JP2591267Y2 - ベッドの昇降機構 - Google Patents

ベッドの昇降機構

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JP2591267Y2
JP2591267Y2 JP1993028027U JP2802793U JP2591267Y2 JP 2591267 Y2 JP2591267 Y2 JP 2591267Y2 JP 1993028027 U JP1993028027 U JP 1993028027U JP 2802793 U JP2802793 U JP 2802793U JP 2591267 Y2 JP2591267 Y2 JP 2591267Y2
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隆資 丸山
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株式会社ミヅホ製作所
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C17/00Sofas; Couches; Beds
    • A47C17/38Wall beds
    • A47C17/50Wall beds characterised by their shape, e.g. multiple-wall beds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/20Multi-stage bedsteads; e.g. bunk beds; Bedsteads stackable to multi-stage bedsteads

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベッドを設置した室内空
間を有効に利用できるベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッドを設置した室内空間を有効
利用するため、ベッド本体や背凭れなどのマット状の昇
降部材をモータにより昇降させるようにしたベッドは種
々知られているが、従来のこの種ベッドの昇降機構は実
開昭61−172566号公報に見られるように、左右
のガイドレールに設けられた巻上機構により昇降させて
ベッドを昇降動させている。ところが、左右のガイドレ
ールに巻上機構を配設するためには、左右各別に巻上機
構が必要となるうえに左右の巻上機構の作動を同調させ
る必要があり,この同調が難しいため同調不良により昇
降補助機構が破損される原因となるという問題があり、
しかも、部品数が多く構造が複雑となり組み立てにも手
数がかかり、製造コストの上昇は避けられないという問
題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
するところは前記のような問題を解決し、構造が簡素で
組み立てが容易なうえ、左右の昇降機構を同調させる必
要のない安価なベッドの昇降機構を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような問題を解決
した本考案に係るベッドの昇降機構は、ベッド本体など
のマット状の昇降部材を支柱に対して昇降動できるよう
にしたベッドにおいて、支柱はその両側面にガイド溝が
設けられた溝付支柱を1本のみ用いる一方、マット状の
昇降部材の背面中央にはチャンネル材よりなる縦長のフ
レーム主体内に前記ガイド溝の溝底に沿って転動する挟
持ローラとこのガイド溝の両側面に沿って転動するガイ
ドローラとが配設された昇降フレームを取付けておき、
1本の支柱に対してマット状の昇降部材を前記挟持ロー
ラとガイドローラとが前記ガイド溝に係合された状態と
して抱持させるとともに、該昇降フレームの上端には支
柱に設けられた駆動用スプロケットと従動用スプロケッ
ト間に巻き掛けられて駆動モータにより正逆回動される
チェンの始端と終端とを連結したことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】このようなベッドの昇降機構は、駆動モータを
作動させて支柱に設けられた駆動用スプロケットと従動
用スプロケット間に巻き掛けられているチェンを正逆回
動させれば、ガイド溝が両側面に形成された1本の支柱
に対して背面の昇降フレームをもって抱持させているマ
ット状をした昇降部材は該昇降フレーム内に配設した挟
持ローラとガイドローラとをガイド溝に係合させた状態
として円滑に昇降動することとなって所要箇所まで上下
に移動するから、昇降部材が昇降式のベッド本体である
ときはその不使用時にベッド本体を上昇させて設置され
ていた室内空間を有効に利用し、また、昇降部材が昇降
不能なベッド本体の後部に昇降可能に設けた背凭れを兼
ねるベッド副体であるときはこのベッド副体を上下に移
動させてベッド副体の上面がベッド本体の上面と面位置
となるベッド態様としたりベッド副体がベッド本体の後
方上部に位置する背凭態様とに切り換えればよく、ベッ
ドが設置された室内空間を無駄なく有効に利用できる。
【0006】
【実施例】次に、本考案を2段式ベッドであって、その
上段ベッドは上昇させて天井に収納することができる
が、下段は昇降不能なベッド本体の後部に該ベッド本体
の上面と面位置となるベッド態様とベッド本体の後方上
部に位置する背凭態様とに切り換えてソファに変換でき
るものを実施例として詳細に説明する。1は昇降不能で
あるが前後摺動のみは可能なようにベッドフレーム2に
取り付けられる下段のベッド本体であり、該ベッド本体
1の後部には下降時は上面がベッド本体1の上面と面位
置となってベッド態様をとるが、上昇時には背凭位置に
移動して背凭態様に変換される昇降動自在なベッド副体
3が並設されており、6はこのベッド副体3を後記する
昇降機構により昇降動自在に抱持する1本の支柱であっ
て、その両側面には上下に延びるガイド溝8、8が形成
してある。
【0007】ベッド副体3を昇降動させる昇降機構4
は、ベッド副体3の背面中央に取付けられたチャンネル
材よりなる縦長のフレーム主体5内に前記ガイド溝8の
溝底に沿って転動する挟持ローラ7とこのガイド溝8の
両側内面に沿って転動するガイドローラ9とが配設され
た昇降フレーム10と、支柱6の上下に設けられた駆動
用スプロケット11と従動用スプロケット12間に巻き
掛けられて減速機付の駆動モータ14により正逆回動さ
れるチェン13とよりなり、このチェン13の始端と終
端とは前記昇降フレーム10に連結されていて駆動モー
タ14を正逆回動させることにより昇降フレーム10は
チェン13によって昇降動されるようになっている。
【0008】15は断面C字状の遮蔽カバーであり、該
遮蔽カバー15は支柱6の上端から下端にわたって昇降
フレーム10と支柱6間に介在され、支柱6やチェン1
3が外部に露呈しないようにしている。また、前記駆動
用モータ14は負荷の変動、即ち昇降フレーム10がス
トッパにより停止してこの駆動用モータ14に過電流が
