JPH05187445A - 溶融亜鉛めっき浴中のロール支持装置 - Google Patents
溶融亜鉛めっき浴中のロール支持装置Info
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- JPH05187445A JPH05187445A JP2065892A JP2065892A JPH05187445A JP H05187445 A JPH05187445 A JP H05187445A JP 2065892 A JP2065892 A JP 2065892A JP 2065892 A JP2065892 A JP 2065892A JP H05187445 A JPH05187445 A JP H05187445A
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- Japan
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- tantalum
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- cage
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- F16C33/44—Selection of substances
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/084—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface sliding on a complementary spherical surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
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- F16C33/3837—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages
- F16C33/3862—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages comprising two annular parts joined together
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- F16C33/42—Ball cages made from wire or sheet metal strips
- F16C33/422—Ball cages made from wire or sheet metal strips made from sheet metal
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- F16C2300/40—Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions
- F16C2300/54—Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions high-temperature
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】溶融亜鉛中への浸漬時にも、転がり軸受の構成
部品が溶食により減量するのを防止する。 【構成】外輪１４と内輪１５と転動体１６、１６とを窒
化珪素製とする。保持器１７を、純タンタル、若しくは
タンタルに１０重量％以下のタングステンを加えた、タ
ンタル−タングステン合金製とする。
部品が溶食により減量するのを防止する。 【構成】外輪１４と内輪１５と転動体１６、１６とを窒
化珪素製とする。保持器１７を、純タンタル、若しくは
タンタルに１０重量％以下のタングステンを加えた、タ
ンタル−タングステン合金製とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明に係る溶融亜鉛めっき浴
中のロール支持装置は、長尺な鋼板の表面に連続的に溶
融亜鉛めっき処理を施す為のめっき装置に組み込み、鋼
板を案内するロールを、回転自在に支持する為に利用す
る。
中のロール支持装置は、長尺な鋼板の表面に連続的に溶
融亜鉛めっき処理を施す為のめっき装置に組み込み、鋼
板を案内するロールを、回転自在に支持する為に利用す
る。
【０００２】
【従来の技術】金属表面に他の金属のめっき層を形成す
る場合、電気化学的処理によるめっきの他、芯材となる
金属を上記他の金属を溶融させためっき浴中に浸漬す
る、所謂溶融めっき浴によるめっき処理が、広く行なわ
れている。この様な溶融めっき浴により、例えば長尺な
鋼板の表面に亜鉛めっきを施す場合、例えば実開昭６１
−９０８５２号公報に開示されている様に、図３に示す
様な装置により行なっている。
る場合、電気化学的処理によるめっきの他、芯材となる
金属を上記他の金属を溶融させためっき浴中に浸漬す
る、所謂溶融めっき浴によるめっき処理が、広く行なわ
れている。この様な溶融めっき浴により、例えば長尺な
鋼板の表面に亜鉛めっきを施す場合、例えば実開昭６１
−９０８５２号公報に開示されている様に、図３に示す
様な装置により行なっている。
【０００３】図示しないアンコイラから送り出された帯
