JPH10195707A - ヘルメットの着脱式内装構造 - Google Patents

ヘルメットの着脱式内装構造

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JPH10195707A
JPH10195707A JP35039596A JP35039596A JPH10195707A JP H10195707 A JPH10195707 A JP H10195707A JP 35039596 A JP35039596 A JP 35039596A JP 35039596 A JP35039596 A JP 35039596A JP H10195707 A JPH10195707 A JP H10195707A
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JP
Japan
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main body
helmet
interior
exterior
shock absorbing
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JP35039596A
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English (en)
Inventor
Yutaka Shima
裕 島
Yoshihiro Shimada
芳博 島田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付順番や合せ目等を考慮せずに容易に取付
けられるとともに、部品点数を削減してコスト低下を図
ることができるヘルメットの着脱式内装構造を提供す
る。 【解決手段】 ヘルメットの外装本体11に取外し可能
に内装本体が装着されるヘルメットの着脱式内装構造に
おいて、インナーパッド(内装本体)12は、頭の周囲
を囲む環状部27に一体化して耳部および頬部を囲むサ
イド部28が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルメットの着脱
式内装構造に関し、特に、着脱自在な内装本体を構成す
る各部分が一体化したヘルメットの着脱式内装構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車及びバイクの運転者が使用
するヘルメットにおいて、ヘルメット外装を形成するヘ
ルメット本体の内面に取外し可能に内張材が装着された
内張構造を有するものが知られている。この内張材は、
ヘルメット本体の内面に取付けられた衝撃吸収ライナの
内面側に装着され、頭部分のセンターセクションと、頬
部分の両サイドセクションに分割されている。各セクシ
ョンは、面ファスナ等の取付け固定用部材でヘルメット
本体に取付けられるとともに、各セクションの端部に設
けられた係止片をヘルメット本体と衝撃吸収ライナ等の
間に挿入することにより、着脱自在にヘルメット本体に
位置決め固定される(特開昭62−69811号公報参
照)。
【0003】このような内装着脱式のヘルメットにおい
ては、ヘルメット本体に対しセンターセクションと両サ
イドセクションからなる内張材を簡単に着脱することが
できるため、頭部に直接接触して汗や油等で汚れ易い内
張材を取外して洗濯することが容易に可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内張材
は各セクション毎に分れているので、例えばヘルメット
本体に内張材を取付ける場合、各セクションの位置に応
じた順番にしたがって注意深く行わなければならず取付
が容易ではないという問題点があった。即ち、取付け順
番が異なると後になったものが取付け難くなったり、接
続部分の取付けを丁寧に行わないと合せ目にずれが生じ
てしまう。また、各セクション毎に、例えば面ファスナ
等の取付け固定用部材が必要であるため、部品点数が多
くなりコスト高になるという問題点もあった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、取付順番や合せ目等を考慮せずに容易に取付けられ
るとともに、部品点数を削減してコスト低下を図ること
ができるヘルメットの着脱式内装構造の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、ヘルメットの外装本体に取外し
可能に内装本体が装着されるヘルメットの着脱式内装構
造において、前記内装本体は、頭の周囲を囲む環状部に
一体化して耳部および頬部を覆うサイド部が形成されて
