JP2590034B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2590034B2
JP2590034B2 JP3290131A JP29013191A JP2590034B2 JP 2590034 B2 JP2590034 B2 JP 2590034B2 JP 3290131 A JP3290131 A JP 3290131A JP 29013191 A JP29013191 A JP 29013191A JP 2590034 B2 JP2590034 B2 JP 2590034B2
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chamber
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liquid
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両、一般産業用の機械
等に用いられ、振動発生部からの振動を吸収減衰する液
体封入式の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンにはエンジンと車体と
の間にエンジンマウントとしての防振装置が設けられ、
エンジンの振動が車体に伝達しないようにされている。
【0003】エンジンに発生する振動には車両が高速で
走行している場合等に発生する所謂シェイク振動やアイ
ドル時及び車両が時速5キロ程度で走行している場合に
発生する所謂アイドル振動等があり、シェイク振動とア
イドル振動とでは周波数が相違している(1例として、
シェイク振動の周波数は15Hz未満、アイドル振動の周
波数は20〜40Hz付近)。
【0004】これらシェイク振動とアイドル振動とを吸
収する防振装置として液体封入式の防振装置が提案され
ている。この防振装置には主液室、第1副液室及び第2
副液室が設けられており、例えば、主液室と第1副液室
とがシェイク振動吸収用の制限通路で連結され、主液室
と第2副液室とがアイドル振動吸収用の制限通路とで連
結されている。さらに、制限通路内の液体を流動させて
損失係数を得たり、液液柱共振させて動ばね定数を低下
させたりするためには各副液室は拡縮する必要があり、
このために各副液室の隔壁の一部はダイヤフラムによっ
て形成されている。ところで、シェイク振動時には液体
はシェイク振動吸収用の制限通路のみを流動させて所望
の損失係数を得なければならず、アイドル振動吸収用の
制限通路での液体の流動を阻止する必要がある。このた
め、この防振装置では第2副液室を拡縮不能とすること
によってアイドル振動吸収用の制限通路の液体の流動を
阻止している。すなわち、この防振装置では、第2副液
室の隔壁の一部を構成するダイヤフラムの第2副液室側
とは反対側に空気室が設けられており、この空気室内の
空気がエンジンのマニホールド等の負圧手段によって吸
引されダイヤフラムが空気室の壁面に密着することによ
りアイドル振動吸収用の制限通路の液体の流動を阻止し
ている。
【0005】この防振装置には、空気室とエンジンのマ
ニホールドとの間に電磁弁が設けられており、シェイク
振動吸収用の制限通路が目詰まり状態となるアイドル振
動時には、電磁弁を開いて空気室とを大気とを連結す
る。これによって、大気が電磁弁を介して空気室内に流
れこみ、空気室内が大気圧と同圧にされ第2副液室のダ
イヤフラムが弾性力により空気室の壁面から離間して第
2副液室が拡縮可能となる。また、この防振装置はエン
ジンルームの底部に配置され、一方の電磁弁はメインテ
ナンス等の関係によりエンジンルームの上部側に配置さ
れる。このため、防振装置の本体と電磁弁とはゴムホー
スで連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁弁内部
の空気の流通経路は径が小さくかつ内部で屈曲してお
り、さらに開閉される弁孔の径も小さいため、通過抵抗
が大きい。また、防振装置の本体と電磁弁とを連結する
ゴムホースも寸法が比較的長くされているため空気の流
通時の抵抗となる。このため、アイドル振動の際に空気
室の空気が出入りしにくくなり、所謂目詰まり状態とな
る。したがって、空気室の拡縮が阻害され、アイドル振
動吸収用の制限通路内を液体が流れ難くなる。このた
め、制限通路内で液柱共振が起こり難くなり、防振装置
の動ばね定数が低下しない恐れがある。また、ゴムホー
スを太くして、通過抵抗を減少させることも考えられる
が、電磁弁内の通過抵抗の方が相対的に大きいため効果
は少ない。さらに、太いゴムホースは屈曲し難く配管作
業が繁雑となる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、空気の流通路
の目詰まりを防止して、制限通路内で効果的に液柱共振