状の鋼板１は、適宜の搬送ロール２により案内されつ
つ、連続炉３からスナウト４を通り、溶融亜鉛５を貯溜
しためっき槽６に導き入れられる。シンクロール７によ
り上方に方向転換され、このめっき槽６内を送られる事
で、表面に溶融亜鉛５を付着させた鋼板１は、サポート
ロール８、８によって反りの矯正及び通板の安定化を図
り、めっき処理済の鋼板１ａとして、上記めっき槽６外
に取り出される。９、９は、溶融亜鉛の付着量を規制す
る為のノズルである。上記ノズル９、９を通過した、め
っき処理済の鋼板１ａは、表面に付着した亜鉛を冷却固
化させてから、図示しないリコイラに巻き取る。
状の鋼板１は、適宜の搬送ロール２により案内されつ
つ、連続炉３からスナウト４を通り、溶融亜鉛５を貯溜
しためっき槽６に導き入れられる。シンクロール７によ
り上方に方向転換され、このめっき槽６内を送られる事
で、表面に溶融亜鉛５を付着させた鋼板１は、サポート
ロール８、８によって反りの矯正及び通板の安定化を図
り、めっき処理済の鋼板１ａとして、上記めっき槽６外
に取り出される。９、９は、溶融亜鉛の付着量を規制す
る為のノズルである。上記ノズル９、９を通過した、め
っき処理済の鋼板１ａは、表面に付着した亜鉛を冷却固
化させてから、図示しないリコイラに巻き取る。
【０００４】上述の様に、高温の溶融亜鉛５中に浸漬さ
れた状態で、鋼板１を案内したり、或は鋼板１の反りを
矯正したりする、シンクロール７及びサポートロール
８、８は、例えば図４に示す様に、支持腕１０、１０の
先端部に転がり軸受１１、１１を介して、回転自在に支
持されている。即ち、上記各支持腕１０、１０の先端部
に形成した円孔１２、１２の内周面と、サポートロール
８を支承した軸１３の両端部外周面との間に転がり軸受
１１、１１を設ける事により、上記サポートロール８が
軽い力で回転する様にしている。
れた状態で、鋼板１を案内したり、或は鋼板１の反りを
矯正したりする、シンクロール７及びサポートロール
８、８は、例えば図４に示す様に、支持腕１０、１０の
先端部に転がり軸受１１、１１を介して、回転自在に支
持されている。即ち、上記各支持腕１０、１０の先端部
に形成した円孔１２、１２の内周面と、サポートロール
８を支承した軸１３の両端部外周面との間に転がり軸受
１１、１１を設ける事により、上記サポートロール８が
軽い力で回転する様にしている。
【０００５】転がり軸受１１、１１としては、高度の耐
熱性を要求される事から、例えばセラミック製のものを
使用する。即ち、各転がり軸受１１、１１を、それぞれ
窒化珪素等のセラミックにより造られた、外輪１４と内
輪１５と複数の転動体１６、１６とから構成している。
又、複数の転動体１６、１６は、保持器１７（本考案の
実施例を示す図２参照）により、隣り合う転動体１６、
１６同士の間に所定の間隔をあけた状態で、転動自在に
保持している。
熱性を要求される事から、例えばセラミック製のものを
使用する。即ち、各転がり軸受１１、１１を、それぞれ
窒化珪素等のセラミックにより造られた、外輪１４と内
輪１５と複数の転動体１６、１６とから構成している。
又、複数の転動体１６、１６は、保持器１７（本考案の
実施例を示す図２参照）により、隣り合う転動体１６、
１６同士の間に所定の間隔をあけた状態で、転動自在に
保持している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来の溶融亜鉛めっき浴中のロール支持装置の場合、保
持器１７の材質に起因して、各転がり軸受１１、１１の
耐久性が必ずしも十分とは言えない。
従来の溶融亜鉛めっき浴中のロール支持装置の場合、保
持器１７の材質に起因して、各転がり軸受１１、１１の
耐久性が必ずしも十分とは言えない。
【０００７】即ち、外輪１４、内輪１５、複数の転動体
１６、１６を構成する窒化珪素等のセラミックは、高温
の溶融亜鉛に浸漬されても、表面を次第に削り取られ
る、所謂浸食（或は溶食）が生じる事はないが、他の金
属製の保持器１７は浸食され易く、この保持器１７の強
度が早期に低下する為、転がり軸受１１、１１を繰り返
し使用する事が出来なかった。
１６、１６を構成する窒化珪素等のセラミックは、高温
の溶融亜鉛に浸漬されても、表面を次第に削り取られ
る、所謂浸食（或は溶食）が生じる事はないが、他の金
属製の保持器１７は浸食され易く、この保持器１７の強
度が早期に低下する為、転がり軸受１１、１１を繰り返
し使用する事が出来なかった。
【０００８】勿論、保持器１７をセラミックにより造れ
ば、この保持器１７の耐久性も外輪１４等と同様に向上
するが、外輪１４、内輪１５、転動体１６に比べて形状
が複雑な保持器１７をセラミックにより造る事は極めて
難しい。
ば、この保持器１７の耐久性も外輪１４等と同様に向上
するが、外輪１４、内輪１５、転動体１６に比べて形状
が複雑な保持器１７をセラミックにより造る事は極めて
難しい。
【０００９】本発明の溶融亜鉛めっき浴中のロール支持
装置は、上述の様な事情に鑑みて考えられたものであ
る。
装置は、上述の様な事情に鑑みて考えられたものであ
る。
【００１０】
【課題を解決する為の手段】本発明の溶融亜鉛めっき浴
中のロール支持装置は、前述した従来の溶融亜鉛めっき
浴中のロール支持装置と同様に、溶融亜鉛めっき浴中に
設けられるロール両端部の軸と、この両端部の軸を支持
する支持腕と、上記軸の周囲に上記ロールを回転自在に
支承する転がり軸受とから構成される。
中のロール支持装置は、前述した従来の溶融亜鉛めっき
浴中のロール支持装置と同様に、溶融亜鉛めっき浴中に