いることを特徴とするヘルメットの着脱式内装構造を提
供する。
【0007】上記構成によれば、内装本体が一体化して
全体で一つに形成され、内装本体の外装本体からの取外
し或いは外装本体への装着が一度に且つ一体的にでき
る。これにより、脱着作業が容易にできて確実な装着が
可能となり、部品点数が削減されて製造コストの低下が
実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記内装本体の目開口部は上縁部から左右両側縁さらに
下縁部の途中まで連続し、下縁の中央部が左右に離間し
た輪郭を有し、この輪郭の全周に連続して、前記外装本
体と前記外装本体の内側に装着された衝撃吸収材との間
に差し込まれる差込み用縁材が形成されていることを特
徴としている。
【0009】この構成により、目開口部の輪郭の全周に
形成された差込み用縁材が外装本体と衝撃吸収材との間
に差し込まれ固定されるので、目開口部が何れの方向に
もずれ難く外装本体の所定位置に確実に位置決め固定さ
れる。
【0010】さらに、好ましい実施の形態においては、
前記外装本体の内面側に耳位置に対応する凹部を形成
し、前記内装本体に、顎紐を通す孔を有し、外側に向け
突出し前記凹部に填め込まれてその内面を覆うカバー部
を形成したことを特徴としている。
【0011】この構成により、内装本体の外装本体への
装着時、凹部はカバー部により覆われるので、衝撃吸収
ライナが露出せず見栄えも良くなる。
【0012】別の好ましい実施の形態においては、差込
み用縁材が外縁に設けられ、前記衝撃吸収材の内側のク
ッション材と前記衝撃吸収材の下端面を覆う縁取りカバ
ー部を、前記内装本体の下端に一体的に形成するととも
に、前記内装本体は顎部が分割されていることを特徴と
している。
【0013】この構成により、差込み用縁材が外装本体
と衝撃吸収材との間に差し込み固定されると、縁取りカ
バー部が衝撃吸収材とクッション材の下端面を覆って装
着されるので、外装本体の内側下端部が縁取りカバー部
により位置決め固定されすっきりした外観が得られる。
また、内装本体を外装本体の内側に装入すれば自然に外
装本体の縁部の底面が内装本体の縁取りカバー部で精度
良く覆われ、また、顎部が分割されているため、着脱時
に顎部両側の内装本体を内側に変形させて外装本体より
小さくすることができ、内装本体の外装本体への脱着を
容易に行うことができる。
【0014】さらに、別の好ましい実施の形態において
は、前記内装本体は前記クッション材の顎部側端面を覆
う端面部を有し、この端面部により前記外装本体の内面
との間に段差が形成されたことを特徴としている。
【0015】この構成により、内装本体を外装本体に装
着すると、外装本体のクッション材の形状に対応して、
段差部となるクッション材の顎部側端面は内装本体の端
面部により覆われるので、内装本体の位置決め固定が確
実にできるとともにクッション材の顎部側端面が露出し
ない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係るヘルメッ
トの外観構成図である。図2は、図1のヘルメットの着
脱式内装構造に用いられる内装本体の斜視図である。図
3は、図2の内装本体を示し、(a)は側面図、(b)
は縦軸により略2分した部分正面図、(c)は縦軸によ
り略2分した部分底面図である。図4は、図2の内装本
体の上面図である。図5は、図1のヘルメットの耳位置
近傍を示す部分断面図である。図6は、図1のヘルメッ
トの目開口部側縁近傍を示す部分断面図である。
【0018】図1に示すように、自動車やバイク等の運
転者が頭に被って使用するヘルメット10は、ヘルメッ
ト10の外形を形成する外装本体11と、外装本体11
の内部に装着されたヘルメット10の内装本体であるイ
ンナーパッド12を有している。
【0019】外装本体11の周面には、ヘルメット10
を被った運転者の視野を確保する前面開口部13が開け
られ、この前面開口部13は、シールド14により覆わ
れている。シールド14の両端部は、外装本体11にね
じ15により取付けられるとともにサイドカバー16に
覆われたシールドベース17に、上下方向に回動可能に
装着されている。このシールド14の上下回動操作によ
り、前面開口部13が開閉する。前面開口部13の下方
のヘルメット装着者の口が位置する部分には、ブレスガ
ード18が装着され、前面開口部13の両側方のヘルメ
ット装着者の耳が位置する部分には、インナーパッド1
2の内側に引き出した顎紐19が取付けられている。前
面開口部13及びヘルメット10を装着する場合に頭部
を挿入する下端の被り口20の周囲には、それぞれゴム
等からなる縁取り部材21,22が装着されている。
