JP2593035Y2 - トナーカートリッジ - Google Patents
トナーカートリッジInfo
- Publication number
- JP2593035Y2 JP2593035Y2 JP1990122245U JP12224590U JP2593035Y2 JP 2593035 Y2 JP2593035 Y2 JP 2593035Y2 JP 1990122245 U JP1990122245 U JP 1990122245U JP 12224590 U JP12224590 U JP 12224590U JP 2593035 Y2 JP2593035 Y2 JP 2593035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- toner cartridge
- opening
- toner
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、トナーカートリッジに関するものであ
る。
る。
(従来の技術) 電子写真複写機等で使用されるトナーカートリッジは
広い開口部を有し、この開口部に貼りつけられたシール
用のシート材を引き剥すことにより開封するようになっ
ている。この開封は把手を有する挾み部が設けられたシ
ート巻取り治具にシートの一端を係止し、把手を回転す
ることによりシート巻取り治具を回動させてシート材を
うず巻状に巻き取ることにより行われる。しかしなが
ら、トナーカートリッジが高温の状態に置かれると、温
度変化等でトナーカートリッジ内部のエアーが膨張する
ため、開封時に上記シートの剥がし始め部分からトナー
が噴出して周囲を汚すおそれがある。
広い開口部を有し、この開口部に貼りつけられたシール
用のシート材を引き剥すことにより開封するようになっ
ている。この開封は把手を有する挾み部が設けられたシ
ート巻取り治具にシートの一端を係止し、把手を回転す
ることによりシート巻取り治具を回動させてシート材を
うず巻状に巻き取ることにより行われる。しかしなが
ら、トナーカートリッジが高温の状態に置かれると、温
度変化等でトナーカートリッジ内部のエアーが膨張する
ため、開封時に上記シートの剥がし始め部分からトナー
が噴出して周囲を汚すおそれがある。
この不便を除くための手段として従来、例えば、噴出
するトナーがシート巻取治具内に導かれるようにするた
めに、周面にエアー抜き孔を有する中空体を利用するも
のが考案されている(実公平1-33456号公報)。しかし
ながら、この考案では、エアー抜き凸部がシートの巻取
りに邪魔になり、シート巻取りがスムーズに行うことが
できなかったり、エアーが中空体に導入されなかったり
して期待する結果が得られないことが分かった。
するトナーがシート巻取治具内に導かれるようにするた
めに、周面にエアー抜き孔を有する中空体を利用するも
のが考案されている(実公平1-33456号公報)。しかし
ながら、この考案では、エアー抜き凸部がシートの巻取
りに邪魔になり、シート巻取りがスムーズに行うことが
できなかったり、エアーが中空体に導入されなかったり
して期待する結果が得られないことが分かった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の解決しようとする課題は、トナーカートリッ
ジにおいて、トナーが充填されているトナーカートリッ
ジ主体に接着されているシート材を巻取ってカートリッ
ジ主体を開口させると共に、トナーが噴出する場合でも
常に使用者の反対側に確実に排出できるようにすること
及びトナーの噴出をできるだけ避けるようにすることで
ある。
ジにおいて、トナーが充填されているトナーカートリッ
ジ主体に接着されているシート材を巻取ってカートリッ
ジ主体を開口させると共に、トナーが噴出する場合でも
常に使用者の反対側に確実に排出できるようにすること
及びトナーの噴出をできるだけ避けるようにすることで
ある。
(課題を解決するための手段) この考案のカートリッジは、トナーを充填されたトナ
ーカートリッジ主体、トナーカートリッジ主体の開口部
に貼られたシート材及び該シート材を巻き取って剥がす
機能を有する巻取治具とを備えたトナーカートリッジに
おいて、前記巻取治具はシート材の一方の端部を係止し
かつ取手を端部に有する巻取具とその外側に空間部を介
して設けたカバーとから成り、該巻取治具は開口部上に
載置されてシート材を巻き取るに従い開口部上を摺動す
るものであり、さらに前記空間部はシート材が開口部か
ら剥がれることによりトナーカートリッジ主体内部に続
くように形成されており、前記空間部内に進入したトナ
ーカートリッジ主体内部のエアーが排出されることによ
り、前記課題を解決するものである。
ーカートリッジ主体、トナーカートリッジ主体の開口部
に貼られたシート材及び該シート材を巻き取って剥がす
機能を有する巻取治具とを備えたトナーカートリッジに
おいて、前記巻取治具はシート材の一方の端部を係止し
かつ取手を端部に有する巻取具とその外側に空間部を介
して設けたカバーとから成り、該巻取治具は開口部上に
載置されてシート材を巻き取るに従い開口部上を摺動す
るものであり、さらに前記空間部はシート材が開口部か