設けられるロール両端部の軸と、この両端部の軸を支持
する支持腕と、上記軸の周囲に上記ロールを回転自在に
支承する転がり軸受とから構成される。
【００１１】更に、本発明の溶融亜鉛めっき浴中のロー
ル支持装置に於いては、上記転がり軸受を、セラミック
製の外輪と、セラミック製の内輪と、セラミック製で複
数の転動体と、純タンタル製若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金製の保持器とにより構成した事を特徴としてい
る。
ル支持装置に於いては、上記転がり軸受を、セラミック
製の外輪と、セラミック製の内輪と、セラミック製で複
数の転動体と、純タンタル製若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金製の保持器とにより構成した事を特徴としてい
る。
【００１２】
【作用】上述の様に構成される本発明の溶融亜鉛めっき
浴中のロール支持装置の場合、純タンタル、或はタンタ
ル−タングステン合金により造られた保持器が、溶融亜
鉛により殆ど浸食されないので、この保持器の耐久性が
十分となって、保持器を含めて、転がり軸受の繰り返し
使用が可能となる。
浴中のロール支持装置の場合、純タンタル、或はタンタ
ル−タングステン合金により造られた保持器が、溶融亜
鉛により殆ど浸食されないので、この保持器の耐久性が
十分となって、保持器を含めて、転がり軸受の繰り返し
使用が可能となる。
【００１３】例えば、本発明者が、本発明品である純タ
ンタル及びタンタルにタングステンを１０重量％加えた
タンタル−タングステン合金と、従来から保持器を構成
するのに使用されてきた金属とを、溶融亜鉛中に浸漬し
て、それぞれの金属表面に生じた溶食の程度を測定した
ところ、下表の様な結果が得られた。
ンタル及びタンタルにタングステンを１０重量％加えた
タンタル−タングステン合金と、従来から保持器を構成
するのに使用されてきた金属とを、溶融亜鉛中に浸漬し
て、それぞれの金属表面に生じた溶食の程度を測定した
ところ、下表の様な結果が得られた。
【００１４】
【表１】
【００１５】実験は、各金属材により造られた試験片
を、４６０℃の溶融亜鉛中に１００時間浸漬した後、溶
食による減量を測定する事で行なった。この実験の結果
から、純タンタル及びタンタル−タングステン合金が、
溶融亜鉛中で高度の耐久性を有する事が解る。
を、４６０℃の溶融亜鉛中に１００時間浸漬した後、溶
食による減量を測定する事で行なった。この実験の結果
から、純タンタル及びタンタル−タングステン合金が、
溶融亜鉛中で高度の耐久性を有する事が解る。
【００１６】尚、タングステンを添加した場合でも添加
量を１０重量％以下としたのは、タングステンの添加量
が１０重量％を越えた場合には、溶融亜鉛中での浸食量
が著しく増大する為である。即ち、本発明者が、タンタ
ル中に加えるタングステンの量を種々異ならせて複数の
試験片を造り、各試験片を４６０℃の溶融亜鉛中に１０
０時間浸漬して溶食量を測定したところ、図１に示す様
な結果が得られた。
量を１０重量％以下としたのは、タングステンの添加量
が１０重量％を越えた場合には、溶融亜鉛中での浸食量
が著しく増大する為である。即ち、本発明者が、タンタ
ル中に加えるタングステンの量を種々異ならせて複数の
試験片を造り、各試験片を４６０℃の溶融亜鉛中に１０
０時間浸漬して溶食量を測定したところ、図１に示す様
な結果が得られた。
【００１７】この図１から明らかな通り、タンタル中へ
のタングステンの添加量が０〜１０重量％の範囲にある
場合には、溶食量は極く少ないが、タングステンの添加
量が１０重量％を越えると、溶食量が著しく増加する。
この為、上述の様に、タングステンの添加量を１０重量
％以下に限定した。
のタングステンの添加量が０〜１０重量％の範囲にある
場合には、溶食量は極く少ないが、タングステンの添加
量が１０重量％を越えると、溶食量が著しく増加する。
この為、上述の様に、タングステンの添加量を１０重量
％以下に限定した。
【００１８】
【実施例】図２（Ａ）〜（Ｃ）は、本発明の溶融亜鉛め
っき浴中のロール支持装置を構成する転がり軸受の３例
を示している。何れの構造の場合も、それぞれ窒化珪素
により造られた、外輪１４と内輪１５と複数の転動体１
６、１６とから構成している。又、外輪１４を調心環２
３の内側に嵌合支持している。外輪１４の外周面１４ａ
は球状凸面とし、調心環２３の内周面は球状凹面とし
て、この調心環２３の内側での上記外輪１４の揺動を自
在としている。
っき浴中のロール支持装置を構成する転がり軸受の３例
を示している。何れの構造の場合も、それぞれ窒化珪素
により造られた、外輪１４と内輪１５と複数の転動体１
６、１６とから構成している。又、外輪１４を調心環２
３の内側に嵌合支持している。外輪１４の外周面１４ａ
は球状凸面とし、調心環２３の内周面は球状凹面とし
て、この調心環２３の内側での上記外輪１４の揺動を自
在としている。
【００１９】ロール支持装置を構成する場合には、上記
調心環２３を前記支持腕１０、１０先端の円孔１２、１
２（図４）に内嵌固定し、上記内輪１５を軸１３（図
４）の端部に外嵌固定する。円孔１２、１２の中心軸と
軸１３の中心軸とがずれていた場合には、上記調心環２
３の内側で外輪１４が調心する事により、このずれを補
償する。この為、外輪１４と内輪１５との間に設けた複
数の転動体１６、１６に無理な力が加わる事はない。
調心環２３を前記支持腕１０、１０先端の円孔１２、１