流れると停止されるよう制御されている。16はベッド
副体3の昇降と連動してベッド本体1を前後動させるカ
ム式の駆動機構であり、該駆動機構16はベッド副体3
の両側に取り付けられるカム溝17付きのガイド枠18
と、ベッド本体1の両側に取り付けられて該カム溝17
に係合されるカムローラ19とよりなるものである。
【0009】20はベッド本体1のフレーム21に取り
付けられるガイドレールで、該各ガイドレール20には
ベッドフレーム2から張出された2個のローラ22が係
合されていて、昇降機構4によりベッド副体3が上昇さ
れるとカム溝17が上昇し、垂直溝部の下端に後方へ屈
曲する傾斜溝部を続かせたカム溝17に沿って移動する
カムローラ19により、ベッド本体1は後方に引かれて
ベッド本体1はローラ22に案内され、後方に移動され
ることとなる。また、ベッド副体3を下降させるとカム
溝17も下降し、前記した上昇時とは逆にベッド本体1
は前方に移動されて旧状に復帰されることとなる。な
お、実施例ではベッド副体3にガイド枠18を取り付け
ているが、ベッド本体1にガイド枠18を取り付け、ベ
ッド副体3にカムローラ19を取り付けても良いことは
勿論である。
【0010】一方、1aは前記下段のベッド本体1の上
部に設けられる上段のベッド本体であって、該ベッド本
体1aは前記ベッド副体3を昇降させる昇降機構4と同
様の昇降機構により昇降動されるので、この昇降機構を
4aとするなどベッド本体1aを昇降させる図面のすべ
ての符号を前記昇降機構4に付けられた同一符号末尾に
aが付けられたものとするだけで説明は省略する。な
お、25は支柱6の両側に取り付けられる断面C字状の
ガイドレールで、該ガイドレール25に挟持ローラ7と
ガイドローラ9は嵌合係止されている。
【0011】このように構成されたものは、2段ベッド
として使用したいときには、先ず、ベッド副体3を昇降
させる昇降機構4の駆動モータ14を作動させて支柱6
に設けられた駆動用スプロケット11と従動用スプロケ
ット12間に巻き掛けられているチェン13を正回動さ
せれば、ガイド溝8、8が両側面に形成された1本の支
柱6に対して背面の昇降フレーム10をもって抱持させ
ているベッド副体3が昇降フレーム内に配設した挟持ロ
ーラ7とガイドローラ9とをガイド溝8に係合させた状
態として円滑に下降動してベッド副体3の上端がベッド
本体1の上面と面位置となってベッド態様をとるので、
これを下段ベッドとし、該ベッド本体1の上部にあるベ
ッド本体1aを上段ベッドとして用いることができる。
しかして、下段ベッドをソファとしたいときには、ベッ
ド副体3を昇降させる下方の昇降機構4の駆動用モータ
14を駆動し、駆動用スプロケット11と従動用スプロ
ット12間に巻きかけられているチェン13を巻き上げ
れば、チェン13の始端と終端は昇降フレーム10の上
端と下端に連結されているため、チャンネル材5の上下
両側に支柱6を両側から挟持するようにガイド溝8の溝
底に沿って転動する挟持ローラ7と、該ガイド溝8の両
側内面に沿って転動するように係合されているガイドロ
ール9とにより支柱6を抱持した昇降フレーム10は支
柱6に沿って上昇する。
【0012】そして、昇降フレーム4に取り付けられベ
ッド副体3の両側に取り付けられたカム式の駆動機構1
6のカム溝17付きのガイド枠18も一緒に上昇し、該
カム溝17と係合されるベッド本体1の両側のカムロー
ラ19は後方に屈曲するカム溝17に沿って後方に移動
する。このため、ベッド本体1は後退してカムローラ1
9がカム溝17と当接すると昇降フレーム4の上昇は停
止されてモータ14の負荷は大きくなり、負荷によりモ
ータ14には過電流が流れることとなる。そして過電流
値がしきい値を越えたことが検出されると電源はオフさ
れてモータ14は自動的に停止されることとなり、ベッ
ド副体3を背凭としベッド本体1を座としたソファが得
られることとなる。
【0013】これと同時にベッド副体3を昇降させる昇
降機構4の上方にある上段のベッド本体1aを昇降させ
る昇降機構4aも作動させれば、このベッド本体1aの
背面中央に取付けられている昇降フレーム10も上昇し
て、上部のベッド本体1aは天井に近接した位置まで上
昇させることができるから、ベッド本体1の上部には充
分な空間が形成されることとなり、ベッド本体1とベッ
ド副体3からなる下段ベッドをソファとしたとき使用者
が頭部に圧迫感を受けることなく快適に使用することが
できる。
【0014】また、この実施例ではベッド副体3が背凭
態様位置まで上昇されたときベッド本体1は後退するの
で、前方空間を充分確保できて安楽姿勢のとれるソファ
とすることができるうえに、ベッド副体3の昇降操作の
みで自動的にベッド本体1が前後移動されるので、その
ための操作は不要となり、さらに、モータ14は負荷の
変動によって生じる過電流がしきい値を越えると自動的
に停止されるので、昇降機構4が破損したり、人を傷つ
けるような事故を的確に防止できる。さらに、昇降フレ
ーム10は駆動用スプロケット11と従動用スプロケッ
ト12に巻きかけたチェン13により昇降されるので、
ワイヤのように滑りを生じることがなく、滑らかで安定
した昇降動ができるものとなり、さらにまた、断面C字
状の遮蔽カバー15により支柱6、挟持ローラ7、ガイ
ドローラ9、チェン13を遮蔽したときは安全性が高め
られるうえに美観も良好なものとなる。なお、実施例で
は2段ベッドとしているが、1段のベッド本体のみが昇
降動するものであってもよいし、1段のベッド本体がソ
ファに変換されるものであっても良く、要はベッドにお
けるマット状の昇降部材が昇降される形式のもの全てに
応用できることは勿論である。
【0015】
【考案の効果】本考案は前記説明によって明らかなよう
に、昇降部材が1本の支柱に沿って昇降するようにした
ので構造が簡単で安価に提供できるうえに場所取ること
がなく、また、挟持ローラとガイドローラとを備えた昇
降フレームと両側面にガイド溝を備えた支柱とを用いた
ことにより支柱が一本であるにもかかわらずベッド本体
がガタ付くことがないうえに、支柱が複数本有る従来の
場合のように各昇降機構を同期させる必要がないので故
障が生じることがない。従って、本考案は従来のベッド
の昇降機構の問題点を解消したものとして実用的価値極
めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図3】本考案の昇降機構を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図4】本考案の昇降機構の一部切欠正面図である。
【図5】本考案の昇降機構の平面図である。
【図6】本考案の駆動機構を示す一部切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 下段のベッド本体 1a 上段のベッド本体 5 チャンネル材 6 支柱 7 挟持ローラ 8 ガイド溝 9 ガイドローラ 10 昇降フレーム 11 駆動用スプロケット 12 従動用スプロケット 13 チェン 14 駆動用モータ 15 遮蔽カバー 16 駆動機構

