JP2592106B2 - 溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置 - Google Patents
溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置Info
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- JP2592106B2 JP2592106B2 JP63187371A JP18737188A JP2592106B2 JP 2592106 B2 JP2592106 B2 JP 2592106B2 JP 63187371 A JP63187371 A JP 63187371A JP 18737188 A JP18737188 A JP 18737188A JP 2592106 B2 JP2592106 B2 JP 2592106B2
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- Japan
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- bearing
- bearing support
- roll
- rolling bearing
- hot
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/084—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface sliding on a complementary spherical surface
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶融めっき浴内に浸漬されるロールを回転
自在に支持するための軸受支持装置の改良に関するもの
である。
自在に支持するための軸受支持装置の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 溶融めっき浴内には鋼板搬送安定用のイグジットロー
ルや、鋼板方向転回ロール(ポットロール)等の回転部
品が設置されている。
ルや、鋼板方向転回ロール(ポットロール)等の回転部
品が設置されている。
こうしたロールの軸受部に従来はすべり軸受が使用さ
れていたが、軸受部の摩擦抵抗が大きい為、ロールの
回転不良が発生する、軸受部の隙間が大きい為、ロー
ルの振動が激しく、鋼板表面への押疵、スリ疵が発生す
る、このすべり軸受の材質が鋼やステンレス鋼である
為、溶融めっき液による侵食が著しい、等様々な問題が
あった。
れていたが、軸受部の摩擦抵抗が大きい為、ロールの
回転不良が発生する、軸受部の隙間が大きい為、ロー
ルの振動が激しく、鋼板表面への押疵、スリ疵が発生す
る、このすべり軸受の材質が鋼やステンレス鋼である
為、溶融めっき液による侵食が著しい、等様々な問題が
あった。
そこで、実開昭61−90852号公報に開示されているよ
うにSi3N4、SiC、Al2O3等のセラミックス製の転がり軸
受が提案されているが、軸受自体をセラミックス製とし
ても、これを支持する軸受支持装置が第4図に示すよう
に金属による直接支持である為、なお以下に述べるよう
な欠点がある。
うにSi3N4、SiC、Al2O3等のセラミックス製の転がり軸
受が提案されているが、軸受自体をセラミックス製とし
ても、これを支持する軸受支持装置が第4図に示すよう
に金属による直接支持である為、なお以下に述べるよう
な欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 第4図に示すように、従来の軸受支持装置Aはセラミ
ック製転がり軸受Bを外嵌状に支持しており、このまま
高温下の溶融めっき液中に浸漬すれば、金属製である軸
受支持装置Aの方が熱膨張率が大きいため、転がり軸受
Bは重力方向あるいは荷重の作用する方向に偏ってしま
う。そして軸受支持装置Aの転がり軸受Bに対する支持
がこの偏った所の接触面の1点だけとなってしまって、
転がり軸受Bに大きな荷重が作用するため、余り大きな
荷重を作用させる事ができない。
