JP2590541B2 - 画像形成システム及び用紙収容装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成システム及び用紙収容装置及び画像形成装置

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JP2590541B2 JP63217309A JP21730988A JP2590541B2 JP 2590541 B2 JP2590541 B2 JP 2590541B2 JP 63217309 A JP63217309 A JP 63217309A JP 21730988 A JP21730988 A JP 21730988A JP 2590541 B2 JP2590541 B2 JP 2590541B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像形成システム関し、特に、画像形成装
置と画像形成装置に対して取り外し可能に装着された用
紙収容装置とからなり、複写機等の画像形成装置から排
出された用紙を、両面/合成複写のためあるいはステー
プル、ソーティング処理等を行うために、順次用紙収容
装置に収容する画像形成システムに関する。
また、本願発明は、上記画像形成システムに用いられ
る用紙収容装置及び画像形成装置に関する。
従来の技術とその課題 近年、複写処理の自動化の要求に伴って、両面/合成
複写のための再給紙装置、ステープラやクリップで用紙
束を綴じる機能を備えたフィニッシャ等の用紙収容装置
が種々提案され、実用に供されている。一方、複写機等
の画像形成装置にあっては、種々のシステムスピード
(用紙搬送速度)を有し、これらの用紙収容装置も装着
される画像形成装置(本体側)のシステムスピードに対
応可能な汎用性を要求されている。
一般に、この種の用紙収容装置はマイクロコンピュー
タにて制御されており、本体側のシステムスピードに対
応させるには、装置内での用紙搬送速度及び各部材の動
作タイミングを切り換える必要があり、従来ではスイッ
チ等のセッティングを変更していた。しかし、本体側の
機種が増加すれば設定変更用のスイッチの数も増加する
と共に、マイクロコンピュータのプログラム内でそれぞ
れのスイッチのセッティングに対応したプログラムを用
意しておく必要があり、プログラムの容量も大きくなっ
てしまうという問題点を有している。
そこで、本発明の課題は、設定変更等のスイッチで用
紙収容装置のセッティングを変更する必要がなく、ま
た、用紙収容装置のプログラムの容量を増加させなくて
済み、画像形成装置の種々のシステム速度に対応した大
きな汎用性を有する画像形成システムを提供することに
ある。
また、本発明の課題は、設定変更等のスイッチでセッ
ティングを変更する必要がなく、また、プログラムの容
量を増加させなくて済み、種々のシステム速度の画像形
成装置に装着可能な大きな汎用性を有する用紙収容装置
を提供することにある。
さらに、本発明の課題は、接続される用紙収容装置
に、種々の用紙搬送速度に対応するための設定変更等の
スイッチを不要とし、また、用紙収容装置のプログラム
の容量を増加させなくて済み、画像形成装置を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 以下の課題を解決するため、本発明の画像形成システ
ムは、画像形成装置と画像形成装置に対して取り外し可
能に装着された用紙収容装置とからなり、前記画像形成
装置は、用紙を搬送し用紙上に画像を形成する画像形成
手段と、前記画像形成手段による用紙搬送速度を装着さ
れた用紙収容装置に出力する出力手段とを有し、前記用
紙収容装置は、用紙を収容するための収容部と、装着さ
れた画像形成装置から排出される用紙を受け取り前記収
容部へと搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬
送される用紙の位置を検出する検出手段と、前記画像形
成装置の出力手段より用紙搬送速度を入力する入力手段
と、前記検出手段の検出結果に応答して計時を開始し、
所定のタイミングで用紙収容装置の各部の動作を制御す
るとともに、前記入力手段に入力される用紙搬送速度に
応じて、前記各部の動作タイミングを補正する制御手段
とを有することを特徴とする。
また、本発明の用紙収容装置は、画像形成装置に対し
て着脱自在とされ、画像形成装置から排出された用紙を
順次収容する用紙収容装置であり、用紙を収容するため
の収容部と、装着された画像形成装置から排出される用
紙を受け取り前記収容部へと搬送する搬送手段と、前記
搬送手段によって搬送される用紙の位置を検出する検出
手段と、装着された画像形成装置より画像形成装置にお
ける用紙搬送速度を入力する入力手段と、前記検出手段
の検出結果に応答して計時を開始し、所定のタイミング
で用紙収容装置の各部の動作を制御するとともに、前記
入力手段に入力される用紙搬送速度に応じて、前記各部
の動作タイミングを補正する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
さらに、本発明の画像形成装置は、前記用紙収容装置
が接続される画像形成装置であって、用紙を搬送し用紙
上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段
による用紙搬送速度を、装着された用紙収容装置の入力
手段に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
作 用 以上の構成において、画像形成装置の用紙搬送速度
が、画像形成装置の出力手段より、装着される用紙収容
装置の入力手段に入力され、入力された用紙搬送速度に
応じて、用紙収容装置の制御手段が各部の動作タイミン
グを補正する。従って、用紙収容装置においては、プロ
グラムは1種類で良く、設定変更用のスイッチ等も不要
となる。
実施例 以下、本発明の実施例につき添付の図面を参照して説
明する。なお、以下に説明する実施例は、画像形成装置
として複写機を示し、用紙収容装置としては、複写機の
オプションである収容再給紙ユニットを示す。
[複写機本体] 第1図に示す様に、複写機本体(1)は周知の電子写
真複写法に基づいて画像を形成する様にしたもので、デ
スク(5)上に設置されている。略中央部に設置した感
光体ドラム(10)は矢印(a)方向に回転駆動され、ま
ず、帯電チャージャ(11)にて一定の電荷が付与され、
光学系(12)が矢印(b)方向にスキャンすることによ
り原稿台ガラス(13)上にセットされた原稿の画像が感
光体ドラム(10)上にスリット露光される。これにて感
光体ドラム(10)上に形成された静電潜像は磁気ブラシ
式の現像装置(14)にてトナー像とされ、転写チャージ
ャ(15)にて用紙上に転写される。
感光体ドラム(10)は転写後も矢印(a)方向に回転
を続け、ブレード方式のクリーニング装置(17)にて残
留トナーを払拭されると共に、イレーサランプ(18)に
て残留電荷を消去され、次回の複写動作に備える。
用紙は自動給紙カセット(20),(21),(22)のい
ずれかから選択的に1枚ずつ給紙され、タイミングロー
ラ対(23)にて所定のタイミングをとって転写部に送ら
れる。転写後の用紙は分離チャージャ(16)からのAC装
置と用紙自身の腰の強さにて感光体ドラム(10)から分
離され、図示しないエアーサクション手段を備えた搬送
ベルト(24)に吸着されつつ定着装置(25)に送り込ま
れ、ここでトナー像の定着を行なった後、排出ローラ対
(26)から排出される。
一方、感光体ドラム(10)の下方には、以下に詳述す
る収容再給紙ユニット(40)から再給紙された用紙をタ
イミングローラ対(23)まで搬送するための再給紙通路
(30)が設置されている。この通路(30)は搬送ローラ
対(31),(32)と、その周囲に設置されたガイド板
(33),(34)とで構成されている。用紙は、両面複写
時には画像を上に向けて、合成複写時には以下に詳述す
る様に表裏が反転されて画像を下に向けて、それぞれ収
容再給紙ユニット(40)から通路(30)に再給紙され
る。用紙はこの通路(30)からローラ対(27)を介して
タイミングローラ対(23)へ搬送され、転写部へ至る。
[収容再給紙ユニットの構成と動作] (基本的構成) この収容再給紙ユニット(40)は、第2図に示す様
に、用紙の搬送、整合、再給紙機能を有する上ユニット
(50)と用紙の収容機能を有する下ユニット(130)と
で構成されている。上ユニット(50)は、複写機本体
(1)の前後フレームに固定されたフック(2)のU字
溝に、上ユニット(50)の前後フレームに固定した段付
き軸(51)を係止することにより、懸架されている。下
ユニット(130)はデスク(5)の側部にビス止めさ
れ、その上部は上ユニット(50)内に若干入り込んでい
る。
この様に、収容再給紙ユニット(40)を上下のユニッ
ト(50),(130)に2分割し、本体側に独立的に着脱
可能としたのは、着脱を容易とすると共に、故障や部品
交換の際にいずれか一方のユニット(50),(130)の
みを取り外すだけで済ますことができ、取り外して床面
へ載置した際にも安定性を保ち、転倒しにくくするため
である。
また、収容再給紙ユニット(40)には、排紙トレイ
(80)かソータ(200)のいずれかが選択的に装着可能
である。第2図は排紙トレイ(80)を装着した状態を示
し、第1図はソータ(200)を装着した状態を示す。ソ
ータ(200)は構成、機能的には周知のもので、上下方
向に重ねて設置された都合20個のビン(210)に用紙を
分配していく。なお、このソータ(200)を使用する場
合、最上段のビ位置には排紙トレイ(80)が設置され、
ノンソーティング時のトレイ及びソーティング時の第1
ビンとして機能する。
一方、この収容再給紙ユニット(40)は、詳しくは、
複写機本体(1)から排出された用紙を受け入れて通紙
形態を適宜切り換えるための通紙切換え部(60)と、両
面/合成複写時に第1面複写済み用紙を一旦収容するた
めの中間収容部(90)と、この中間収容部(90)へ収容
された用紙を第2面複写のために前記再給紙通路(30)
へ1枚ずつ再給紙するための再給紙部(160)とから構
成されている。
(通紙切換え部の構成と動作) 通紙切換え部(60)は、ガイド板(61a),(61b),
(62)、通紙切換え爪(70),(73)、排出ローラ対
(75)、搬送ローラ対(76)、ガイド板(78),(79)
等にて構成されている。切換え爪(70)は用紙をガイド
するための上面(70a)、円弧面(70b),(70c)を有
し、円弧面(70c)には用紙ガイドのために樹脂製フィ
ルム(72)が貼着されている。このフィルム(72)は先
端がガイド板(62)に接触しており、第2図中左方から
搬送されてきた用紙を右方へ通過させるが、右方から層
されてきた用紙は切換え爪(70)の円弧面(70c)へガ
イドする機能を有する。切換え爪(70)は支軸(71)を
支点として回動自在に装着され、ソレノイドのオン,オ
フにて第2図中実線位置と一点鎖線位置とに切り換えら
れる。いまひとつの切換え爪(73)は用紙をガイドする
ための上面(73a)、円弧面(73b)を有し、支軸(74)
を支点として回動自在に装着され、ソレノイドのオン,
オフにて実線位置と一点鎖線位置とに切り換えられる。
排出ローラ対(75)はソレノイドのオン,オフにて図示
しないクラッチ手段を介して正逆回転に切り換え可能と
されている。また、ガイド板(79)は紙詰まり処理等に
通路を開放するために支軸(77)を支点として矢印
(c)方向へ回動可能とされている。
排紙トレイ(80)は支持板(85)上で支持され、排出
ローラ対(75)から排出された用紙の後端は規制板(8
9)で規制、整合される。なお、この排紙トレイ(80)
が取り付けられているときは前記切換え爪(73)は取り
外され、ソータ(200)が装着される際には排紙トレイ
(80)及び支持板(82)が取り外され、代わって切換え
爪(73)が取り付けられる。
一方、切換え爪(70)の上面(70a)とガイド板(6
2)とで形成される搬送通路、ガイド板(78),(79)
で形成される搬送通路中搬送ローラ対(76)の直下には
