JP2570942Y2 - チューブ容器収納具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案はチューブ容器収納具に関
する。

【０００２】

【従来の技術】

【考案が解決しようとする課題】チューブ容器は内容物
の酸化を極力防止出来、又、手を汚さずに内容物の注出
を行えるため便利であり、また、最近では、一つの化粧
品の形態の多様化、例えば固形，液状，ペースト状とい
った種々の形態が開発されるに伴い、従来チューブ容器
以外の容器に収納されていた，パフに塗布して使用する
化粧品をチューブ容器に収納する場合も増加してきてい
る。

【０００３】この様なチューブ容器とパフは別々に携帯
して使用しており、従って、一方を忘れたり、使用時に
一方が見当たらない等の不便を生じる場合がある。

【０００４】本考案はこの様な点を考慮してなされたも
ので、極めて簡単な構造でしかも使勝手が良く、パフと
容器をコンパクトに収納出来るチューブ容器収納具を提
案するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案収納具は上記課題
を解決するため、所定形状に裁断した複数の可撓性シー
ト片を用いて、その所定箇所を融着等の適宜固着手段に
より固着させて形成したチューブ容器収納具であって、
縦長矩形状の後部可撓壁４前面に、該可撓壁４より丈の
短い矩形状をなす中可撓壁５後面の下辺及び両側辺を固
着させて両可撓壁４，５間を上端開口の容器収納部８と
して構成し、上記中可撓壁５前面に、該可撓壁５より横
幅の狭い矩形状の前部可撓壁６裏面の一側辺及び上下辺
を固着させて両可撓壁５，６間を一側端開口のパフ収納
部９として構成し、上記パフ収納部９開口側の中可撓壁
５前面側辺に一側辺裏面を固着させるとともに、内面を
上記前部可撓壁６前面に着脱自在に係止させてパフ収納
部９開口を開閉自在に閉塞する可撓蓋板７を設けて構成
した。

【０００６】

【作用】チューブ容器２は容器収納部８の上端開口より
挿入する。また、パフ３はパフ収納部９の側端開口より
挿入して収納した後、可撓蓋板７を、各マジックテープ
（登録商標）層10，11相互を当接係止させて開口部を被
覆する。チューブ容器２及びパフ３の挿入の際は、各可
撓壁が変形して容易に挿入が可能となる。

【０００７】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。

【０００８】図１〜図３は本考案の一実施例を示すもの
で、図中１はチューブ容器収納具を示し、また、２は該
収納具１に収納されたチューブ容器を、３は該収納具１
に収納されるパフをそれぞれ示す。

【０００９】収納具１は、可撓性を有する合成樹脂のシ
ート（単独シート或いは積層シート）を所定形状に裁断
した可撓性シート片を用いて、その所定箇所を融着、接
着等の適宜固着手段により固着させて形成している。

【００１０】本実施例では、縦長矩形状の後部可撓壁４
形成用シート片と、該シート片と同幅で丈が約２／３程
度の長さを有する矩形状の中可撓壁５形成用のシート片
と、該シート片と同丈で横幅が約２／３程度の矩形状を
なす前部可撓壁６形成用のシート片と、丈が上記中可撓
壁５形成用のシート片と同じで横幅が約２／３程度の横
台形状の可撓蓋板７形成用のシート片とを用いて形成し
ている。

【００１１】そして、後部可撓壁４前面の下辺及び両側
辺下部に中可撓壁６裏面の左右側辺及び下辺を融着等の
手段で固着して両可撓壁４，５間に上端開口の容器収納
部８を形成し、また、中可撓壁５前面の左側辺及び上下
辺左方に、前部可撓壁６裏面の上下辺及び左側辺を融着
等の手段で固着して両可撓壁５，６間に右側端を開口し
たパフ収納部９を形成している。

【００１２】更に、中可撓壁５前面のパフ収納部９開口
側の側辺に可撓蓋板７裏面の長辺側側辺を融着等により
固着して、パフ収納部９開口を開閉自在に閉塞させると
ともに、可撓蓋板７の内面に円形のマジックテープ（登
録商標）層10を形成し、且つ前部可撓壁６の上記マジッ
クテープ（登録商標）層10と対応する位置にマジックテ
ープ（登録商標）層11を形成して可撓蓋板７を係止可能
に構成している。

【００１３】

【考案の効果】以上説明した如く本考案袋は、既述構成
としたことにより、チューブ容器とパフとを極めてコン
パクトな形態で収納することが出来、携帯に便利である
とともに、パフの使用時の紛失或いは携帯忘れ等を引き
起こす虞はない。

【００１４】また、チューブ容器及びパフは単に抜き差
しするだけで着脱することが出来、取扱いも極めて便利
である。

【００１５】また、収納具は可撓性シート片を用いて形
成されているため、収納する容器或いはパフの形状に従
って或る程度の変形が可能であり、或る程度の範囲内で
収納するチューブ容器、パフの形態を自由に選択出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案容器のパフ収納前を示す斜視図である。

【図２】同実施例のチューブ容器，パフのそれぞれ収納
した状態を示す斜視図である。

【図３】同実施例の横断面図である。

【符号の説明】

２ チューブ容器 ３ パフ ４ 後部可撓壁 ５ 中可撓壁 ６ 前部可撓壁 ７ 可撓蓋板 ８ 容器収納部 ９ パフ収納部

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】所定形状に裁断した複数の可撓性シート片
   を用いて、その所定箇所を融着等の適宜固着手段により
   固着させて形成したチューブ容器収納具であって、縦長
   矩形状の後部可撓壁４前面に、該可撓壁４より丈の短い
   矩形状をなす中可撓壁５後面の下辺及び両側辺を固着さ
   せて両可撓壁４，５間を上端開口の容器収納部８として
   構成し、上記中可撓壁５前面に、該可撓壁５より横幅の
   狭い矩形状の前部可撓壁６裏面の一側辺及び上下辺を固
   着させて両可撓壁５，６間を一側端開口のパフ収納部９
   として構成し、上記パフ収納部９開口側の中可撓壁５前
   面側辺に一側辺裏面を固着させるとともに、内面を上記
   前部可撓壁６前面に着脱自在に係止させてパフ収納部９
   開口を開閉自在に閉塞する可撓蓋板７を設けてなること
   を特徴とするチューブ容器収納具。