ック製転がり軸受Bを外嵌状に支持しており、このまま
高温下の溶融めっき液中に浸漬すれば、金属製である軸
受支持装置Aの方が熱膨張率が大きいため、転がり軸受
Bは重力方向あるいは荷重の作用する方向に偏ってしま
う。そして軸受支持装置Aの転がり軸受Bに対する支持
がこの偏った所の接触面の1点だけとなってしまって、
転がり軸受Bに大きな荷重が作用するため、余り大きな
荷重を作用させる事ができない。
また、軸受支持装置Aの熱膨張及び転がり軸受Bの偏
りに伴ってこれらの境界部に隙間が生じると、ここに溶
融めっき液が侵入する。この状態で転がり軸受B及びこ
れを外嵌状に支持する軸受支持装置Aを溶融めっき液中
より引き揚げると、前述した隙間に侵入した溶融めっき
液は、ここに封入されたまま溜って温度の降下と共に凝
固する。一方、これまで膨張していた軸受支持装置Aは
温度の降下によって冷却され収縮を始めると、内部の転
がり軸受Bは圧縮作用を受けて割れを生じ、再使用不可
能となってしまう等の問題があった。
りに伴ってこれらの境界部に隙間が生じると、ここに溶
融めっき液が侵入する。この状態で転がり軸受B及びこ
れを外嵌状に支持する軸受支持装置Aを溶融めっき液中
より引き揚げると、前述した隙間に侵入した溶融めっき
液は、ここに封入されたまま溜って温度の降下と共に凝
固する。一方、これまで膨張していた軸受支持装置Aは
温度の降下によって冷却され収縮を始めると、内部の転
がり軸受Bは圧縮作用を受けて割れを生じ、再使用不可
能となってしまう等の問題があった。
本発明は上記した問題に鑑みて成されたものであり、
転がり軸受に過大な荷重を作用させず、しかも安定的
に支持し、かつ調芯性を失うことなく使用でき、繰返
し使用が可能なように取付け、取外しが容易に行えるよ
うにする、溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置を提
供せんとするものである。
転がり軸受に過大な荷重を作用させず、しかも安定的
に支持し、かつ調芯性を失うことなく使用でき、繰返
し使用が可能なように取付け、取外しが容易に行えるよ
うにする、溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置を提
供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の溶融めっき浴浸
漬ロール用軸受支持装置は、ロールの両端支軸部に夫々
嵌着されるセラミックス製転がり軸受と、これら転がり
軸受の外周面所要範囲を支持する複数個の軸受支持部材
と、これら複数個の軸受支持部材を揺動が自在なように
先端に枢着した第1のアームと、前記複数個の軸受支持
部材と軸方向に同一平面内における対向する転がり軸受
外周面を支持する軸受押え部材と、この軸受押え部材を
先端に枢着した第2のアームと、この第2のアームの先
端に枢着した前記軸受押え部材を転がり軸受側に弾力的
に押し付ける付勢手段を具備させているのである。
漬ロール用軸受支持装置は、ロールの両端支軸部に夫々
嵌着されるセラミックス製転がり軸受と、これら転がり
軸受の外周面所要範囲を支持する複数個の軸受支持部材
と、これら複数個の軸受支持部材を揺動が自在なように
先端に枢着した第1のアームと、前記複数個の軸受支持
部材と軸方向に同一平面内における対向する転がり軸受
外周面を支持する軸受押え部材と、この軸受押え部材を
先端に枢着した第2のアームと、この第2のアームの先
端に枢着した前記軸受押え部材を転がり軸受側に弾力的
に押し付ける付勢手段を具備させているのである。
また、ロールを安定して支承するために、転がり軸受
と軸受支持部材及び軸受押え部材間に調芯機構を付加す
ることが効果的である。
と軸受支持部材及び軸受押え部材間に調芯機構を付加す
ることが効果的である。
また、転がり軸受の内輪がロールの支軸部との熱膨張
差で割れないようにするために、ロールの支軸部と転が
り軸受とのはめあいをすきまばめとすることが好まし
い。
差で割れないようにするために、ロールの支軸部と転が
り軸受とのはめあいをすきまばめとすることが好まし
い。
また、軸受支持部材及び軸受押え部材から転がり軸受
を取外し易くするために、これらの間に耐熱性及び難ぬ
れ性を有するパッキン材を介設することが好ましい。