を起こすことができる防振装置を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、制限通路を介
して互いに連通される一対の液室と、負圧又は正圧を発
生する圧力可変手段に連結される空気室と、前記液室と
前記空気室との間に設けられ前記空気室が負圧の際には
前記空気室の壁面に密着して固定され、正圧の際には前
記液室の壁面に密着して固定され、大気圧と略同一の圧
力の際には前記空気室又は前記液室の壁面から離間して
変形可能なダイヤフラムと、前記空気室と前記圧力可変
手段との間に設けられ前記空気室を大気側又は圧力可変
手段側へ選択して連結する電磁弁と、を備えた防振装置
であって、前記空気室と前記電磁弁との間の空気の流通
経路途中に前記空気室よりも容積の大きい補助空気室を
設け、前記補助空気室の前記電磁弁側の空気口を底部よ
りも所定寸法上側に設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の防振装置によれば、低周波振動発生時
には、高周波振動吸収用の制限通路に連結された副液室
に対応した空気室は、圧力可変手段によって内部が負圧
又は正圧にされる。これによって、ダイヤフラムは空気
室内の壁面に密着して固定されるか又は副液室の壁面に
密着して固定され、副液室の拡縮が不能となる。したが
って、振動の入力される液室の液体は確実に低周波振動
吸収用の制限通路を通って他方の液室へと移動すること
になる。これによって低周波振動は低周波振動吸収用の
制限通路の通過抵抗及び液柱共振で確実に吸収される。
【0010】一方、高周波振動発生時には、低周波振動
吸収用の制限通路が目詰まるので、電磁弁を開けて空気
室内を大気に連結して、空気室内を大気圧と同圧にす
る。これによってダイヤフラムは空気室又は副液室の壁
面から離間して振動により変形する。これによって、副
液室が拡縮して高周波振動吸収用の制限通路内で液体が
流動し、液柱共振することにより所望の周波数の高周波
振動が吸収される。ここで、振動によりダイヤフラムが
変形して空気室内の空気が大気との間で行き来するが、
電磁弁の内部抵抗のために電磁弁内を行き来する空気量
が少なくても、空気室内の空気は補助空気室との間で殆
ど抵抗を受けることなく行き来することができるため空
気室の拡縮は阻害されず、制限通路内で液柱共振が効果
的に行われる。また、空気室と電磁弁とを、例えば長尺
状のゴムホース等で連結する場合においても、補助空気
室を空気室の近傍に連結することによりゴムホースの内
部抵抗の影響を受けることなく空気室は拡縮することが
できる。
【0011】さらに、ダイヤフラムがひび割れする等し
て、副液室の液体が漏れだした場合、空気室と電磁弁と
の間に容量の大きい補助空気室があるため、液体を補助
空気室内に貯留させて、電磁弁あるいは更に圧力可変手
段側へ液体が侵入するのを防止し、これら電磁弁や圧力
可変手段に影響を及ぼすことを防止することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】〔第1実施例〕 本発明に係る防振装置10の第1実施例を図1乃至図3
にしたがって説明する。
【0013】図1に示すように、この防振装置10には
底板12が備えられている。この底板12は中央下部に
取付ボルト14が突出され、一例として図示しない自動
車の車体へ固定される。底板12の周囲は直角に屈曲さ
れた筒状の立壁部12Aとされており、この立壁部12
Aの上端部には直角に屈曲されたフランジ部12Bが連
続形成されている。
【0014】この、底板12のフランジ部12Bには円
筒ブロック状の外筒16がボルト止めされており、フラ
ンジ部12Bと外筒16の下端部との間にダイヤフラム
18の周縁部が挟持されている。このダイヤフラム18
と前記底板12との間は空気室20とされ、立壁部12
Aに形成された空気孔21を介して外部と連通される。
【0015】外筒16の内周面上端部は内径がしだいに
拡大された拡開部16Bとされており、弾性体22の外
周が加硫接着されている。また、弾性体22の一部は外
筒16の内周下端部の一部まで延設されて加硫接着され
ている。
【0016】この弾性体22の上面中央部には支持台2
4の底面が加硫接着されている。この支持台24は図示
しないエンジンの搭載部であり、エンジンを固定する取
付ボルト26が立設されている。
【0017】ここに外筒16の内周部、弾性体22の下
端部及びダイヤフラム18とによって液室28が形成さ
れており、この液室28内にはエチレングリコール等の
液体29が充填されている。
【0018】また、液室28内には仕切部材30が配置
されて、液室28を主液室32と第1副液室34とに区
画している。この仕切部材30は合成樹脂等で略円柱状
に形成されている。仕切部材30は上部仕切部材30A
及び下部仕切部材30Bから構成されており、上部仕切
部材30Aと下部仕切部材30Bとの間にダイヤフラム
68が挟持されている。このダイヤフラム68は、自由