ら剥がれることによりトナーカートリッジ主体内部に続
くように形成されており、前記空間部内に進入したトナ
ーカートリッジ主体内部のエアーが排出されることによ
り、前記課題を解決するものである。
(考案の実施例) 本発明のトナーカートリッジは、第1図に示すよう
に、トナーが充填されているトナーカートリッジ主体
A、トナーカートリッジ主体の開口部に貼られたシート
材3及び巻取治具Bにより構成される。
に、トナーが充填されているトナーカートリッジ主体
A、トナーカートリッジ主体の開口部に貼られたシート
材3及び巻取治具Bにより構成される。
巻取治具Bは、第2図に示される巻取具1とカバー2
により構成されている。巻取治具Bにはカバー2内に巻
取具1が挿入され、抜け出さないように組み立てること
ができる。
により構成されている。巻取治具Bにはカバー2内に巻
取具1が挿入され、抜け出さないように組み立てること
ができる。
トナーカートリッジ主体Aの開口部はシート材3によ
り閉じられている。
り閉じられている。
トナーカートリッジの使用に際しては、シート材3の
一端を折返すかコブを作る等して、シート材3は巻取具
1の溝4に挿入され、係止される。
一端を折返すかコブを作る等して、シート材3は巻取具
1の溝4に挿入され、係止される。
巻取具の取手5を回動させて巻取具を回転させること
により、シート材は巻取具1に巻取られ、シート材3は
カバー2内にうず巻き状に収容され、巻取り操作につれ
て巻取治具Bは図の右方に移動させることができる(第
1図)。
により、シート材は巻取具1に巻取られ、シート材3は
カバー2内にうず巻き状に収容され、巻取り操作につれ
て巻取治具Bは図の右方に移動させることができる(第
1図)。
巻取治具は巻取具と空間部を介してカバーからなる2
重構造とし、シート自体が巻取られ、そのシートが外に
拡がろうとする際に外側のカバーの内面によって拡がり
がストップされ、巻き戻りが防止される。
重構造とし、シート自体が巻取られ、そのシートが外に
拡がろうとする際に外側のカバーの内面によって拡がり
がストップされ、巻き戻りが防止される。
そして、シート材3自体の材料を選択することにより
巻き戻りが防止できるようになっている。
巻き戻りが防止できるようになっている。
カバー2の折曲縁部6,6は、巻取治具Bがカートリッ
ジ主体Aに沿って移動する際にカバー2が固定され回転
するのを防止する役目を果たしている。
ジ主体Aに沿って移動する際にカバー2が固定され回転
するのを防止する役目を果たしている。
カートリッジAの開口部を密閉するシート材3の一端
を巻取具1に係止して、取手5を回動して巻取具を回転
させてシート材3を巻取りつつ、巻取治具Bをカートリ
ッジ主体の開口部に沿って移動させると、シートは開口
部から引き剥がされる。開封によりカートリッジ主体A
内のエアーが噴出する場合であっても噴出されるエアー
に含まれるトナーは開封された開口部を通り、巻取られ
ているシート材とカバーにより形成される空間部7及び
巻取具1とカバーにより形成される空間部8に進入す
る。そして、空間部7及び8に進入するエアーに含まれ
るトナーは、排出される。
を巻取具1に係止して、取手5を回動して巻取具を回転
させてシート材3を巻取りつつ、巻取治具Bをカートリ
ッジ主体の開口部に沿って移動させると、シートは開口
部から引き剥がされる。開封によりカートリッジ主体A
内のエアーが噴出する場合であっても噴出されるエアー
に含まれるトナーは開封された開口部を通り、巻取られ
ているシート材とカバーにより形成される空間部7及び
巻取具1とカバーにより形成される空間部8に進入す
る。そして、空間部7及び8に進入するエアーに含まれ
るトナーは、排出される。
このようにして開封時に噴出したトナーは、空間部7
及び8を経て、排出されるので、使用者側に直接噴出さ
れることがなく、使用者が手を汚すおそれがないように
なっている。
及び8を経て、排出されるので、使用者側に直接噴出さ
れることがなく、使用者が手を汚すおそれがないように
なっている。
カートリッジ主体Aのシート材3を高密度ポリエチレ
ン不織布とすることにより開口部を通気性とすることが
できる。このシート材は、第3図に示されるように、カ
ートリッジ主体開口部に、メッシュ状として、シール材
10によリ周縁のみを加熱してヒートシールすることによ
り、シート材3の周縁以外の部分は網状に残され、通気
性を保持しながら表面を保護している。
ン不織布とすることにより開口部を通気性とすることが
できる。このシート材は、第3図に示されるように、カ
ートリッジ主体開口部に、メッシュ状として、シール材
10によリ周縁のみを加熱してヒートシールすることによ
り、シート材3の周縁以外の部分は網状に残され、通気
性を保持しながら表面を保護している。
このようにすることにより、開封時のエアーの噴出を
できるだけ避けることができる。
できるだけ避けることができる。
さらに、カートリッジ主体のシート材を第3図に示す
ように通気性とした場合は、内部エアーの自然膨張や気
圧変化による膨張が防止されるから、航空機による輸送
等にも心配がなく、さらにシート材の材料そのものを、
不通気性のものに比べて薄く作ることができるから、開
封時の労力を減少することができる。
