JP2591910B2 - 乗車用安全ヘルメット - Google Patents

乗車用安全ヘルメット

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JP2591910B2
JP2591910B2 JP17379894A JP17379894A JP2591910B2 JP 2591910 B2 JP2591910 B2 JP 2591910B2 JP 17379894 A JP17379894 A JP 17379894A JP 17379894 A JP17379894 A JP 17379894A JP 2591910 B2 JP2591910 B2 JP 2591910B2
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band
ear cup
chin
helmet
chin band
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理夫 新井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗車用安全ヘルメットに
関し、詳しくはジェット型ヘルメットにおける顎バンド
の取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にジェット型安全ヘルメットは帽
体の内側に発泡スチロール等からなる衝撃吸収ライナー
が装備され、且つ帽体の左右内側に顎バンドの基部が取
り付けられると共に、その取り付け基部を囲むように耳
カップが装備されている。上記の耳カップは頭部に装着
したヘルメットが左右方向(顔の左右頬の方向)にグラ
付くのを止める為に設けられ、その耳カップによって帽
体と顔の左右の頬との隙間を埋め、グラ付きを抑えてい
る。そして、その耳カップは内部に発泡ウレタン等の弾
性体を装備し、その弾性体の応力によって該耳カップを
顔の頬に密着させ、頬と帽体との間の隙間を埋め左右方
向のグラ付きを無くしている。尚、頭部に装着したヘル
メットのグラ付きとしては上述した左右方向のグラ付き
だけではなく、前後方向のグラ付きもあり、更に、頭部
に装着したヘルメットが頭部から外れるのを防止する為
に顎バンドが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、左右方向の
グラ付き防止に効果が発揮される耳カップによって前後
方向のグラ付き防止の効果を上げる為に該耳カップを形
成する弾性体の応力を大きくすることが考えられるが、
応力が大きければ大きいほどその反力が頬に作用し、ヘ
ルメットを被った時に顔(頬)に感じる締め付け感(圧
迫感)が強く、好ましくないと共に、耳カップとして利
用できる弾性体の応力にも限度がある。従って、耳カッ
プの弾性体は使用者に強い締め付け感を与えない程度の
ものが使用され、その耳カップによる密着力によって左
右方向へのズレ防止の機能は発揮されているが、ヘルメ
ットの前後方向へのグラ付きを防止するためには機能し
ておらず、その足りない分を帽体に装備される顎バンド
の締め付け力で補おうとしているのが実状である。
【0004】しかしながら、帽体に装備される顎バンド
はその基部が帽体に回動可能に軸支されているため、ヘ
ルメットを頭部に被り顎バンドを顎の下に掛けて該バン
ドを締め付けても、ヘルメットの前後方向のグラ付きを
止めるには機能していない。即ち、顎バンドを顎の下に
掛けてバンドを締めた場合、帽体内側の衝撃吸収ライナ
ーの頂部に取り付けられた天井パッド及び帽体の下側縁
に沿って設けられた汗止めパッド等の内装体が頭部の上
半部に押し付けられるだけで、ヘルメットの前後方向の
グラ付きを抑えるには機能していない。
【0005】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、耳カップを形成する弾性体の応力を従来と変えず
にヘルメットの前後方向のグラ付きを止め、ヘルメット
の装着感を高めることができる耳カップ及び顎バンドを
備えたヘルメットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明が講じた技術的手段は、帽体の左右内側に顎バ
ンドの基部が取り付けられ、その顎バンドの取り付け基
部を囲むように耳カップが装備されたジェット型ヘルメ
ットにおいて、前記耳カップにおける着用者の顔に触れ
る面の表面素材を該耳カップの下端より更に下方に延長
突出させて垂れ覆いを形成し、その突出した垂れ覆いの
外面に顎バンドを沿わせ係合一体化させたことを特徴と
する。
【0007】上記耳カップにおける表面素材としては肌
触りの良好な布地、革地、合成皮革地等が挙げられ、そ
れら表面素材を該カップ下端から更に下方に延長突出さ
せる垂れ覆いの長さは顔の頬から顎下にかけてのより広
い面に接触する長さとする。そして、その垂れ覆いの外
面に顎バンドの開放端を係合一体化させる手段としては
耳カップを貫通して垂れ覆いの外面側に突出させ、垂れ
覆いの外面に設けたバンド通しに挿通したり、或いは垂
れ覆いに顎バンドを挿入出来るスリットを形成し、その
スリットに顎バンドを蛇行させて挿通する等の手段が挙
げられる。又、帽体に対して取り付けられる顎バンド及
び耳カップの取り付け形態は固定式或いは着脱式の何れ
でもよい。
【0008】
【作用】上記手段によれば、耳パットの表面素材が該耳
パットの下端から更に下方に延長突出させて形成された
垂れ覆いの外面に顎バンドの開放端が係合一体化されて
いることで、耳カップ自体の弾性体の応力に加え、顎バ
ンドを締めた時の力で垂れ覆いが顔(頬)に密着され、
ヘルメットの前後方向へのグラ付きが抑えられる。そし
て、垂れ覆いは顎バンドの内側に位置するためバンドが
皮膚に直接接触するのを防止する顎バンドカバーとして
機能する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1はジェット型ヘルメットの縦断面図で、図中、
1は繊維強化樹脂材で今日周知の形状に成形された帽体
で、その帽体1の内側には発泡スチロール等で形成され
た衝撃吸収ライナー2が嵌合装着されると共に、帽体1