状態では下部仕切部材30B側へ略半球状に凸とされて
いる。なお、上部仕切部材30Aと下部仕切部材30B
とはリベット36によって互いに固定されている。
【0019】下部仕切部材30Bには、ダイヤフラム6
8側に略半球状の凹部78が形成されており、ダイヤフ
ラム68と凹部78との間が第2副液室70とされてい
る。
【0020】図1及び図2に示すように、仕切部材30
の外周下側には、断面矩形状の細溝51が周方向に沿っ
てC字状に形成されており、この細溝51は外筒16側
が前記弾性体22の延長部によって閉塞されて第1の制
限通路52を構成している。この第1の制限通路52は
長手方向一端部が矩形状の開口部52Aを介して主液室
32と連通され、他端部が開口部52Bを介して第1副
液室34と連通されている。
【0021】さらに、仕切部材30の外周上側には、断
面矩形状の幅広溝45が周方向に沿ってC字状に形成さ
れており、この幅広溝45は外筒16側が前記弾性体2
2の延長部によって閉塞されて第2の制限通路46を構
成している。この第2の制限通路46は長手方向一端部
が矩形状の開口部46Aを介して主液室32と連通さ
れ、他端部が通路46Bを介して第2副液室70と連通
されている。
【0022】一方、上部仕切部材30Aには、ダイヤフ
ラム68側に凹部76が形成されている。この凹部76
は略半球状に形成されており、中央部分は平面状に形成
されている。この凹部76とダイヤフラム68との間は
空気室74とされており、空気室74の最大容積(図1
で実線で示すダイヤフラム68の自由状態における容
積)は、本実施例では、例えば、3cm3 とされている。
【0023】また、凹部76の平面部分には吸入孔80
の一端が複数に分かれて開口している。さらに、凹部7
6の平面部分には、吸入孔80の開口部を除いて柔軟な
弾性体シート85が固着されている。
【0024】図3に示すように、吸入孔80の他端は上
部仕切部材30Aの半径方向外周に開口しており、開口
部分には雌ねじ部80Aが形成されている。また、上部
仕切部材30Aの半径方向外周には雌ねじ部80Aの近
傍に雌ねじ部80Aの軸心とは直角に平面部31が形成
されており、さらに、雌ねじ部80Aの開口角部には面
取部81が形成されている。
【0025】前記吸入孔80他端の開口に対応して外筒
16には、内外を貫通する貫通孔82が形成されてお
り、この貫通孔82には接続パイプ84が挿入されてい
る。この接続パイプ84は中空パイプ84Aの一端が小
径にされ雄ねじ84Bが形成されており、この雄ねじ8
4Bが前記上部仕切部材30Aの雌ねじ部80Aに螺合
されている。なお、雄ねじ84Bの元部にはOリング8
6が取り付けられており、前記上部仕切部材30Aの雌
ねじ部80Aの面取部81に嵌まり込んで気密性を保持
している。
【0026】図1に示すように、この防振装置10には
接続パイプ84に隣接して補助空気室としての空気タン
ク100が設けられている。この空気タンク100は、
金属板又は厚肉の樹脂等で形成されており内部の圧力変
化により壁面が変形して容積が変化しないよう剛性が高
くされている。空気タンク100の対向する壁面の一方
には内外を連通する接続パイプ102が設けられてお
り、対向する壁面の他方にも同様に内外を連通する接続
パイプ104が設けられている。なお、この空気タンク
100の容積は前述した空気室74の最大容量(図1に
実線で示すように、ダイヤフラム68が自由状態とされ
た際の容量)の少なくとも5倍以上が好ましく、本実施
例では例えば20cm3 とされている。
【0027】空気タンク100の接続パイプ102には
ゴム等の弾性体で形成されたホース88Aの一端が接続
されており、このホース88Aの他端は前述した接続パ
イプ84に接続されている。なお、このホース88Aの
長さは出来る限り短いことが望ましく、場合によっては
ホース88Aを省いて接続パイプ102と接続パイプ8
4とをダイレクトに接続してもよい。
【0028】一方、空気タンク100の接続パイプ10
4にはゴム等の弾性体で形成されたホース88Bの一端
が接続されており、このホース88Bの他端は電磁弁と
しての3ポート2位置切換弁56に接続されている。こ
の3ポート2位置切換弁56にはホース88Bの他にパ
イプ93の一端及び大気連通パイプ58の一端が接続さ
れている。パイプ93の他端は、圧力可変手段としての
図示しないエンジンのインテークマニホールド90に連
結されており、大気連通パイプ58の他端は大気に連通
されている。なお、この3ポート2位置切換弁56は制
御手段60に接続されて切換が制御される。
【0029】したがって、3ポート2位置切換弁56が
ホース88B側とインテークマニーホールド90側とを
連通すると空気タンク100及び空気室74内の空気が
インテークマニーホールド90側へ吸引されて内部が負
圧になり、ホース88B側と大気連通パイプ58側とを
連通すると空気タンク100及び空気室74内は大気圧
