JPH09159065A - 結束バンド - Google Patents

結束バンド

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JPH09159065A
JPH09159065A JP7319067A JP31906795A JPH09159065A JP H09159065 A JPH09159065 A JP H09159065A JP 7319067 A JP7319067 A JP 7319067A JP 31906795 A JP31906795 A JP 31906795A JP H09159065 A JPH09159065 A JP H09159065A
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JP
Japan
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band
force
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band portion
wire bundle
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JP7319067A
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English (en)
Inventor
Isao Tsuji
勲 辻
Hiroichi Ikeda
博一 池田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワイヤーハーネスの結束固定において、結束
バンドの締め付け不良を改善し、煩わしい締め付け管理
作業を必要とせず、簡易に締め付け力の統一された結束
作業が行える結束バンドを提供する。 【解決手段】 バンド部2を電線に巻き付け、ロック部
3にその先端部を挿入して締め付ける際、締め付け力調
整部2bに所定の力以上の力を加えると切離することを
特徴とする。また、バンド部113がワイヤハーネス112に
最適な締付け力で締め付けられるのに必要な引張り力と
略同等の強度になったときに、伸張するように細線部11
6の引張り強度を設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の結束バン
ドに関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルに装着
されるワイヤハーネス等の線材束、または、光ファイバ
ー束、エア配管束等の線材束を束ねる結束バンドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用を始めとする電線束、ある
いは光ファイバー束、エア配管束等の線材束を結束し
て、所望の取付面に係止固定する結束バンドが広く使用
されている。特に車両内に装着されるワイヤーハーネス
においては、大量の電線が集束する幹線部をはじめ、各
電気、電子部品へ配設される支線部の固定に結束バンド
が多用されている。そして、周知の結束バンドの構成と
しては、用途に応じてさまざまな種類のものが用意され
ている。
【0003】以下に、従来の結束バンドの構造について
図を示して詳述する。たとえば図8(a)に示すよう
に、単に電線等の線材束を結束する目的のみに使用され
る結束バンド1の構成は、線材束を集束する帯状のバン
ド部2と、このバンド部2を線材束に巻き付け、任意の
締め付け力で結束したバンド部2を係止固定するロック
部3とを有している。また、結束した線材束を所定の箇
所に固定する必要がある場合には、図8(b)、
(c)、(d)に示すように、それぞれ開口部5、スタ
ッドボルト7および取付ステー9に係合するクリップ
4、ボルトクリップ6およびアタッチメント8がロック
部3に隣接して形成されている。いずれの形状において
もバンド部2にはラック形状(のこぎり歯状断面)のス
トッパー部2aが形成され、ロック部3内にはバンド部
2のストッパー部2aを任意の位置で係止固定する係止
爪3aが設けられている。
【0004】このようなロック部3の係止固定機構は、
図9(a)に示されるようにバンド部2のストッパー部
2aが、ロック部3の貫通穴3b内に設けられ、弾性力
をもってたわむ係止爪3aと係止することにより行われ
る。係止爪3aはバンド部2が矢印A1のように挿入さ
れることにより、図9(b)のようにラック形状のスト
ッパー部2aの傾斜面を滑りながら押圧されてたわむ。
バンド部2が矢印A2のようにさらに挿入されて、図10
に示すようにストッパー部2aの谷部に対する係止爪3
aの係止位置がR1からR2、R3と順次切換わり、係止
爪3aがストッパー部2aの所定の結束位置(係止固定
位置)に達すると、図9(c)に示すように、係止爪3
aがストッパー部2aの谷部を形成する垂直面に当接し
て係止される。この状態により、矢印Bのような挿入方
向(矢印A1、A2)とは逆方向の力が加わっても、ロ
ック部3での係止固定は解除されることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
結束バンド1による電線等の結束においては、電線10に
結束バンド1を取付けるときに、引張り力を視認するた
めの目安がなかったため、作業者によってバンド部2の
引張り力にバラツキが発生してしまうという問題が発生
してしまった。
【0006】すなわち、図11に示すように、結束バンド
1がワイヤハーネス2に最適な締付け力で締め付けられ
たときのストッパー部2aの位置をRz、このRzまでバ
ンド部2を引張るときの引張り力をf、Rzよりも前の
ストッパー部2aの位置R1〜Ryを乗越えるのに必要な
力をf′とすると、作業者の感覚や作業時の体調等によ
ってRzよりも手前Ryでバンド部2を引張るのを止めた
り、または、Rzよりも先の位置でバンド部2を引張る
のを止めたりする等のバラツキSが発生してしまう。な
お、同図のFはバンド部3の伸び強度(変形強度)であ
り、このFを越えるとバンド部3は伸びてしまう。
【0007】そして、Rzよりも手前Ryでバンド部2を
引張るのを止めた場合には、締付け力が弱くなってしま
い、図12(c)に示すように、電線10の配策方向(矢印
C方向)に、いわゆる横ずれが生じる問題点がある。こ
のような横ずれは、車両内に配置検索されるワイヤーハ
ーネスにおいては、車両パネルとの固定にがたつきを生
じ、車両走行時に振動音を生じる原因となる。そこで、
電線の結束作業時に、この締め付け力の強弱を統一する
ための管理作業を付加すると、専用の締め付け工具の使
用が不可欠となり、ワイヤーハーネス組み付け作業の作
業効率が大幅に低下してしまう問題があった。
【0008】一方、Rzよりも先の位置でバンド部3a
を引張るのを止めた場合には、ワイヤハーネスが強く締
付けられて傷付いてしまう上に、作業者が余分な引張り
力を要するために結束バンド1の取付け作業の作業数が
増大するにつれて腕や肩等を痛めてしまい、作業性が低
下してしまうという問題が発生してしまった。これに加
えて、結束した電線10に不必要な圧力が加わるため、車
両走行時の振動により、電線内部の導通を切断する問題
点がある。さらに結束される対象が電線以外のエア配管
の場合、空気流量が小さくなり、十分な車両機能を補償
できなくなる問題もあった。
【0009】本発明の目的は、上記問題を解消して、ワ
イヤーハーネスの結束固定において、結束バンドの締め
付け不良を改善し、煩わしい締め付け管理作業を必要と
せず、簡易に締め付け力の統一された結束作業が行える
結束バンドを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、帯状のバンド部により線
材束を結束固定する結束バンドにおいて、該バンド部先
端付近に所定の引っ張り力の印加により該バンド部から
切離する締め付け力調整部を設けたことを特徴としてい
る。
【0011】特に締め付け力調整部の形状として、たと
えばバンド部に開口部やバンド幅を狭くした肉薄部を設
け、バンド部の先端部に所定の引っ張り力(締め付け
力)が加わると、バンド部本体から切離するように構成
する。このような構成により、結束される電線に対し
て、所定の締め付け力以上の力でバンド部先端部を引っ
張ると、バンド部本体から切り離され、電線は常に一定
の締め付け力により結束される。そのため、電線の結束
作業の際、専用の締め付け工具に持ちかえる工数の増加
を抑制できるので、作業効率の改善を図ることができる
とともに、電線の締め付け力の統一された品質の高いワ
イヤーハーネスを提供することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、所定方向に延在し、延在方向の所定領域に鋸
歯凹凸部が形成されたバンド部と、該バンド部と一体的
に設けられ、該バンド部が挿通される挿通口および前記
鋸歯凹凸部に係合される係合爪を有する係合部と、を備
え、線材束の外周部にバンド部を配設した状態でバンド
部を挿通口に挿通して引張り、最適な締付け力となった
ときに鋸歯凹凸部を係合爪に係合させることにより、線
材束に巻付けられる結束バンドにおいて、少なくとも鋸
歯凹凸部を除いたバンド部の所定位置に線材束に対する
締付け力の目安となる目安部を設け、該目安部は、他の
バンド部よりも板厚が薄くまたは、幅方向の厚みが小さ
くなるように形成され、バンド部を挿通口に挿通して該
バンド部を引張る際、バンド部が線材束に最適な締付け
力で締め付けられるのに必要な引張り力と略同等の強度
になったときに伸張することを特徴としている。
【0013】その場合、バンド部が線材束に最適な締付
け力で締め付けられるのに必要な引張り力と略同等の強
度になったときにバンド部が伸張するので、このときに
バンド部を引張るのを止めると、バンド部を線材束に最
適な締付け力で取付けることができる。このため、バン
ド部の引張り力を常に一定にして作業者による締付け力
にバラツキが発生するのを防止して、線材束に対して結
束バンドが動いてしまうことや、線材束が破損するのを
防止することができる上に、作業者が過渡な疲労を受け
るのを抑制することができる。この結果、結束バンドの
取付け作業の作業を向上させることができるとともに、
線材束の品質を均一にすることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項2記載の発明において、前記目安部
は、屈曲して設けられ、バンド部を挿通口に挿通して該
バンド部を引張るときに、バンド部が線材束に最適な締
付け力で締め付けられるのに必要な引張り力と略同等の
強度になったときに、真直することを特徴としている。
その場合、バンド部の引張り力を常に一定にして作業者
による締付け力にバラツキが発生するのを防止して、請
求項1記載の発明と同様の作用を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1、2は本発明に係る結束バンドの
第1実施例を示す図であり、請求項1記載の発明に対応
している。図1において、いずれのバンド部2の先端付
近にもバンド幅を肉薄にした締め付け力調整部2bが形
成されている。
【0016】図1(a)に示す第1の実施例では、バン
ド部2先端部に開口部が形成され、開口部両辺に肉薄部
が残される形状を有している。この締め付け力調整部2
bは開口部とその両辺部分の幅がバンド部2の幅よりも
大きく形成されているが、ロック部3への挿入時には、
開口部の両辺部分が開口部を変形させるようにたわみバ
ンド部2の幅よりも狭くなる。
【0017】また、図1(b)に示す第2の実施例にお
いては、バンド部2の先端部に幅の狭い肉薄部からなる
締め付け力調整部2bが設けられている。さらに、図1
(c)の第3の実施例においては、バンド部2の先端部
に方形の開口部設けられ、開口部両辺に肉薄部が残され
る形状を有している。この締め付け力調整部2bの幅は
バンド部2と等しく形成されている。
【0018】このような締め付け力調整部2bを有する
結束バンドを用いた線材束の結束作業において、バンド
部2を図示しないワイヤハーネス(電線束)等に巻き付
け、ロック部3にその先端部を挿入し、締め付ける。こ
の際、締め付け力調整部2bに所定の力以上の力を加え
ると図2(a)、(b)のように切離する。そのため実
際の作業においてはバンド部2の先端部を作業者が指ま
たはペンチ等の汎用工具により挟み込んでワイヤハーネ
スを締め付けることにより、所定力での締め付けを保証
することができ、結束バンドの締め付け力の管理をきわ
めて容易に行うことができる。
【0019】このような締め付け力調整部2bの切離強
度は、肉薄部の形状により種々設定することができる。
そのため、切離強度を弱くすれば、締め付けを作業者の
手作業により行なうことができ、ペンチ等の工具や測定
具を必要としないため、作業工数、作業能率を高めるこ
とができる。本発明の締め付け力調整部について、より
詳細に説明すると、通常の結束バンドように用いられる
6ナイロン(PA6)、66ナイロン(PA66)、ポ
リプロピレン(PP)の一般的な引っ張り強さと、本発
明に係る所定の引っ張り力での切離(破断)を実現する
ために必要な肉薄部の断面積を算出した結果を以下に示
す。 なお、本実施例においては、バンド部2に開口部や幅の
狭い肉薄部を設けた締め付け力調整部2bを示したが、
本発明はこれに限定されるものではないことはいうまで
もない。また、本発明者の検討の結果、所定の力で切離
するという本発明の構成を実現するには、締め付け力調
整部の形状は、図1(b)に示すような肉薄部が一箇所
に形成されている形状のほうが締め付け力の信頼度がよ
り高い。また、その場合の肉薄部の断面積は、上表に示
したように材質により設定される。
【0020】図3〜7は本発明に係る結束バンドの第2
実施例を示す図であり、請求項2または3記載の発明に
対応している。まず、構成を説明する。図3において、
111は結束バンドであり、この結束バンド111は後述する
線材束としてのワイヤハーネス112に巻回されるバンド
部113を有し、このバンド部113の所定領域には鋸歯凹凸
部113aが形成されている。また、バンド部113の所定位
置には逆止係止体114aが立設されており、この逆止係
合体114aは図示しない車体や電気機器等のパネルの開