それぞれアクチュエータ(65),(66)を有するフォト
センサ(SE1),(SE2)が設置され、通過する用紙を検
出する。また、切換え爪(73)の直上には除電ブラシ
(69)が設置され、このユニット(40)から排出される
用紙を除電する。
次に、通紙切換え部(60)における通紙形態について
説明する。
片面複写モード時及び両面/合成複写モード時の用紙
排出時において、切換え爪(70)は実線位置、切換え爪
(73)は一点鎖線位置にセットされ、排出ローラ対(7
5)は用紙を切換え爪(73)側へ搬送する様に正逆駆動
される。ソータ(200)が接続されているとき、複写機
本体(1)の排出ローラ対(26)から通紙切換え部(6
0)へ送り出された用紙は、ガイド板(62)、切換え爪
(70)の上面(70a)、切換え爪(73)の上面(73a)で
ガイドされつつ、排出ローラ対(75)で搬送力を付与さ
れ、ソータ(200)へ送り込まれる。排紙トレイ(80)
が装着されているときは、切換え爪(73)は取り外され
ており、用紙は排出ローラ対(75)から直接排紙トレイ
(80)上に排出される。
両面複写モード時で第1面に複写された用紙が複写機
本体(1)から排出されるとき、切換え爪(70)は一点
鎖線位置にセットされ、用紙はガイド板(78)と切換え
爪(70)の円弧面(70b)とでガイドされつつ搬送ロー
ラ対(76)から以下に詳述する中間収容部(90)へ送り
込まれる。
一方、合成複写モード時で第1面に複写された用紙が
複写機本体(1)から排出されるとき、切換え爪(7
0),(73)は実線位置にセットされ、排出ローラ対(7
5)は最初は正逆駆動される。用紙は切換え爪(70)の
上面(70a)及び切換え爪(73)の円弧面(73b)にてガ
イドされ、センサ(SE1)で用紙の後端が検出されてか
ら所定時間後に排出ローラ対(75)の正転が停止され
る。この所定時間とは、用紙の後端がセンサ(SE1)の
検出点から、フィルム(72)の先端と排出ローラ対(7
5)との間の任意の位置まで移動する時間であり、用紙
の後端部は排出ローラ対(75)に挾着された状態で停止
する。排出ローラ対(75)の正転が停止されたとき、ソ
ータ(200)が装着されている場合には、用紙の先端は
切換え爪(73)の円弧面(73b)、後端規制板(89)、
ガイド板(9)と一体に設けられているガイド面(79
a)、ガイドフレーム(95)のガイド面(95a)、ガイド
フレーム(97)のガイド面(97a)及びソータ(200)の
側面(201),(202)にてガイドされ、これらの部材で
構成される空隙に位置する。ソータ(200)の側面(20
1),(202)は、第18図に示す様にリブ(201a),(20
2a)が形成され、用紙をスムーズにガイド可能とされて
いる。また、他のガイド面(79a),(95a),(97a)
も同様にリブが形成されている。
一方、排紙トレイ(80)が装着されている場合には、
用紙は排紙トレイ(80)上でガイドされる。
次に、排出ローラ対(75)が逆転駆動され、後端部が
排出ローラ対(75)に挾着されている用紙は、後端を先
頭にして左方へ搬送され、即ち、スイッチバックされ、
フィルム(72)、切換え爪(70)の円弧面(70c)でガ
イドされつつ搬送ローラ対(76)から中間収容部(90)
へ送り込まれる。
(切換え爪の取付け構造) 第15図に示す様に、切換え爪(70)は支軸(71)に前
後フレーム(図示せず)の外側から軸受(180),(18
1)を介在させることで回動自在に装着され、支軸(7
1)の端部にはソレノイド(SL1)のプランジャ(182)
がレバー(183)を介して連結されている。ソレノイド
(SL1)はブラケット(184)を介して図示しない手前側
のフレームに固定されている。ソレノイド(SL1)がオ
フされているとき、この切換え爪(70)は支軸(71)に
巻回されたねじりコイルばね(185)にて付勢され、第
2図中実線位置に保持されている。ソレノイド(SL1)
がオンされると、矢印(p)方向に回動し、第2図中一
点鎖線位置にセットされる。
一方、いまひとつの切換え爪(73)は、奥側にあって
は支軸(74)にフレーム(図示せず)の内側から軸受
(185)を介在させることで回動自在に支持され、手前
側にあってはフレーム(図示せず)の外側からレバー
(187)の軸部(187a)が孔(74a)に突入することで支
持され、このレバー(187)を介してソレノイド(SL2)
のプランジャ(188)に連結されている。ソレノイド(S
L2)はブラケット(189)を介して図示しない手前側の
フレームに固定されている。ソレノイド(SL2)がオフ
されているとき、この切換え爪(73)はレバー軸部(18
7a)に巻回されたねじりコイルばね(190)にて付勢さ
れ、第2図中一点鎖線位置に保持されている。ソレノイ
ド(SL2)がオンされると、矢印(q)方向に回動し、
第2図中実線位置にセットされる。
また、切換え爪(73)は支軸(74)に弾性を有するス
ペーサ(191)を嵌合させることで軸方向の移動を規制
されている。従って、この切換え爪(73)を取り外すに
は、まず、スペーサ(191)を支軸(74)から矢印
(r)方向(下方)に引き抜き、切換え爪(73)自体を
矢印(s)方向(奥方)に移動させる。これにて、孔
(74a)がレバー軸部(187a)との係合を解除される。
最後に、切換え爪(73)をその手前側を上方にやや持ち
上げ矢印(s)とは反対方向に移動させることで取り外
すことができる。取り付けは以上の手順を逆に実行すれ
ばよい。以上の構造によって、切換え爪(73)の着脱が
工具類を一切使用することなく容易に行なうことが可能
となった。
(排紙トレイの取付け構造) 第16図、第17図に示す様に、トレイ支持板(82)は一
端の突片(82a)を前フレーム(52)の開口(52a)へ係
止し、他端の突片(82b)を後フレーム(53)の開口(5
3a)へ係止すると共に、突片(82b)の切欠き(82c)を
開口(53a)の下端へ係合させることによりフレーム(5
2),(53)間に取り付けられる。また、後端規制板(8
9)はフレーム(52),(53)間にビス止めされてい
る。排紙トレイ(80)は下端面(80a)は前記支持板(8
2)上に載置し、突片(80b),(80b)を後端規制板(8
9)の長孔(89a),(89a)に係合させることで上ユニ
ット(50)に位置決めして装着される。なお、後端規制
板(89)に形成されている切欠き(89b)には排出ロー
ラ対(75)の下ローラが位置する。
ソータ(200)を接続する際、排紙トレイ(80)は突
片(80b),(80b)を長孔(89a),(89a)から引き抜
くことで取り外される。また、支持板(82)は突片(82
b)を矢印(t)方向(上方)へ持ち上げ切欠き(82c)
の係合を解除し、矢印(u)方向(手前側)へ移動させ
て突片(82b)と後フレーム(53)との係合を解除させ
ることで取り外すことができる。即ち、以上の構造によ
って、排紙トレイ(80)、支持板(82)の着脱が一切の
工具類を使用することなく容易に行なうことが可能とな
った。
排紙トレイ(80)の装着時において、支持板(82)は
自重と排紙トレイ(80)の重量によって上方への移動を
規制されている。
(中間収容部の構成及び動作) 中間収容部(90)は、上ユニット(50)に属する部分
と下ユニット(130)に属する部分とで構成されてい
る。詳しくは、ガイド面(91a)を有するガイドフレー
ム(91)、ガイドフレーム(95)、ベースプレート(10
0)、用紙の両側をガイドするサイド規制板(105),
(105)(第3図参照)、サイド規制板(105),(10
5)を保持する保持板(110)、ガイドフレーム(97),
(98)、収容ローラ対(116)、パドルホイール(11
7)、用紙の収容方向後端部を押圧可能な押さえ部材(1
20)、フレーム(131)、収容された用紙の下端を規制
する下端規制板(140)、針金からなる第1ガイド部材
(151),(152)と第2ガイド部材(153)、サイド規
制板(105),(105)を駆動するステッピングモータ
(M1)、下端規制板(140)を駆動するギヤードモータ
(M2)等にて構成されている。また、ガイドフレーム
(97),(98)が位置する部分にはアクチュエータ(15
9)を有するフォトセンサ(SE4)が設置され、この中間
収容部(90)に用紙が収容されているか否かを検出す
る。
用紙がこの中間収容部(90)へ収容されたときの用紙
載置面は前記ベースプレート(100)、保持板(110)、
ガイドフレーム(98)にて構成される。
下端規制板(140)は、収容された用紙の下端(収容
方向先端)を規制するためのもので、フレーム(131)
に固定されたギヤードモータ(M2)のプーリ(141)と
フレーム(131)に回転自在に装着したプーリ(142)と
の間に張設されたタイミングベルト(143)に固定さ
れ、ギヤードモータ(M2)の正逆回転に基づいてフレー
ム(131)の傾斜面に沿って上下動可能であり、収容さ
れる用紙のサイズに応じた高さに位置決めされる。本実
施例ではB5サイズの横通し、A4サイズの横通しと縦通
し、B4サイズとA3サイズの縦通しを中央基準で通紙する
様に構成されている。第2図中実線で示す位置が最小サ
イズであるB5サイズ横通しの場合の規制位置であり、下
端規制板(140)はこの位置をホームポジションとして
モータ(M2)を駆動することにより用紙サイズに対応し
た位置に移動する。この様に下端規制板(140)を用紙
サイズに合わせて移動させるのは、収容された用紙の上
端高さを再給紙に備えて一定とするためであり、その上
端高さは第11a図〜第11c図に示す様に、用紙上端が再給
紙ローラ(161)に掛かる位置とされている。
ここで、第13図を参照して下端規制板(140)の駆動
機構について説明する。
下端規制板(140)はスライド部材(144)を介してタ
イミングベルト(143)に止着され、スライド部材(14
4)はフレーム(131)の傾斜面に形成したスリットにて
上下方向にガイドされる。この突片(144a)は下端規制
板(140)が最上段のホームポジションに位置している
とき、フォトセンサ(SE7)の光軸を遮光し、これにて
下端規制板(140)の位置が検出されることとなる。出
力プーリ(141)はギヤードモータ(M2)の軸(145)に
固定され、アイドルプーリ(142)はフレーム(131)に
ブラケット(146)を介して支軸(147)にて回転自在に
支持されている。タイミングベルト(143)は前述の如
くこのプーリ(141),(142)に張設されている。
ギヤードモータ(M2)は、第14a図〜第14d図に示す様
に、モータ本体の出力軸に固定されたウオームギヤ(14
8a)とパルス円盤(149)、ウオームギヤ(148a)と噛
合するはすばギヤ(148b)、はすばギヤ(148b)と同軸
上に固定された中間ギヤ(148c)、この中間ギヤ(148
c)と噛合する様にプーリ軸(145)に回転可能に支持さ
れたギヤ(148d)とで構成されている。モータ本体の回
転力は各ギヤ(148a)〜(148d)を介して出力プーリ
(141)に伝達される。このギヤードモータ(M2)は駆
動系にウオームギヤ(148a)とはすばギヤ(148b)とい
う減速機構を採用したため、負荷が作用している状態
で、つまり用紙が下端規制板(140)上に載せられてい
る状態でギヤードモータ(M2)への通電がオフされた場
合でも用紙の重量によって下端規制板(140)が下方へ
ずれることはない。
一方、ストッパ(140)の移動量は、出力軸に設けた
パルス円盤(149)の回転をフォトセンサ(SE8)(第13
図参照)がカウントすることで検出される。また、下端
規制板(140)の移動速度は、下端規制板(140)がどの
位置にあっても、複写機本体(1)において給紙動作が
開始されてから排出される用紙の後端が収容ローラ対
(116)を通過するまでの間に、用紙サイズに対応した
規制位置まで移動可能とされている。従って、下端規制
板(140)を所定の規制位置へ移動させるために給紙動
作を遅延させる必要がなく、複写効率を低下させること
はない。
パドルホイール(117)は、回転軸に可撓性を有する
複数枚の羽根板を放射方向に取り付けたもので、矢印
(d)方向に回転駆動可能とされ、収容ローラ対(11