を取外し易くするために、これらの間に耐熱性及び難ぬ
れ性を有するパッキン材を介設することが好ましい。
(作用) 本発明に係る軸受支持装置は、転がり軸受の支持を、
複数の軸受支持部材と軸受押え部材とで弾発的に抱持す
るといういわゆる開放型としたので、転がり軸受と軸受
支持装置の熱膨張差や熱変形による過大な力が作用する
ことに起因する割れの問題は解消される。また、交換時
に浴中の溶融めっき液を随伴させることがないので、こ
れら溶融めっき液の凝固に起因する転がり軸受の割れの
問題も同時に解消される。
複数の軸受支持部材と軸受押え部材とで弾発的に抱持す
るといういわゆる開放型としたので、転がり軸受と軸受
支持装置の熱膨張差や熱変形による過大な力が作用する
ことに起因する割れの問題は解消される。また、交換時
に浴中の溶融めっき液を随伴させることがないので、こ
れら溶融めっき液の凝固に起因する転がり軸受の割れの
問題も同時に解消される。
また、転がり軸受と軸受支持部材及び軸受押え部材間
に調芯機構に付加することにより、仮にロールの支軸部
が熱変形したり、使用時の軸方向のブレに対しても円滑
なロール回転が得られる。
に調芯機構に付加することにより、仮にロールの支軸部
が熱変形したり、使用時の軸方向のブレに対しても円滑
なロール回転が得られる。
更に、ロールの支軸部と転がり軸受とのはめあいをす
きまばめとすることにより、これらの熱膨張差が吸収で
き、転がり軸受の内輪の円周方向応力を和らげることが
できる。
きまばめとすることにより、これらの熱膨張差が吸収で
き、転がり軸受の内輪の円周方向応力を和らげることが
できる。
(実 施 例) 以下本発明を第1図〜第3図に示す一実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図は本発明に係るロールの軸受支持装置として、
イグジットロールの軸受支持装置の一実施例を一部断面
して示すものである。
イグジットロールの軸受支持装置の一実施例を一部断面
して示すものである。
第1図において、1は溶融めっき液2中に浸漬されて
被めっき鋼板Cを安定搬送させるイグジットロールであ
り、このイグジットロール1の両端支軸部3には夫々セ
ラミックス製転がり軸受Bを遊嵌している。
被めっき鋼板Cを安定搬送させるイグジットロールであ
り、このイグジットロール1の両端支軸部3には夫々セ
ラミックス製転がり軸受Bを遊嵌している。
すなわち、これら支軸部3と転がり軸受Bの内輪b1と
のはめあいを、支軸部3とセラミックス製転がり軸受B
との熱膨張差を考慮して第3図に示すようなすきまばめ
としているのである。
のはめあいを、支軸部3とセラミックス製転がり軸受B
との熱膨張差を考慮して第3図に示すようなすきまばめ
としているのである。
これによって溶融めっき液(460℃前後)2中での転
がり軸受Bの応力発生を緩和しているのである。
がり軸受Bの応力発生を緩和しているのである。
4は溶融めっき液2の上方に位置する基端側を枢着さ
れたイグジットロールアームであり、前記基端側には例
えばばね5を内装したばね箱6が載設されており、また
溶融めっき液2内に浸漬された部分の先端には例えばL
字状の軸受用ベースプレート7が取付けられている。そ
して、この軸受用ベースプレート7は、後述する押えア
ームをその中間で枢着する、押えアーム用支持片8をそ
の上端部に、また中央及び下方突出部の内側、すなわち
前記イグジットロールアーム4の反対側には、夫々支持
片9が取り付けられている。
れたイグジットロールアームであり、前記基端側には例
えばばね5を内装したばね箱6が載設されており、また
溶融めっき液2内に浸漬された部分の先端には例えばL
字状の軸受用ベースプレート7が取付けられている。そ
して、この軸受用ベースプレート7は、後述する押えア
ームをその中間で枢着する、押えアーム用支持片8をそ
の上端部に、また中央及び下方突出部の内側、すなわち
前記イグジットロールアーム4の反対側には、夫々支持
片9が取り付けられている。
10は前記夫々の支持片9にその中央屈曲部を枢着され
たベルクランクであり、このベルクランク10の両端に、
夫々転がり軸受Bを支承する軸受支持部材11が枢着され
ている。
たベルクランクであり、このベルクランク10の両端に、
