JP4097686B1 - テレスコフレーム方式の中層用エレベータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに長手方向に貫挿し、上昇につれて段階的に縮径した複数段の中空テレスコフレームと、該テレスコフレームの内部を通りこれを段階的に伸縮させる複数段のテレスコプランジャとからなり、基台とテレスコフレーム間の内側壁部に沿って支持・圧接されたガイドレールとガイドシューからなる等速に昇降可能なガイドレール機能が組み込まれたテレスコフレーム方式の中層エレベータにおいて、かご部の昇降と同期してガイドプレート32が前後に移動する位置決め装置23,24とドア開閉溝部の隙間に開閉自在に蓋部が覆う機構を設ける。
【選択図】図7
Description
特に、本発明は、上記T型ガイドレールを省略する代わりに、自立テレスコ型フレーム内側に特定のレールとガイドシュ−からなるガイドレール機構を組込んで昇降する耐震構造の中層用エレベータに適する改良に関する。
詳細には、本発明の中層用エレベータに適する改良は、(i)ガイドプレートが自動的に前後移動式の係合装置からなる位置決め装置によってかご部の揺れを防止する機構と(ii)ドア開閉溝部の隙間に開閉自在に覆う蓋部によって靴踵等が挟まれないようにする蓋部の自動開閉機構の採用による中層用エレベータの性能を向上させる機構の採用に関する。
最近、昇降路のない室内オープン型エレベータの進出が多くなり、デザイン上の問題を如何に解決するかが関係者の問題となっている。
また、T型ガイドレールがあると視覚的効果が薄く、特に、油圧直接方式エレベータの場合、かごパネル、ドア等をガラスにすることはT型ガイドレールが見えて美観上問題があった。
また、従来方式として、種々のものが提案され且つ市場に出回っている。
即ち、パンダグラフ式油圧直接エレベータ、ヘリポート式(災害、救出用)エレベータ、段差解消機、ホームエレベータなどがある。
実開平3−1178号公報には、伸縮式シリンダ方式を利用したホームエレベータが知られているが、耐震性を考えた場合には通常のエレベータへの応用には、その機構等の点で不十分なものであった。
また、実公平4−49179号公報には、巻上方式のホームエレベータが示されているが、ガイドレール機構を構成するガイドレールとガイドロールとをフレームの壁面と角面とに別々に設けているので、耐震性を十分に果たすことができない。
即ち、その特許発明は、テレスコフレーム方式のテレスコプランジャ駆動のエレベータであって、(イ)テレスコフレームが上昇につれて段階的に縮径しているので、形態的に安定して耐震性に優れ、(ロ)テレスコフレーム方式であるので、T型ガイドレールを省略できエレベータの昇降路を必要とせず、かごを透明にして展望用エレベータとして利用でき、(ハ)テレスコフレームの内側に特定のガイドレール機能が組み込まれているので、昇降時の横揺れが少なく耐震性に優れ、(ニ)テレスコフレームの動きが機構的に等速に昇降して地震や横揺れ等に対して安全性が確保されている。
即ち、(i)特定の機構によりガイドプレートが自動的に前後移動式の係合装置からなる位置決め装置と、
(ii)特定の機構によりドア開閉溝部の隙間に開閉自在に覆う蓋部を設ける自動開閉機構との採用により、中層エレベータの性能を向上させ得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)基台(例えばスタンドパイプ)17と、互いに長手方向に貫挿し、上昇につれて段階的に縮径した複数段の中空テレスコフレーム3、4、5と、該テレスコフレームの内部を通りこれを段階的に伸縮させる複数段のテレスコプランジャ6、7、8とからなり、基台17とテレスコフレーム間の内側壁部に沿って支持・圧接されたガイドレール15、16、27とガイドシュー13、14、28からなる等速に昇降可能なガイドレール機能が組み込まれたテレスコフレーム方式の中層エレベータにおいて、
