JP2591239B2 - ビット同期回路 - Google Patents

ビット同期回路

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JP2591239B2 JP2082657A JP8265790A JP2591239B2 JP 2591239 B2 JP2591239 B2 JP 2591239B2 JP 2082657 A JP2082657 A JP 2082657A JP 8265790 A JP8265790 A JP 8265790A JP 2591239 B2 JP2591239 B2 JP 2591239B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビット同期回路に関し、特にPCM−PSK変調信
号を復調する場合のビットタイミングを正しい同期状態
に保持するビット同期回路に関する。
〔従来の技術〕
PCM−PSK変調信号を復調する場合に必要な、ビットタ
イミングを正しい同期状態に保持するビット同期回路は
よく知られている。
従来、この種のビット同期回路としては、PSK変調後
の出力に対してビット同期をかける第2図に示す第1
例、もしくはPSK復調前にビット同期をかける第3図に
示す第2例が一般的に利用されている。
まず、第2図のビット同期回路について説明する。
PSK復調回路201で復調後のPCM−PSK変調信号のI相信
号をA/Dコンバータ202でディジタル化し、所定のビット
数のパラレルデータとして加算器203,208に供給する。
第2図に太線で示すラインは、パラレルデータラインで
あることを示す。
加算器203,D型フリップフロップ204,ビット極性判定
器205,D型フリップフロップ206,EX−OR(排他的論理
割)ゲート207から成る系は、ビットタイミング誤差発
生の有無を検知する処理を行ない、加算器203では入力
パラレルデータをビットタイミングの一周期ぶんずつ累
積加算を行ないD型フリップフロップ204に送出する。
このデータは+の極性から−の極性にわたって等分にふ
り分けた所定のビット数で表示されビット極性判定器20
5はその最上位ビットの極性を判別し、その+,−に対
応して“1",“0"を出力する。ビット極性判定器の出力
はD型フリップフロップ205と乗算器210に供給される。
D型フリップフロップ205の入出力データはEX−ORゲー
ト207の2入力として供給されるが、ビット同期が正し
く保持されている場合のD型フリップフロップ206の入
出力は“1"で、従ってEX−ORゲートの出力は“0"とな
り、またビット同期が崩れてビット極性判定器の極性判
定が一定となって“0"を出力するときはD型フリップフ
ロップ206の入出力は“0",“1"となって、そのタイミン
グでEX−ORゲート207からはビット同期ずれを発生を示
す“1"で出力され、ANDゲート211を出力オンとするよう
にゲートする。
ビット極性判定器205の出力する“1",“0"のデータは
乗算器210にも供給される。
加算器208,D型フリップフロップ209および乗算器210
から成る系は、ビットタイミング誤差を検出する処理を
行なうものである。加算器208は加算器203と同じ累積加
算出力をD型フリップフロップ209に送出する。D型フ
リップフロップ209は、D型フリップフロップ204とは18
0度異るタイミングで加算器208の出力をディジタル化す
ることによりビットタイミング誤差存在時の出力を得
て、これを乗算器210に送出する。乗算器210は、極性判
定器205から提供される出力“1",“0"に対応し、“1"の
ときは−1を乗算し、“0"のときには+1を乗算するこ
とによってビットタイミング誤差出力をANDゲート211の
もう1つの入力として出力する。ANDゲート211はこうし
て、ビットタイミング誤差発生のタイミングでビットタ
イミング誤差を出力するようにゲート動作を行い、出力
をループフィルタ212に供給する。
ループフィルタ212は入力したビットタイミング誤差
に対応する電圧を発生してVCO(電圧制御発振器)213を
制御し、VCO213の出力はD型フリップフロップ204のタ
イミングロックとして、またインバータ214で180度反転
してD型フリップフロップ209のタイミングクロックと
して利用され、全体としてビットタイミング誤差を零と
するようにループ制御をかけてビット同期を正しく保持
するように機能する。
次に、第3図のビット同期回路について説明する。第
3図の場合は、PSK復調を行なわず、I相信号とQ相信
号に対し、ビットタイミングの±90度の進み,遅れのタ
イミング累積加算を行ない、それぞれの累積加算出力の
振幅差としてビットタイミング誤差出力を得て、これを