【0020】この外装本体11は、例えば、繊維強化プ
ラスチック(FRP)やABS樹脂等から形成されてい
る。外装本体11の内側には、全域に渡って例えば発泡
スチロール等のプラスチック発泡材等からなる衝撃吸収
ライナ23が装着され、更に、耳の周辺や頬から顎にか
かる部分には、衝撃吸収ライナ23の内側に肌触りがよ
くフィット感を高めるウレタン等からなるクッション材
24が装着されている(図5,6参照)。衝撃吸収ライ
ナ23は、全面が外装本体11の内面に接着されるので
はなく、部分的に配置された両面テープ25等により外
装本体11の内面に張り付け固定されている(図5,6
参照)。クッション材24は、左右両側の耳から頬にか
けて設けられる。このクッション材24の耳位置に孔
(凹部)26が形成されている(図5参照)。
【0021】図2〜図4に示すように、インナーパッド
12は、前面側下部が切り欠かれて、ヘルメット装着者
の顎に当接する顎部が左右に分割され、ヘルメット装着
者の頭部の周囲を囲む環状部27と、この環状部27に
一体化する耳部および頬部を覆うサイド部28とを有し
ている。
【0022】インナーパッド12は、例えば軟質ポリウ
レタンフォーム等の弾力性に富むクッション材を布等の
表皮で覆った内装材を用い、この内装材を左右両側から
丸めて前面の額材31に縫合せて円環状にするとともに
その上側の帯材30を後から前に架け渡して前側の額材
31に縫合せたものである。
【0023】インナーパッド12に設けられた目開口部
29は、上縁部から左右両側縁さらに下縁部の途中まで
連続し、下縁の中央部が左右に離間した輪郭を有し、側
面から見て「つ」の字状を呈するように、左右両側縁が
後方に回り込んでいる(図2参照)。この輪郭の全周に
インナーパッド12の端面となる縁取りカバー部32が
設けられる。この縁取りカバー部32の幅は、目開口部
29の下縁部では、外装本体11に装着された衝撃吸収
ライナ23とクッション材24を合せた厚みに相当する
突出幅であり、目開口部29の上縁部では、衝撃吸収ラ
イナ23の厚みに相当する突出幅である。このように、
縁取りカバー部32は、その形成される場所に応じて、
衝撃吸収ライナ23とクッション材24を合せた厚み或
いは衝撃吸収ライナ23の厚みに相当する突出幅を有す
る。この縁取りカバー部32により、衝撃吸収ライナ2
3とクッション材24の両下端面或いは衝撃吸収ライナ
23の下端面がその厚さに応じて全周にわたって覆われ
る。
【0024】この縁取りカバー部32の外縁には、縁取
りカバー部32の全周に連続して、即ち輪郭の全周に連
続して、外側に帯状に延びる差込み用縁材33が形成さ
れている。差込み用縁材33は、外装本体11と衝撃吸
収ライナ23の端部周縁の間の隙間(相互に接触する合
わせ面)に差し込むことができるように、若干の剛性を
持たせた柔軟性のある薄板状に形成されている。
【0025】また、インナーパッド12の下端開口部3
4の下縁にも、目開口部29と同様に、その形成される
場所に応じて衝撃吸収ライナ23とクッション材24を
合せた厚み或いは衝撃吸収ライナ23の厚みに相当する
突出幅を有する縁取りカバー部35が、インナーパッド
12の下端に一体的に外側に突設されている。同様に、
外装本体11と衝撃吸収ライナ23との間に差し込むた
めの差込み用縁材36が、縁取りカバー部35の外縁に
上方に向けて形成されている。
【0026】これら差込み用縁材33,36の縁取りカ
バー部32,35への取り付けは、接着或は縫合等によ
り行われる。各縁取りカバー部32,35は、顎両側の
端面部37に接続されている。この端面部37により、
外装本体11内面の左右頬部に装着されたクッション材
24の顎部側端面(クッション材24の厚さに対応)が
覆われる。従って、外装本体11の内面との間にクッシ
ョン材24の端面の厚み分の段差が形成される。
【0027】インナーパッド12には、先端に顎紐19
を通す孔38が開けられて、インナーパッド12の外側
に向け突出するカバー部39が形成されている。カバー
部39は、先端が底面とほぼ平行に切り落とされた円錐
状を呈し、外装本体11へのインナーパッド12装着
時、外装本体11の内面側に形成された耳位置の凹部2
6に填め込まれる。凹部26に填め込まれたカバー部3
9は、凹部26内面の顎紐19の取り出し部分を覆い、
見栄えを良くすることができる。
【0028】上記構成を有するヘルメット10の着脱式
内装構造において、外装本体11とインナーパッド12
を分離して外装本体11からインナーパッド12を取り
出すことができる。このとき、差込み用縁材33,36
は、外装本体11と衝撃吸収ライナ23の間から引き抜
かれ、カバー部39は凹部26から引き出される。イン