と同圧となる。
【0030】なお、前記制御手段60は車両電源によっ
て駆動され、少なくとも車速センサ62及びエンジン回
転数センサ64からの検出信号を受け、車速及びエンジ
ン回転数を検出できる。これにより制御手段60は車両
がアイドル時かシェイク時かを判断できる。
【0031】また、吸入孔80、接続パイプ84、ホー
ス88A、ホース88B及び大気連通パイプ58は空気
が流通し易いようにその内径が少なくともφ2.5mm以
上とされている。さらに、パイプ93、ホース88A及
びホース88Bは、内部が負圧にされた際に変形して潰
れないように所定の剛性を有している。
【0032】次に実施例の作用を説明する。この防振装
置10の底板12を一例として自動車等の車両の車体へ
固定し、支持台24にエンジンを搭載して固定すると、
エンジンの振動は支持台24、弾性体22及び底板12
を介して自動車の車体へ支持され、弾性体22の内部摩
擦に基づく抵抗によって振動が吸収される。
【0033】また、車両が例えば70〜80km/hで走
行するとシェイク振動(15Hz未満)が生じ得る。制御
手段60は車速センサ62、エンジン回転数センサ64
によりシェイク振動発生時か否かを判断する。制御手段
60がシェイク振動発生時であると判断すると、制御手
段60は3ポート2位置切換弁56を切り換えてホース
88B側とインテークマニーホールド90側とを連通さ
せる。これにより、空気室74内が負圧にされ、ダイヤ
フラム68は図1に想像線で示すように凹部76の内周
面に密着する。このため、第2副液室70は拡縮不能と
なり第2の制限通路46での液体29の流れはなくな
る。従って、液体29は第1の制限通路52のみを通っ
て主液室32と第1副液室34を行き来することにな
り、液体29が第1の制限通路52を通過する際の抵抗
及び液柱共振でシェイク振動が効果的に吸収される。な
お、ダイヤフラム68が凹部76の内周面に密着した際
に、吸入孔80の開口部に対応するダイヤフラム68は
柔軟な弾性体シート85に当接するため、ダイヤフラム
68には開口部の跡やキズ等が付くことがなくダイヤフ
ラム68の耐久性がよい。
【0034】また、エンジンがアイドリング運転の場合
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(20〜
40Hz)が生じる。前記制御手段60は車速センサ6
2、エンジン回転数センサ64によりアイドル振動発生
時か否かを判断する。制御手段60がアイドル振動発生
時であると判断すると、制御手段60は3ポート2位置
切換弁56を切り換えてホース88B側と大気連通パイ
プ58側とを連通させる。これによって、空気タンク1
00内及び空気室74内は大気と同圧となり、ダイヤフ
ラム68が図1に実線で示すように弾性力により凹部7
6内周面から離間して第2副液室70が拡縮可能とな
る。ここで、主液室32の拡縮により、液体29は第2
の制限通路46を通して主液室32内と第2副液室70
との間を行き来して第2の制限通路46内で液柱共振す
る。これによって、防振装置10の動ばね定数が低下
し、アイドル振動が吸収される。この際、第2副液室7
0の拡縮に伴って、空気室74も拡縮するが、空気室7
4の近傍に空気タンク100が設けられているため、3
ポート2位置切換弁56の内部抵抗やホース88Bの抵
抗が存在しても空気室74内の空気は空気タンク100
との間で行き来することができる。すなわち、空気室7
4の容積変化に対して空気タンク100の容積変化が相
対的に小さいため、空気タンク100内の圧力変化は小
さく空気は殆ど抵抗を受けることなく空気室74を出入
りする事が出来る。このため、第2副液室70の拡縮が
阻害されず、第2の制限通路46内で液柱共振が効果的
に起こり、動ばね定数が充分に低下してアイドル振動が
効果的に吸収される。
【0035】〔第2実施例〕 本発明に係る防振装置10の第2実施例を図4乃至図5
にしたがって説明する。
【0036】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0037】図4に示すように、第2実施例の防振装置
10は、一例として図示しない自動車の車体へ固定され
る底板212を備えており、この底板212の中央下部
には車体取付用の取付ボルト214が突出されている。
底板212の周囲は直角に屈曲された筒状の立壁部21
2Aとなっており、この立壁部212Aの上端部には直
角に屈曲されたフランジ部212Bが連続形成されてい
る。
【0038】底板212のフランジ部212Bには円筒
ブロック状の外筒216がボルト止めされており、フラ
ンジ部212Bと外筒216の下端部との間にオリフィ
ス部材230及びダイヤフラム218の周縁部が挟持さ
れている。このダイヤフラム218と前記底板212と
の間は空気室220とされ、必要に応じて外部と連通さ
れる。
【0039】外筒216の内周面上端部は内径がしだい