6)からこの中間収容部(90)へ送り込まれた用紙に対
して補助的な搬送力を付与する。また、パドルホイール
(117)の先端はガイドフレーム(98)に対して所定の
間隔を保持しており、用紙の収容枚数が少なくて通紙抵
抗が小さいときには必要以上に用紙に搬送力を付与せ
ず、用紙に“しわ”等が発生することを防止する。そし
て、一定枚数以上の用紙が収容された後は収容枚数の増
加に従って強く圧接し、収容枚数の増大に応じて強い搬
送力を付与することになる。一方、以下に説明する再給
紙時において、このパドルホイール(117)は用紙が一
定枚数以下になれば用紙と接触することはなく、パドル
ホイール(117)による通紙抵抗は消滅する。
第1ガイド部材(151),(152)は比較的剛性を有す
る針金からなり、上部はガイドフレーム(97),(98)
に保持され、下部はフレーム(113)の下端に設けたホ
ルダ(132)に保持されている。第8図に示す如く、内
側の第1ガイド部材(151),(151)は下端規制板(14
0)のスリット(140a),(140a)に挿通され、外側の
第1ガイド部材(152),(152)は下端規制板(140)
の外側に位置し、共に下方へ延びるに従って外方に広げ
られている(第10図参照)。
第2ガイド部材(153),(153)は弾性を有する線材
からなり、上部はガイドフレーム(97)に保持され、下
端規制板(140)のスリット(140b),(140b)に挿通
され、用紙の略中央部分をガイドする位置に設置され、
全体的に収容された用紙の厚さ方向に移動自在である。
これらのガイド部材(151),(152),(153)は通
紙抵抗及び静電吸着力を少なくするために線材にて構成
され、収容された用紙が下端規制板(140)から滑り落
ちるのを防止すると共に、収容をスムーズに行ない、用
紙の座屈を防止する機能を有している。具体的には、第
7図に示す如く、B5サイズで横通しの用紙に対しては、
下端規制板(140)が第2図中実線位置にセットされて
いるため、第1ガイド部材(151),(152)は実質的に
用紙に対して作用しない。一方、第2ガイド部材(15
3),(153)は用紙が収容されていないときは(a)位
置にあり、収容可能な用紙量の厚さよりフレーム(98)
と第2ガイド部材(153)との隙間が狭くなる様に設定
されている。そして、用紙が収容されるに従って外方に
後退する。(b)位置はこの後退時を示す。また、一点
鎖線で示す用紙(S1),(S1)はそれぞれ表裏面側にカ
ールした状態を示す。
第8図、第9図はそれぞれA4サイズ横通しの用紙、A3
サイズ縦通しの用紙の収容状態を示す。また、第1ガイ
ド部材(152)は第10図に示す様に途中から外方に広げ
られていることから、A3サイズ縦通しの用紙に対しても
両側部分を規制し、第2ガイド部材(153),(153)と
協働して用紙に腰を付け、大きくカールした用紙(S
2),(S3)でも確実に収容させ、座屈を防止する。
用紙押さえ部材(120)は、第3図、第5図に示す様
に、両側に位置するアーム(121),(121)、このアー
ム(121),(121)の先端に取り付けた押さえ板(12
2)、以下に説明する再給紙ローラ(161)に対応する位
置で押さえ板(122)に固定したローラ押さえ板(12
3)、略中央部分に位置する座屈矯正アーム(125)から
構成されている。この押さえ部材(120)はアーム(12
1),(121)を支持する支軸(124)を介してガイドフ
レーム(95)に回動可能に装着され、ソレノイドのオ
ン,オフにより第2図中実線位置と一点鎖線位置の間で
回動する。座屈矯正アーム(125)は保持板(110)側に
傾斜し、中段部(125a)で折れ曲がった形状をなし、こ
の中段部(125a)が収容された用紙を規制し、その座屈
を矯正する様になっている。さらに、座屈矯正アーム
(125)は収容途中にある用紙が接触することで用紙に
対する収容方向の腰を付ける作用をも奏する。
ところで、押さえ部材(120)をその支軸(124)を介
して保持するガイドフレーム(95)は、第5図に示す様
に、一端に設けた支軸(96)を支点として矢印(j)方
向に回動し、中間収容部(90)の上部を開放可能とさ
れ、この開放動作に伴って押さえ部材(120)も中間収
容部(90)から退避可能とされている。また、アーム
(121)とガイドフレーム(95)との間には支軸(124)
に巻回したねじりコイルばね(126)が介在され、押さ
え部材(120)を第2図中実線位置(ホームポジショ
ン)へ付勢している。さらに、アーム(121)に突設さ
れた突片(121a)(第3図参照)はフォトセンサ(SE
5)の光軸を遮光可能であり、このフォトセンサ(SE5)
のオン,オフにて押さえ部材(120)がホームポジショ
ンに退避しているか、用紙後端部を押圧する位置へ駆動
されているかを検出する。
次に、第6図を参照して押さえ部材(120)の駆動機
構について説明する。
駆動源は収容再給紙ユニット(40)の搬送系を駆動す
るメインモータとし、このメインモータの回転力はタイ
ミングベルト(180)によってプーリ(181)へ伝達さ
れ、プーリ(181)は矢印(v)方向へ回転駆動され
る。支軸(182)にはラチェットホイール(183)、カム
(184)が図示しないスプリングクラッチを介してプー
リ(181)と一体的に回転可能に装着されている。ラチ
ェットホイール(183)、カム(184)の外周面にはそれ
ぞれ係止部(183a),(183b),(184a),(184b)
[なお、(183b)は第6図において図示されず]が形成
されている。一方、ソレノイド(SL3)は一端(185a)
を支点として回動可能なレバー(185)を有し、オフ状
態にあってはレバー(185)が矢印(w)方向へ回動
し、爪部(185b)が係止部(183a),(184a)又は(18
3b),(184b)へ係合し、ラチェットホイール(18
3)、カム(184)の回転を停止させる。そして、押さえ
部材(120)を駆動するときのみ、ソレノイド(SL3)が
瞬間的にはオンされ、ラチェットホイール(183)、カ
ム(184)が180゜回転する。
一方、押さえ部材(120)の支軸(124)と同軸上に設
置された支軸(186)には、駆動板(187),(188)の
下端が回動自在に取り付けられている。駆動板(18
7),(188)は支軸(186)に巻回したねじりコイルば
ね(189)にて互いの間隔を狭くする方向に付勢され、
一方の駆動板(187)の先端に設けたピン(190)と他方
の駆動板(188)の先端側部とが圧接している。駆動板
(187)は両端がピン(190),(191)で結合されたリ
ンク(192)を介して前記カム(184)の周部と連結され
ている。また、駆動板(188)の先端はスライドピン(1
93)が軸受(194)を介して軸方向にスライド自在に装
着されている。スライドピン(193)の端部にはその軸
線と直交方向に設けたピン(196)を介してローラ(19
5),(195)が回転自在に取り付けられている。スライ
ドピン(193)には、駆動板(188)とスライドピン(19
3)に固定したフランジ(197)との間で圧縮コイルばね
(198)が装着されている。このばね力にてスライドピ
ン(193)、ローラ(195),(195)はアーム(121)側
に付勢され、ローラ(195),(195)はアーム(121)
の背部(121b)側に位置する。
以上の構成において、カム(184)の係止部(184a)
がレバー(185)の爪部(185b)に係止されていると
き、駆動板(187),(188)は矢印(f)とは反対方向
に回動した位置にセットされる。押さえ部材(120)は
ねじりコイルばね(126)の付勢力で矢印(f)とは反
対方向に付勢され、アーム(121)の背部(121b)がロ
ーラ(195),(195)に当接した位置、即ちホームポジ
ションに退避している。ソレノイド(SL3)がオンさ
れ、レバー(185)が係止部(184a)への係止を解除す
ると、カム(184)が180゜矢印(v)方向に回転すると
共に、駆動板(187)が矢印(f)方向に強制的に回動
し、ねじりコイルばね(189)で連結されている駆動板
(188)も追随して矢印(f)方向に回動する。同時
に、アーム(121)の背部(121b)がローラ(195),
(195)にて押圧され、押さえ部材(120)も矢印(f)
方向に回動し、中間収容部(90)へ送り込まれた用紙の
後端部をベースプレート(100)側に押圧する。この押
圧位置は、レバー(185)の爪部(185b)がカム(184)
の係止部(184b)に係合することで保持される。さら
に、いま一度ソレノイド(SL3)がオンされることで駆
動板(187),(188)、押さえ部材(120)がホームポ
ジションに復帰する。即ち、押さえ部材(120)はソレ
ノイド(SL3)をオンするごとに押圧位置、ホームポジ
ションの間を回動する。但し、この間メインモータは駆
動源として回転駆動されている必要がある。
ところで、以上の動作を可能とするため、駆動板(18
7),(188)間に結合力を付与するねじりコイルばね
(189)のばね力は、押さえ部材(120)に復帰力を付与
するねじりコイルばね(126)のばね力よりも強く設定
されている。さらに、ねじりコイルばね(189)のばね
力は、以下に詳述する再給紙時にも押さえ部材(120)
にて用紙の上端部を押圧することから、復帰用ねじりコ
イルばね(126)の抗力をも考慮し、用紙の再給紙を可
能とする程度に用紙の上端部を再給紙ローラ(161)へ
押圧する力となる様に設定される必要がある。また、中
間収容部(90)へ収容されている用紙の枚数が多くなる
と押さえ部材(120)の矢印(f)方向への移動量が少
しずつ小さくなる。このとき、ピン(190)と駆動板(1
88)との間隙が拡張されると共に、ねじりコイルばね
(189)のばね力も増加し、結果的に用紙に対する押さ
え部材(120)の押圧力が増加する。
この様に、用紙収容量に比例して押さえ部材(120)
の駆動量が減少すると共に、その押圧力が増加すること
は、駆動負荷を常時一定とし、以下に説明する再給紙時
の給紙圧を用紙の収容量に応じて自動的に調整し、良好
な再給紙動作が達成されることとなる。即ち、略垂直状
態に収容されている用紙を1枚ずつ分離して給送する場
合、用紙の収容量が多くなる程給紙抵抗が大きくなる。
しかし、ねじりコイルばね(189)の作用で収容量の増
加に伴って再給紙ローラ(161)への圧接力が大きくな
るため、用紙収容量に応じた適正な給紙圧が自動的に設
定されることとなる。
一方、押さえ部材(120)は、第5図で説明した様
に、ガイドフレーム(95)と共に矢印(j)方向に回動
し、中間収容部(90)を開放可能である。この開放時
に、アーム(121)の背部(121b)がローラ(195),
(195)を押圧し、スライドピン(193)と共に圧縮コイ
ルばね(198)のばね力に抗して駆動板(188)側に移動
させる。これにて、アーム(121)とローラ(195),
(195)との係合が自動的に解除される。一方、押さえ
部材(120)が閉じられるとき、ローラ(195),(19
5)はアーム(121)に形成された傾斜面(121c)を摺動
しつつ背部(121b)に係合する。なお、この再係合を確
実なものとするため、押さえ部材(120)がガイドフレ
ーム(95)と共に閉じられた場合は、ソレノイド(SL
3)を一度オンさせる。これにて、もし、再係合が不完
全であったときでも、ローラ(195),(195)が傾斜面
(121c)から背部(121b)に確実に回り込むこととな
る。
また、この中間収容部(90)の入口部にはガイドフレ
ーム(91)に取り付けたセパレータ(93)、ガイドフレ
ーム(95)に取り付けた除電ブラシ(99)が位置してい
る。セパレータ(93)はガイドフレーム(91)に回転自
在に軸支され、自重によって垂直方向に垂下している。
このセパレータ(93)は収容されつつある用紙の両側部
をガイドすると共に、収容された用紙の収容方向後端部
(収容時上端部)をベースプレート(100)側に規制し
て用紙入口部が閉塞されるのを防止する機能を有する。
そのため、第3図に示す如くセパレータ(93)は収容ロ
ーラ対(116)の間に位置している。また、前記押さえ
