JP2589944Y2 - 盤ボックスの前面枠仮固定構造 - Google Patents

盤ボックスの前面枠仮固定構造

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JP2589944Y2
JP2589944Y2 JP1991017458U JP1745891U JP2589944Y2 JP 2589944 Y2 JP2589944 Y2 JP 2589944Y2 JP 1991017458 U JP1991017458 U JP 1991017458U JP 1745891 U JP1745891 U JP 1745891U JP 2589944 Y2 JP2589944 Y2 JP 2589944Y2
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雄二 平井
茂雄 小坂
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、分電盤および端子盤
等の盤ボックスの前面枠仮固定構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気工事の最終作業において分電
盤および端子盤等の函体に前面枠を取付ける場合、函体
に形成したねじ孔および前面枠に形成した固定ねじ挿通
孔の位置を合わせ、これに固定ねじを挿通してドライバ
等で締結していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、前面枠が手
前側に倒れないようにするため、前面枠を手で押さえて
ドライバを操作する必要があり、一人で作業するのは困
難であった。したがって、この考案の目的は、前面枠を
函体に容易に取付けることができる盤ボックスの前面枠
固定構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案の盤ボックスの
前面枠仮固定構造は、ねじ孔を有する複数の取付金具が
内周面の前側に突設して設置現場に固定された函体と、
扉が開閉自在に枢着されるとともにこの扉を閉じた状態
で隠蔽される位置で前記ねじ孔に対応して前記ねじ孔の
孔径よりも大きな径の固定ねじ挿通孔が設けられた前面
枠と、一端側に前記ねじ孔に螺合する雄ねじを設けると
ともに他端側に雄ねじの軸線方向から見て雄ねじの外径
位置より少なくとも一部が外部に位置する係止部を設
け、さらに中間部を前記雄ねじの外径と略同一径として
前記固定ねじ挿通孔に挿通する仮固定用治具とを備え、
この仮固定用治具の雄ねじを少なくとも1か所の前記取
付金具のねじ孔に螺着するとともに前記係止部に前記前
面枠の固定ねじ挿通孔を引っ掛けて仮固定できるように
したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】この考案の構成によれば、函体が設置現場に固
定されており、この函体に中央部に開口を有した前面枠
を止める構造であり、このような構造において函体に設
けた複数の取付金具の少なくとも1か所に仮固定用治具
を取付け、この仮固定用治具の係止部に前面枠の固定ね
じ挿通孔を引っ掛けるようにしたので、仮固定用治具を
取付けない他の取付金具の箇所を固定する際に前面枠が
手前側に倒れることはなく、前面枠を手で押さえておく
必要がないので一人で作業ができる。このとき、扉を開
いて前面枠の開口から仮固定用治具の位置を確認するこ
とにより前面枠の取着作業が容易にできる。また、取付
金具のねじ孔に対応する固定ねじ挿通孔が扉を閉じた状
態で隠蔽される位置にあるので、美観を損ないにくい。
また、仮固定用治具を取付けない他の取付金具の箇所を
固定した後においては、仮固定用治具を取外して他の取
付金具の箇所と同様に固定ねじで固定する。また、係止
部は雄ねじの軸線方向から見て雄ねじの外径位置より少
なくとも一部が外部に位置するので、この係止部が入る
固定ねじ挿通孔は雄ねじが螺合するねじ孔よりも大きく
なり、かつ中間部を雄ねじの外径と略同一径としたの
で、中間部が固定ねじ挿通孔に挿通された仮固定状態に
おいて固定ねじ挿通孔と中間部との隙間が大きく取れ
る。このため、仮固定用治具を取付けない他の取付金具
の箇所を固定ねじで取付ける際、取付金具のねじ孔と固
定ねじ挿通孔との位置関係が精度良くなくても、容易に
取付けることができる。また、仮固定用治具の中間部を
雄ねじの外径と略同一径としたことにより、係止部は雄
ねじの外径に対して突出していればよいので、固定ねじ
挿通孔を大きく形成する必要がなく、通常の固定ねじで
固定することができる。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例の盤ボックスの前面枠仮
固定構造を図1ないし図5に基づいて説明する。1は分
電盤の前面枠で、扉2が開閉自在に枢着してある。この
前面枠1は、設置現場に固定された函体3の前縁に設け
た突部4に遊嵌されるように構成してあり、内部に中蓋
5が設置される。中蓋5に主幹ブレーカ6および複数の
分岐ブレーカ7…が配設される。これら前面枠1および
中蓋5は、現場において分解され電気工事の最終作業に
おいて函体3に組み込まれるものである。また、図1
よび図2に示すように、函体3の内周面の前側すなわち
上記突部4の内周面の上下にはねじ孔8を有する略L形
の複数の取付金具9…が配設され、扉2を閉じた状態で
隠蔽される位置でねじ孔8…に対応してねじ孔8の孔径
よりも大きな径の固定ねじ挿通孔10…が前面枠1に設
けてある。11は全体形状が略棒状の仮固定用治具で、
一端側にねじ孔8に螺合する雄ねじ12が設けられ他端
側に外径をその中間部16よりも大きくし先端を尖らせ
た係止部13が設けてある。また、中間部16は雄ねじ
12の外径と略同一径であり、係止部13は雄ねじ12
の軸線方向から見て雄ねじ12の外径位置よりも少なく
とも一部が外部に位置する。この仮固定用治具11は、
一個または複数個用意され、特に上側の取付金具3に着
脱自在に取付けられるものである。
【0007】つぎに、前面枠1を函体3に固定する手順
の一例について説明する。すなわち、図に示すよう
に、仮固定用治具11の雄ねじ12を取付金具9のねじ
孔8に螺合させ、前方へ突出した係止部13に前面枠1
の固定ねじ挿通孔10を引っ掛けて仮固定する。この状
態で仮固定用治具11を取付けない他の取付金具9…の
箇所において、固定ねじ挿通孔10およびねじ孔8に固
定ねじ14を挿通してドライバで締結する。このとき、
前面枠1は係止部13により引っ掛けられているため手
前側に倒れることはなく、前面枠1から手を放してドラ
イバを操作することができる。また、扉3を開いて前面
枠1の開口から仮固定用治具11の位置を確認すること
により前面枠1の取着作業が容易にできる。また、仮固
定用治具11を取付けない他の取付金具9…の箇所を固
定した後においては、仮固定用治具11を取外して他の
取付金具9…の箇所と同様に固定ねじで固定する。
【0008】図6は第2の実施例の仮固定用治具11を
示し、チューブを圧嵌して係止部材13を形成してい
る。図7は第3の実施例の仮固定用治具11を示し、他
端側を屈曲させている。これらの仮固定用治具11にお
いても、図5の仮固定用治具11と同様に前面枠1を仮
固定することができる。また、図および図は第
実施例の仮固定用治具11を示し、係止部13がテーパ
状の腕部を有する弾性材で形成され、他端側にねじで止
めている。図10および図11は第の実施例の仮固定
用治具11を示し、係止部13がテーパ状の腕部を有す
るステンレスパイプで形成され、他端側から圧入してい
る。これらの仮固定用治具11においては、係止部13
の腕部の最大径が固定ねじ挿通孔10の径よりも大きく
してあり、係止部13が固定ねじ挿通孔10に通された
後、固定ねじ挿通孔10により弾性変形させられた腕部
が復元して抜け止めとなる。
【0009】なお、上記実施例においては、仮固定用治
具11を一か所に設けるようにしたが、2か所以上設け
るようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】この考案の盤ボックスの前面枠仮固定構
造によれば、函体が設置現場に固定されており、この函
体に中央部に開口を有した前面枠を止める構造であり、
このような構造において函体に設けた複数の取付金具の
少なくとも1か所に仮固定用治具を取付け、この仮固定
用治具の係止部に前面枠の固定ねじ挿通孔を引っ掛ける
ようにしたので、仮固定用治具を取付けない他の取付金
具の箇所を固定する際に前面枠が手前側に倒れることは
なく、前面枠を手で押さえておく必要がないので一人で
作業ができる。このとき、扉を開いて前面枠の開口から
仮固定用治具の位置を確認することにより前面枠の取着
作業が容易にでき施工性が向上する。また、取付金具の
ねじ孔に対応する固定ねじ挿通孔が扉を閉じた状態で隠
蔽される位置にあるので、美観を損ないにくいという効
果がある。また、係止部は雄ねじの軸線方向から見て雄
ねじの外径位置より少なくとも一部が外部に位置するの
で、この係止部が入る固定ねじ挿通孔は雄ねじが螺合す
るねじ孔よりも大きくなり、かつ中間部を雄ねじの外径
と略同一径としたので、中間部が固定ねじ挿通孔に挿通
された仮固定状態において固定ねじ挿通孔と中間部との
隙間が大きく取れる。このため、仮固定用治具を取付け
ない他の取付金具の箇所を固定ねじで取付ける際、取付
金具のねじ孔と固定ねじ挿通孔との位置関係が精度良く
なくても、容易に取付けることができる。また、仮固定
用治具の中間部を雄ねじの外径と略同一径としたことに
より、係止部は雄ねじの外径に対して突出していればよ
いので、固定ねじ挿通孔を大きく形成する必要がなく、
通常の固定ねじで固定することができる。
【0011】また、仮固定用治具を用いる構造としたこ
とにより、前面枠および函体は特に形状を変更する必要
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の盤ボックスの前面枠仮固
定構造の分解斜視図である。
【図2】その要部拡大断面側面図である。
【図3】分電盤の外観を示す斜視図である。
【図4】その扉を開けた状態を示す斜視図である。
【図5】仮固定用治具の側面図である。
【図6】第2の実施例の仮固定用治具の側面図である。
【図7】第3の実施例の仮固定用治具の側面図である。
【図8】第4の実施例の仮固定用治具の側面図である。
【図9】その正面図である。
【図10】第5の実施例の仮固定用治具の側面図であ
る。
【図11】その正面図である。
【符号の説明】
1 前面枠 2 扉 3 函体 8 ねじ孔 9 取付金具 10 固定ねじ挿通孔 11 仮固定用治具 12 雄ねじ 13 係止部16 中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安川 雅昭 愛知県刈谷市一里山町東吹戸11番地 片 山工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−144111(JP,U) 実開 昭62−57505(JP,U) 実開 昭61−192610(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ孔を有する複数の取付金具が内周面
    の前側に突設して設置現場に固定された函体と、扉が開
    閉自在に枢着されるとともにこの扉を閉じた状態で隠蔽
    される位置で前記ねじ孔に対応して前記ねじ孔の孔径よ
    りも大きな径の固定ねじ挿通孔が設けられた前面枠と、
    一端側に前記ねじ孔に螺合する雄ねじを設けるとともに
    他端側に雄ねじの軸線方向から見て雄ねじの外径位置よ
    り少なくとも一部が外部に位置する係止部を設け、さら
    に中間部を前記雄ねじの外径と略同一径として前記固定
    ねじ挿通孔に挿通する仮固定用治具とを備え、この仮固
    定用治具の雄ねじを少なくとも1か所の前記取付金具の
    ねじ孔に螺着するとともに前記係止部に前記前面枠の固
    定ねじ挿通孔を引っ掛けて仮固定できるようにしたこと
    を特徴とする盤ボックスの前面枠仮固定構造。
JP1991017458U 1991-03-22 1991-03-22 盤ボックスの前面枠仮固定構造 Expired - Fee Related JP2589944Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4613798B2 (ja) * 2005-11-10 2011-01-19 トヨタ自動車株式会社 コネクタの組付け構造、電気機器ユニットおよびその製造方法

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JPS6257505U (ja) * 1985-09-26 1987-04-09

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