に拡大された拡開部216Bとなっており、弾性体22
2の外周が加硫接着されている。弾性体222の上面中
央部には支持台224の底面が加硫接着されている。ま
た、弾性体222の一部は外筒216の内周下端部の一
部まで延設されて加硫接着されている。なお、支持台2
24は図示しないエンジンの搭載部であり、エンジンを
固定する取付ボルト226が突出されている。
【0040】ここに外筒216の内周部、弾性体222
の下端部及びダイヤフラム218とによって液室228
が形成されており、この液室228内には液体29が充
填されている。
【0041】液室228内にはオリフィス部材230が
配置されて液室228を主液室232と第1副液室23
4とに区画している。このオリフィス部材230は合成
樹脂等で断面形状略ハット状に形成されている。
【0042】図4及び図5に示すように、オリフィス部
材230の外周には、周方向に沿って断面矩形状の細溝
244が形成されている。この細溝244は外筒216
側が前記弾性体222の延長部によって閉塞されて第1
の制限通路252を構成している。この第1の制限通路
252は長手方向一端部が矩形状の開口部244Aを介
して主液室232と連結され、他端部が開口部244B
を介して第1副液室234と連結されている。
【0043】また、オリフィス部材230には、一方の
半径方向外周から反対側に向けて形成される矩形孔24
2及びこの矩形孔242の先端と主液室232とを連結
する開口部242Aによって構成される第2の制限通路
246が設けられている。
【0044】外筒216の外周には、オリフィス部材2
30の矩形孔242に対応する位置に凹部262が形成
されており、この凹部262はブロック264によって
閉塞されている。凹部262の底部には貫通孔272が
形成されており、この貫通孔272は弾性体222を貫
通する孔222Aを介して矩形孔242に連通してい
る。また、凹部262の底部外周には、環状凹部266
が形成されており、この環状凹部266とブロック26
4との間にダイヤフラム268の周縁部が挟持されてい
る。ダイヤフラム268は、自由状態では貫通孔272
側に向けて略半球状に突出されており、この貫通孔27
2はダイヤフラム268によって閉塞されて第2副液室
270を構成している。また、ブロック264にはダイ
ヤフラム268側に凹部276が形成されている。この
凹部276は略半球状に形成されており、中央部分は平
面状に形成されている。この凹部276とダイヤフラム
268との間は空気室274とされており、この空気室
274の最大容積(図4で実線で示すダイヤフラム26
8の自由状態における容積)は、本実施例では、例え
ば、3cm3 とされている。
【0045】また、凹部276の平面部分には吸入孔2
80の一端が複数に分かれて開口している。さらに、凹
部276の平面部分には、吸入孔280の開口部を除い
て柔軟な弾性体シート285が固着されている。前記吸
入孔280の他端はブロック264に突出する接続パイ
プ264Aに連結されており、この接続パイプ264A
には第1実施例と同様にホース88Aの一端部が接続さ
れている。なお、その他の構成は第1実施例と同様であ
る。
【0046】次に第2実施例の作用を説明する。本実施
例の防振装置10は、底板212が取付ボルト214を
介して図示しない車体へと固着され、エンジンは支持台
224上へ搭載されて取付ボルト226で固定される。
【0047】振動がシェイク振動(15Hz未満)の場合
には、第1実施例と同様に制御手段60は3ポート2位
置切換弁56を切り換えてホース88B側とインテーク
マニーホールド90側とを連通させる。これにより、空
気室274内が負圧にされ、ダイヤフラム268が図4
に想像線で示すように凹部276の内周面に密着する。
このため、第2副液室270は拡縮不能となり液体29
は第1の制限通路252のみを通って主液室232と第
1副液室234を行き来することになり、液体29が第
1の制限通路252を通過する際の抵抗及び液柱共振で
シェイク振動が効果的に吸収される。
【0048】また、振動がアイドル振動の場合には制御
手段60は3ポート2位置切換弁56を切り換えてホー
ス88B側と大気連通パイプ58側とを連通させる。こ
れによって、空気タンク100内及び空気室274内が
大気と同圧となり、ダイヤフラム68が図4に実線で示
すように弾性力により凹部276内周面から離間して第
2副液室70が拡縮可能となる。ここで、液体29が第
2の制限通路246を通して主液室232内と第2副液
室270との間を行き来して第2の制限通路246内で
液柱共振する。これによって、防振装置10の動ばね定
数が低下し、アイドル振動が吸収される。
【0049】第2実施例の防振装置10においても、空
気室274が空気タンク100に連結されているため、
第2副液室270の拡縮が阻害されず、第2の制限通路
246内で液柱共振が効果的に起こり、動ばね定数が充