夫々転がり軸受Bを支承する軸受支持部材11が枢着され
ている。
本実施例ではベルクランク10の軸受用ベースプレート
7の中央及び下方突出部の内側に夫々1個宛枢着し、こ
れらベルクランク10の両端に枢着された4個の軸受支持
部材11と、後述する押えアームの先端に枢着された軸受
押え部材12とで転がり軸受Bを抱持状に支持している。
7の中央及び下方突出部の内側に夫々1個宛枢着し、こ
れらベルクランク10の両端に枢着された4個の軸受支持
部材11と、後述する押えアームの先端に枢着された軸受
押え部材12とで転がり軸受Bを抱持状に支持している。
ところで、これら軸受支持部材11と軸受押え部材12と
で転がり軸受Bを常に正常に抱持するためには、例えば
第1図に示す如く、軸受支持部材11は夫々均一な距離及
び中心に対して均一な角度をもって配置し、イグジット
ロール1の自重とイグジットロール1に作用する外力と
の合力Fの方向が、角度θをもって配置した夫々の支持
片9に枢着されたベルクランク10の互いに隣接する軸受
支持部材11を枢着するピン13、13間となる如く、軸受支
持部材11及び軸受押え部材12を配置することが好まし
い。
で転がり軸受Bを常に正常に抱持するためには、例えば
第1図に示す如く、軸受支持部材11は夫々均一な距離及
び中心に対して均一な角度をもって配置し、イグジット
ロール1の自重とイグジットロール1に作用する外力と
の合力Fの方向が、角度θをもって配置した夫々の支持
片9に枢着されたベルクランク10の互いに隣接する軸受
支持部材11を枢着するピン13、13間となる如く、軸受支
持部材11及び軸受押え部材12を配置することが好まし
い。
なお、ここで外力とは押えアームにより転がり軸受B
を押圧する力や、被めっき鋼板Cの張力によりイグジッ
トロール1に作用する圧力等をいう。また、軸受支持部
材11を枢着するベルクランク10はどちらか一方とし、他
方は軸受用ベースペレート7に直接枢着してもよい。
を押圧する力や、被めっき鋼板Cの張力によりイグジッ
トロール1に作用する圧力等をいう。また、軸受支持部
材11を枢着するベルクランク10はどちらか一方とし、他
方は軸受用ベースペレート7に直接枢着してもよい。
14は前記押えアーム用支持片8に、その中央部を揺動
自在に枢着された押えアームであり、この押えアーム14
の一方先端は転がり軸受Bを複数点で支持する前記軸受
支持部材11と対向する位置にあり、ここに前記したよう
に転がり軸受Bを押圧する軸受押え部材12が揺動自在に
枢着されている。また、他方先端は前記ばね箱6の上方
に位置しており、ここに調整ボルト15が螺貫せしめら
れ、その先端で前記ばね箱6の内部のばね5を押圧して
いる。
自在に枢着された押えアームであり、この押えアーム14
の一方先端は転がり軸受Bを複数点で支持する前記軸受
支持部材11と対向する位置にあり、ここに前記したよう
に転がり軸受Bを押圧する軸受押え部材12が揺動自在に
枢着されている。また、他方先端は前記ばね箱6の上方
に位置しており、ここに調整ボルト15が螺貫せしめら
れ、その先端で前記ばね箱6の内部のばね5を押圧して
いる。
すなわち、他方先端に設けられた調整ボルト15のばね
箱6内部への突出長さを調整することによってばね5の
付勢力を調整し、この付勢力の作用で押えアーム14をそ
の中央枢着部を支点として回動せしめ、この回動力によ
り、一方先端に枢着した軸受押え部材12で前記軸受支持
部材11の反対側から転がり軸受Bを弾発的に押圧するの
である。
箱6内部への突出長さを調整することによってばね5の
付勢力を調整し、この付勢力の作用で押えアーム14をそ
の中央枢着部を支点として回動せしめ、この回動力によ
り、一方先端に枢着した軸受押え部材12で前記軸受支持
部材11の反対側から転がり軸受Bを弾発的に押圧するの
である。
ところで、前記軸受支持部材11及び軸受押え部材12の
転がり軸受Bの外輪b2と接触する内面を、例えば第2図
(ロ)に示すような凹彎曲状とし、一方前記外輪b2を凸
彎曲状として調芯機能を付加すれば、溶融めっき液2中
に浸漬した際の熱変化や、軸方向のブレに対しても安定
してイグジットロール1を支承することができる。な
お、調芯機構は、第2図(ロ)に示すものに限らず、外