零とするようにループ制御を行なうものであり、詳細は
次のとおりである。
PCM−PSK変調信号のPSK変調キャリア周波数にほぼ等
しい周波数のローカル発振器322の出力を移相器323を通
して発振周波数を同位相の0゜と、90゜遅相させた出力
を得て、それぞれミキサー301,302に供給しアナログの
I相信号とQ相信号を発生し、LPF(低域濾波器)302,3
13を通して不要成分を除去したのちA/Dコンバータ303,3
14でディジタル化し、パラレルデータとして出力する。
A/Dコンバータ303の出力は加算器304,305,306へ、ま
たA/Dコンバータ314の出力は加算器315,316,317へそれ
ぞれ供給される。
加算器304,305,306および加算器315,316,317はそれぞ
れ、I相信号とQ相信号をビットタイミングの周期ごと
に累積加算してD型フリップフロップ307,308,309およ
びD型フリップフロップ318,319,320に供給する。
D型フリップフロップ307と318は、それぞれVCO3226
の出力をクロックとして動作し、その出力はそれぞれI
相信号,Q相信号としてPSK復調回路に送出される。
D型フリップフロップ308と319は、それぞれVCO326の
出力を移相器327で90度シフトしたものをさらにインバ
ータ328で180度シフトすることにより実効的にビットタ
イミングに対しては+90度のタイミングとしたものをク
ロックとして動作する。D型フリップフロップ309,320
は、VCO326の出力を90度シフトし、ビットタイミングに
対しては−90度のタイミングとしたものをクロックとし
て動作する。
D型フリップフロップ308の出力するI相信号と、D
型フリップフロップ319の出力するQ相信号は絶対値演
算器310に供給され、両信号の2乗和の開平演算により
絶対値を求め振幅情報として加算器324に供給する。
D型フリップフロップ309の出力するI相信号と、D
型フリップフロップ320の出力するQ相信号は絶対値演
算器321に供給され振幅情報として、また一極性として
加算器324に供給する。
ビット同期が正しく保持されていれば、加算器324の
2入力は同振幅でその出力は零となるが、ビットタイミ
ング誤差があればこれに対応した差分出力が得られる。
このビットタイミング誤差出力はループフィルタ325に
供給されてビットタイミング誤差出力に対応する電圧が
VCO326に供給されてVCO326の出力周波数を制御し、全体
としてビットタイミング誤差を零とするようにループ制
御が行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のビット同期回路は、第2図に示す第1
例のようにPSK復調を行なった後に独立してビット同期
を行う場合には、PCM−PSK復調回路の構成としての小型
化には限度が有り、また正確にPSK復調が実現されてい
ない場合にはI相信号に振幅変動を生じ、ビットタイミ
ング同期が確保できなくなるという欠点がある。
また第3図に示す第2例の場合は、上述した欠点を排
除することができるもののビットタイミング誤差出力を
得るために、ビットタイミングに対し±90度のタイミン
グで累積加算を行う加算器が2組必要となり、回路構成
が複雑化するという欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、PSK復調を伴
なわずにビットタイミング同期を確保できるビット同期
回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の回路は、PCM−PSK変調した信号を復調する場
合におけるPSK変調キャリアのビットタイミングの同期
を確保するビット同期回路において、 前記PCM−PSK変調信号をディジタル化したI相信号と
Q相信号とを出力する二相成分出力部と; 前記I相信号を第1のビットタイミングパルスにより
所定の期間累積加算し、I相加算信号を出力する第1の
累積加算部と; 前記Q相信号を前記第1のビットタイミングパルスに
より所定の期間累積加算し、Q相加算信号を出力する第
2の累積加算部と; 前記I相加算信号および前記Q相加算信号からキャリ
ア位相角を計算し、この計算処理前に保持しているキャ
リア位相角との比較を行ない、前記ビットタイミングパ
ルスの誤差発生を示すデータ変化点指示信号を出力する
データ検出部と; 前記I相信号を前記第1のビットタイミングパルスと
180゜位相が異なる第2のビットタイミングパルスで累
積加算し、I相誤差信号を出力する第1の累積誤差出力
部と; 前記Q信号を前記第2のビットタイミングパルスで累
積加算し、Q相誤差信号を出力する第2の累積誤差出力
部と; 前記I相誤差信号および前記Q相誤差信号から前記ビ
