JP2592019Y2 - コード束ね具 - Google Patents

コード束ね具

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JP2592019Y2
JP2592019Y2 JP1993014138U JP1413893U JP2592019Y2 JP 2592019 Y2 JP2592019 Y2 JP 2592019Y2 JP 1993014138 U JP1993014138 U JP 1993014138U JP 1413893 U JP1413893 U JP 1413893U JP 2592019 Y2 JP2592019 Y2 JP 2592019Y2
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cord
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holding plate
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JP1993014138U
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JPH0671989U (ja
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庸介 石井
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Nifco Inc
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばAV機器本体へ
接続された複数のコード等を束ねて本体パネルに固定す
るコード束ね具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、テレビジョン18の
端子90に接続されるコード74は、コード束ね具10
で束ねられテレビジョン18の本体パネル20に固定さ
れるようになっている。
【0003】図9に示すように、従来のコード束ね具6
0は、本体パネル20に固定される基板62と、この基
板62の一端から立設した支持壁64の上端に薄肉ヒン
ジ66で回動自在に取付けられた弾性帯68とを備えて
いる(実開昭61−8297号公報参照)。
【0004】この弾性帯68には、基板62と対面する
側に弾性腕70が設けられている。この弾性腕70は、
中間部がく字状に折曲げられた一対の折曲げ板ばねで構
成されており、一端が弾性帯68へ固定されている。ま
た、その折曲部70Aは弾性帯68の長手方向側へ張出
すように配設され、弾性腕70の他端部は、クランプ板
72で一体に連結されている。
【0005】これによって、基板62と弾性帯68が対
面した状態で、ロック爪76を係止片78に係止させ、
弾性腕70の付勢力で基板62とクランプ板72との間
に複数のコード74を締め付けて束ねるようになってい
る。
【0006】しかしながら、上記のような弾性腕70で
は、クランプ板72の長手方向の両端部Sと中央部Cに
作用する付勢力が異なり、コード締め付け力の均等化が
図れない。従って、締め付け力の均等化を図るには、コ
ード74の押え面積、すなわち、クランプ板72の板幅
を部分的に増減し、押え面当たりの締め付け力を調整す
るしか方法がなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮して、コード締め付け力の均等化を図ると共に、コー
ド締め付け力の調整が容易なコード束ね具を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコード
束ね具では、パネルに固定される受け板と、前記受け板
の一端に回動可能に取付けられ受け板に対して対面可能
な押え板と、対面した状態で前記受け板と前記押え板と
をロックするロック手段と、前記押え板に設けられ一端
が押え板に固定された折曲げ板ばねと、前記折曲げ板ば
ねの他端を一体に連結し、前記受け板と前記押え板とが
対面したときに前記折曲げ板ばねの付勢力で前記受け板
との間に配置されコードを締め付けるクランプ板と、を
しており、前記折曲げ板ばねの折曲部が前記押え板の
板幅方向へ張り出すようにして、折曲げ板ばねを押え板
の長手方向に沿って複数配設したことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2に記載のコード束ね具では、前記
折曲げ板ばねの折曲部が、前記押え板の板幅方向へ交互
に張り出すことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に記載のコード束ね具では、受け板の
一端に回動可能に取付けられた押え板が、受け板と対面