輪b2の外周に更に凸彎曲状の球面輪を外嵌したものであ
ってもよいことは勿論である。また、本実施例では軸受
支持部材11及び軸受押え部材12と外輪b2の両者の接触面
を全て彎曲状としたものを示したが、これに限らず、第
2図(ハ)に示す如く接触面の一部のみを彎曲状とした
ものでもよい。
転がり軸受Bの外輪b2と接触する内面を、例えば第2図
(ロ)に示すような凹彎曲状とし、一方前記外輪b2を凸
彎曲状として調芯機能を付加すれば、溶融めっき液2中
に浸漬した際の熱変化や、軸方向のブレに対しても安定
してイグジットロール1を支承することができる。な
お、調芯機構は、第2図(ロ)に示すものに限らず、外
輪b2の外周に更に凸彎曲状の球面輪を外嵌したものであ
ってもよいことは勿論である。また、本実施例では軸受
支持部材11及び軸受押え部材12と外輪b2の両者の接触面
を全て彎曲状としたものを示したが、これに限らず、第
2図(ハ)に示す如く接触面の一部のみを彎曲状とした
ものでもよい。
また、本実施例では前記軸受支持部材11及び軸受押え
部材12の転がり軸受Bの外輪b2と接触する面及び転がり
軸受Bとイグジットロール1の当接面に、第2図(イ)
(ロ)及び第3図に示すように例えばグラファイトパッ
キン等の耐熱性及び難ぬれ性を有するパッキン材16を介
設し、転がり軸受Bを取外し易くした構造を開示してい
る。
部材12の転がり軸受Bの外輪b2と接触する面及び転がり
軸受Bとイグジットロール1の当接面に、第2図(イ)
(ロ)及び第3図に示すように例えばグラファイトパッ
キン等の耐熱性及び難ぬれ性を有するパッキン材16を介
設し、転がり軸受Bを取外し易くした構造を開示してい
る。
本発明によるロールの軸受支持装置は以上説明したよ
うな構造であり、転がり軸受Bの一方外周面を分割構成
された軸受支持部材11で支持し、また、これに転がり軸
受Bを介して対向する他方外周面を軸受押え部材12で弾
発的に押圧するという、いわゆる抱持状に転がり軸受B
を支持するものである。
うな構造であり、転がり軸受Bの一方外周面を分割構成
された軸受支持部材11で支持し、また、これに転がり軸
受Bを介して対向する他方外周面を軸受押え部材12で弾
発的に押圧するという、いわゆる抱持状に転がり軸受B
を支持するものである。
なお、本実施例ではイグジットロールの軸受支持装置
について説明したが、これに限らず、ポットロールの軸
受支持装置としても適用可能である。
について説明したが、これに限らず、ポットロールの軸
受支持装置としても適用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明に係る軸受支持装置は、転
がり軸受の支持を複数の軸受支持部材と軸受押え部材と
で弾発的に抱持するといういわゆる開放型としたので、
転がり軸受と軸受支持装置の熱膨張差や熱変形による過
大な力が作用することに起因する割れの問題は解消され
る。また、交換時に浴中の溶融めっき液を随伴させるこ
とがないので、これら溶融めっき液の凝固に起因する転
がり軸受の割れの問題も同時に解消される。
がり軸受の支持を複数の軸受支持部材と軸受押え部材と
で弾発的に抱持するといういわゆる開放型としたので、
転がり軸受と軸受支持装置の熱膨張差や熱変形による過
大な力が作用することに起因する割れの問題は解消され
る。また、交換時に浴中の溶融めっき液を随伴させるこ
とがないので、これら溶融めっき液の凝固に起因する転
がり軸受の割れの問題も同時に解消される。
また、転がり軸受と軸受支持部材及び軸受押え部材間
に調芯機構に付加することにより、仮にロールの支軸部
が熱変形したり、使用時の軸方向のブレに対しても円滑
なロール回転が得られる。
に調芯機構に付加することにより、仮にロールの支軸部
が熱変形したり、使用時の軸方向のブレに対しても円滑
なロール回転が得られる。
更に、ロールの支軸部と転がり軸受とのはめあいをす
きまばめとすることにより、これらの熱膨張差が吸収で
き、転がり軸受の内輪の円周方向応力を和らげることが
できる。
きまばめとすることにより、これらの熱膨張差が吸収で
き、転がり軸受の内輪の円周方向応力を和らげることが
できる。
また更に、転がり軸受の外周複数点を支持する多点支
持にすることにより大きな荷重が作用しても分散される