板(122)のセパレータ(93)に対向する部分には切欠
き(122a)が形成され、互いの干渉を防止している。
サイド規制板(105),(105)は、第3図に示す様
に、保持板(110)上で用紙の幅方向に移動可能とさ
れ、保持板(110)の裏側で正逆回転可能なステッピン
グモータ(M1)と連結されている。即ち、このサイド規
制板(105),(105)はステッピングモータ(M1)を正
逆駆動することにより用紙の幅方向に移動し、最大サイ
ズの用紙両側よりも若干外側をホームポジションとし、
この位置から各用紙サイズに対応した側部規制位置に移
動する。
ところで、サイド規制板(105),(105)を保持する
保持板(110)はベースプレート(100)に対して用紙の
幅方向に取付け位置を微調整可能とされている。即ち、
保持板(110)にはビス(112)を締め付けるための用紙
の幅方向に延在するスリット(111)が形成され、この
スリット(111)の長さの範囲で幅方向に固定位置を微
調整され、これに連動してサイド規制板(105),(10
5)の位置も微調整される。この調整は用紙に形成され
る1回目と2回目の画像の幅方向のずれを補正するため
のもので、特に同一面に2回にわたって画像が形成され
る合成複写に際して有効である。
次に、用紙収容動作について説明する。
まず、準備動作として、下端規制板(140)が収容さ
れる用紙サイズに対応した位置まで移動し、サイド規制
板(105),(105)が用紙の両側に対応した位置まで移
動する。同時に、押さえ部材(120)が第2図、第11a図
の実線位置にセットされ、収容ローラ対(116)、パド
ルホイール(117)が回転駆動される。
前記通紙切換え部(60)によって通紙方向を切り換え
られ、搬送ローラ対(76)から下方に搬送されてきた用
紙は収容ローラ対(116)にて搬送力を付与され、除電
ブラシ(99)で除電されつつ中間収容部(90)へ送り込
まれる。まず、センサ(SE2)で用紙の先端が検出され
ると、サイド規制板(105),(105)が用紙の両側規制
位置より若干外方へ退避する。用紙はセパレータ(93)
でガイドされつつ中間収容部(90)へ搬入される(第11
a図参照)。そして、収容途中の用紙の後端がセンサ(S
E2)で検出されてから所定時間後、サイド規制板(10
5),(105)が用紙の両側に対応する位置まで移動し、
用紙を幅方向に整合させる。さらに、押さえ部材(12
0)が矢印(f)方向に第2図中一点鎖線位置まで回動
し、用紙の後端部をベースプレート(100)側に押圧す
る(第11b図、第11c図参照)。このとき、用紙の後端部
は第11b図に示す如くセパレータ(93)を矢印(e)方
向に回動させ、いわばセパレータ(93)を押しのけてベ
ースプレート(100)内に移動する。セパレータ(93)
は用紙後端が外れると、直ちに自重によるモーメントで
矢印(e′)方向へ回動し、押さえ板(122)の切欠き
(122a)を通過して垂直位置に復帰する(第11c図参
照)。
ところで、サイド規制板(105),(105)が用紙の両
側規制位置に移動するタイミングは用紙の先端が下端規
制板(140)の上面に到達するタイミングより微小時間
経過後に設定されている。また、押さえ部材(120)が
用紙の後端部を押圧する(一点鎖線位置へ到達する)タ
イミングはサイド規制板(105),(105)が用紙の両側
規制位置に到達するタイミングより微小時間経過後に設
定されている。以上のタイミング制御によって、用紙は
まず垂直方向に整合され、次に幅方向に整合され、最後
に後端部をベースプレート(100)側に移動され、良好
な整合状態を得ることができる。また、押さえ部材(12
0)の中央部に位置するアーム(125)の中段部(125a)
が押圧動作に連動して用紙が収容される都度、用紙を保
持板(110)側に付勢し、座屈を矯正し、用紙を平滑状
態に保つ。
1枚目の用紙が収容されると、まず、押さえ部材(12
0)が実線位置へ退避し、次の用紙の先端がセンサ(SE
2)にて検出されると、再びサイド規制板(105),(10
5)が外方に退避し、以後前記1枚目の用紙収容と同様
のタイミングでサイド規制板(105),(105)、押さえ
部材(120)が駆動される。
なお、以上の制御については後に詳述する。
ところで、第11a図に示す様に、押さえ部材(120)が
押圧位置から退避しているとき、収容されている用紙の
後端部はセパレータ(93)にて規制され、中間収容部
(90)の用紙入口部を閉塞するのを防止される。これに
て、後続の用紙の先端が既に収容されている用紙の後端
と衝突して紙詰まりを生じたり、収容済み用紙の間に送
り込まれてページ揃えが不順となる不具合が防止され
る。また、このセパレータ(93)は前述の如く、用紙収
容時にはガイド板としても機能し、用紙が大きくカール
している場合でも確実な収容を保障する。従って、用紙
のカールを考慮して中間収容部(90)の上部を大きなス
ペースとする必要もなくなる。
さらに、本実施例ではセパレータ(93)と同様の機能
を有する側部ストッパ(106),(106)をサイド規制板
(105),(105)に設けている。この側部ストッパ(10
6),(106)は、第3図に示す様に、傾斜面(106a)と
規制面(106b)と突片(106c)とを有し、サイド規制板
(105),(105)の上部に形成した切欠きにピン(10
7)を支点として回動自在に装着され、図示しないスプ
リングで矢印(g)方向に付勢され、突片(106c)がサ
イド規制板(105)に外方から当接することで位置決め
されている。
収容時、用紙は側部ストッパ(106),(106)の傾斜
面(106a),(106a)側を通過し、前記押さえ部材(12
0)が矢印(f)方向に回動して用紙の後端部を押圧し
た際、用紙が傾斜面(106a)を押圧することで矢印
(g)とは反対方向に退避し、用紙後端部がこの側部ス
トッパ(106),(106)を乗り越えて保持板(110)側
に移動する。用紙が乗り越えると直ちにスプリング力で
矢印(g)方向に回動、復帰し、規制面(106b)にて収
容された用紙の後端側部を規制する。
第4図に示す如く、側部ストッパ(106)の規制面(1
06b)の幅方向長さ(m)は、用紙収容時におけるサイ
ド規制板(105)の往復移動距離を(n)、スリット(1
11)による保持板(110)の調整範囲を(1)とする
と、幅方向長さ(m)は、 m>(n+1)/2 の関係を満足する様に設定されている。これにて、保持
板(110)を(1)の範囲で移動させ、サイド規制板(1
05),(105)の位置を微調整したとしても、サイド規
制板(105),(105)が収容時外方に退避したときにお
いて、収容されている用紙の両側は規制面(106b),
(106b)に係合し、傾斜面(106a),(106a)側に戻る
こと、即ち、用紙後端が用紙入口部を閉塞するおそれは
ない。以上の機能はセパレータ(93)、側部ストッパ
(106)それぞれ単独でも十分に有する。しかし、本実
施例の如く両者を併用することで、多種多様なサイズの
用紙及び多様な形状のカールに対応してより確実な収容
が可能となる。
(再給紙部の構成と動作) 再給紙部(160)は、前記中間収容部(90)に収容さ
れた第1面複写済み用紙に対して再給紙信号が発せられ
ると、収容されてきた順に用紙を複写機本体(1)の再
給紙通路(30)へ1枚ずつ再給紙するためのものであ
る。
詳しくは、第2図に示す様に、中間収容部(90)の用
紙載置面を兼ねたベースプレート(100)、クラッチに
て間欠的に回転駆動される再給紙ローラ(161)と分離
ローラ(163)、この分離ローラ(163)に圧接するウレ
タンゴム製の分離パッド(165)、クラッチにて間欠的
に回転駆動されるレジストローラ対(170)等にて構成
されている。再給紙通路(30)への用紙通路はガイドフ
レーム(91)のガイド面(91b)とガイド板(94)とで
構成され、レジストローラ対(170)の直前にはアクチ
ュエータ(179)を有するフォトセンサ(SE3)が設置さ
れている。また、ガイドフレーム(91)は紙詰まり処理
等に再給紙通路を開放するために支軸(92)を支点とし
て矢印(i)方向へ回動可能とされている。
再給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)は用紙との
間の摩擦力にて搬送力が付与するもので、分離パッド
(165)が分離ローラ(163)に圧接することで用紙の重
送が防止されるのは次の理由による。分離ローラ(16
3)と用紙との間の摩擦力(μ1)は用紙間の摩擦力
(μ2)よりも大きく設定されている。また、分離パッ
ド(165)と用紙との間の摩擦力(μ3)は用紙間の摩
擦力(μ2)よりも大きく設定されてはいるが、分離ロ
ーラ(163)と用紙との間の摩擦力(μ1)よりは小さ
く設定されている。即ち、 μ1>μ2 μ1>μ3>μ2 で表わされる関係に設定されていることによる。
ここで、用紙の再給紙動作について第12a図、第12b
図、第12c図を参照して説明する。
再給紙のための複写信号が発信されると、まず、押さ
え部材(120)が駆動されて用紙の上端部を押圧する
(第12a図参照)。この押圧タイミングから微小時間経
過後、再給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)が矢印
(h)方向に回転駆動され、再給紙ローラ(161)に接
触している用紙を上方に送り出す(第12b図参照)。分
離ローラ(163)と分離パッド(165)のニップ部へ到達
した用紙は、もし複数枚の用紙が送り出されれば、前記
摩擦力(μ1),(μ2),(μ3)の関係にて分離ロ
ーラ(163)に接触する1枚の用紙のみが、レジストロ
ーラ対(170)へ搬送される。用紙の先端がセンサ(SE
3)にて検出され、所定時間が経過するレジストローラ
対(170)が回転駆動される。レジストローラ対(170)
が回転駆動されるまで、用紙の先端部分はレジストロー
ラ対(170)のニップ部に当接して微小量のループを形
成される(第12c図参照)。このため、ベースプレート
(100)の上部には凹所(100a)が形成されている。ま
た、押さえ部材(120)は用紙の先端がセンサ(SE3)に
て検出されたとき後方へ退避し、これによって、分離ロ
ーラ(163)と分離パッド(165)のニップ部に残ってい
る用紙が落下し、元の収容位置へ戻される(第21d図参
照)。
前述のタイミングでレジストローラ対(170)が回転
駆動された後、用紙はレジスローラ対(170)からの搬
送力で上方へ搬送され、ガイド面(91b)、ガイド板(9
4)でガイドされつつ、複写機本体(1)の再給紙通路
(30)へ送り込まれる。再給紙ローラ(161)、分離ロ
ーラ(163)の回転駆動は、レジストローラ対(170)が
回転駆動されてから微小時間経過後に一旦停止される。
但し、これらのローラ(161),(163)はその駆動軸と
の間に一方向ベアリングが介在されていることにより、
用紙の搬送に従動して回転する。
2枚目以降の用紙に対する給紙動作は、まず再給紙さ
れていく用紙の先端がセンサ(SE3)にて検出されてか
ら用紙の長さに所定量の長さ(余裕長さ)を加えた長さ
分だけ搬送される時間経過後、押さえ部材(120)が再
駆動されて用紙先端部を押圧する。次に、再給紙されて
いく用紙の後端がセンサ(SE3)にて検出されると、再
給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)が再度回転駆動
され、前述の1枚目の用紙と同様の動作が繰り返され
る。
中間収容部(90)内の全ての用紙が再給紙されたこと
がセンサ(SE4)にて検出されると、下端規制板(140)
及びサイド規制板(105),(105)がそれぞれホームポ
ジションへ復帰する。
なお、この様な制御については後に詳述する。
[制御回路] ここで、以上の構成、動作からなる収容再給紙ユニッ
ト(40)の制御回路について第19図を参照して説明す
る。
制御はマイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)(3
00)を中心として行なわれる。CPU(300)にはカウンタ
(301)、レジスタ(302)、メモリ(303)等が内蔵さ
れ、複写機本体(1)のCPU(310)と通信可能とされて