２（図４）に内嵌固定し、上記内輪１５を軸１３（図
４）の端部に外嵌固定する。円孔１２、１２の中心軸と
軸１３の中心軸とがずれていた場合には、上記調心環２
３の内側で外輪１４が調心する事により、このずれを補
償する。この為、外輪１４と内輪１５との間に設けた複
数の転動体１６、１６に無理な力が加わる事はない。
【００２０】更に、上記複数の転動体１６、１６は、保
持器１７により、隣り合う転動体１６、１６同士の間に
所定の間隔をあけた状態で、転動自在に保持している。
この保持器１７の内、図２（Ａ）に示したものは、それ
ぞれ円環状に形成された１対の半片１８、１８を、ボル
ト１９とナット２０とにより結合する事で構成される。
各半片１８、１８の一側縁の互いに整合する位置には、
半円弧状の切り欠き２１、２１を等間隔で形成してお
り、両半片１８、１８の切り欠き２１、２１同士が合わ
さって、円形のポケット２２を構成している。上記転動
体１６、１６は、各ポケット２２の内側に、転動自在に
保持される。
持器１７により、隣り合う転動体１６、１６同士の間に
所定の間隔をあけた状態で、転動自在に保持している。
この保持器１７の内、図２（Ａ）に示したものは、それ
ぞれ円環状に形成された１対の半片１８、１８を、ボル
ト１９とナット２０とにより結合する事で構成される。
各半片１８、１８の一側縁の互いに整合する位置には、
半円弧状の切り欠き２１、２１を等間隔で形成してお
り、両半片１８、１８の切り欠き２１、２１同士が合わ
さって、円形のポケット２２を構成している。上記転動
体１６、１６は、各ポケット２２の内側に、転動自在に
保持される。
【００２１】上記保持器１７を構成する総ての部材、即
ち１対の半片１８、１８とボルト１９及びナット２０と
は、好ましくは純タンタル、若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金により造る。
ち１対の半片１８、１８とボルト１９及びナット２０と
は、好ましくは純タンタル、若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金により造る。
【００２２】又、図２（Ｂ）に示した保持器１７は、１
対の半片１８、１８同士を、リベット２４により結合し
ている。この場合、半片１８、１８とリベット２４と
を、好ましくは純タンタル、若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金により造る。
対の半片１８、１８同士を、リベット２４により結合し
ている。この場合、半片１８、１８とリベット２４と
を、好ましくは純タンタル、若しくはタンタルに１０重
量％以下のタングステンを加えたタンタル−タングステ
ン合金により造る。
【００２３】図２（Ａ）（Ｂ）は、保持器１７として、
所謂モミヌキ保持器を使用した例を示しているが、同図
（Ｃ）に示す様に、それぞれ波形に形成された２枚の保
持板２５、２５をリベット２６により結合した、所謂波
形保持器を使用する事も出来る。この場合、上記２枚の
保持板２５、２５とリベット２６とを、好ましくは純タ
ンタル、若しくはタンタルに１０重量％以下のタングス
テンを加えたタンタル−タングステン合金により造る。
所謂モミヌキ保持器を使用した例を示しているが、同図
（Ｃ）に示す様に、それぞれ波形に形成された２枚の保
持板２５、２５をリベット２６により結合した、所謂波
形保持器を使用する事も出来る。この場合、上記２枚の
保持板２５、２５とリベット２６とを、好ましくは純タ
ンタル、若しくはタンタルに１０重量％以下のタングス
テンを加えたタンタル−タングステン合金により造る。
【００２４】
【発明の効果】本発明の溶融亜鉛めっき浴中のロール支
持装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、転が
り軸受の全構成部品の耐久性を十分に高くして、めっき
浴中に於いて長期間使用する事が可能となり、又この転
がり軸受の繰り返し使用を可能に出来る。この為、溶融
亜鉛めっき装置のランニングコストを低減出来る。
持装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、転が
り軸受の全構成部品の耐久性を十分に高くして、めっき
浴中に於いて長期間使用する事が可能となり、又この転
がり軸受の繰り返し使用を可能に出来る。この為、溶融
亜鉛めっき装置のランニングコストを低減出来る。
【図１】タンタル中へのタングステン添加量と溶食量と
の関係を示す線図。
の関係を示す線図。
【図２】転がり軸受の構造の３例を示す断面図。
【図３】溶融亜鉛めっき装置の略縦断側面図。
【図４】図３の拡大Ｘ−Ｘ断面図。
１ 鋼板 １ａ 鋼板 ２ 搬送ロール ３ 連続炉 ４ スナウト ５ 溶融亜鉛 ６ めっき槽 ７ シンクロール ８ サポートロール ９ ノズル １０ 支持腕 １１ 転がり軸受 １２ 円孔 １３ 軸 １４ 外輪 １４ａ 外周面 １５ 内輪 １６ 転動体 １７ 保持器 １８ 半片 １９ ボルト ２０ ナット ２１ 切り欠き ２２ ポケット ２３ 調心環 ２４ リベット ２５ 保持板 ２６ リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｃ 33/56 6814−3Ｊ (72)発明者 安藤 功司 兵庫県尼崎市扶桑町１番８号 住友金属工 業株式会社内 (72)発明者 森 俊博 兵庫県尼崎市扶桑町１番８号 住友金属工 業株式会社内 (72)発明者 松田 行雄 兵庫県尼崎市扶桑町１番８号 住友金属工 業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 溶融亜鉛めっき浴中に設けられるロール
