JPH05126201A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH05126201A
JPH05126201A JP29013091A JP29013091A JPH05126201A JP H05126201 A JPH05126201 A JP H05126201A JP 29013091 A JP29013091 A JP 29013091A JP 29013091 A JP29013091 A JP 29013091A JP H05126201 A JPH05126201 A JP H05126201A
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JP
Japan
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liquid
pressure
chamber
diaphragm
air
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Application number
JP29013091A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kojima
宏 小島
Kazuya Takano
和也 高野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラムが破損した場合に液室内の液体
がエンジンのインテークマニホールド等の圧力可変手段
に流入するのを防止する。 【構成】 防振装置10の第2副液室70にダイヤフラ
ム68を介して空気室74を設け、この空気室74をホ
ース88によって空気タンク100に連結する。また、
空気タンク100をホース89によって、2ポート3位
置切換弁56を介して大気側とインテークマニホールド
90側とに切換可能に連結する。空気タンク100内に
は、球状の浮力体101を挿入している。この浮力体1
01は液体29より比重が小さい材料で形成されてお
り、ダイヤフラム68が破損して空気タンク100の内
部に液体29が侵入した場合に浮上し、空気タンク10
0の上端部の接続パイプ104を閉塞するようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両、一般産業用の機械
等に用いられ、振動発生部からの振動を吸収減衰する液
体封入式の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンにはエンジンと車体と
の間にエンジンマウントとしての防振装置が設けられ、
エンジンの振動が車体に伝達しないようにされている。
【0003】エンジンに発生する振動には車両が高速で
走行している場合等に発生する所謂シェイク振動やアイ
ドル時及び車両が時速5キロ程度で走行している場合に
発生する所謂アイドル振動等があり、シェイク振動とア
イドル振動とでは周波数が相違している(1例として、
シェイク振動の周波数は15Hz未満、アイドル振動の
周波数は20〜40Hz付近)。
【0004】これらシェイク振動とアイドル振動とを吸
収する防振装置として液体封入式の防振装置が提案され
ている。この防振装置には主液室、第1副液室及び第2
副液室が設けられており、例えば、主液室と第1副液室
とがシェイク振動吸収用の制限通路で連結され、主液室
と第2副液室とがアイドル振動吸収用の制限通路とで連
結されている。さらに、制限通路内の液体を流動させて
損失係数を得たり、液液柱共振させて動ばね定数を低下
させたりするためには各副液室は拡縮する必要があり、
このために各副液室の隔壁の一部はダイヤフラムによっ
て形成されている。ところで、シェイク振動時には液体
はシェイク振動吸収用の制限通路のみを流動させて所望
の損失係数を得なければならず、アイドル振動吸収用の
制限通路での液体の流動を阻止する必要がある。このた
め、この防振装置では第2副液室を拡縮不能とすること
によってアイドル振動吸収用の制限通路の液体の流動を
阻止している。すなわち、この防振装置では、第2副液
室の隔壁の一部を構成するダイヤフラムの第2副液室側
とは反対側に空気室が設けられており、この空気室内の
空気がエンジンのインテークマニホールド等の圧力可変
手段によって吸引されダイヤフラムが空気室の壁面に密
着することによりアイドル振動吸収用の制限通路の液体
の流動を阻止している。
【0005】この防振装置には、空気室とエンジンのイ
ンテークマニホールドとの間に電磁弁が設けられてお
り、シェイク振動吸収用の制限通路が目詰まり状態とな
るアイドル振動時には、電磁弁を開いて空気室とを大気
とを連結する。これによって、大気が電磁弁を介して空
気室内に流れこみ、空気室内が大気圧と同圧にされ第2
副液室のダイヤフラムが弾性力により空気室の壁面から
離間して第2副液室が拡縮可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この防
振装置では、第2副液室と空気室とを仕切っているダイ
ヤフラムが破損した場合には、第2副液室内の液体が配
管、電磁弁を経てエンジンのインテークマニホールド等
の圧力可変手段に流入するという不具合が考えられる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ダイヤフラム
が破損した場合に液室内の液体がエンジンのインテーク