(A)建造物等の壁部31に取付けられた基部33内に設けられた自動的に前後移動するガイドプレート32が、かご部1に取り付けられた相対する受部34にエレベータの昇降・停止に同期して嵌合状態と離脱状態とを繰り返す機構であって、(イ)エレベータが停止する階では、該基部内に設けられたガイドプレート32が、かご部1の相対する受部34に嵌合して該壁部31にかご部1を固定状態とし(図7−(イ))、(ロ)エレベータの通過階では、該ガイドプレート32が自動的に基部33内に引込んで、該かご受部34が該ガイドプレート32に接触しない状態となる(図7−(ロ))、ガイドプレート32が自動に前後移動式の係合装置からなる位置決め装置23、23’(乗場用);24、24’(かご用)と
(B)かごドアと乗場ドアの下方部に配置された蓋部47が、両ドアの開閉に同期して左右に進退自在に可動することにより、乗場50とかご部1との仕切りにあるドア敷居溝部39の隙間を覆う(閉鎖)・開放する、蓋部47によるドア敷居溝部の自動開閉機構(図11、12)とを備えた点にも特徴を有する。また、
(3)蓋部によるドア敷居溝部の自動開閉機構(B)が、かごドア及び乗場ドアの間に設けたスプリング48により固定されたかごドアと乗場ドアの下方部に配置された蓋部47が、両ドアの開閉に同期して該スプリング48が左右に可動することにより該溝部の隙間を覆う(閉鎖)・開放することからなる(図11、12)点にも特徴を有する。また、
(4)左右に進退自在に可動する該蓋部が、長手方向に連続した複数個の矩形から構成されている点にも特徴を有する。
(i)基台17と、互いに長手方向に貫挿し、上昇につれて段階的に縮径した複数段の中空テレスコフレーム3、4、5、具体的には図1において、3(1段フレーム)、4(2段フレーム)、5(3段フレーム)と、該テレスコフレームの内部を通りこれを段階的に伸縮させる複数段の(油圧作動の)テレスコプランジャ、具体的には、6(1段目プランジャ)、7(2段目プランジャ)、8(3段目プランジャ)から構成され、且つ両者はかご床2の下側に据え付けられ且つかご1の荷重に十分に耐えれる剛性を有しており、基台17とテレスコフレーム間、各段のテレスコフレーム間の内側壁部に沿って支持・圧接された縦状T型レール、具体的には図1において、低速ガイドレール16、中速ガイドレール15、高速ガイドレール27と該レールの先端部に嵌合する縦状コ字型シュー、具体的には図1において、低速ガイドシュー14、中速ガイドシュー13、高速ガイドシュー28からなるガイドレール機能が組み込まれて昇降自在にされる構造を有していて、
しかも、(A)該ガイドレール機能により各テレスコフレームが連続した動きが可能であって等速に昇降して安全性が確保され、且つ
(B)(イ)基台、該各段の中空テレスコフレームが段階的に縮径した構造と、(ロ)上昇段階においてガイドレールによって基台、各段のテレスコフレーム間にテレスコフレームの高さに相当する一定の間隔、具体的には、L1,L2,L3 が保たれる構造と、(ハ)ガイドレールとガイドシューとの重積構造a,b,c とにより耐震構造が確保されるテレスコフレーム方式のエレベータである。
(iii)上記ガイドレールとガイドシュ−からなるガイドレール機能がテレスコフレーム3の内側角面に一緒に組み込まれているおり、しかもこの特定のガイドレール機能は、具体的には、図1において、低速用ガイドレール16、低速用ガイドシュー14;中速用ガイドレール15、中速用ガイドシュー13;高速用ガイドレール27、高速用ガイドシュー28等のように、中速用、低速用のガイドシュー、ガイドレールがテレスコフレームの内側角面に一緒に組み込まれれて昇降自在にされている点に特徴を有する。