口部に挿通されてこのパネルに抜け止め係合されるよう
になっている。また、逆止係止体114aの両端側には羽
根部材114bが設けられており、この羽根部材114bはパ
ネルの背面に当接して逆止係止体114aがパネルから抜
け出るのを防止している。
【0021】また、バンド部113の一端部には係合部115
が一体的に設けられており、この係合部115は、バンド
部113の他端部から挿通される挿通孔115aおよび挿通口
115aの内周面に設けられ鋸歯凹凸部113aと係合する係
合爪115bから構成され、ワイヤハーネス113に巻回され
たバンド部113の鋸歯凹凸部113aに係合爪115bが係合
することにより、ワイヤハーネス112を強固に保持する
ようになっている。
【0022】一方、鋸歯凹凸部113aを除いたバンド部1
13の他端部側には目安部としての細線部116が設けられ
ており、この細線部116はバンド部113よりも幅方向の厚
みが小さくなるように形成されており、他のバンド部11
3よりも引張り強度が小さく、かつ、バンド部113がワイ
ヤハーネス112に最適な締付け力で締め付けられるのに
必要な引張り力と略同等の強度になったときに伸張する
ようになっている。
【0023】次に、作用を説明する。結束バンド111で
ワイヤハーネス112を保持してパネルに取付けるには、
ワイヤハーネス112をワイヤハーネス組立体にセットし
た後、図4(a)に示すように、バンド部113をワイヤ
ハーネス112に巻回させ、バンド部113の他端部を挿通口
115a内に挿通した後、図4(b)に示すように、図示
しないラジオペンチ等でバンド部113の他端部を矢印方
向に引張る。
【0024】このとき、鋸歯凹凸部113aに対する係合
爪115bの係合位置が図3(c)に示すR1からR2、R3
と順次切換わり、鋸歯凹凸部113aが係合爪115bに係合
せずに、引張方向への移動が許容される このときに係
合爪115bが鋸歯凹凸部113aを乗越えるための引張り力
を図5のf′で示す。次いで、ワイヤハーネス112に対
して最適な締付け力fとなったときに、この位置に対応
する鋸歯凹凸部113b(係合位置Rz)に係合爪115bが
係合されると、バンド部113の最適な締付け力と細線部1
16の引張り強度が略同等となるため、図4(c)に示す
ように、細線部116が伸張する。
【0025】このため、作業者は結束バンド111がワイ
ヤハーネス112に十分な締付け力で締め付けられたこと
を認識してバンド部113を引張るのを停止することによ
り、係合爪115bがRz位置で鋸歯凹凸部113aに係合さ
れる。この結果、バンド部113が引張方向と反対方向に
移動することが規制され、ワイヤハーネス112がバンド
部113によって強固に保持される。なお、細線部116の引
張り強度をバンド部113の最適な締付け力と略同等に設
定するのは、通常の評価試験で容易に行なうことができ
る。
【0026】このように本実施例は、鋸歯凹凸部113a
を除いたバンド部113の一端部側にワイヤハーネス112に
対する締付け力の目安となる細線部116を設け、バンド
部113がワイヤハーネス112に最適な締付け力で締め付け
られるのに必要な引張り力と略同等の強度になったとき
に、伸張するように細線部116の引張り強度を設定した
ため、バンド部113をワイヤハーネス112に最適な締付け
力で締付けることができる。
【0027】このため、バンド部113の引張り力を常に
一定にして作業者による締付け力にバラツキが発生する
のを防止して、ワイヤハーネス112に対して結束バンド1
11が動いてしまうことや、ワイヤハーネス112が破損す
るのを防止することができる上に、作業者が過渡な疲労
を受けるのを抑制することができる。この結果、結束バ
ンド111の取付け作業の作業を向上させることができる
とともに、ワイヤハーネス112の品質を均一にすること
ができる。
【0028】なお、本実施例では、目安部として、バン
ド部113の一部に幅方向の厚みが小さい細線部116を形成
しているが、これに限らず、バンド部116の厚さを他の
部分よりも薄くしても良い。また、細線部116の代り
に、図6に示すように鋸歯凹凸部113aを除いたバンド
部113に溝120を設けて、バンド部113の幅方向の厚みが
小さくなるように一対の細線部120a、120bを形成して
も同様の効果を得ることができる。
【0029】また、これに限らず、図7に示すように、
屈曲した一対の細線部121a、121bを設け、バンド部11
3の他端部を引張り、バンド部113がワイヤハーネス112
に最適な締付け力で締め付けられるのに必要な引張り力
と略同等の強度になったときに、この細線部121a、121
bが真直するようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、結束バン