ットタイミングの位相の進み、遅れ、同相を識別し、ビ
ットタイミング誤差信号を出力するベクトル演算部と; このビットタイミング誤差信号と前記データ変化点指
示信号とから、ビット誤差制御信号を出力し、前記ビッ
トタイミングの同期誤差を零とするループ制御を行なう
帰還制御部と; を備えたことを特徴としている。
また、前記二相成分出力部が、 PCM−PSK変調信号のキャリア周波数にほぼ近い周波数
を発振するローカル発振器と; この発振器の0度出力と90度位相シフトした90度出力
とを取り出す移相器と; 前記PCM−PSK変調信号と前記0度出力とを混合する第
1のミキサーと; このミキサーが出力するI相信号を平滑する第1の低
域フィルタと; この低域フィルタが出力するアナログ信号をディジタ
ル信号に変換する第1のAD変換器と; 前記PCM−PSK変調信号と前記90度出力とを混合する第
2のミキサーと; このミキサーが出力するQ相信号を平滑する第2の低
域フィルタと; この低域フィルタが出力するアナログ信号をディジタ
ル信号に変換する第2のAD変換器と; を有していることを特徴としている。
また、前記第1の累積加算部および第2の累積加算部
がそれぞれ、 前記I相信号または前記Q相信号をビットタイミング
毎に加算する加算器と; この加算器が出力する加算値をI相加算信号またはQ
相加算信号として出力するD型フリップフロップと; を有していることを特徴としている。
また、前記データ検出部が、 前記I相加算信号と前記Q相加算信号とから、前記PC
M−PSK変調信号のキャリア位相角を求める演算器と; 前記キャリア位相角を保持するD型フリップフロップ
と; 前記演算器が出力するキャリア位相角と前記D型フリ
ップフロップが保持し出力するキャリア位相角とを比較
し、ビットタイミング誤差発生を示すデータ変化点指示
信号を出力する比較回路と; を有していることを特徴としている。
また、前記第1の累積誤差出力部および前記第2の累
積誤差出力部がそれぞれ、前記I相信号または前記Q相
信号を前記第1のビットタイミングパルスと180゜位相
が異なる第2のビットタイミングパルスで累積加算する
加算器と; この加算器が出力する加算値をI相誤差信号またはQ
相誤差信号として出力するD型フリップフロップと; を有していることを特徴としている。
また、前記ベクトル演算部が、 前記演算器が出力するキャリア位相角の余弦値を計算
する余弦計算器と; 前記演算器が出力するキャリア位相角の正弦値を計算
する正弦計算器と; 前記I相誤差信と前記余弦値とを乗算する第1の乗算
器と; 前記Q相誤差信号と前記正弦値とを乗算する第2の乗
算器と; これら乗算器の出力を加算しビットタイミング誤差信
号を出力する加算器と; を有していることを特徴としている。
また、前記帰還制御部が、 前記ビットタイミング誤差信号と前記データ変化点指
示信号との論理積をとる論理回路と; この論理回路が出力する出力信号から電圧制御信号を
出力するループフィルタと; 前記電圧制御信号により自走発振する電圧制御発振器
と; この電圧制御発振器の出力信号を180度位相反転させ
るインバータと; を有していることを特徴としている。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明のビット同期回路の一実施例の構成図
である。
第1図に示す実施例のビット同期回路は、PCM−PSK変
調信号のキャリア周波数にほぼ近い周波数を発振するロ
ーカル発振器1と、ローカル発振器1の出力と90度シフ
トした出力を取り出す移相器2と、ディジタル化したI
相信号を得るミキサー3,LPF5,A/Dコンバータ7と、ディ
ジタル化したQ相信号を得るミキサー4,LPF6,A/Dコンバ
ータ8とI相信号のビットタイミング同期ごとの累積加
算出力ΣIkをとる加算器9,D型フリップフロップ10と、
Q相信号のビットタイミング周期ごとの累積加算出力Σ
Qkをとる加算器11,D型フリップフロップ12と、前述した
ΣIkとΣQkからθ=tan-1(ΣQk/ΣIk)としてのPCM
−PSMキャリア位相角を求めるtan-1演算器17と、I相信
号のビットタイミング誤差出力EIkを得る加算器13,D型
フリップフロップ14と、Q相信号のビットタイミング誤
差出力を得る加算器15,D型フリップフロップ16と、ビッ
トタイミング誤差発生のタイミングを検出するD型フリ
ップフロップ18,比較回路19と、2つの乗算器2001,200
3,加算器2002,COS演算器2004およびSIN演算器2005を備
えてベクトル演算を行ないビットタイミング誤差出力Ek
を得るベクトル演算器20と、ANDゲート21とループフィ
ルタ22と、VCO23と、インバータ24とを備えて成る。
次に第1図に実施例の動作について説明する。