ように通気性とした場合は、内部エアーの自然膨張や気
圧変化による膨張が防止されるから、航空機による輸送
等にも心配がなく、さらにシート材の材料そのものを、
不通気性のものに比べて薄く作ることができるから、開
封時の労力を減少することができる。
ここで、シート材を上記通気性材料とした場合の各実
験例を示す。
験例を示す。
上記の評価結果より、不織布を用いたa,b,cはヒート
シール操作後、10秒以内にふくらんだシートは元通りと
なっている。つまり、カートリッジ内の空気が不織布を
通してカートリッジ外に出たことを示している。このと
きトナーの噴出は見られなかった。また、シート剥離強
度も上記のとおり現行のものより激減しており開封性が
なくなっている。
シール操作後、10秒以内にふくらんだシートは元通りと
なっている。つまり、カートリッジ内の空気が不織布を
通してカートリッジ外に出たことを示している。このと
きトナーの噴出は見られなかった。また、シート剥離強
度も上記のとおり現行のものより激減しており開封性が
なくなっている。
(考案の効果) 本考案のトナーカートリッジによれば、トナーが充填
されているトナーカートリッジ主体に接着されているシ
ート材を巻取ってカートリッジ主体を開口させると共
に、トナーが噴出する場合でも常に使用者の反対側に確
実に排出できるようにすること及びトナーの噴出をでき
るだけ避けるようにすることができる。
されているトナーカートリッジ主体に接着されているシ
ート材を巻取ってカートリッジ主体を開口させると共
に、トナーが噴出する場合でも常に使用者の反対側に確
実に排出できるようにすること及びトナーの噴出をでき
るだけ避けるようにすることができる。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は側面断面図、
第2図は巻取治具の分解斜視図、第3図はカートリッジ
主体の斜視図である。 A……カートリッジ主体、B……巻取治具、1……巻取
具、2……カバー、3……シート材、7、8……空間
部、10……シール材
第2図は巻取治具の分解斜視図、第3図はカートリッジ
主体の斜視図である。 A……カートリッジ主体、B……巻取治具、1……巻取
具、2……カバー、3……シート材、7、8……空間
部、10……シール材
Claims (2)
- 【請求項1】トナーを充填されたトナーカートリッジ主
体、トナーカートリッジ主体の開口部に貼られたシート
材及び該シート材を巻き取って剥がす機能を有する巻取
治具とを備えたトナーカートリッジにおいて、前記巻取
治具はシート材の一方の端部を係止しかつ取手を端部に
有する巻取具とその外側に空間部を介して設けたカバー
とから成り、該巻取治具は開口部上に載置されてシート
材を巻き取るに従い開口部上を摺動するものであり、さ
らに前記空間部はシート材が開口部から剥がれることに
よりトナーカートリッジ主体内部に続くように形成され
ており、該巻取治具の摺動に従い、前記空間部内に進入
したトナーカートリッジ主体内部のエアーが排出される
ことを特徴とするトナーカートリッジ。 - 【請求項2】開口部に接着されているシート材が高密度
ポリエチレン製不織布からなる通気性材料で構成されて
いる請求項1に記載のトナーカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990122245U JP2593035Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | トナーカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990122245U JP2593035Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | トナーカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0479365U JPH0479365U (ja) | 1992-07-10 |
JP2593035Y2 true JP2593035Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=31870036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990122245U Expired - Lifetime JP2593035Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | トナーカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593035Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP1990122245U patent/JP2593035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0479365U (ja) | 1992-07-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |