JP2591309Y2 - シャッターボックス隠し構造 - Google Patents

シャッターボックス隠し構造

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JP2591309Y2
JP2591309Y2 JP1992042353U JP4235392U JP2591309Y2 JP 2591309 Y2 JP2591309 Y2 JP 2591309Y2 JP 1992042353 U JP1992042353 U JP 1992042353U JP 4235392 U JP4235392 U JP 4235392U JP 2591309 Y2 JP2591309 Y2 JP 2591309Y2
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、シャッターボックス
隠し構造、更に詳しくは、バルコニーやフラワーボック
スの下方に位置するシャッターボックスを隠してしまう
シャッターボックス隠し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を、図4を参照させながら
説明する。ここで図4は、バルコニー及びシャッターボ
ックスが設けられている従来の住宅を示す斜視図であ
る。従来、図4に示すように、窓として利用するための
住宅の開口部には、防犯等のため、特に1階の窓にはシ
ャッターが設けられることが多い。そのシャッターを収
納するため、建物の開口部の上部の外壁には、シャッタ
ーボックス61が設けられていた。
【0003】一方、建物の屋外側へ突出して設けられる
バルコニーやフラワーボックスなどの構造部材(以下、
本明細書において「外設構造部材」とする)も、建物の
開口部に設けられていた。これらの外設構造部材は、2
階あるいはそれ以上のフロアーの外壁に設けられること
が多かった。ここで図4に示すように、例えば2階建て
の住宅の1階部分の窓の上方相当位置に2階の窓が設け
られており、1階の窓にはシャッターが、2階の窓部分
には、バルコニー60が設けられていたとする。する
と、バルコニー60の下方であって1階の窓の上部の外
壁にはシャッターボックス61が位置することとなる。
【0004】このように、外設構造部材とシャッターボ
ックスとが近接してしかも別個独立に位置するというこ
とは、2階建て以上の建物において、2階以上のフロア
ーにバルコニー、フラワーボックスなどの外設構造部材
が設けられている場合には、ごく当り前であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、外設構
造部材とシャッターボックスとが近接してしかも別個独
立に位置するということは、建物の外壁から突出した部
材が多く存在するということに等しく、建物の外観が複
雑となり、見栄えが悪いという欠点があった。そこで本
考案が解決すべき課題は、シャッターボックスを隠して
建物の見栄えを整えることができるシャッターボックス
隠し構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を解決するためのものである。即ち、請求項1記載のシ
ャッターボックス隠し構造は、2階建て以上の建物にお
いて、2階以上のフロアーの外壁に外設構造部材20
設けられ、その外設構造部材20の下方のシャッターボ
ックス61が設けられている場合において、外設構造部
20の下方に、外設構造部材20の外表面と連続する
外表面を有する収納部材30を設け、この収納部材30
内をシャッターボックス61を収納するための下部収納
空間35とし、外設構造部材20と収納部材30とを、
ジョイント部材40で連結させ、収納部材30を外設構
造部材20に固定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載のシャッターボックス隠し構造に
よれば、外設構造部材の下方に、外設構造部材の外表面
と連続する外表面を有する収納部材を設け、この収納部
材内をシャッターボックスを収納するための下部収納空
間としているので、外設構造部材と連続した収納部材で
外設構造部材と一体的にシャッターボックスを収納する
ことができ、違和感を与えることがない。また、外設構
造部材と収納部材とを、ジョイント部材で連結させ、収
納部材を外設構造部材に固定したので、外設構造部材の
大きさを変更せずに、連結させる収納部材の大きさを変
更するだけで、様々な大きさのシャッターボックスを下
部収納空間に収納でき、しかも、収納部材を外壁に取り
付ける必要はない。
【0008】
【実施例】請求項1記載のシャッターボックス隠し構造
の一実施例に係る構成について、図面に従って説明す
る。ここで図1は、本実施例の全体を示す斜視図であ
る。図2は、バルコニーパネルにシャッター隠しパネル
をジョイントする前の状態を示す縦断面図である。図3
は、バルコニーパネルにシャッター隠しパネルをジョイ
ントした後の状態を示す縦断面図である。
【0009】本実施例のシャッターボックス隠し構造が
施されるのは、詳しい図示は省略するものの、2階建て
以上の建物において、2階以上のフロアーの外壁10に
外設構造部材が設けられ、その外設構造部材の下方にシ
ャッターボックスが設けられている場合である。本実施
例の場合には、外設構造部材として、バルコニー20が
設けられる。
【0010】そのバルコニー20は、板状である複数の
バルコニーパネル21を水平断面がコ字形となるように
組み合わせて形成され、開口部の外側の外壁10から突
出するように建物の開口部に固定されている。バルコニ
ー20の下方には、そのバルコニー20と同じコ字形の
水平断面を有する収納部材としてのシャッターボックス
隠し30を形成する。このシャッターボックス隠し30
もまた、板状である複数のシャッター隠しパネル31を
水平断面がコ字形となるように組み合わせて形成され
る。このように、シャッターボックス隠し30の外表面
は、バルコニー20の外表面と連続するように構成され
ているので、シャッターボックス隠し30は、バルコニ
ー20と一体的な形状をなし、違和感を与えるようなこ
とがない。このシャッターボックス隠し30の内部は、
収納空間35となる。この収納空間35には、図示は省
略するものの、予めバルコニー30の下方の外壁10に
取り付けられたシャッターボックスが収納されることと
なる。
【0011】続いて、予め水平断面がコ字形となるよう
に形成されたシャッターボックス隠し30を、バルコニ
ー20に取り付ける構造について、図2及び図3を用い
て説明する。バルコニーパネル21の下端には、バルコ
ニーパネル21の厚みよりも幅広の頭つなぎ部材27が
固定され、バルコニーパネル21と頭つなぎ部材27と
によって垂直断面がL字形となる。同様に、シャッター
隠しパネル31の上端にはシャッター埋め込み材37が
固定され、シャッター隠しパネル31とシャッター埋め
込み材37とによって垂直断面が逆L字形となる。
【0012】頭つなぎ部材27の上面には、ほぼコ字形
であって更にその両端を内側方向に直角に折曲したよう
な垂直断面を有する上チャンネル部材28を、その開口
側を上に向けて固定する。同様に、シャッター埋め込み
材37の下面には、上チャンネル部材28と同形状をな
す下チャンネル部材38を、その開口側を下に向けて固
定する。
【0013】このように形成された上チャンネル部材2
8及び下チャンネル部材38の両者に引掛けることによ
ってバルコニー20にシャッターボックス隠し30を固
定するための部材としてのジョイント部材40と、バル
コニー20及びシャッターボックス隠し30の表面に固
定されて両者を固定するための表面ジョイント部材45
とが、それぞれ数個づつ設けられる。このジョイント部
材40は、平板部40Aの両端を折曲し、上引掛け部4
0B及び下引掛け部40Cとして垂直断面をほぼコ字形
とした部材である。
【0014】平板部40Aの内寸は、頭つなぎ材27、
シャッター埋め込み部材37、上チャンネル部材28及
び下チャンネル部材38の縦方向寸法に一致する。平板
部40Aには、ジョイント部材40を頭つなぎ材27、
シャッター埋め込み部材37、上チャンネル部材28及
び下チャンネル部材にネジ止めするための貫通穴が設け
られている。更にその平板部40Aには、平板部40A
にネジ止めのために設けられた貫通穴に適合する貫通穴
を有する板部材であるジョイント補助プレート41が設
けられている。
【0015】上引掛け部40Bは、その先端を更に内側
方向へ直角に折曲している。下引掛け部40Cは、その
先端をわずかに外側方向へ折曲させた形状をなしてい
る。表面ジョイント部材45は板状の部材であり、その
表面ジョイント部材45の上からバルコニー20及びシ
ャッターボックス隠し30の表面に釘、ネジなどによっ
て固定されるものである。
【0016】続いて、本実施例のシャッターボックス隠
し構造の組立て手順について説明する。まず、2階建て
以上の建物において、2階以上のフロアーの外壁10に
外設構造部材としてのバルコニー20が固定される。そ
のバルコニー20の下方には、図示を省略したシャッタ
ーボックスが固定される。
【0017】バルコニー20の下方には、板状である複
数のシャッター隠しパネル31を水平断面がコ字形とな
るように組み合わせ、シャッターボックス隠し30を形
成する。そして、その収納空間35にシャッターボック
スを収納する。シャッターボックス隠し30の組立は、
以下のようにして行われる。まず、水平断面がコ字形と
なるように組み合わされたシャッター埋め込みパネル3
7の上面に接着剤50を塗布する。そして、そのシャッ
ターボックス隠し30の上面をバルコニー20の下面に
密着させて固定する。
【0018】続いて、数個のジョイント部材40によっ
てバルコニー20とシャッターボックス隠し30との固
定の補助を行う。即ち、ジョイント部材40の上引掛け
部40Bを上チャンネル部材28の開口側の外壁10側
に引っかける。そしてジョイント部材40は、頭つなぎ
材27及びシャッター埋め込み部材37を内側にしなが
ら、ジョイント部材40の下引掛け部40Cを下チャン
ネル部材38の開口側の外壁10側に引っかける。下引
掛け部40Cは外側に折曲しているので、引掛け易い。
【0019】ジョイント部材40が固定された後、ジョ
イント補助プレート41をジョイント部材40に合わ
せ、頭つなぎ材27、シャッター埋め込み部材37、上
チャンネル部材28及び下チャンネル部材38にネジを
ねじ込んで固定する。一方、表面ジョイント部材45を
バルコニー20及びシャッターボックス隠し30の境目
付近に位置させ、表面ジョイント部材45の上からバル
コニー20及びシャッターボックス隠し30の表面に
釘、ネジを用いて表面ジョイント部材45を固定する。
これによって、バルコニー20及びシャッターボックス
隠し30の固定が強固になる。
【0020】最後に、頭つなぎ材27及びシャッター埋
め込み部材37を含めたバルコニー20とシャッターボ
ックス隠し30との外表面には、それらを一体に見せる
ための表面処理を施す。その表面処理によってバルコニ
ー20が大きく見えることとなる。続いて、本実施例の
シャッターボックス隠し構造の効果について説明する。
【0021】本実施例のシャッターボックス隠し構造に
よれば、シャッターボックスを隠すことができるので、
建物10の外壁から突出した部材の数を減らすことによ
って建物の外観を単純化し、建物の見栄えを整えること
ができるという効果がある。また、ジョイント部材40
及び表面ジョイント部材45を用いたことによって、組
立が容易に行えるという効果もある。
【0022】更に、バルコニーを大きく見せたい場合も
使える。最後に、本実施例のバリエーションについて説
明する。本実施例では、外設構造部材としてバルコニー
20を採用したが、本考案では、外設構造部材がフラワ
ーボックスであってもよい。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以下に記載されるような効果
を奏する。即ち、請求項1記載の考案によれば、建物の
体裁を整えられるシャッターボックス隠し構造を提供す
ることができる、という効果がある。また、請求項1記
載の考案によれば、外設構造部材と収納部材とを、ジョ
イント部材で連結させ、収納部材を外設構造部材に固定
したので、外設構造部材の大きさを変更せずに、連結さ
せる収納部材の大きさを変更するだけで、様々な大きさ
のシャッターボックスを下部収納空間に収納でき、収納
部材を外壁に取り付ける必要がないので、収納部材の取
り付けが煩雑になるようなこともない。このため、大き
さの異なった収納部材を揃えるだけで、シャッターボッ
クスを下部収納空間に収納できる構造のバリエーション
を多く持つことができながら、外設構造部材を共通とす
ることから、外設構造部材と収納部材とが一体に形成さ
れているもののバリエーションを揃えるよりも、大きく
コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体を示す斜視図である。
【図2】バルコニーパネルにシャッター隠しパネルをジ
ョイントする前の状態を示す縦断面図である。
【図3】バルコニーパネルにシャッター隠しパネルをジ
ョイントした後の状態を示す縦断面図である。
【図4】バルコニー及びシャッターボックスが設けられ
ている従来の住宅を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 外壁 20 バルコニー 21 バル
コニーパネル 27 頭つなぎ材 28 上チ
ャンネル部材 30 シャッターボックス隠し 31 シャ
ッター隠しパネル 35 収納空間 37 シャ
ッター埋め込み材 38 下チャンネル部材 40 ジョイント部材 40A 平板
部 40B 上引掛け部 40C 下引
掛け部 41 ジョイント補助プレート 45 表面
ジョイント部材 50 接着剤 60 バルコニー 61 シャ
ッターボックス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/17 E04B 1/00 E06B 3/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2階建て以上の建物において、2階以上
    のフロアーの外壁に外設構造部材20が設けられ、その
    外設構造部材20の下方のシャッターボックス61が設
    けられている場合において、 外設構造部材20の下方に、外設構造部材20の外表面
    と連続する外表面を有する収納部材30を設け、この収
    納部材30内をシャッターボックス61を収納するため
    の下部収納空間35とし、 外設構造部材20と収納部材30とを、ジョイント部材
    40で連結させ、収納部材30を外設構造部材20に固
    定したことを特徴とするシャッターボックス隠し構造。
JP1992042353U 1992-06-19 1992-06-19 シャッターボックス隠し構造 Expired - Fee Related JP2591309Y2 (ja)

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JPS5750502U (ja) * 1980-09-09 1982-03-23

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