いる。カウンタ(301)は下端規制板(140)の移動を制
御するために使用され、センサ(SE8)からのギヤード
モータ(M2)の回転パルスのカウント信号が入力され
る。
また、各入力ポートにはセンサ(SE1)〜(SE7)から
のオン,オフ信号が入力される。センサ(SE1)〜(SE
4)はそれぞれのアクチュエータで遮光されて用紙を検
出していない状態のときオフ信号を発し、用紙を検出す
ればオン信号に切り換わる。センサ(SE5)〜(SE7)は
それぞれの検出体で遮光されているときオン信号を発
し、遮光が解除されるとオフ信号に切り換わる。
一方、各出力ポートからは各部材を駆動するソレノイ
ド、クラッチ、モータへオン,オフ信号が出力される。
ソレノイド(SL1)はオンのとき切換え爪(70)を一点
鎖線位置へ切り換わる。ソレノイド(SL2)はオンのと
き切換え爪(73)を実線位置へ切り換える。ソレノイド
(SL3)はオンされるごとに押さえ部材(120)を用紙押
圧位置及び退避位置(ホープポジション)へ駆動する。
ソレノイド(SL4)はオンのとき排出ローラ対(75)を
逆転に切り換える。また、クラッチ(CL1)はオンのと
き再給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)に駆動力を
伝達する。クラッチ(CL2)はオンのときレジストロー
ラ対(170)への駆動力の伝達を断つ。
[制御手順] 次に、CPU(300)にて実行される収容再給紙ユニット
(40)の制御手順について第20図〜第37図を参照して詳
述する。ところで、以下の説明において、オンエッジと
はスイッチ、センサ、信号等がオフ状態からオン状態に
切り換わることを意味し、オフエッジとはスイッチ、セ
ンサ、信号等がオン状態からオフ状態に切り換わること
を意味する。
第20図はCPU(300)のメインルーチンを示す。
CPU(300)にリセットが掛かり、プログラムがスター
トすると、ステップ(S1)でランダムアクセスメモリ
(303)のクリア、レジスタ(302)等のイニシャライズ
及び各装置を初期モードにするための初期設定を行な
う。次に、ステップ(S2)で複写機本体(1)のCPU(3
10)と初期通信を実行し、ステップ(S3)で収容再給紙
ユニット(40)の制御で必要とする通信データを受け取
ったことが確認されると、ステップ(S4)でシステムス
ピード換算のサブルーチンを処理する。このステップ
(S4)では前記ステップ(S2)で通信された複写機本体
(1)のシステムスピード(用紙搬送速度)を読み取
り、このデータを内部タイマ1カウント当りの用紙搬送
量に換算する。
次に、ステップ(S5)で内部タイマをスタートさせ
る。この内部タイマはステップ(S1)でセットされてお
り、CPU(300)のメインルーチンの処理時間を定めるた
めのもので、後述する各サブルーチンでのタイマの1カ
ウントの基準となる。
次に、ステップ(S6)でジャムフラグが「0」か否か
を判定する。ジャムフラグは以下に説明する様に、ユニ
ット(40)内で用紙の紙詰まりが発生すると「1」にセ
ットされる[ステップ(S346)参照]。従って、「1」
にセットされていれば直ちにステップ(S10)へ移行
し、「0」にリセットされていれば、ステップ(S7)〜
(S10)の各サブルーチンを順次コールし、全てのサブ
ルーチンの処理が終了すると、ステップ(S11)で前記
内部タイマの終了を待ってステップ(S5)へ戻る。
一方、複写機本体(1)のCPU(310)から割込み要求
があると、ステップ(S15)で通信内容に基づいた割込
み処理を実行する。また、内部カウンタ(301)からの
割込み要求があると、ステップ(S18)で下端規制板(1
40)の停止処理を実行する。この停止処理については後
述する。
第21図はメインルーチンのステップ(S4)で処理され
るシステムスピード換算のサブルーチンを示す。
ここでは、本収容再給紙ユニット(40)が設置される
複写機本体のシステムスピードが多様であり、ユニット
(40)の用紙搬送速度もシステムスピードに合わせる様
に調整されることに鑑み、ユニット(40)での制御タイ
ミングを用紙搬送速度と同期させるための換算を行な
う。
具体的には、ステップ(S20)で本体のシステムスピ
ード値(A)をセットし、ステップ(S21)でCPU(30
0)の内部タイマ値(B)をセットする。次に、ステッ
プ(S22)でA/Bを演算し、ステップ(S23)でこの値を
メモリに(Dspeed)として格納する。
例えば、内部タイマ値(B)が1msecで一定とする
と、本体システムスピード値(A)が100mm/secである
と、(Dspeed)は0.1mm/countとなり、内部タイマの1
カウントで用紙は0.1mm移動することとなる。
ここで、第22図に基づいて各サブルーチンのタイマを
前記(Dspeed)を基準としてセットする処理について説
明する。ここでの処理は各サブルーチンでの全てのタイ
マのセットにつき実行される。
まず、ステップ(S30)でHLレジスタにタイマアドレ
スを代入する。タイマアドレスとはここで設定するタイ
マの値を格納するメモリ上の番地を意味する。次に、ス
テップ(S31)でBCレジスタに変更する長さを代入し、
ステップ(S32)でBCレジスタの値を前記(Dspped)で
割り、この値をEAレジスタに代入する。即ち、変更する
長さが100mmで(Dspeed)が前述の0.1mm/countであれ
ば、EAレジスタに代入される内容は1000となる。即ち、
ここでは内部タイマが1000カウントしたとき用紙が100m
m搬送されたことを意味する。次に、ステップ(S33)で
EAレジスタの内容をHLレジスタで示すアドレスにストア
する。
(用紙収容時の制御) 第23図はメインルーチンのステップ(S7)で処理され
る両面/合成コントロールのサブルーチンを示す。
ここでは、両面コピーモード,合成コピーモードに応
じて切換え爪(70),(73)、下端規制板(140)、サ
イド規制板(105),(105)等をコントロールし、複写
機本体(1)から排出された第1面コピー済み用紙を1
枚ずつ中間収容部(90)へ収容する処理を実行する。
このサブルーチンはステップ(S40)〜(S43)の各サ
ブルーチンで構成され、ステップ(S40)では収容ステ
ートカウンタのカウント値に応じて待機中、コピー開
始、終了の状態をコントロールする。ステップ(S42)
では押さえ部材(120)の動作をコントロールし、ステ
ップ(S43)ではサイド規制板(105),(105)の動作
をコントロールする。なお、ステップ(S41)の切換え
爪コントロール、ステップ(S43)のサイド規制板コン
トロールの各サブルーチンの詳細については省略する。
第24図は前記ステップ(S40)で処理される収容ステ
ートコントロールのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S50)で収容ステートカウンタのカ
ウント値をチェックする。収容ステートカウンタは初期
設定で“0"にリセットされており、“0"であれば、ステ
ップ(S51)でセンサ(SE4)がオフか否か、即ち中間収
容部(90)に用紙が残されているか否かを判定する。セ
ンサ(SE4)がオフで用紙が残されていなければ、ステ
ップ(S52)で規制板(105),(105),(140)をホー
ムポジションへ戻し、ステップ(S53)で紙有りフラグ
を「0」にリセットし、ステップ(S55)へ移行する。
センサ(SE4)がオンで用紙が残されていれば、ステッ
プ(S54)で紙有りフラグを「1」にセットし、ステッ
プ(S55)へ移行する。ステップ(S55)では収容ステー
トカウンタを“1"にセットする。
ステップ(S56)で収容ステートカウンタが“1"にセ
ットされていると判定されると、ステップ(S57)でプ
リントスイッチがオンエッジか否かを判定する。プリン
トスイッチのオン信号は本体CPU(310)からCPU(300)
へ割込み処理にて通信される。プリントスイッチがオン
エッジであればステップ(S58)でそのとき実行される
コピーモードが両面モード又は合成モードであるか否か
を判定し、いずれのモードでもなければ用紙の収容は行
なわれず、ステップ(S61)へ移行する。両面モード、
合成モードのいずれかを実行するのであれば、ステップ
(S59)で前記紙有りフラグが「0」にリセットされて
いることを確認のうえ、ステップ(S60)で規制板(10
5),(105),(140)を用紙サイズに対応した位置へ
移動させ、ステップ(S61)へ移行する。ステップ(S6
1)では収容ステートカウンタを“2"にセットする。
前記ステップ(S50),(S56)でいずれもNOと判定さ
れると、ステップ(S62)で複写機本体(1)でのコピ
ー処理が終了したか否かを判定する。コピー終了信号は
割込み処理にてCPU(300)へ通信され、コピー終了であ
ればステップ(S63)で収容ステートカウンタを“0"に
リセットし、このサブルーチンを終了する。
第25図は前記ステップ(S52)で処理される規制板(1
05),(105),(140)を初期位置(ホームポジショ
ン)へ戻すためのサブルーチンを示す。
ここでは、ステップ(S70)でサイド規制板(105),
(105)を初期位置へ復帰させ、ステップ(S71)で下端
規制板(140)を初期位置へ復帰させ、ステップ(S72)
で規制板(105),(105),(140)のいずれもが初期
位置へ戻ったことが確認されると終了する。
下端規制板(140)を復帰させるステップ(S71)での
処理は以下の第26図に詳述する。サイド規制板(10
5),(105)を復帰させる処理の詳細は説明を省略する
が、基本的にはこの第26図の処理と同様である。
そこで、第26図に従ってステップ(S71)での下端規
制板初期位置復帰の処理を説明する。ここでは、下端規
制板(140)を高速の第1の速度でホームポジションま
で上昇させ、次に第1の高速の半分の第2の速度で一旦
ホームポジションより下降させ、最後に第2の速度でホ
ームポジションへ復帰、停止させる。
まず、ステップ(S80)でホームセットフラグが
「0」か否か、ステップ(S81)でファーストホームチ
ェックフラグが「0」か否かを判定する。ホームセット
フラグは下端規制板(140)が最終的にホームポジショ
ンへセットされたとき「1」にセットされ、ファースト
ホームチェックフラグは下端規制板(140)が一旦ホー
ムポジションまで移動されたときに「1」にセットされ
る。ステップ(S80),(S81)でいずれもYESと判定さ
れると、ステップ(S82)でセンサ(SE7)がオンか否
か、即ち、下端規制板(140)がホームポジションに位
置しているか否かを判定し、オフであればステップ(S8
7)でモータ(M2)を上昇方向へ駆動し、下端規制板(1
40)を上昇させる。センサ(SE7)がオンし、下端規制
板(140)が一旦ホームポジションへ位置したことが確
認されると、ステップ(S83)でモータ(M2)を停止さ
せ、ステップ(S84)でBレジスタに“40"を代入する。
Bレジスタに代入される“40"はモータ(M2)の回転パ
ルス検出センサ(SE8)のカウント値である。次に、ス
テップ(S85)で下端規制板下降処理のサブルーチンを
実行し、ステップ(S86)でファーストホームチェック
フラグを「1」にセットする。
次に、前記ステップ(S81)でファーストホームチェ
ックフラグが「1」であると判定されると、ステップ
(S88)で位置決め完了フラグが「1」か否かを判定す
る。この位置決め完了フラグは以下に説明する割込み処
理で下端規制板(140)が一旦ホームポジションより所
定量下降したとき「1」にセットされる[ステップ(S1
35)参照]。従って、このフラグが「1」にセットされ
ていれば、ステップ(S89)でホームポジションセンサ
(SE7)がオンエッジでないことを確認のうえ、ステッ
プ(S94)でハーフスピードリクエストフラグを「1」
にセットし、ステップ(S95)でモータ(M2)を上昇方
向に駆動する。これにて下端規制板(140)が低速の第
2の速度でホームポジションへ向かって上昇し、ステッ
プ(S89)でホームポジションセンサ(SE7)がオンエッ
ジであると判定されると、ステップ(S90)でモータ(M