分に低下してアイドル振動が効果的に吸収される。
【0050】〔第3実施例〕 本発明に係る防振装置10の第3実施例を図6にしたが
って説明する。
【0051】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0052】図6に示すように、この実施例では、上部
仕切部材30Aの凹部76は略半球状に形成されてお
り、この凹部76とダイヤフラム68との間が第2副液
室70とされている。また、下部仕切部材30Bの凹部
78は略半球状に形成されており、中央部分が平面状に
形成されている。この凹部78とダイヤフラム68との
間が空気室74とされており、凹部78の平面部分に吸
入孔80の一端が複数に分かれて開口している。また、
凹部76の平面部分には、吸入孔80の開口部を除いて
柔軟な弾性体シート85が固着されている。なお、その
他の構成、作用は第1実施例と同様である。
【0053】〔第4実施例〕 本発明に係る防振装置10の第4実施例を図7にしたが
って説明する。
【0054】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0055】本実施例の仕切部材30内部には、凹部7
6の主液室32側に補助空気室112が設けられてい
る。この補助空気室112は、容量が空気室74の最大
容量(ダイヤフラム68が自由状態とされた際の容量
で、ダイヤフラム68が図7の実線で示す状態の容量)
の少なくとも5倍以上とされており、複数個の孔114
によって空気室74と連通している。
【0056】また、この実施例では、接続パイプ84が
補助空気室112に連結されており、接続パイプ84と
3ポート2位置切換弁56とはホース88Aを介して接
続されている。
【0057】シェイク振動時には、3ポート2位置切換
弁56が切り換えられて補助空気室112及び空気室7
4の内部が負圧にされ、ダイヤフラム68は図7に想像
線で示すように凹部76に密着する。このため、第2副
液室70は拡縮不能となり第2の制限通路46での液体
29の流れはなくなる。したがって、液体29は第1の
制限通路52のみを通って主液室32と第1副液室34
との間を行き来することになり、液体29が第1の制限
通路52を通過する際の抵抗及び液柱共振でシェイク振
動が効果的に吸収される。
【0058】一方、アイドル振動時には、3ポート2位
置切換弁56を切り換えて、補助空気室112及び空気
室74を大気と同圧とする。これによって、ダイヤフラ
ム68が図7に実線で示すように弾性力により凹部76
から離間して、第2副液室70は拡縮可能となる。ここ
で、主液室32の拡縮により、液体29は第2の制限通
路46を通して主液室32と第2副液室70との間を行
き来して第2の制限通路46内で液柱共振する。これに
よって、防振装置10の動ばね定数が低下し、アイドル
振動が吸収される。この際、第2副液室70の拡縮に伴
って、空気室74も拡縮するが、補助空気室112が設
けられているため、3ポート2位置切換弁56の内部抵
抗やホース88Aの抵抗が存在しても空気室74内の空
気は補助空気室112との間で行き来することができ
る。したがって、第2副液室70の拡縮は阻害されず、
第2の制限通路46内で液柱共振が効果的に起こり、動
ばね定数が充分に低下してアイドル振動が効果的に吸収
される。
【0059】〔第5実施例〕 本発明に係る防振装置10の第5実施例を図8にしたが
って説明する。
【0060】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0061】図8に示すように、この防振装置10の底
板312は中央下部に取付ボルト314が突出され、一
例として図示しない自動車の車体へ固定される。
【0062】底板312の周囲は直角に屈曲された筒状
の立壁部312Aとなっており、この立壁部312Aの
上端部には直角に屈曲されたフランジ部312Bが連続
形成されている。
【0063】このフランジ部312Bには底板312と
固着される外筒316の下端部がかしめ固着されてい
る。前記フランジ部312Bと外筒316の下端部との
間にはダイヤフラム318の周縁部が挟持されている。
このダイヤフラム318と前記底板312との間は空気
室320とされ、必要に応じて外部と連通される。
【0064】外筒316の上端部は内径がしだいに拡大
された拡開部316Bとなっており、本体ゴム322の
外周が加硫接着されている。この本体ゴム322の中央
部には支持台324が加硫接着されている。また、本体
ゴム322の一部は外筒316の筒状部316C及び下
端部の一部まで延設されて加硫接着されている。前記支
持台324は図示しないエンジンの搭載部であり、エン
ジンを固定する取付ボルト326が突出されている。
【0065】ここに外筒316の内周部、本体ゴム32
2の下端部及びダイヤフラム318とによって液室32
8が形成されている。この液室328内にはエチレング
リコール等の液体29が充填されている。
【0066】液室328内にはオリフィス部材330が
配置されて液室328を主液室332と第1副液室33
4とに区画している。
【0067】オリフィス部材330の外周には、底板3
12側に周方向に沿って断面矩形状の細溝344が形成
されている。この細溝344は、外筒316側が前記本
体ゴム322の延長部によって閉塞されて第1の制限通
路352を構成している。この第1の制限通路352は
長手方向一端部が軸方向に沿って延びる矩形溝344A
を介して主液室332と連結され、他端部が連通孔34
4Bを介して第1副液室334と連通されている。
【0068】オリフィス部材330の内部には、中空部
が設けられており、この中空部は隔壁380によって軸
方向に区画されて、第1副液室334側が補助空気室3
82とされている。また、この中空部の主液室332側
は、さらにダイヤフラム368によって軸方向に区画さ
れており、主液室332側が第2副液室370とされ、
補助空気室382側が空気室374とされている。な
お、隔壁380には孔384が複数個設けられており、
これらの孔384によって補助空気室382側と空気室
374とは常に連通している。また、この補助空気室3
82には外筒316の外方へ貫通するパイプ386が連
結されており、このパイプ386の外筒316側にはホ
ース88Aを介して3ポート2位置切換弁56(図示せ
ず)が連結されている。
【0069】さらに、オリフィス部材330の外周に
は、主液室332側に、断面矩形状の幅広溝345が周
方向に沿って形成されている。この幅広溝345は外筒
316側が前記弾性体322の延長部によって閉塞され
て第2の制限通路346を構成している。この第2の制
限通路346は長手方向一端部が幅広溝346Aを介し
て主液室332と連通され、他端部が連通孔346Bを
介して第2副液室370と連通されている。
【0070】シェイク振動時には、3ポート2位置切換
弁56が切り換えられて補助空気室382及び空気室3
74の内部が負圧にされ、ダイヤフラム368は図8に
想像線で示すように隔壁380に密着する。このため、
第2副液室370は拡縮不能となり第2の制限通路34
6での液体29の流れはなくなる。したっがて、液体2
9は第1の制限通路352のみを通って主液室332と
第1副液室334との間を行き来することになり、液体
29が第1の制限通路352を通過する際の抵抗及び液
柱共振でシェイク振動が効果的に吸収される。
【0071】一方、アイドル振動時には、3ポート2位
置切換弁56を切り換えて、補助空気室382及び空気
室374を大気と同圧とする。これによって、ダイヤフ
ラム368が図8に実線で示すように弾性力により隔壁
380から離間して、第2副液室370は拡縮可能とな
る。ここで、主液室332の拡縮により、液体29は第
2の制限通路346を通して主液室332と第2副液室
370との間を行き来して第2の制限通路346内で液
柱共振する。これによって、防振装置10の動ばね定数
が低下し、アイドル振動が吸収される。この際、第2副
液室370の拡縮に伴って、空気室374も拡縮する
が、補助空気室382が設けられているため、3ポート
2位置切換弁56の内部抵抗やホース88Aの抵抗が存
在しても空気室374内の空気は補助空気室382との
間で行き来することができる。したがって、第2副液室
370の拡縮は阻害されず、第2の制限通路346内で
液柱共振が効果的に起こり、動ばね定数が充分に低下し
てアイドル振動が効果的に吸収される。
【0072】なお、本発明は、空気室と電磁弁との間の
空気の流通経路途中に空気室よりも容積の大きい補助空
気室を設ける構成であればよく、接続パイプ84と3ポ
ート2位置切換弁56との間の空気タンク100を取り
除き、接続パイプ84と3ポート2位置切換弁56とを
連結するホース88の途中に図9(A)に示すように、
補助空気室としての役目を有する拡径部96を設ける構
成としてもよい。この拡径部96の外周には、ホース8
8の長手方向に沿って延びるリブ98が周方向に沿って
複数個形成されており(図9(B)参照)、これらのリ
ブ98は拡径部96の内部が負圧にされた際の拡径部9
6の変形を防止している。また、図10に示すように、
拡径部96には、周方向に延びるリブ98をホース88
の長手方向に沿って複数個形成してもよく、リブ98の
形状及び設置数等はこれらの形状に限定されない。ま
た、拡径部96の肉厚を厚くして 拡径部96の剛性を
高くして変形を防止する構成としてもよい。
【0073】なお、第1実施例乃至第3実施例では空気
タンク100はホース88Aを介して防振装置10に連
結する構成としたが、本発明はこれに限らず、外筒1
6、216の外壁に空気タンク100を取り付けてホー
ス88Aを省いた構成としてもよい。
【0074】また、前記各実施例の防振装置10は、第
2副液室に面する空気室へ空気タンク又は補助空気室を
連結する構成としたが、本発明はこれに限らず、主液室
に面する空気室へ空気タンク又は補助空気室を連結する
構成としてもよい。
【0075】また、前記各実施例では、ダイヤフラム6
8、268、368を空気室74、274、374の壁
面に密着させて第2の制限通路46、246、346で
の液体29の流動を阻止しているが、本実施例はこれに
限らず、空気室74、274、374をコンプレッサー
等の他の種類の圧力可変手段に連結する構成として、
気室74、274、374内を加圧することによりダイ
ヤフラム68、268、368第2副液室70、27
0、370の壁面に密着させて第2の制限通路46、2
46、346での液体29の流動を阻止してもよい。
【0076】また、前記各実施例では、インテークマニ
ホールド90を圧力可変手段として用いる構成としたが
本発明はこれに限らず、吸引ポンプ等の他の種類の圧力
可変手段を空気室へ連結する構成としてもよい。
【0077】また、前記各実施例では防振装置10をエ
ンジンマウントとして用いる構成を示したが、本発明は
これに限らず、防振装置10をキャブマウント、ボデイ
マウント等に適用してもよいことは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の防振装置は、
空気の流通路の目詰まりを防止して、制限通路内で効果
的に液柱共振を起こすことができる優れた効果を有す
る。
【0079】さらに、ダイヤフラムがひび割れする等し
て、副液室の液体が漏れだした場合、空気室と電磁弁と
の間に容量の大きい補助空気室があるため、液体を補助
空気室内に貯留させて、電磁弁あるいは更に圧力可変手
段側へ液体が侵入するのを防止し、これら電磁弁や圧力
可変手段に影響を及ぼすことを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振装置の第1実施例を示す一部
断面図である。
【図2】本発明に係る防振装置の第1実施例を示し、仕
切部材の一部を断面にした斜視図である。
【図3】本発明に係る防振装置の第1実施例を示し、図
1のIII −III 線断面図である。
【図4】本発明に係る防振装置の第2実施例を示す一部
断面図である。
【図5】本発明に係る防振装置の第2実施例を示し、図
4のV−V線断面図である。
【図6】本発明に係る防振装置の第3実施例を示す一部
断面図である。
【図7】本発明に係る防振装置の第4実施例を示す一部
断面図である。
【図8】本発明に係る防振装置の第5実施例を示す一部
断面図である。
【図9】(A)は本発明に係る防振装置の他の実施例を
示し、ホースの側面図であり、 (B)は図9(A)の9(B)−9(B)線断図であ
る。
【図10】本発明に係る防振装置の他の実施例を示し、
ホースの側面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 32 主液室(液室) 34 第1副液室(液室) 46 第2の制限通路(制限通路) 52 第1の制限通路(制限通路) 56 3ポート2位置切換弁(電磁弁) 68 ダイヤフラム 70 第2副液室(液室) 74 空気室 90 インテークマニーホールド(圧力可変手段) 96 拡径部(補助空気室) 100 空気タンク(補助空気室) 112 補助空気室 232 主液室(液室) 234 第1副液室(液室) 246 第2の制限通路(制限通路) 252 第1の制限通路(制限通路) 268 ダイヤフラム 270 第2副液室(液室) 274 空気室 332 主液室(液室) 334 第1副液室(液室) 346 第2の制限通路(制限通路) 352 第1の制限通路(制限通路) 368 ダイヤフラム 370 第2副液室(液室) 374 空気室 382 補助空気室 434 第1副液室(液室)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制限通路を介して互いに連通される一対
    の液室と、負圧又は正圧を発生する圧力可変手段に連結
    される空気室と、前記液室と前記空気室との間に設けら
    れ前記空気室が負圧の際には前記空気室の壁面に密着し
    て固定され、正圧の際には前記液室の壁面に密着して固
    定され、大気圧と略同一の圧力の際には前記空気室又は
    前記液室の壁面から離間して変形可能なダイヤフラム
    と、前記空気室と前記圧力可変手段との間に設けられ前
    記空気室を大気側又は圧力可変手段側へ選択して連結す
    る電磁弁と、を備えた防振装置であって、 前記空気室と前記電磁弁との間の空気の流通経路途中に
    前記空気室よりも容積の大きい補助空気室を設け、前記
    補助空気室の前記電磁弁側の空気口を底部よりも所定寸
    法上側に設けたことを特徴とする防振装置。
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