の左右両側の耳と対応する部分には顎バンド3の基部側
が回動可能に取り付けられ、その取り付け部を囲むよう
に耳カップ4が帽体1の内面に取り付けられている。
【0010】帽体1に対する顎バンド3の取り付けは、
帽体1の内側所定箇所に受け座5を止め具6で固定し、
その止め具6に対して顎バンド3の基部に取り付けた掛
止具7を着脱自在に掛け止める。尚、顎バンド3の取り
付けは図示した着脱自在な構成に限られるものではな
く、今日一般的に採用されているリベット止めによる固
着構造でも勿論よいものである。
【0011】上記した顎バンド3の取り付け部を囲む如
く取り付けられる耳カップ4は、ドーナツ状の弾性体8
を肌触りのよい被覆材9で被覆してなるもので、その耳
カップ4は、上述した顎バンド3の取り付け構造を利用
して帽体1に対して着脱自在に取り付けられている。
尚、耳カップ4の着脱自在な取り付け形態としては、図
示の機構の他に、掛止め手段を備えた台板を帽体1の内
面に固着し、その台板に対して耳カップを掛止め手段に
より取り付けたり、或いはベルベット式ファスナーを利
用して取り付ける等が挙げられる。勿論、この耳カップ
は帽体1に対して固定状態に取り付けられてもよい。
又、耳カップ4の形状は図示した略四角形のリング状に
限られず、衝撃吸収ライナー2の下側縁と接する部分が
切欠された略V字型、或いは略U字型等でもよい。
【0012】以上の如き形態に因って帽体1の内側に装
備される耳カップ4における被覆材9の内、顔と接触す
る表面素材10を該耳カップ4の下端から下方に延長突出
させて垂れ覆い11が形成され、その垂れ覆い11の外側面
に前記した顎バンド3の開放側が係合一体化されてい
る。垂れ覆い11に対する顎バンド3の係合一体化は、該
バンドの開放側を耳カップ4に形成した通孔12に挿通し
て該耳カップの内側に突出させ、さらに垂れ覆い11に開
設した溝13に内側から外側に向けて該バンドを通して顎
バンド3を垂れ覆い11と一体化する。
【0013】顎バンド3を垂れ覆い11と係合一体化する
他の手段としては、顎バンドの開放側を耳カップ4の径
方向内側から外側に向けて開口した通孔に挿通して垂れ
覆い11の外側面に沿わせて突出させ、その突出側を垂れ
覆い11の外側に設けたバンド通しに通して係合一体化す
るなどが挙げられる。尚、図面はヘルメットの左側半分
のみを図示しているが、顎バンドのもう一方が取り付け
られた右側も左側と同様の構造であるため図示及び説明
を省略する。
【0014】以上の如く構成したヘルメットを頭に被
り、顎バンド3を顎の下に位置させて締め付けると、そ
の顎バンドの締め付けによって内側に配置された垂れ覆
い11は顔に密着され、しかも顎バンド3は耳カップ4か
ら延長した垂れ覆い11と係合一体化されているため、顎
バンド3の取り付け基部は回動可能であっても耳カップ
から延長突出した垂れ覆いと係合することで該顎バンド
が帽体に対し独立して回動しようとする動きが止めら
れ、顎バンドの数倍の幅を有する垂れ覆いが顎バンドの
作用をなし、左右方向、及び前後方向へグラ付きのない
装着を可能にする。従って、ヘルメットは頭部と一体化
し、ヘルメットは前後及び左右方向へグラ付くことはな
く、ヘルメットがグラ付くことで生じる疲労感を大幅に
軽減することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のヘルメットは以上詳述したよう
に、帽体の左右内側に顎バンドの取り付け基部を囲むよ
うに装備される耳カップの着用者の顔に触れる面の表面
素材を該耳カップの下端より更に下方に延長突出させて
垂れ覆いを形成し、その突出した垂れ覆いの外面に顎バ
ンドを沿わせ係合一体化させたものであるから、顎バン
ドの取り付け基部は回動可能であっても耳カップから延
長突出した垂れ覆いと係合することで該顎バンドが帽体
に対し独立して回動しようとする動きが止められ、顎バ
ンドの数倍の幅を有する垂れ覆いが顎バンドの作用をな
し、前後方向及び左右方向へグラ付きのない装着を可能
にする。従って、ヘルメットは頭部と一体化し、ヘルメ
ットが前後方向にグラ付くことで生じる疲労感を大幅に
軽減することができる。
【0016】又、請求項2の如く上記顎バンドの解放端
を耳カップを貫通して垂れ覆いの外面側に突出させ、垂
れ覆いの外面に設けたバンド通しに挿通させた場合は、
顎バンドの挿通作業によって簡単に耳カップとの係合一
体化を行うことができると共に、垂れ覆いは顎バンドが
直接顔に触れるのを防止する顎紐カバーの機能を発揮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿える拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1…帽体 2…衝撃吸収ライナー 3…顎バンド 4…耳カップ 10…表面素材 11…垂れ覆い

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体の左右内側に顎バンドの基部が取り
    付けられ、その顎バンドの取り付け基部を囲むように耳
    カップが装備されたジェット型ヘルメットにおいて、前
    記耳カップにおける着用者の顔に触れる面の表面素材を
    該耳カップの下端より更に下方に延長突出させて垂れ覆
    いを形成し、その突出した垂れ覆いの外面に顎バンドを
    沿わせ係合一体化させたことを特徴とする乗車用安全ヘ
    ルメット。
  2. 【請求項2】 上記顎バンドの解放端を耳カップを貫通
    して垂れ覆いの外面側に突出させ、垂れ覆いの外面に設
    けたバンド通しに挿通させたことを特徴とする請求項1
    記載の乗車用安全ヘルメット。
JP17379894A 1994-07-26 1994-07-26 乗車用安全ヘルメット Expired - Lifetime JP2591910B2 (ja)

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JPH0841723A JPH0841723A (ja) 1996-02-13
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