した状態でロック手段によってロックされる。この押え
板には、折曲部が押え板の板幅方向へ張り出した折曲げ
板ばねが押え板の長手方向に沿って複数配設されてお
り、折曲げ板ばねの一端が固定されている。この折曲げ
板ばねの他端は、クランプ板で一体に連結されている。
このため、受け板の板幅方向へコードを配置し、受け板
と押え板とを対面させてロックすると、コードは、折曲
げ板ばねの付勢力を受けるクランプ板と受け板とに締め
付けられ束ねられる。
【0012】ここで、クランプ板には、押え板の長手方
向に複数設けられた折曲げ板ばねによって、均等な締め
付け力が作用する。
【0013】また、折曲げ板ばねの折曲部が押え板の板
幅方向へ張出すように配設されているので、折曲部同士
の干渉を考慮する必要がない。このため、折曲げ板ばね
の配置及び付勢力の増減が容易に行なえるさらに、請求
に記載のコード束ね具では、折曲げ板ばねの折曲部
が押え板の板幅方向へ交互に張出しているため、折曲げ
板ばねに中空部生じないので、成形する際に金型の2
面割りが可能となる。
【0014】
【実施例】図1〜図4に示すように、本実施例に係るコ
ード束ね具10は、板状で長さ方向に湾曲可能な受け板
12を備えている。この受け板12の裏面には、クリッ
プ14、16が設けられている。このクリップ14、1
6は、図4に示すように、テレビジョン18(図8参
照)の本体パネル20に穿設された取付孔22、24に
嵌合され、受け板12を本体パネル20に固定するよう
になっている。
【0015】受け板12の一端には、リブ26で補強さ
れた支持板28が立設されている。この支持板28の先
端には、薄肉ヒンジ30を介して、受け板12と略同一
板幅の押え板32が回動可能に取付けられている。この
押え板32の自由端部には、受け板12に向かってロッ
ク片34が突設している。このロック片34の先端部に
は、爪部36が形成されている。この爪部36は、ロッ
ク片34の外側から直立し段差が形成された首部36A
と、この首部36Aからロック片34の先端に向かって
先細りとされた傾斜面36Bを有している。一方、受け
板12には、押え板32と受け板12とが対面した状態
で、ロック片34と対応する位置へ、係止片38が設け
られている。この係止片38の先端部は拡幅されてお
り、ロック片34に設けられた爪部36の傾斜面36B
と同一方向へ傾斜する案内面38Aが形成されている。
また、案内面38Aの後端は切り下げられ、段差を有す
る係止面38Bを構成している。さらに、係止片38の
先端には、受け板12の外側へ屈曲し、係止片38と並
行に延出する解除つまみ40が設けられている。解除つ
まみ40へ矢印A方向の力を加えることによって(図4
参照)、受け板12が湾曲し、係止片38がロック片3
4から離れるようになっている。
【0016】上記構成によって、薄肉ヒンジ38を中心
として矢印B方向に押え板32を回動すると、傾斜面3
6Bが案内面38Aに当接して、案内面38Aを押圧す
る。これによって、湾曲可能な受け板12が湾曲して係
止片38が押し拡げられる。ここで、さらに押え板32
を押し込むと、傾斜面36Bが案内面38Aを通過し、
受け板12が弾性復帰して、爪部36の首部36Aが係
止面38Bに係止され、受け板12と押え板32はロッ
ク状態となる(図2及び図4参照)。また、首部36A
の段差部と係止面38Bの段差部とが嵌まり合い、押え
板32の板幅方向へのずれを規制する。
【0017】また、受け板12には、係止片38と所定
の隙間をおいて、立壁42が対面配置されている。この
立壁42の中央部には、立壁42の延設方向に沿って、
ストッパー片44が突設されている。ストッパー片44
の先端部には傾斜部44Aが形成され、ロック片34の
内側と摺動してロック片34を案内するようになってい
る。また、ストッパー片44は、ロック状態において、
ロック片34の内側を押さえると共に、ロック片34の
内側に突設された突起片46を係止し、押え板32の板
幅方向へのずれを規制する。
【0018】一方、図1及び図2に示すように、押え板
32の対面側には、複数の折曲げ板ばね48が設けられ
ている。この折曲げ板ばね48は、弾性に富む合成樹脂
材で、上述した受け板12及び押え板32等と一体成形
されており、中間部がく字状に折曲げられ、一端が押え
板32の幅方向の端部に取り付いている。また、図1及
び図5に示すように、折曲げ板ばね48の一端は、押え
板32の長さ方向に沿って、その板幅方向の両端へ交互
に取付いており、折曲部は押え板32の板幅方向へ張出
すように配設されている。
【0019】さらに、折曲げ板ばね48の他端は、クラ
ンプ板50で押え板32の長さ方向に沿って一体に連結
されており、クランプ板50に作用する付勢力が均等に
作用するように考慮されている。
【0020】次に、本実施例に係るコード束ね具10の
