の両端部分を前記ガイド
と共に折り曲げてヘルメット本体内のトリムとライナー
との間に差し込んで固定するようにしたため、ブレスガ
ードに手を掛けてヘルメットを持った場合でも、ブレス
ガードが外れたり、これに無理な力がかかったりしない
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレスガードの取付構造を示す分
解斜視図である。
【図2】ブレスガードの取付状態を示す側断面図であ
る。
【図3】ブレスガードの両端部の差し込み状態を示す正
断面図である。
【図4】ブレスガードの正面図である。
【図5】ブレスガードの平面図である。
【図6】ヘルメットの側面図である。
【図7】ヘルメットの正面図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 ヘルメット本体 3 前部開口部 4 シールド 5 ライナー 10 ブレスガード 11 可撓性本体 11a 本体両端部 12 ベース 13 ガイド 14 突起 15 デフロスタ 16 トリム 17 円孔(孔)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁がトリムによって縁取られた前部開
    口部を有する本体の前記トリムの内側に沿ってデフロス
    タを取り付け、本体の前部開口部を開閉自在なシールド
    で覆うとともに、同前部開口部の下部周縁から内方へ延
    在するブレスガードを設け、本体の内側にライナーを取
    り付けて成るヘルメットの前記ブレスガードの取付構造
    であって、 前記ブレスガードの柔軟な可撓性本体の前部周縁に該可
    撓性本体よりも硬質のベースを固着するとともに、同可
    撓性本体の両端部に該可撓性本体よりも硬質の矩形プレ
    ート状ガイドを重ねてこれを縫製によって取り付け、前
    記デフロスタに形成された孔にブレスガードの前記ベー
    スに突設された突起を上方から嵌め込むことによって該
    ブレスガードを前記デフロスタに取り付けるとともに、
    ブレスガードの可撓性本体の両端部分を前記ガイドと共
    に折り曲げてヘルメット本体内の前記トリムと前記ライ
    ナーとの間に 差し込んで固定することを特徴とするヘル
    メットのブレスガード取付構造。
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