(iv)テレスコフレームの形状は、多段式筒状体、詳しくは多段式円筒状、角型状、やぐら型状を含む点にも特徴を有する。
(vii)エレベータを構成する各階の床フロアに、ドアー開閉端部等に位置決め装置23、23’、24、24’、25を配置する点にも特徴を有する。
(viii)テレスコフレームを牽引するのに、テレスコプランジャ方式の代わりに、ロープ方式又はチェーン方式を用いる点にも特徴を有する。
(xi)かご床2にドア駆動装置26を内蔵させる点にも特徴を有する。
(イ)T型ガイドレールを省略したので、ガラスを使用した展望用エレベータでは美観上非常に良い。
(ロ)ドアー駆動装置26は一般的にかご上部に設置されてドアーを開閉するが、本発明の方式では、かご内に内蔵されているのでより美観上良い。
(ハ)T型ガイドレールを必要としないので、エレベータの昇降路を必要としない。
(ニ)T型ガイドレールを省略しているため、レールを支持する金物構造物が不要である。
(ホ)T型ガイドレールを省略した代わりに、地震に強いテレスコフレーム方式を採用した。
(ト)テレスコフレームシステム中にガイドレール機能、即ちガイドレール15(中速用)、16(低速用);ガイドシュー13(中速用)、14(低速用)等を組み込むことで昇降時の横揺れが少なく、また、従来方式と同等の耐震性能を確保した。
(チ)地震荷重は基本的に自立フレームを介してピット内で受けるため、地上部の建物に過度の荷重負担をかけない。
(リ)テレスコフレーム方式によりエレベータピットの深さを浅くすることが可能となる。
(ヌ)各階床フロアーには、ドアー開閉が円滑に行えるように、ドアー開閉端部に位置決め装置23、23’、24、24’、25を配置し、多少の芯ズレを吸収できる。
(i)ガイドプレートが自動的に前後移動式の係合装置の採用により、かご部の昇降時の揺れを防止できる。
(ii)かご部と外部との仕切りのドア通過溝部の隙間に開閉自在で自動的に覆う蓋部を設けることにより、女性の踵等の物体が挟まれなくなる。
また、本発明のテレスコフレーム方式の昇降時に「所定の位置に停止可能な自動制御」とは、エレベータのかご内で飛び跳ねたり、かごを揺すったりすると、自動的にかごの揺れを検知し、安全のためにエレベータは地震時管制運転モードになり、下階へ着床し、その後に休止となる制御機能を意味する。
本発明のテレスコフレーム方式に用いるフレームは筒状体、詳しくは多段式円筒状、角型状、やぐら型状を含むものである。
本発明に言う中層エレベータとは、1、2階からなるホームエレベータや1階から40階程度に建造物用高層エレベータに対して通常称するエレベータであって、少なくとも3階、通常1〜12階、好ましくは1階〜7、8階程度の中層エレベータを指す。
図1は、本発明のテレスコフレームシステムによるエレベータの2階停止時の縦断面斜視図を示す。
図2は、本発明のテレスコフレームシステムによるエレベータの1階停止時の縦断面斜視図を示す。
図3は、(イ)本発明のテレスコフレームシステムによるエレベータの横断面図であり、(ロ)はガイドレール機構のA拡大図である。
図4は、ガイドレール機能とテレスコフレームとの関係を示す模式図である。 図5は、ガイドレールとガイドシューとの互いに嵌合した状態を示す模式図である。
図6は、各ガイドレールの長さと各ガイドシューの間隔との関係を示す模式図である。
(1)図1〜3において、本発明のテレスコフレームシステムによるエレベータの作動機構を以下に説明する。
通常のガイドレールの代わりにかご床2の下側にテレスコフレームの3段フレーム構造体(又は2段、4、5段構造体)を設け、スタンドパイプ17の内側に画された中速用、低速用ガイドレール15、16に案内され、かご1が上昇又は下降する。