使用方法を説明する。先ず、クリップ14、16をテレ
ビジョン18(図8参照)の本体パネル20に穿設され
た取付孔22、24に嵌合し、受け板12を本体パネル
20に固定する。ここで、受け板12の幅方向へコード
74を束ね、押え板32で押えた状態で、ロック片34
を係止片38に係止させ、ロック状態とする。
【0021】このとき、コード74はクランプ板50と
受け板12とに挟まれるが、クランプ板50には、折曲
げ板ばね48から均等な付勢力が付与されるので、コー
ド74は均等に締め付けられる。また、クランプ板50
は、弾性変形可能とされているので、コード74の外径
に応じて湾曲して、コード74を挟む。このため、コー
ド74の線径が多少異なっても確実に締め付けることが
できる。
【0022】さらに、締め付け力の調整は、折曲げ板ば
ね48の数を増減させることで、容易に対応できる。ま
た、折曲げ板ばね48の折曲部が押え板32の板幅方向
へ張出すように配設されているので、伸縮されたとき、
その折曲部同士の干渉を考慮する必要がない。さらに、
折曲げ板ばね48の折曲部は押え板32の板幅方向へ交
互に張出し、中空部を生じないようになっているので、
成形する際に金型の2面割りが可能となる。
【0023】また、折曲げ板ばね48の形状及び取付位
置は、本実施例に限定されず、押え板32の長手方向に
沿って複数配置され、クランプ板50に均等な付勢力を
付与するものであれば、図7に示すように、折曲げ板ば
ねの折曲部が押え板32の長手方向へ張出すように配設
したものであっても、また、図6に示すように、折曲げ
板ばねの一端を押え板32の幅方向の同一位置に取付け
菱形状としてもよい。しかし、成形時の金型の面割りの
ことを考慮すると、上述した実施例の方が好ましい
【0024】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、コード締
め付け力の均等化が図れ、コード締め付け力の調整も容
易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るコード束ね具のロック解除状態
を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係るコード束ね具のロック状態を示
す斜視図である。
【図3】本実施例に係るコード束ね具のロック解除状態
を示す側面図である。
【図4】本実施例に係るコード束ね具がコードを束ねた
状態を示す側面図である。
【図5】本実施例に係るコード束ね具を幅方向に切断し
て見た断面図である。
【図6】コード束ね具の変形例を幅方向に切断して見た
断面図である。
【図7】コード束ね具の他の変形例を示した側面図であ
る。
【図8】コード束ね具がテレビジョンに取付けられた状
態を示した斜視図である。
【図9】従来のコード束ね具がコードを束ねた状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
12 受け板 32 押え板 34 ロック片(ロック手段) 38 係止片(ロック手段) 48 折曲げ板ばね 50 クランプ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 7/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに固定される受け板と、前記受け
    板の一端に回動可能に取付けられ受け板に対して対面可
    能な押え板と、対面した状態で前記受け板と前記押え板
    とをロックするロック手段と、前記押え板に設けられ
    端が押え板に固定された折曲げ板ばねと、前記折曲げ板
    ばねの他端を一体に連結し、前記受け板と前記押え板と
    が対面したときに前記折曲げ板ばねの付勢力で前記受け
    板との間に配置されたコードを締め付けるクランプ板
    と、を有するコード束ね具であって、 前記折曲げ板ばねの折曲部が前記押え板の板幅方向へ張
    り出すようにして、折曲げ板ばねを押え板の長手方向に
    沿って複数配設した ことを特徴とするコード束ね具。
  2. 【請求項2】 前記折曲げ板ばねの折曲部が前記押え
    板の板幅方向へ交互に張り出すことを特徴とする請求項
    1に記載のコード束ね具。
JP1993014138U 1993-03-25 1993-03-25 コード束ね具 Expired - Lifetime JP2592019Y2 (ja)

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JPH0671989U JPH0671989U (ja) 1994-10-07
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