2)を停止させる。同時に、ステップ(S91)でホームセ
ットフラグを「1」にセットしてこのステップ(S71)
のサブルーチンの実行を禁止し、ステップ(S92)でハ
ーフスピードリクエストフラグを「0」にリセットし、
ステップ(S93)でファーストホームチェックフラグを
「0」にリセットする。
第27図は前記ステップ(S60)で実行される規制板移
動の処理のサブルーチンを示す。ここでは、サイド規制
板(105),(105)、下端規制板(140)をホームポジ
ションから用紙サイズに対応した規制位置へ移動させ
る。
まず、ステップ(S100)で用紙サイズから各規制板
(105),(105),(140)の移動量を演算する。具体
的には、必要とされる移動距離をモータ(M1),(M2)
のパルスピッチで割り、移動距離に対応するカウント値
を求める。次に、ステップ(S101)でサイド規制板(10
5),(105)を用紙サイズに対応した規制位置へ移動さ
せ、ステップ(S102)で下端規制板(140)を用紙サイ
ズに対応した規制位置へ移動させる。
下端規制板(140)を移動させるステップ(S102)で
の処理は以下の第28図、第29図に詳述する。サイド規制
板(105),(105)を移動させる処理の詳細は説明を省
略するが、基本的には第28図、第29図の処理と同様であ
る。
下端規制板(140)の移動の処理は、第28図に示す如
く、ステップ(S110)で前記ステップ(S100)で求めた
移動量演算値をBレジスタへ代入し、ステップ(S111)
で下端規制板下降処理のサブルーチンを実行する。
このステップ(S111)での下端規制板下降処理は、第
29図に示す如く、前記初期位置復帰サブルーチン中ステ
ップ(S85)での処理と共通のものとして実行される。
即ち、ステップ(S120)でBレジスタの値から30カウン
ト分を差し引き、その値をレジスタ(ECPT0)にセット
し、ステップ(S121)でBレジスタの値をレジスタ(EC
PT1)にセットする。次に、ステップ(S122)でモータ
(M2)を下降方向へ駆動し、下端規制板(140)を下降
させる。
第30図はメインルーチンのステップ(S9)で実行され
る下端規制板速度コントロールのサブルーチンを示す。
ここではハーフスピードリクエストフラグが「1」に
セットされているとき、下端規制板(140)の移動速度
を低速の第2の速度に切り換える。即ち、ステップ(S1
30)でハーフスピードリクエストフラグが「1」か否か
を判定し、「0」にリセットされていれば、そのままサ
ブルーチンを終了する。「1」にセットされていればス
テップ(S131)で速度ステートカウンタのカウント値を
チェックし、“0"のときはステップ(S132)で現在の移
動方向が下か否かを判定し、下方向であればステップ
(S133)でモータ(M2)を下降方向へ駆動し、ステップ
(S135)へ移行する。移動方向が上方向であればステッ
プ(S134)でモータ(M2)を上昇方向へ駆動し、ステッ
プ(S135)へ移行する。ステップ(S135)では速度ステ
ートカウンタを“1"にセットする。
速度ステートカウンタが“1"にセットされていれば、
ステップ(S136)でモータ(M2)を停止し、速度ステー
トカウンタを“0"にリセットする。即ち、ハーフスピー
ドリクエストフラグが“1"にセットされているときは、
ステップ(S131)〜(S137)の処理を繰り返すごとに、
モータ(M2)の駆動がオン,オフされているため、モー
タ(M2)の駆動電圧を半分に下げなくとも、モータ(M
2)に供給される電力は半分となり、実質的にモータ(M
2)の回転速度は半分にされている。
ここで、割込み処理されるステップ(S18)のサブル
ーチンを第31図を参照して説明する。この割込み処理は
下端規制板(140)をホームポジション又は用紙規制位
置に停止させるものでセンサ(SE8)からのモータ(M
2)の回転パルスをカウントし、レジスタ(ECPT0)又は
(ECPT1)[ステップ(S121),(S122)参照]の値と
一致したときに実行される。
具体的には、ステップ(S140)でセンサ(SE8)によ
るパルスカウント値がレジスタ(ECPT0)と一致するか
否かを判定し、一致すればステップ(S141)でモータ
(M2)を停止させ、ステップ(S142)でハーフスピード
リクエストフラグを「1」にセットする。一方、パルス
カウント値がレジスタ(ECPT0)と一致しない場合、即
ち、レジスタ(ECPT1)と一致する場合、ステップ(S14
3)でモータ(M2)を停止させ、ステップ(S144)でハ
ーフスピードリクエストフラグをリセットし、ステップ
(S135)で位置決め完了フラグを「1」にセットする。
第32a図、第32b図は前記ステップ(S42)で実行され
る収容時押さえ部材コントロールのサブルーチンを示
す。
ここでは、収容押さえステートカウンタのカウント値
に応じて以下の処理を実行する。このステートカウンタ
はコピー及び用紙搬送状態に応じて押さえ部材(120)
の動作をコントロールするための判断を表示する。
まず、ステップ(S150)で収容押さえステートカウン
タのカウント値が“0"か否かを判定し、“0"にリセット
されていればステップ(S151)で複写機本体(1)がコ
ピー動作中か否かを判定し、コピー中であればステップ
(S152)で両面/合成コピーの収容モードでないか否か
を判定する。この様な収容モードでなければ直ちにこの
サブルーチンを終了し、この種の収容モードであればス
テップ(S153)でステートカウンタのカウント値をチェ
ックする。
カウント値が“0"のとき、ステップ(S154)でメイン
モータ(M3)が駆動中であることを確認のうえ、ステッ
プ(S155)で押さえ部材(120)をホームポジションへ
リセットし、ステップ(S156)でメインモータ駆動要求
フラグを「1」にセットする。このメインモータ駆動要
求フラグは「1」にセットされているときメインモータ
(M3)の駆動を継続させる。
次に、ステップ(S157)で押さえ部材(120)のリセ
ットが完了したか否かを判定し、完了していればステッ
プ(S158)で収容押さえステートカウンタを“1"にセッ
トする。
なお、ステップ(S155)で行なわれる押さえ部材(12
0)のリセットは、ソレノイド(SL3)をオンすることに
より行なわれる。従って、たとえアーム(121)とロー
ラ(195)との係合が解除されていても、ローラ(195)
を傾斜軸(121c)から背部(121b)に確実に回り込ませ
ることができる。
ステートカウンタのカウント値が“1"であれば、ステ
ップ(S159)でセンサ(SE5)がオンか否かを判定す
る。即ち、前記ステップ(S155)で実行された押さえ部
材(120)のリセットが確実に実行されたか否かをセン
サ(SE5)のオン,オフにて確認する。センサ(SE5)が
オンされており、リセットが確認されればステップ(S1
60)で収容押さえステートカウンタを“2"にセットす
る。
ステートカウンタのカウント値が“2"であれば、ステ
ップ(S161)で用紙検出センサ(SE2)がオフエッジか
否か、即ち、用紙の後端がセンサ(SE2)の検出部を通
過したか否かを判定する。センサ(SE2)がオフエッジ
であればステップ(S162)でクローズディレイタイマを
セットし、ステップ(S163)で収容押さえステートカウ
ンタを“3"にセットする。このクローズディレイタイマ
は押さえ部材(120)の押圧タイミングを決定するため
のもので、収容される用紙の先端が下端規制板(140)
に到達したときから微小時間後に押さえ部材(120)が
用紙後端部を押圧する様に設定されている。
ステートカウンタのカウント値が“3"であれば、ステ
ップ(S164)でクローズディレイタイマの終了を確認の
うえ、ステップ(S165)で押さえ部材(120)を駆動す
る。これにて、押さえ部材(120)が収容された用紙の
後端部を押圧し、この状態で一旦停止される。次に、ス
テップ(S166)でこの駆動を行なうためのソレノイド
(SL3)のオン,オフが完了したか否かを判定し、完了
していればステップ(S167)で押さえ部材ジャムタイマ
1をセットし、ステップ(S168)で収容押さえステート
カウンタを“4"にセットする。ここでのジャムタイマ1
は押さえ部材(120)を駆動するためのソレノイド(SL
3)のオン,オフがなされたにも拘わらず実際に押圧動
作を行なっていないとき、中間収容部(90)の入口部で
紙詰まりが発生したことを検出するために使用される。
ステートカウンタのカウント値が“4"であれば、ステ
ップ(S169)でセンサ(SE5)がオフか否かを判定す
る。即ち、前記ステップ(S165)で実行された押さえ部
材(120)の駆動が確実に実行されたか否かをセンサ(S
E5)のオン,オフにて確認する。センサ(SE5)がオフ
されており、押さえ部材(120)が押圧状態にあること
が確認されれば、ステップ(S170)でオープンディレイ
タイマをセットする。このオープンディレイタイマは押
さえ部材(120)を一定時間用紙押圧位置へ保持してお
くためのものである。また、押さえ部材(120)の駆動
が正常に行なわれたのであるから、ステップ(S171)で
前記押さえ部材ジャムタイマ1をリセットし、ステップ
(S172)で収容押さえステートカウンタを“5"にセット
する。
ステートカウンタのカウント値が“5"であれば、ステ
ップ(S173)で前記オープンディレイタイマの終了を確
認のうえ、ステップ(S174)で押さえ部材(120)を駆
動する。これにて、押さえ部材(120)が用紙押圧位置
から退避する。次に、ステップ(S175)でこの駆動が完
了したか否かを判定し、完了していればステップ(S17
6)で押さえ部材ジャムタイマ2をセットし、ステップ
(S177)で収容押さえステートカウンタを“6"にセット
する。ここでのジャムタイマ2は押さえ部材(120)が
駆動されたにも拘わらず実際にはホームポジションに退
避していないとき、この部分で紙詰まりが発生したこと
を検出するために使用される。
ステートカウンタのカウント値が“6"であれば、ステ
ップ(S178)でセンサ(SE5)がオンしており、押さえ
部材(120)が確実に退避したと確認されると、ステッ
プ(S179)で押さえ部材ジャムタイマ2をリセットす
る。次に、ステップ(S180)でコピー動作が終了したか
否かを判定し、終了していなければステップ(S183)で
収容押さえステートカウンタを“2"にセットする。コピ
ー動作が終了すればステップ(S181)でメインモータ駆
動要求フラグを「0」にリセットし、ステップ(S182)
で収容押さえステートカウンタを“0"にリセットする。
(再給紙時の制御) 第33図はメインルーチンのステップ(S8)で処理され
る再給紙コントロールのサブルーチンを示す。
ここでは、再給紙信号に基づいて、再給紙ローラ(16
1)、レジストローラ対(170)、押さえ部材(120)等
をコントロールし、中間収容部(90)に収容された第1
面コピー済み用紙を1枚ずつ複写機本体(1)へ送り出
す処理を実行する。
このサブルーチンはステップ(S200)〜(S202)の各
サブルーチンで構成され、ステップ(S200)では再給紙
ステートカウンタのカウント値に応じて待機中、再給紙
開始、終了の状態をコントロールする。ステップ(S20
1)ではクラッチ(CL1),(CL2)のオン,オフにより
再給紙ローラ(161)、レジストローラ対(170)をコン
トロールする。ステップ(S202)では押さえ部材(12
0)の動作をコントロールする。
第34図は前記ステップ(S200)で処理される再給紙ス
テートコントロールのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S210)で再給紙ステートカウンタの
カウント値をチェックする。このステートカウンタは初
期設定で“0"にリセットされており、“0"であれば、ス
テップ(S211)で紙有りフラグが「1」か否かを判定す
る。紙有りフラグが「1」にセットされていれば、即
ち、用紙が中間収容部(90)に収容されていればステッ
プ(S212)で再給紙ステートカウンタを“1"にセットす
る。
ステップ(S213)でステートカウンタが“1"にセット
されていると判定されると、ステップ(S214)でプリン