この1段、2段、3段テレスコフレーム3、4、5は、地震時の横揺れも中速用、低速用ガイドシュー13、14と中速用、低速用ガイドレール15、16とに保持されているので外れることがなく、1段目、2段目、3段目油圧テレスコプランジャ6、7、8の上昇又は下降により1段、2段、3段テレスコフレーム3、4、5は、同様に上昇又は下降する。
この場合、油圧テレスコプランジャとテレスコフレームとは同じ動きをする。
これらの図において、高速、中速、低速テレスコフレームについて、4ケ所内蔵されていることまで図示していない。
1段テレスコフレーム3は、かご床(プラットホーム)2に固定される。
2段テレスコフレーム4は、3段テレスコフレーム5の上部チェーン用プーリー18の端部チェーンヒッチ19に連結され、その反対側はスタンドパイプ17に連結される。
夫々,2段、3段テレスコフレームの動きは、1段目、2段目、3段目の油圧テレスコプランジャ6、7、8の等速の動きと同じくして1段、2段、3段テレスコフレーム3、4、5も等速の動きが形成される。
ガイドレール機能により各テレスコフレームが連続した動きが可能であって等速に昇降して安全性が確保される機構を以下に説明する。
図5に示されるように、ガイドレール機能を構成するガイドレール(中速用ガイドレール15、低速用ガイドレール16)とガイドシュー(中速用ガイドシュー13、低速用ガイドシュー14)が互いに嵌合する特別の形状によって各テレスコフレーム(1段テレスコフレーム3、2段テレスコフレーム4、3段テレスコフレーム5)間の内側壁部に沿ってガイドレール機能が支持・圧接されているので、各テレスコフレームの上昇に追従してこのガイドレール機能も途切れることなく連続的に作動して、各テレスコフレームが連続した動きが可能となって、等速・昇降が可能となる。
(i)耐震性の構造の細部を図1〜3に基づいて具体的に説明する。
(イ)スタンド12(基台)、該各段の中空テレスコフレーム(1段テレスコフレーム3、2段テレスコフレーム4、3段テレスコフレーム5)が段階的に縮径した棟造と、(ロ)上昇段階においてガイドレール(中速用ガイドレール15、低速用ガイドレール16)によってスタンド12、各段のテレスコフレーム間にテレスコフレームの高さに相当する一定の間隔(l1 〜l3 )が保たれる構造と、(ハ)ガイドレール(中速用ガイドレール15、低速用ガイドレール16)とガイドシュー(中速用ガイドシュー13、低速用ガイドシュー14)とによる図6に示される重積構造(a〜c)とにより耐震構造が確保される。
図4は、ガイドレール機能とテレスコフレームとの関係を示す模式図である。 図6は、各ガイドレールの長さと各ガイドシューの間隔との関係を示す模式図である。
(イ)エレベータの上昇中でも、各テレスコフレーム間に、テレスコフレームの高さに相当する一定の間隔(l1 〜l3 )が保たれているので、横揺れに対して極めて安定した構造となっている。
(ロ)ガイドレールとガイドシューとが、図4、6に示されるように、重積構造(a〜c)を構成して各テレスコフレーム間を厚くしているので、各テレスコフレーム間に地震による破断を起こさせ難くする。
また、本発明では、ガイドレール機能を補完するために、図3に示されるように、ガイドレール機能と基台、各段のテレスコフレームとの間にアーム9を介在させた。これにより、ガイドレール機能と各段のテレスコフレーム間の支持・圧接がより完全に行うことができる。
図7は、本発明のかご用、乗場用のガイドプレートの前後移動による床位置決め機構を示す模式図であり、(イ)パワーシリンダによりガイドプレートが出ることによる、かご停止時(例えば最下階、最上階)の位置決め装置(係合装置A)を示す模式図であり、(ロ)パワーシリンダによりガイドプレートが引っ込むことによる、かご通過時の位置決め装置(係合装置A)を示す模式図である。