マニホールド等の圧力可変手段に流入するのを防止する
ことができる防振装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防振装置
は、負圧又は正圧を発生する圧力可変手段に連結される
空気室と、前記液室と前記空気室との間に設けられ前記
空気室が負圧の際には前記空気室の壁面に密着して固定
され正圧の際には前記液室の壁面に密着して固定され大
気圧と略同一圧力の際には前記空気室又は前記液室の壁
面から離間して変形可能なダイヤフラムと、を備えた防
振装置であって、前記空気室と前記圧力可変手段との間
の空気の流通経路途中に、内部に浮力体を有すると共に
前記ダイヤフラムが破損して内部に前記液体が侵入した
場合に前記浮力体によって前記圧力可変手段への流通経
路が遮断される液体流出防止手段を設けたことを特徴と
している。
【0009】請求項2記載の防振装置は、液体が充填さ
れた液室と、負圧又は正圧を発生する圧力可変手段に連
結される空気室と、前記液室と前記空気室との間に設け
られ前記空気室が負圧の際には前記空気室の壁面に密着
して固定され正圧の際には前記液室の壁面に密着して固
定され大気圧と略同一圧力の際には前記空気室又は前記
液室の壁面から離間して変形可能なダイヤフラムと、を
備えた防振装置であって、前記空気室と前記圧力可変手
段との間の空気の流通経路途中に、内部を気密状態で二
分すると共に前記圧力可変手段の作動によって移動し前
記空気室を負圧、正圧又は大気圧とする仕切壁を有する
液体流出防止手段を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の防振装置によれば、ダイヤフラ
ムが破損した場合には、液体流出防止手段内に液室内の
液体が流れ込むと同時に、液体流出防止手段に流入した
液体によって、浮力体が浮上して圧力可変手段への流通
経路を遮断する。従って、ダイヤフラムが破損した場合
に液室内の液体がエンジンのインテークマニホールド等
の圧力可変手段に流入するのを防止することができる。
【0011】請求項2の防振装置によれば、ダイヤフラ
ムが破損した場合には、液体流出防止手段内に液室内の
液体が流れ込むが、液体流出防止手段内が仕切壁によっ
て気密状態で二分され、圧力可変手段への流通経路が遮
断されているため、液室内の液体がエンジンのインテー
クマニホールド等の圧力可変手段に流入するのを防止す
ることができる。
【0012】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明に係る防振装置10の第1実施例
を図1乃至図4にしたがって説明する。
【0013】図1に示すように、この防振装置10には
底板12が備えられている。この底板12は中央下部に
取付ボルト14が突出され、一例として図示しない自動
車の車体へ固定される。底板12の周囲は直角に屈曲さ
れた筒状の立壁部12Aとされており、この立壁部12
Aの上端部には直角に屈曲されたフランジ部12Bが連
続形成されている。
【0014】この底板12のフランジ部12Bには、円
筒ブロック状の外筒16がボルト止めされており、フラ
ンジ部12Bと外筒16の下端部との間にダイヤフラム
18の周縁部が挟持されている。このダイヤフラム18
と前記底板12との間は空気室20とされ、立壁部12
Aに形成された空気孔21を介して外部と連通されてい
る。
【0015】外筒16の内周面上端部は内径がしだいに
拡大された拡開部16Bとされており、弾性体22の外
周が加硫接着されている。また、弾性体22の一部は外
筒16の内周下端部の一部まで延設されて加硫接着され
ている。
【0016】この弾性体22の上面中央部には支持台2
4の底面が加硫接着されている。この支持台24は図示
しないエンジンの搭載部であり、エンジンを固定する取
付ボルト26が立設されている。
【0017】ここに外筒16の内周部、弾性体22の下
端部及びダイヤフラム18とによって液室28が形成さ
れており、この液室28内にはエチレングリコール等の
液体29が充填されている。
【0018】また、液室28内には仕切部材30が配置
されて、液室28を主液室32と第1副液室34とに区
画している。この仕切部材30は合成樹脂等で略円柱状
に形成されている。仕切部材30は上部仕切部材30A
及び下部仕切部材30Bから構成されており、上部仕切
部材30Aと下部仕切部材30Bとの間にダイヤフラム
68が挟持されている。このダイヤフラム68は、自由
状態では下部仕切部材30B側へ略半球状に凸とされて
いる。なお、上部仕切部材30Aと下部仕切部材30B
とはリベット36によって互いに固定されている。
【0019】下部仕切部材30Bには、ダイヤフラム6
8側に略半球状の凹部78が形成されており、ダイヤフ
ラム68と凹部78との間が第2副液室70とされてい
る。
【0020】図1及び図2に示すように、仕切部材30
の外周下側には、断面矩形状の細溝51が周方向に沿っ
てC字状に形成されており、この細溝51は外筒16側
が前記弾性体22の延長部によって閉塞されて第1の制
限通路52を構成している。この第1の制限通路52は
長手方向一端部が矩形状の開口部52Aを介して主液室
32と連通され、他端部が開口部52Bを介して第1副
液室34と連通されている。
【0021】さらに、仕切部材30の外周上側には、断
面矩形状の幅広溝45が周方向に沿ってC字状に形成さ
れており、この幅広溝45は外筒16側が前記弾性体2
2の延長部によって閉塞されて第2の制限通路46を構
成している。この第2の制限通路46は長手方向一端部
が矩形状の開口部46Aを介して主液室32と連通さ
れ、他端部が通路46Bを介して第2副液室70と連通
されている。
【0022】一方、上部仕切部材30Aには、ダイヤフ
ラム68側に凹部76が形成されている。この凹部76
は略半球状に形成されており、中央部分は平面状に形成
されている。この凹部76とダイヤフラム68との間は
空気室74とされており、空気室74の最大容積(図1
で実線で示すダイヤフラム68の自由状態における容
積)は、本実施例では、例えば、3cm3 とされてい
る。
【0023】また、凹部76の平面部分には吸入孔80
の一端が複数に分かれて開口している。さらに、凹部7
6の平面部分には、吸入孔80の開口部を除いて柔軟な
弾性体シート85が固着されている。
【0024】図3に示すように、吸入孔80の他端は上
部仕切部材30Aの半径方向外周に開口しており、開口
部分には雌ねじ部80Aが形成されている。また、上部
仕切部材30Aの半径方向外周には雌ねじ部80Aの近
傍に雌ねじ部80Aの軸心とは直角に平面部31が形成
されており、さらに、雌ねじ部80Aの開口角部には面
取部81が形成されている。
【0025】前記吸入孔80他端の開口に対応して外筒
16には、内外を貫通する貫通孔82が形成されてお
り、この貫通孔82には接続パイプ84が挿入されてい
る。この接続パイプ84は中空パイプ84Aの一端が小
径にされ雄ねじ84Bが形成されており、この雄ねじ8
4Bが前記上部仕切部材30Aの雌ねじ部80Aに螺合
されている。なお、雄ねじ84Bの元部にはOリング8
6が取り付けられており、前記上部仕切部材30Aの雌
ねじ部80Aの面取部81に嵌まり込んで気密性を保持
している。
【0026】図1に示すように、この防振装置10には
接続パイプ84に隣接して液体流出防止手段としての空
気タンク100が設けられている。この空気タンク10
0は、上部100Aが円錐形状とされ下部100Bが円
筒状とされており、金属板又は厚肉の樹脂等で形成され
内部の圧力変化により壁面が変形して容積が変化しない
よう剛性が高くされている。空気タンク100の下部1
00Bの側壁部には内外を連通する接続パイプ103が
設けられており、上端部にも同様に内外を連通する接続
パイプ104が設けられている。
【0027】図4に示される如く、空気タンク100の
内部には、球状の浮力体101が挿入されている。この
浮力体101は液体29より比重が小さい材料で形成さ
れており、ダイヤフラム68(図1参照)が破損して空
気タンク100の内部に液体29が侵入した場合に、浮
上するようになっている。
【0028】接続パイプ104の内周部には、弾性体か
らなるスットパ102が配置されている。スットパ10
2は円筒状とされ、内周部にリング状の襞102Aが形
成されており、これらの襞102Aは図4の想像線で示
される如く、浮上してきた浮力体101に密着すると共
に、浮力体101を確実に保持するようになっている。
また、接続パイプ104の上端部の開口106の径は、
浮力体101の径より小さくされており、浮力体101
が接続パイプ104から出ないようになっている。
【0029】図1に示される如く、空気タンク100の
接続パイプ103にはゴム等の弾性体で形成されたホー
ス88の一端88Aが接続されており、このホース88
の他端は前述した接続パイプ84に接続されている。な
お、このホース88の長さは出来る限り短いことが望ま
しく、場合によってはホース88を省いて接続パイプ1
03と接続パイプ84とをダイレクトに接続してもよ
い。
【0030】一方、空気タンク100の接続パイプ10
4にはゴム等の弾性体で形成されたホース89の一端が
接続されており、このホース89の他端は電磁弁として
の3ポート2位置切換弁56に接続されている。この3
ポート2位置切換弁56にはホース88Bの他にパイプ
93の一端及び大気連通パイプ58の一端が接続されて
いる。パイプ93の他端は、圧力可変手段としての図示
しないエンジンのインテークマニホールド90に連結さ
れており、大気連通パイプ58の他端は大気に連通され
ている。なお、この3ポート2位置切換弁56は制御手
段60に接続されて切換が制御される。
【0031】したがって、3ポート2位置切換弁56が
ホース89側とインテークマニーホールド90側とを連
通すると空気タンク100及び空気室74内の空気がイ
ンテークマニーホールド90側へ吸引されて内部が負圧
になり、3ポート2位置切換弁56がホース89側と大
気連通パイプ58側とを連通すると空気タンク100及
び空気室74内は大気圧と同圧となる。
【0032】なお、前記制御手段60は車両電源によっ
て駆動され、少なくとも車速センサ62及びエンジン回
転数センサ64からの検出信号を受け、車速及びエンジ
ン回転数を検出できる。これにより制御手段60は車両
がアイドル時かシェイク時かを判断できる。
【0033】また、吸入孔80、接続パイプ84、ホー
ス88、ホース89及び大気連通パイプ58は空気が流
通し易いようにその内径が少なくともφ2.5mm以上
とされている。さらに、パイプ93、ホース88A及び
ホース88Bは、内部が負圧にされた際に変形して潰れ
ないように所定の剛性を有している。
【0034】次に実施例の作用を説明する。この防振装
置10の底板12を一例として自動車等の車両の車体へ
固定し、支持台24にエンジンを搭載して固定すると、
エンジンの振動は支持台24、弾性体22及び底板12
を介して自動車の車体へ支持され、弾性体22の内部摩
擦に基づく抵抗によって振動が吸収される。
【0035】また、車両が例えば70〜80km/hで走
行するとシェイク振動(15Hz未満)が生じ得る。制御
手段60は車速センサ62、エンジン回転数センサ64
によりシェイク振動発生時か否かを判断する。制御手段
60がシェイク振動発生時であると判断すると、制御手
段60は3ポート2位置切換弁56を切り換えてホース
89側とインテークマニーホールド90側とを連通させ
る。これにより、空気室74内が負圧にされ、ダイヤフ
ラム68は図1に想像線で示すように凹部76の内周面
に密着する。このため、第2副液室70は拡縮不能とな
り第2の制限通路46での液体29の流れはなくなる。
従って、液体29は第1の制限通路52のみを通って主
液室32と第1副液室34を行き来することになり、液
体29が第1の制限通路52を通過する際の抵抗及び液
柱共振でシェイク振動が効果的に吸収される。なお、ダ
イヤフラム68が凹部76の内周面に密着した際に、吸
入孔80の開口部に対応するダイヤフラム68は柔軟な
弾性体シート85に当接するため、ダイヤフラム68に
は開口部の跡やキズ等が付くことがなくダイヤフラム6
8の耐久性がよい。
【0036】また、エンジンがアイドリング運転の場合
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(20〜
40Hz)が生じる。前記制御手段60は車速センサ6
2、エンジン回転数センサ64によりアイドル振動発生
時か否かを判断する。制御手段60がアイドル振動発生
時であると判断すると、制御手段60は3ポート2位置
切換弁56を切り換えてホース89側と大気連通パイプ
58側とを連通させる。これによって、空気タンク10
0内及び空気室74内は大気と同圧となり、ダイヤフラ
ム68が図1に実線で示すように弾性力により凹部76
内周面から離間して第2副液室70が拡縮可能となる。
ここで、主液室32の拡縮により、液体29は第2の制
限通路46を通して主液室32内と第2副液室70との
間を行き来して第2の制限通路46内で液柱共振する。
これによって、防振装置10の動ばね定数が低下し、ア
イドル振動が吸収される。
【0037】また、本実施例の防振装置10によれば、
ダイヤフラム68が破損した場合に、空気タンク100
に第2副液室70内の液体29が流れ込むと同時に、空
気タンク100に流入した液体29によって、浮力体1
01が浮上し空気タンク100の上部100Aの円錐形
状に沿って上方へ移動してスットパ102の内周部に侵
入する(図4の想像線の状態)。この場合、スットパ1
02の襞102Aが浮力体101に密着して、浮力体1
01を確実に保持すると共に、3ポート2位置切換弁5
6への流通経路を遮断する。従って、ダイヤフラム68
が破損した場合に第2副液室70内の液体29が、3ポ
ート2位置切換弁56及びインテークマニーホールド9
0に流入するのを防止することができる。
【0038】なお、本実施例では、スットパ102の内
周部に襞102Aを設け浮力体101を保持する構成と
したが、これに代えて、図5(A)に示される如く、ス
ットパ102の内周部の下端部近傍に、上方へ向けて除
々に内径が小さくなるリング状の爪部102Bを設け
て、図5(A)の想像線で示される如く、この爪部10
2Bによって浮力体101を保持する構成としても良
い。なお、図5(B)に示される如く、空気タンク10
0の底面100Cをすり鉢状として、球状の浮力体10
1が安定する構造としても良い。
【0039】また、図5(C)に示される如く、空気タ
ンク100を円筒とし、接続パイプ104の下部に、複
数の貫通孔107が穿設されたパイプ109を下方へ向
けて連結し、このパイプ109に挿入された浮力体10
1がパイプ109に沿って浮上し、パイプ109の上端
部に設けられたスットパ102に保持される構成として
も良く。この場合、パイプ109は金網等の液体が通過
可能の構造であれば良い。
【0040】〔第2実施例〕本発明に係る防振装置10
の第2実施例を図6にしたがって説明する。なお、第1
実施例と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0041】図6に示される如く、本実施例では第1実
施例に空気タンク100に代えて、液体流出防止手段と
してのシリンダ110が設けられている。このシリンダ
110は円筒状とされており、金属板又は厚肉の樹脂等
で形成され内部の圧力変化により壁面が変形して容積が
変化しないよう剛性が高くされている。シリンダ110
の対向する側壁には内外を連通する接続パイプ113と
接続パイプ114とが設けられている。
【0042】シリンダ110内部には、シリンダ110
内を二分する円板状の仕切壁116が配置されており、
この仕切壁116はシリンダ110内をシリンダの軸線
方向(図6の左右方向)へ移動可能とされている。ま
た、仕切壁116の外周部に形成されたリング溝には、
Oリング118が取付けられており、仕切壁116の外
周部とシリンダ110の内周面との間を気密状態にして
いる。従って、仕切壁116は、3ポート2位置切換弁
56がホース89側とインテークマニーホールド90側
とを連通すると、シリンダ110内の仕切壁116の接
続パイプ114側内の空気がインテークマニーホールド
90側へ吸引されて内部が負圧になり、仕切壁116が
接続パイプ114側へ移動し、空気室74内の空気がシ
リンダ110内へ吸引されて内部が負圧になる。また、
3ポート2位置切換弁56がホース89側と大気連通パ
イプ58側とを連通するとシリンダ110内の仕切壁1
16の接続パイプ114側内は大気圧と同圧となる。こ
れによって、仕切壁116が接続パイプ113側へ移動
し、シリンダ110内の仕切壁116の接続パイプ11
3側内の空気が、空気室74内へ移動して、空気室74
内部が大気圧と同圧となる。
【0043】なお、仕切壁116とシリンダ110の接
続パイプ114側壁部との間には、両端部が仕切壁11
6とシリンダ110の接続パイプ114側壁部とにそれ
ぞれ連結されたコイルスプリング120が挿入されてお
り、シリンダ110内が大気圧と同圧となった場合に、
仕切壁116がシリンダ110の略中央部に位置するよ
うになっている。
【0044】次に、本実施例に作用について説明する。
本実施例の防振装置10によれば、シリンダ110の仕
切壁116がインテークマニホールド90と3ポート2
位置切換弁56の作動によって移動し空気室74を負圧
又は大気圧とするようになっている。また、ダイヤフラ
ム68が破損した場合には、シリンダ110に第2副液
室70内の液体29が流れ込むが、シリンダ110内に
流入した液体29は、仕切壁116とオーリング118
によって、シリンダ110内が気密状態で二分されてい
るため、3ポート2位置切換弁56へは流入しない。こ
のため、ダイヤフラム68が破損した場合に第2副液室
70内の液体29がエンジンのインテークマニホールド
90に流入するのを防止することができる。
【0045】〔第3実施例〕本発明に係る防振装置10
の第3実施例を図7及び図8にしたがって説明する。な
お、第1実施例又は第2実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0046】図7に示される如く、この防振装置10に
は、第1の取付部材としての底板112が設けられてい
る。この底板112は中央下部に取付ボルト114が突
出され、一例として図示しない自動車の車体へ固定され
る。
【0047】底板112の周囲は直角に屈曲された筒状
の立壁部112Aとなっており、この立壁部112Aの
上端部には直角に屈曲されたフランジ部112Bが連続
形成されている。
【0048】このフランジ部112Bには底板112と
固着される外筒116の下端部がかしめ固着されてい
る。前記フランジ部112Bと外筒116の下端部との
間には、大ダイヤフラム118の周縁部が挟持されてい
る。この大ダイヤフラム118と前記底板112との間
は空気室120とされ、必要に応じて外部と連通され
る。
【0049】外筒116の上端部は内径が拡大された拡
開部116Bとなっており、本体ゴム122の外周が加
硫接着されている。この本体ゴム122の中央頂部には
第2の取付部材としての支持台124が加硫接着されて
いる。また、本体ゴム122の一部は外筒116の筒状
部116C及び下端部の一部まで延設されて加硫接着さ
れている。この支持台124は図示しないエンジンの搭
載部であり、エンジンを固定する取付ボルト126が立
設されている。
【0050】ここに外筒116の内周部、本体ゴム12
2の下端部及び大ダイヤフラム118によって液室12
8が形成され、この液室128内にはエチレングリコー
ル等の液体129が充填されている。
【0051】さらに、液室128内には制限通路構成部
材130が配置されており、液室128は受圧液室13
2と第1副液室134とに区画されている。この制限通
路構成部材130は合成樹脂等で断面形状略ハット状に
形成されており、下端の周縁部が前記外筒116の下端
部と大ダイヤフラム118との間に挟持されている。
【0052】図7及び図8に示すように、制限通路構成
部材130の外周には、周方向に沿って断面矩形状の細
溝144が形成されている。この細溝144は、外筒1
16側が前記本体ゴム122の延長部によって閉塞され
て第1の制限通路152を構成している。この第1の制
限通路152は長手方向一端部が矩形状の開口部144
Aを介して受圧液室132と連通され、他端部が開口部
144Bを介して第1副液室134と連通されている。
【0053】また、制限通路構成部材130には外周か
ら反対側の外周へ向けて矩形孔142が形成されてい
る。この矩形孔142は先端が開口部142Aを介して
受圧液室132へと連通して第2の制限通路146を構
成している。
【0054】前記矩形孔142に対応する外筒116の
筒状部116C外周には、ボス160が固着されてい
る。このボス160には、筒状部116C側とは反対側
に略半球状の凹部162が形成されおり、この凹部16
2は液体流出防止手段としての円筒状のシリンダ164
に連結されている。また、シリンダ164の凹部162
側端部には、フランジ164Aが形成されており、この
フランジ164Aには、中央部が凹部162と反対側に
突出し、複数の貫通孔169が穿設された円板168の
外周部が当接している。また、ボス160には、凹部1
62の開口外側に環状凹部166が同軸的に形成されて
おり、この環状凹部166と円板168の外周部との間
には小ダイヤフラム171の周縁部が挟持されている。
【0055】凹部162の中央部には孔162Aが形成
されており、この孔162Aは外筒116を貫通する貫
通孔172を介して矩形孔142と連通されている。こ
の貫通孔172から小ダイヤフラム171までの空間部
は第2副液室170とされている。
【0056】シリンダ164は金属板又は厚肉の樹脂等
で形成され内部の圧力変化により壁面が変形して容積が
変化しないよう剛性が高くされており、円板168と対
向する側壁には内外を連通する接続パイプ114が設け
られている。
【0057】シリンダ164内部には、シリンダ164
内を二分する円板状の仕切壁116が配置されており、
この仕切壁116はシリンダ164内をシリンダの軸線
方向(図7の左右方向)へ移動可能とされている。ま
た、仕切壁116の外周部に形成されたリング溝には、
オーリング118が取付けられており、仕切壁116の
外周部とシリンダ164の内周面との間を気密状態にし
ている。従って、仕切壁116は、3ポート2位置切換
弁(図示省略)がホース89側とインテークマニーホー
ルド(図示省略)側とを連通すると、シリンダ164内
の仕切壁116の接続パイプ114側内の空気がインテ
ークマニーホールド側へ吸引されて内部が負圧になり、
仕切壁116が接続パイプ114側へ移動し、空気室1
74内の空気がシリンダ164内へ吸引されて内部が負
圧になる。また、3ポート2位置切換弁(図示省略)が
ホース89側と大気連通パイプ(図示省略)側とを連通
すると、シリンダ164内の仕切壁116の接続パイプ
114側内は大気圧と同圧となり、仕切壁116が円板
168側へ移動し、シリンダ164内の仕切壁116の
円板168側内の空気が空気室174内へ移動して、空
気室174内部が大気圧と同圧となる。
【0058】なお、仕切壁116とシリンダ164の接
続パイプ114側壁部との間には、両端部が仕切壁11
6とシリンダ164の接続パイプ114側壁部とにそれ
ぞれ連結されたコイルスプリング120が挿入されてい
る。
【0059】次に、本実施例に作用について説明する。
本実施例の防振装置10によれば、シリンダ164の仕
切壁116がインテークマニホールド(図示省略)と3
ポート2位置切換弁(図示省略)の作動によって移動し
空気室174を負圧又は大気圧とするようになってい
る。また、小ダイヤフラム171が破損した場合には、
シリンダ164に第2副液室170内の液体129が流
れ込むが、シリンダ164に流入した液体129は、仕
切壁116とオーリング118によって、シリンダ16
4内が気密状態で二分されているため、3ポート2位置
切換弁へは流入しない。このため、小ダイヤフラム17
1が破損した場合に第2副液室170内の液体129が
エンジンのインテークマニホールドに流入するのを防止
することができる。
【0060】〔第4実施例〕本発明に係る防振装置10
の第4実施例を図9乃至図11にしたがって説明する。
【0061】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0062】図9に示すように、この防振装置10には
図示しない車体への取付用とされる取付フレーム512
が備えられており、この取付フレーム512の環状部5
14に外筒516が挿入されている。この外筒516の
内側には薄肉ゴム層518が加硫接着されている。この
薄肉ゴム層518は、上側の一部が外筒516の内周面
から離れたダイヤフラム520とされており、下側の一
部が外筒516の内周面から離れたダイヤフラム521
とされている。図10に示すように、ダイヤフラム52
1は外筒516の内方に向かって略球面状に凸に形成さ
れており、外筒516の内周とダイヤフラム521との
間が空気室536とされている。
【0063】この外筒516の内部には中間ブロック5
22及び中間ブロック524が挿入されている。
【0064】図9に示すように、中間ブロック522は
軸方向両端部にフランジ部522Aが形成されて外周面
が薄肉ゴム層518へ密着されており、このフランジ部
522Aの間に中間ブロック524が嵌入されている。
図10に示すように、中間ブロック524は外筒516
の軸方向から見て略半円形のブロック形状とされてお
り、外周面が薄肉ゴム層518へ密着している。
【0065】また、中間ブロック522には中間ブロッ
ク524に面した中央部に切欠部522Bが形成され、
内筒526が貫通している。この内筒526は外筒51
6と同軸的に配置され、中間ブロック522との間に弾
性体としての本体ゴム528が掛け渡されている。これ
によって内筒526は外筒516と相対移動可能となっ
ている。
【0066】本体ゴム528の外周面の一部は中間ブロ
ック524の頂面524Aに密着されており、中間部の
一部には中間ブロック524との間に主液室530を形
成する切欠部528Aが形成されている。また、中間ブ
ロック522のフランジ部522A間には、内周面が中
間ブロック522によって、外周面が薄肉ゴム層518
及びダイヤフラム520によって区画された第1副液室
532が形成されている。なお、ダイヤフラム520と
外筒516との間は空気室531とされて必要に応じて
外部と連通される。
【0067】図10及び図11に示すように、中間ブロ
ック524の外周には通路564が形成されている。こ
の通路564は一端が第1副液室532に連結され、他
端が開口564Aを介して主液室530に連結されてお
り、外筒516によって囲まれて第1の制限通路562
を構成している。
【0068】中間ブロック524の下部には切欠部52
4Aが形成されており、この切欠部524Aは薄肉ゴム
層518及びダイヤフラム521によって囲まれて第2
副液室533を構成している。また、中間ブロック52
4には、一端が第2副液室533に連結され、他端が中
間ブロック524の内周部に形成される開口560Aを
介して主液室530と連結される長手断面が矩形状の第
2の制限通路560が形成されている。
【0069】なお、これらの主液室530、第1副液室
532、第2副液室533、第2の制限通路560及び
第1の制限通路562には、エチレングリコール等の液
体29が充填されている。
【0070】前記空気室536には、薄肉ゴム層51
8、外筒516及び環状部514を貫通するパイプ55
2の一端部が連結されており、パイプ552の他端部は
ホース88を介して第1実施例で説明した空気タンク1
00の接続パイプ103に連結されている。また、空気
タンク100の上端部104は、ホース89を介して3
ポート2位置切換弁(図示省略)に連結されている。
【0071】次に本実施例の作用を説明する。振動がシ
ェイク振動(15Hz未満)の場合には、3ポート2位置
切換弁を切り換えて空気室536内を負圧の状態にし
て、ダイヤフラム521を図10に想像線で示すように
外筒516の内周面に密着させる。これによって、第2
副液室533は拡縮不能となり第2の制限通路560内
での液体29の流れがなくなる。したがって、液体29
は第1の制限通路562だけを通って主液室530と第
1副液室532との間を行き来し、液体29が第1の制
限通路562を通過する際の抵抗及び液柱共振でシェイ
ク振動が吸収される。
【0072】また、振動がアイドル振動の場合は、3ポ
ート2位置切換弁を切り換えて空気室536の内部を負
圧状態としない。これによって、ダイヤフラム521は
第2副液室533側に膨らんで自由状態(図10の実線
状態)となり、第2副液室533は拡縮可能となる。し
たがって、液体29は第2の制限通路560を通過して
主液室530と第2副液室533との間を行き来し、第
2の制限通路560内で液体29が液柱共振してアイド
ル振動が吸収される。
【0073】また、本実施例の防振装置10によれば、
ダイヤフラム521が破損した場合に、空気タンク10
0に第2副液室533内の液体29が流れ込むと同時
に、空気タンク100に流入した液体29によって、浮
力体101が浮上し空気タンク100の上部100Aの
円錐形状に沿って上方へ移動してスットパ102の内周
部に侵入する(図4の想像線の状態)。この場合、スッ
トパ102の襞102A(図4参照)が浮力体101に
密着して、浮力体101を確実に保持すると共に、3ポ
ート2位置切換弁への流通経路を遮断する。従って、ダ
イヤフラム521が破損した場合に第2副液室533内
の液体29がインテークマニーホールド(図示省略)に
流入するのを防止することができる。
【0074】なお、本実施例では空気タンク100はホ
ース88を介して防振装置10に連結する構成とした
が、本発明はこれに限らず、外筒516の外壁に空気タ
ンク100を取り付けてホース88を省いた構成として
もよい。
【0075】〔第5実施例〕次に、本発明に係る防振装
置10の第5実施例を図12にしたがって説明する。な
お、第2実施例又は第4実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0076】図12に示される如く、本実施例では第4
実施例の空気タンク100に代えて、液体流出防止手段
としてのシリンダ110が設けられており、シリンダ1
10は第2実施例と同一構成とされている。
【0077】従って、本実施例の防振装置10によれ
ば、ダイヤフラム521が破損した場合には、シリンダ
110に第2副液室533内の液体29が流れ込むが、
シリンダ110に流入した液体29は、仕切壁116と
オーリング118によって、シリンダ110内が気密状
態で2分されているため、3ポート2位置切換弁へは流
入しない。このため、ダイヤフラム521が破損した場
合に第2副液室533内の液体29がエンジンのインテ
ークマニホールドに流入するのを防止することができ
る。
【0078】なお、前記各実施例の防振装置10は、第
2副液室に面する空気室へ空気タンク又はシリンダを連
結する構成としたが、本発明はこれに限らず、ダイヤフ
ラムを介して液室に面する空気室と圧力可変手段との間
の空気の流通経路に空気タンク又はシリンダを連結する
構成であれば良く、主液室に面する空気室へ空気タンク
又はシリンダを連結する構成としてもよい。
【0079】また、前記各実施例では、インテークマニ
ホールドを圧力可変手段として用いる構成としたが本発
明はこれに限らず、吸引ポンプ等の他の種類の圧力可変
手段を空気室へ連結する構成としてもよい。
【0080】また、前記各実施例では防振装置10をエ
ンジンマウントとして用いる構成を示したが、本発明は
これに限らず、防振装置10をキャブマウント、ボデイ
マウント等に適用してもよいことは勿論である。
【0081】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、ダイヤフ
ラムが破損した場合に液室内の液体がエンジンのインテ
ークマニホールド等の圧力可変手段に流入するのを防止
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振装置の第1実施例を示す一部
断面図である。
【図2】本発明に係る防振装置の第1実施例を示し、仕
切部材の一部を断面にした斜視図である。
【図3】本発明に係る防振装置の第1実施例を示し、図
1の3−3線断面図である。
【図4】本発明に係る防振装置の第1実施例の空気タン
クを示す側断面図である。
【図5】(A)は本発明に係る防振装置の第1実施例の
空気タンクの他の例を示す側断面図であり、(B)は本
発明に係る防振装置の第1実施例の空気タンクの他の例
を示す側断面図であり、(C)は本発明に係る防振装置
の第1実施例の空気タンクの他の例を示す側断面図であ
る。
【図6】本発明に係る防振装置の第2実施例を示す一部
断面図である。
【図7】本発明に係る防振装置の第3実施例を示す一部
断面図である。
【図8】本発明に係る防振装置の第3実施例を示し、図
7の8−8線断面図である。を示す一部断面図である。
【図9】本発明に係る防振装置の第4実施例を示す分解
斜視図である。
【図10】本発明に係る防振装置の第4実施例を示す一
部断面図である。
【図11】本発明に係る防振装置の第4実施例を示し、
中間ブロックの側面図である。
【図12】本発明に係る防振装置の第5実施例を示す一
部断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 29 液体 32 主液室(液室) 34 第1副液室(液室) 56 3ポート2位置切換弁(電磁弁) 68 ダイヤフラム 70 第2副液室(液室) 74 空気室 90 インテークマニーホールド(圧力可変手段) 100 空気タンク(液体流出防止手段) 101 浮力体 110 シリンダ(液体流出防止手段) 116 仕切壁 170 第2副液室(液室) 171 ダイヤフラム 174 空気室 164 シリンダ(液体流出防止手段) 521 ダイヤフラム 533 第2副液室(液室) 536 空気室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体が充填された液室と、負圧又は正圧を
    発生する圧力可変手段に連結される空気室と、前記液室
    と前記空気室との間に設けられ前記空気室が負圧の際に
    は前記空気室の壁面に密着して固定され正圧の際には前
    記液室の壁面に密着して固定され大気圧と略同一圧力の
    際には前記空気室又は前記液室の壁面から離間して変形
    可能なダイヤフラムと、を備えた防振装置であって、 前記空気室と前記圧力可変手段との間の空気の流通経路
    途中に、内部に浮力体を有すると共に前記ダイヤフラム
    が破損して内部に前記液体が侵入した場合に前記浮力体
    によって前記圧力可変手段への流通経路が遮断される液
    体流出防止手段を設けたことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】液体が充填された液室と、負圧又は正圧を
    発生する圧力可変手段に連結される空気室と、前記液室
    と前記空気室との間に設けられ前記空気室が負圧の際に
    は前記空気室の壁面に密着して固定され正圧の際には前
    記液室の壁面に密着して固定され大気圧と略同一圧力の
    際には前記空気室又は前記液室の壁面から離間して変形
    可能なダイヤフラムと、を備えた防振装置であって、 前記空気室と前記圧力可変手段との間の空気の流通経路
    途中に、内部を気密状態で二分すると共に前記圧力可変
    手段の作動によって移動し前記空気室を負圧、正圧又は
    大気圧とする仕切壁を有する液体流出防止手段を設けた
    ことを特徴とする防振装置。
JP29013091A 1991-07-23 1991-11-06 防振装置 Pending JPH05126201A (ja)

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JP29013091A JPH05126201A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 防振装置
US07/915,132 US5393041A (en) 1991-07-23 1992-07-20 Vibration isolator with a diaphragm in a side wall
US08/353,285 US5437437A (en) 1991-07-23 1994-12-05 Vibration isolator with diaphragms in each side wall
US08/353,286 US5437438A (en) 1991-07-23 1994-12-05 Vibration isolator with diaphragm and air chamber in a side wall and connected to an air tank

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113245907A (zh) * 2021-05-19 2021-08-13 江苏大圣博环保科技股份有限公司 一种带有异物触碰传感器的安全型重废剪切机主机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113245907A (zh) * 2021-05-19 2021-08-13 江苏大圣博环保科技股份有限公司 一种带有异物触碰传感器的安全型重废剪切机主机

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