ナーパッド12は、環状部27とサイド部28が一体化
し全体が一つとして形成され、且つ顎部が分割されて内
側に変形させることができるので、一度に且つ容易に取
り出すことができる。また、インナーパッド12のみを
外装本体11から分離することができるので、汗や油等
で汚れたインナーパッド12をそのまま丸洗いすること
ができる。
【0029】インナーパッド12を外装本体11に装着
する場合、先ず、前面開口部13に目開口部29を、凹
部26にカバー部39をそれぞれ合わせてインナーパッ
ド12を外装本体11に納める。カバー部39の孔38
からは顎紐19をインナーパッド12の内側に通してお
く。また、外装本体11に装着されたクッション材24
の顎部側端面(段差部)は、インナーパッド12の端面
部37により覆われる。
【0030】このとき、外装本体11に納められたイン
ナーパッド12は、全体が一体的に形成されているの
で、外装本体11との位置合せの狂いが少なく容易に各
部分を所定位置に配置することができる。また、インナ
ーパッド12の顎部が分割されているので、容易に変形
することができ、楽に外装本体11に納めることができ
る。凹部26は、凹部26に入り込んだカバー部39に
より覆われるので、衝撃吸収ライナ23や顎紐取り出し
の根元部が露出せず見栄えも良くなる。
【0031】続いて、インナーパッド12の差込み用縁
材33,36を、外装本体11と衝撃吸収ライナ23の
間に差し込む。差込み用縁材33,36を差し込むこと
で、衝撃吸収ライナ23とクッション材24の両下端面
或いは衝撃吸収ライナ23の下端面は、露出することな
く縁取りカバー部32,35により覆われる。この差込
み用縁材33,36が差し込まれることにより、インナ
ーパッド12は、外装本体11の所定位置に位置決め固
定されて外装本体11に装着される。特に、目開口部2
9が確実に位置決めされて何れの方向にもずれ難くな
る。
【0032】なお、差込み用縁材33,36は、外装本
体11と衝撃吸収ライナ23間の隙間(合せ面)に沿っ
て差し込まれ隙間の形状に合わせて密着固定されるた
め、外装本体11と衝撃吸収ライナ23の間には空間が
生じない。また、インナーパッド12の頭部が環状に形
成され、上側の帯部30とともに頭の前側額部31の両
側及び上部で縫合されているため、額部分の感触が良好
となり使用感が向上する。また、縫合部分が少なくて済
み製造コストの低下が可能になる。
【0033】このように、差込み用縁材33,36を引
き抜けばインナーパッド12を容易に外装本体11から
取り外すことができ、差込み用縁材33,36を差し込
めばインナーパッド12が外装本体11に確実に位置決
め固定されるので、インナーパッド12により外装本体
11に対する脱着が容易且つ連続的にできる。即ち、従
来は、各部品の順番或いは装着位置を間違えないように
注意して着脱作業をしなければならなかったが、その必
要がない。また、インナーパッド12全体が一つに形成
されているので、複数の各部品からなりその各部品に着
脱用の部品が付き部品点数が多くなる従来のものに比べ
て、製造コストをより低下させることができる。更に、
インナーパッド12は、1枚の内装材を縫合して形成す
るので製造が容易である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヘル
メットの着脱式内装構造によれば、ヘルメットの外装本
体に取外し可能に装着された内装本体は、頭の周囲を囲
む環状部に一体化して耳部および頬部を覆うサイド部が
形成されているため、内装本体の外装本体からの取外し
或いは外装本体への装着が一度に且つ一体的にできるの
で、脱着作業が容易にできて確実な装着が可能となり、
部品点数が削減されて製造コストの低下が実現できる。
【0035】また、前記内装本体の目開口部は上縁部か
ら左右両側縁さらに下縁部の途中まで連続し、下縁の中
央部が左右に離間した輪郭を有し、この輪郭の全周に連
続して、前記外装本体と前記外装本体の内側に装着され
た衝撃吸収材との間に差し込まれる差込み用縁材が形成
された構成とすれば、目開口部の輪郭の全周に形成され
た差込み用縁材が外装本体と衝撃吸収材との間に差し込
まれ固定されるので、目開口部が何れの方向にもずれ難
く外装本体の所定位置に確実に位置決め固定される。
【0036】また、前記外装本体の内面側に耳位置に対
応する凹部を形成し、前記内装本体に、顎紐を通す孔を
有し、外側に向け突出し前記凹部に填め込まれてその内
面を覆うカバー部を形成した構成とすれば、内装本体の
外装本体への装着時、凹部は入り込んだカバー部により
覆われるので、衝撃吸収ライナが露出せず見栄えも良く
なる。
【0037】また、差込み用縁材が外縁に設けられ、前