図8は、乗場用位置決め装置例として、ガイドプレートの前後移動の機構を示す模式図であり、(イ)ガイドプレートが基部から前方に移動する状態を示す模式図であり、(ロ)ガイドプレートが前後移動する駆動機構を示す模式図である。
図9は、敷居溝付近の構造を示し、(イ)その平面図であり、(ロ)その側面図である。
図10は、従来例の蓋部による敷居溝部の全閉構造を示し、(イ)平面図であり、(ロ)その側面図である。
図11は、各フロアー停止時のかご敷居と乗場敷居の関係を示す模式図であり、(イ)平面図であり、(ロ)その側面図である。
図12は、溝部の蓋部による開閉状態を示す平面図であり、(イ)ドアが開状態の場合を示し、(ロ)ドアが開閉状態の場合を示し、(ハ)ドアが閉状態の場合を示す。
(i)特許発明では、1階ー2階へと実質的に2ケ所停止のテレスコフレーム方式のエレベータであったが、今回の改良発明では、例えば1階ー2階ー3階停止型のテレスコフレーム方式のエレベータに対してかご乗場用床位置決め装置の改良型を見出した。
従来、エレベータの床位置決め装置は、各階フロアーの階付近のレールに固定位置で配置されており、その階にエレベータが到着した時に、ドアーの開閉が円滑に行えるように、多少の芯ズレを吸収できる構造となっている。
エレベータが通過(昇降)する場合に、床位置決め装置を高速で通過するので、かご用床位置決め装置と乗場の床位置決め装置の係合部分の芯ズレが生じた場合にエレベータかご室が揺れる原因となり乗客に不快感を与える恐れがある。
これを解消するために、今回、床位置決め装置の自動調整方法を見出した。
本発明の床位置決め装置Aは、図7に示すように建物等の壁部31に基部33を介して長手状のガイドプレート32を固着し、このガイドプレート32に嵌合する受部34をかご部1に固着する構造である。
図7(イ)に示すように、最下階と最上階ではガイドプレート32が前方に出て受部34に嵌合してかご部を固定し、図7(ロ)に示すように通過階では、ガイドプレート32’がパワーシリンダ40の作用により基部33内に引込むので、かご部1の揺れを起こすことがない。
このようにガイドプレート32、32’が、かご部1の昇降と同期して自動的に前後に移動する点が本発明の1つの特徴である。
(i)一般のエレベータのドア開閉機構はドア上部に備え付けられており、これが一般的である。
一般のエレベータでは最上階に設けるのと異なって、本発明のようにテレスコフレーム方式のエレベータは展望用が主体であって、美観的概念からドア駆動装置はかご床下に内蔵されている。
このために、テレスコフレーム方式のエレベータではドア下端部がかご下又は乗場床下に納められているので、通常の床面敷居が面一でなく、図9(ロ)に示されるように開閉方向にドア通過溝部が必要となる。
これに対して、一般のエレベータでは、図10(ロ)に示されるように下まで貫通する溝部は必要がない。
従って、乗客が乗降する際のエレベータのかご敷居先端と乗場敷居先端の隙間(通常、ランニングクリアランスと称し、20〜35mm位)の外に、乗場側隙間(15〜20mm)が発生する。
足元に隙間があると、女性靴のハイヒールの踵が入り込む可能性があるので、通常注意用の照明を足元に点灯し、乗客の安心感の向上を図っていた。
本発明の蓋部による自動開閉機構は、溝部39内のかごドア44及び乗場ドア45の間に設けたスプリング(好ましくは圧縮スプリング、コイル状スプリング)48により固定された両ドア間の蓋部47が(図11(ロ)参照)、図12に示されるように、両ドアが閉じる時に蓋部47の両端の丸み51内にもぐり込み、蓋部47を左右に開き溝部39を開放し、停止時には両ドアが開き左右の蓋部47が閉じて全閉し、女性靴ハイヒール踵、小物靴の踵等の挟まれることは無くなり、不安感を解消し、安心感を向上させるのである。