トスイッチがオンエッジか否かを判定する。オンエッジ
があればステップ(S215)で再給紙モードフラグを
「1」にセットし、ステップ(S216)で再給紙ステート
カウンタを“2"にセットする。この再給紙モードフラグ
は「1」にセットされているとき、再給紙動作中である
ことを表示する。
前記ステップ(S210),(S213)でいずれもNOと判定
されると、ステップ(S217)で中間収容部(90)におい
て用紙エンプティか否かを判定する。ここではエンプテ
ィ検出センサ(SE4)のオフタイミグとタイマとの組合
わせで用紙のエンプティを判定する。用紙エンプティで
あれば、即ち、収容されていた用紙の全てが再給紙され
たのであれば、ステップ(S218)で再給紙モードフラグ
を「0」にリセットし、ステップ(S219)で規制板(10
5),(105)(140)をホームポジションへ戻し、ステ
ップ(S220)で再給紙ステートカウンタを“0"にリセッ
トする。
ところで、ステップ(S219)で処理される規制板初期
位置のサブルーチンは前述のステップ(S52)での処理
と同様である(第25図、第26図参照)。
第35a図、第35b図は前記ステップ(S201)で実行され
る再給紙クラッチコントロールのサブルーチンを示す。
ここでは、クラッチステートカウンタのカウント値に
応じて以下の処理を実行する。このステートカウンタは
用紙の再給紙状態に応じて再給紙ローラ(161)、分離
ローラ(163)、レジストローラ対(170)のクラッチ
(CL1),(CL2)をコントロールするための判断を表示
する。
まず、ステップ(S240)で再給紙モードフラグが
「1」か否かを判定し、「1」にセットされているとき
のみ以下のステップを実行する。即ち、ステップ(S24
1)でクラッチステートカウンタのカウント値をチェッ
クする。カウント値が“0"であれば、ステップ(S242)
で搬送許可信号が「1」か否かを判定する。この搬送許
可信号は、再給紙された用紙は複写機本体(1)内のタ
イミングローラ対(23)でレジストされるため、ここで
のレジスト間次の用紙の再給紙を停止させるための信号
で、「1」にセットされたとき再給紙を許可し、「0」
にリセットされているとき再給紙を禁止する。この信号
は割込み処理にて複写機本体(1)のCPU(310)からCP
U(300)に通信される。従って、前記搬送許可信号が
「1」にセットされていれば、ステップ(S243)でイン
ターバルタイマをセットし、ステップ(S244)でクラッ
チステートカウンタを“1"にセットする。このインター
バルタイマは用紙をレジストローラ対(170)から送り
出すタイミングを決定するためのものである。
ステートカウンタのカウント値が“1"であれば、ステ
ップ(S245)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S246)でインタ
ーバルタイマのカウントを継続させ、「0」にリセット
されていればステップ(S247)で該タイマのカウントを
一旦ストップさせる。
次に、ステップ(S248)で押さえ部材オープンフラグ
が「0」か否かを判定する。この押さえ部材オープンフ
ラグは以下に説明する再給紙押さえ部材コントロールの
サブルーチンでセット、リセットされるもので、「0」
にリセットされているとき押さえ部材(120)が用紙の
上端部を押圧していることを表示し、「1」にセットさ
れているときホームポジションに退避していることを表
示する。従って、押さえ部材オープンフラグが「0」に
リセットされていれば(押圧状態にあれば)、ステップ
(S249)でクラッチ(CL1),(CL2)をオンする。これ
にて、再給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)が回転
駆動される一方、レジストローラ対(170)の回転が停
止される。
次に、ステップ(S250)で再給紙ジャムタイマをセッ
トし、ステップ(S251)でクラッチステートカウンタを
“2"にセットする。ここでの再給紙ジャムタイマはセン
サ(SE3)と組み合わせることで再給紙ローラ(161)、
分離ローラ(163)の近辺で紙詰まりが発生したことを
検出するために使用される。
ステートカウンタのカウント値が“2"であれば、ステ
ップ(S252)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S253)でインタ
ーバルタイマ及び再給紙ジャムタイマのカウントを継続
させ、ステップ(S254)で再給紙クラッチ(CL1)のオ
ンを継続する。一方、搬送許可信号が「0」にリセット
されていれば、ステップ(S255)でインターバルタイマ
及び再給紙ジャムタイマのカウントを一旦ストップさ
せ、ステップ(S256)で再給紙クラッチ(CL1)をオフ
する。
次に、ステップ(S257)でセンサ(SE3)がオンか否
か、即ち再給紙された用紙の先端がセンサ(SE3)の検
出点に到達したか否かを判定し、センサ(SE3)がオン
されていれば、ステップ(S258)で再給紙ジャムタイマ
をリセットし、ステップ(S259)でレジストタイマ及び
搬出ジャムタイマをセットし、ステップ(S260)でクラ
ッチステートカウンタを“3"にセットする。ここでのレ
ジストタイマはレジストローラ対(170)の手前側で用
紙の先端部に若干のループを形成させ、用紙の斜行を防
止するために使用される。また、搬出タイマはセンサ
(SE3)と組み合わせて用紙がセンサ(SE3)の検出点を
所定時間(用紙長さ+余裕分に相当する)以内に通過し
ないとき、この部分で紙詰まりが発生したことを検出す
る。
ステートカウンタのカウント値が“3"であれば、ステ
ップ(S261)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S262)でインタ
ーバルタイマ、レジストタイマ及び検出ジャムタイマの
カウントを継続させ、ステップ(S263)で再給紙クラッ
チ(CL1)のオンを継続させる。一方、搬送許可信号が
「0」にリセットされていれば、ステップ(S264)でイ
ンターバルタイマ、レジストタイマ及び検出ジャムタイ
マのカウントを一旦ストップさせ、ステップ(S265)で
再給紙クラッチをオフする。
次に、ステップ(S266)でレジストタイマの終了が確
認されると、ステップ(S267)で再給紙クラッチ(CL
1)をオフする。これにて、再給紙された用紙の先端部
がレジストローラ対(170)でレジストされ若干のルー
プを形成した状態で待機する。続いて、ステップ(S26
8)でクラッチステートカウンタを“4"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“4"であれば、ステ
ップ(S269)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S270)でインタ
ーバルタイマ、搬出ジャムタイマのカウントを継続さ
せ、「0」にリセットされていればステップ(S271)で
インターバルタイマ、搬出ジャムタイマのカウントを一
旦ストップさせる。続いて、ステップ(S272)でインタ
ーバルタイマの終了が確認されると、ステップ(S273)
でクラッチ(CL2)をオフ、クラッチ(CL1)をオンす
る。クラッチ(CL2)のオフにてレジストローラ対(17
0)が回転を始め、クラッチ(CL1)のオンにて再給紙ロ
ーラ(161)、分離ローラ(163)が回転を始める。これ
にて、用紙がレジストローラ対(170)から複写機本体
(1)の再給紙通路(30)へ搬出される。なお、レジス
トローラ対(170)と共にローラ(161),(163)も回
転させるのは用紙の先端をレジストローラ対(170)の
ニップ部へ確実に送り込むためである。
次に、ステップ(S274)で押さえ部材オープンリクエ
ストフラグを「1」にセットし、ステップ(S275)で搬
出アシストタイマをセットし、ステップ(S276)でクラ
ッチステートカウンタを“5"にセットする。ここで、押
さえ部材オーブンフラグとは「1」にセットされている
とき押さえ部材(120)を押圧位置からホームポジショ
ンへ退避させる処理を指示するためのものである。ま
た、搬出アシストタイマは用紙が確実に再給紙された後
再給紙ローラ(161)、分離ローラ(163)の回転を停止
させるタイミングを得るためのものである。
ステートカウンタのカウント値が“5"であれば、ステ
ップ(S277)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S278)で搬出ジ
ャムタイマ、搬出アシストタイマのカウントを継続さ
せ、ステップ(S279)で再給紙クラッチ(CL1)のオ
ン、レジストクラッチ(CL2)のオフを継続する。一
方、搬送許可信号が「0」にリセットされていれば、ス
テップ(S280)で搬出ジャムタイマ、搬出アシストタイ
マのカウントを一旦ストップさせ、ステップ(S281)で
再給紙クラッチ(CL1)をオフ、レジストクラッチ(CL
2)をオンする。
次に、ステップ(S282)で搬出アシストタイマの終了
が確認されると、ステップ(S283)で再給紙クラッチ
(CL1)をオフする。これにて、再給紙ローラ(161)、
分離ローラ(163)の回転が停止され、用紙はレジスト
ローラ対(170)の回転で中間収容部(90)から搬出さ
れていく。なお、各ローラ(161),(163)はワンウエ
イベアリングの作用で用紙の搬送に従動回転する。続い
て、ステップ(S284)でクラッチステートカウンタを
“6"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“6"であれば、ステ
ップ(S285)で搬送許可信号が「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていればステップ(S286)で搬出ジ
ャムタイマのカウントを継続させ、ステップ(S287)で
レジストクラッチ(CL2)のオフを継続させる。搬送許
可信号が「0」にリセットされていれば、ステップ(S2
88)で搬送ジャムタイマのカウントを一旦ストップさ
せ、ステップ(S289)でレジストクラッチ(CL2)をオ
ンし、用紙の搬出を一旦停止させる。
次に、ステップ(S290)でセンサ(SE3)がオフか否
か、即ち、再給紙された用紙の後端がセンサ(SE3)の
後端を通過したか否かを判定し、センサ(SE3)がオフ
していればステップ(S291)で搬出ジャムタイマをリセ
ットし、ステップ(S292)でクラッチステートカウンタ
を“0"にリセットする。
第36a図、第36b図は前記ステップ(S202)で実行され
る再給紙押さえ部材コントロールのサブルーチンを示
す。
ここでは、再給紙押さえステートカウンタのカウント
値に応じて以下の処理を実行する。このステートカウン
タはコピー及び用紙の再給紙状態に応じて押さえ部材
(120)の動作をコントロールするための判断を表示す
る。なお、このサブルーチンでの制御は基本的には第32
a図、第32b図に示したステップ(S42)での収容押さえ
部材コントロールのサブルーチンと同様の制御を行な
う。
まず、ステップ(S300)で再給紙モードフラグが
「1」か否かを判定し、「0」にリセットされていれば
直ちにこのサブルーチンを終了し、「1」にセットされ
ていればステップ(S301)で再給紙押さえステートカウ
ンタのカウント値をチェックする。
カウント値が“0"のとき、ステップ(S302)でメイン
モータ(M3)が駆動中であることを確認のうえ、ステッ
プ(S303)で押さえ部材(120)をホームポジションへ
リセットする。続いて、ステップ(S304)で押さえ部材
オープンリクエストフラグを「0」にリセットし、ステ
ップ(S305)で押さえ部材(120)のリセットが完了し
たか否かを判定し、完了していればステップ(S306)で
再給紙押さえステートカウンタを“1"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“1"であれば、ステ
ップ(S307)でセンサ(SE5)がオンか否かを判定し、
オンされていれば、即ち、前記ステップ(S304)でのリ
セット処理が確実に実行されたのであれば、ステップ