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体などの昇降部材を支柱に対し
    て昇降動できるようにしたベッドにおいて、支柱(6) は
    その両側面にガイド溝(8) が設けられた溝付支柱を1本
    のみ用いる一方、昇降部材の背面中央にはチャンネル材
    よりなる縦長のフレーム主体(5) 内に前記ガイド溝(8)
    の溝底に沿って転動する挟持ローラ(7) とこのガイド溝
    (8) の両側面に沿って転動するガイドローラ(9) とが配
    設された昇降フレーム(10)を取付けておき、1本の支柱
    (6) に対して昇降部材を前記挟持ローラ(7) とガイドロ
    ーラ(9) とが前記ガイド溝(8) に係合された状態として
    抱持させるとともに、該昇降フレーム(10)の上端には支
    柱(6) に設けられた駆動用スプロケット(11)と従動用ス
    プロケット(12)間に巻き掛けられて駆動モータ(14)によ
    り正逆回動されるチェン(13)の始端と終端とを連結した
    ことを特徴とするベッドの昇降機構。
  2. 【請求項2】 支柱(6) はその片面をチャンネル材より
    なる遮蔽カバー(15)で覆ってあり、前記昇降フレーム(1
    0)のフレーム主体(5) はこの遮蔽カバー(15)の外側に添
    わせてある請求項1に記載のベッドの昇降機構。
  3. 【請求項3】 駆動モータ(14)が負荷により変動する電
    流値に基づいて停止制御される請求項1または2に記載
    のベッドの昇降機構。
  4. 【請求項4】 昇降部材がベッド本体(1a)である請求項
    1または2または3に記載のベッドの昇降機構。
  5. 【請求項5】 昇降部材が昇降不能なベッド本体(1) の
    後部に頂面が該ベッド本体(1) の上面に続いてベッド幅
    を拡げる補助ベッド態様と該ベッド本体(1)の後部上方
    にある背凭態様の2態様に変換されるように設けられる
    ベッド副体(3) である請求項1または2または3に記載
    のベッドの昇降機構。
  6. 【請求項6】 ベッド本体(1) が前後動自在とされてベ
    ッド副体(3) が背凭態様になったときベッド本体(1) が
    駆動機構(16)により後退する請求項5に記載のベッドの
    昇降機構。
JP1993028027U 1993-05-27 1993-05-27 ベッドの昇降機構 Expired - Lifetime JP2591267Y2 (ja)

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