ド先端部に締め付け力調整部を設けることにより、電線
束(線材束)の結束作業において、所定力による締め付
け作業が容易に実現できるため、電線の締め付け力の強
弱に伴う電線、エア配管等の線材束の横滑り、あるいは
圧迫を抑制することができるとともに、締め付け力の管
理を簡素化することができ、品質の高いワイヤーハーネ
スを提供することができる。
【0031】請求項2または3記載の発明によれば、結
束バンドを線材束に取付ける際、バンド部の引張り力を
常に一定にして作業者による締付け力にバラツキが発生
するのを防止することができるので、線材束に対して結
束バンドが動いてしまうことや、線材束が破損するのを
防止することができる上に、作業者が過渡な疲労を受け
るのを抑制することができる。この結果、結束バンドの
取付け作業の作業を向上させることができるとともに、
線材束の品質を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結束バンドの第1実施例を示す図
である。
【図2】第1実施例の結束バンドの破断状態を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る結束バンドの第2実施例を示す図
であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図、
(c)は鋸歯凹凸部の一部の拡大図である。
【図4】第2実施例の結束バンドをワイヤハーネスに取
付ける順序を示す図である。
【図5】第2実施例の係合爪および鋸歯凹凸部の係合位
置(最適な係合位置をRzとする)とバンド部の引張り
力との関係を示す図である。
【図6】第2実施例の結束バンドの他の態様を示す図で
ある。
【図7】第2実施例の結束バンドの他の態様を示す図で
ある。
【図8】従来の結束バンドの例を示す図である。
【図9】従来の結束バンドの係止固定機構を示す図であ
る。
【図10】従来のストッパー部の一部分の拡大図である。
【図11】従来の係止爪およびストッパー部の係合位置
(最適な係合位置をRzとする)とバンド部の引張り力
との関係を示す図である。
【図12】従来の結束バンドの問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 結束バンド 2 バンド部 2a ストッパー部 2b 締め付け力調整部 3 ロック部 3a 係止爪 3b 貫通孔 4 クリップ 5 係合穴 6 ボルトソケット 7 スタッドボルト 8 アタッチメント 9 取付ステー 10 電線 111 結束バンド 112 ワイヤハーネス(線材束) 113 バンド部 113a 鋸歯凹凸部 115 係合部 115a 挿通口 115b 係合爪 116 細線部(目安部) 120a、120b、121a、121b 細線部(目安部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/00 H05K 7/00 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状のバンド部により線材束を結束固定す
    る結束バンドにおいて、該バンド部先端付近に所定の引
    っ張り力の印加により該バンド部から切離する締め付け
    力調整部を設けたことを特徴とする結束バンド。
  2. 【請求項2】所定方向に延在し、延在方向の所定領域に
    鋸歯凹凸部が形成されたバンド部と、 該バンド部と一体的に設けられ、該バンド部が挿通され
    る挿通口および前記鋸歯凹凸部に係合される係合爪を有
    する係合部と、を備え、線材束の外周部にバンド部を配
    設した状態でバンド部を挿通口に挿通して引張り、最適
    な締付け力となったときに鋸歯凹凸部を係合爪に係合さ
    せることにより、線材束に巻付けられる結束バンドにお
    いて、 少なくとも鋸歯凹凸部を除いたバンド部の所定位置に線
    材束に対する締付け力の目安となる目安部を設け、 該目安部は、他のバンド部よりも板厚が薄くまたは、幅
    方向の厚みが小さくなるように形成され、バンド部を挿
    通口に挿通して該バンド部を引張る際、バンド部が線材
    束に最適な締付け力で締め付けられるのに必要な引張り
    力と略同等の強度になったときに伸張することを特徴と
    する結束バンド。
  3. 【請求項3】前記目安部は、屈曲して設けられ、バンド
    部を挿通口に挿通して該バンド部を引張る際、バンド部
    が線材束に最適な締付け力で締め付けられるのに必要な
    引張り力と略同等の強度になったときに、真直すること
    を特徴とする請求項2記載の結束バンド。
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