入力されるPCM−PSK変調信号は、PSKキャリア周波数
にほぼ近い周波数で発振しているローカル発振器1から
移相器2を介して得られる同相および90度移相信号とミ
キサー3および4にて乗算されて検波され、I相,Q相信
号となり、フィルタ5,6、A/Dコンバータ7,8によってデ
ィジタル化される。デジタル化されたI相,Q相信号は、
加算器9,11にて累積加算されつつビットタイミングごと
にリセットされ、かつD型フリップフロップ10,12にて
サンプリングされ、D型フリップフロップ10からはI相
信号の累積加算値ΣIkが、またD型フリップフロップ12
からはQ相信号の累積加算値ΣQkがそれぞれtan-1演算
器17に供給される。
tan-1演算器17は、次式によりPCM−PSK変調キャリア
位相角θを求める。
θ=tan-1(ΣQk/ΣIk) (ーπ<θ≦π) ここで、添え字kは現在のビットタイミングにおける
サンプリングデータを表しており、ΣIkは現時点のI相
の累積加算結果を示し、θは現時点のキャリア位相角
値を示す。D型フリップフロップ18は、1サンプル前の
PCM−PSK変調キャリア位相角θR-1を保持しており、比
較回路19によって次の演算を行うことによりビットタイ
ミング誤差発生を示すデータ変化点を検出する。
|θ−θk-1|π/2 つまり、ビットタイミング誤差は相続く2つのPCM−P
SK変調キャリア位相角間に上述した条件が成立するとき
発生する。
一方、加算器13,15では、ビットタイミングと180゜ず
れたタイミングで累積加算され、D型フリップフロップ
14,16でサンプリングされI相信号およびQ相信号のビ
ットタイミング誤差出力EIkおよびEQkを得る。
これらビットタイミング誤差出力EIk,EQkは、ビット
タイミングが合致しているときに振幅がゼロとなり、ビ
ットタイミングより遅れているときにPCM−PSK変調キャ
リア位相角θと同相となり、ビットタイミングより進
んでいるときに逆相となり、その振幅は遅れ,進みの量
を示すベクトル量となっている。
ベクトル演算器20は、PCM−PSK変調キャリア位相角θ
を利用して次の演算を行い、ビットタイミング誤差ベ
クトルを回転し、遅れ,進みを示すスカラー量Ekを次式
から求まるスカラー量E′Ikとして算出する。
ビットタイミング誤差は、ビット区間を累積加算する
タイミングにより増減し、ビットタイミング誤差出力Ek
が零になるようにビットタイミングを調整するループ制
御が行なわれるように動作する。すなわち、ビットタイ
ミング誤差出力Ekは、ANDゲート回路21によってビット
タイミング誤差を示すデータ変化点の存在するタイミン
グでのみ有効となり、ループフィルタ22に供給され、VC
O23を制御し、ビットタイミング誤差を零とするように
ループ制御がかけられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、PSK復調することなし
にデータの極性変化点を検出し、ビットタイミング誤差
を算出し、ビットタイミングの同期をとることにより、
著しく効率的なディジタル型PSK−PCM復調器を構成でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のビット同期回路の一実施例の構成図、
第2図は従来のビット同期回路の第1例を示す構成図、
第3図は従来のビット同期回路の第2例を示す構成図で
ある。 1……ローカル発振器、2……移相器、3,4……ミキサ
ー、5,6……LPF、7,8……A/Dコンバータ、9,11,13,15…
…加算器、10,12,14,16,18……D型フリップフロップ、
17……tan-1演算器、19……比較回路、20……ベクトル
演算器、21……ANDゲート、22……ループフィルタ、23
……VCO、24……インバータ、2001,2003……乗算器、20
02……加算器、2004……COS演算器、2005……SIN演算
器。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PCM−PSK変調した信号を復調する場合にお
    けるPSK変調キャリアのビットタイミングの同期を確保
    するビット同期回路において、 前記PCM−PSK変調信号をディジタル化したI相信号とQ
    相信号とを出力する二相成分出力部と; 前記I相信号を第1のビットタイミングパルスにより所
    定の期間累積加算し、I相加算信号を出力する第1の累
    積加算部と; 前記Q相信号を前記第1のビットタイミングパルスによ
    り所定の期間累積加算し、Q相加算信号を出力する第2
    の累積加算部と; 前記I相加算信号および前記Q相加算信号からキャリア
    位相角を計算し、この計算処理前に保持しているキャリ