(S308)で押さえ部材オープンフラグを「1」にセット
する。続いて、ステップ(S309)で再給紙押さえステー
トカウンタを“2"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“2"であれば、ステ
ップ(S310)でコピーリクエストフラグが「1」か否か
を判定する。このコピーリクエストフラグは複写機本体
(1)のCPU(310)から再給紙信号がCPU(300)へ通信
されると「1」にセットされる。そこで、コピーリクエ
ストフラグが「1」にセットされていると、ステップ
(S311)で押さえ部材(120)を駆動する。これにて、
押さえ部材(120)が中間収容部(90)内の用紙の先端
部を押圧し、この状態で一旦停止される。次に、ステッ
プ(S312)でこの駆動が完了したか否かを判定し、完了
していればステップ(S313)で再給紙押さえステートカ
ウンタを“3"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“3"であれば、ステ
ップ(S314)でセンサ(SE5)がオフか否かを判定す
る。即ち、前記ステップ(S311)で実行された押さえ部
材(120)の駆動が確実に実行されたか否かをセンサ(S
E5)のオン,オフにて確認する。センサ(SE5)がオフ
されており、押さえ部材(120)の駆動が確実であるこ
とが確認されると、ステップ(S315)で押さえ部材オー
プンフラグを「0」にリセットし、ステップ(S316)で
再給紙押さえステートカウンタを“4"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“4"であれば、ステ
ップ(S317)で押さえ部材オープンリクエストフラグが
「1」か否かを判定する。「1」にセットされていれ
ば、ステップ(S318)でこのフラグを「0」にリセット
したうえで、ステップ(S319)で押さえ部材(120)を
駆動する。これにて、押さえ部材(120)が用紙押圧位
置から退避する。
ここで、押さえ部材(120)の用紙押圧を解除するの
は、レジストローラ対(170)にて用紙を中間収容部(9
0)から搬出する際、押さえ部材(120)が押圧位置にあ
ると、通紙抵抗が増大することを防ぐため、また、分離
ローラ(163)と分離パッド(165)のニップ部に残って
いるつれ送りされた2枚目以降の用紙をそれ自身の自重
で収容位置へ戻すことを目的としている。次に、ステッ
プ(S320)でこの駆動が完了したか否かを判定し、完了
していればステップ(S321)で再給紙押えステートカウ
ンタを“5"にセットする。
ステートカウンタのカウント値が“5"であれば、ステ
ップ(S322)でセンサ(SE5)がオンしており、押さえ
部材(120)が確実に退避したことが確認されると、ス
テップ(S323)で押さえ部材オープンフラグを「1」に
セットする。続いて、ステップ(S324)で押さえ部材駆
動ディレイタイマをセットし、ステップ(S325)で再給
紙ステートカウンタを“6"にセットする。このディレイ
タイマは次の用紙を再給紙するために再給紙ローラ(16
1)が回転駆動される以前に押さえ部材(120)を用紙押
圧位置へ駆動するためのものである。
ステートカウンタのカウント値が“6"であれば、ステ
ップ(S326)で搬送許可信号(前記再給紙クラッチコン
トロールのサブルーチンで登場した)が「1」か否かを
判定する。この信号が「1」にセットされていればステ
ップ(S327)で押さえ部材駆動ディレイタイマのカウン
トを継続させ、「0」にリセットされていればステップ
(S328)で該ディレイタイマのカウントを一旦ストップ
させる。続いて、ステップ(S329)で該ディレイタイマ
の終了が確認されると、ステップ(S330)で再給紙ステ
ートカウンタを“2"にセットし、以上の処理を繰り返
す。
第37図はメインルーチンのステップ(S10)で実行さ
れるジャム検出・処理のサブルーチンを示す。ここで
は、収容再給紙ユニット(40)の各部所で紙詰まりが発
生したことが検出されると、その旨警告し、用紙を取り
除くことを指示する。
まず、ステップ(S340)でジャムフラグが「0」か否
かを判定する。このジャムフラグは「1」にセットされ
ているとき、紙詰まり発生を表示する。従って、既に
「1」にセットされていれば直ちにステップ(S347)へ
移行する。「0」にリセットされていれば、ステップ
(S341)〜(S344)で各部所での紙詰まりの有無を判定
する。即ち、ステップ(S341),(S342)では用紙収容
時における入口付近での紙詰まり[ステップ(S167),
(S176)参照]、ステップ(S343),(S344)では再給
紙における出口付近での紙詰まり[ステップ(S250),
(S259)参照]の有無をそれぞれのタイマの終了にて判
定する。いずれかの部所で紙詰まりを生じていれば、ス
テップ(S345)でジャム信号を発信する。ここでは、各
ステップ(S341)〜(S344)で検出されたジャム信号を
本体CPU(310)に通信する。
さらに、ステップ(S346)でジャムフラグを「1」に
セットし、ステップ(S347)でジャム処理のサブルーチ
ンを実行する。ここでは、詰まった用紙がオペレータに
て取り除かれるのを待ち、取り除かれると、ジャム信号
をリセットし、ジャムフラグを「0」にリセットする。
特に、本実施例では、用紙の収容時において、押さえ
部材(120)の位置検出センサ(SE5)と用紙の搬送状態
を検出するセンサ(SE2)の出力信号を比較することに
よって、中間収容部(90)への用紙入口部における紙詰
まりを検出する様にしたため、早期に紙詰まりの発生を
検出でき、用紙の損失が少なくて済み、装置に異常な負
荷をかけることを未然に防止可能である。
[他の実施例] なお、本発明に係る用紙収容装置は以上の実施例に限
定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更
可能である。
特に、本体側のシステムスピードを本用紙収容装置の
定数に変換したり、その定数を使って動作タイミングの
基準値を補正する処理は前記実施例以外の種々の手法を
採用することができる。
また、前記実施例では、再給紙機能を備えたものを示
したが、収容した用紙束をステープラやクリップで綴じ
る機能を備えたもの、あるいは単に用紙を重ねて収容す
る機能のみの収容装置であってもよい。また、用紙の収
容状態は略垂直状態以外に略水平状態であってもよい。
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、画像形
成装置の用紙搬送速度が、画像形成装置の出力手段よ
り、装着される用紙収容装置の入力手段に入力され、入
力された用紙搬送速度に応じて、用紙収容装置の制御手
段が各部の動作タイミングを補正する。従って、用紙収
容装置においては、プログラムは1種類で良く、設定変
更様のスイッチ等を設けることなく、種々のシステム速
度(用紙搬送速度)の画像形成装置に対応できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る用紙収容装置を収容再給紙装置とし
て適用した一実施例を示す。第1図は複写機本体を含め
た概略構成図、第2図は収容再給紙ユニットの内部構成
図、第3図は押さえ部材の斜視図、第4図は側部ストッ
パの拡大斜視図、第5図は押さえ部材とガイドフレーム
の斜視図、第6図は押さえ部材の駆動機構を示す斜視図
である。第7図、第8図、第9図はそれぞれ下ユニット
の用紙ガイド部の水平断面図、第10図は下ユニットの用
紙ガイド部材の正面図である。第11a図、第11b図、第11
c図は用紙収容時の動作説明図、第12a図、第12b図、第1
2c図、第12d図は再給紙時の動作説明図である。第13図
は下端規制板の駆動機構を示す分解斜視図、第14a図、
第14b図、第14c図、第14d図はそれぞれギヤードモータ
の平面図、正面図、左側面図、右側面図である。第15図
は切換え爪の取付け構造を示す分解斜視図、第16図は排
紙トレイ及び支持板の取付け構造を示す分解斜視図、第
17図は支持板の取付け構造を示す垂直断面図である。第
18図はソータの背面側を示す斜視図である。第19図は収
容再給紙ユニットの制御回路を示すブロック図である。
第20図、第21図、第22図、第23図、第24図、第25図、第
26図、第27図、第28図、第29図、第30図、第31図、第32
a図、第32b図、第33図、第34図、第35a図、第35b図、第
36a図、第36b図、第37図はそれぞれ制御手順を示すフロ
ーチャート図である。 (1)……複写機本体、(40)……収容再給紙ユニッ
ト、(60)……通紙切換え部、(70),(73)……切換
え爪、(75)……排出ローラ対、(90)……中間収容
部、(105)……サイド規制板、(116)……収容ローラ
対、(120)……押さえ部材、(140)……下端規制板、
(160)……再給紙部、(161)……再給紙ローラ、(17
0)……レジストローラ対、(300)……マイクロコンピ
ュータ、(SL1)〜(SL4)……ソレノイド、(CL1),
(CL2)……クラッチ、(SE1)〜(SE8)……フォトセ
ンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉開 健志 岐阜県可児市土田1945番地 株式会社甲 山製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−169445(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置と画像形成装置に対して取り
    外し可能に装着された用紙収容装置とからなる画像形成
    システムにおいて、 前記画像形成装置は、用紙を搬送し用紙上に画像を形成
    する画像形成手段と、前記画像形成手段による用紙搬送
    速度を装着された用紙収容装置に出力する出力手段とを
    有し、 前記用紙収容装置は、用紙を収容するための収容部と、
    装着された画像形成装置から排出される用紙を受け取り
    前記収容部へと搬送する搬送手段と、前記搬送手段によ
    って搬送される用紙の位置を検出する検出手段と、前記
    画像形成装置の出力手段より用紙搬送速度を入力する入
    力手段と、前記検出手段の検出結果に応答して計時を開
    始し、所定のタイミングで用紙収容装置の各部の動作を
    制御するとともに、前記入力手段に入力される用紙搬送
    速度に応じて、前記各部の動作タイミングを補正する制
    御手段とを有する ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】画像形成装置に対して着脱自在とされ、画
    像形成装置から排出された用紙を順次収容する用紙収容
    装置において、 用紙を収容するための収容部と、 装着された画像形成装置から排出される用紙を受け取り
    前記収容部へと搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送される用紙の位置を検出する
    検出手段と、 装着された画像形成装置より画像形成装置における用紙
    搬送速度を入力する入力手段と、 前記検出手段の検出結果に応答して計時を開始し、所定
    のタイミングで用紙収容装置の各部の動作を制御すると
    ともに、前記入力手段に入力される用紙搬送速度に応じ
    て、前記各部の動作タイミングを補正する制御手段とを
    備えたことを特徴とする用紙収容装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の用紙収容装置が接続される
    画像形成装置であって、 用紙を搬送し用紙上に画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段による用紙搬送速度を、装着された用
    紙収容装置の入力手段に出力する出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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