JP3074586U - 毛染め用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭において毛染めを行う際に、額、
耳、首などに毛染め用液剤が流れ込み肌に付着すること
による汚れや着色かぶれ等を容易に防ぎ、染毛を効率良
く安全に行い、しかも、安価な毛染めカバーを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 少なくとも一端が円弧状である非透水性
シートの円弧状側に、端部に帯状部を残して略円形孔部
が設けられている毛染め用カバーに関する。毛染め用カ
バーに関する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 本考案は、一般家庭などで使用する毛染め用の カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】 一般家庭などで毛染めを行う際に、毛染め液が顔面や衣服 に流れ込むのを防止し、耳、目等を保護する必要があるが、従来はタオルやケー プをかけたりするだけであった。 また、その他の手段としては、顔の幅で頭を一周する長さを有する筒状の透明 なビニールカバーを用いて顔面と毛髪を保護したり（実用新案登録第３０３２８ １４号）、或いは薄い円形素材の中心に襟ぐりを設けた略円錘形の肩掛け状ケー プを用いていた（実用新案登録第３０６７６４９号）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は，一般家庭において毛染めを行 う際に、額、耳、首などに毛染め用液剤が流れ込み肌に付着することによる汚れ や着色かぶれ等を容易に防ぎ、染毛を効率良く安全に行い、しかも、安価な毛染 めカバーを提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 少なくとも一端が円弧状である非透水性シ ートの円弧状側に、端部に帯状部を残して略円形孔部が設けられている毛染め用 カバー に関する。 非透水性シートは、略半楕円形であることがとくに好ましい。 また、帯状部に装着具を有することがとくに好ましく、装着具が紐であること がとくに好ましい。

【０００５】

【考案の実施の形態】 非透水性シートとしては、プラスチックシート、 防水処理した布帛等が使用される。 シートはいわゆるフィルム状の薄いものであってもよいし、また、異なる種類 の材質を積層したものでもよい。なお、フィルム状の場合には、帯状部が庇とな るように補強することが好ましい。 シートは、透明であっても不透明であってもよいが、毛染めをする点から、透 明であることが好ましい。 プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等が、ま た、布帛としては、織布、不織布等が使用される。

【０００６】 本考案の毛染めカバーを装着する場合には、シートの伸縮性を利用してもよい し、装着材を利用してもよい。 装着材としては、ゴム等の弾性素材、紐、ホック、面ファスナーあるいは粘着 テープ等を利用ことが好ましい。 また、シートの伸縮性を利用して装着してもよいが、シートの伸縮性を利用す るときは、装着するための略円形の孔の周囲の強度を、例えば厚くすることによ り強くしてもよい。さらには、装着する部分に伸縮性素材を取り付けてもよい。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を図面に基づいて具体的に説明する。 図１は、前方帯状部の中央を切り離した毛染め用カバーであって、粘着テープ 等により装着するものであり、図２は、円形孔部の周囲に締め付け用ゴム紐を入 れた毛染め用カバーであって、ゴム紐によって装着するものである。 図１に示す毛染め用カバー１は、透明なシート状の塩化ビニルを用いて、底辺 と高さが略等しい寸法の略半楕円形状シートの上方円弧寄りに、上端に前方帯状 部を残して円形孔部２を設けてあり、図２に示す毛染め用カバーは、底辺、高さ 、孔部直径を図１に示すものよりやや大きくしてある。

【０００８】 実施例１ 図１に示す毛染め用カバー１は、上端の前方帯状部４の中央を切り離している ものであり、使用時にはこの部分を持って円形孔部２に頭部を挿入し、耳がカバ ーの下になり毛髪がカバーの上方になるようにして，額の上方中央部分で前方帯 状部４の両端部分を重ね合わせ、先端部分に接着させた面ファスナー３を互いに 張り合わせて装着する。 このようにして装着することにより、前方帯状部４が庇状になって顔面を保護 し、左右帯状部５は、耳の上方で耳部を覆い、後方カバー部６は、首部と肩部を 保護するものである。 後方カバー部６は、肩部等を十分に保護するように下方に向かってやや拡開さ れている。

【０００９】 実施例２ 図２に示す毛染め用カバー１は、図１に示す毛染めカバー１のように形成して 、円形孔部２の周囲に締め付け用ゴム紐を入れたものであり、上端の前方帯状部 ４をカットしていないものである。図１に示す毛染め用カバーと同様に前方帯状 部４が庇状となって顔面を保護し、左右帯状部５及び後方帯状部６が耳部、首部 、及びか肩部の衣服を保護するものである。 また、少し厚めのビニールシート材等を使用すれば円形孔部２の周囲に締め付 け用ゴム紐を入れる必要がなく、安価で加工し易い。

【００１０】

【考案の効果】 本考案の毛染め用カバーは、前方帯状部を毛髪と額の境界 に装着することにより庇状となって顔面への毛染め剤の流出を防止することかで き、また、左右帯状部によって耳部や襟元を保護することかでき、さらに、後方 カバー部が首部や肩部を保護するというすぐれた効果を有する。 また、構造が簡単であるので、毛染め用カバーを安価に提供することができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 前方帯状部の中央を切り離した毛染め用カバ
ーである。

【図２】 円形孔部の周囲に締め付け用ゴム紐を入れた
毛染め用カバーである。

【図３】 毛染め用カバーの使用形態を示す図面であ
る。

【符号の説明】

１ 毛染め用カバー ２ 円形孔部 ３ 面ファスナー ４ 前方帯状部 ５ 左右帯状部 ６ 後方カバー部 ７ ゴム紐

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも一端が円弧状である非透水性
   シートの円弧状側に、端部に帯状部を残して略円形孔部
   が設けられていることを特徴とする毛染め用カバー。
2. 【請求項２】 非透水性シートが略半楕円形であること
   を特徴とする請求項１に記載の毛染め用カバー。
3. 【請求項３】 帯状部に装着具を有することを特徴とす
   る請求項１または２に記載の毛染め用カバー。
4. 【請求項４】 装着具が紐であることを特徴とする請求
   項１〜３のいずれかに記載の毛染め用カバー。