記衝撃吸収材の内側のクッション材と前記衝撃吸収材の
下端面を覆う縁取りカバー部を、前記内装本体の下端に
一体的に形成するとともに、前記内装本体は顎部が分割
されている構成とすれば、差込み用縁材が外装本体と衝
撃吸収材との間に差し込み固定されると、縁取りカバー
部が衝撃吸収材とクッション材の下端面を覆って装着さ
れるので、外装本体の内側下端部が縁取りカバー部によ
り位置決め固定されすっきりした外観が得られる。ま
た、顎部が分割されているため、着脱時に顎部両側の内
装本体を内側に変形させて外装本体より小さくすること
ができるので、内装本体の外装本体への脱着を容易に行
うことができる。
【0038】更に、前記内装本体は前記クッション材の
顎部側端面を覆う端面部を有し、この端面部により前記
外装本体の内面との間に段差が形成された構成とすれ
ば、内装本体を外装本体に装着すると外装本体のクッシ
ョン材の顎部側端面は端面部により覆われ、クッション
材の形状に対応して外装本体の内面との間に段差が形成
されるので、内装本体の位置決め固定が確実にできると
ともにクッション材の形状を崩さずにこれを覆うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るヘルメットの外観構
成図。
【図2】 図1のヘルメットの着脱式内装構造に用いら
れる内装本体の斜視図。
【図3】 図2の内装本体を示し、(a)は側面図、
(b)は縦軸により略2分した部分正面図、(c)は縦
軸により略2分した部分底面図。
【図4】 図2の内装本体の上面図。
【図5】 図1のヘルメットの耳位置近傍を示す部分断
面図。
【図6】 図1のヘルメットの目開口部側縁近傍を示す
部分断面図。
【符号の説明】
10:ヘルメット、11:外装本体、12:インナーパ
ッド、13:前面開口部、14:シールド、15:ね
じ、16:サイドカバー、17:シールドベース、1
8:ブレスガード、19:顎紐、20:被り口、21,
22:縁取り部材、23:衝撃吸収ライナ、24:クッ
ション材、25:両面テープ、26:凹部、27:環状
部、28:サイド部、29:目開口部、30:帯部、3
1:額部、32:縁取りカバー部、33:差込み用縁
材、34:下端開口部、35:縁取りカバー部、36:
差込み用縁材、37:端面部、38:孔、39:カバー
部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘルメットの外装本体に取外し可能に内装
    本体が装着されるヘルメットの着脱式内装構造におい
    て、 前記内装本体は、頭の周囲を囲む環状部に一体化して耳
    部および頬部を覆うサイド部が形成されていることを特
    徴とするヘルメットの着脱式内装構造。
  2. 【請求項2】前記内装本体の目開口部は上縁部から左右
    両側縁さらに下縁部の途中まで連続し、下縁の中央部が
    左右に離間した輪郭を有し、この輪郭の全周に連続し
    て、前記外装本体と前記外装本体の内側に装着された衝
    撃吸収材との間に差し込まれる差込み用縁材が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のヘルメットの
    着脱式内装構造。
  3. 【請求項3】前記外装本体の内面側に耳位置に対応する
    凹部を形成し、前記内装本体に、顎紐を通す孔を有し、
    外側に向け突出し前記凹部に填め込まれてその内面を覆
    うカバー部を形成したことを特徴とする請求項1または
    2に記載のヘルメットの着脱式内装構造。
  4. 【請求項4】差込み用縁材が外縁に設けられ、前記衝撃
    吸収材の内側のクッション材と前記衝撃吸収材の下端面
    を覆う縁取りカバー部を、前記内装本体の下端に一体的
    に形成するとともに、前記内装本体は顎部が分割されて
    いることを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに
    記載のヘルメットの着脱式内装構造。
  5. 【請求項5】前記内装本体は前記クッション材の顎部側
    端面を覆う端面部を有し、この端面部により前記外装本
    体の内面との間に段差が形成されたことを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載のヘルメットの着脱式内
    装構造。
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Cited By (10)

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