    ア位相角との比較を行ない、前記ビットタイミングパル
    スの誤差発生を示すデータ変化点指示信号を出力するデ
    ータ検出部と; 前記I相信号を前記第1のビットタイミングパルスと18
    0゜位相が異なる第2のビットタイミングパルスで累積
    加算し、I相誤差信号を出力する第1の累積誤差出力部
    と; 前記Q信号を前記第2のビットタイミングパルスで累積
    加算し、Q相誤差信号を出力する第2の累積誤差出力部
    と; 前記I相誤差信号および前記Q相誤差信号から前記ビッ
    トタイミングの位相の進み、遅れ、同相を識別し、ビッ
    トタイミング誤差信号を出力するベクトル演算部と; このビットタイミング誤差信号と前記データ変化点指示
    信号とから、ビット誤差制御信号を出力し、前記ビット
    タイミングの同期誤差を零とするループ制御を行なう帰
    還制御部と; を備えたことを特徴とするビット同期回路。
  2. 【請求項2】前記二相成分出力部が、 PCM−PSK変調信号のァリア周波数にほぼ近い周波数を発
    振するローカル発振器と; この発振器の0度出力と90度位相シフトした90度出力と
    を取り出す移相器と; 前記PCM−PSK変調信号と前記0度出力とを混合する第1
    のミキサーと; このミキサーが出力するI相信号を平滑する第1の低域
    フィルタと; この低域フィルタが出力するアナログ信号をディジタル
    信号に変換する第1のAD変換器と; 前記PCM−PSK変調信号と前記90度出力と混合する第2の
    ミキサーと; このミキサーが出力するQ相信号を平滑する第2の低域
    フィルタと; この低域フィルタが出力するアナログ信号をディジタル
    信号に変換する第2のAD変換器と; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
  3. 【請求項3】前記第1の累積加算部および第2の累積加
    算部がそれぞれ、 前記I相信号または前記Q相信号をビットタイミング毎
    に加算する加算器と; この加算器が出力する加算値をI相加算信号またはQ相
    加算信号として出力するD型フリップフロップと; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
  4. 【請求項4】前記データ検出部が、 前記I相加算信号と前記Q相加算信号とから、前記PCM
    −PSK変調信号のキャリア位相角を求める演算器と; 前記キャリア位相角を保持するD型フリップフロップ
    と; 前記演算器が出力するキャリア位相角と前記D型フリッ
    プフロップが保持し出力するキャリア位相角とを比較
    し、ビットタイミング誤差発生を示すデータ変化点指示
    信号を出力する比較回路と; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
  5. 【請求項5】前記第1の累積誤差出力部および前記第2
    の累積誤差出力部がそれぞれ、 前記I相信号または前記Q相信号を前記第1のビットタ
    イミングパルスと180゜位相が異なる第2のビットタイ
    ミングパルスで累積加算する加算器と; この加算器が出力する加算値をI相誤差信号またはQ相
    誤差信号として出力するD型フリップフロップと; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
  6. 【請求項6】前記ベクトル演算部が、 前記演算器が出力するキャリア位相角の余弦値を計算す
    る余弦計算器と; 前記演算器が出力するキャリア位相角の正弦値を計算す
    る正弦計算器と; 前記I相誤差信号と前記余弦値とを乗算する第1の乗算
    器と; 前記Q相誤差信号と前記正弦値とを乗算する第2の乗算
    器と; これらの乗算器の出力を加算しビットタイミング誤差信
    号を出力する加算器と; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
  7. 【請求項7】前記帰還制御部が、 前記ビットタイミング誤差信号と前記データ変化点指示
    信号との論理積をとる論理回路と; この論理回路が出力する出力信号から電圧制御信号を出
    力するループフィルタと; 前記電圧制御信号により自走発振する電圧制御発振器
    と; この電圧制御発振器の出力信号を180度位相反転させる
    インバータと; を有していることを特徴とする請求項1記載のビット同
    期回路。
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