2 かご床
3 1段(テレスコ)フレーム
4 2段(テレスコ)フレーム
5 3段(テレスコ)フレーム
6 1段目(テレスコ)プランジャ
7 2段目(テレスコ)プランジャ
8 3段目(テレスコ)プランジャ
9 アーム
10 テレスコシリンダ
11 油圧配管
12 スタンド
13 中速用ガイドシュー
14 低速用ガイドシュー
15 中速用ガイドレール
16 低速用ガイドレール
17、17’ スタンドパイプ
18 チェーン用プーリー
19 チェーンヒッチ
20 チェーンヒッチ
21、21’ ワイヤプーリー
22 ワイヤヒッチエンド
23、23’ 床位置決め装置(乗場用)
24、24’ 床位置決め装置(かご用)
25 床位置決め装置(乗場用)
26 ドア駆動装置
31 壁部
32 ガイドプレート(受部に嵌合)
32’ ガイドプレート(基部内に引込)
33 基部
34 受部
35 かご敷居
36 乗場敷居
37 ランニングクリアランス
38 入り口
39 溝部
40 パワーシンリンダ
41、41’ ガイドローラ
42 アーム機構(前後に伸縮)
44 かごドア
45 乗場ドア
46 駆動装置
47 蓋部
48 圧縮スプリング
49 かご側
49’ かご床面
50 乗場側
50’ 乗場床面
51 丸み
Claims (4)
- 基台と、互いに長手方向に貫挿し、上昇につれて段階的に縮径した複数段の中空テレスコフレームと、該テレスコフレームの内部を通りこれを段階的に伸縮させる複数段のテレスコプランジャとからなり、基台とテレスコフレーム間の内側壁部に沿って支持・圧接されたガイドレールとガイドシューからなる等速に昇降可能なガイドレール機能が組み込まれたテレスコフレーム方式の中層エレベータにおいて、
(A)建造物等の壁部に取付けられた基部内に設けられた自動的に前後移動するガイドプレートが、かご部に取り付けられた相対する受部にエレベータの昇降・停止に同期して嵌合状態と離脱状態とを繰り返す機構であって、(イ)エレベータが停止する階では、該基部内に設けられたガイドプレートが、かご部の相対する受部に嵌合して該壁部にかご部を固定状態とし、(ロ)エレベータの通過階では、該ガイドプレートが自動的に基部内に引込んで、該かご部が該ガイドプレートに接触しない状態となる、ガイドプレートが自動に前後移動式の係合装置からなる位置決め装置と
(B)かごドアと乗場ドアの下方部に配置された蓋部が、両ドアの開閉に同期して左右に進退自在に可動することにより、乗場とかご部との仕切りにあるドア敷居溝部の隙間を覆う(閉鎖)・開放する、蓋部によるドア敷居溝部の自動開閉機構とを備えたことを特徴とする中層エレベータ。 - 位置決め装置(A)を構成するガイドプレートの前後移動の機構が、かご部の昇降・停止に同期してパワーシリンダを上下に可動させてガイドローラとアーム機構とにより支えられたガイドプレートを前後移動させることからなることを特徴とする請求項1記載の中層エレベータ。
- 蓋部によるドア敷居溝部の自動開閉機構(B)が、かごドア及び乗場ドアの間に設けたスプリングにより固定されたかごドアと乗場ドアの下方部に配置された蓋部が、両ドアの開閉に同期して該スプリングが左右に可動することにより該溝部の隙間を覆う(閉鎖)・開放することからなることを特徴とする請求項1記載の中層エレベータ。
- 左右に進退自在に可動する該蓋部が、長手方向に連続した複数個の矩形から構成されていることを特徴とする請求項1記載の中層エレベータ。
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