等、高価なセラミックス製転がり軸受を可及的損傷なく
何度も使用することができるという、大なる効果を発揮
することができる。
持にすることにより大きな荷重が作用しても分散される
等、高価なセラミックス製転がり軸受を可及的損傷なく
何度も使用することができるという、大なる効果を発揮
することができる。
第1図は本発明に係るロールの軸支持装置を一部断面し
た正面図、第2図(イ)は要部を拡大した正面図、
(ロ)は調芯機構の説明図、(ハ)は(ロ)の他の例を
示す図、第3図はロールの支軸部と転がり軸受のはめあ
い状態の説明図、第4図は従来のロールの軸受支持装置
の説明図である。 Bは転がり軸受、1はイグジットロール、3は支軸部、
4はイグジットロールアーム、5はばね、7は軸受用ベ
ースプレート、8は押えアーム用支持片、9は支持片、
10はベルクランク、11は軸受支持部材、12は軸受押え部
材、14は押えアーム。
た正面図、第2図(イ)は要部を拡大した正面図、
(ロ)は調芯機構の説明図、(ハ)は(ロ)の他の例を
示す図、第3図はロールの支軸部と転がり軸受のはめあ
い状態の説明図、第4図は従来のロールの軸受支持装置
の説明図である。 Bは転がり軸受、1はイグジットロール、3は支軸部、
4はイグジットロールアーム、5はばね、7は軸受用ベ
ースプレート、8は押えアーム用支持片、9は支持片、
10はベルクランク、11は軸受支持部材、12は軸受押え部
材、14は押えアーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 俊博 大阪府大阪市東区北浜5丁目15番地 住 友金属工業株式会社内 (72)発明者 波田野 淳一 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社ころ軸受技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 昭55−2730(JP,A) 特開 昭51−59139(JP,A) 特開 昭60−116919(JP,A) 実開 平1−119048(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】溶融めっき浴内に浸漬配置されるロールの
支持装置であって、ロールの両端支軸部に夫々嵌着され
るセラミックス製転がり軸受と、これら転がり軸受の外
周面所要範囲を支持する複数個の軸受支持部材と、これ
ら複数個の軸受支持部材を揺動が自在なように先端に枢
着した第1のアームと、前記複数個の軸受支持部材と軸
方向に同一平面内における対向する転がり軸受外周面を
支持する軸受押え部材と、この軸受押え部材を先端に枢
着した第2のアームと、この第2のアームの先端に枢着
した前記軸受押え部材を転がり軸受側に弾力的に押し付
ける付勢手段を具備してなることを特徴とする溶融めっ
き浴浸漬ロール用軸受支持装置。 - 【請求項2】転がり軸受と軸受支持部材及び軸受押え部
材間に調芯機構を付加したことを特徴とする請求項1記
載の溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置。 - 【請求項3】ロールの支軸部と転がり軸受とのはめあい
をすきまばめとしたことを特徴とする請求項1または2
記載の溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置。 - 【請求項4】軸受支持部材及び軸受押え部材と軸受との
間に、これらで挟持すべく耐熱性及び難ぬれ性を有する
パッキン材を介設したことを特徴とする請求項1、2又
は3記載の溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63187371A JP2592106B2 (ja) | 1987-09-28 | 1988-07-27 | 溶融めっき浴浸漬ロール用軸受支持装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-245216 | 1987-09-28 | ||
JP24521687 | 1987-09-28 | ||
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