両端部の軸と、この両端部の軸を支持する支持腕と、上
記軸の周囲に上記ロールを回転自在に支承する転がり軸
受とから成る溶融亜鉛めっき浴中のロール支持装置に於
いて、上記転がり軸受を、セラミック製の外輪と、セラ
ミック製の内輪と、セラミック製で複数の転動体と、純
タンタル製若しくはタンタルに１０重量％以下のタング
ステンを加えたタンタル−タングステン合金製の保持器
とにより構成した事を特徴とする溶融亜鉛めっき浴中の
ロール支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4020658A JP2575568B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 溶融金属めっき浴中のロール支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4020658A JP2575568B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 溶融金属めっき浴中のロール支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187445A true JPH05187445A (ja) | 1993-07-27 |
| JP2575568B2 JP2575568B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=12033316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4020658A Expired - Lifetime JP2575568B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 溶融金属めっき浴中のロール支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575568B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06200948A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受 |
| DE4439660A1 (de) * | 1993-11-05 | 1995-07-06 | Nsk Ltd | Walzenunterstützungsvorrichtung in Metallschmelze-Tauchbad |
| US5520467A (en) * | 1993-09-09 | 1996-05-28 | Ngk Ltd. | Rolling bearing for use in molten metal |
| EP0803029A1 (en) * | 1995-01-09 | 1997-10-29 | Alphatech, Inc. | Self-aligning bearing for high temperature applications |
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| JP2016205486A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 株式会社ヒラノテクシード | ロール支持装置 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4020658A patent/JP2575568B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2007037267A1 (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Jtekt Corporation | 転がり軸受用保持器、玉軸受およびころ軸受 |
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| US7942583B2 (en) | 2005-09-27 | 2011-05-17 | Jtekt Corporation | Rolling bearing cage, ball bearing and roller bearing |
| JP2008138698A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nsk Ltd | 玉軸受用保持器 |
| JP2014109371A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Jtekt Corp | 調心輪付き玉軸受 |
| JP2016205486A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 株式会社ヒラノテクシード | ロール支持装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2575568B2 (ja) | 1997-01-29 |
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